JPH07283380A - 半導体基板及びその製造方法 - Google Patents

半導体基板及びその製造方法

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JPH07283380A
JPH07283380A JP6070396A JP7039694A JPH07283380A JP H07283380 A JPH07283380 A JP H07283380A JP 6070396 A JP6070396 A JP 6070396A JP 7039694 A JP7039694 A JP 7039694A JP H07283380 A JPH07283380 A JP H07283380A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 結晶欠陥が少なく、膜厚分布が良く、不純物
濃度が低く、絶縁層の膜厚、材料の設定が自由で、安価
に製造できる半導体基板を得る。 【構成】 外方拡散により不純物を低濃度化した半導体
層101aを絶縁体面上に有する半導体基板。表面側に
高濃度不純物層を有する半導体基板と絶縁体面を有する
基板とを貼り合わせ、前記半導体基板を除去し、残され
た高濃度不純物層の不純物濃度を外方拡散により低下さ
せる半導体基板の製造方法。高濃度不純物層と絶縁体層
とが接して設けられ、表面側に該絶縁体層を有する半導
体基板と他の基板面とを貼り合わせ、前記半導体基板を
除去し、残された高濃度不純物層の不純物濃度を外方拡
散により低下させる半導体基板の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体基板及びその製造
方法に係わり、特に、絶縁膜上に単結晶Siが形成され
たSilicon−On−Insulator(以下S
OIと記す)基板及びその製造方法に好適に用いられる
ものである。
【0002】
【従来の技術】SOI基板は、ゲート長0.1μm以下
のMOS集積回路用高性能基板、及び液晶パネル駆動用
の単結晶薄膜トランジスタ(Thin−Film−Tr
ansistor:以下TFTという。)回路用の基板
として近年注目を集めているが、コスト、性能の両面で
従来の単結晶基板を上まわるものはなかなか実用化され
る気配がない。というのも、SOI基板に必要な条件が
全て満たされるものが実現されていないからである。
【0003】その条件とは、 単結晶シリコン中の欠陥が充分少ないこと、 シリコン膜厚が均一であること、 シリコン中の不純物が充分低濃度であること、 Insulatorの膜厚、材料設定に自由度があ
ること、 安価に製造できること、 などである。ここで、従来のSOI基板及びその製法と
して以下に5通りについて述べる。
【0004】i) SIMOX(Separation
−by−Implanted−Oxygen)基板 単結晶シリコン表面から高エネルギーで高ドーズの酸素
イオンを注入した後、高温でアニールした基板である。
単結晶中の欠陥密度が103 (コ/cm2 )以上である
こと、Insulatorが酸化シリコンに限定され、
膜厚も自由度がないこと、高エネルギー高ドーズのイオ
ン注入工程が極めて高価であることより前記,,
の条件を満足しない。
【0005】ii) ポリシリコン再結晶化基板 絶縁基板上にポリシリコンを堆積した後、レーザー等の
エネルギービームを走査することによりポリシリコンを
融解再結晶化して作製する基板である。再結晶化時にc
mオーダーの周期の凹凸が発生すること、均一な再結晶
化が困難であるためにポリシリコンの粒界が残留したり
結晶軸が不揃いになること、エネルギービームをゆっく
り照射するために製造コストが高いことなどにより前記
,,の条件を満足しない。
【0006】iii ) 貼り合せ+研磨による基板 2枚のシリコン基板を貼り合わせた後、機械研磨により
シリコンを薄膜化して作製する基板である。機械研磨の
均一性が充分でないため絶縁膜上のシリコン膜の均一性
が確保できず、の条件を満足しない。
【0007】iv ) 貼り合せ+エッチストップによる
基板 2枚のシリコン基板を貼り合わせた後、エッチングによ
りシリコンを薄膜化して作製する基板である。薄膜化さ
れる基板の貼り合わせ表面は、予め高濃度不純物層上に
低濃度不純物層が形成された形となっており、エッチン
グ液は高濃度不純物層を選択的にエッチングするフッ硝
酸(HF,HNO3 の混合液)系を用いる。
【0008】高濃度不純物層/低濃度不純物層構造と、
エッチング液の選択性が製法の鍵であり、前者について
は、低濃度不純物層をエピタキシャル成長により形成す
る方式、高濃度不純物層を高エネルギー高ドーズイオン
注入により形成する方式等がある。
【0009】エピタキシャル成長を用いた場合、成長時
のヒロック,パーティクル,積層欠陥等が発生すると貼
り合せ時にシリコンの一部が接着しないボイドを生じ、
広義の欠陥が増大すること、フッ硝酸系のエッチング液
は供給律速の系であるためにウエハ全面で均一にエッチ
ングするのが著しく困難であること、エピタキシャル成
長、高エネルギー高ドーズイオン注入工程等の高価な工
程を必要とすることなどにより,,の条件を満足
しない。
【0010】v ) 貼り合わせ+エッチストップ+酸化
低濃度化による基板 今井によって提案された手法による基板(特開平2−4
9466号公報)であり、表面にp+ 型不純物を拡散し
た第1の基板と第2の基板とを貼り合わせた後、選択エ
ッチングにより、p+ 型層を残してエッチングした後、
酸化によりp+型層の一部を酸化して、この酸化層にp+
型不純物を取り込ませることでp+ 濃度を低下させる
ものである。
【0011】エッチング液にはEPW(エチレンジアミ
ン、ピロカテコールと水の混合液)を用い、選択性、均
一性は優れている。また単結晶シリコンの貼り合せであ
り、欠陥密度はバルクウエハ並である。更に、高価なプ
ロセスである高エネルギーイオン注入、エピタキシャル
成長等を用いておらず、製造コストも充分下げられる可
能性がある。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のv
)の方法では、膜中の不純物濃度は〜1017cm-3
