JPH07281918A - 二重化信号中継系切替回路 - Google Patents

二重化信号中継系切替回路

Info

Publication number
JPH07281918A
JPH07281918A JP6073682A JP7368294A JPH07281918A JP H07281918 A JPH07281918 A JP H07281918A JP 6073682 A JP6073682 A JP 6073682A JP 7368294 A JP7368294 A JP 7368294A JP H07281918 A JPH07281918 A JP H07281918A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
active
signals
gate
output
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6073682A
Other languages
English (en)
Inventor
Naohito Shigemoto
尚人 重本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP6073682A priority Critical patent/JPH07281918A/ja
Publication of JPH07281918A publication Critical patent/JPH07281918A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Hardware Redundancy (AREA)
  • Detection And Prevention Of Errors In Transmission (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】出力がワイヤード・オア接続され系切替指示に
応じて二重化された信号の選択出力を行う2つのスリー
ステートバッファが両系同時に高インピーダンス状態に
なり、出力信号が不安定になることを防止する。 【構成】現用系指定部20は、監視装置72からの系切
替を指示する閉塞信号BN,BEに基いて二重化された
入力信号系のいずれを中継すべきか指定する相補な2つ
の現用系指定信号AN,AE(負論理)を出力する。タ
イミング調整部30の遅延回路31,32は信号AN,
AEをそれぞれ所定時間Tだけ遅延させた遅延現用系指
定信号DN,DEを出力し、ANDゲート41,42は
それぞれ信号AN,AEと信号DN,DEとの論理積演
算を行いアクティブ状態が一部重複した重複化ゲート信
号SN,SE(負論理)として信号出力制御部50のス
リーステートバッファ51,52の反転ゲート端子51
1,521に入力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は二重化信号中継系切替回
路に関し、特に二重化された信号を受信し指定された系
の信号を選択して出力する切替回路に関する。
【0002】
【従来の技術】あるデータ処理装置から他のデータ処理
装置、特にマルチ接続された複数のデータ処理装置へク
ロック信号やデータ信号を配信する場合、信号伝送路や
一部データ処理装置の障害により全体が影響を受けない
ように信号伝送路を二重化しそれぞれに同一内容の信号
を送信するシステムがある。このようなシステムにおい
て、受信側のデータ処理装置で正常な伝送路側の信号を
選択できるようにするとともに、異常な信号の送信側へ
の逆流を防止するためにバッファを備えた二重化信号中
継系切替回路を用いている。
【0003】図3に従来のこの種の切替回路を示す。切
替回路100は、監視装置72の指示によりデータ処理
装置71からの二重化された入力信号系(N系及びE
系)のいずれを中継すべきか指定する現用系指定部20
と、指定された系の入力信号をデータ処理装置73へ出
力する信号出力制御部50とがそれぞれ二分され、同一
構成のN系カード111及びE系カード112として構
成されている。すなわち各カード111,112は、ゲ
ート信号の値(論理レベル)に応じて出力が入力信号と
同じ2論理レベル状態となるか論理上意味のない高イン
ピーダンス状態となるスリーステートバッファ51,5
2と、そのゲート信号を出力する2入力のNANDゲー
ト21,22とをそれぞれ有している。現用系指定部2
0の2つのNANDゲート21,22は、互いに自己の
一方の入力端子212,222に相手側の出力端子22
3、213を接続してフリップフロップ回路を構成して
おり、監視装置72から系切り替えの契機として他方の
