JPH08316797A - クロック切替装置 - Google Patents

クロック切替装置

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JPH08316797A
JPH08316797A JP11722495A JP11722495A JPH08316797A JP H08316797 A JPH08316797 A JP H08316797A JP 11722495 A JP11722495 A JP 11722495A JP 11722495 A JP11722495 A JP 11722495A JP H08316797 A JPH08316797 A JP H08316797A
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JP
Japan
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switching
clock
clock signal
signal
clock signals
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JP11722495A
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English (en)
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Masanori Yoneyama
正紀 米山
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NEC Corp
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NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 クロック信号の片側が断状態になってもクロ
ック信号の切替動作が正常に行われるようにしたクロッ
ク切替装置を得ること。 【構成】 第1および第2のクロック信号31、32は
切替回路33に入力されてその一方が選択されクロック
信号41として出力されると共に、EX−NOR回路3
7に入力されて論理がとられる。クロック信号31、3
2の切替要求信号39はフリップフロップ回路35の入
力端子Dに入力され、EX−NOR回路37の出力をク
ロック入力とした切替制御信号34によって切替回路3
3の切り替えが行われる。したがって、クロック信号3
1、32の一方が断となってLレベルに変化しても他方
がLレベルとなった時点に切り替えが可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は2種類のクロック信号の
切り替えを行うクロック切替装置に関する。
【0002】
【従来の技術】2系統のクロック信号を用意し、所定の
場合に一方から他方に切り替えるようにしたクロック切
替装置は、従来からクロック信号に関してその信頼性が
重視される各種の回路装置に使用されている。
【0003】図5は従来のクロック切替装置の一例を表
わしたものである。クロック信号の切り替えを行う切替
回路11は、第1および第2のクロック信号12、13
をそれぞれの入力端子A、Bに入力し、制御端子Sに切
替要求信号14が入力された状態でいずれか一方を選択
し、出力端子Yからクロック信号15として出力するよ
うになっている。
【0004】図6は、このクロック切替装置の動作を表
わしたものである。同図(a)は入力される第1のクロ
ック信号12を表わし、同図(b)は第2のクロック信
号13を表わしている。今、時刻t1 以前は第1のクロ
ック信号12が選択されており、同図(c)に示すよう
にこの時刻t1 に切替要求信号14が発生したとする。
この場合には、同図(d)に示すように時刻t1 までH
(ハイ)レベルであった信号がその後、第2のクロック
信号13の立ち上がりまでL(ロー)レベルに変化す
る。そこでクロック信号15の立ち上がりから時刻t1
までの時間が短いと、幅の狭いクロックパルス17が発
生してしまう。
【0005】このように図5に示した回路では、同じ周
波数のクロック信号であったとしても両者の位相が微妙
に異なると、極めて短い時間幅のパルスが発生したり、
パルスが分割される結果としてパルスの個数に変動が生
じるという不都合が発生する。そこで、例えば同図
(e)に示すクロック信号15′のように第1および第
2のクロック信号12、13が共にHレベルとなってい
る状態でこれらの切り替えを行うようにした回路が提案
