JPH088891A - 切替制御装置 - Google Patents

切替制御装置

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JPH088891A
JPH088891A JP6133101A JP13310194A JPH088891A JP H088891 A JPH088891 A JP H088891A JP 6133101 A JP6133101 A JP 6133101A JP 13310194 A JP13310194 A JP 13310194A JP H088891 A JPH088891 A JP H088891A
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clock
circuit
driver
signal
output
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JP6133101A
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Inventor
Osamu Matsuda
修 松田
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NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 切替制御に要する時間を短縮する。 【構成】 クロック断検出回路12a及び22aは、ク
ロック信号CLKが断絶するとクロック断検出信号を出
力する。クロック送出部1aを運用系、クロック送出部
2aを待機系とすると、ドライバ制御回路13が制御信
号CONによりドライバ11を閉状態にしている。ま
た、ドライバ制御回路23が制御信号CONによりドラ
イバ21を開状態にしている。制御回路13は、クロッ
ク断検出信号が出力されるとドライバ11を開状態にす
る。制御回路23は、クロック断検出信号が出力される
と所定時間経過後にドライバ21を閉状態に変更する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、装置の各部が一定周期
のクロック信号に同期して動作する装置に関し、特に複
数のクロック送出部を用いて冗長化した装置において、
クロック送出部の切替制御を行う切替制御装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来から装置の信頼性を向上させる目的
で、装置の一部を冗長化することが行われている。この
ような装置では、動作状態にある運用系に故障が発生し
ても、待機系に切り替えることによって装置全体として
は正常動作を続けることができる。しかし、切替実行中
は正常な装置動作が期待できないため、切替時間を短縮
することが装置の信頼性向上のために必要である。特
に、装置の各部が一定周期のクロック信号に同期して動
作する装置の場合、クロック信号が断絶すると装置の動
作が止まってしまうため、クロック送出部を冗長化し、
かつその切替時間を可能な限り短縮しなければならな
い。
【0003】図8は従来の切替制御装置のブロック図で
あり、特開昭62−123836号公報で示された切替
制御方式をクロック送出部の切り替えに適用した例であ
る。1、2はクロック送出部、3は外部装置であるクロ
ック受信部、4は後述するドライバを制御してクロック
送出部1、2の切替制御を行う制御部、10、20はク
ロック信号CLKを生成するクロック信号生成回路、1
1、21はクロック信号生成回路10、20とクロック
受信部3との開閉接続を行うドライバ、12、22はク
ロック信号CLKの断絶を検出するクロック断検出回路
である。
【0004】次に、このような切替制御装置の動作を説
明する。まず、装置起動時には制御部4がドライバ11
を閉状態とし、ドライバ21を開状態とする。この状態
では、クロック送出部1がクロック信号CLKを出力
し、クロック受信部3がこれを受信する。
【0005】クロック信号生成回路10に異常が発生し
クロック信号CLKが断絶すると、クロック断検出回路
12がこれを検出し、制御部4にクロック断を通知す
る。通知を受けた制御部4は、ドライバ11を開状態と
し、ドライバ21を閉状態とする。この制御によって、
クロック送出部2がクロック信号CLKを出力し、クロ
ック受信部3がこれを受信する。以上のようなクロック
