JPH0119686Y2 - - Google Patents

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JPH0119686Y2
JPH0119686Y2 JP11505883U JP11505883U JPH0119686Y2 JP H0119686 Y2 JPH0119686 Y2 JP H0119686Y2 JP 11505883 U JP11505883 U JP 11505883U JP 11505883 U JP11505883 U JP 11505883U JP H0119686 Y2 JPH0119686 Y2 JP H0119686Y2
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wall panel
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panel
panels
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、物置、小店舗等に使用することがで
きる組立式家屋に関する。
現場でコンクリートを打設して物置を作る場
合、施工時間がかかる問題があり、これを解決す
るものとして、スチール製の組立式家屋が種々提
案されているが、長期間の使用により錆びが発生
したり、あるいは外部からの衝撃により容易に凹
む等、耐久性の点で問題がある。耐久性の点では
コンクリートパネルが優れているが、人手により
組立てようとするには重さの点で問題がある。
本考案は上記事情に鑑みなされたもので、その
目的とするところは、施工性がよく、かつ耐久性
に優れた組立式家屋を提供することである。
以下本考案の一実施例を図面を参照して説明す
る。
第1図は本考案の組立式家屋を物置に適用した
一例を示す斜視図、第2図は横断面図である。図
中符号1は左側壁、2は右側壁、3は後壁、4は
前壁、5は屋根、6は土台である。
左側壁1と右側壁2と後壁3は、それぞれ壁パ
ネル7を2校連結して構成されている。前壁4は
1枚の壁パネル8から構成されている。屋根5は
第1図に示すように4枚の石綿スレート製の屋根
板5aを組み合せて構成されている。なお、後壁
3を構成する壁パネル1は、左右側壁1,2を構
成する壁パネル1よりも横巾が若干短尺に設定さ
れている(第2図参照)。使用される壁パネル7
の枚数や屋根板5aの枚数は家屋の大きさに合せ
て設定される。
壁パネル7は、第3図に示すようにガラス繊維
補強コンクリートから形成されていて、その中央
部7aを周縁部7b(左側縁部71b、右側縁部
72b、下縁部73b、上縁部74b)に比し肉
厚を可及的に薄くして軽量にし人力で持ち運び可
能(ほぼ35Kg程度)になつている。周縁部7bは
肉厚が厚く形成されていて、壁パネル7に作用す
る荷重の大部分を受けるようになつている。
壁パネル8は、第4図a,bに示すように後壁
3を構成する壁パネル7を2枚連設した大きさに
設定されていて、同様にガラス繊維補強コンクリ
ートから形成されている。壁パネル8の左半分の
中央部8aは出入口となるために開口し、また右
半分の中央部8a′は軽量化のために肉厚が薄く設
定されている。壁パネル8の周縁部8b(左側縁
部81b、右側縁部82a、下縁部83b、上縁
部84b)は肉厚が厚く形成されていて、壁パネ
ル8に作用する荷重の大部分を受けるようになつ
ている。壁パネル8の前面周縁部には方形状のレ
ール枠9を装備するための枠取付部10が設けら
れている。該レール枠9には開口した中央部8a
を閉じる引戸式のドア11が取付けられている。
壁パネル7,8の周縁部7b,8bには、壁パ
ネル7,8どうしを連結したり、壁パネル7,8
と床板10(第5図a参照)とを連結したり、あ
いは壁パネル7,8と屋根板5aとを連結したり
するための連結部がそれぞれ設けられている。
次にこれら連結部とその連結状態を第5図〜第
8図を参照して説明する。
第5図は左側壁1を構成する壁パネル7,7ど
うしの連結部分を示す断面図である。同図による
と、一方の壁パネル7の左側縁部71bには他方
の壁パネル7の右側縁部72b側に突出する連結
片14が連設されていて、該連結片14には有頭
ボルト15の取付孔14aが形成されている。ま
た、他方の壁パネル7の右側縁部72sbには段部
16を介して連結片14の取付座17が形成され
ていて、該取付座17には有底筒状の雌ネジ部材
18(インサート金具)が埋設されている。
上述の壁パネル7,7どうしは、連結片14を
取付座17に当接して有頭ボルト15を雌ネジ部
材18に螺合緊締することにより互いに連結され
ている。連結片14と取付座17との間には、防
水シート19が介在されている。また、左側縁部
71bと右側縁部72bとの間の〓間には、防水
のためにコーキング材20が充填されている。
なお、第5図中21は他方の壁パネル7の右側
縁部72bに形成された切欠部で、毛細管現象に
より左右側縁部71b,72b間に水が浸透して
も該切欠部21がエアーホケツトとなつてそれ以
上浸透するのを阻止する。図示しないが、右側壁