されている(特開平4−324730号公報)。
【0006】図7は、この提案のクロック切替装置を示
したものである。図5と同一部分には同一の符号を付し
ており、これらの説明を適宜省略する。この回路では、
切替回路11に入力される第1のクロック信号12およ
び第2のクロック信号13が2入力アンド回路21にも
入力されるようになっている。このアンド回路21の出
力信号22はフリップフロップ回路23のクロック入力
端子Cに入力される。また、このフリップフロップ回路
23のデータ入力端子Dには、切替要求信号14が入力
されるようになっている。フリップフロップ回路23の
出力端子Qから出力される切替制御信号25は、切替回
路11の制御端子Sに入力される。切替回路11からは
第1または第2のクロック信号12、13のいずれかを
選択した結果としてのクロック信号26が出力されるこ
とになる。
【0007】この提案のクロック切替装置で、先の図6
に示したような両クロック信号12、13の位相関係で
時刻t1 に切替要求信号14がHレベルに変化したとす
る。図7に示した回路の場合には、2つのクロック信号
12、13が共にHレベルとなった時点でクロック信号
15′が立ち上がる。すなわち、図6(e)に示すよう
な波形のクロック信号26が出力されることになる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来提案さ
れた図7に示した回路では、一方のクロック信号が断に
なった状態で切替要求信号が発生すると、不都合が発生
するという問題があった。
【0009】図8はこの問題を説明するためのものであ
る。今、第1のクロック信号12がこの図8(a)に示
すように断となり、Lレベルに固定されるものとする。
同図(b)は、第2のクロック信号13の出力される状
態を表わしたものである。例えば第1のクロック信号1
2が断となったため、所定の時刻t2 に切替要求信号1
4がHレベルに変化したとする。本来なら、この切替要
求に基づいて切替回路11がクロック信号12からもう
一方のクロック信号13への切替動作を行うことにな
る。
【0010】ところが、第1のクロック信号12は断と
なって以後、常にLレベルに保持される。したがって、
アンド回路21の出力信号22は同様にLレベルに固定
されてしまう。すなわち、この状況の基では第1のクロ
ック信号12から第2のクロック信号13への切り替え
が不可能となってしまう。
【0011】そこで本発明の目的は、クロック信号の片
側が断状態になってもクロック信号の切替動作が正常に
行われるようにしたクロック切替装置を提供することに
ある。
【0012】本発明の他の目的は、クロック信号の切替
動作に伴い不要パルスを生じないようにしたクロック切
替装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、(イ)2系統のクロック信号を入力し、所定のタイ
ミングで一方の系統のクロック信号から他方の系統のク
ロック信号にその出力を切り替えるクロック信号切替手
段と、(ロ)2系統のクロック信号が共に立ち上がった
状態あるいは共に立ち下がった状態となるそれぞれの状
態を検出する状態検出手段と、(ハ)2系統のクロック
信号の切り替えを要求する信号を入力しこの信号が入力
された後の状態検出手段の最初の状態検出時点でクロッ
ク信号切替手段の切替動作を行わせる切替制御手段とを
クロック切替装置に具備させる。
【0014】すなわち請求項1記載の発明では、状態検
出手段を用いて2系統のクロック信号が共に立ち上がっ
た状態と、共に立ち下がった状態の双方を検出すること
にしている。そして、2系統のクロック信号の切り替え
が要求されたら、この状態検出手段がいずれかの状態を
検出している時点でクロック信号の切り替えを行わせる
ようにしている。このようにクロック信号の立ち上がり
の状態だけでなく立ち下がりの状態の検出も行うように
したので、クロック信号の片側が断状態になってもクロ
ック信号の切替動作を正常に行うことができる。
【0015】請求項2記載の発明では、(イ)2系統の
クロック信号を入力し、所定のタイミングで一方の系統
のクロック信号から他方の系統のクロック信号にその出
力を切り替えるクロック信号切替手段と、(ロ)2系統
のクロック信号が共に立ち上がった状態あるいは共に立
ち下がった状態となる状態でかつこれら2系統のクロッ
ク信号のうちクロック信号切替手段によって新しく切り
替えられる側のクロック信号が前記した状態の変化を生
じさせるタイミングを検出するタイミング検出手段と、
(ハ)2系統のクロック信号の切り替えを要求する信号
を入力しこの信号が入力された後のタイミング検出手段
