JP3261014B2 - データ処理システムにおけるモジュール交換方法および自己診断方法 - Google Patents

データ処理システムにおけるモジュール交換方法および自己診断方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、デ−タ処理システムの
モジュール交換方法およびモジュール自己診断方法に係
り、一つのモジュ−ル交換が、他の部位に影響を与える
ことなくおこなえて、そのことによって、例えば、シス
テムのオンライン業務を停止させることないモジュール
交換方法であって、特に、信頼性が要求され、システム
を稼働させながら、モジュールの修理、交換などをおこ
なう必要性のあるデ−タ処理システムに用いて好適なデ
−タ処理システムのモジュール交換方法およびモジュー
ル自己診断方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、金融システムや交通管制システム
などへ、デ−タ処理システムが浸透してくるに伴って、
デ−タ処理システムは、社会生活の根幹を占めるように
なってきている。
【0003】このような情報化社会において、デ−タ処
理システムが停止することは社会に対して多大な影響を
与える。そこで、モジュールの修理や改修の際に、オン
ライン稼働状態のままでも、モジュールが交換可能であ
るようなモジュールの交換方法が要請されている。
【0004】従来、このようなモジュール交換を実現す
る手段として、特開平5−333961号公報に記載の
「データ処理装置及びパッケージの交換方法」のよう
に、交換対象モジュールのバストランシ−バIC内のキ
ャパシタンスを減少させることにより、パッケージ交換
の際発生するシステムバスへのノイズを低減する方法が
知られている。
【0005】また、特開昭63―153899号公報に
記載の「活線挿抜用電子回路パッケージ」のように、モ
ジュールの挿入用レバーを利用して、スリーステートバ
ッファ回路の出力をハイインピーダンス状態にして、サ
ージ電圧による悪影響を避け、雑音による誤動作を防止
する方法などがあった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は、装置
が稼働中にモジュール交換をおこなうために、いずれも
交換対象となるモジュ−ル側に特殊な回路を付加するこ
とにより、交換の際に発生するノイズを低減するための
工夫をするものであった。
【0007】しかしながら、このような工夫をしても、
ノイズの発生を完全に無くすことは物理的に不可能であ
り、かつ、上記従来技術の方法では、そのノイズの発生
タイミングもモジュ−ルを交換する作業者の人的な挿抜
タイミングに左右され、そのタイミングによっては、ノ
イズによる悪影響が避けられないという問題点があっ
た。また、ノイズの大きさや影響は、回路素子の特性の
ばらつき等によっても変化して定量的に捉えがたいもの
であった。
【0008】ところが、従来、このようなノイズが発生
した場合に、ノイズを受ける側での防御がなされていな
いため、同一バスに接続されたオンライン稼働中のモジ
ュールがノイズを受信して誤動作する恐れがあり、シス
テムとして誤動作する恐れが生じ、システム的に信頼性
が低いものになっているという問題点があった。
【0009】さらに、上記従来技術は、モジュール側に
特殊な回路を付加せねばならず、汎用的な方法とは言い
難く、製作コストも割高になるという問題点があった。
【0010】本発明は、上記従来技術の問題点を解決す
るためになされたもので、その目的は、システムのオン
ライン稼働中にモジュールを交換する際に、従来技術の
ように、モジュールの挿入/抜去のときに発生するノイ
ズを低減させるという観点ではなく、ノイズを受ける側
にて、オンライン稼働中の他のモジュールがノイズを受
信しても誤動作しないタイミングを検出し、そのタイミ
ングで交換対象モジュールを電気的に切り離すことによ
って、システムがノイズの悪影響を被ることをなくし、
よりシステムの信頼性を高め、確実で安心して作業でき
るデータ処理システムのモジュール交換方法を提供する
ことにある。
【0011】また、その目的は、モジュ−ル側に交換の
ための特殊機能を持たせる必要がない、汎用性の高いデ
ータ処理システムのモジュール交換方法を提供すること
にある。
【0012】また、別の目的は、モジュール交換をおこ
なうために、予め故障部位を明確にし、効率的に作業を
進めるためのモジュール自己診断方法を提供することに
ある。
【0013】
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明のデータ処理システムのモジュール交換方法に
係る発明の第一の構成は、バスによって接続されデータ
のやり取りをおこなうモジュールを複数有するデータ処
理システムのモジュール交換方法において、前記バスと
各モジュールを接続する接続部と、この接続部で、前記
モジュールと前記バスとの電気的な接続/切離しをおこ
なうスイッチ手段と、このスイッチ手段を制御するスイ
ッチ制御手段と、接続/切離しタイミング検出手段とを
備え、さらに、モジュール交換の要求信号を発生させ、
前記接続/切離しタイミング検出手段に伝える手段と、
モジュール交換の許可信号を発生させ、外部に伝える手
段とを備え、モジュール交換のために、あるモジュール
の抜去をおこなうときに、 (1)前記モジュール交換の要求信号を発生させ、前記
接続/切離しタイミング検出手段に伝える手段によっ
て、前記モジュール交換の要求信号をオンにして、前記
接続/切離しタイミング検出手段に伝える手順、 (2)前記接続/切離しタイミング検出手段が、前記バ
スに接続された他のモジュールが、あるモジュールを電
気的に切離しをするときに発生するノイズを受信しても
誤動作しないタイミングを検出する手順、 (3)前記(2)に記載のタイミングで、前記スイッチ
制御手段が、前記スイッチ手段を制御して、あるモジュ
ールの接続部における電気的な切離しをおこなう手順、 (4)モジュール交換の許可信号を発生させ、外部に伝
える手段によって、モジュール交換の許可信号をオンに
して、外部に伝える手順を有し、この(1)から(4)
の手順をこの順におこなったのちに、あるモジュールを
抜去し、モジュール交換のために、あるモジュールの挿
入をおこなうときに、 (1)゜前記モジュール交換の要求信号を発生させ、前
記接続/切離しタイミング検出手段に伝える手段によっ
て、前記モジュール交換の要求信号をオフにして、前記
接続/切離しタイミング検出手段に伝える手順、 (2)゜モジュール交換の許可信号を発生させ、外部に
