JP2002182994A - 情報処理システム及びそれに用いる転送制御方法 - Google Patents

情報処理システム及びそれに用いる転送制御方法

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JP2002182994A
JP2002182994A JP2000378234A JP2000378234A JP2002182994A JP 2002182994 A JP2002182994 A JP 2002182994A JP 2000378234 A JP2000378234 A JP 2000378234A JP 2000378234 A JP2000378234 A JP 2000378234A JP 2002182994 A JP2002182994 A JP 2002182994A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高価なシステムを構成することなく、障害部
位の検出時間を大幅に短縮し、障害からの回復を高速に
行うことが可能な情報処理システムを提供する。 【解決手段】 中央処理装置1及び入出力処理装置群2
はそれぞれ二重化されたバスA100及びバスB200
に接続されている。バスA100はメインバス110及
びサブバス120から構成され、バスB200はメイン
バス210及びサブバス220から構成されている。メ
インバス110,210はダイレクト・メモリ・アクセ
スの高速、大容量のデータ転送を行う情報転送用のバス
から構成され、サブバス120,220はバスA100
及びバスB200の組込み、切離し等の系制御、自己診
断の起動、診断結果の読出し等の診断制御を行う制御バ
スから構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は情報処理システムに
関し、特に情報処理システムの診断及び障害回復に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、データ転送の実行中においてシス
テムバスとの通信中に障害が検出されると、待機してい
る予備系システムへCPU(中央処理装置)、通信中の
該当装置を含めた全装置を予備系に切替え、その全ての
装置の正常性確認の診断、初期化を行っている。
【0003】これら全ての装置の正常性確認の診断、初
期化を行ってからでないと、情報処理システムの運用の
再開、利用ができないので、障害の回復が遅れることと
なり、長時間に渡るシステム停止を余儀なくされるとい
う問題がある。このため、システム全体の信頼性を低下
させるとともに、システムサービス能力の低下を招くと
いう問題がある。
【0004】また、二重化の情報処理システムとして、
CPU、システムバス、装置等の構成要素がペアとして
必要なため、システムが大型化して高価なものとなると
いう問題がある。
【0005】さらに、障害部位の検出に際しては各装置
個々の診断を、システムバスを介してオンラインで順次
行わなければならないので、長時間を要するという問題
がある。
【0006】例えば、特開平6−266631号公報に
は、システムバスとは独立な機能ブロック間通信ルート
である保守バスを設け、システムバス障害時でも機能ブ
ロック間通信を可能とする方法が開示されている。シス
テムバス障害時には障害システムが現用系の場合、正常
なシステムバスを現用系に、障害システムを予備系に切
替えている。バス交差によってシステムバス間を切離す
ことで、現用系のシステムバスに障害の影響が及ぶこと
を防ぐことができ、システムが動作可能となる。
【0007】故障ドライバ・レシーバの切分け方法はま
ず、第一に現用系のCPUまたは予備系のCPUが保守
バスを介して予備系のシステムバスから全ての予備系の
機能ブロックを予備系のシステムから切離す。
【0008】次に、保守バスを介して予備系のCPUを
予備系のシステムバスに接続する。さらに、保守バスを
介して順次CPU以外の機能ブロックをシステムバスに
接続する。接続した時にバス障害が発生した機能ブロッ
クのドライバ・レシーバが故障ドライバ・レシーバであ
る。
【0009】バス障害が発生した場合、接続した機能ブ
ロックを切離し、この機能ブロック以外の予備系の機能
