JPS5833131B2 - 自動車用ドア - Google Patents

自動車用ドア

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Publication number
JPS5833131B2
JPS5833131B2 JP53079797A JP7979778A JPS5833131B2 JP S5833131 B2 JPS5833131 B2 JP S5833131B2 JP 53079797 A JP53079797 A JP 53079797A JP 7979778 A JP7979778 A JP 7979778A JP S5833131 B2 JPS5833131 B2 JP S5833131B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
door
adhesive
panel
assembled
parts
Prior art date
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Expired
Application number
JP53079797A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS558927A (en
Inventor
保男 石崎
主行 平岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP53079797A priority Critical patent/JPS5833131B2/ja
Publication of JPS558927A publication Critical patent/JPS558927A/ja
Publication of JPS5833131B2 publication Critical patent/JPS5833131B2/ja
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  • Automobile Manufacture Line, Endless Track Vehicle, Trailer (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は自動車用ドアに関し、特に組立の自動化が容
易で、且つ特別な防錆処理を必要としないドアに関する
従来、自動車用ドアの組立は次のような工程順によって
行われていた。
(1) ドアの内板に外板をかぶせ、外板端面が車体
外面に現われないように外周部ではぜ折りを行ない、部
分的にスポット溶接してドア構造体を組み上げる。
(2)車体にドアを組付ける。
(3)塗装(前処理、下塗り、中塗り、上塗り)を行う
(4) レギュレータユニット、ドアロック及びリモ
コン等の機構部品ならびにガラスを組付ける。
即ち、はぜ折り、スポット溶接等を行うためドア構造体
の組立ては塗装前に行わねばならず、また塗装後のドア
内板にはレギュレータユニット等の機構部品を組付ける
ために、大小多数の作業孔を開設し、この作業孔より各
機構部品を挿入してドア本体に組付けるようにしている
そのため、作業は多岐に亘り、しかも各機構部品はドア
本体内で作業者からは死角となる部位に固定されるため
作業がやりにりく、又前述の作業孔はドアの剛性との兼
ね合いから、あまり大きく形成することができないため
、作業者に無理な作業姿勢を強いたり、内板の作業孔の
エツジで怪我をする恐れもあり甚だ作業性が悪かった。
また、機構部品組付の自動化も作業が多岐に亘っている
ため極めて難かしかった。
さらに、はぜ折り部はいかなる塗装方法によっても塗料
が入らず塗装されないため、シール材を充填する等の特
別な防錆処理が必要であった。
この発明は、従来のドアにおける上記のような問題をド
ア内外板を接合する場合のはぜ折り及びスポット溶接を
廃止することにより解決しようとするものであり、ドア
の円板と外板とを塗装後、接着剤によって接着してドア
構造体を完成することにより作業性が良好で自動化も容
易であり、且つ防錆処理を必要としない自動車用ドアを
提供するものである。
以下、添付図面を参照しながらこの発明の詳細な説明す
る。
第1図はこの発明による自動車用ドアの分解斜視図であ
り、1はドアの内板でその両側面及び下面の縁部に車幅
方向内側に折れ曲ったフランジ部1aを形成しである。
2はドアの外板で、内板1のフランジ部1aに対応して
その両側縁部及び下縁部に車幅方向内側に折れ曲ったフ
ランジ部2aを形成しである。
3はドアガラス5の昇降を案内するアッパサツシュ、4
はロアサツシュ、6はガラス5の昇降を行うためのレギ
ュレータユニット、lはドア開閉のためのドアロック及
びリモコン機構である。
そして、先ず図示のようにアッパサツシュ3を組付けた
内板1及び外板2を塗装し、塗装された内板1にロアサ
ツシュ4を組付け、さらにレギュレータユニット6、ド
アロック及びリモコン機構部等の機構部品、そしてガラ
ス5を組付ける。
その際各部品は全て第1図で手前側から一方向に組付け
られるため組付作業性が極めて良く、又部品のハンドリ
ング、位置決め及び締付けの自動化が容易になる。
さらに、ロアサツシュ4を第2図に示すようにオープン
断面のアングル部材4aと平板状の蓋部材4bとによっ
て構成してビス4cで一体化するようにすれば、ガラス
を斜めにすることなく嵌め込むことができ、作業性が一
層向上する。
次に、上記のように各種機構部品を組付けた内板1のフ
ランジ部1a付近と、外板2のフランジ部2a付近のい
ずれか一方又は双方に構造用接着剤(その具体例は後述
する)8を塗布し、内板1と外板2とを第3図に示すよ
うに、そのフランジ部1aと1bを重ね合せて接着する
この接着剤8の引張り強度はドアの大きさ、重量、接着
面積等により適宜選択し得るが30kg/cfIL(対
塗面)以上のものが望ましい。
また、接着剤を硬化させるための設備を用いられる場合
は熱硬化型の接着剤でよいが、そのような設備がない場
合、もしくはそのような設備を用いない方が工程の合理
化になる場合は常温硬化型の接着剤(2液エポキシ系、
2液つレタン系接着剤等)を用いることも可能である。
その際、接着剤8が硬化するまでの間に車体にドアを組