伝える手段によって、モジュール交換の許可信号をオフ
にして、外部に伝える手順、 (3)゜前記接続/切離しタイミング検出手段が、前記
バスに接続された他のモジュールが、あるモジュールを
電気的に接続するときに発生するノイズを受信しても誤
動作しないタイミングを検出する手順、 (4)゜前記(3)゜に記載のタイミングで、前記スイ
ッチ制御手段が、前記スイッチ手段を制御して、あるモ
ジュールの接続部における電気的な接続をおこなう手順
を有し、モジュールの挿入をおこなったのちに、この
(1)゜から(4)゜の手順をこの順におこなうように
したものである。次に、上記のタイミングについて詳し
くは、上記データ処理システムのモジュール交換方法に
おいて、前記他のモジュールが、あるモジュールを電気
的に接続するときに発生するノイズを受信しても誤動作
をしないタイミングが、前記他のモジュールがデータを
うけとるときに、前記発生するノイズが消滅しているタ
イミングであるようにしたものである。
【0015】次に、上記のタイミングについて詳しく
は、上記データ処理システムのモジュール交換方法にお
いて、前記他のモジュールが、あるモジュールを電気的
に接続するときに発生するノイズを受信しても誤動作を
しないタイミングが、前記他のモジュールがデータをう
けとるときに、前記発生するノイズが消滅しているタイ
ミングであるようにしたものである。
【0016】また、上記のタイミングについて別に詳し
くは、上記データ処理システムのモジュール交換方法に
おいて、前記他のモジュールが、あるモジュールを電気
的に接続するときに発生するノイズを受信しても誤動作
をしないタイミングが、前記他のモジュールがビジイ状
態でないタイミングであるようにしたものである。
【0017】さらに、上記のタイミングについて他に詳
しくは、上記データ処理システムのモジュール交換方法
において、前記他のモジュールが、あるモジュールを電
気的に接続するときに発生するノイズを受信しても誤動
作をしないタイミングが、前記他のモジュールがデータ
を受け取るクロック規定とは、逆相となるタイミングで
あるようにしたものである。
【0018】次に、上記目的を達成するための本発明の
データ処理システムのモジュール交換方法に係る発明の
第二の構成は、多重化された冗長データシステムであっ
て、一方の系から他方の系がバスによって接続されてい
て、一方の系が他方の系の代替をおこなうことのできる
データ処理システムのモジュール交換方法において、前
記一方の系と他方の系を接続するバスと、このバスによ
って接続された一方の系と他方の系との電気的な接続/
切離しをおこなうスイッチ手段と、このスイッチ手段を
制御するスイッチ制御手段と、接続/切離しタイミング
検出手段とを備え、一方の系のモジュールを交換するた
めに、前記バスの電気的な接続と切離しが必要になった
ときに、前記接続/切離しタイミング検出手段が、前記
他方の系に接続されるモジュールが、前記バスの電気的
に接続/切離しをするときに発生するノイズを受信して
も誤動作しないタイミングを検出して、このタイミング
で、前記スイッチ制御手段が、前記スイッチ手段を制御
して、前記バスにおける電気的な接続/切離しをおこな
うようにしたものである。
【0019】より詳しくは、上記データ処理システムの
モジュール交換方法において、上記記載の各手段に加え
て、さらに、一方の系のモジュール交換の要求信号を発
生させ、他方の系に伝える手段と、一方の系のモジュー
ル交換の許可信号を発生させ、外部に伝える手段とを備
え、一方の系のモジュール交換のために、モジュールの
抜去をおこなうときに、(10)前記一方の系のモジュ
ール交換の要求信号を発生させ、他方の系に伝える手段
によって、前記一方の系のモジュール交換の要求信号を
オンにして、他方の系に伝える手順、(20)前記接続
/切離しタイミング検出手段が、前記他方の系に接続さ
れたモジュールが、前記バスの電気的に切離しをすると
きに発生するノイズを受信しても誤動作しないタイミン
グを検出する手順、(30)前記(20)に記載のタイ
ミングで、前記スイッチ制御手段が、前記スイッチ手段
を制御して、前記バスにおける電気的な切離しをおこな
う手順、(40)前記一方の系のモジュール交換の許可
信号を発生させ、外部に伝える手段によって、モジュー
ル交換の許可信号をオンにして、外部に伝える手順を有
し、この(10)から(40)の手順をこの順におこな
ったのちに、前記一方の系のモジュールを抜去し、一方
の系のモジュール交換のために、モジュールの挿入をお
こなうときに、(10)゜前記一方の系のモジュール交
換の要求信号を発生させ、他方の系に伝える手段によっ
て、前記モジュール交換の要求信号をオフにして、他方
の系に伝える手順、(20)゜前記一方の系のモジュー
ル交換の許可信号を発生させ、外部に伝える手段によっ
て、前記一方の系のモジュール交換の許可信号をオフに
して、外部に伝える手順、(30)゜前記接続/切離し
タイミング検出手段が、前記他方の系に接続されたモジ
ュールが、前記バスを電気的に接続するときに発生する
ノイズを受信しても誤動作しないタイミングを検出する
手順、(40)゜前記(30)゜に記載のタイミング
で、前記スイッチ制御手段が、前記スイッチ手段を制御
して、前記バスにおける電気的な接続をおこなう手順を
有し、前記一方の系のモジュールの挿入をおこなったの
ちに、この(10)゜から(40)゜の手順をこの順に
おこなうようにしたものである。
【0020】次に、上記のタイミングについて詳しく
は、上記データ処理システムのモジュール交換方法にお
いて、前記他方の系のモジュールが、前記バスを電気的
に接続するときに発生するノイズを受信しても誤動作を
しないタイミングが、前記他方の系のモジュールがデー
タをうけとるときに、前記発生するノイズが消滅してい
るタイミングであるようにしたものである。
【0021】また、上記のタイミングについて別に詳し
くは、上記データ処理システムのモジュール交換方法に
おいて、前記他方の系のモジュールが、前記バスを電気
的に接続するときに発生するノイズを受信しても誤動作
をしないタイミングが、前記他方の系のモジュールがビ
ジイ状態でないタイミングであるようにしたものであ
る。
【0022】さらに、上記のタイミングについて他に詳
しくは、上記データ処理システムのモジュール交換方法
において、前記他方の系のモジュールが、前記バスを電
気的に接続するときに発生するノイズを受信しても誤動
作をしないタイミングが、前記他方の系のモジュールが
データを受け取るクロック規定とは、逆相となるタイミ
ングであるようにしたものである。