でしか低下しておらず、基板の用途が限定されている。
例えば、CMOS集積回路を作製する際にはPMOSト
ランジスタのウエル領域を作製する都合上、不純物濃度
は膜中で最高でも〜1016cm-3、出来れば1015cm
-3にすることが望ましい。特に液晶パネル駆動回路の様
に10(V)以上の高電圧を取り扱う回路では、高濃度
領域を残すことは耐圧を確保する上で避けねばならな
い。
【0013】なお、上記の v)の方法において、特開平
2−29466号公報に開示されるように、「初期p+
膜の膜厚を1.0μm以上にし、酸化時間を長くする」
ことで厚く形成される酸化層に不純物を取り込ませて不
純物濃度を低下させることも考えられるが、酸化量と酸
化時間との関係を考慮すると0.1μm酸化膜の厚さを
増加する毎に数時間の工程増となる。更に、液晶パネル
で必要な0.3〜0.7μmのSi厚を得るためにp+
層の厚さを厚くしてゆく場合、SiO2 /Si界面近傍
のボロンプロファイルが平らであるために、表面を酸化
していってもSi膜中のボロンはSi厚が充分薄くなっ
てはじめて効果的に低下しはじめると考えられので十分
な不純物濃度の低下は期待できない。
【0014】また上記のv )の方法において、上記の特
開平平2−29466号公報に開示されるように、「p
+ 層上にノンドープの非晶質あるいは多結晶Si膜等を
形成し、熱処理によりボロンを拡散させた後酸化により
後で形成したSi厚を除去する」ことも考えられるが、
膜堆積工程、熱処理工程、酸化工程等、上記の方法の特
徴である低コストの特性を損うものであり、他の従来法
に対する優位性が疑問視される。
【0015】以上述べた様に、上記のv )の方法は、
「0.1μm以下の極薄膜の構造で、>1017cm-3
ボロン濃度」という限られた範囲の基板を作製する技術
となっており、前に述べた様に、SOI基板としてあら
ゆる用途に供するものとはなっていない。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体基板は、
外方拡散により不純物を低濃度化した半導体層を絶縁体
面上に有することを特徴とする。
【0017】本発明の半導体基板の製造方法は、表面側
に高濃度不純物層を有する半導体基板を形成する工程
と、該半導体基板の高濃度不純物層の面と絶縁体面を有
する基板の該絶縁体面とを貼り合わせる工程と、前記高
濃度不純物層を除く前記半導体基板を除去する工程と、
残された高濃度不純物層の不純物濃度を外方拡散により
低下させる工程と、を含むことを特徴とする。
【0018】また本発明の半導体基板の製造方法は、高
濃度不純物層と絶縁体層とが接して設けられ、表面側に
該絶縁体層を有する半導体基板を形成する工程と、該半
導体基板の絶縁体層の面と他の基板面とを貼り合わせる
工程と、前記高濃度不純物層および前記絶縁体層を除く
前記半導体基板を除去する工程と、残された高濃度不純
物層の不純物濃度を外方拡散により低下させる工程と、
を含むことを特徴とする。
【0019】なお、外方拡散とは半導体基板内の不純物
が熱処理等によって基板外の雰囲気中に拡散放出される
現象をいう。
【0020】
【作用】本発明の半導体基板は、外方拡散により不純物
を低濃度化した半導体層を絶縁体面上に有することによ
り、従来より、広い範囲の半導体膜厚で、低不純物濃度
の半導体基板(SOI基板等)を実現したものである。
【0021】本発明の半導体基板の製造方法は、上記本
発明の半導体基板を基板の貼り合わせにより製造するも
のであり、表面側に高濃度不純物層を有する半導体基板
と絶縁体面を有する基板とを貼り合わせるか、又は高濃
度不純物層と絶縁体層とが接して設けられ、表面側に絶
縁体層を有する半導体基板と他の基板面とを貼り合わ
せ、その後、半導体基板を除去して絶縁体面上の高濃度
不純物層を形成し、この高濃度不純物層の不純物濃度を
外方拡散により低下させることで、低不純物濃度化を図
ったものである。
【0022】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を用いて
詳細に説明する。 [実施例1]図1に本発明の第1の実施例に依るSOI
基板の断面図を示す。同図に示すように、シリコン基板
103上に500〜20000オングストロームのシリ
コン酸化膜102があり、その上に外方拡散により低濃
度化したp型シリコン層101aが存在する。図中、矢
印は外方拡散方向を示す。シリコン基板103はn型で
もp型でも可能であり、比抵抗も0.001〜106
(Ω・cm)のあらゆる値のものが使える。
【0023】図2(a),(b)は厚さ5000オング
ストロームの場合の、外方拡散前と外方拡散後の濃度プ
ロファイルを示すものである。図2における外方拡散は
後述するSOI基板の製造方法によるものであり、同図
に示すように、p型シリコン層のボロンの不純物濃度1
20cm-3を1016cm-3程度とすることができる。図
3〜図5及び上記図1を用いて本発明によるSOI基板
の製造方法を示す。まず図3に示すように、n型又はp
型のシリコン基板の表面に高濃度のボロンドープ層を形
成する。形成方法は、ボロンのイオン注入又はスピンオ
ンガラス(SOG)又はポリボロンフィルム(PBF)
からの固相拡散、或いはBSG(Boron−Sili
cate−Glass)からの固相拡散、BN(Bor
on−Nitride)からの気相拡散などが可能であ
る。本実施例においては、東京応化工業社製のポリボロ
ンフィルム(型番MK−31)を回転塗布した後、14
0℃の大気中30分間熱処理した後、600℃のO2
ス中で30分間熱処理をおこなった。その後、1050
℃のN2 中で30分間熱処理して、表面濃度1E20c
-3、深さ1.2μmのp+ 層101bを得た。後のエ
ッチング工程にて充分な選択比を得るためには、ボロン
濃度は1E19cm-3以上であることが望ましく、より
望ましくは5E19cm-3以上である。表面濃度は上記
1050℃の熱処理温度を変え、ボロンのシリコンに対
する固溶限を変えることで自由に設定できる。
【0024】次に、図4に示すように、このウエハを表
面を熱酸化した別のシリコン基板103と貼り合わせ
る。貼り合わせ前の洗浄方法としては、例えばH2 SO