断検出回路12及び22の検出結果に対する制御部4の
動作を表1に示す。
【0006】
【表1】
【0007】このような従来の切替制御装置では、制御
部4がクロック断検出回路12、22からクロック断の
通知を受けて切り替えの判定を行い、クロック送出部
1、2のドライバ11、21を制御するという手順を経
るため、切り替えには制御線での伝送時間と制御部4で
の処理時間が必要である。特に、制御部4は装置全体を
制御するため、CPUを用いて処理することが必須であ
り、切替え処理には例えば数msの時間を必要とする。
この時間に失われる情報量は、例えば数百Mbit/s
の信号を扱う装置では、数Mbitとなり、その影響は
甚大である。
【0008】また、制御部4は装置全体を制御している
ため、複数の処理を並列に実行している。このため、ク
ロック断の通知が発生した時点で切替え以外の処理を行
っている場合には、この処理が終了してから切替え処理
を行う場合もあり、切替え完了時間は切替え処理のみで
期待できる時間を超えて長くなる場合もある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来の切替制御装置は
以上のように装置全体の制御部で切替え処理を行ってい
るため、クロック断発生から切替完了までに時間がかか
り、この時間の間は装置全体の動作が停止するという問
題点があった。また、装置内で冗長化される部分が多く
なると、全ての切替え処理が単一の制御部に集中するこ
とになり、制御部の処理時間がさらに長くなるという問
題点があった。本発明は、上記課題を解決するためにな
されたもので、切替制御に要する時間を短縮し、装置の
信頼性を向上させることができる切替制御装置を提供す
ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、各クロック送
出部内に、クロック信号生成回路と外部装置の開閉接続
を行うドライバと、全クロック送出部内のドライバの出
力と接続され、入力されるクロック信号が断絶するとク
ロック断検出信号を出力するクロック断検出回路と、ド
ライバが閉状態のときにクロック断検出信号が出力され
ると、ドライバを開状態にさせてクロック信号生成回路
と外部装置を切り離し、ドライバが開状態のときにクロ
ック断検出信号が出力されると、所定時間経過後にドラ
イバを閉状態にさせてクロック信号生成回路と外部装置
を接続するドライバ制御回路とを有するものである。ま
た、クロック断検出回路は、入力されたクロック信号を
積分する積分回路と、この積分回路の出力がしきい値よ
り小さくなるとクロック断検出信号を出力するしきい値
判定回路とからなるものである。
【0011】また、クロック断検出回路は、入力された
クロック信号をカウントするカウンタと、カウンタの出
力を遅延させる遅延回路と、カウンタと遅延回路の出力
が一致するとクロック断検出信号を出力する比較判定回
路とからなるものである。また、ドライバ制御回路は、
クロック断検出信号の変化点を検出すると検出信号を出
力する変化点検出回路と、この変化点検出回路からの検
出信号とクロック断検出信号の論理積をとる第1の論理
積回路と、この第1の論理積回路の出力を所定時間遅延
させる遅延回路と、この遅延回路の出力信号とクロック
断検出信号の論理積をとる第2の論理積回路と、ドライ
バを閉状態にさせるドライバ制御信号が出力されている
ときは第1の論理積回路の出力を選択し、ドライバを開
状態にさせるドライバ制御信号が出力されているときは
第2の論理積回路の出力を選択するセレクタと、このセ
レクタの出力をクロック入力としてドライバにドライバ
制御信号を出力し、セレクタからクロック入力があると
ドライバ制御信号の状態を反転させるフリップフロップ
回路とからなるものである。
【0012】
【作用】本発明によれば、クロック信号が断絶するとク
ロック断検出回路がクロック断検出信号を出力し、ドラ
イバが閉状態で運用系となっているクロック送出部内の
ドライバ制御回路が、ドライバを開状態にさせて待機系
に切り替え、ドライバが開状態で待機系となっているク
ロック送出部内のドライバ制御回路が、所定時間経過後
にドライバを閉状態にさせて運用系に切り替える。ま
た、クロック断検出回路内の積分回路の出力がしきい値
より小さくなると、しきい値判定回路からクロック断検
出信号が出力される。また、クロック断検出回路内のカ
ウンタと遅延回路の出力が一致すると、比較判定回路か