【0023】次に、上記目的を達成するための本発明の
データ処理システムのモジュール自己診断方法に係る発
明の第二の構成は、上記記載の第二の構成に係るデータ
処理システムのモジュール交換方法に用いられるデータ
処理システムの自己診断方法であって、双方の系にそれ
ぞれ自己故障診断手段を設け、その自己故障手段が、前
記スイッチ手段の両側において前記バスに接続され、上
記記載のように前記バスにおける電気的な接続/切離し
をおこなった後に、前記自己故障手段が、それぞれの系
で自己故障診断をおこなって、故障部位を特定するよう
にしたものである。
【0024】より詳しくは、上記データ処理システムの
モジュール自己診断方法において、前記自己故障診断手
段が、それぞれ自己ループテストをおこなうようにした
ものである。
【0025】
【作用】本発明によれば、上記課題を解決するための手
段によって、以下のような作用がある。
【0026】(1)ノイズを受けるオンラインシステム
側にてモジュールの接続/切り離しタイミングを操作す
ることにより、オンラインシステム側はモジュールの電
気的な接続/切り離しの際に発生するノイズを受信して
も悪影響を受けることがなく、処理の正当性を守ること
ができる。
【0027】(2)モジュール交換の際、そのモジュー
ルは既に電気的に切り離された状態となっているためモ
ジュールの挿入/抜去がどのようなタイミングや早さで
行われてもオンライン系には一切影響を及ぼさないた
め、従来の人の挿抜タイミングに依存する交換方法に比
べ、オンライン時における信頼性の高いモジュール交換
方法が実現できる。
【0028】(3)モジュールに特別な回路を持つ必要
がないため、汎用性が高まり、市販のモジュールを容易
にオンラインシステムに組み込むことが可能となる。
【0029】(4)多重系システムの複数の系にまたが
るシステムバスを切り離すことにより、各々系において
閉じた形での自己故障診断が可能となるため、障害発生
系を明確にしたうえで、故障部位のモジュール交換をお
こなうことができる。
【0030】
【実施例】以下、本発明に係る各実施例を、図1ないし
図11を用いて説明する。 〔実施例1〕以下、本発明に係る第一の実施例を、図1
ないし図3を用いて説明する。先ず、図1を用いて本発
明に係るデータ処理システムのモジュール交換方法を実
現するための基本的なシステム構成について説明しよ
う。図1は、本発明に係るデータ処理システムのモジュ
ール交換方法を実現するための基本的なシステム構成を
示すシステム構成図である。
【0031】この第一の実施例のシステムは、システム
バス10にモジュ−ル30が、コネクタ11とコネクタ
31とによって、接続されている。また、図では示して
いないが、他のモジュール30´もシステムバス10に
接続されているものとする。
【0032】そして、このコネクタ11とシステムバス
10との間にMOSスイッチとして実現されるバススイ
ッチ20を設けられていて、そのバススイッチ20のオ
ン/オフ切り替えをおこなうバススイッチ制御部21が
ある。
【0033】接続/切離しタイミング検出部22(以
下、単に「タイミング検出部22」ということもある)
は、システムバス10とこのバススイッチ制御部21に
接続されている。ところで、一般に、バススイッチを動
作させて、電気的な接続と切離しをおこなうと、電気的
な接続がされている配線やモジュール上にノイズが発生
する。
【0034】このときに、タイミング検出部22は、モ
ジュール30の抜去要求信号23に対し、システムバス
10に接続される他のモジュールが、前記バススイッチ
20の電気的な接続/切り離しの際に発生するノイズを
受信しても誤動作しないタイミングを検出し、バススイ
ッチ制御部21へ伝える機能と、バススイッチオフ後モ
ジュール30の抜去許可信号24を出力する機能とを持
つ。
【0035】なお、どのようなタイミングが、「他のモ
ジュールが、前記バススイッチ20の電気的な接続/切
り離しの際に発生するノイズを受信しても誤動作しない
タイミング」であるかの具体例は、後に詳述するものと
する。
【0036】次に、図2および図3を用いて本発明に係
るデータ処理システムのモジュール交換方法の処理手順
について説明しよう。図2は、本発明に係るデータ処理
システムのモジュール交換方法の処理手順の内で、モジ
ュール抜去時の手順を示すフローチャートである。図3
は、本発明に係るデータ処理システムのモジュール交換
方法の処理手順の内で、モジュール挿入時の手順を示す
フローチャートである。
【0037】先ず、図2の順を追ってモジュール抜去時
の手順について説明する。
【0038】モジュ−ル30を抜去する場合、先ず、保
守員が抜去要求信号23をオンにする(S100)。こ
こで、図1では示さなかったが、システムには、抜去要
求信号23のオン、オフを制御する手段が設けられてい
るものとする。この抜去信号は、先に図1で示したよう
に、タイミング検出部22に送られる。
【0039】次に、抜去要求信号23を受け取ったタイ
ミング検出部22は、システムバス10を監視し、シス
テムバス10に接続される他のモジュールが前記モジュ
ール30の電気的な切り離しの際に発生するノイズを受
信しても誤動作しないタイミングを検出して、バススイ
ッチ制御部21に伝える(S110)。
【0040】そして、これを受け、バススイッチ制御部
21は、バススイッチ20をオフにする(S120)。
【0041】次に、タイミング検出部22は、バススイ
ッチ20をオフにした後、抜去許可信号24をオンにす
る(S130)。
【0042】最後に、抜去許可信号24がオンになった
のを確認した保守員は、該当モジュ−ル30を抜去する
(S140)。
【0043】次に、図3の順を追ってモジュール挿入の
手順について説明する。
【0044】モジュ−ル30を挿入する場合、抜去許可
信号24がオンになっている状態で、最初に保守員がモ
ジュ−ル30を挿入する(S200)。
【0045】その後、保守員は、前記の抜去要求信号を
制御する手段によって、抜去要求信号23をオフにする
(S210)。
【0046】抜去要求信号23のオフにされたことを受
信したタイミング検出部22は、先ず、抜去許可信号2
4をオフにする(S220)。
【0047】そして、システムバス10を監視し、切り
離し時と同様にバススイッチ20を電気的に接続しても
システムバス10に接続される他のモジュール30´が
前記モジュール30の電気的な接続の際に発生するノイ
ズを受信しても誤動作しないタイミングを検出し、バス
スイッチ制御部21に伝える(S230)。
【0048】それを受けたバススイッチ制御部21は、