4 とH 22 の混合液、希HF液、NH4 OHとH2
2 とH2 Oの混合液、またこれらの組合わせが可能であ
る。ここではp+ 表面の表面荒れが生じない様、NH4
OH:H22 :H2 O=0.05:1:5程度の溶液
を用いて50〜100℃の温度で洗浄した。然る後、貼
り合わせたウエハを熱処理して接着を強固にする。この
熱処理は400℃以上が可能であるが、充分効果を発揮
するには800℃以上の工程を含むことが望ましい。雰
囲気ガスはN2 ,O2 ,Ar又はこれらの混合液が可能
である。熱処理時間は温度により異なり、p+ ボロンド
ープ層の深さの増し具合との兼ね合いから決定するとよ
い。本実施例ではN2 中800℃で30分間熱処理をお
こなった。
【0025】次にSi基板104を除去する。除去方法
としては、(i)グラインダー及び選択エッチング溶液
を用いる、(ii)非選択エッチング溶液及び選択エッチ
ング溶液を用いる、(iii )選択エッチング溶液を用い
る、等の方法が可能である。
【0026】上記(i)の方法としては、例えば特開平
2−49466号公報にも開示されている様に、まず1
0μm±2μmの膜厚まで機械的な研磨(グラインディ
ング)により薄層化し、次にエチレンジアミンが17ミ
リリットル、ピロカテコールが3g、H2 Oが8ミリリ
ットルの混合液を100℃に加熱したもの、又は20%
KOHに1〜5%のIPA(イソプロピルアルコール)
を添加した混合液を80℃に加熱したものを使用し、p
+ 層のみを残存させる。
【0027】又上記(ii)の方法としては、例えばIP
A無添加のKOHで又はTMAH溶液で〜10μmまで
薄層化した後、上記のエッチング液を用いてp+ 層のみ
を残存させる。本実施例では80℃の20%KOH溶液
で10μmまで薄膜化した後、20%KOHに2%のI
PAを添加した80℃の溶液で残りのSi基板を除去し
た。1019cm-3以下のボロン濃度のシリコン層に対す
るエッチング速度は0.5μm/min程度であるが、
1020cm-3の層に対するエッチング速度は10オング
ストローム/min以下である。このため、例えば±2
μmの厚さのばらつきを持つ基板をボロンの拡散深さの
ばらつき程度まで低減できる。実際には、ボロンは濃度
プロファイルを持つため、発明者らが試作した基板では
5000±70オングストロームのものを得た(図
5)。
【0028】次にN2 又はAr等の不活性ガス中又はH
2 等の還元性ガス中で、熱処理することで、p+ 型層1
01bを低濃度化して図1に示すようなSOI基板を得
た。熱処理温度と時間により、低濃度化の程度が制御で
きる。熱処理温度としては1000℃以上で充分な効果
を発揮するが、処理時間を短縮化するためには出来るだ
け高温が良い。但し、N2 ガス中では1150℃以上で
熱窒化膜の形成がはじまるので、望ましくない。図6に
1100℃のN2 ガス中で熱処理したときのSi膜中の
ボロンの最高濃度を熱処理時間に対してプロットした。
同図においては、Si膜厚をパラメータとしてプロット
してある。また熱処理前のボロンの最高濃度は1×10
20cm-3である。この様に外方拡散による低濃度化はS
i厚が薄いほど容易になるが、5000オングストロー
ム程度の厚さでも〜1E16cm -3のボロン濃度にする
ことは充分可能であることがわかる。本実施例では、5
000オングストロームのSi層をN2 中1100℃で
2000分熱処理することで最大ボロン濃度1.2E1
6cm-3のSOI基板を得た。出来上がったSOI基板
のSi層の膜質はバルクウエハ並に良好であった。
【0029】なお、本実施例においては、不純物層の導
電型としてp型を用いたが、これをn型とすることも可
能である。この場合n型層はリン、ヒ素等のイオン注入
やPSG、スピンオンガラスからの固相拡散等を用いる
ことができる。また、前に述べた選択エッチング液もp
型の場合と同様に使用できる。外方拡散もボロンの場合
と同様に行うことが出来る。その場合、拡散定数の小さ
いヒ素よりも拡散定数がボロンと同程度のリンを用いた
方が、熱処理時間の観点から望ましい。
【0030】本実施例によるSOI基板によれば、欠陥
がバルクウエハ並に少なく、膜厚分布が極めて小さく、
シリコン中の不純物濃度が1E16cm-3以下であり、
Insulatorの膜厚、材料の設定が自由であり、
かつ安価に製造できるSOI基板を得ることができる。
【0031】又、本SOI基板を用いて、駆動回路内蔵
の液晶パネルを試作した(図7)。同図において、20
1は画像表示領域、202は液晶層、203はスペー
サ、204は対向基板、205は偏光フィルムである。
Si膜厚は5000±70オングストローム、CMOS
回路構成とした。画素サイズを20μm□とし、30万
画素のカラー液晶パネルとした。本実施例のSOI基板
を用いることにより、膜厚が均一化され、特性が均一と
なり、歩留りが向上した。また欠陥が少ないため、画素
を駆動するTFT(Thin−Film−Transi
stor)のリーク発生率が著しく低下した。その結
果、64階調、100:1以上のコントラストを有する
パネルを得ることが出来た。 [実施例2]図8に本発明の第2の実施例に依るSOI
基板の構造を示す。同図に示すように、Si基板103
上にSiO2 膜102、その上にシリコン窒化膜10
5、更にその上に外方拡散により低濃度化したシリコン
層101aがある。SiO2 膜102は500〜200
0オングストロームの膜厚が可能であり、シリコン窒化
膜105は50〜10000オングストロームの膜厚が
可能である。
【0032】本実施例の特徴はシリコン層101aの真
下に不純物の拡散阻止能を有する層が存在することで、
外方拡散時にSiO2 層へ不純物が入りこむことを阻止
できる。その結果、外方拡散が効率的におこなわれ、よ
り低不純物濃度のSi層を有するSOI基板を得ること
ができる。
【0033】本SOI基板の製造方法を図9〜図11に
示す。図9に示すSi基板104上に高濃度不純物層を
形成する方法は実施例1と全く同様である。本実施例で
はボロンをドーズ量1E16(cm-2)エネルギー30
keVで注入した後、1000℃で5分間アニールして
活性化する。表面濃度1×1020(cm-3)、深さ1.
