JP5176914B2 - 伝送装置及び冗長構成部の系切替え方法 - Google Patents

伝送装置及び冗長構成部の系切替え方法

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本発明は、伝送装置及び冗長構成部の系切替え方法に関し、例えば、監視制御用ネットワークを介して運用サポートシステム(OSS:Operations Support Systems)やネットワーク管理システム(NMS:Network Management System)等に接続される伝送装置における冗長構成部の系切替え構成に係る。
伝送装置の主要部分の一構成例を図5に示す。伝送装置はシェルフと呼ばれる筐体50を有し、該シェルフ50に実装する形式で、主信号回線とのインタフェース機能を有する主信号インタフェース部51、主信号回線間の接続の切替えを行うスイッチファブリック部52、伝送装置を監視制御するための監視制御部53等の各機能部が備えられる。
上述の各機能部51〜53は、シェルフ50の背面に設けられた背面配線盤(BWB:Back Wired Board)を介して相互に接続され、運用中に故障した場合でも交換し得るよう活線挿抜が可能になっている。また、シェルフ50には、監視制御用ネットワークに接続される監視制御用LANポート(以下、OSSポートともいう。)54が設けられ、1台の伝送装置に対して少なくとも1つのOSSポート54が備えられている。
図5の(a)はシェルフ50のフロント面、(b)はリア面の一例を示し、OSSポート54は、例えば図5(b)に示すようにリア面等に設けられている。このOSSポート54は、伝送装置における信号送受のパフォーマンス情報や各種統計情報の収集や回線設定等を、監視制御用ネットワークを介して運用サポートシステム(OSS)やネットワーク管理システム(NMS)から行うために主に使用される。
図6に監視制御用ネットワークの接続構成例を示す。同図に示すように、各伝送装置61のOSSポートを、監視制御用ネットワーク62を介して運用サポートシステム(OSS)又はネットワーク管理システム(NMS)63と接続する。なお、OSSポートを介する監視制御情報の送受信処理は、各伝送装置61内の監視制御部で行われる。
各伝送装置内の主信号インタフェース部51は、主信号のエラー発生や主信号インタフェース部の故障に対する救済措置のために冗長構成が採られることが多い。また、監視制御部53も伝送装置の信頼性向上のため冗長構成が採られる。冗長構成化した監視制御部53#1,#2とOSSポート54との従来の接続形態の例を図7に示す。
図7に示す二重化構成の監視制御部53#1,#2において、第1の監視制御部53#1が運用系(ACT)、第2の監視制御部53#2が予備系(STBY)として機能しているものとする。第1及び第2の監視制御部53#1,#2の信号線は、背面配線盤(BWB)77を介してシェルフ背面の共通部(COM)78に設けられたOSSポート54と、ワイアードオア回路で結線されている。
OSSポート54を介して行われる監視制御情報のデータ送受信が、運用系(ACT)の監視制御部53#1で処理されるよう、各監視制御部53#1,#2では、それぞれリレー回路72#1,#2を用い、運用系(ACT)の監視制御部53#1側にのみ、上記ワイアードオア回路の信号線が物理的に接続されるようにしている。
そして、各監視制御部53#1,#2では、監視制御用ネットワークに接続される対向装置との絶縁性を確保するためトランス73#1,#2が設けられ、該トランス73#1,#2を介して物理(PHY)レイヤ部74#1,#2に信号線が接続される。物理(PHY)レイヤ部74#1,#2は、伝送媒体上の物理信号に依存しない信号インタフェース(MII:Media Independent Interface)により、中央処理部(CPU)75#1,#2のMAC(Media Access Control)制御部と監視制御情報を送受する。
次に、運用系(ACT)が第1の監視制御部53#1から第2の監視制御部53#2に切替わる動作について説明する。現在運用系(ACT)の監視制御部53#1が伝送異常状態や自身の故障等を検出し、運用系(ACT)状態を継続することができないと判断したとき、監視制御部53#1のACT/STBY制御部71#1は、自律的に監視制御部53#1を予備系(STBY)状態に遷移させる。