バススイッチ20をオンにする(S240)。
【0049】この方法によれば、モジュ−ル30がシス
テムから電気的に切り離したり、接続するときには他の
モジュール30´がノイズを受信しても誤動作すること
がないタイミングでおこなうので、他のモジュール30
´が誤動作せず、システムに悪影響を与えることがな
い。また、電気的に切り離した状態でモジュールの抜去
と挿入をおこなうので、保守員がどのようなタイミング
や速さでモジュールを抜挿しても、それによった発生よ
るノイズは、稼働中のデータ処理システムに悪影響を与
えることはない。
【0050】なお、抜去要求信号23のオン/オフを制
御する手段は、スイッチ等を設けてハ−ドウェアで実現
することも可能であるし、コンソ−ルディスプレイから
ソフトウェアコマンドにて制御することも可能である。
また、抜去許可信号24のオン/オフを伝達するのは、
保守員にランプ等によって視覚的に表示することにより
知らせることもできるし、音声等によって伝達すること
も可能である。
【0051】〔実施例2〕以下、本発明に係る第二の実
施例を、図4ないし図9を用いて説明する。この実施例
は、本発明に係るモジュールの交換方法を、ハードウェ
アを2重化し、A系とB系として、単一の系が故障した
場合でもシステムが、停止しないようにしたフォールト
トレラント機能をもつ2重化データ処理システムに適用
したものである。
【0052】先ず、図4を用いて本実施例に係るフォー
ルトトレラント機能をもつ2重化データ処理システムの
システム構成について説明しよう。図4は、本発明の第
二の実施例に係るフォールトトレラント機能をもつ2重
化データ処理システムのシステム構成を示すシステム構
成図である。
【0053】このシステムは、A系とB系に分かれ、2
重化システムバスによって相互に相手のCPU(Centra
l Processing Unit)とI/O系が接続されている。そ
して、この2重化システムバスにバススイッチを設け
て、相手の系がオンライン稼働中であっても、システム
バスを切り離すことにより、相手の系をオンライン稼働
させながら、モジュール交換を可能とするものである。
なお、以下では、A系とB系を区別するために、符号の
末尾に、それぞれAとBを符して記載する。また、両者
を総称しているときは、A、Bの符号をつけないものと
する。
【0054】図4において、A系CPU40AとB系C
PU40Bとはプロッセサ(狭義の処理装置)のみでな
く、メモリ等の他のユニットを含んでいるものとする。
これらのA系CPU40AとB系CPU40Bとは、ミ
ラーイメージで動作しており、CPU間インターフェイ
ス信号52を介して互いにクロック同期して同一処理を
おこなっている。すなわち、両者のCPUは、システム
が正常時で動作しているときは、A系とB系は、主系と
従系とに機能を分担しており、一方が主系として動作し
ているときは、従系となる他の系は、ホットスタンバイ
している。
【0055】また、A系のI/O系とB系のI/O系
は、ミラーイメージで、A系、B系の両系共、動作して
いる。
【0056】さて、各々のCPU40は、なんらかの処
理や演算をして、その処理結果を2重化バスアダプタ4
1(Dual System Bus Adapter:以下、「DSBA」と
略す)に伝える。ここで、A系が主系として処理をおこ
なっているとすると、A系のDSBA41―1A,41
―2Aのみが動作することになる。
【0057】そして、これらA系のDSBA41―1
A,41―2Aは、A系CPU40Aからのデータを、
それぞれシステムバス50―1A,50―2Aを介して
A系入出力アダプタ(Input Output Bus Adapter:以
下、「IOBA」)45AおよびB系IOBA45Bへ
伝える。
【0058】このとき、B系DSBA41―1B,41
―2Bは、A系のCPU40AやDSBA41―1A,
41―2Aが故障した場合オンライン処理が中断するこ
とのないように、直ちに処理を引き継ぐホットスタンバ
イ状態を採っている。
【0059】また、IOBA45Aおよび45Bは、各
々の入出力バスに接続される入出力アダプタ(Input Ou
tput Adapter:以下、「IOA」)46Aおよび46B
を介して入出力装置をアクセスする。
【0060】なお、信頼性を高めるために、電源(Powe
r Supply:以下、「PS」)47はA系とB系で個別に
持っていて、各々の系にのみ給電するようにしている。
【0061】このような2重化データ処理システムにお
いて、オンライン稼働中にモジュール交換を実現するた
めに、各々の系のCPU40A,40Bに対し他系から
のモジュール抜去要求信号51と他系に対する抜去許可
信号54を伝達する手段を付加する。
【0062】さらに、DSBA41とIOBA45間の
2重化システムバス50の内で、特に相互の系を結ぶ5
0―1Bおよび50―2Aに、それぞれバススイッチ4
4A,44Bとバススイッチ制御部43A,43Bおよ
びタイミング検出部42A,42Bを設ける。
【0063】次に、図7ないし図9を用いてバススイッ
チの接続と切離しのタイミングについて、本発明の第二
の実施例におけるその制御機構と各信号のタイミングと
を説明する。図7は、バススイッチの接続と切離しのタ
イミングに係る部分の第二の実施例の拡大した構成図で
ある。図8は、第二の実施例のシステムの動作を示す
イミングチャートである。図9は、バススイッチの接続
と切離しのタイミングをクロックの立ち下がり時に採っ
たときのシステムの動作を説明するためのタイミングチ
ャートである。
【0064】さて、ここで以下の様な状況を想定しよ
う。
【0065】前述のように、A系が主系として動作して
いるものとする。このときは、DSBA41−1A、I
OBA45A、IOA46Aの系列と、DSBA41−
2A、IOBA45B、IOA46Bの系列とが2重化
されて動作している。ここで、IOA46Aになんらか
の障害がおこったものとする。そのときに動作している
のは、CPU40AとDSBA41−2A、IOBA4
5B、IOA46Bの系列である。
【0066】障害がおこると、モジュールを交換するた
めに、先ず、A系のCPU40Aで制御しているのを、
スタンバイしているB系のCPU40Bで、システムを
制御するようにする。そうすると動作しているのは、C
PU40BとDSBA41−2B、IOBA45B、I
OA46Bの系列である。
【0067】さてこのような状況で、A系のモジュ−ル
IOA46Aを交換しようとする。
【0068】このとき、先ず、A系の抜去要求信号51
Aのオンが、B系のCPU40Bに伝えられる。CPU
