JPH04135938U - ステイフナの接着構造 - Google Patents

ステイフナの接着構造

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JPH04135938U
JPH04135938U JP4449791U JP4449791U JPH04135938U JP H04135938 U JPH04135938 U JP H04135938U JP 4449791 U JP4449791 U JP 4449791U JP 4449791 U JP4449791 U JP 4449791U JP H04135938 U JPH04135938 U JP H04135938U
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JP
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panel
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stiffener
flange
flange portion
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JP4449791U
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直樹 仲條
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三菱自動車工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 車両内の点検用などの為に取付けられる扉を
構成するパネルに、スティフナを簡易に接着する。 【構成】 断面U字型をしたスティフナ5のフランジ面
6aを直接にパネル4の表面に接して取付ける。フラン
ジ部6の先端に位置する折り曲げ部8と、パネル4の表
面との間に接着剤9を注入する。また、フランジ部6の
上面側からも接着剤9を塗布して、フランジ部6の穴7
に接着剤9を流し込む。従って、圧着用の治具等を必要
とせずに容易に接着が可能となる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、扉類に用いられるパネル材に強度を高めるスティフナを容易に接着 し得るスティフナの接着構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来よりバスなどの車両には、車体内部の機器を点検するための必要性から、 あるいは、車両内に荷物を収納するための必要性等から、点検扉や収納扉が車体 の外壁面に開閉自在に取付けられている。また、これらの扉類は、鋼,アルミニ ウム等の金属製あるいはプラスチック製の板材により形成されているが、板材で あるために曲がり易く背面側に補強の為のスティフナが取付けられている。
【0003】 従来のスティフナの接着構造を図7から図9に示し、これらの図を基づき、従 来技術を説明する。
【0004】 図7に示すように、パネル24には、スティフナ25の両端部を例えばエポキ シ系の接着剤29により接着し、あるいは、図8に示すように、スティフナ35 の一端部を同じく接着剤39により接着する構造となっているものが知られてい る。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
前述のような接着構造では、スティフナ25,35のフランジ下面側とパネル 24の上面側との間に接着剤29,39を塗布した後、スティフナ25,35を パネル24側に圧着する必要を有していた。従って、接着剤29,39が固化す るまでの間、スティフナ25,35をパネル24に圧着する治具、装置等が多数 必要であった。 また、圧着後において、接着剤29,39の層の厚みを一定にすることは困難 であり、パネル24に接着剤厚みの不均一や、圧着用の治具等による歪が生じる 欠点を有していた。この対策として、図9に示すような接着剤39を溜めるシー ン溜り40を設けることも考えられるが、このシーン溜り40の存在する部分で 、接着によるひけや治具等の押圧などにより、歪がパネル24に発生する虞れを 有していた。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案によるスティフナの接着構造は、車体の外壁面の一部を構成し且つ開閉 自在に車体に取付けられている板状をしたパネルと、該パネルにフランジ面が直 接に接しつつ接着剤により接着されて該パネルの補強をするスティフナとを有す ることを特徴とするものである。
【0007】
【作用】
パネルが車体に開閉自在に取付けられて車体の外壁面の一部を構成する。この パネルにスティフナのフランジ面が接して接着されて、板状をしたパネルの補強 がなされる。また、パネルの表面とフランジ面との間に接着剤が介在していない 為、接着剤により形成される接着層の厚みの不均一によるパネルの歪が発生しな いこととなる。
【0008】
【実施例】
本考案のスティフナの接着構造に係る第1実施例を図1から図4に示し、これ らの図に基づき本実施例を説明する。
【0009】 図1に示すようなバス1の車体2側面部分などの外壁面に点検用あるいは収納 用の扉3が開閉自在に取付けられている。この扉3を構成するパネル4は板状を している為、図2に示すように、その背面側に補強部材であるスティフナ5が接 着されている。