監視制御部53#1のACT/STBY制御部71#1から予備系の状態を示す信号がリレー72#1に入力されると、リレー回路72#1は切断状態となり、OSSポート54との信号線は、監視制御部53#1,#2の何れとも接続されない切断状態となる。そしてOSSポート54の対向装置側では、物理的な信号線の切断により、リンクダウンを検出する。従ってこの間、当該伝送装置のOSSポート54宛の監視制御情報は廃棄される。
第2の監視制御部53#2のACT/STBY制御部71#2は、第1の監視制御部53#1のACT/STBY制御部71#1からの運用系(ACT)/予備系(STBY)状態通知により、第1の監視制御部53#1が予備系(STBY)状態に移行したことを認識し、運用系(ACT)に切替えるためのソフトウェアを起動する。
なお、第1及び第2の監視制御部53#1,#2には、監視制御情報を格納する監視制御情報データベース(DBS)76#1,#2がそれぞれ備えられ、該監視制御情報データベース(DBS)76#1,#2に対しては同期処理が行われる。従って、第1の監視制御部53#1が運用系(ACT)として動作していたときに、監視制御情報データベース(DBS)76#1に格納された監視制御情報と同一の監視制御情報が、第2の監視制御部53#2の監視制御情報データベース(DBS)76#2に格納されている。
第2の監視制御部53#2は、運用系(ACT)に切替えるソフトウェアの起動後、監視制御情報データベース(DBS)76#2から、第1の監視制御部53#1で処理された監視制御情報を引き継ぎ、運用系(ACT)に遷移する。ここで、第2の監視制御部53#2のリレー回路72#2が接続状態となり、OSSポート54と監視制御部53#2とが物理的に接続され、OSSポート54の対向装置側でリンクアップが検出され、プロトコルに応じたコネクションが確立される。
二重化構成のデータベース処理システムにおける同期方式等については、例えば下記の特許文献1等によって知られている。
特開2004−303025号公報
図7に示した監視制御部53#1,#2とOSSポート54との従来の接続形態では、運用系(ACT)と予備系(STBY)との切替え時に、第1及び第2の監視制御部53#1,#2の何れもが、一時的に予備系(STBY)の状態となる期間が生じる。そのとき、リレー回路72#1,#2により、OSSポート54との間の信号線が物理的に切断され、OSSポート54との信号路がリンクダウン状態となってしまう。その結果、運用系(ACT)と予備系(STBY)との系切替え処理が完了するまでの間、当該伝送装置のOSSポート54宛の監視制御情報が廃棄されてしまうという問題があった。
本発明は、冗長構成の監視制御部の運用系(ACT)/予備系(STBY)の状態を切替え時に、当該伝送装置のOSSポート宛の監視制御情報を廃棄することなく処理可能にすることを目的とする。また、監視制御用LANポート(OSSポート)との信号線の物理的な切断を伴うことなく、即ち対向装置との間でリンクダウンとなることなく、系切替えを可能にすることを目的とする。
本発明の伝送装置は、監視制御用ネットワークに接続する監視制御用LANポート及び運用系と予備系との切替制御を行う選択部とを有する共通部と、前記選択部により切替制御される運用系と予備系との監視制御部とを含む伝送装置に於いて、前記共通部は、前記監視制御用LANポートと物理レイヤ部とを介して接続した運用系と予備系との前記監視制御部を選択接続する論理的信号インタフェースを有する選択部を備え、前記運用系と予備系との監視制御部は、予備系状態の時の前記監視制御用LANポートからの監視制御情報を格納するメモリと、前記運用系と前記予備系との前記監視制御情報の処理結果の情報を格納するデータベースと、前記予備系から前記運用系への切替制御により前記データベースに格納された情報と前記メモリに格納された情報とを基に、運用系から予備系に切替えて動作を開始するまでの間に於ける未処理監視制御情報の有無を判定し、未処理監視制御情報有りの判定により、該未処理監視制御情報を処理する制御構成とを備えている。