40Bは、これを受け、タイミング検出部42Bとバス
スイッチ制御部43Bに指令をあたえ、システムバス5
0−2A上にあるバススイッチ44Bを、あるタイミン
グで電気的に切り離すようにする。
【0069】このタイミングは、システムバス50―2
Bに接続されるモジュールDSBA41―2BおよびI
OBA45Bが、バススイッチ44Bの電気的な接続/
切離しの際に発生するノイズを受信しても誤動作しない
タイミングである。
【0070】タイミング検出部42Bが、このタイミン
グを検出し、そのタイミングで、バススイッチ制御部4
3Bがバススイッチ44Bを切り離す。
【0071】このようにすることにより、B系システム
が、ノイズによる悪影響を被ることなしに、オンライン
稼働状態のままで、A系システムのみを停止させモジュ
−ル46Aの交換をおこなうことが可能となる。
【0072】以下、このモジュール交換方法の詳細手順
を図5および図6を用いて説明しよう。図5は、2重化
データ処理システムのモジュール交換方法の処理手順の
内で、モジュール抜去時の手順を示すフローチャートで
ある。図6は、2重化データデータ処理システムのモジ
ュール交換方法の処理手順の内で、モジュール挿入時の
手順を示すフローチャートである。
【0073】先ず、図5の順を追ってモジュール46A
抜去時の手順について説明する。
【0074】モジュールを抜去する場合、先ず、保守員
は、抜去要求信号51Aをオンにすることによって、B
系CPU40Bに2重化システムバス50―2Aの切り
離しを要求する(S300)。
【0075】CPU40Bは、2重化システムバス50
―2Aの切り離しが可能か否かを判断し(S310)、
可能であれば、タイミング検出部42Bに対し、バスス
イッチ制御インターフェイス信号53Bの中の一つであ
るバス切り離し信号をオンにする(S320)。
【0076】また、タイミング検出部42Bは、2重化
システムバス50―2Bを監視し、DSBA41―2B
およびIOBA45―Bがバススイッチ44Bの電気的
な切り離ししの際に発生するノイズを受信しても誤動作
しないタイミングを検出して、バススイッチ制御部43
Bに伝える(S330)。バススイッチ制御部43B
は、これを受けて、バススイッチ44Bをオフにする
(S340)。
【0077】その後に、タイミング検出部42Bは、バ
ススイッチ制御インターフェイス信号53Bのバス切り
離し完了信号をオンにすることでCPU40Bにシステ
ムバス50―2Aの切り離しが完了したことを伝える
(S350)。そして、これを受けたCPU40Bは、
A系モジュールの抜去許可信号54Aをオンにする(S
360)。
【0078】最後に、抜去許可信号54Aがオンになっ
たことを確認した保守員は、A系PS47Aのスイッチ
をオフし(S370)、対象モジュールを抜去する(S
380)。
【0079】次に、図6の順を追ってモジュール46A
挿入時の手順について説明する。モジュ−ル46Aを挿
入するときは、先ず、A系システムが停止した状態で保
守員が正常なモジュールを挿入して(S400)、A系
PS47Aのスイッチをオンにする(S410)。
【0080】その後、抜去要求信号51Aをオフにする
ことによりB系CPU40Bに2重化システムバス50
―2Aの接続を要求する(S420)。これを受け、C
PU40Bは、2重化システムバス50―2Aの接続が
可能か否かを判断し(S430)、可能であれば、先
ず、A系モジュールの抜去許可信号54Aをオフにする
(S440)。次に、タイミング検出部42Bに対し、
バススイッチ制御インターフェイス信号53Bの一つで
あるバス切り離し信号をオフにする(S450)。
【0081】そして、この信号を受け、タイミング検出
部42Bは、オンライン稼働中の2重化システムバス5
0―2Bを監視して、DSBA41―2BおよびIOB
A45―Bがバススイッチ44Bの電気的な接続の際に
発生するノイズを受信しても誤動作しないタイミングを
検出して、バススイッチ制御部43Bに伝える(S46
0)。バススイッチ制御部43Bは、そのタイミングで
バススイッチ44Bをオンにする(S470)。
【0082】最後に、タイミング検出部42Bは、バス
スイッチ制御インターフェイス信号53Bの一つである
バス切り離し完了信号をオフにすることで、CPU40
Bにシステムバス50―2Aの接続が完了したことを伝
える(S480)。
【0083】次に、図7ないし図9を用いてバススイッ
チの接続と切離しのタイミングについて、本発明の第二
の実施例におけるその制御機構と各信号のタイミングと
を説明する。図7は、バススイッチの接続と切離しのタ
イミングに係る部分の第二の実施例の拡大した構成図で
ある。図8は、第二の実施例のシステムの動作を示すフ
ローチャートである。図9は、バススイッチの接続と切
離しのタイミングをクロックの立ち下がり時に採ったと
きのシステムの動作を説明するためのタイミングチャー
トである。
【0084】この例において、システムバス50のタイ
ミング規定は、バスクロック55Aの立ち上がりのタイ
ミングで送信データをシステムバス50―1Aに出力
し、その次のバスクロック55Aの立ち上がりのタイミ
ングで受信側がデータを取り込むものとする。また、こ
の時のバスクロック55Aの周期は60nsと仮定しよ
う。
【0085】タイミング検出部42Aは、バス切り離し
信号53A―1を受けて、2重化システムバス50―1
Aのバスクロックの立ち上がりのタイミングでバススイ
ッチ制御信号57Aを出力するフリップフロップであ
る。また、バススイッチ制御部43Aは、バススイッチ
制御信号57Aを受けて、バススイッチ切り離し信号5
6Aを出力するドライバで構成される。
【0086】DSBA41―1Aから送信されるオンラ
インデータは、システムバス50―1Aのバスクロック
55Aの立ち上がりのタイミングで、ドライバ素子のデ
ィレイの後(図8のd2)、システムバス50―1Aに
出力される。
【0087】一方、バス切り離し信号53A―1のオン
入力を受けたタイミング検出部42Aも、やはり、バス
クロック55Aの次の立ち上がりのタイミングでバスス
イッチ制御信号57Aをオンにし、バススイッチ制御部
43Aのドライバディレイの後(図8のd3)、バスス
イッチ切り離し信号56Aがオンにされる。そして、バ
ススイッチ44Aをオフする際に、システムバス50―
1A上にノイズが発生する。
【0088】しかしながら、タイミング検出部42A、
バススイッチ制御部43Aおよびバススイッチ44Aに
伝搬遅延が少ない素子を用いることにより、システムバ
ス50―1A上に発生するノイズが消滅する時間を短時