2、後壁3を構成する壁パネル7,7どうしの連
結部分も同様に構成されている。
第6図は右側壁2を構成する壁パネル7と後壁
3を構成する壁パネル7との連結部分を示す断面
図である。同図によると、右側壁2を構成する壁
パネル7の左側縁部71bと後壁3を構成する壁
パネル7の右側縁部72bにはそれぞれ段部24
を介して取付座25,26が形成されていて、こ
れら取付座25,26にはそれぞれ有底筒状の雌
ネジ部材27,28が埋設されている。
上述の壁パネル7,7どうしは、取付座25,
26に断面L字状のアングル29を当接して、該
アングル29の取付孔29a,29aから有頭ボ
ルト30,31を雌ネジ部材27,28に螺合緊
締することにより互いに連結されている。左右側
縁部71b,72b間には、防水のためにコーキ
ング材20が充填されている。
なお、図示しないが、左右側壁1,2を構成す
る壁パネル7と前壁4を構成する壁パネル8も同
様に連結される。
第7図a,bは後壁3の壁パネル7と土台6上
にほぼ水平に載置されたガラス繊維補強コンクリ
ート製の床板34との連結部分を示す断面図であ
る。同図によると、床板34の上面周縁部の所定
位置には突部34bが形成されている。該突部3
4aにはボルト35が埋設されていて、該ボルト
35の一部が突部34aの傾斜面34bから突出
している。一方、壁パネル7の下側縁部73bの
内面には、突部34aの傾斜面34bと合致する
傾斜面36aを有する連結片36が設けられてい
ると共に、ボルト35が貫通する取付孔36bが
形成されている。
突部34aの傾斜面34bに連結片36の傾斜
面36aを当接して取付孔36bからボルト35
を突出させ、該ボルト35の突出部分にナツト3
7を螺合緊締することにより、床板34に壁パネ
ル7が連結されている。
なお、壁パネル7の下側縁部73bには、スカ
ート部38が垂設されていて、該スカート部38
により吹き込みを阻止している。図示しないが、
左右側壁1,2の壁パネル7と床板34との連結
部分及び前壁4の壁パネル8と床板34との連結
部分も同様に構成されている。
第8図は後壁3の壁パネル7と屋根板5aとの
連結部分を示す断面図である。同図によると、屋
根板5aの後壁3付近の裏面には連結片40が垂
設されていて、該連結片40には有頭ボルト41
の取付孔40aが形成されている。一方、壁パネ
ル7の上縁部74bには雌ネジ部材42が埋設さ
れている。
上縁部74bと取付部40との間に防水シート
43を介在し、取付孔40aから有頭ボルト41
を挿入して雌ネジ部材42に螺合緊締することに
より、屋根板5aに壁パネル7が連結されてい
る。
屋根板5aの前後端部には、上述の連結部分が
風雨にさらされないようにするための覆板5bが
設けられている(第1図、第8図参照)。また、
左右側壁1,2上に配置される屋根板5aには、
前後端部の外に左端部あるいは右端部に覆板5b
が設けられている(第1図参照)。
図示しないが、左右側壁1,2の壁パネル7と
屋根板5aとの連結部分及び前壁4の壁パネル8
と屋根板5aとの連結部分も同様に構成されてい
る。
屋根板5a,5aどうしは第9図に示すように
連結されている。すなわち、屋根板5aの一方の
側縁部には、上面に長さ方向に延びるエアーポケ
ツト45aを有した突条部45が設けられ、また
他方の側縁部には、該突条部45に係合する断面
ほぼコ字状係合部46が設けられていて、一方の
屋根板5aの突条部45に他方の屋根板5aの係
合部46を係合させることにより、屋根板5a,
5aどうしが連結されている。
エアーポケツト45aは、突条部45と係合部
46との〓間から水が浸透してもそれ以上浸透す
るのを阻止するもので、これにより屋根板5a,
5aどうしの連結部分から水が屋内に侵入するの
が阻止される。
第10図は本考案の第二実施例を示している。
この第二実施例にあつては、第1図に示す組立家
屋を複数棟連結していて、家屋間に仕切壁48
(第11図参照)を設ける以外は前述の第1実施
例とほぼ同じである。この仕切壁48は間仕切パネ
ル47を2枚組合せて構成されている。
間仕切パネル47は壁パネル7と同様にガラス
繊維補強コンクリトからなり、その中央部47a
の肉厚を周縁部47bに比し可及的に薄くして人
力で持ち運び可能になつている。
この間仕切パネル47を家屋間に設けるとき、
第12図に示すように、間仕切パネル47の周縁
部(側縁部)47bに設けた長さ方向に延びる断
面ほぼ台形状の凹部49と後壁3の内面との間に
は、〓間封じ部材50を介在させる。この〓間封
じ部材50は、図示しないが、間仕切パネル4
7,47の周縁部(側縁部)47b,47b間及
び間仕切パネルの周縁部(側縁部)47bと前壁
4の内面との間にも介在される。
第13図は間仕切パネル47と屋根板5aとの
連結部分を示している。同図によると、間仕切パ
ネル47の周縁部(上縁部)47bには、段部5
1aを介して該周縁部47bよりも肉厚の薄い連
結片51が設けられている。この連結片51を屋
根板5a,5aの連結部分である突条部45と係
合部46との間に介在して、有頭ボルト52を突