2μmのp型層101を得た。
【0034】次に図10に示すように、第2の基板と貼
り合わせる。第2の基板上表面には不純物拡散阻止能を
有する膜が形成されている。例えば、シリコン窒化膜単
層、シリコン窒化膜/シリコン酸化膜の積層膜が可能で
ある。本実施例では後者の膜構成とした。即ち、シリコ
ン基板103上に8000オングストロームの熱酸化膜
を成長させ、その後減圧CVD法で100オングストロ
ームのシリコン窒化膜を形成した。シリコン酸化膜とし
てはPSG、BPSG等も可能であり、窒化膜の形成法
としてはプラズマCVD、熱窒化膜等が可能である。
又、窒化膜は必ずしもSixy の組成である必要はな
く、酸化膜を部分的に窒化反応させた窒化酸化膜(Si
xyz )でも阻止機能を果たす。この様にして形成
した第2の基板と第1基板を洗浄した後貼り合わせる。
【0035】次にSi基板104をエッチング除去す
る。エッチング方法は実施例1で述べた方法が全て使え
る。本実施例では実施例1と同様に20%KOH溶液で
10μmまで薄膜化した後、20%KOHに2%のIP
Aを添加した溶液で選択エッチングをおこなった(図1
1)。p+ Si層として5000±70オングストロー
ムの均一性を得た。
【0036】次にArガス中でp+ 型層101bを低濃
度化して図8に示したSOI基板を得る。図12に11
00℃で熱処理時間に対するボロンの最大濃度を示す。
シリコン窒化膜の拡散阻止能により外方拡散が効率よく
おこなわれるため、より短い処理時間で低濃度化でき
る。本実施例では1100℃中で1500分熱処理する
ことでボロン濃度を8×1014(cm-3)以下にするこ
とが可能となった。またSi層中の欠陥はバルクウエハ
に対して全く遜色のないものであった。なお、本実施例
はp型不純物について述べたが、n型不純物についても
全く同様に適用できる。
【0037】本実施例では第1実施例で述べた効果の中
で、特に不純物低濃度化が顕著である。このためSOI
基板の用途がより広がる。又、同じ不純物濃度を得るた
めの熱処理時間が短く済むため、より安価に基板を製造
することが可能となる。 [実施例3]図13に本発明の第3の実施例に依るSO
I基板の構造を示す。同図に示すように、石英基板10
6上に外方拡散により低濃度化したp型シリコン層10
1a、更にその上にエピタキシャルシリコン層107が
積層されている。本実施例の特徴は、エピタキシャル層
の存在により、SOI基板のSi層の膜厚に自由度をも
たせると同時に、特に高温熱処理の困難な石英基板に有
効なSOI基板構造及びその製造方法を示した点であ
る。即ち、外方拡散により低濃度化するシリコン層10
1aの厚さを極めて薄くし(<1000オングストロー
ム、望ましくは<500オングストローム)、その単結
晶層を成長核としてエピタキシャル成長させることによ
り所望の厚さのシリコン層を得ている。
【0038】本SOI基板の製造方法を図14〜図17
に示す。まず、図14に示すように、Si基板104上
に高濃度不純物層101bを形成する。p+ 層の深さを
出来るだけ浅くするためには、BF2+のイオン注入固相
からの短時間の拡散が望ましい。深さを0.3μm程度
にするために、ポリボロンフィルム(PBF)を塗布し
熱処理した後、950℃中30分間拡散をおこなった。
【0039】次に図15に示すように、PBFを除去
後、石英基板106と貼り合わせる。ウエハ及び石英を
酸又はアルカリ又はこれらの組合せで洗浄した後、貼り
合わせ、150℃で熱処理する。
【0040】次に、Si基板を機械研磨により〜10μ
m程度まで薄膜化し、200℃で熱処理する。次に選択
エッチング液(20%KOH+2%IPA溶液)でエッ
チングをおこない、p+ 層を(0.1±0.07)μm
まで薄膜化した(図16)。
【0041】次に900℃以上の熱処理で外方拡散をお
こなう(図17)。薄膜化により1000℃の熱処理を
おこなっても、石英とシリコン層の間の応力により欠陥
を誘起することはないが、より欠陥が入りにくいように
するためには、シリコン層を部分的にパターニング、除
去してやるとよい。本実施例では1050℃で1000
分間外方拡散することで1×1016cm-3のボロン濃度
とすることが出来た。次にCVD法、液相法、MBE
(Molecular−Beam−Epitaxy)法
により、シリコンエピタキシャル層107を成長させて
図13に示すようなSOI基板を得る。エピタキシャル
成長は400℃〜1000℃の領域でおこなうことが出
来る。エピタキシャル成長は、シリコン層が所望の厚さ
になる様、膜厚設定をおこなうことが出来る。本実施例
ではSiH2 Cl2 ガスをソースガスとして用い、減圧
下800℃で0.4μmの成長をおこなった。エピタキ
シャル成長中の熱によりp型層の不純物はエピタキシャ
ル層にも侵入し、平均のボロン濃度は3×1015cm-3
まで低下した。最終的なシリコン膜厚は5000±10
0オングストロームであり、充分実用に耐えうるもので
ある。又、Si膜中の欠陥もバルクウエハ並に少なかっ
た。なお、本実施例においてもp型をn型におきかえる
ことができる。
【0042】本実施例は高温熱処理の困難な石英基板等
を用いたSOI基板の構造、作製方法に適している。従
って、従来の方法と比べて、特に石英基板上で、欠陥が
少なく、膜厚が均一で、不純物濃度の低いSOI基板を
安価なプロセスで作製することを可能にするものであ
る。 [実施例4]図18に本発明の第4の実施例に依るSO
I基板の構造を示す。図18に示すように、Si基板1
03上にシリコン酸化膜108、その上に外方拡散によ
り低濃度化した単結晶シリコン層101aがある。構造