入力端子211,221にそれぞれ入力される負論理の
閉塞信号BN,BEに基づいて自己のカードが現用系
(信号中継を行う)か予備系(信号中継を行わない)か
を指定する負論理の現用系指定信号AN,AEをそれぞ
れ出力する。監視装置72はこの現用系指定信号AN,
AEを監視し系切り替えが正常に行われたかチェックす
る。信号出力制御部50の2つのスリーステートバッフ
ァ51,52は、クロック信号用の出力端子514,5
24同士及びデータ信号用の出力端子515,525同
士をワイヤード・オア接続し、現用系指定信号AN,A
Eをゲート信号として反転ゲート端子511,521に
それぞれ入力することにより、データ処理装置71から
クロック信号用の入力端子512,522及びデータ信
号用の入力端子513,523にそれぞれ入力された二
重化されたクロック(CLK)信号811,812及び
データ(DATA)信号821,822のうち現用系と
指定された側の信号を出力クロック信号813,出力デ
ータ信号823としてデータ処理装置73へ出力する。
また、N系のクロック信号811,データ信号821及
びE系のクロック信号812,データ信号822はそれ
ぞれ、切替回路100にマルチ接続された他の切替回路
を介して他のデータ処理装置(ともに図示せず)に送信
される。
【0004】次に、図4のタイミング図も参照して切り
替え動作について詳細に説明する。今、N系カード11
1が現用系でE系カード112が予備系であるとする。
このとき、N系カード111のNANDゲート21の出
力(現用系指定信号AN(負論理))の論理レベルはL
(低)レベルで、スリーステートバッファ51はアクテ
ィブとなり入力クロック信号811及びデータ信号82
1を出力端子514及び出力端子515へそれぞれ出力
する。一方、E系カード112のNANDゲート22の
出力(現用系指定信号AE(負論理))の論理レベルは
H(高)レベルで、スリーステートバッファ52はイン
アクティブとなり、出力端子524及び出力端子525
は入力クロック信号812及びデータ信号822を出力
せず高インピーダンス状態(図4中斜線で示す、以下同
様)となっている。したがって、出力クロック信号81
3及び出力データ信号823としてはN系カード111
のクロック信号811及びデータ信号821が出力され
る。
【0005】ここで、監視装置72が系切り替えのため
に現用系であるN系カード111への閉塞信号BN(負
論理)をアクティブ状態(Lレベル)にすると、NAN
Dゲート21の出力(信号AN)はLレベルからHレベ
ルとなり、スリーステートバッファ51はインアクティ
ブとなって出力端子514,515は高インピーダンス
状態となる。またこれにより、E系カード112のNA
NDゲート22の入力がすべてHレベルとなるので出力
(信号AE)はHレベルからLレベルとなり、スリース
テートバッファ52がアクティブとなりクロック信号8
12及びデータ信号822が出力クロック信号813及
び出力データ信号823として出力される。すなわち、
E系カード112が新現用系となる。この後、閉塞信号
BNをHレベルに戻しても現用系指定信号AN,AEの
レベルが変化することはなく、切り替えられた系状態を
維持する。
【0006】また、E系カード112が現用系の状態か
らN系カード111が現用系の状態にするためには、E
系カード112への閉塞信号BE(負論理)を一時的に
Lレベルにすればよい。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】この従来の二重化信号
中継系切替回路では、論理レベルが相補な現用系指定信
号AN,AEで直接両系のスリーステートバッファ5
1,52のゲート制御を行っているので、現用/予備の
系切り替え時に回路素子の遅延等により出力信号の切り
替えタイミングにずれを生じ、現用系及び予備系のいず
れからも中継すべきクロック信号及びデータ信号が出力
されない(両系高インピーダンス状態)時間tが存在す
ることがあり、その期間中に出力が不安定となってしま
う。たとえプルアップしていても出力がLレベルのタイ
ミングで切り替わるとHレベルのパルスが出てしまう。
このことは、プルダウンにおいても出力がHレベルのタ
イミングで切り替わるとLレベルのパルスが出てしまう
いうことである。このような時に、受信側データ処理装
置においてクロック信号に基づくデータ処理に誤りが発
生するという問題がある。
【0008】このような出力信号の瞬断を防止する一手
段として、信号を出力すべき系を指定する現用系指定信
号を出力するフリップフロップ回路を各系ごとに設けて
それぞれのリセット端子に遅延回路を接続し、系切り替
