JPH1011370A - 多重化システム - Google Patents

多重化システム

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JPH1011370A
JPH1011370A JP8178596A JP17859696A JPH1011370A JP H1011370 A JPH1011370 A JP H1011370A JP 8178596 A JP8178596 A JP 8178596A JP 17859696 A JP17859696 A JP 17859696A JP H1011370 A JPH1011370 A JP H1011370A
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active
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controlled
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JP8178596A
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Hikari Hashimoto
光 橋本
Satoshi Narita
聡 成田
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 運用系の被制御装置に運用系の制御装置
と待機系の制御装置が接続されている場合に、待機系の
制御装置1−1から診断コマンドが入力したときは、待
機系の制御装置1−1を被制御装置2と接続する。ま
た、1台の制御装置で運用系と待機系の被制御装置を制
御している場合に、その系切換えは、処理中のコマンド
があった場合、そのコマンド処理を待って行われる。 【効果】 制御装置が待機系のままでも診断処理が可能
になる。また、制御装置のコマンドや自立メッセージが
切換え処理によって失われない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、交換機のような高
い信頼性を要求される装置が多重化されている場合に、
運用系から待機系への切換え処理を円滑に行えるように
した多重化システムに関する。
【0002】
【従来の技術】通信ネットワークを構成する交換機等
は、通信の停止を防止するために実際に交換動作を行う
運用系の他に、万一運用系が障害を発生した場合にこれ
と置き換えることのできる待機系の装置を設けて、いわ
ゆる多重化を図っている。この多重化の対象としては、
交換機の制御部やメモリその他各種の部分が考えられ
る。交換機以外の高い信頼性を要求する装置についても
同様である。ところで、例えば制御装置と被制御装置に
よって動作する機構の多重化を行う場合には、被制御装
置と制御装置とをそれぞれ運用系と待機系の分だけ用意
し、相互にインタフェースを介して接続する。
【0003】しかしながら、運用系の制御装置によって
運用系の被制御装置を制御している場合には、他の待機
系の制御装置からの信号が入力すると不正な制御が発生
し、制御装置間の同期が困難になる。そこで、運用系の
制御装置から運用系の被制御装置及び待機系の被制御装
置の制御を可能にすると共に、待機系の制御装置による
制御はインタフェースによって阻止され禁止されてい
る。一方、系の切換え処理の際には、元待機系の制御装
置が運用系となり、今度はその運用系の制御装置のみ、
運用系や待機系の被制御装置の制御が可能となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な従来の多重化システムには次のような解決すべき課題
があった。上記のように制御装置が多重化されている場
合に、運用系の制御装置のみが両系の被制御装置の制御
をすることが可能なため、待機系の制御装置が正常に動
作するかどうか判断をするためには、一旦待機系の制御
装置を運用系に切り換えて動作を確認しなければならな
い。しかしながら、万一待機系の制御装置に障害がある
ような場合には、このような系の切換えによって一時的
にシステムの運用が停止し、直ちに元の制御装置へ系を
切り換える必要が生じるという問題があった。
【0005】また、運用系の被制御装置から待機系の被
制御装置に切換えを行う際、その切換え直前に制御装置