本発明の冗長構成部の系切替え方法は、監視制御用ネットワークに接続した監視制御用LANポート及び運用系と予備系との切替制御を行う選択部とを有する共通部と、前記選択部により切替制御される運用系と予備系との監視制御部とを含み、該運用系と予備系との監視制御部により同期処理された監視制御情報を記憶する監視制御情報データベースとを備えた伝送装置に於ける運用系と予備系との系切替え方法に於いて、前記監視制御用のメモリに、該監視制御部が予備系に切替えられている時の監視制御用LANポートから受信された監視制御情報を格納する処理ステップと、前記監視制御部が予備系から運用系に切替えられた時に、前記メモリに格納されている監視制御情報を読み出す処理ステップと、前記メモリから読み出した監視制御情報のうち、前記監視制御情報データベースを基に、前記運用系から予備系に切替わった監視制御部により処理された監視制御情報の有無を確認し、処理されていない監視制御情報を処理する処理ステップとを含むものである。
冗長構成の監視制御部の運用系(ACT)/予備系(STBY)の状態を切替え時に、当該伝送装置のOSSポート宛の監視制御情報を廃棄することなく処理可能となる。また、監視制御用LANポート(OSSポート)との信号線の物理的な切断状態を伴うことなく、冗長構成の監視制御部の運用系(ACT)/予備系(STBY)の状態を切替えることが可能になり、対向装置との間でリンクダウンとなることがない利点がある。
従って、系切替え時に当該伝送装置宛の監視制御情報が廃棄されることなく到来し、監視制御部の運用系(ACT)/予備系(STBY)切り替え動作の影響を受けることなく、運用サポートシステム(OSS)やネットワーク管理システム(NMS)からの監視制御情報を処理することが可能となる。
図1は開示の伝送装置における監視制御部とOSSポートとの接続形態の例を示す。同図に示すように二重化した監視制御部53#1,#2が備えられ、該監視制御部53#1,#2は、背面配線盤(BWB)77を介して、監視制御用LANポート(OSSポート)54が設けられた共通部(COM)78に接続される。
共通部(COM)78には、監視制御用LANポート(OSSポート)54、トランス73、物理(PHY)レイヤ部74及び選択部13が備えられる。監視制御用LANポート(OSSポート)54には、監視制御用ネットワークを介して運用サポートシステム(OSS)やネットワーク管理システム(NMS)等の対向装置が接続される。
トランス73は、監視制御用LANポート(OSSポート)54に接続された対向装置との絶縁性を確保するために備えられ、監視制御用LANポート(OSSポート)54の信号線は、トランス73を介して物理(PHY)レイヤ部74に接続される。物理(PHY)レイヤ部74は、伝送媒体上の物理信号に依存しない信号インタフェース(MII:Media Independent Interface)により、選択部13と監視制御情報を送受する。
選択部13は、監視制御部53#1,#2のACT/STBY制御部71#1,#2から、運用系(ACT)/予備系(STBY)の状態を示す信号が入力され、運用系(ACT)側からの監視制御情報を、監視制御用LANポート(OSSポート)54側へ送出する。
また、監視制御用LANポート(OSSポート)54側からの監視制御情報を、運用系(ACT)側に伝達するよう信号経路を選択する。或いは、監視制御用LANポート(OSSポート)54側からの監視制御情報を、運用系(ACT)及び予備系(STBY)の両者に伝達する構成とすることもできる。
このように、従来、ワイアードオア回路とリレー回路とによる物理的な信号線の結線で接続していたOSSポート54と監視制御部53#1,#2との間のインタフェースを、伝送媒体上の物理信号に依存しない論理的な信号インタフェース(MII)よる選択部13で接続する。選択部13は、クロック単位で動作する論理回路で構成され、信号経路の切換時に物理的に回線断の状態となることがない。
さらに、監視制御部53#1,#2内の中央処理部(CPU)75#1,#2のMAC制御部に加えて、ハードウェアで構成され自律的に動作するMAC制御部12#1,#2を設ける。さらに、監視制御用LANポート(OSSポート)54側からの監視制御情報を格納するメモリ11#1,#2を設ける。
MAC制御部12#1,#2は、共通部(COM)78の選択部13とメモリ11#1,#2と中央処理部(CPU)75#1,#2のMAC制御部との間のアクセス制御機能を有し、ACT/STBY制御部71#1,#2から、運用系(ACT)/予備系(STBY)の状態情報が通知され、該状態情報に応じてアクセス制御を行う。
