JPH0636122Y2 - 耐火パネル - Google Patents
耐火パネルInfo
- Publication number
- JPH0636122Y2 JPH0636122Y2 JP1988062068U JP6206888U JPH0636122Y2 JP H0636122 Y2 JPH0636122 Y2 JP H0636122Y2 JP 1988062068 U JP1988062068 U JP 1988062068U JP 6206888 U JP6206888 U JP 6206888U JP H0636122 Y2 JPH0636122 Y2 JP H0636122Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- panel
- fireproof
- refractory
- surface side
- bolt
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Panels For Use In Building Construction (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は建物の壁面構成用に用いられる耐火パネルに
関する。
関する。
最近、軽量気泡コンクリート板、石綿セメント珪酸カル
シウム板、石綿セメント板などの耐火パネル材をそのま
ま、あるいはこの耐火パネル材の表面側にステンレス
板、ほうろう引き鉄板、アルミニウム板、合成樹脂板な
どの被覆パネルを被着したものを、建物の外壁構成材と
して用いることが多くなつた。ところが耐火パネル材は
一般に製造上の制約から、パネル巾の大きいものは生産
されておらず、たとえば軽量気泡コンクリート板の場合
はパネル巾が600mmか900mmのものが標準サイズとして生
産されているが、それ以上の広巾のものは生産されてい
ない。
シウム板、石綿セメント板などの耐火パネル材をそのま
ま、あるいはこの耐火パネル材の表面側にステンレス
板、ほうろう引き鉄板、アルミニウム板、合成樹脂板な
どの被覆パネルを被着したものを、建物の外壁構成材と
して用いることが多くなつた。ところが耐火パネル材は
一般に製造上の制約から、パネル巾の大きいものは生産
されておらず、たとえば軽量気泡コンクリート板の場合
はパネル巾が600mmか900mmのものが標準サイズとして生
産されているが、それ以上の広巾のものは生産されてい
ない。
ところが外壁面の意匠上から広巾の耐火パネルが要求さ
れることが多く、また広巾とすれば壁面施工の手間も削
減できる。そこで複数枚の耐火パネル材を組合せて広巾
のパネルとすることが考えられ、このための構造として
はたとえば実開昭61−163849号公報に従来例として開示
されているような吊手取付構造を利用することが考えら
れる。しかしこの構造のものは、２枚の耐火パネル材の
上下端部に山形鋼から成る連結材を当てて、ボルトによ
り締付固定するものであつて、連結材およびボルトが耐
火パネル材の裏面に突出しているため、組立後の耐火パ
ネルを積重ねて保管する際や、この耐火パネルに前記の
各種被覆パネルを接着剤により接着する際、および被覆
パネル接着後の耐火パネルを積重ねて保管する際などに
おいては、耐火パネル間にいちいちスペーサを挿入する
必要があるので手間がかかり、また梱包や運搬の際にも
上記連結材やボルトの突出部は邪魔になるという問題が
ある。
れることが多く、また広巾とすれば壁面施工の手間も削
減できる。そこで複数枚の耐火パネル材を組合せて広巾
のパネルとすることが考えられ、このための構造として
はたとえば実開昭61−163849号公報に従来例として開示
されているような吊手取付構造を利用することが考えら
れる。しかしこの構造のものは、２枚の耐火パネル材の
上下端部に山形鋼から成る連結材を当てて、ボルトによ
り締付固定するものであつて、連結材およびボルトが耐
火パネル材の裏面に突出しているため、組立後の耐火パ
ネルを積重ねて保管する際や、この耐火パネルに前記の
各種被覆パネルを接着剤により接着する際、および被覆
パネル接着後の耐火パネルを積重ねて保管する際などに
おいては、耐火パネル間にいちいちスペーサを挿入する
必要があるので手間がかかり、また梱包や運搬の際にも
上記連結材やボルトの突出部は邪魔になるという問題が
ある。
この考案は上記問題点を解決するもので、パネル裏面側
に突起物がないため取扱いが容易な広巾の耐火パネルを
提供しようとするものである。