は第1の実施例と同一である。本実施例の特徴は表面を
高濃度化した基板側の表面を酸化してから第2の基板と
貼り合わせることにある。なお、第2基板の表面にシリ
コン酸化膜、シリコン窒化膜等の絶縁膜を形成しておい
てもよい。
【0043】本実施例のSOI基板の製造方法を図19
〜図22に示す。図19に示すように、Si基板104
上に高濃度不純物層101bを形成する。高濃度不純物
層101bの形成方法は他の実施例と同一のものが適用
できるが、表面を酸化するために熱処理の時間を長くし
て深く拡散する必要がある。本実施例では、Si基板へ
のボロン拡散を1050℃で60分間おこなうことで深
さ1.6μmとした。次に図20に示すように、このウ
エハを1000℃でH2 /O2 混合ガス中で25分間酸
化することで3000オングストロームの熱酸化膜10
8を形成する。酸化膜108は50〜5000オングス
トロームが可能である。酸化の厚さにより、ボロンの深
さも変化するので、必要なSi膜厚に応じて膜厚、ボロ
ンの深さを決めることができる。
【0044】次に図21に示すように、この基板を第2
のSi基板103と貼り合わせる。更に図22に示すよ
うに、貼り合わせた基板のSi基板104の部分をエッ
チング除去する。エッチング除去方法は前記4つの実施
例と同じ方法を用いることができる。本実施例において
は、KOHで残り厚を10μmとした後、KOH+2%
IPA溶液で5000±70オングストロームまで薄膜
化した。
【0045】次にAr中1100℃で1500分間熱処
理することでボロンを外方拡散してp+ 型層を1E16
cm-3まで低濃度化して、図18に示すようなSOI基
板を作製した。作製したSi膜の欠陥はバルクウエハ並
に少なかった。
【0046】本実施例ではSi膜101aと酸化膜10
8の界面が熱酸化により形成した界面であるため、界面
特性が優れたSOI基板が得られる。この優れた界面特
性は集積回路の高歩留り、高信頼性化に寄与する。
【0047】また、特にボロンを用いた場合、高濃度表
面を酸化した際にボロンの一部が酸化膜側にとりこまれ
るため、Si膜中のボロン濃度が若干低下する。このた
め、外方拡散による低濃度化に要する時間を短縮する効
果がある。 [実施例5]図23〜図27に本発明の第5の実施例に
よるSOI基板の製造方法を示す。本実施例の特徴は厚
さ数十〜数百オングストロームのSiO2 膜120を介
して1E19〜1E21のp+ ボロンドープ層101b
をSi基板104上に形成した点である。
【0048】まず、図23に示すように、Si基板10
4上に厚さ数十〜数百オングストロームのSiO2 膜1
20を形成する。本実施例ではSi基板104を400
℃の炉中で10〜20分熱酸化することにより、厚さ2
0オングストローム程度の薄いSiO2 膜120を形成
した。また、薄いSiO2 膜120はPt片を入れた2
0〜30℃のH22 水溶液にSi基板104を30〜
60分浸すことによっても形成される。H22 がPt
触媒によりH22 →H2 O+O2-+2h+ (h+ :ホ
ール)と分解され、ここで生じた酸化力の強いO2-によ
りSi表面に薄いSiO2 膜120が形成される。
【0049】なお、上記のように化学的に厚さ20オン
グストローム程度の薄い酸化膜を形成する方法としては
次に示す方法も可能であった。 (1)H2 SO4 :H22 =4:1の溶液にSiウエ
ハを120℃,10分の条件で浸したところ、Siウエ
ハ上に薄い酸化膜が形成された。この酸化膜に対して上
記バッファードフッ酸でエッチングしたところエッチン
グレートは5オングストローム/分から15オングスト
ローム/分であった。 (2)オゾンO3 を2ppm添加したH2 O中にSiウ
エハを30℃,10分の条件で浸したところ、Siウエ
ハ上に薄い酸化膜が形成された。この酸化膜に対して上
記バッファードフッ酸でエッチングしたところエッチン
グレートは20オングストローム/分から40オングス
トローム/分であった。 (3)30%H22 を添加したH2 O中にSiウエハ
を90℃,10分の条件で浸したところ、Siウエハ上
に薄い酸化膜が形成された。この酸化膜に対して上記バ
ッファードフッ酸でエッチングしたところエッチングレ
ートは15オングストローム/分から30オングストロ
ーム/分であった。 (4)NH4 OH:H22 :H2 O=0.05:1:
5の溶液にSiウエハを90℃,10分の条件で浸した
ところ、Siウエハ上に薄い酸化膜が形成された。この
酸化膜に対して上記バッファードフッ酸でエッチングし
たところエッチングレートは10オングストローム/分
から20オングストローム/分であった。 (5)HCl:H22 :H2 O=1:1:6の溶液に
Siウエハを90℃,10分の条件で浸したところ、S
iウエハ上に薄い酸化膜が形成された。この酸化膜に対
して上記バッファードフッ酸でエッチングしたところエ
ッチングレートは20オングストローム/分から40オ
ングストローム/分であった。
【0050】次に図24に示すように、薄いSiO2
120を介してp+ ボロンドープ層を形成する。SiO
2 膜120は厚さが数十オングストロームと非常に薄い
ため、ボロン注入の障壁としてほとんど作用せず、従っ
て第1の実施例のp+ ボロンドープ層の形成方法がその
まま採用できる。本実施例においては、東京応化工業社
製のポリボロンフィルム(型番MK−31)を回転塗布
した後、140℃大気中30分間熱処理した後、600
℃のO2 ガス中で30分間熱処理を行った。その後10
50℃のN2 中で30分間熱処理して表面濃度1E20
cm-3、深さ1.2μmのp+ 層101bを得た。