らクロック断検出信号が出力される。
【0013】また、待機系に切り替わるクロック送出部
内のドライバ制御回路では、変化点検出回路がクロック
断検出信号の変化により検出信号を出力し、この検出信
号とクロック断検出信号の論理積をとる第1の論理積回
路の出力によりセレクタが信号を出力する。そして、こ
の信号をクロック入力とするフリップフロップ回路がド
ライバ制御信号を開状態に反転させる。また、運用系に
切り替わるクロック送出部内のドライバ制御回路では、
第1の論理積回路の出力を所定時間遅延させた遅延回路
の出力信号とクロック断検出信号の論理積をとる第2の
論理積回路の出力によりセレクタが信号を出力する。そ
して、この信号をクロック入力とするフリップフロップ
回路がドライバ制御信号を閉状態に反転させる。
【0014】
【実施例】図1は本発明の1実施例を示す切替制御装置
のブロック図であり、図8と同一の部分には同一の符号
を付してある。1a、2aはクロック送出部、12a、
22aは入力されるクロック信号CLKが断絶するとク
ロック断検出信号を出力するクロック断検出回路であ
る。13、23はドライバ制御信号CONを出力するド
ライバ制御回路であり、ドライバ11、21が閉状態の
ときにクロック断検出信号が出力されると、ドライバ1
1、21を開状態に切り替え、ドライバ11、21が開
状態のときにクロック断検出信号が出力されると、所定
時間経過後にドライバ11、21を閉状態に切り替え
る。
【0015】次に、このような切替制御装置の動作を説
明する。クロック断検出回路12a及び22aは、クロ
ック送出部1a、2a内のドライバ11、21から送出
されるクロック信号CLKを監視する。
【0016】図2はこのクロック断検出回路のブロック
図、図3はこのクロック断検出回路の動作を説明するた
めのタイミングチャート図である。100はクロック信
号CLKを積分する積分回路、101はこの積分回路1
00の出力信号Iがしきい値REFより小さくなるとク
ロック断検出信号ARMを出力するしきい値判定回路で
ある。
【0017】このようなクロック断検出回路12a、2
2aにおいて、図3(a)のようにクロック信号CLK
が断絶すると、図3(b)のように積分回路100の出
力信号Iのレベルが次第に低下し、やがてしきい値RE
F以下となる。これにより、しきい値判定回路101か
ら図3(c)に示すようなクロック断検出信号ARMが
出力される。
【0018】次に、ドライバ制御回路13、23は、ド
ライバ11、21の現在の状態とクロック断検出回路1
2a、22aから出力されるクロック断検出信号ARM
とに基づいてドライバ11、21を制御する。このドラ
イバ制御回路13、23によるドライバ11、21の制
御の状態遷移を表2に示す。
【0019】
【表2】
【0020】また、図4はドライバ制御回路のブロック
図、図5はドライバ制御回路の動作を説明するためのタ
イミングチャート図である。200はクロック断検出信
号ARMの変化を検出すると検出信号DETを出力する
変化点検出回路、201は検出信号DETとクロック断
検出信号ARMの論理積をとる第1の論理積回路、20
2はこの論理積回路201の出力を所定時間遅延させる
遅延回路、203はこの遅延回路202の出力信号とク
ロック断検出信号ARMの論理積をとる第2の論理積回
路である。
【0021】また、204はセレクタであり、後述する
フリップフロップ回路からドライバを閉状態にさせる
「L」レベルのドライバ制御信号CONが出力されてい
るときは、論理積回路201の出力信号A1を選択し、
ドライバを開状態にさせる「H」レベルのドライバ制御
信号CONが出力されているときは、論理積回路203
の出力信号A2を選択する。205はフリップフロップ
回路であり、セレクタ204の出力をクロック入力とし
てドライバ制御信号CONを出力し、セレクタ204か
らクロック入力があると、保持しているドライバ制御信
号CONの状態を反転させる。
【0022】次に、このようなドライバ制御回路13、
23の動作を説明する。今、クロック送出部1aを運用
系、クロック送出部2aを待機系とすると、クロック送
出部1a内のドライバ制御回路13が「L」レベルのド
ライバ制御信号CONを出力しており、ドライバ11が
閉状態となっている。また、クロック送出部2a内のド
ライバ制御回路23が「H」レベルのドライバ制御信号
CONを出力しており、ドライバ21が開状態となって
いる。