に突起物がないため取扱いが容易な広巾の耐火パネルを
提供しようとするものである。
しかしてこの出願の第１の考案は、耐火パネル材をパネ
ル巾方向に複数枚並べ、前記耐火パネル材の裏面側の両
端縁部にパネル巾方向に延びる断面Ｌ字状の切欠部を設
け、この切欠部の耐火パネル材裏面側の切欠深さ寸法以
下の肉厚を有する断面Ｌ字状の連結材を、前記切欠部に
嵌込み、前記耐火パネル材の表面側に凹設した凹穴内に
頭部が収容されるボルトと、前記連結材の外面より内側
位置に配設しためねじ部材とにより、前記各耐火パネル
材と前記連結材を締結して成る耐火パネルである。
ル巾方向に複数枚並べ、前記耐火パネル材の裏面側の両
端縁部にパネル巾方向に延びる断面Ｌ字状の切欠部を設
け、この切欠部の耐火パネル材裏面側の切欠深さ寸法以
下の肉厚を有する断面Ｌ字状の連結材を、前記切欠部に
嵌込み、前記耐火パネル材の表面側に凹設した凹穴内に
頭部が収容されるボルトと、前記連結材の外面より内側
位置に配設しためねじ部材とにより、前記各耐火パネル
材と前記連結材を締結して成る耐火パネルである。
またこの出願の第２の考案は、耐火パネル材をパネル巾
方向に複数枚並べ、前記耐火パネル材の裏面側の両端縁
部にパネル巾方向に延びる断面Ｌ字状の切欠部を設け、
この切欠部の耐火パネル材裏面側の切欠深さ寸法以下の
肉厚を有する断面Ｌ字状の連結材を、前記切欠部に嵌込
み、前記連結材の外面側に凹設した凹部内に頭部が収容
されるボルトと、前記耐火パネル材内に配設しためねじ
部材とにより、前記各耐火パネル材と前記連結材を締結
して成る耐火パネルである。
方向に複数枚並べ、前記耐火パネル材の裏面側の両端縁
部にパネル巾方向に延びる断面Ｌ字状の切欠部を設け、
この切欠部の耐火パネル材裏面側の切欠深さ寸法以下の
肉厚を有する断面Ｌ字状の連結材を、前記切欠部に嵌込
み、前記連結材の外面側に凹設した凹部内に頭部が収容
されるボルトと、前記耐火パネル材内に配設しためねじ
部材とにより、前記各耐火パネル材と前記連結材を締結
して成る耐火パネルである。
この考案の耐火パネルにおいては、連結材は耐火パネル
材に設けた切欠部に嵌合し、耐火パネル材の裏面に連結
材が突出しない。またボルトとめねじ部材により各耐火
パネル材は連結材に締結されて、広巾の一体化した耐火
パネルを形成するが、めねじ部材あるいはボルトの頭部
は、いずれも連結材の外面側へ突出せず、従つて裏面側
に突起物のない平坦な広巾耐火パネルが得られる。
材に設けた切欠部に嵌合し、耐火パネル材の裏面に連結
材が突出しない。またボルトとめねじ部材により各耐火
パネル材は連結材に締結されて、広巾の一体化した耐火
パネルを形成するが、めねじ部材あるいはボルトの頭部
は、いずれも連結材の外面側へ突出せず、従つて裏面側
に突起物のない平坦な広巾耐火パネルが得られる。
以下第１図Ａおよび第１図Ｂによりこの考案の第１実施
例を説明する。
例を説明する。
図中、１は軽量気泡コンクリート板から成る２枚の耐火
パネル材で、側面を突合せた形で隣接配置されている。
なおこの隣接側面には接着剤を塗布して相互に接着する
のが好ましい。各耐火パネル材１の裏面1a側の上下縁部
には、断面Ｌ字状の切欠部２がパネル全巾にわたつて設
けてある。３は山形鋼から成る連結材で、切欠部２に嵌
込まれ、その肉厚ｔは、切欠部２の耐火パネル材裏面側
の深さＤ寸法以下である。なおこの切欠部２の耐火パネ
ル材側面側の深さＥ寸法は、前記肉厚ｔより小であつて
もよい。４は連結材３の垂直辺部3aに外面3b側から設け
た凹部で、有底短円筒体５を垂直辺部3aに設けた穴に嵌
込んで溶接して形成されている。また６は耐火パネル材
１の表面1b側に穿設した凹穴で、ボルト７の頭部7aおよ
び座金８を収容する。ボルト７は耐火パネル材１に設け
たボルト穴９を貫通し、凹部４内において座金10を介し
てめねじ部材であるナツト11にねじ込まれ締付けられて
おり、ボルト７の先端面も凹部４内にある。12は必要に
応じて上側の連結材３にねじ込まれる吊手である。
パネル材で、側面を突合せた形で隣接配置されている。
なおこの隣接側面には接着剤を塗布して相互に接着する
のが好ましい。各耐火パネル材１の裏面1a側の上下縁部
には、断面Ｌ字状の切欠部２がパネル全巾にわたつて設
けてある。３は山形鋼から成る連結材で、切欠部２に嵌
込まれ、その肉厚ｔは、切欠部２の耐火パネル材裏面側
の深さＤ寸法以下である。なおこの切欠部２の耐火パネ
ル材側面側の深さＥ寸法は、前記肉厚ｔより小であつて
もよい。４は連結材３の垂直辺部3aに外面3b側から設け