付けるため、内板1と外板2とが位置ずれを起す可能性
がある。
そこで、接着剤8が硬化するまで、内板1と外板2とを
固定するため、第4図に示すようにフランジ部1aと2
aを数ケ所ビス9で止めるとよい。
このビス9がドアを開けた時に外から見えて見栄が悪い
場合には、第5図に示すようにビス9の部分を内側に偏
位させることも有効である。
さらに、ビスの代りに治具を用いて内板1と外板2とを
固定しておいてもよい。
これらの実施例において、接着剤は引張りに強く剪断に
弱い傾向があるので、内板1及び外板2に夫々フランジ
部1a、2aを設けることにより接着のみで接合強度を
確保している。
しかし、ドアとボディのクリアランスは外観上小さい方
が良いため、このフランジ部1a、2aがドアの開閉す
る際ボディと干渉する時は、第6図に示すように部分的
に外板2のフランジ2aを予じめU字型に折り返してお
いてもよい。
この場合、外板2に内板1を差し込んで接着剤8で固定
するが、差し込み易くするために外板2の先端を車幅方
向内側に折り曲げておけばドア内板の塗面の傷付を防止
できる。
このようにして、内板1と外板2とが接着固定され、ド
ア構造体として完成され、それが車体に組付けられる。
上記の説明は内板と外板とを別々に塗装する方法である
が、車体にドアを組付けて塗装してもよく、その際には
、第4図又は第5図に示すようにビス9で(この場合接
着剤8は使用しない)仮止めしておき、塗装後ドアを車
体から外して、ビス9を抜くことにより内板1と外板2
とを分離し、以後上記と同様な工程でドア組立てを行う
こともできる。
次に、この発明に用いる構造用接着剤の具体例を示す。
すなわち、下記のA〜■を第1表の具体例1乃至4に示
す重量部割合で構成した接着剤を使用する。
A:液状エポキシ樹脂 ビスフェノールA型エポキシ樹脂(住友化学ELA−1
28) B:反応性希釈剤 1.1.1−トリメチロールプロパントリグリシジルエ
ーテル(住友化学ELA−301)C:反応性希釈剤 1.4.−ブタンジオールジグリシジルエーテル(チバ
アラルダイトRD−2) D:硅酸 無水硅酸(日本アエロジルアエロジル41.200)E
:充填剤 アトマイズドアルミ粉 F:充填剤 重質炭酸カルシウム 5G=添加剤 末端カルボキシル化液状二トリルブタジエンコ゛ム(日
本ゼオン:ハイカーCTBN 1300X8) H:潜在性硬化剤(加熱時のみ硬化作用を示す硬化剤) ジシアンジアミド ■:促進剤 2.4.6−ドリスジメチルアミノメチルフエノール(
DMP−30) 以上のようなこの発明による自動車用ドアを実施すれば
、次のような効果を得ることができる。
(1)従来ははぜ折り部から錆が発生するため、錆にく
い特殊な鋼板(前処理鋼板)を使用したり、はぜ折り部
にシーリング剤を塗布しているが、この発明によればは
ぜ折り、スポット溶接等の機械加工による接合を行わず
、接合縁部にそれぞれ車幅方向内側に延びるフランジを
形成したドア内板及び外板を塗装後、構造用接着剤によ
って接着して一体化するので、従来のように特別な防錆
処理を施さなくても錆の発生が皆無となる。
(2)従来、ドア部品の組付けは熟練労働者でなければ
できなかったが、外板と一体化される前の塗装された内
板に、部品を一方向から単純に組付は得るため、だれで
も容易にドア部品を組付けることができる。
(3) ドア組立の自動化が容易に行える。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明によって組立てるべき自動車のドアの
分解斜視図、第2図はロアサツシュにガラスをはめ込ん
だ状態の例を示す要部横断面図、第3図乃至第6図は夫
々この発明によりドアの内板と外板とを接着した状態の
異なる例を示す要部横断面図である。 1・・・・・・ドアの内板、2・・・・・・ドアの外板
、3・・・・・・アッパサツシュ、4・・・・・・ロア
サツシュ、5・・・・・・ガラス、6・・・・・・レギ
ュレータユニット、γ・・・・・・ドアロック及びリモ
コン機構、8・・・・・・接着剤。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 接合縁部の少なくとも一辺に、それぞれ車幅方向内
    側に延びるフランジを形成したドアの内板及び外板をそ
    れぞれ塗装し、この塗装された内板と外板の前記フラン
    ジを形成した接合縁部を構造用接着剤によって接着する
    ことによりドアの内外板を一体化したことを特徴とする
    自動車用ドア。
JP53079797A 1978-07-03 1978-07-03 自動車用ドア Expired JPS5833131B2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP53079797A JPS5833131B2 (ja) 1978-07-03 1978-07-03 自動車用ドア

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JP53079797A JPS5833131B2 (ja) 1978-07-03 1978-07-03 自動車用ドア

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Publication Number Publication Date
JPS558927A JPS558927A (en) 1980-01-22
JPS5833131B2 true JPS5833131B2 (ja) 1983-07-18

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ID=13700199

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JP53079797A Expired JPS5833131B2 (ja) 1978-07-03 1978-07-03 自動車用ドア

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JPS558927A (en) 1980-01-22

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