【0051】次に、薄いSiO2 膜120を希フッ酸水
溶液で除去し、図25に示すように、このウエハと、表
面を熱酸化した別のSiウエハ103を洗浄後、貼り合
わせる。ウエハの洗浄方法および貼り合せ方法は第1実
施例と同じである。この場合、p+ ボロンドープ層10
1b形成時にp+ ボロンドープ層101b表面に付着し
たパーティクル,炭素化合物,金属原子等は、薄いSi
2 膜120除去時に、SiO2 膜120といっしょに
取り除かれるため、パーティクル等に起因するボイドの
低減、金属原子による界面準位の発生の防止等に効果が
ある。
【0052】さらに別の貼り合せ方法として、薄いSi
2 膜120を残したまま、別の熱酸化ウエハを貼り合
わせることもできる。この場合は、貼り合わせ面が酸化
膜で覆われているため、パーティクル、炭素化合物、金
属原子等が更に付着しにくく、更にボイドの低減等に効
果がある。
【0053】この方法で製造したSOI基板では、単結
晶Siと絶縁膜(SiO2 )との界面が熱酸化によって
形成されるため、電気的に優れた界面特性を有する。
【0054】次のSiウエハ104の除去工程(図2
6)及び、ボロンの外方拡散工程(図27)は第1実施
例と同じ方法を用いることができる。
【0055】ここで、SiO2 膜120について行った
特性評価について説明する。1000℃wetで熱酸化
したサンプルでフッ酸量を極めて減らしたフッ酸とアン
モニア水との混合からなるバッファードフッ酸のエッチ
ングレートが1オングストローム/分の時、SiO2
120で上記バッファードフッ酸のエッチングレートを
測定した。この場合2オングストローム/分で約2倍で
あった。
【0056】なお、SiO2 膜120を形成する場合、
熱酸化の温度を徐々に低下させ、成長させた膜に対して
上記バッファードフッ酸によりエッチングレートの測定
実験をしたところ、600℃酸化の時エッチングレート
は1000℃wet酸化に比べて、エッチングレートは
約1.5〜1.8倍と向上したが、この膜を介してボン
ディングしても(膜を除去せずに貼り合わせた)ボイド
数はそれ程減少しなかった。しかし、上記のように40
0℃酸化の時、エッチングレートは約2倍となりボイド
数は従来に比較して約1ケタ以下と激減した。したがっ
て、上記湿式1000℃の熱酸化膜におけるバァードフ
ッ酸のエッチングレートよりも2倍以上速くかつ不純物
の添加されていない酸化膜を用いることが、ボイドを減
少させるうえで好適であると考えられる。
【0057】また、上述した薄いSiO2 膜120はP
t片を入れた20〜30℃のH2 2 水溶液にSi基板
104を30〜60分浸すことによって形成した薄いS
iO 2 膜120に対して、上記バッファードフッ酸でエ
ッチングしたところ、エッチングレートが5オングスト
ローム/分から40オングストローム/分のものが得ら
れた。このレートはH22 の量やその処理温度により
変化するが、これらのエッチングレートが高い膜ほどボ
イドの数が減り良好なものが得られることがわかった。
【0058】以上説明した本実施例では薄いSiO2
120を介してボロンを注入しp+ボロンドープ層10
1bを形成するため、Si薄膜上にパーティクル、重金
属汚染等を付着させることなく、貼り合わせをおこなう
ことができる。そのため、ボイドの発生を抑え、SOI
基板製造の高歩留化が達成できる。 [実施例6]本実施例の特徴は、第1〜第5実施例にお
ける外方拡散工程を減圧あるいは、H2 雰囲気、あるい
は減圧かつH2 雰囲気中で行う点である。減圧下で外方
拡散を行った場合、ウエハ表面から放出されたホウ素あ
るいはヒ素、リンの不純物が速やかにウエハ表面から取
り除かれるため、不純物放出が平衡状態にならず、外方
拡散工程の時間が短縮される。
【0059】一方、H2 雰囲気中で外方拡散を行った場
合、H2 は還元性ガスであるため、Siウエハ表面の熱
酸化膜又は熱窒化膜形成を防ぎ、酸化膜によるボロン放
出のさまたげを防ぐ効果がある。またHe,Ar等の不
活性ガスを混入しても同様の効果がある。H2 雰囲気中
で外方拡散を行った場合、ウエハ表面から放出されたホ
ウ素、あるいはヒ素、リンの不純物は水素と結合し、そ
れぞれ水素化ホウ素(Bxy )、水素化ヒ素(Asx
y )、水素化リン(Pxy )の化合物としてウエハ
表面から取り除かれ、外方拡散工程の時間が短縮され
る。またH2 雰囲気中の水素はウエハ内部に侵入し、高
濃度不純物により生じた結晶欠陥、あるいは不純物が抜
けたことにより生じた結晶欠陥に起因する準位、さらに
はSi−SiO2 界面の界面準位にトラップされ、これ
ら不要な準位の働きを抑え、デバイスを作製した際のリ
ーク電流、暗電流の生成を低減する。
【0060】本実施例においては、減圧の効果とH2
囲気の効果の両者をかけ合わせて外方拡散を行った。外
方拡散の条件は、圧力10-7torr〜500tor
r、H 2 流量10リットル/min〜200リットル/
min、温度1000℃〜1300℃で行うことができ
る。一例として図28に圧力80torr、H2 流量1
00リットル/min、温度1150℃でボロンの外方
拡散を行った実験結果を示す。横軸をSi膜厚とし、外
方拡散時間をパラメータとしたSi膜中の平均ボロン濃
度をプロットした。外方拡散前のボロンの濃度は5E1
8〜3E19、SOIのSi膜厚は1600〜1110
0オングストロームである。
【0061】なお、ボロン濃度は、Si膜中の平均的な
濃度である。外方拡散時間と伴にSi膜中のボロン濃度
が小さくなる様子と、Si膜厚が薄いほど、ボロンが効
果的に放出される傾向が確認でき、Si膜厚約6000
オングストローム以下において、Si膜中の平均ボロン