た凹部で、有底短円筒体５を垂直辺部3aに設けた穴に嵌
込んで溶接して形成されている。また６は耐火パネル材
１の表面1b側に穿設した凹穴で、ボルト７の頭部7aおよ
び座金８を収容する。ボルト７は耐火パネル材１に設け
たボルト穴９を貫通し、凹部４内において座金10を介し
てめねじ部材であるナツト11にねじ込まれ締付けられて
おり、ボルト７の先端面も凹部４内にある。12は必要に
応じて上側の連結材３にねじ込まれる吊手である。
上記構成の広巾の耐火パネル13は、このまま外壁材とし
て使用でき、またその表面側に金属板等から成る浅い蓋
状の被覆パネル14を外装板として接着して、複合耐火パ
ネルとして使用することもできる。耐火パネル材１の裏
面1a側には突出物がなく、裏面平坦な広巾の耐火パネル
が得られる。次に第２図はこの考案の第２実施例を示
し、座板状のめねじ部材21を連結材３の垂直辺部3aの内
面側に溶接し、このめねじ部材21と垂直辺部3aに設けた
めねじ部22にボルト７の先端をねじ込んだ点のみが第１
実施例と異なるだけである。なおこのめねじ部材21とし
てナツトを垂直辺部3aに溶接して用いてもよく、この場
合は垂直辺部3aにはねじ切りは不要で、ばか穴を設けれ
ばよい。
て使用でき、またその表面側に金属板等から成る浅い蓋
状の被覆パネル14を外装板として接着して、複合耐火パ
ネルとして使用することもできる。耐火パネル材１の裏
面1a側には突出物がなく、裏面平坦な広巾の耐火パネル
が得られる。次に第２図はこの考案の第２実施例を示
し、座板状のめねじ部材21を連結材３の垂直辺部3aの内
面側に溶接し、このめねじ部材21と垂直辺部3aに設けた
めねじ部22にボルト７の先端をねじ込んだ点のみが第１
実施例と異なるだけである。なおこのめねじ部材21とし
てナツトを垂直辺部3aに溶接して用いてもよく、この場
合は垂直辺部3aにはねじ切りは不要で、ばか穴を設けれ
ばよい。
また第３図はこの考案の第３実施例を示し、ボルト７の
挿通の向きが第１実施例と異なるが、第１実施例と同様
な作用効果が得られるものである。すなわち、ボルト７
の頭部7aは連結材３の凹部４内に収容され、先端は耐火
パネル材１内に固着しためねじ部材31にねじ込まれてい
る。めねじ部材31は、長ナツト32につば板33を溶接して
成り、耐火パネル材１の表面1b側に穿設した段付穴34内
に打込まれ、接着剤により固定されている。
挿通の向きが第１実施例と異なるが、第１実施例と同様
な作用効果が得られるものである。すなわち、ボルト７
の頭部7aは連結材３の凹部４内に収容され、先端は耐火
パネル材１内に固着しためねじ部材31にねじ込まれてい
る。めねじ部材31は、長ナツト32につば板33を溶接して
成り、耐火パネル材１の表面1b側に穿設した段付穴34内
に打込まれ、接着剤により固定されている。
また第４図はこの考案の第４実施例を示し、ボルト７と
して皿ボルトを用い、連結材３の垂直辺部3aに穿設した
皿穴41をボルト頭部収容用の凹部として用い、めねじ部
材として第１実施例と同様なナツト11を用いたものであ
る。
して皿ボルトを用い、連結材３の垂直辺部3aに穿設した
皿穴41をボルト頭部収容用の凹部として用い、めねじ部
材として第１実施例と同様なナツト11を用いたものであ
る。
この考案は上記各実施例に限定されるものではなく、た
とえばめねじ部材や連結材に設ける凹部の形状、耐火パ
ネル材の材質等は、上記以外のものとしてもよい。また
連結材としては板の曲加工品や溶接品等を用いてもよ
く、耐火パネル材は３枚以上並べて用いてもよい。
とえばめねじ部材や連結材に設ける凹部の形状、耐火パ
ネル材の材質等は、上記以外のものとしてもよい。また
連結材としては板の曲加工品や溶接品等を用いてもよ
く、耐火パネル材は３枚以上並べて用いてもよい。
さらに上記各実施例は、耐火パネル材１を横方向に複数
枚並べた例について説明したが、縦方向に複数枚並べて
積重した場合についても全く同様な構成となり、効果に
ついても上記実施例と何等変るものではない。
枚並べた例について説明したが、縦方向に複数枚並べて
積重した場合についても全く同様な構成となり、効果に
ついても上記実施例と何等変るものではない。
以上説明したようにこの考案によれば、連結材およびボ
ルトやめねじ部材等は、いずれも耐火パネル材の裏面側
に突出しないので、積重ね保管や被覆パネルの接着が容
易であり、運搬や梱包の際にも取扱い易く、広巾でデザ
イン上の自由度が大きい有用な耐火パネルが得られる。