から何らかのコマンドが出力されていたような場合に、
そのコマンドの処理が中断し、正常終了しないという問
題があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は以上の点を解決
するため次の構成を採用する。 〈構成1〉運用系の制御装置と、待機系の制御装置と、
上記運用系の制御装置により制御される運用系の被制御
装置と、この運用系の被制御装置に障害が発生したとき
運用系に切り換えられる待機系の被制御装置と、上記制
御装置と被制御装置との間に配置された制御インタフェ
ースとを備え、この制御インタフェースには、運用系の
制御装置のみを運用系の制御装置と待機系の被制御装置
に接続するように接続を制限する選択回路と、待機系の
制御装置から出力される、待機系の制御装置と運用系の
被制御装置との間のインタフェースの状態を診断するた
めの診断コマンドが検出されたとき、待機系の制御装置
と運用系の被制御装置とを接続するように選択回路を制
御する、コマンド検出回路を設けたことを特徴とする多
重化システム。
【0007】〈説明〉制御装置は2以上、被制御装置は
1以上任意の数だけ設けられて多重化されてよい。制御
インタフェースは制御装置と被制御装置の数に応じて設
けられる。また、制御インタフェースは独立していても
よいし、制御装置や被制御装置の内部に組み込まれてい
てもよい。運用系の制御装置のみを運用系や待機系の被
制御装置に接続するのは、待機系の制御装置による非同
期の制御を防止するためである。待機系の制御装置と運
用系の被制御装置との間のインタフェースの状態を診断
する場合には、待機系の制御装置から運用系の被制御装
置に対して所定の診断コマンドを送出する。このときだ
け、選択回路が待機系の制御装置と運用系の被制御装置
との接続を許容すれば、待機系の制御装置を運用系に切
り換えること無く切り換え後の状態の予測ができる。こ
のとき、運用系の制御装置は接続したままでも切り離し
てもよい。
【0008】なお、待機系の制御装置と運用系の被制御
装置との間のインタフェースの状態を診断するというの
は、待機系の制御装置から運用系の被制御装置までの各
部の機能を診断することであって、一部の機能のみを診
断しても、全ての機能を診断してもよい。こうして、障
害のある待機系の制御装置への切り換えを防止できる。
【0009】〈構成2〉制御装置と、この制御装置に制
御される運用系の被制御装置と、この運用系の被制御装
置に障害が発生したとき運用系に切り換えられる待機系
の被制御装置と、上記制御装置と被制御装置との間に配
置された制御インタフェースとを備え、この制御インタ
フェースには、上記制御装置を運用系の被制御装置にの
み接続するように接続を制限する選択回路と、障害の発
生により元運用系の被制御装置が待機系に切り換えら
れ、元待機系の被制御装置が運用系に切り換えられると
き、選択回路の切り換え動作を、制御装置が既に出力し
たコマンドの処理が終了するまで禁止する有効・無効イ
ンタフェースを設けたことを特徴とすることを特徴とす
る多重化システム。
【0010】〈説明〉運用系の被制御装置に障害が発生
しても、待機系への切り換え前に制御装置から出力され
たコマンドに対する処理が、その切り換え動作中に中断
することがないように、切り換えのタイミングを遅らせ
る。切り換えは選択回路が行うから、有効・無効インタ
フェースによりその切り換えタイミングを制御する。な
お、コマンドの種類は任意であって、一定の処理を要求
する全ての信号を含む。また、例えば、制御インタフェ
ースを制御装置とは別に独立に設ければ、任意の数の制
御装置をこの制御インタフェースに接続して運用でき
る。
【0011】〈構成3〉構成2において、制御装置がい
ずれかの系の被制御装置に出力した自立メッセージの転
送を失敗したとき、制御インタフェースは、有効・無効
インタフェースを切り換えて、上記選択回路を一時的に
切り換えて、該当する被制御装置側にその自立メッセー
ジを転送することを特徴とする多重化システム。
【0012】〈説明〉系の切り換え動作の前後で制御装
置から出力された自立メッセージが、送信に失敗してバ
ッファ等に残っていた場合に、選択回路を一時的に切り
換えて処理するので、自立メッセージの消失を防止でき
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を具体
例を用いて説明する。 〈具体例〉図1は、本発明の具体例1のシステム主要部