MAC制御部12#1,#2は、運用系(ACT)/予備系(STBY)の状態情報により、運用系(ACT)では、選択部13と中央処理部(CPU)75#1,#2のMAC制御部との間で、監視制御情報の送受が可能なようにアクセス制御する。一方、予備系(STBY)では、選択部13からの監視制御情報がメモリ11#1,#2に送出されるようアクセス制御する。
例えば、現在運用系(ACT)の監視制御部53#1が伝送異常状態や自身の故障等を検出し、運用系(ACT)状態を継続することができないと判断したとき、ACT/STBY制御部71#1は、予備系(STBY)へ遷移する状態信号を、予備系(STBY)の監視制御部53#2のACT/STBY制御部71#2に通知し、自律的に監視制御部53#1を予備系(STBY)状態に遷移させる。
予備系(STBY)の監視制御部53#2のACT/STBY制御部71#2は、監視制御部53#1のACT/STBY制御部71#1からの状態信号の通知により、監視制御部53#1が予備系(STBY)状態に遷移したことを認識し、MAC制御部12#2に、選択部13からの監視制御情報を、メモリ11#2に出力させ、運用系(ACT)に切替えるためのソフトウェアを起動する。
即ち、予備系(STBY)では、運用系(ACT)状態になるまでの間、共通部(COM)78の選択部13からの監視制御情報をメモリ11に格納しておき、運用系(ACT)に切替えるためのソフトウェア起動後、メモリ11に格納されていた監視制御情報を読み出して処理する。
従来の構成では、運用系(ACT)と予備系(STBY)とを切替える際に、冗長構成の監視制御部53#1,#2の両者とも、一時的に予備系(STBY)状態となり、予備系(STBY)を運用系(ACT)に切替えるソフトウェアが起動するまでの間、当該伝送装置宛の監視制御情報は全て廃棄されていた。
これに対しこの実施形態では、予備系(STBY)状態から運用系(ACT)状態に遷移するまでの間、当該伝送装置宛の監視制御情報はメモリ11に格納し、運用系(ACT)状態に遷移した後、メモリ11に格納されていた監視制御情報を読み出して処理することにより、当該伝送装置宛の監視制御情報が廃棄されることなく処理される。
なお、メモリ11の容量は、運用系(ACT)状態にあった監視制御部53が予備系(STBY)状態に遷移した時点から、予備系(STBY)状態にあった監視制御部53がソフトウェア起動により運用系(ACT)状態となり、中央処理部(CPU)75のMAC制御部との信号送受が可能になるまでの間に、当該伝送装置宛に到来する監視制御情報を格納し得る分となる。
上述の冗長系切替え構成の実施例及び動作例を図2〜図4に示す。各監視制御部53#1,#2に備えられるACT/STBY制御部71#1,#2は、例えばCPLD(Complex Programmable Logic Device)等を用いてレジスタを構成し、例えばDC線(ハイレベル/ローレベル信号を伝送する信号線)を用い、背面配線盤(BWB)77を介し、共通部(COM)78の選択部13等と接続する構成とすることができる。
MAC制御部12#1,#2は、例えばFPGA(Field Programmable Gate Array)等を用いてレジスタを構成し、ACT/STBY制御部71#1,#2から入力される運用系(ACT)/予備系(STBY)状態通知信号に応じて、アクセス経路を選択する機能を備える。
監視制御情報データベース(DBS)76#1,#2は、例えばコンパクトフラッシュ(登録商標)カード等を用いた構成とすることができる。共通部(COM)78の選択部13は、例えばCPLDを用い、ACT/STBY制御部71#1,#2から入力される運用系(ACT)/予備系(STBY)状態通知信号に応じて、監視制御情報の配信経路を選択する構成とすることができる。
図2は、第1の監視制御部53#1が運用系(ACT)、第2の監視制御部53#2が予備系(STBY)で使用され、運用系(ACT)/予備系(STBY)切り替えが発生していない通常動作時の状態を示している。第1の監視制御部53#1のACT/STBY制御部71#1は、運用系(ACT)を示す状態信号を出力し、該状態信号は、MAC制御部12#1及び共通部(COM)78の選択部13に伝達される。