ブロックを順次接続し、同様に予備系のCPUと、予備
系のシステムバスを介して通信を行い、バスの障害が発
生するかどうかを確認することによって残りの機能ブロ
ックの正常性を確認している。
【0010】この故障ドライバ・レシーバの切分けを順
次コマンドを投入することなく、システムバスの正常性
確認時、システムバスの障害発生時に自動的に行う切分
け試験を行って障害部を判別している。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の情報処
理システムでは、障害発生時に現用系のシステムバスか
ら予備系のシステムバスへ切替える際、予備系のCP
U、全ての予備系の機能ブロックへ一緒に切替え、これ
らの正常性の確認及び予備系のCPU、予備系の機能ブ
ロックについて順次初期化を行わなければならないた
め、障害発生時のバス切替え後の再開処理に時間がかか
りすぎるという問題がある。
【0012】また、従来の情報処理システムでは、現用
系及び予備系としてCPU、システムバス、機能ブロッ
ク等の構成要素が全て二重化されるので、金物量が二倍
になるため、システム自体が大型化しかつ高価になると
いう問題がある。
【0013】さらに、従来の情報処理システムでは、シ
ステムバス配下の個々の装置について、オンライン診断
を順次実行しているため、障害部位を検出するための診
断に時間がかかりすぎるという問題がある。
【0014】そこで、本発明の目的は上記の問題点を解
消し、高価なシステムを構成することなく、障害部位の
検出時間を大幅に短縮することができ、障害からの回復
を高速に行うことができる情報処理システムを提供する
ことにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明による情報処理シ
ステムは、複数の入出力処理装置と上位装置とを接続し
かつ2重化された現用系及び予備系のシステムバスと、
前記複数の入出力処理装置のうちの障害の発生した装置
を前記現用系のシステムバスから切離して前記予備系の
システムバスへ接続替えする手段とを備えている。
【0016】すなわち、本発明の転送制御方法は、上位
と接続するシステムバスをもう一つ設けることで、シス
テムバスを2重化にし、さらに上記のシステムバスとは
独立した2重化のための制御バスを持ち、データ転送障
害の発生した装置のみを予備系のシステムバスへ組替え
ることによって、障害発生時からの転送処理の回復を短
時間に行うことと、自己診断制御の並列処理による高速
化でシステムの可用性及び信頼性の大幅な向上を図るも
のである。
【0017】より具体的に、本発明の情報処理システム
では、CPU(Central Processing
Unit)が現用系のバスAのメインバスを介して対
象のIOP(Input Output Proces
sing)−iに動作指令を与えると、IOP−iは自
律的にメモリ内の制御語(CW:Control Wo
rd)を取込んで、制御語に記述された動作を解釈して
指定されたデータ転送等の動作を、目的のIO(Inp
ut Output)−iとメモリ内のデータバッファ
との間でCPUの介在なしにダイレクト・メモリ・アク
セスでのデータ転送を実行する。
【0018】転送動作が終了すると、IOP−iは動作
の実行結果をメモリ内の結果語(RW:Result
Word)に記録する。その後、IOP−iは動作が終
了したことを、動作指令が送られてきたCPUへ、動作
の終了としての割込みで知らせる。
【0019】データ転送中にバス系障害等の異常終了が
知らされると、CPUは完了できなかった先程の動作指
令を再試行する。間欠障害であれば、上記の再試行処理
で救うことが可能となる。CPUは救えない固定障害で
あると判断すると、現用系のサブバスを介してIOP−
iから現用系のバスAのメインバスを切離し、予備系の
サブバスを介して予備系のバスBのメインバスをIOP
−iに組込むことで、バスの切替えを行う。CPUは切
替えたバスBのメインバスを介して、動作が完了しなか
った先程の動作指令をIOP−iに送込むことによっ
て、転送処理の継続を開始する。
【0020】CPUはIO−iとメモリとの間でダイレ
クト・メモリ・アクセス転送が開始されると、切離した