の最初の状態変化のタイミング検出時点でクロック信号
切替手段の切替動作を行わせる切替制御手段とをクロッ
ク切替装置に具備させる。
【0016】すなわち請求項2記載の発明では、2系統
のクロック信号が共に立ち上がった状態か共に立ち下が
った状態で、かつ新しく切り替えられる側のクロック信
号が立ち上がるか立ち下がるタイミングをタイミング検
出手段によって検出するようにしている。そして、2系
統のクロック信号の切り替えが要求されたら、このタイ
ミングでクロック信号の切り替えを行う。したがって、
クロック信号の片側が断状態になってもクロック信号の
切替動作を正常に行うことができるばかりでなく、切り
替えられた新たなクロック信号は少なくとも半周期の
間、いままでのクロック信号と同一の信号状態を保持す
ることになる。これにより、パルス幅の短いクロックが
一時的に発生するといった不都合を解消することができ
る。
【0017】請求項3記載の発明では、(イ)共にハイ
レベルとローレベルの2つの状態を交互にとる2系統の
クロック信号を入力し、所定のタイミングで一方の系統
のクロック信号から他方の系統のクロック信号にその出
力を切り替えるクロック信号切替手段と、(ロ)2系統
のクロック信号が共にハイレベルあるいは共にローレベ
ルとなる状態を一方の論理レベルとしこれ以外を他方の
論理レベルとするリタイミング用クロック信号を発生さ
せるリタイミング用クロック信号発生手段と、(ハ)2
系統のクロック信号の切り替えを要求する信号が入力さ
れた状態でリタイミング用クロック信号が一方の論理レ
ベルとなるタイミングでクロック信号切替手段にクロッ
ク信号の切替動作を行わせる切替制御手段とをクロック
切替装置に具備させる。
【0018】すなわち請求項3記載の発明では、切り替
えの対象となる2系統のクロック信号を入力して、これ
らが共にハイレベルあるいは共にローレベルとなる状態
を一方の論理レベルとしこれ以外を他方の論理レベルと
するリタイミング用クロック信号をリタイミング用クロ
ック信号発生手段によって発生させる。そして、2系統
のクロック信号の切り替えを要求する信号が入力された
ら、作成されたリタイミング用クロック信号が一方の論
理レベルに切り替わるタイミングでクロック信号切替手
段にクロック信号の切替動作を行わせるようにし、請求
項2記載の発明と同様に幅の狭いクロックの発生による
パルス数の増加という問題が発生しないようにしてい
る。
【0019】請求項4記載の発明では、(イ)2系統の
クロック信号を入力し、所定のタイミングで一方の系統
のクロック信号から他方の系統のクロック信号にその出
力を切り替えるクロック信号切替手段と、(ロ)2系統
のクロック信号を入力してこれらの位相を比較する位相
比較手段と、(ハ)2系統のクロック信号の切り替えを
要求する信号を入力しこの位相比較手段の検出した位相
に応じた時間だけ遅延させてクロック信号切替手段の切
替動作を行わせる切替制御手段とをクロック切替装置に
具備させる。
【0020】すなわち請求項4記載の発明では、2系統
のクロック信号を入力してこれらの位相を比較する位相
比較手段を用意しており、2系統のクロック信号の切り
替えを要求する信号が発生したら、位相比較手段によっ
て検出された位相差に相当する時間だけ後にクロック信
号の切り替えを行うようにしている。このクロック切替
装置でも、一方のクロック信号の入力が断になっただけ
では位相差の検出が可能なので、この状態でのクロック
信号の切り替えが可能である。また、位相差に相当する
時間だけ遅らせてクロック信号の切り替えを行うので、
パルス幅の短いクロック信号が発生することを防止する
ことができる。
【0021】請求項5記載の発明では、切り替えの対象
となる2系統のクロック信号はほぼ同一の周波数のクロ
ック信号であることを特徴としている。もちろん、これ
らの周期がある程度異なっていても、両者の整合をとっ
てクロック信号の切り替えを行うことは可能である。
【0022】
【実施例】以下実施例につき本発明を詳細に説明する。
【0023】図1は本発明の一実施例におけるクロック
切替装置の回路構成を表わしたものである。この回路
は、ほぼ同一周期の第1および第2のクロック信号3
1、32を切替回路33の2つの入力端子A、Bに入力
するようになっている。切替回路33の切り替えを行う
ための切替制御信号34は、フリップフロップ回路35
の出力端子Qから出力され、切替回路33の制御端子S
に入力されるようになっている。フリップフロップ回路
35のクロック入力端子Cには、EX−NOR(排他ノ
ア)回路37の出力端子が接続されている。このEX−
NOR回路37の2つの入力端子には、2系統のクロッ