濃度1015台まで減少させることができた。
【0062】本実施例は、従来の外方拡散工程に比べ、
減圧、H2 雰囲気により、高温化で処理することで工程
の時間短縮を実現し、スループットを向上するととも
に、H 2 アニール効果によるSi膜の品質に優れたSO
I基板を実現できる。 [実施例7]図29〜図33に本発明の第7実施例によ
るSOI基板の製造方法を示す。図29の厚さ数十〜数
百オングストロームのSiO2 膜120を介してp+
ロンドープ層101bを形成する工程から図30のSi
2 膜120を除去する工程までの製造工程は第5の実
施例と同じである。本実施例の特徴は、p+ ボロンドー
プ層101b表面を熱酸化することにより厚さ数百〜数
千オングストロームのSiO2 膜121を形成し、この
SiO2 膜121と、別のSiウエハ103を貼り合わ
せた点である。本実施例ではSiウエハ104を100
0℃の炉中で約1時間wet熱酸化することにより、厚
さ4000オングストローム程度のSiO2 膜121を
形成した(図31)。図32及び図33に示すその後の
貼り合わせ工程、Siウエハ104除去工程は第1実施
例と同じであり、次の外方拡散工程は第6実施例と同じ
である。
【0063】本実施例で製造したSOI基板では単結晶
Si101aと、絶縁膜(SiO2)121との界面が
熱酸化によって形成されるため電気的に優れた界面特性
を有し、デバイスを形成した際、高信頼性、高歩留りの
SOIデバイスが実現できる。 [実施例8]図34〜図37に本発明の第8実施例によ
るSOI基板の製造方法を示す。本実施例の特徴は、S
iウエハ104の熱酸化により厚さ数百〜数千オングス
トロームのSiO2 膜122を形成し、このSiO2
122を介してボロンを注入し、p+ ボロン層101b
を形成した後、SiO2 膜122と別のSiウエハ10
3を貼り合わせた点である。
【0064】本実施例では、Siウエハ104を100
0℃の炉中で1時間wet熱酸化することにより厚さ4
000オングストローム程度の酸化膜122を形成し
(図34)、100keVでドーズ量1E16のボロン
を注入し、厚さ1.0μm程度のp+ ボロンドープ層1
01bを形成した(図35)。図36及び図37に示す
後の貼り合せ工程、Siウエハ104除去工程は第1実
施例と同じであり、次の外方拡散工程は第7実施例と同
じである。
【0065】本実施例で製造したSOI基板では、p+
ボロンドープ層101bを形成した後、加えられる熱工
程は貼り合せ工程のみであるため、p+ ボロンドープ層
101bのプロファイルが急峻となり、Siウエハ10
4除去工程のエッチングでのp+ /p- の選択比が向上
し、第4、第7実施例に比べSi膜101aの厚さが均
一なSOI基板が得られる。また、Si膜101aとS
iO2 膜122との界面が熱酸化によって形成されるた
め、電気的に優れた界面特性を有し、高信頼性、高歩留
りのSOIデバイスが実現できる。
【0066】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明によれば、高
濃度不純物層を選択的に残した後外方拡散により低濃度
化した層を有する半導体基板(例えば、SOI基板)を
提供することにより、 結晶欠陥がバルクウエハ並に少なく、 膜厚分布が極めて良く、 シリコン等の半導体中の不純物濃度が充分低く、 Insulator層の膜厚、材料の設定が自由
で、 安価に製造できる、 半導体基板を得ることができる。
【0067】この半導体基板は高速低消費電力の高集積
回路だけでなく、LCD用駆動パネル、パワーIC等幅
広い用途に応用することが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に依るSOI基板の構造
を示す断面図である。
【図2】(a)は第1実施例の外方拡散前の不純物プロ
ファイル、(b)は外方拡散後の不純物プロファイルで
ある。
【図3】本発明の第1の実施例のSOI基板の製造方法
を示す断面図である。
【図4】本発明の第1の実施例のSOI基板の製造方法
を示す断面図である。
【図5】本発明の第1の実施例のSOI基板の製造方法
を示す断面図である。
【図6】本発明の外方拡散による、不純物濃度の低下の
様子を表わすグラフである。
【図7】本発明を用いて作製した液晶パネルの概観図で
ある。
【図8】本発明の第2の実施例に依るSOI基板の構造
を示す断面図である。
【図9】本発明の第2の実施例のSOI基板の製造方法
を示す断面図である。
【図10】本発明の第2の実施例のSOI基板の製造方
法を示す断面図である。
【図11】本発明の第2の実施例のSOI基板の製造方
法を示す断面図である。
【図12】本発明の第2の実施例における不純物濃度の
低下の様子を表わすグラフである。
【図13】本発明の第3の実施例に依るSOI基板の構
造を示す断面図である。
【図14】本発明の第3の実施例のSOI基板の製造方
法を示す断面図である。
【図15】本発明の第3の実施例のSOI基板の製造方
法を示す断面図である。
【図16】本発明の第3の実施例のSOI基板の製造方
法を示す断面図である。
【図17】本発明の第3の実施例のSOI基板の製造方
法を示す断面図である。
【図18】本発明の第4の実施例に依るSOI基板の構
造を示す断面図である。
【図19】本発明の第4の実施例のSOI基板の製造方
法を示す断面図である。
【図20】本発明の第4の実施例のSOI基板の製造方
法を示す断面図である。
【図21】本発明の第4の実施例のSOI基板の製造方
法を示す断面図である。
【図22】本発明の第4の実施例のSOI基板の製造方
法を示す断面図である。