間にすることができる。例えば、基本クロックの周期
が、60nsのときは、40ns以内に消滅させること
が可能になる。
【0089】さて図8において、送信データが、<A>
<B>としている。
【0090】データ<A>が、バス50−1Aに送出さ
れてから、バス切り離し信号53A−1が、オンにさ
れ、一周期後に、バススイッチ切り離し信号が、オンに
される。そして、若干のディレイの後に、ノイズが発生
するので、結局システムバス50−1Aに、データ<B
>があるときに、ノイズが発生することになる。
【0091】ところが、このノイズの収束する時間を上
の様に短くすると、IOBA45Aが、データ<B>を
受け取るタイミング(クロックの立上りのタイミングで
データを受け取ることに注意)では、既にノイズは収束
していることになる。したがって、IOBA45Aは、
常に正しいデ−タを受信することが可能になる。
【0092】なお、図7では、タイミング検出部42
A、バススイッチ制御部43Aおよびバススイッチ44
Aは、別のモジュールとして表現しているが、その接続
形態から考えても、A系DSBA41―1A内に実装可
能である。
【0093】以上、A系を例に採って説明してきたが、
B系の装置構成や動作もまったく同様に考えることがで
きる。
【0094】また、モジュールが誤動作しないタイミン
グとしては、この説明の外にも、システムバスの制御信
号を利用する方法やシステムバスクロックの逆相に同期
する方法が考えられる。
【0095】システムバスの制御信号を利用する方法と
は、制御信号を利用してノイズの影響を受ける可能性の
あるモジュールが、ビジイでないタイミングを検出し、
そのタイミングでバススイッチの接続と切り離しをおこ
なって、このモジュールが動作しているときに、ノイズ
による悪影響を避けて、誤動作を防止するものである。
【0096】また、システムバスクロックの逆相に同期
する方法とは、モジュールがクロックの立上りでデータ
を取り込むとしたときに、逆相のクロックの立ち下がり
時点で、バススイッチの接続と切り離しをおこなって、
ノイズによってデータ取り込みエラーなどの誤動作を防
止することができる。
【0097】例えば、図9の様なタイミングでノイズを
発生させても、データ<A>の取り込みのタイミングで
誤動作するようなことはない。
【0098】〔実施例3〕以下、本発明の第三の実施例
を、図10および図11を用いて説明する。実施例2
は、2重化されたデータ処理システムであり、A系シス
テムとB系システムを完全に切り離すことが可能であっ
た。
【0099】本実施例は、このシステムの分離性を自己
診断に応用するものである。
【0100】先ず、図10を用いて本実施例のシステム
構成と動作について説明しよう。図10は、本発明の第
三の実施例に係る自己診断システムのシステム構成図で
ある。
【0101】このシステムは、実施例2で説明したDS
BA41に自己診断用のレシーバと、送信データと受信
データを比較する回路を付加したものである。
【0102】今、例えば、A系IOBA45Aの受信デ
−タに異常が有ったとしよう。
【0103】その原因の候補となる故障部位としては、
IOBA45Aのトランシーバ部やDSBA41―1A
のトランシーバ部が考えられるが、それのみならず、B
系DSBA41―1Bのトランシーバ部も異常がある疑
いがある。
【0104】したがって、単純に異常を検出したIOB
A45AやDSBA41―1Aを交換しても、それが本
質対策にならない場合がある。よって、先ず異常を検出
したIOBA45Aにつながる2重化システムバス50
―1Aおよび50―1Bのバススイッチ44Aを切り離
なす。そして、各々の系のDSBA41―1A,41―
1Bの自己診断部にて自系のバスラインに対し自己診断
用のデータを出力して、自己診断用のレシーバの受信デ
ータと出力データを比較する自己ループテストをおこな
う。
【0105】このようにして、故障部位が特定できれ
ば、その故障モジュールが存在する系のシステムを切り
離すことができる。
【0106】次に、図11の順を追って上記自己診断の
手順を詳細に説明しよう。図11は、本発明の第三の実
施例に係る自己診断システムの手順を示すフローチャー
トである。
【0107】A系のIOBA45AまたはDSBA41
―1Aが受信データに異常を検出した場合(S50
0)、それを受けたCPU40Aは、自系のシステムバ
ス異常であるため(S510)、先ず、バススイッチ4
4Aを切り離す(S520)。
【0108】その後、CPU40Bに対し、DSBA4
1―1Bから2重化システムバス50―1Bへの自己ル
ープテスト要求を出し(S530)、A系では、DSB
A41―1Aより2重化システムバス50―1Aに対し
て自己ループテストをおこなう(S560)。そして、
DSBA41―1Aの比較結果が、イコールでない場
合、自系(A系)の異常と判断して、CPU40Aにエ
ラー報告する(S570)。
【0109】また、B系のDSBA41―1Bが受信デ
ータに異常を検出した場合(S500)、それを受けた
CPU40Bは他系のシステムバス異常であるため(S
510)、CPU40Aに対してバススイッチ44A切
り離しを要求する(S540)。
【0110】そして、CPU40Aからバススイッチ4
4Aの切り離し完了の信号伝達を受けた後(S55
0)、B系のDSBA41―1Bから2重化システムバ
ス50―1Bに対して自己ループテストをおこなう(S
560)。そして、DSBA41―1Bの比較結果がイ
コールでない場合、自系(B系)の異常と判断して、C
PU40Bにエラー報告する(S570)。
【0111】以上の自己診断をおこなうことで、誤って
正常系を停止させることがなくなり、より能率良くモジ
ュール交換をすることができ、オンラインシステムの信
頼性を高めることができる。
【0112】
【発明の効果】本発明によれば、システムのオンライン
稼働中にモジュールを交換する際に、従来技術のよう
に、モジュールの挿入/抜去のときに発生するノイズを
低減させるという観点ではなく、ノイズを受ける側に
て、オンライン稼働中の他のモジュールがノイズを受信
しても誤動作しないタイミングを検出し、そのタイミン
グで交換対象モジュールを電気的に切り離すことによっ
て、システムがノイズの悪影響を被ることをなくし、よ
りシステムの信頼性を高め、確実で安心して作業できる
データ処理システムのモジュール交換方法を提供するこ
とができる。
【0113】また、本発明によれば、モジュ−ル側に交
換のための特殊機能を持たせる必要がない、汎用性の高
いデータ処理システムのモジュール交換方法を提供する