OSSポート54からトランス73及び物理(PHY)レイヤ部74を介して選択部13に到達した監視制御情報(command)は、この実施例では、第1及び第2の監視制御部53#1,#2の両方に伝達される構成としている。従って、OSSポート54からの監視制御情報(command)は、第1及び第2の監視制御部53#1,#2それぞれのMAC制御部12#1,#2に到達する。
第1の監視制御部53#1のMAC制御部12#1は、自身が運用系(ACT)であることから、受信した監視制御情報(command)を中央処理部(CPU)75#1内のMAC制御部に伝達する。該監視制御情報(command)は、中央処理部(CPU)75#1内のMAC制御部で終端され、中央処理部(CPU)75#1で該監視制御情報(command)に従った処理が行われる。
一方、第2の監視制御部53#2のMAC制御部12#2は、自身が予備系(STBY)であることから、受信した監視制御情報(command)をメモリ11#2に格納する。第1の監視制御部53#1が運用系(ACT)であることから、第2の監視制御部53#2の中央処理部(CPU)75#2は、メモリ11#2に格納された監視制御情報(command)の処理を行わない。
また、第1の監視制御部53#1から送信される監視制御情報(response)については、運用系(ACT)の監視制御部53#1の中央処理部(CPU)75#1で生成され、MAC制御部12#1に伝達される。MAC制御部12#1は、自身が運用系(ACT)であることから、中央処理部(CPU)75#1から入力された監視制御情報(response)を共通部(COM)78の選択部13に伝達する。
共通部(COM)78の選択部13は、第1の監視制御部53#1が運用系(ACT)であることを把握していることから、第1の監視制御部53#1からの監視制御情報(response)をOSSポート54側へ伝達する。
OSSポート54から受信した監視制御情報(command)に対する中央処理部(CPU)75#1での処理結果については、監視制御情報データベース(DBS)76#1に保存される。そしてこの監視制御情報データベース(DBS)76#1は、第1の監視制御部53#1と第2の監視制御部53#2とで常に同期処理が行われ、第2の監視制御部53#2の監視制御情報データベース(DBS)76#2にも、同様の処理結果が保存される。運用系(ACT)と予備系(STBY)との間で系切替えが発生していない通常動作時におけるOSSポート54との監視制御情報の送受信は、以上のとおりの動作となる。
次に、監視制御部53#1,#2において、運用系(ACT)/予備系(STBY)の系切替え動作が発生したときの、OSSポート54との監視制御情報の送受信動作を、図3を参照して説明する。
運用系(ACT)の監視制御部53#1に異常が発生し、監視制御部53#1が予備系(STBY)状態に遷移すると、ACT/STBY制御部71#1から、予備系(STBY)状態を示す信号がMAC制御部12#1に入力される。すると、MAC制御部12#1は、今まで中央処理部(CPU)75#1に伝達していた選択部13からの監視制御情報を、メモリ11#1に出力する経路に変更する。
第2の監視制御部53#2は、第1の監視制御部53#1が予備系(STBY)状態に遷移したことを認識すると、自身が運用系(ACT)状態に遷移しなければならないと判断し、運用系(ACT)系に切替えるソフトウェアを起動し、各種デバイスの設定を行う。その間も、OSSポート54から到来する監視制御情報は、メモリ11#2に引き続き格納される。
第2の監視制御部53#2は、運用系(ACT)に切替えるソフトウェア起動の完了後、まず、メモリ11#2に格納された監視制御情報を読み出す。そして、監視制御情報データベース(DBS)76#2を確認し、メモリ11#2に格納された監視制御情報のうち、どの時点までの監視制御情報が第1の監視制御部53#1で処理されたかを確認する。処理されていない監視制御情報から第2の監視制御部53#2で処理を行い、それに対する処理結果を生成し、OSSポート54側に伝達する。
メモリ11#2に格納された監視制御情報に関する処理をすべて完了した時点で、第2の監視制御部53#2のMAC制御部12#2は、OSSポート54側からの監視制御情報を、メモリ11#2への経路から中央処理部(CPU)75#2のMAC制御部への経路に切替えて伝達する。