【0010】 このスティフナ5は、図3に示すように、断面U字形をしていて、パネル4に スティフナ5を接着するためのフランジ部6がそのU字形の先端部分に形成され ている。また、フランジ部6の下面側に図示しないシール溜りを形成し、これに 対応して所定の間隔で穴7が穿設されている。そして、フランジ部6の先端側に 、フランジ部6のフランジ面6aに対して所定の角度となるように曲げられた折 り曲げ部8が形成されている。
【0011】 また、図2のA−A矢視断面であってパネル4にスティフナ5を接着した状態 の断面図を図4に示す。この図に示すように、一対のフランジ部6のフランジ面 6aがパネル4の表面に直接に接すると共に、折り曲げ部8とパネル4との間の 隙間に接着剤9をシールガンなどで注入し、あるいは、フランジ部6に形成され た穴7に接着剤9を流し込むようにしてフランジ部6上面側に接着剤9を塗布す る。尚、接着剤9を塗布する前のスティフナ5のパネル4に対する固定は、ステ ィフナ5の四隅を溶接などして仮止めすることにより行うこととすればよい。
【0012】 以上により、スティフナ5のフランジ面6aとパネル4の表面とが、直接に接 しているにもかかわらず、接着力を従来技術と同様に維持することが可能となる 。また、スティフナ5のフランジ面6aとパネル4とが直接に接しているため、 接着剤の厚みが不均一であってもパネル4に歪を生じさせることがない。
【0013】 次に、本考案の第2実施例を図5及び図6に示し、これらの図に基づき本実施 例を説明する。尚、第1実施例と同一部材には同一符号を付して重複する説明を 省略する。
【0014】 第1実施例と同様にバス1の扉3を構成するパネル4の背面側に接着されるス ティフナ15の斜視図が図5に示される。この図に示されるように、スティフナ 15は断面L字形をしていて、パネル4にスティフナ15を接着するためのフラ ンジ部16がそのL字形の先端部分に形成されている。また、フランジ部16の 下面側に図示しないシール溜りを形成し、これに対応して所定の間隔で穴17が 穿設されている。そして、フランジ部16の先端側に、フランジ部16のフラン ジ面16aに対して所定の折り曲げ角度となるように曲げられた折り曲げ部18 が形成されている。
【0015】 また、図2のA−A矢視断面であってパネル4にスティフナ15を接着した状 態を図6に示す。この図に示すように、フランジ部16のフランジ面16aがパ ネル4の表面に直接に接すると共に、折り曲げ部18とパネル4との間の隙間に 接着剤19を流し込むように接着剤19を塗布する。さらに、フランジ部16に 形成された穴17に接着材19を流し込むように塗布すると共に、フランジ部1 6がない側のスティフナ15とパネル4の表面との間にも、接着剤19を流し込 むこととする。
【0016】 以上により、スティフナ15のフランジ面16とパネル4の表面とが直接に接 しつつ接着力を維持でき、さらに、接着剤の厚みの不均一による影響を受けるこ とがない。
【0017】 尚、前記第1,第2実施例で用いられるパネル及びスティフナの材質は、鋼, アルミニウム等の周知なものを採用すればよく、また、接着剤は接着に際して弾 性力の高くひけの生じにくいウレタン系の接着剤を用いることとするが、接着力 を維持可能な他の周知な接着剤であってもよい。さらに、シール溜りは、接着力 の維持が可能であれば、なくすこととしてもよい。
【0018】
【考案の効果】
本考案によるスティフナの接着構造によれば、パネル表面とスティフナのフラ ンジ面とを接着剤を介さずに直接に接する構造とした結果、接着剤を間に介在す るような接着構造と比較して、接着剤が固化するまでの間の仮止めをする圧着治 具等が不要となる。また、接着剤の厚みの不均一によるパネルの歪も生じないこ ととなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を採用したバスの斜視図であ
る。
【図2】本考案の実施例に係る扉の平面図である。
【図3】本考案の第1実施例に係るスティフナの斜視図
である。
【図4】本考案の第1実施例に係るスティフナをパネル
に接着した状態を示す断面図である。
【図5】本考案の第2実施例に係るスティフナの斜視図
である。
【図6】本考案の第2実施例に係るスティフナをパネル
に接着した状態を示す断面図である。
【図7】従来技術に係る接着構造を示す断面図である。
【図8】別の従来技術に係る接着構造を示す断面図であ
る。
【図9】図8のスティフナにシール溜りを形成した構造
を示す断面図である。
【符号の説明】
1 バス 2 車体 3 扉 4,24 パネル 5,15,25,35 スティフナ 6,16 フランジ部 6a,16a フランジ面 7,17 穴 9,19,29,39 接着剤

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体の外壁面の一部を構成し且つ開閉自
    在に車体に取付けられている板状をしたパネルと、該パ
    ネルにフランジ面が直接に接しつつ接着剤により接着さ
    れて該パネルの補強をするスティフナとを有することを
    特徴とするスティフナの接着構造。
JP1991044497U 1991-06-13 1991-06-13 スティフナの接着構造 Expired - Lifetime JP2566145Y2 (ja)

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JPH04135938U true JPH04135938U (ja) 1992-12-17
JP2566145Y2 JP2566145Y2 (ja) 1998-03-25

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JP2566145Y2 (ja) 1998-03-25

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