ことができる。
【0114】さらに、本発明によれば、モジュール交換
をおこなうために、予め故障部位を明確にし、効率的に
作業を進めるためのモジュール自己診断方法を提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るデータ処理システムのモジュール
交換方法を実現するための基本的なシステム構成を示す
システム構成図である。
【図2】本発明に係るデータ処理システムのモジュール
交換方法の処理手順の内で、モジュール抜去時の手順を
示すフローチャートである。
【図3】本発明に係るデータ処理システムのモジュール
交換方法の処理手順の内で、モジュール挿入時の手順を
示すフローチャートである。
【図4】本発明の第二の実施例に係るフォールトトレラ
ント機能をもつ2重化データ処理システムのシステム構
成を示すシステム構成図である。
【図5】2重化データ処理システムのモジュール交換方
法の処理手順の内で、モジュール抜去時の手順を示すフ
ローチャートである。
【図6】2重化データデータ処理システムのモジュール
交換方法の処理手順の内で、モジュール挿入時の手順を
示すフローチャートである。
【図7】バススイッチの接続と切離しのタイミングに係
る部分の第二の実施例の拡大した構成図である。
【図8】第二の実施例のシステムの動作を示すタイミン
グチャートである。
【図9】バススイッチの接続と切離しのタイミングをク
ロックの立ち下がり時に採ったときのシステムの動作を
説明するためのタイミングチャートである。
【図10】本発明の第三の実施例に係る自己診断システ
ムのシステム構成図である。
【図11】本発明の第三の実施例に係る自己診断システ
ムの手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10…システムバス、20…バススイッチ、21…バス
スイッチ 制御部、22…接続切り離しタイミング検出
部、23…抜去要求信号、24…抜去許可信号、30…
モジュール。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山口 伸一朗 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株式会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 宮崎 直人 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株式会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 宮崎 義弘 茨城県日立市大みか町五丁目2番1号 株式会社日立製作所大みか工場内 (72)発明者 高谷 壮一 茨城県日立市大みか町五丁目2番1号 株式会社日立製作所大みか工場内 (72)発明者 石川 佐孝 千葉県習志野市東習志野7丁目1番1号 株式会社日立製作所オフィスシステム 事業部 (56)参考文献 特開 平4−98409(JP,A) 特開 平6−161606(JP,A) 特開 平7−253834(JP,A) 特開 平7−295702(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 3/00 G06F 1/00 G06F 13/40 - 13/42

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バスによって接続されデータのやり取り
    をおこなうモジュールを複数有するデータ処理システム
    のモジュール交換方法において、 前記バスと各モジュールを接続する接続部と、 この接続部で、前記モジュールと前記バスとの電気的な
    接続/切離しをおこなうスイッチ手段と、 このスイッチ手段を制御するスイッチ制御手段と、 さらに、モジュール交換の要求信号を発生させ、前記接
    続/切離しタイミング検出手段に伝える手段と、 モジュール交換の許可信号を発生させ、外部に伝える手
    段とを備え、 モジュール交換のために、あるモジュールの抜去をおこ
    なうときに、 (1)前記モジュール交換の要求信号を発生させ、前記
    接続/切離しタイミング検出手段に伝える手段によっ
    て、前記モジュール交換の要求信号をオンにして、前記
    接続/切離しタイミング検出手段に伝える手順、 (2)前記接続/切離しタイミング検出手段が、前記バ
    スに接続された他のモジュールが、あるモジュールを電
    気的に切離しをするときに発生するノイズを受信しても
    誤動作しないタイミングを検出する手順、 (3)前記(2)に記載のタイミングで、前記スイッチ
    制御手段が、前記スイッチ手段を制御して、あるモジュ
    ールの接続部における電気的な切離しをおこなう手順、 (4)モジュール交換の許可信号を発生させ、外部に伝
    える手段によって、モジュール交換の許可信号をオンに
    して、外部に伝える手順を有し、 この(1)から(4)の手順をこの順におこなったのち
    に、あるモジュールを抜去し、 モジュール交換のために、あるモジュールの挿入をおこ
    なうときに、 (1)゜前記モジュール交換の要求信号を発生させ、前
    記接続/切離しタイミング検出手段に伝える手段によっ
    て、前記モジュール交換の要求信号をオフにして、前記
    接続/切離しタイミング検出手段に伝える手順、 (2)゜モジュール交換の許可信号を発生させ、外部に
    伝える手段によって、モジュール交換の許可信号をオフ
    にして、外部に伝える手順、 (3)゜前記接続/切離しタイミング検出手段が、前記
    バスに接続された他のモジュールが、あるモジュールを
    電気的に接続するときに発生するノイズを受信しても誤
    動作しないタイミングを検出する手順、 (4)゜前記(3)゜に記載のタイミングで、前記スイ
    ッチ制御手段が、前記スイッチ手段を制御して、あるモ
    ジュールの接続部における電気的な接続をおこなう手順
    を有し、 モジュールの挿入をおこなったのちに、この(1)゜か
    ら(4)゜の手順をこの順におこなうことを特徴とする
    データ処理システムのモジュール交換方法。
  2. 【請求項2】 前記他のモジュールが、あるモジュール
    を電気的に接続するときに発生するノイズを受信しても
    誤動作をしないタイミングが、前記他のモジュールがデ
    ータをうけとるときに、前記発生するノイズが消滅して
    いるタイミングであることを特徴とする請求項1記載の