【0023】クロック信号CLKが正常、すなわちクロ
ック断検出信号ARMが出力されない場合、ドライバ制
御回路13の動作は表2の状態1のようにドライバ11
の閉状態を維持する。つまり、図5の状態1において、
変化点検出回路200は、信号ARMの変化がないため
に検出信号DETを出力せず、論理積回路201の出力
信号A1も図5(c)のように「L」レベルのままであ
る。
【0024】よって、「L」レベルのドライバ制御信号
CONにより信号A1を選択しているセレクタ204の
出力信号SLも「L」レベルのままなので、フリップフ
ロップ回路205にとっては、端子Cにクロック入力が
ないことになり、図5(f)のようにドライバ制御信号
CONを「L」レベルのまま維持する。
【0025】同様に、クロック断検出信号ARMが出力
されない場合、ドライバ制御回路23の動作は表2の状
態3のようにドライバ21の開状態を維持する。つま
り、図5の状態3において、変化点検出回路200は検
出信号DETを出力せず、論理積回路203の出力信号
A2も図5(d)のように「L」レベルのままである。
よって、「H」レベルのドライバ制御信号CONにより
信号A2を選択しているセレクタ204の出力信号SL
も「L」レベルのままなので、フリップフロップ回路2
05は図5(f)のようにドライバ制御信号CONを
「H」レベルのまま維持する。
【0026】次いで、クロック信号CLKが断絶する
と、前述のようにクロック断検出回路12a、22aか
らクロック断検出信号ARMが出力される。このとき、
ドライバ制御回路13の動作は表2の状態2のようにド
ライバ11を開状態に切り替える。すなわち、図5の状
態2において、変化点検出回路200はクロック断検出
信号ARMの変化を検出するため、図5(b)に示すよ
うに検出信号DETを出力する。これにより、論理積回
路201の出力信号A1も「H」レベルとなる。
【0027】そして、この信号A1を選択しているセレ
クタ204の出力信号SLも図5(e)のように「H」
レベルとなる。ここで、フリップフロップ回路205の
出力端子バーQがその入力端子Dに接続されているの
で、現在「L」レベルであるドライバ制御信号CONと
逆の「H」レベルが端子Dに入力されている。したがっ
て、フリップフロップ回路205は、端子Cへのクロッ
ク入力(信号SL)に伴い、このクロック入力の立ち上
がりで出力端子Qの値を「H」レベルに変更する。
【0028】こうして、ドライバ制御回路13から図5
(f)に示すように「H]レベルのドライバ制御信号C
ONが出力され、ドライバ11は開状態となり、クロッ
ク送出部1aは待機系となる。一方、ドライバ制御回路
23は、クロック断検出信号ARMが出力され所定時間
経過後もこの検出信号ARMの出力が継続されている場
合、表2の状態4のようにドライバ21を閉状態に変更
する。
【0029】つまり、図5の状態4において、変化点検
出回路200は、クロック断検出信号ARMの変化を検
出して図5(b)に示すように検出信号DETを出力す
る。これにより、論理積回路201の出力信号A1も
「H」レベルとなり、遅延回路202からは所定時間t
の経過後に「H」レベルの信号が出力される。よって、
この遅延回路202の出力とクロック断検出信号ARM
を入力とする論理積回路203の出力信号A2も図5
(d)のように「H」レベルとなる。
【0030】そして、この信号A2を選択しているセレ
クタ204の出力信号SLも図5(e)のように「H」
レベルとなる。したがって、フリップフロップ回路20
5は、端子Cへのクロック入力に伴い、このクロック入
力の立ち上がりで出力端子Qの値を「L」レベルに変更
する。
【0031】こうして、クロック断検出信号ARMが出
力されてから所定時間tの経過後に、ドライバ制御回路
23から図5(f)のような「L]レベルのドライバ制
御信号CONが出力され、ドライバ21は閉状態とな
り、クロック送出部2aは運用系となる。以上のよう
に、クロック信号CLKに断絶が発生すると、運用系と
待機系の切り替えを行う。なお、上記所定時間tは、例
えば1MHz以上の信号を扱う装置において1μs以下
で十分である。
【0032】また、所定時間t、すなわち遅延回路20
2の遅延時間はドライバ制御回路ごとに異なるように設
定されており、これは複数のドライバが同時に閉状態に
なることを防ぐためである。ドライバ制御回路13の所
定時間をドライバ制御回路23の所定時間よりも短く設