えを指示する信号に従って2つのフリップフロップ回路
のセット,リセット状態を相補的に反転させる際、セッ
トは直ちに行いリセットは遅延回路の遅延時間だけ遅ら
せ現用系指定信号が両系同時にアクティブ状態になる時
間を設けることにより、現用系指定信号が両系同時にイ
ンアクティブ状態にならないようにした切替回路が提案
されている(特公昭63―43010公報参照)。しか
しながら、このような一定期間現用系指定信号が両系と
もアクティブ状態になる切替回路を図3に示すようなシ
ステムに適用すると、監視装置72が切替回路に対して
系切り替えを指示したとき、両系からの現用系指定信号
をチェックして切替回路が両系同時に現用系になったこ
とを検出し異常状態と判定してしまい、正常な系制御が
できなくなってしまう。
【0009】したがって本発明の目的は、系切り替え時
に、入力信号系ごとの中継出力すべきか否かを指定する
現用系指定信号は両系間での論理レベルの相補関係(ア
クティブ状態,インアクティブ状態の相互反転状態)を
維持したままで、実際に入力信号の出力制御を行うスリ
ーステートバッファへのゲート信号におけるアクティブ
状態からインアクティブ状態になるタイミングを遅らせ
ることにより、スリーステートバッファが両系同時に高
インピーダンス状態になり出力信号が不安定になること
を防止する二重化信号中継系切替回路を提供することに
ある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、ゲート信号が
アクティブ状態かインアクティブ状態かに応じて出力が
入力信号と同じ2論理レベル状態となるか論理上意味の
ない高インピーダンス状態となるスリーステートバッフ
ァを2つ有し、これら2つのスリーステートバッファに
二重化された信号を系対応に入力し、かつ両系の出力端
子同士をワイヤード・オア接続し、各の前記ゲート信号
を制御することにより現用に指定された系の入力信号を
中継出力する二重化信号中継系切替回路において、外部
からの系切替情報に基いて二重化された入力信号系のい
ずれを中継すべきか指定するアクティブ状態及びインア
クティブ状態が互いに相補な2つの現用系指定信号を出
力する現用系指定手段と、前記2つの現用系指定信号の
各に対しアクティブ状態からインアクティブ状態に変化
するタイミングを所定時間だけ遅らせアクティブ状態が
一部重複した2つの重複化ゲート信号として出力するタ
イミング調整手段と、前記2つの重複化ゲート信号をそ
れぞれ前記2つのスリーステートバッファの前記ゲート
信号とし、系切替時の前記所定時間の期間内は両系の入
力信号を重複して出力しその他の期間は現用に指定され
た系の入力信号を出力する信号出力制御手段とを備えて
いる。
【0011】また、上記構成において、前記現用系指定
信号及び前記重複化ゲート信号が負論理(または正論
理)の信号であり、前記タイミング調整手段が、前記現
用系指定信号を前記所定時間遅延させ遅延現用系指定信
号として出力する遅延回路と、これら現用系指定信号及
び遅延現用系指定信号の論理積(または論理和)演算を
行い前記重複化ゲート信号として出力するAND(また
はOR)ゲートとを系対応に2組含んだ構成とすること
ができる。
【0012】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。図1は本発明の一実施例を示すブロック図であり、
図3と同一符号のものは同一機能のものである。
【0013】本実施例の二重化信号中継系切替回路10
は、監視装置72の指示によりデータ処理装置71から
の二重化された入力信号系(N系及びE系)のいずれを
中継すべきか指定する相補な現用系指定信号AN,AE
(負論理)を出力する現用系指定部20と、現用系指定
信号AN,AEそれぞれのアクティブ状態(Lレベル)
からインアクティブ状態(Hレベル)になるタイミング
を所定時間Tだけ遅らせ重複化ゲート信号SN,SE
(負論理)として出力するタイミング調整部30と、重
複化ゲート信号SN,SEがアクティブ状態(Lレベ
ル)の系の入力信号をデータ処理装置73へ出力する信
号出力制御部50とを備えている。現用系指定部20は
従来と同様に、互いに自己の一方の入力端子212,2
22に相手側の出力端子223、213を接続し他方の
入力端子211,223に監視装置72からの閉塞信号
BN,BE(負論理、通常時Hレベル)を入力するフリ
ップフロップ構成の2つのNANDゲート21,22を
有している。また、信号出力制御部50も従来と同様
に、反転ゲート端子511,521に入力される重複化
ゲート信号SN,SEの値に応じて出力が入力信号(N
系:クロック信号811及びデータ信号821,E系:
クロック信号812及びデータ信号822)と同じ2論
理レベル状態となるか論理上意味のない高インピーダン
ス状態となる2つのスリーステートバッファ51,52
を有し、出力クロック信号810用の出力端子514,
524同士及び出力データ信号820用の出力端子51
5,525同士をワイヤード・オア接続している。本発
明の特徴であるタイミング調整部30は、現用系指定信
号ANを所定時間Tだけ遅らせ遅延現用系指定信号DN
(負論理)として出力する遅延回路31と、現用系指定
信号AN及び遅延現用系指定信号DNの論理積演算を行
い重複化ゲート信号SNとして出力するANDゲート4
1と、現用系指定信号AEを所定時間Tだけ遅らせ遅延
現用系指定信号DE(負論理)として出力する遅延回路
32と、現用系指定信号AE及び遅延現用系指定信号D
Eの論理積演算を行い重複化ゲート信号SEとして出力
するANDゲート42とを有している。現用系指定部2
0,タイミング調整部30及び信号出力制御部50はそ
れぞれ同一構成になるように二分され、N系カード11
にNANDゲート21,遅延回路31,ANDゲート4
1及びスリーステートバッファ51が搭載され、E系カ
ード12にNANDゲート22,遅延回路32,AND
ゲート42及びスリーステートバッファ51が搭載され
ている。なお、遅延回路31,32の遅延時間Tとして
は、系切り替えの目的に適う範囲内でNANDゲート2
1,22及びANDゲート41,42の信号伝達遅延時
間より十分長い値を設定する。また従来と同様に、N系
のクロック信号811,データ信号821及びE系のク
ロック信号812,データ信号822はそれぞれ、二重
化信号中継系切替回路10にマルチ接続された他の切替
回路を介して他のデータ処理装置(ともに図示せず)に
送信される。
【0014】次に、図1とともに図2のタイミング図も
参照して信号の切り替え動作について詳細に説明する。
今、N系カード11が現用系でE系カード12が予備系
であるとする。このとき、N系カード11のNANDゲ
ート21の出力(現用系指定信号AN)はLレベル(ア
クティブ状態)で、遅延回路31の出力(遅延現用系指
定信号DN)もLレベルのため、ANDゲート41の出
力(重複化ゲート信号SN)はLレベルでスリーステー
トバッファ51はアクティブとなりN系の入力クロック
信号811及びデータ信号821を出力端子514及び
出力端子515へそれぞれ出力する。一方、E系カード
12のNANDゲート22の出力(現用系指定信号A
E)はHレベル(インアクティブ状態)で、遅延回路3
2の出力(遅延現用系指定信号DE)もHレベルのた
め、ANDゲート42の出力(重複化ゲート信号SE)
はHレベルでスリーステートバッファ52はインアクテ
ィブとなり、出力端子524及び出力端子525はE系
の入力クロック信号812及びデータ信号822を出力
せず高インピーダンス状態(図2中斜線で示す、以下同
様)となっている。したがって、出力クロック信号81
0及び出力データ信号820としてはN系カード11の
クロック信号811及びデータ信号821のみが出力さ
れる。
【0015】ここで、監視装置72が系切り替えのため
に現用系であるN系カード11への閉塞信号BNをLレ
ベル(アクティブ状態)にすると(時刻t0)、NAN
Dゲート21の出力(現用系指定信号AN)はLレベル
からHレベルとなるが(時刻t1)、遅延回路31の出
力(遅延現用系指定信号DN)は時間Tだけ遅れてHレ
ベルとなるので(時刻t4)、ANDゲート41の出力
(重複化ゲート信号SN)は少なくともこの時間T分だ
け遅れてHレベルとなる。スリーステートバッファ51
は重複化ゲート信号SNがHレベルになった時点からイ
ンアクティブとなり出力端子514,515が高インピ
ーダンス状態となる。一方、現用系指定信号ANがHレ
ベルになった時点(t1)でE系カード12のNAND
ゲート22の入力がすべてHレベルとなるので出力(現
用系指定信号AE)はHレベルからLレベルとなり(時
刻t2)、遅延回路32の出力(遅延現用系指定信号D
E)も時間Tだけ遅れてHレベルからLレベルとなる
が、ANDゲート42の出力(重複化ゲート信号SE)
は現用系指定信号AEがLレベルになったことにより直
ちにLレベルとなる(時刻t3)。スリーステートバッ
ファ52は重複化ゲート信号SEがLレベルになった時
点からアクティブとなりE系の入力クロック信号812
及びデータ信号822を出力端子514及び出力端子5
15へそれぞれ出力する。これにより出力クロック信号
810及び出力データ信号820としては、遅延回路3
1の遅延時間TをNANDゲート22,ANDゲート4
1等の各回路素子の信号伝達遅延時間(t3−t1)よ