    データ処理システムのモジュール交換方法。
  3. 【請求項3】 前記他のモジュールが、あるモジュール
    を電気的に接続するときに発生するノイズを受信しても
    誤動作をしないタイミングが、前記他のモジュールがビ
    ジイ状態でないタイミングであることを特徴とする請求
    項1記載のデータ処理システムのモジュール交換方法。
  4. 【請求項4】 前記他のモジュールが、あるモジュール
    を電気的に接続するときに発生するノイズを受信しても
    誤動作をしないタイミングが、前記他のモジュールがデ
    ータを受け取るクロック規定とは、逆相となるタイミン
    グであることを特徴とする請求項1記載のデータ処理シ
    ステムのモジュール交換方法。
  5. 【請求項5】 多重化された冗長データシステムであっ
    て、一方の系から他方の系がバスによって接続されてい
    て、一方の系が他方の系の代替をおこなうことのできる
    データ処理システムのモジュール交換方法において、 前記一方の系と他方の系を接続するバスと、 このバスによって接続された一方の系と他方の系との電
    気的な接続/切離しをおこなうスイッチ手段と、 このスイッチ手段を制御するスイッチ制御手段と、 接続/切離しタイミング検出手段とを備え、 一方の系のモジュールを交換するために、前記バスの電
    気的な接続と切離しが必要になったときに、 前記接続/切離しタイミング検出手段が、前記他方の系
    に接続されるモジュールが、前記バスの電気的に接続/
    切離しをするときに発生するノイズを受信しても誤動作
    しないタイミングを検出して、 このタイミングで、前記スイッチ制御手段が、前記スイ
    ッチ手段を制御して、前記バスにおける電気的な接続/
    切離しをおこなうことを特徴とするデータ処理システム
    のモジュール交換方法。
  6. 【請求項6】 請求項記載の各手段に加えて、 さらに、一方の系のモジュール交換の要求信号を発生さ
    せ、他方の系に伝える手段と、 一方の系のモジュール交換の許可信号を発生させ、外部
    に伝える手段とを備え、 一方の系のモジュール交換のために、モジュールの抜去
    をおこなうときに、(10)前記一方の系のモジュール
    交換の要求信号を発生させ、他方の系に伝える手段によ
    って、前記一方の系のモジュール交換の要求信号をオン
    にして、他方の系に伝える手順、 (20)前記接続/切離しタイミング検出手段が、前記
    他方の系に接続されたモジュールが、前記バスの電気的
    に切離しをするときに発生するノイズを受信しても誤動
    作しないタイミングを検出する手順、 (30)前記(20)に記載のタイミングで、前記スイ
    ッチ制御手段が、前記スイッチ手段を制御して、前記バ
    スにおける電気的な切離しをおこなう手順、 (40)前記一方の系のモジュール交換の許可信号を発
    生させ、外部に伝える手段によって、モジュール交換の
    許可信号をオンにして、外部に伝える手順を有し、 この(10)から(40)の手順をこの順におこなった
    のちに、前記一方の系のモジュールを抜去し、 一方の系のモジュール交換のために、モジュールの挿入
    をおこなうときに、(10)゜前記一方の系のモジュー
    ル交換の要求信号を発生させ、他方の系に伝える手段に
    よって、前記モジュール交換の要求信号をオフにして、
    他方の系に伝える手順、 (20)゜前記一方の系のモジュール交換の許可信号を
    発生させ、外部に伝える手段によって、前記一方の系の
    モジュール交換の許可信号をオフにして、外部に伝える
    手順、 (30)゜前記接続/切離しタイミング検出手段が、前
    記他方の系に接続されたモジュールが、前記バスを電気
    的に接続するときに発生するノイズを受信しても誤動作
    しないタイミングを検出する手順、 (40)゜前記(30)゜に記載のタイミングで、前記
    スイッチ制御手段が、前記スイッチ手段を制御して、前
    記バスにおける電気的な接続をおこなう手順を有し、 前記一方の系のモジュールの挿入をおこなったのちに、
    この(10)゜から(40)゜の手順をこの順におこな
    うことを特徴とする請求項記載のデータ処理システム
    のモジュール交換方法。
  7. 【請求項7】 前記他方の系のモジュールが、前記バス
    を電気的に接続するときに発生するノイズを受信しても
    誤動作をしないタイミングが、前記他方の系のモジュー
    ルがデータをうけとるときに、前記発生するノイズが消
    滅しているタイミングであることを特徴とする請求項
    および請求項記載のいずれかのデータ処理システムの
    モジュール交換方法。
  8. 【請求項8】 前記他方の系のモジュールが、前記バス
    を電気的に接続するときに発生するノイズを受信しても
    誤動作をしないタイミングが、前記他方の系のモジュー
    ルがビジイ状態でないタイミングであることを特徴とす
    る請求項および請求項記載のいずれかのデータ処理
    システムのモジュール交換方法。
  9. 【請求項9】 前記他方の系のモジュールが、前記バス
    を電気的に接続するときに発生するノイズを受信しても
    誤動作をしないタイミングが、前記他方の系のモジュー
    ルがデータを受け取るクロック規定とは、逆相となるタ
    イミングであることを特徴とする請求項および請求項
    記載のいずれかのデータ処理システムのモジュール交
    換方法。
  10. 【請求項10】 請求項記載のデータ処理システムの
    モジュール交換方法に用いられるデータ処理システムの
    自己診断方法であって、 双方の系にそれぞれ自己故障診断手段を設け、 その自己故障手段が、前記スイッチ手段の両側において
    前記バスに接続され、請求項記載のように前記バスに
    おける電気的な接続/切離しをおこなった後に、 前記自己故障手段が、それぞれの系で自己故障診断をお
    こなって、故障部位を特定することを特徴とするデータ
    処理システムのモジュール自己診断方法。
  11. 【請求項11】 前記自己故障診断手段が、それぞれ自
    己ループテストをおこなうことを特徴とする請求項10
    記載のデータ処理システムのモジュール自己診断方法。
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