のブロック図である。図に示すように、このシステム
は、例えば2台の運用系の制御装置1−0と待機系の制
御装置1−1が被制御装置2に接続されている。被制御
装置2も多重化されていてよいが、ここでは1台の例を
示した。制御装置1−0,1−1と被制御装置2との間
には、図に示すような構成の制御インタフェース10が
設けられる。
【0014】この制御インタフェース10は、制御イン
タフェース処理部3と、ACT系選択回路4と、選択回
路5と、コマンド検出回路6とから構成される。ACT
系選択回路4はデコーダ等から成り、制御装置1−0と
1−1から入力するACT系情報、即ち各制御装置が運
用系であるか制御系であるかを示す情報を受け入れて、
選択回路5の選択動作を制御するための選択信号を出力
する回路である。選択回路5は、制御インタフェース処
理部3と、運用系の制御装置1−0あるいは待機系の制
御装置1−1とを選択的に接続する回路である。従っ
て、例えば運用系の制御装置1−0からこの装置が運用
系である旨の信号がACT系選択回路4に入力している
と、その出力された選択信号によって、選択回路5は運
用系の制御装置1−0を制御インタフェース処理部3に
接続するように動作する。これによって、運用系の制御
装置1−0は制御インタフェース27を通じて運用系の
被制御装置2を制御することができる。
【0015】一方、待機系の制御装置1−1から待機系
である旨の信号がACT系選択回路4に入力している
と、選択回路5は待機系の制御装置1−1との間の制御
インタフェース8を切り離す。従って、待機系の制御装
置1−1からのコマンドや信号等は、被制御装置2に転
送されるのを禁止されている。また、コマンド検出回路
6は、運用系の制御装置1−0との制御インタフェース
7や待機系の制御装置1−1との制御インタフェース8
から入力するコマンドを検出し、これによって選択回路
5の選択信号を生成する回路である。これはACT系選
択回路4と同様に、入力信号から一定の選択信号を出力
するデコーダ等から構成される。このコマンド検出回路
6は、待機系の制御装置1−1から出力される診断コマ
ンドを予め記憶しており、これと同一の診断コマンドが
制御インタフェース7あるいは制御インタフェース8に
入力した場合に、その制御コマンドが入力したインタフ
ェースを制御インタフェース処理部3に接続する選択信
号を出力する。
【0016】従って、待機系の制御装置1−1から診断
コマンドが出力されると、コマンド検出回路6がこれを
検出して選択回路5を制御し、待機系の制御装置1−1
と制御インタフェース処理部3とを強制的に接続するよ
う動作する。この診断コマンドは、待機系の制御装置1
−1が正常に動作するかどうかを診断するための特別の
コマンドであって、それ以外の目的のコマンドについて
は選択回路5によって阻止される。なお、この接続は、
一時的に運用系の制御装置1−0の側に待機系の制御装
置1−1を接続するように制御してもよいし、両方の制
御装置を共に被制御装置2に接続するようにしてもよ
い。
【0017】具体例1によれば、このようにして、たと
え待機系の制御装置であっても、自己の状態を診断する
ために出力される特別のコマンドについては、系の切換
え等の動作を伴わずに運用系の被制御装置と接続するこ
とが可能になる。なお、この図の例では、被制御装置2
を1台だけ示したが、被制御装置2が2台以上多重化さ
れている場合にもこの例は適用できる。図2には、この
ような実際的な多重化システムの例ブロック図を示す。
図に示すように、このシステムは、2台の制御装置1−
0,1−1と2台の被制御装置2−0,2−1とから構
成されている。そして、各制御装置1−0,1−1は、
それぞれ被制御装置2−0,2−1を制御し所定の処理
を実行するように構成されている。この図の例では、例
えば被制御装置2−0が運用系、被制御装置2−1が待
機系であるものとする。
【0018】また、図2の例では、図1に示したような
制御インタフェース10は、例えば各被制御装置2−
0,2−1の中に収容されている。もちろん、上記のよ
うな制御インタフェース10は、制御装置1−0,1−
1や被制御装置2−0,2−1と別の独立したブロック
により構成されていてもよい。また、制御装置1−0,
1−1の側に設けるようにしても差し支えない。
【0019】図3には、図1に示したシステムの動作フ