バスAのメインバスのバス系障害診断のためにサブバス
を介して、現在の転送動作に組込まれていない他のIO
P、IOの自己診断を次々と開始指示する。
【0021】自己診断が指示されたIOPは内部の自動
診断起動部が診断指示を受取ると、診断実行処理部で診
断動作中の影響が外部に出ないようにバスA、バスBを
切り離してから個々のIOPを診断し、続いてそれぞれ
の配下であるIOの個々の診断を逐一実行して行く。
【0022】診断動作が終了すると、実行結果は診断結
果レジスタに保存される。診断終了後、内部状態をクリ
ーンにするために、自律再開制御部にてIOPの初期化
が実行される。この時、診断結果レジスタの内容は壊さ
れることなく、保存されている。
【0023】CPUはサブバスを介して各IOP内の診
断結果レジスタの内容をチェックすることで、診断結果
レジスタの内容から診断動作の終了と診断結果とを知る
ことができる。
【0024】また、CPUは障害の発生したバス直結部
の障害について、サブバスを介して個々の装置であるI
OPのサブバスを逐次接続したり、切離したりすること
によって障害部位を特定することができる。そのため、
システムサービスを停止させることなく、障害の回復を
迅速に行える。
【0025】さらに、診断性能の向上を図るとともに、
情報システムの向上を図っている。これによって、転送
制御方式のシステムの可用性及び信頼性の大幅な向上
と、診断性能の向上と、経済性の向上とを図ることが可
能となる。
【0026】
【発明の実施の形態】次に、本発明の一実施例について
図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施例によ
る情報処理システムの構成を示すブロック図である。図
1において、本発明の一実施例による情報処理システム
は中央処理装置1と、入出力処理装置群2と、バスA1
00及びバスB200とから構成されている。中央処理
装置1及び入出力処理装置群2はそれぞれ二重化された
バスA100及びバスB200に接続されている。
【0027】中央処理装置1はCPU(Central
Processing Unit)11と、メインメ
モリ(Mem)12とから構成されている。入出力処理
装置群2は入出力処理装置[IOP(Input Ou
tput Processing)−0]3と、入出力
処理装置(IOP−i)4と、入出力処理装置(IOP
−n)5と、入出力装置[IO(Input Outp
ut)−0]6と、入出力装置(IO−i)7と、入出
力装置(IO−n)8とから構成されている。
【0028】バスA100はメインバス(main_b
us)110及びサブバス(sub_bus)120か
ら構成され、バスB200はメインバス210及びサブ
バス220から構成されている。メインバス110,2
10はダイレクト・メモリ・アクセスの高速、大容量の
データ転送を行う情報転送用のバスから構成され、サブ
バス120,220はバスA100及びバスB200の
組込み、切離し等の系制御、自己診断の起動、診断結果
の読出し等の診断制御を行う制御バスから構成されてい
る。
【0029】図2及び図3は図1の入出力処理装置4の
構成例を示すブロック図である。これら図2及び図3に
おいて、入出力処理装置4はポートA31と、バスA制
御部(CTL)32と、ポートB33と、バスB制御部
34と、ポート切替部35と、内部バス307と、デー
タ転送処理部42と、診断制御部36と、診断実行処理
部43と、診断結果レジスタ37と、自律再開制御部3
8と、診断結果報告部39と、指令解釈部40と、指令
実行処理部41とから構成されている。尚、他の入出力
処理装置3,5も入出力処理装置4と同様の構成となっ
ている。
【0030】図4は本発明の一実施例による情報処理シ
ステムの処理の流れを示す図であり、図5は本発明の一
実施例による情報処理システムの動作を示すタイムチャ
ートである。これら図1〜図5を参照して本発明の一実
施例による情報処理システムの処理動作について説明す
る。
【0031】情報処理システムの中央処理装置1ではC
PU11が内部のメインメモリ12に格納されている命
令を取出し、その命令を解釈しながら逐次処理にて所定
の動作を実行している。外部の入出力装置6〜8へのデ