ク信号31、32が1つずつ入力されるようになってい
る。この結果、両クロック信号31、32の排他NOR
をとって得られたリタイミング信号38がクロック入力
端子Cに供給される。また、フリップフロップ回路35
のデータ入力端子Dには切替要求信号39が入力される
ようになっている。
【0024】図2は、本実施例のクロック切替装置で第
1および第2のクロック信号に位相差が存在する場合の
クロック信号の切替動作を表わしたものである。同図
(a)が第1のクロック信号31を表わしており、同図
(b)が第2のクロック信号32を表わしている。同図
(c)に示すように所定の時刻t1 に切替要求信号39
が発生するものとする。
【0025】同図(c)は、図1に示したEX−NOR
回路37から出力されるリタイミング信号38を示した
ものである。両クロック信号31、32が共にHレベル
あるいはLレベルのときにリタイミング信号38がHレ
ベルとなり、これ以外のときにはLレベルとなる。この
リタイミング信号38がフリップフロップ回路35のデ
ータ入力端子Dにクロック信号として入力されることに
なる。したがって、同図(c)に示した切替要求信号3
9は、同図(e)に示すようにその立ち上がり部分がリ
タイミング信号38の立ち上がりと一致するようにリタ
イミングされて切替制御信号34として切替回路33の
制御端子Sに入力される。
【0026】同図(f)は、このクロック切替装置の切
替回路33から選択されて出力されるクロック信号41
の様子を表わしたものである。時刻t1 に切替要求信号
39が発生する前には、第1のクロック信号31がクロ
ック信号41として選択される。この例では、時刻t1
の時点で第1のクロック信号31がHレベルの状態とな
っており、第2のクロック信号32がLレベルの状態と
なっている。このため、両クロック信号31、32の切
り替えのタイミングはこれらが共にHレベルとなる時刻
2 まで延期される。そして、この時刻t2 にHレベル
となった第2のクロック信号32がクロック信号41と
して選択される結果として、このクロック信号41はこ
の切替時点でHレベルを保持することになる。すなわ
ち、図6で説明したような時間幅の短いクロックパルス
が発生することはない。
【0027】図3は、本実施例のクロック切替装置で使
用中のクロック信号が断となり、Lレベルに固定された
場合の切替動作を説明するためのものである。同図
(a)が第1のクロック信号31を表わしている。第1
のクロック信号31は断となってLレベルに固定された
状態にある。同図(b)が第2のクロック信号32を表
わしている。同図(c)に示すように所定の時刻t3
切替要求信号39が発生するものとする。
【0028】同図(c)に示すリタイミング信号38
は、第1のクロック信号31がLレベルとなっているた
め、第2のクロック信号32の論理を反転させたものと
なる。時刻t3 に切替要求信号39が立ち上がってから
リタイミング信号38が最初に立ち上がる時点を時刻t
4 とする。この時刻t4 に同図(e)に示すようにリタ
イミングされた切替制御信号34が切替回路33の制御
端子Sに入力される。したがって、この時刻t4 以降に
同図(f)に示す第2のクロック信号32が選択され
る。ただし、この時刻t4 は同図(b)に示す第2のク
ロック信号32の立ち下がりの時点である。したがっ
て、これから半周期ずれた時点で第2のクロック信号3
2が立ち上がることになり、切り替えの時点で幅の狭い
クロック信号41が出力されるおそれはない。
【0029】図4は、本発明の他の実施例を示したもの
である。この実施例ではエラスティックメモリ51に所
定の書込データ52を供給し、書込クロック信号53の
計数を行う書込カウンタ54のカウント値を書込アドレ
ス55として、この書込データ52の書き込みを行うよ
うになっている。エラスティックメモリ51に書き込ま
れたデータは、読出カウンタ57から出力される読出ア
ドレス58によってその読み出される位置が指定され、
読出データ59として読み出される。本実施例では、こ
の読出カウンタ57に読み出しのために供給するクロッ
ク信号61に本発明のクロック切替装置を使用してい
る。
【0030】この実施例のクロック切替装置は、第1お
よび第2のクロック信号62、63を入力して、このう
ちの一方を選択してクロック信号61として出力するセ
レクタ64と、クロック信号62、63の切り替えを行
うための切替信号65の供給を受けて、その調整後の切
替信号66をセレクタ64に送出するためのタイミング
制御回路67と、2系統のクロック信号62、63の位
相を比較する位相比較回路68とを備えている。位相比
較回路68の出力する比較結果信号69はタイミング制