ローチャートを示す。まず、ステップS1において、図
2に示したような装置で、例えば被制御装置2−0が運
用系であって、これに障害が発生したとする。このとき
系切換えのための指示が出力される(ステップS1)。
系切換えの際には、被制御装置も制御装置も共に同時に
切り換えられる。ここで、これまで運用系だった制御装
置1−0は、これまで待機系の制御装置1−1の状態を
チェックする。この状態は、先に説明したような診断処
理の結果表示によって認識できる。ステップS3におい
て、これが不明と判断されると診断処理が実行される。
そして、待機系の制御装置1−1が正常であると判断さ
れた場合には、待機系の制御装置1−1と待機系の被制
御装置2−1への系の切換えが実行される(ステップS
6)。
【0020】図4には、上記診断処理の動作フローチャ
ートを示す。まず、ステップS1において、図2に示す
待機系の制御装置1−1がコマンドを出力したとする。
ステップS2では、図1に示したコマンド検出回路6が
そのコマンドを判定する。そして、ステップS3におい
て、このコマンドが診断コマンドでないと判断される
と、そのコマンドは無視される。一方、診断コマンドで
あると判断されるとステップS4に移り、選択回路5が
運用系の制御装置と待機系の被制御装置を接続する。図
1の例では被制御装置は1台であったが、図2の例では
2台であるので、2台の被制御装置2−0,2−1が待
機系の制御装置1−1に接続されることになる。ここ
で、ステップS5において、待機系の制御装置1−1が
診断コマンドを送信し所定の応答を受信する(ステップ
S6)。こうして、診断処理が終了すると、ステップS
7において待機系の制御装置1−1の切離しが行われ
る。即ち、選択回路5の選択が元の運用系の制御装置1
−0側に切り換えられる。なお、こうして診断した結果
は、例えば制御装置1−0や1−1の図示しないメモリ
等に格納される。
【0021】これによって、図3のステップS5におい
て待機系の制御装置が正常であるかどうかの判断が可能
となる。なお、待機系の制御装置が正常でない場合に
は、待機系の制御装置への切換えは実行されない。も
し、運用系の制御装置1−0が障害を発生し、待機系の
制御装置1−1も切換え不能と判断されるとシステムは
ストップする。また、運用系の被制御装置2−0に障害
が発生し、待機系の被制御装置2−1に切換えが行われ
る場合には、運用系の制御装置1−0が引き続き制御を
行ってもよい。
【0022】〈具体例1の効果〉以上の構成により、待
機系の制御装置についての健全性の診断を、系の切換え
を伴わずに行うことができるため、万一待機系の制御装
置に障害があった場合に診断動作を行おうとしてシステ
ムの処理が中断するおそれはない。また、予め待機系の
制御装置が正常かどうかを診断しその結果を保持するこ
とができるため、障害のある制御装置を接続するような
系の切換えが防止できる。なお、上記待機系の制御装置
の診断処理は、待機系の制御装置から診断コマンドが出
力された場合に、被制御装置による応答を運用系の制御
装置に返すような構成にすることもできる。診断コマン
ドの数は自由である。即ち、正常な診断コマンドが1つ
または連続的にいくつか出力された場合の被制御装置の
応答を認識して各インタフェースや待機系の制御装置の
動作を確認することも可能である。
【0023】〈具体例2〉図5に、具体例2のシステム
ブロック図を示す。このシステムは、例えば図に示すよ
うに、1台の制御装置1が2台の被制御装置2−0,2
−1を制御する構成となっている。即ち、1台の制御装
置を用いて2台の被制御装置を制御することによって、
システムコストの軽減を図っている。ここで、この具体
例2のシステムには、制御装置1と被制御装置2−0,
2−1の間に制御インタフェース20が配置されてい
る。この制御インタフェース20の内部には、運用系の
被制御装置2−0と制御装置1とを接続するための選択
回路5が設けられている。また、被制御装置2−0と制
御インタフェース20との間には、有効・無効インタフ
ェース11、切換えインタフェース13及びコンソール
インタフェース15が設けられている。更に、被制御装
置2−1と制御インタフェース20との間には、有効・
無効インタフェース12と、切換えインタフェース14
とコンソールインタフェース16とが設けられている。
制御インタフェース20と制御装置1との間はコンソー
ルインタフェース17により接続されている。更に、被