ータアクセスが要求されると、CPU11は外部の各入
出力装置6〜8とメインメモリ12との間で高速なデー
タ転送を実行する。
【0032】CPU11は予めメインメモリ12内に各
入出力装置6〜8のアクセスに必要な制御語(CW:C
ontrol Word)(図4のM1)、データバッ
ファ(data_buf)(図4のM2)を作成して準
備している(図4のシーケンスC1,C2)。現在のバ
スの運用状態はバスA100が運用状態であるacti
ve_stateとして組込まれている(図4のステッ
プA1)。
【0033】CPU11はデータ転送の対象である入出
力処理装置4への動作指令をバスA100のメインバス
110を介して送り出す(図4のシーケンスC3、図5
の時刻t1)。
【0034】メインバス110はサブバス120の制御
によってポートA31で組込まれ、ポート切替部35に
接続されている。メインバス110を介して送り込まれ
た制御指令はポートA31、バス301、ポート切替部
35、信号線315を経て指令解釈部40で受信され
る。
【0035】指令解釈部40で解釈された制御指令は信
号線316を介して指令実行処理部41へ送られる。解
釈済みの制御指令を受けた指令実行処理部41は現在組
込んでいるバスA100のメインバス110を介してメ
インメモリ12を直接アクセスし、動作指令の詳細が記
述されてる制御語M1を同じメインバス110を介して
指令実行処理部41に取込んでくる(図4のシーケンス
B1)。
【0036】指令実行処理部41は取込んだ制御語M1
の記述に基づいて入出力装置7とメインメモリ12内の
データバッファ(図4のM2)との間でデータ転送に必
要なパス設定を行い、続いて信号線317でデータ転送
処理部42を制御して設定されたメインメモリ12のデ
ータバッファと入出力装置7との間でダイレクト・メモ
リ・アクセスによる高速、大容量のデータ転送を実行す
る(図4のシーケンスB2)。
【0037】書込み転送の記述であれば、指定されたデ
ータバッファ(図4のM2)の領域のデータ群を入出力
装置7へ書込み転送を行う。読込み転送の記述であれ
ば、入出力装置7のデータに対して指定されたデータバ
ッファ領域への読出し転送を行う。
【0038】指定されたデータバッファ領域と入出力装
置7との間のデータ転送が終了すると、指令実行処理部
41はデータ転送の実行状況と結果レポートとを作成
し、メインバス110を介してメインメモリ12の結果
語(RW:Result Word)(図4のM3)の
領域へ、直接報告書込みを行う(図4のシーケンスB
3)。
【0039】その後、指令実行処理部41は結果語(図
4のM3)の書込みを行ったことをメインバス110を
介してCPU11へ、動作終了割込みにて行う(図4の
シーケンスB4)。動作指令終了割込みを受け取ったC
PU11は内部のメインメモリ12から結果語(図4の
M3)を読出してくる(図4のシーケンスC4)。
【0040】CPU11は読出した結果語(図4のM
3)の内容の判断し、次の処理を決める(図4のシーケ
ンスC5)。動作指令が障害もなく、正常に終了してい
れば、本処理から抜けて次の逐次処理へ進む(図4のE
xit)。
【0041】転送障害が発生していれば、先程の動作指
令が未完であるので、再試行処理に入るために、再度同
一の動作指令の発行処理まで戻ってシステムサービス処
理の継続を試みる(図4のシーケンスC3、図5の時刻
t3)。
【0042】再試行処理でも転送障害が発生していれ
ば、CPU11はサブバス120を介して入出力処理装
置4へ、バスA100のメインバス110の切離し制御
命令を送り込む。サブバス120からバス切離し制御命
令を受け取ったバスA制御部32は制御信号302をポ
ートA31へ出力し、ポートA31にて現在使用してい
たバスA100のメインバス110を切離す。
【0043】続いて、CPU11はバスB200のメイ
ンバス210を入出力処理装置4に組込むためにサブバ
ス220を介して組込み制御命令を送り込む。サブバス
220からの組込み制御命令を受け取ったバスB制御部
34は制御信号305をポートB33へ出力してバスB
200のメインバス210をポート切替部35で組込む
(図4のステップA2、図5の時刻t5)。
【0044】CPU11は新しく組込んだバスB200