その結果、図4に示す状態となり、運用系(ACT)が第2の監視制御部53#2に切替わり、第2の監視制御部53#2により、OSSポート54と監視制御情報(command/ response)の送受信を行う状態となる。
運用系(ACT)と予備系(STBY)との切替え時に、OSSポート54との物理的な信号線が切断されることがなく、従って対向装置でリンクダウンを検出することがない。そのためこの間、当該伝送装置のOSSポート54宛の監視制御情報は廃棄されることなく配信される。
また、予備系(STBY)の監視制御部53が運用系(ACT)として立ち上がる期間に到来する監視制御情報はメモリ11に保存し、運用系(ACT)として立ち上がった後に、該メモリ11に保存した監視制御情報を処理することにより、運用系(ACT)として立ち上がる期間に到来する監視制御情報を廃棄することなく処理することが可能となる。
なお、監視制御部の運用系(ACT)と予備系(STBY)との切替え時に、両系の監視制御部に不具合が発生した場合など、共通部(COM)78の物理(PHY)レイヤ部74で信号線を切断状態とすることにより、監視制御用LANポート(OSSポート)54と接続された対向装置とのリンクを、意図的にリンクダウンさせることも可能となる。
伝送装置における監視制御部とOSSポートとの接続形態の例を示す図である。 冗長系切替え構成の実施例及び動作例(通常動作時)を示す図である。 冗長系切替え構成の実施例及び動作例(系切替え中)を示す図である。 冗長系切替え構成の実施例及び動作例(系切替え完了時)を示す図である。 伝送装置の主要部分の一構成例を示す図である。 監視制御用ネットワークの接続構成例を示す図である。 冗長構成の監視制御部とOSSポートとの従来の接続形態の例を示す図である。
符号の説明
11#1,#2 メモリ
12#1,#2 MAC制御部
13 選択部
53#1,#2 監視制御部
54 OSSポート
71#1,#2 ACT/STBY制御部
73 トランス
74 物理(PHY)レイヤ部
76#1,#2 監視制御情報データベース(DBS)
77 背面配線盤(BWB)

Claims (2)

  1. 監視制御用ネットワークに接続する監視制御用LANポート及び運用系と予備系との切替制御を行う選択部とを有する共通部と、前記選択部により切替制御される運用系と予備系との監視制御部とを含む伝送装置に於いて、
    前記共通部は、前記監視制御用LANポートと物理レイヤ部とを介して接続した運用系と予備系との前記監視制御部を選択接続する論理的信号インタフェースを有する選択部を備え、
    前記運用系と予備系との監視制御部は、予備系状態の時の前記監視制御用LANポートからの監視制御情報を格納するメモリと、前記運用系と前記予備系との前記監視制御情報の処理結果の情報を格納するデータベースと、前記予備系から前記運用系への切替制御により前記データベースに格納された情報と前記メモリに格納された情報とを基に、運用系から予備系に切替えて動作を開始するまでの間に於ける未処理監視制御情報の有無を判定し、未処理監視制御情報有りの判定により、該未処理監視制御情報を処理する制御構成とを備えた
    ことを特徴とする伝送装置。
  2. 監視制御用ネットワークに接続した監視制御用LANポート及び運用系と予備系との切替制御を行う選択部とを有する共通部と、前記選択部により切替制御される運用系と予備系との監視制御部とを含み、該運用系と予備系との監視制御部により同期処理された監視制御情報を記憶する監視制御情報データベースとを備えた伝送装置に於ける運用系と予備系との系切替え方法に於いて、
    前記監視制御用のメモリに、該監視制御部が予備系に切替えられている時の監視制御用LANポートから受信された監視制御情報を格納する処理ステップと、
    前記監視制御部が予備系から運用系に切替えられた時に、前記メモリに格納されている監視制御情報を読み出す処理ステップと、
    前記メモリから読み出した監視制御情報のうち、前記監視制御情報データベースを基に、前記運用系から予備系に切替わった監視制御部により処理された監視制御情報の有無を確認し、処理されていない監視制御情報を処理する処理ステップと
    を含むことを特徴とする冗長構成部の系切替え方法。
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