りも大きくすることにより、時刻t3から少なくとも時
刻t4までは(時間:T−(t3−t1))、N系,E
系両系のクロック信号811,812及びデータ信号8
21,822がそれぞれ重複されて出力される。その後
E系のクロック信号812及びデータ信号822のみが
出力され、E系カード12への現用系切り替えが完了す
る。また、E系の現用系指定信号AEがLレベルになっ
た後、閉塞信号BNをHレベルに戻しても現用系指定信
号AN,AEのレベルが変化することはなく、切り替え
られた系状態を維持する。
【0016】次に、E系カード12が現用系の状態から
N系カード11が現用系の状態にする場合は、上述した
動作においてN系とE系とを入れ替えたものとなる。す
なわち、E系カード12への閉塞信号BEを一時的にL
レベルにすることにより、E系の現用系指定信号AEが
HレベルにN系の現用系指定信号ANがLレベルとな
り、N系の重複化ゲート信号SNは直ちにLレベルにな
りスリーステートバッファ51がアクティブになるが、
E系の重複化ゲート信号SEは遅延回路32の遅延現用
系指定信号DE出力により時間T分だけ遅れてHレベル
となりスリーステートバッファ52がインアクティブと
なるタイミングが遅れる。
【0017】以上説明したように本実施例の二重化信号
中継系切替回路10は、入力信号を所定時間Tだけ遅延
させる遅延回路31,32と遅延回路31,32の入力
信号及び出力信号の論理積演算をそれぞれ行うANDゲ
ート41,42とを有するタイミング調整部30を現用
系指定部20と信号出力制御部50との間に設け、二重
化された入力信号系のいずれを中継すべきか指定する相
補な現用系指定信号AN,AEに対し各のアクティブ状
態(Lレベル)からインアクティブ状態(Hレベル)に
なるタイミングを各回路素子間の信号伝達遅延時間を補
償する所定時間Tだけ遅らせアクティブ状態が一部重複
したスリーステートバッファ51,52の重複化ゲート
信号SN,SEとすることにより、現用/予備の系切り
替え時に両系のスリーステートバッファ51,52が同
時に高インピーダンス状態になることがなくなり安定し
た出力クロック信号810及び出力データ信号820を
出力することができる。また、現用系指定信号AN,A
Eの両系間での相補関係は維持されているので、監視装
置72が両系同時に現用系になったと誤検出することも
なく、系制御に悪影響を与えることがない。
【0018】なお、本実施例においては、現用系指定信
号AN,AEや重複化ゲート信号SN,SEなどの各部
信号は負論理の信号としたが、各部回路構成を適切に設
計することにより正論理の信号とすることができる。こ
の場合、例えばタイミング調整部30においては、AN
Dゲート41,42をそれぞれORゲートに置き換え、
現用系指定信号とその遅延回路31,32の出力である
遅延現用系指定信号との論理和演算により現用系指定信
号のアクティブ状態(Hレベル)からインアクティブ状
態(Lレベル)になるタイミングを所定時間Tだけ遅ら
せアクティブ状態が一部重複した重複化ゲート信号をそ
れぞれ求めるようにする。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の二重化信
号中継系切替回路は、外部からの系切替情報に基いて二
重化された入力信号系のいずれを中継すべきか指定する
相補な2つの現用系指定信号を出力する現用系指定手段
と、現用系指定信号の各に対しアクティブ状態からイン
アクティブ状態に変化するタイミングを所定時間だけ遅
らせアクティブ状態が一部重複した2つの重複化ゲート
信号として出力するタイミング調整手段とを備え、これ
ら重複化ゲート信号により出力がワイヤード・オア接続
され二重化された信号を系対応に入力する2つのスリー
ステートバッファの出力をそれぞれ制御するので、系切
替時に、外部から現用系指定信号に基づいて指定した系
が現用系となっているかを確認する際に誤確認を起こさ
ずに、スリーステートバッファが両系同時に高インピー
ダンス状態になり出力信号が不安定になることを防止す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すブロック図である。
【図2】図1の実施例の各部信号のタイミング図であ
る。
【図3】従来技術の一例を示すブロック図である。
【図4】図3の回路の各部信号のタイミング図である。
【符号の説明】
10 二重化信号中継系切替回路 20 現用系指定部 21,22 NANDゲート 30 タイミング調整部 31,32 遅延回路 41,42 ANDゲート 50 信号出力制御部 51,52 スリーステートバッファ 71,73 データ処理装置 72 監視装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゲート信号がアクティブ状態かインアク