のメインバス210を介して未完となっている先程の動
作指令を発行する処理まで戻って、システムサービス処
理の継続を試みる(図4のシーケンスC3,図5の時刻
t6)。
【0045】CPU11は送り込んだ動作指令によるデ
ータ転送が対象の入出力処理装置4とメインメモリ12
との間でバスB200のメインバス210で実行されて
いる時に、データ転送が行われていない入出力処理装置
3,5へ、切離されたバスA100のサブバス120を
介して自己診断起動を送込む(図4のステップA3、図
4のシーケンスD1,D2、図5の時刻t7,t8)。
【0046】サブバス120からの自己診断起動を受取
ったバスA制御部32は診断制御部36に信号303で
動作を働きかける。診断制御部36は信号308を出力
して診断実行処理部43の動作を開始させる。動作を開
始した診断実行処理部43は初めに診断動作の影響が外
部のバスA100のメインバス110及びバスB200
のメインバス210に出ていかないように信号320を
出力してポート切替部35でバス301,304を遮断
する(図4のシーケンスE1,E2)。
【0047】その後、診断実行処理部43は内部バス3
07を介して制御装置内部の診断を行う。続いて、内部
バス307、データ転送処理部42、入出力バス319
を介して入出力装置7の診断を順次行う。
【0048】診断実行処理部43は一連の自己診断処理
を終えると、信号314を出力して診断結果レジスタ3
7に診断終了と診断結果とを格納するとともに、自律再
開制御部38を動かして診断後処理としての内部の初期
化を実施して内部状態をクリーンにする。
【0049】この時、診断結果レジスタ37は破壊され
ないように保護されている。自律再開制御部38は必要
なクリーン処理を行った後、診断報告部39へ信号31
1を出力して自己診断動作を終える(図5の時刻t9,
t11)。
【0050】自己診断を起動したCPU11は時期を見
てサブバス120,220を介して診断結果リード命令
を発行する(図4のD3,D4)。診断結果リード命令
を受け取った診断制御部36は診断結果報告部39へ信
号309を出力する。信号309を受取った診断結果報
告部39は自律再開制御部38の動作が終了しており、
かつ診断結果レジスタ37に有効な診断終了と診断結果
とが保存されていれば、診断結果リード命令を受けた方
のサブバスを介してCPU11に報告することができ
る。
【0051】データ転送の対象であった入出力処理装置
4と入出力装置7とが空きになると、例えば組込まれた
バスB200のメインバス210を介してメインメモリ
12と入出力処理装置3と入出力装置6との間でデータ
転送状態にある時(図5の時刻t12〜t14)、CP
U11は切離されているバスA100のサブバス120
を介して自己診断起動を送り込み、これによって上記と
同様の自動診断が実行される(図5の時刻t13〜t1
5)。
【0052】CPU11は転送障害の発生したバスA1
00のメインバス110のバス直結部の障害(図1の7
91,792,793,794)については個々の装置
である入出力処理装置3〜5のいずれかを指定してポー
ト折り返し命令、切替部折り返し命令及びバス切り離し
命令をサブバス120に送り込む。
【0053】ポート折り返し命令を受取ると、バスA制
御部31は制御信号302を出力する。ポートA31は
制御信号302を受取ると、メインバス110へ折り返
す。切替部折返し命令を受取ると、バスA制御部32は
制御信号303を診断制御部36へ出力する。
【0054】診断制御部36は制御信号310をポート
切替部35へ出力する。信号310を受取ったポート切
替部35はメインバス110、バス301と流れてきた
データをポート切替部35内で折り返してCPU11へ
返送する。
【0055】バス切離し命令を受取ると、バスA制御部
32は制御信号302をポートA31へ出力する。ポー
トA31はバスA制御部32で解釈されたバス切離し命
令を制御信号302で受取ると、バスを切離すので、メ
インバス110を介してハイ・インピーダンス状態がC
PU11へ送られる。
【0056】CPU11は個々の折り返し命令で返送さ
れてきたデータと指定された装置の組合わせとバス切離
し命令の結果とを調べることによって、バス系障害の障