制御装置2−0と被制御装置2−1との間は、両者の同
期制御のための系間接続機構18による接続がされてい
る。
【0024】有効・無効インタフェース11,12は、
運用系のみが有効あるいは無効という信号を表示制御で
き、待機系のものは常に無効と表示される。上記切換え
インタフェース13,14は、選択回路5をそれぞれ自
己と制御装置1とを接続するように切り換える信号であ
る。この切換えインタフェース13,14は、有効・無
効インタフェース11,12が有効なときのみその内容
の切換えができるように設定されている。なお、選択回
路5の切換え制御は、図1に示したものと同様の回路に
より行われる。
【0025】図6には、制御インタフェースのブロック
図を示す。即ち、上記制御インタフェース20の中に
は、デコーダ21と制御レジスタ22と選択回路5が設
けられている。デコーダ21は、被制御装置2−0及び
2−1の有効・無効インタフェース11,12と切換え
インタフェース13,14を受け入れて、選択回路5の
選択動作を制御する信号を制御レジスタ22に書き込む
構成となっている。切換えインタフェース13,14の
信号の内容によってデコードされた選択回路5の接続方
向を示す信号が制御レジスタ22に書き込まれる。しか
し、運用系の有効・無効インタフェースの内容が有効に
なっているときにのみイネーブル端子がアサートされる
から、その信号の書き換えが可能となる。こうして、上
記のような制御ができる。
【0026】図7には、上記のような回路の具体的な動
作フローチャートを示す。まず、ステップS1におい
て、図5に示した運用系の被制御装置2−0に障害が検
出されたものとする。ここで、ステップS2で被制御装
置2−0と2−1が系間接続機構18を通じて同期化処
理を行う。制御インタフェース20は、制御装置1から
その切換え動作直前に出力されているコマンドの有無を
チェックする。もし、この段階でコマンド処理中であれ
ば、そのコマンド処理が終了するまで、選択回路9をそ
のまま保持する。コマンドは必要に応じて図5に示す系
間接続機構18を通じて運用系の被制御装置に送り込ま
れて処理される。そして、そのコマンド処理が終了する
と、既に運用系となった被制御装置2−1の有効・無効
インタフェース12が無効の状態から有効の状態に切り
換わる。続いて切換えインタフェース14の内容が切り
換えられる。制御インタフェース20は、この内容を検
出して、選択回路5の切換えを実行する。以上の動作に
よって、制御装置1が既に出力したコマンドの処理が正
常終了してから制御装置1と被制御装置2−1とが接続
される。
【0027】図8には、具体例2の別の動作フローチャ
ートを示す。この例では、制御装置1から出力された自
立メッセージを確実に処理する方法を示す。制御装置1
が自立メッセージ等を出力した場合に、その処理が系の
切換えによって正常に受け付けられない場合を考える。
このとき、ステップS1でリトライ表示を未了に設定す
る。そして、制御インタフェース20で、運用系のコン
ソールインタフェースは何かを表示するデータをバッフ
ァに格納する。そして、ステップS3において、このバ
ッファに示されたコンソールインタフェースに対し自立
メッセージを出力する。ステップS4では、その結果を
判定する。
【0028】もし、結果がOKであれば正常終了する。
即ち、自立メッセージが選択回路によって接続された被
制御装置に対し直接出力された場合には処理は正常に終
了するからこれでこの処理を抜ける。一方、選択回路に
よって別の被制御装置の側にスイッチが投入されている
ような場合、ステップS5において、リトライ表示の判
定を行う。即ち、リトライ表示が未了になっているか終
了になっているかどうかを判断する。この段階ではまだ
未了という状態なので、ステップS6に移り、リトライ
表示を終了に設定する。以後のステップでリトライ処理
を実行するからである。
【0029】そして、ステップS7において、有効・無
効インタフェースを有効に設定する。この制御は運用系
の被制御装置のみが行う。この有効・無効インタフェー
スが無効の場合にはスイッチの切換え制御が禁止される
からである。次に、ステップS8において、新コンソー
ルインタフェースを切換えインタフェースに設定する。
即ち、選択回路の切換えを実行する。次に、ステップS
9において、有効・無効インタフェースを再び無効に設