ルトやめねじ部材等は、いずれも耐火パネル材の裏面側
に突出しないので、積重ね保管や被覆パネルの接着が容
易であり、運搬や梱包の際にも取扱い易く、広巾でデザ
イン上の自由度が大きい有用な耐火パネルが得られる。
第１図Ａはこの考案の第１実施例を示す耐火パネルの斜
視図、第１図Ｂは同じく要部縦断面図、第２図乃至第４
図はそれぞれこの考案の第２乃至第４実施例を示す耐火
パネルの要部縦断面図である。 １…耐火パネル材、1a…裏面、２…切欠部、３…連結
材、3b…外面、４…凹部、６…凹穴、７…ボルト、7a…
頭部、11…ナツト、13…耐火パネル、21…めねじ部材、
31…めねじ部材、41…皿穴（凹部）。
視図、第１図Ｂは同じく要部縦断面図、第２図乃至第４
図はそれぞれこの考案の第２乃至第４実施例を示す耐火
パネルの要部縦断面図である。 １…耐火パネル材、1a…裏面、２…切欠部、３…連結
材、3b…外面、４…凹部、６…凹穴、７…ボルト、7a…
頭部、11…ナツト、13…耐火パネル、21…めねじ部材、
31…めねじ部材、41…皿穴（凹部）。
Claims (2)
- 【請求項１】耐火パネル材をパネル巾方向に複数枚並
べ、前記耐火パネル材の裏面側の両端縁部にパネル巾方
向に延びる断面Ｌ字状の切欠部を設け、この切欠部の耐
火パネル材裏面側の切欠深さ寸法以下の肉厚を有する断
面Ｌ字状の連結材を、前記切欠部に嵌込み、前記耐火パ
ネル材の表面側に凹設した凹穴内に頭部が収容されるボ
ルトと、前記連結材の外面より内側位置に配設しためね
じ部材とにより、前記各耐火パネル材と前記連結材を締
結して成る耐火パネル。 - 【請求項２】耐火パネル材をパネル巾方向に複数枚並
べ、前記耐火パネル材の裏面側の両端縁部にパネル巾方
向に延びる断面Ｌ字状の切欠部を設け、この切欠部の耐
火パネル材裏面側の切欠深さ寸法以下の肉厚を有する断
面Ｌ字状の連結材を、前記切欠部に嵌込み、前記連結材
の外面側に凹設した凹部内に頭部が収容されるボルト
と、前記耐火パネル材内に配設しためねじ部材とによ
り、前記各耐火パネル材と前記連結材を締結して成る耐
火パネル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988062068U JPH0636122Y2 (ja) | 1988-05-10 | 1988-05-10 | 耐火パネル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988062068U JPH0636122Y2 (ja) | 1988-05-10 | 1988-05-10 | 耐火パネル |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01168619U JPH01168619U (ja) | 1989-11-28 |
| JPH0636122Y2 true JPH0636122Y2 (ja) | 1994-09-21 |
Family
ID=31287703
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1988062068U Expired - Lifetime JPH0636122Y2 (ja) | 1988-05-10 | 1988-05-10 | 耐火パネル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0636122Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5235205A (en) * | 1975-08-02 | 1977-03-17 | Hitachi Chemical Co Ltd | Manufacture of flexible graphite products |
| JPS5235206A (en) * | 1975-09-16 | 1977-03-17 | Kanebo Ltd | Composite of alkaliiproof glass and alkalii proof glass fiber |
-
1988
- 1988-05-10 JP JP1988062068U patent/JPH0636122Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01168619U (ja) | 1989-11-28 |
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