害部位を特定することができる。
【0057】このように、障害発生時の該転送制御装置
のみを予備系のシステムバスへ切替えることによって、
再開のための全体の初期化を大幅に短縮することがで
き、かつ未完了となった転送ブロックの転送処理を自律
的に行ってデータ転送の復旧を行い、システムサービス
の継続を自律的に行うので、障害からの回復を高速に行
うことができ、情報処理システムの可用性と信頼性とを
向上させることができる。
【0058】また、転送データの走るシステムバス(バ
スA100及びバスB200)のみを二重化にしている
ので、低価格な情報処理システムを構成することができ
る。
【0059】さらに、データ転送と並行して、空き時間
状態にある各転送制御装置において次々に自己診断を起
動して複数の診断を並行して実行することができるの
で、障害部位の検出時間を大幅に短縮することができ
る。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、複
数の入出力処理装置と上位装置とを接続しかつ2重化さ
れた現用系及び予備系のシステムバスと、複数の入出力
処理装置のうちの障害の発生した装置を現用系のシステ
ムバスから切離して予備系のシステムバスへ接続替えす
る手段とを設けることによって、高価なシステムを構成
することなく、障害部位の検出時間を大幅に短縮するこ
とができ、障害からの回復を高速に行うことができると
いう効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による情報処理システムの構
成を示すブロック図である。
【図2】図1の入出力処理装置の構成例を示すブロック
図である。
【図3】図1の入出力処理装置の構成例を示すブロック
図である。
【図4】本発明の一実施例による情報処理システムの処
理の流れを示す図である。
【図5】本発明の一実施例による情報処理システムの動
作を示すタイムチャートである。
【符号の説明】
1 中央処理装置 2 入出力処理装置群 3 入出力処理装置(IOP−0) 4 入出力処理装置(IOP−i) 5 入出力処理装置(IOP−n) 6 入出力装置(IO−0) 7 入出力装置(IO−i) 8 入出力装置(IO−n) 11 CPU 12 メインメモリ 31 ポートA 32 バスA制御部 33 ポートB 34 バスB制御部 35 ポート切替部 36 診断制御部 37 診断結果レジスタ 38 自律再開制御部 39 診断結果報告部 40 指令解釈部 41 指令実行処理部 42 データ転送処理部 43 診断実行処理部 100 バスA 110,210 メインバス 120,220 サブバス 200 バスB 307 内部バス

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の入出力処理装置と上位装置とを接
    続しかつ2重化された現用系及び予備系のシステムバス
    と、前記複数の入出力処理装置のうちの障害の発生した
    装置を前記現用系のシステムバスから切離して前記予備
    系のシステムバスへ接続替えする手段とを有することを
    特徴とする情報処理システム。
  2. 【請求項2】 データ転送の障害で未完となった転送ブ
    ロックと入出力装置との間のダイレクトメモリアクセス
    によるデータ転送を自律的に再開する手段を含み、当該
    データ転送の自律的な再開によって前記データ転送を復
    旧してシステムサービス処理を継続するようにしたこと
    を特徴とする請求項1記載の情報処理システム。
  3. 【請求項3】 前記入出力処理装置によるデータ転送と
    前記複数の入出力処理装置のうちの空き時間状態にある
    装置による自己診断とを並行して動作可能としたことを
    特徴とする請求項1または請求項2記載の情報処理シス
    テム。
  4. 【請求項4】 現用系及び予備系のシステムバスは、デ
    ータ転送を行うデータ転送用バスと少なくとも系構成及
    び診断の制御を行う制御バスとからなることを特徴とす
    る請求項1から請求項3のいずれか記載の情報処理シス
    テム。
  5. 【請求項5】 前記現用系のシステムバスの前記データ