    ティブ状態かに応じて出力が入力信号と同じ2論理レベ
    ル状態となるか論理上意味のない高インピーダンス状態
    となるスリーステートバッファを2つ有し、これら2つ
    のスリーステートバッファに二重化された信号を系対応
    に入力し、かつ両系の出力端子同士をワイヤード・オア
    接続し、各の前記ゲート信号を制御することにより現用
    に指定された系の入力信号を中継出力する二重化信号中
    継系切替回路において、 外部からの系切替情報に基いて二重化された入力信号系
    のいずれを中継すべきか指定するアクティブ状態及びイ
    ンアクティブ状態が互いに相補な2つの現用系指定信号
    を出力する現用系指定手段と、 前記2つの現用系指定信号の各に対しアクティブ状態か
    らインアクティブ状態に変化するタイミングを所定時間
    だけ遅らせアクティブ状態が一部重複した2つの重複化
    ゲート信号として出力するタイミング調整手段と、 前記2つの重複化ゲート信号をそれぞれ前記2つのスリ
    ーステートバッファの前記ゲート信号とし、系切替時の
    前記所定時間の期間内は両系の入力信号を重複して出力
    しその他の期間は現用に指定された系の入力信号を出力
    する信号出力制御手段と、 を備えることを特徴とする二重化信号中継系切替回路。
  2. 【請求項2】 前記現用系指定信号及び前記重複化ゲー
    ト信号が負論理の信号であり、前記タイミング調整手段
    が、前記現用系指定信号を前記所定時間遅延させ遅延現
    用系指定信号として出力する遅延回路と、これら現用系
    指定信号及び遅延現用系指定信号の論理積演算を行い前
    記重複化ゲート信号として出力するANDゲートとを系
    対応に2組含んでいることを特徴とする請求項1記載の
    二重化信号中継系切替回路。
  3. 【請求項3】 前記現用系指定信号及び前記重複化ゲー
    ト信号が正論理の信号であり、前記タイミング調整手段
    が、前記現用系指定信号を前記所定時間遅延させ遅延現
    用系指定信号として出力する遅延回路と、これら現用系
    指定信号及び遅延現用系指定信号の論理和演算を行い前
    記重複化ゲート信号として出力するORゲートとを系対
    応に2組含んでいることを特徴とする請求項1記載の二
    重化信号中継系切替回路。
JP6073682A 1994-04-13 1994-04-13 二重化信号中継系切替回路 Pending JPH07281918A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6073682A JPH07281918A (ja) 1994-04-13 1994-04-13 二重化信号中継系切替回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6073682A JPH07281918A (ja) 1994-04-13 1994-04-13 二重化信号中継系切替回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07281918A true JPH07281918A (ja) 1995-10-27

Family

ID=13525237

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6073682A Pending JPH07281918A (ja) 1994-04-13 1994-04-13 二重化信号中継系切替回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07281918A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008060707A (ja) * 2006-08-29 2008-03-13 Fujitsu Ltd 光送信装置
WO2008149426A1 (ja) * 2007-06-05 2008-12-11 Fujitsu Limited 監視装置、情報処理装置、及びアラーム信号出力方法
JP2021033600A (ja) * 2019-08-23 2021-03-01 三菱電機株式会社 デジタル出力装置

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5672725A (en) * 1979-11-20 1981-06-17 Fujitsu Ltd Bus control system