定すると、クロック送出部1a、2aがいずれも動作し
ていない初期状態から動作状態にさせる装置起動時に
は、所定時間の短いドライバ制御回路13がドライバ制
御回路23より先にドライバ11を閉状態にしてクロッ
ク送出部1aを運用系にする。
【0033】つまり、装置起動時には、クロック信号C
LKは出力されていないため、ドライバ制御回路13の
動作は表2の状態4にあたり、上記と同様の動作でドラ
イバ制御回路13が所定時間の経過後にドライバ11を
閉状態にする。こうして、クロック送出部1aが運用系
となりクロック信号CLKを出力する。
【0034】一方、ドライバ制御回路23も起動時には
表2の状態4にあるが、前述の通りドライバ制御回路1
3よりも所定時間が長く設定されているので、所定時間
が経過してドライバ21を閉状態にする前に、クロック
送出部1aからクロック信号CLKが出力される。よっ
て、ドライバ制御回路23は表2の状態3となり、ドラ
イバ21の開状態を維持して待機系となる。このように
して、装置起動時の運用系、待機系が決定される。
【0035】図6は本発明の他の実施例を示すクロック
断検出回路のブロック図、図7はこのクロック断検出回
路の動作を説明するためのタイミングチャート図であ
る。300はクロック信号CLKが入力される度にこれ
をカウントする4進カウンタ、301はこのカウンタ3
00の出力を遅延させる遅延回路、302はカウンタ3
00の出力値C1と遅延回路301の出力値C2が一致
するとクロック断検出信号ARMを出力する比較判定回
路である。
【0036】4進カウンタ300からは、クロック信号
CLKが入力される度に図7(b)に示すような出力値
C1が出力される。比較判定回路302は、この出力値
C1と出力値C1を遅延させる遅延回路301の出力値
C2とを比較し、これらが図7(b)、(c)のように
一致すると、図7(d)に示すようなクロック断検出信
号ARMを出力する。
【0037】図2、6いずれの例においても、クロック
信号CLKの断絶を検出するために必要な時間はクロッ
ク信号CLKの数周期分の時間であり、例えば1MHz
以上の信号を扱う装置では1μs以下である。また、図
6の例では4進カウンタの例で説明したが、一般にはn
進カウンタでクロック信号CLKの断絶を検出すること
ができる。なお、以上の例ではクロック送出部が2つの
例で説明したが、さらに信頼性を向上させるために3つ
以上のクロック送出部を用いる場合にも本発明を適用す
ることができる。
【0038】
【発明の効果】本発明によれば、クロック送出部内にク
ロック断検出回路及びドライバ制御回路を設けることに
より、各クロック送出部内で分散制御することが可能に
なって外部の制御部から切替制御される必要がなくな
り、またクロック断検出回路、ドライバ制御回路共に簡
単な回路で実現できるため、CPUを用いた制御部によ
る切替制御と比べて、切替制御に要する時間を短縮する
ことができる。また、クロック断検出回路を積分回路、
及びしきい値判定回路から構成することにより、クロッ
ク信号の断絶を早期に検出するクロック断検出回路を簡
単な構成で実現することができる。
【0039】また、クロック断検出回路をカウンタ、遅
延回路、比較判定回路から構成することにより、クロッ
ク信号の断絶を早期に検出するクロック断検出回路を簡
単な構成で実現することができる。また、ドライバ制御
回路を変化点検出回路、第1の論理積回路、遅延回路、
第2の論理積回路、セレクタ、及びフリップフロップ回
路から構成することにより、CPUを用いた制御部より
も処理時間を短縮できるドライバ制御回路を簡単な構成
で実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の1実施例を示す切替制御装置のブロ
ック図である。
【図2】 切替制御装置内のクロック断検出回路のブロ
ック図である。
【図3】 クロック断検出回路の動作を説明するための
タイミングチャート図である。
【図4】 切替制御装置内のドライバ制御回路のブロッ
ク図である。
【図5】 ドライバ制御回路の動作を説明するためのタ
イミングチャート図である。
【図6】 本発明の他の実施例を示すクロック断検出回
路のブロック図である。
【図7】 クロック断検出回路の動作を説明するための
タイミングチャート図である。
【図8】 従来の切替制御装置のブロック図である。
【符号の説明】
1a、2a…クロック送出部、11、21…ドライバ、