条部45の取付孔45bと連結片51の取付孔5
1bと係合部46の取付孔46aに挿入し、該有
頭ボルト52にナツト53を螺合緊締することに
より、間仕切パネル47と屋根板5aとが連結さ
れる。
第14図は本考案の組立家屋を小店舗に適用し
た第3実施例を示している。この第3実施例にあ
つては、第1図に示す組立家屋を2棟連結した大
きさに設定されていて、右側壁2に片開き式のド
ア55が設けられ、また前壁4に引違い式のガラ
ス窓56が設けられている。
ガラス窓56が設けられた前壁4の外側には、
商品を陳列するための商品載置棚57が突出して
設けられている。ドア55が装備される右側壁2
の壁パネル60と、ガラス窓56が装備される前
壁4の壁パネル61には、詳細に図示しないがド
ア55、ガラス窓56を取付けるための開口部が
予め形成されている。左側壁1、後壁3、屋根5
は前述の第1実施例と同様の構成である。
以上説明したように本考案の組立式家屋によれ
ば、周縁部にボルト部を埋設するかあるいはボル
ト等の取付孔を形成してなる連結部を設けたガラ
ス繊維補強コンクリート製の壁パネルを該連結部
を介して複数枚連結して組合せた壁部と、周縁部
に前記壁パネルの連結部とボルト、ナツト等の連
結手段により連結される連結部を設けたコンクリ
ート製の床板と、複数枚の屋根板を組合せて構成
され、該屋根板の裏面に前記壁パネルの連結部と
ボルト、ナツト等の連結手段により連結される連
結部を設けた屋根とからなるので、コンクリート
を打設する場合よりも施工時間を格段と短縮で
き、スチール製の組立家屋の場合に近い施工時間
で組立てることが可能であり、また錆びが発生せ
ず、耐久性の点でも優れている。また、壁パネル
をガラス繊維コンクリートにより形成し、その中
央部の肉厚を可及的に薄くして周縁部で荷重の大
部分を受けるようにしたので、強度を確保できる
上に、従来のコンクリートパネルに比して軽量化
を図ることができて、人手により組立てが可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第一実施例を示す斜視図、第
2図は同横断面図、第3図は壁パネル7の正面
図、第4図aは壁パネル8の正面図、同図bは断
面図、第5図及び第6図は壁パネルどうしの連結
部分の断面図、第7図aは壁パネルと床板の連結
部分の断面図、同図bは同連結部分の拡大断面
図、第8図は壁パネルと屋根板との連結部分の断
面図、第9図は屋根板どうしの連結部分の断面
図、第10図は本考案の第2実施例を示す斜視
図、第11図は同横断面図、第12図は壁パネル
と間仕切パネルとの連結部分を示す断面図、第1
3図は屋根板と間仕切パネルとの連結部分の断面
図、第14図は本考案の第三実施例を示す斜視図
である。 1……左側壁、2……右側壁、3……後壁、4
……前壁、7,8……壁パネル、7a,8a……
中央部、7b,8b……周縁部、18,27,2
8,42……雌ネジ部材、14,36……連結
片、14a,36b……取付孔、15,30,3
1,41……有頭ボルト、35……ボルト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 周縁部にボルト等を埋設するかあるいはボルト
    等の取付孔を形成してなる連結部を設けたガラス
    繊維補強コンクリート製の壁パネルを該連結部を
    介して複数枚連結して組合せた壁部と、周縁部に
    前記壁パネルの連結部とボルト、ナツト等の連結
    手段により連結される連結部を設けたコンクリー
    ト製の床板と、複数枚の屋根板を組合せて構成さ
    れ、該屋根板の裏面に前記壁パネルの連結部とボ
    ルト、ナツト等の連結手段により連結される連結
    部を設けた屋根とを具備し、かつ前記壁パネル
    を、その中央部の肉厚を可及的に薄くして周縁部
    で荷重の大部分を受けるように構成してなること
    を特徴とする組立式家屋。
JP11505883U 1983-07-26 1983-07-26 組立式家屋 Granted JPS6023503U (ja)

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JP11505883U JPS6023503U (ja) 1983-07-26 1983-07-26 組立式家屋

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JPS6023503U JPS6023503U (ja) 1985-02-18
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CN105421657B (zh) * 2015-12-08 2018-10-02 太空智造股份有限公司 具有燕尾槽式钢边肋结构的发泡水泥复合板及其连接方法
CN105421826B (zh) * 2015-12-08 2018-11-27 太空智造股份有限公司 一种装配式整体卫生间及其建造方法

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