    転送用バスと所望の装置との接続及び切離しを自在とし
    たことを特徴とする請求項4記載の情報処理システム。
  6. 【請求項6】 前記予備系のシステムバスの前記データ
    転送用バスを所望の装置に対して組込み及び切離し自在
    としたことを特徴とする請求項4または請求項5記載の
    情報処理システム。
  7. 【請求項7】 前記制御バスを介して所望の装置に対し
    て自己診断を起動する手段を含むことを特徴とする請求
    項4から請求項6のいずれか記載の情報処理システム。
  8. 【請求項8】 前記制御バスを介して所望の装置から前
    記自己診断の結果を読取る手段を含むことを特徴とする
    請求項7記載の情報処理システム。
  9. 【請求項9】 前記制御バスから入出力指定した分のデ
    ータ書込みを行う手段を含むことを特徴とする請求項4
    から請求項8のいずれか記載の情報処理システム。
  10. 【請求項10】 所望の入出力装置から所望した分のデ
    ータを読込んで前記制御バスへ送出す手段を含むことを
    特徴とする請求項4から請求項9のいずれか記載の情報
    処理システム。
  11. 【請求項11】 前記制御バスを介した指示に応じて前
    記現用系のデータ転送用バスと前記予備系のデータ転送
    用バスとの送受を行う手段を含むことを特徴とする請求
    項4から請求項10のいずれか記載の情報処理システ
    ム。
  12. 【請求項12】 前記制御バスを介した指示に応じて前
    記現用系のデータ転送用バスと前記予備系のデータ転送
    用バスとのポート切替えを行うポート切替手段を含むこ
    とを特徴とする請求項4から請求項11のいずれか記載
    の情報処理システム。
  13. 【請求項13】 前記制御バスを介した指示に応じて前
    記データ転送用バスの内容をポート内で折り返す手段を
    含むことを特徴とする請求項4から請求項12のいずれ
    か記載の情報処理システム。
  14. 【請求項14】 前記制御バスを介した指示に応じて前
    記データ転送用バスの内容を前記ポート切替手段内で折
    り返すようしたことを特徴とする請求項12記載の情報
    処理システム。
  15. 【請求項15】 前記制御バスを介して受信した指示に
    応じて自己診断を実行する手段を前記複数の入出力処理
    装置内に含むことを特徴とする請求項4から請求項14
    のいずれか記載の情報処理システム。
  16. 【請求項16】 前記自己診断の終了に応答して前記自
    己診断の結果を保存する手段を前記複数の入出力処理装
    置に含むことを特徴とする請求項4から請求項15のい
    ずれか記載の情報処理システム。
  17. 【請求項17】 前記自己診断の終了に応答して自装置
    を自律再開する手段を前記複数の入出力処理装置に含む
    ことを特徴とする請求項4から請求項16のいずれか記
    載の情報処理システム。
  18. 【請求項18】 前記現用系のデータ転送用バスによる
    データ転送をダイレクトメモリアクセスで実行するよう
    にしたことを特徴とする請求項4から請求項18のいず
    れか記載の情報処理システム。
  19. 【請求項19】 前記現用系のデータ転送用バスを介し
    て受信した動作指令を解釈する手段と、その解釈結果に
    したがって所望の入出力装置とメインメモリとの間で転
    送する手段とを前記複数の入出力処理装置に含むことを
    特徴とする請求項4から請求項18のいずれか記載の情
    報処理システム。
  20. 【請求項20】 前記動作指令の実行時の障害を検出す
    る手段を前記複数の入出力処理装置に含むことを特徴と
    する請求項19記載の情報処理システム。
  21. 【請求項21】 前記複数の入出力処理装置において起
    動指示された複数の装置の自己診断を並行して実行する
    ようにしたことを特徴とする請求項1から請求項20の
    いずれか記載の情報処理システム。
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