12a、22a…クロック断検出回路、13、23…ド
ライバ制御回路、100…積分回路、101…しきい値
判定回路、200…変化点検出回路、201…第1の論
理積回路、202…遅延回路、203…第2の論理積回
路、204…セレクタ、205…フリップフロップ回
路、300…4進カウンタ、301…遅延回路、302
…比較判定回路。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クロック信号を生成するクロック信号生
    成回路を備えたクロック送出部を複数有し、これら複数
    のクロック送出部の切替制御を行う切替制御装置におい
    て、 各クロック送出部内に、クロック信号生成回路と外部装
    置の開閉接続を行うドライバと、 全クロック送出部内のドライバの出力と接続され、入力
    されるクロック信号が断絶するとクロック断検出信号を
    出力するクロック断検出回路と、 前記ドライバが閉状態のときにクロック断検出信号が出
    力されると、ドライバを開状態にさせて前記クロック信
    号生成回路と外部装置を切り離し、ドライバが開状態の
    ときにクロック断検出信号が出力されると、所定時間経
    過後にドライバを閉状態にさせて前記クロック信号生成
    回路と外部装置を接続するドライバ制御回路とを有する
    ことを特徴とする切替制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の切替制御装置において、 前記クロック断検出回路は、入力されたクロック信号を
    積分する積分回路と、 この積分回路の出力がしきい値より小さくなるとクロッ
    ク断検出信号を出力するしきい値判定回路とからなるこ
    とを特徴とする切替制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の切替制御装置において、 前記クロック断検出回路は、入力されたクロック信号を
    カウントするカウンタと、 このカウンタの出力を遅延させる遅延回路と、 前記カウンタと遅延回路の出力が一致するとクロック断
    検出信号を出力する比較判定回路とからなることを特徴
    とする切替制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の切替制御装置において、 前記ドライバ制御回路は、クロック断検出信号の変化点
    を検出すると検出信号を出力する変化点検出回路と、 この変化点検出回路からの検出信号とクロック断検出信
    号の論理積をとる第1の論理積回路と、 この第1の論理積回路の出力を所定時間遅延させる遅延
    回路と、 この遅延回路の出力信号とクロック断検出信号の論理積
    をとる第2の論理積回路と、 ドライバを閉状態にさせるドライバ制御信号が出力され
    ているときは前記第1の論理積回路の出力を選択し、ド
    ライバを開状態にさせるドライバ制御信号が出力されて
    いるときは前記第2の論理積回路の出力を選択するセレ
    クタと、 このセレクタの出力をクロック入力としてドライバに前
    記ドライバ制御信号を出力し、前記セレクタからクロッ
    ク入力があると前記ドライバ制御信号の状態を反転させ
    るフリップフロップ回路とからなることを特徴とする切
    替制御装置。
JP6133101A 1994-06-15 1994-06-15 切替制御装置 Pending JPH088891A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5975226A (en) * 1996-07-30 1999-11-02 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Crawler belt vehicle

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JPS639247A (ja) * 1986-06-30 1988-01-14 Mitsubishi Electric Corp クロツク出力制御方式
JPH0685628A (ja) * 1992-09-04 1994-03-25 Hitachi Ltd クロック断検出回路

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