JPS61195449A (ja) * 1985-02-26 1986-08-29 Toshiba Corp バス制御方式
JPS6489617A (en) * 1987-09-29 1989-04-04 Mitsubishi Electric Corp Semiconductor device

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5672725A (en) * 1979-11-20 1981-06-17 Fujitsu Ltd Bus control system
JPS61195449A (ja) * 1985-02-26 1986-08-29 Toshiba Corp バス制御方式
JPS6489617A (en) * 1987-09-29 1989-04-04 Mitsubishi Electric Corp Semiconductor device

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008060707A (ja) * 2006-08-29 2008-03-13 Fujitsu Ltd 光送信装置
WO2008149426A1 (ja) * 2007-06-05 2008-12-11 Fujitsu Limited 監視装置、情報処理装置、及びアラーム信号出力方法
JPWO2008149426A1 (ja) * 2007-06-05 2010-08-19 富士通株式会社 監視装置、情報処理装置、及びアラーム信号出力方法
JP5146452B2 (ja) * 2007-06-05 2013-02-20 富士通株式会社 監視装置、情報処理装置、及びアラーム信号出力方法
US8462007B2 (en) 2007-06-05 2013-06-11 Fujitsu Limited Monitoring device, information processing apparatus, and alarm signal output method having an alarm storage unit for storing alarm signals for itself and other units
JP2021033600A (ja) * 2019-08-23 2021-03-01 三菱電機株式会社 デジタル出力装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2000002754A (ja) スキャンフリップフロップ回路
US4882738A (en) Clock control system
JPH07281918A (ja) 二重化信号中継系切替回路
EP0298747A2 (en) Register
KR100364780B1 (ko) 통신 시스템의 정상회로 선택 장치
JP2697481B2 (ja) 二重化切替制御方式
JPH05227056A (ja) 冗長構成回路のアラーム検出方式
KR100278703B1 (ko) 교환기에서 디바이스 액세스 버스 이중화 제어회로
KR100448218B1 (ko) 이중화 보드 시스템 및 그의 이중화 보드 절체 방법
JPH05160759A (ja) 切替制御方式
JPH05300049A (ja) 信号切替回路
JP3570334B2 (ja) 系切替装置
JPH06164559A (ja) 無瞬断二重化切替方法
JPS5917597B2 (ja) 情報転送路切替え制御方式
KR0161163B1 (ko) 전전자 교환기에 있어서 이중화된 게이트웨이노드에 대한 글로벌버스 이중화구조
KR0136437B1 (ko) 페이져 시스템의 송신기 제어장치의 이중화회로 및 그 구현 방법
JP2834306B2 (ja) 切り替え制御回路
JPH0779333B2 (ja) 二重化系切替スイッチ回路
JPH1051433A (ja) クロック切替システム
KR970002522A (ko) 핫 백업(HBU:Hot Back Up)장치의 모-드 검출방법
JPH01194014A (ja) クロック切換装置
JPH088891A (ja) 切替制御装置
JP2001127565A (ja) 差動入力回路及びその誤動作防止方法
JPH06121006A (ja) 運用/待機切替え回路
JPH06332739A (ja) 冗長監視装置

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19970617