定し、新たなコンソールインタフェースの表示をバッフ
ァに格納し、再びステップS3に戻る。こうして、新た
に切り換わったコンソールインタフェースに自立メッセ
ージを出力する(ステップS3)。これによって、自立
メッセージは選択回路の接続された前回とは別の経路を
通って、運用系あるいは待機系の制御装置に送り出され
る。これによって、自立メッセージが切換え制御により
紛失することを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】具体例1のシステム主要部ブロック図である。
【図2】具体例1を実施する多重化システム例ブロック
図である。
【図3】具体例1の動作フローチャートである。
【図4】診断処理動作のフローチャートである。
【図5】具体例2のシステムブロック図である。
【図6】制御インタフェースのブロック図である。
【図7】具体例2の動作フローチャートである。
【図8】具体例2の別の動作フローチャートである。
【符号の説明】
1−0,1−1 制御装置 2−0,2−1 被制御装置 3 制御インタフェース処理部 4 ACT系選択回路 5 選択回路 6 コマンド検出回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 運用系の制御装置と、待機系の制御装置
    と、前記運用系の制御装置により制御される運用系の被
    制御装置と、この運用系の被制御装置に障害が発生した
    とき運用系に切り換えられる待機系の被制御装置と、前
    記制御装置と被制御装置との間に配置された制御インタ
    フェースとを備え、 この制御インタフェースには、 運用系の制御装置のみを運用系の制御装置と待機系の被
    制御装置に接続するように接続を制限する選択回路と、 待機系の制御装置から出力される、待機系の制御装置と
    運用系の被制御装置との間のインタフェースの状態を診
    断するための診断コマンドが検出されたとき、待機系の
    制御装置と運用系の被制御装置とを接続するように選択
    回路を制御する、コマンド検出回路を設けたことを特徴
    とする多重化システム。
  2. 【請求項2】 制御装置と、この制御装置に制御される
    運用系の被制御装置と、この運用系の被制御装置に障害
    が発生したとき運用系に切り換えられる待機系の被制御
    装置と、前記制御装置と被制御装置との間に配置された
    制御インタフェースとを備え、 この制御インタフェースには、 前記制御装置を運用系の被制御装置にのみ接続するよう
    に接続を制限する選択回路と、 障害の発生により元運用系の被制御装置が待機系に切り
    換えられ、元待機系の被制御装置が運用系に切り換えら
    れるとき、 選択回路の切り換え動作を、制御装置が既に出力したコ
    マンドの処理が終了するまで禁止する有効・無効インタ
    フェースを設けたことを特徴とすることを特徴とする多
    重化システム。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 制御装置がいずれかの系の被制御装置に出力した自立メ
    ッセージの転送を失敗したとき、 制御インタフェースは、 有効・無効インタフェースを切り換えて、 前記選択回路を一時的に切り換えて、該当する被制御装
    置側にその自立メッセージを転送することを特徴とする
    多重化システム。
JP8178596A 1996-06-19 1996-06-19 多重化システム Pending JPH1011370A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007233777A (ja) * 2006-03-02 2007-09-13 Nec Corp マルチノードコンピュータシステム、統合サービスプロセッサ及びそれらに用いる多重化制御方法
JP2012190333A (ja) * 2011-03-11 2012-10-04 Mitsubishi Electric Corp システムバスの診断装置
JP2016170577A (ja) * 2015-03-12 2016-09-23 日本電気株式会社 フォールトトレラントサーバおよび同期化方法、並びにコンピュータ・プログラム

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