【図23】本発明の第5の実施例のSOI基板の製造方
法を示す断面図である。
【図24】本発明の第5の実施例のSOI基板の製造方
法を示す断面図である。
【図25】本発明の第5の実施例のSOI基板の製造方
法を示す断面図である。
【図26】本発明の第5の実施例のSOI基板の製造方
法を示す断面図である。
【図27】本発明の第5の実施例のSOI基板の製造方
法を示す断面図である。
【図28】減圧下及びH2 雰囲気下における外方拡散の
結果を示すグラフである。
【図29】本発明の第7の実施例のSOI基板の製造方
法を示す断面図である。
【図30】本発明の第7の実施例のSOI基板の製造方
法を示す断面図である。
【図31】本発明の第7の実施例のSOI基板の製造方
法を示す断面図である。
【図32】本発明の第7の実施例のSOI基板の製造方
法を示す断面図である。
【図33】本発明の第7の実施例のSOI基板の製造方
法を示す断面図である。
【図34】本発明の第8の実施例のSOI基板の製造方
法を示す断面図である。
【図35】本発明の第8の実施例のSOI基板の製造方
法を示す断面図である。
【図36】本発明の第8の実施例のSOI基板の製造方
法を示す断面図である。
【図37】本発明の第8の実施例のSOI基板の製造方
法を示す断面図である。
【符号の説明】
101a p型シリコン層 101b p+ 型シリコン層 102 シリコン酸化膜 103 シリコン基板 104 シリコン基板 105 シリコン窒化膜 106 石英基板 107 エピタキシャルシリコン層 108 シリコン酸化膜 120 薄いシリコン酸化膜 121 シリコン酸化膜 122 シリコン酸化膜

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外方拡散により不純物を低濃度化した半
    導体層を絶縁体面上に有することを特徴とする半導体基
    板。
  2. 【請求項2】 前記半導体層はシリコンからなり、前記
    絶縁体面は酸化シリコンからなることを特徴とする請求
    項1記載の半導体基板。
  3. 【請求項3】 前記半導体層はシリコンからなり、前記
    絶縁体面は窒化シリコンからなることを特徴とする請求
    項1記載の半導体基板。
  4. 【請求項4】 前記半導体層はシリコンからなり、前記
    絶縁体表面は窒酸化シリコンからなることを特徴とする
    請求項1記載の半導体基板。
  5. 【請求項5】 表面側に高濃度不純物層を有する半導体
    基板を形成する工程と、該半導体基板の高濃度不純物層
    の面と絶縁体面を有する基板の該絶縁体面とを貼り合わ
    せる工程と、前記高濃度不純物層を除く前記半導体基板
    を除去する工程と、残された高濃度不純物層の不純物濃
    度を外方拡散により低下させる工程と、を含む半導体基
    板の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記半導体基板はシリコンからなり、前
    記絶縁体面を有する基板の該絶縁体面が酸化シリコンか
    らなることを特徴とする請求項5記載の半導体基板の製
    造方法。
  7. 【請求項7】 前記半導体基板はシリコンからなり、前
    記絶縁体面を有する基板の該絶縁体面が窒化シリコンか
    らなることを特徴とする請求項5記載の半導体基板の製
    造方法。
  8. 【請求項8】 前記半導体基板はシリコンからなり、前
    記絶縁体面を有する基板の該絶縁体面が窒酸化シリコン
    からなることを特徴とする請求項5記載の半導体基板の
    製造方法。
  9. 【請求項9】 貼り合わせ工程前に前記高濃度の不純物
    層上に薄い酸化膜を形成し、この酸化膜を除去した後に
    貼り合わせを行うことを特徴とする請求項5記載の半導
    体基板の製造方法。
  10. 【請求項10】 貼り合わせ工程前に前記高濃度の不純
    物層上に薄い酸化膜を形成し、この酸化膜を介して貼り
    合わせを行うことを特徴とする請求項5記載の半導体基
    板の製造方法。
  11. 【請求項11】 高濃度不純物層と絶縁体層とが接して
    設けられ、表面側に該絶縁体層を有する半導体基板を形
    成する工程と、該半導体基板の絶縁体層の面と他の基板
    面とを貼り合わせる工程と、前記高濃度不純物層および
    前記絶縁体層を除く前記半導体基板を除去する工程と、
    残された高濃度不純物層の不純物濃度を外方拡散により
    低下させる工程と、を含む半導体基板の製造方法。
  12. 【請求項12】 前記半導体基板はシリコンからなり、
    前記絶縁体層が酸化シリコンからなることを特徴とする
    請求項11記載の半導体基板の製造方法。
  13. 【請求項13】 前記半導体基板はシリコンからなり、
    前記絶縁体層が窒化シリコンからなることを特徴とする
    請求項11記載の半導体基板の製造方法。
  14. 【請求項14】 前記半導体基板はシリコンからなり、
    前記絶縁体層が窒酸化シリコンからなることを特徴とす
    る請求項11記載の半導体基板の製造方法。
  15. 【請求項15】 前記外方拡散は減圧下で行われること
    を特徴とする請求項5又は請求項11記載の半導体基板
    の製造方法。
  16. 【請求項16】 前記外方拡散は還元性ガス中で行われ
    ることを特徴とする請求項5、11、又は15記載の半
    導体基板の製造方法。
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