御回路67に供給され、切替信号65の出力タイミング
がこの位相に応じて調整されて切替信号66が出力され
ることになる。ここで位相比較回路68は図1のEX−
NOR回路37に相当し、タイミング制御回路67は図
1のフリップフロップ回路35に相当する。
【0031】本実施例のようなデータ処理システムで
は、エラスティックメモリ51の読み出しが行われると
きにセレクタ64が切り替わって、これにより余計なク
ロック信号が発生してしまうと、データの読み出しのタ
イミングが狂ってエラー発生の原因となる。これはシス
テムとして重大な欠点となる。そこで、位相比較回路6
8で位相の比較を行い、タイミング制御回路67で切替
信号65の出力タイミングを調整した後の切替信号66
を使用することにして、不正なタイミングで読み出しが
行われるのを防止し、エラーの発生を防いでいる。
【0032】なお、以上説明した実施例では第1および
第2のクロック信号の周波数を同一のものとして説明し
たが、これらが多少相違している場合でも本発明を同様
に適用することができることは当然である。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
によれば、状態検出手段を用いて2系統のクロック信号
が共に立ち上がった状態と、共に立ち下がった状態の双
方を検出することにし、2系統のクロック信号の切り替
えが要求されたら、状態検出手段がいずれかの状態を検
出している時点でクロック信号の切り替えを行わせるよ
うにしている。このようにクロック信号の立ち上がりの
状態だけでなく立ち下がりの状態の検出も行うようにし
たので、クロック信号の片側が断状態になってもクロッ
ク信号の切替動作を正常に行うことができる。
【0034】また請求項2記載の発明によれば、2系統
のクロック信号が共に立ち上がった状態か共に立ち下が
った状態で、かつ新しく切り替えられる側のクロック信
号が立ち上がるか立ち下がるタイミングをタイミング検
出手段によって検出するようにしており、2系統のクロ
ック信号の切り替えが要求されたら、このタイミングで
クロック信号の切り替えを行うようにしている。したが
って、クロック信号の片側が断状態になってもクロック
信号の切替動作を正常に行うことができるばかりでな
く、切り替えられた新たなクロック信号は少なくとも半
周期の間、いままでのクロック信号と同一の信号状態を
保持することになる。これにより、パルス幅の短いクロ
ックが一時的に発生するといった不都合を解消すること
ができる。
【0035】更に請求項3記載の発明によれば、切り替
えの対象となる2系統のクロック信号を入力して、これ
らが共にハイレベルあるいは共にローレベルとなる状態
を一方の論理レベルとしこれ以外を他方の論理レベルと
するリタイミング用クロック信号をリタイミング用クロ
ック信号発生手段によって発生させるようにしている。
そして、2系統のクロック信号の切り替えを要求する信
号が入力されたら、作成されたリタイミング用クロック
信号が一方の論理レベルに切り替わるタイミングでクロ
ック信号切替手段にクロック信号の切替動作を行わせる
ようにすることで、切替時に幅の狭いクロックが発生す
ることを防止している。
【0036】また、請求項4記載の発明では2系統のク
ロック信号を入力してこれらの位相を比較する位相比較
手段を用意しており、2系統のクロック信号の切り替え
を要求する信号が発生したら、位相比較手段によって検
出された位相差に相当する時間だけ後にクロック信号の
切り替えを行うようにしている。このクロック切替装置
でも、一方のクロック信号の入力が断になっただけでは
位相差の検出が可能なので、この状態でのクロック信号
の切り替えが可能である。また、位相差に相当する時間
だけ遅らせてクロック信号の切り替えを行うので、パル
ス幅の短いクロック信号が発生することを防止すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるクロック切替装置の
ブロック図である。
【図2】本実施例のクロック切替装置で第1および第2
のクロック信号に位相差が存在する場合のクロック信号
の切替動作を表わした各種波形図である。
【図3】本実施例のクロック切替装置で使用中のクロッ
ク信号が断となり、Lレベルに固定された場合の切替動
作を示した波形図である。
【図4】本発明の他の実施例におけるクロック切替装置
のブロック図である。
【図5】従来のクロック切替装置の一例を示した回路図
である。
【図6】図5に示したクロック切替装置の動作を示した
波形図である。
【図7】従来提案されたクロック切替装置のブロック図
である。
【図8】図7に示したクロック切替装置の問題点を示し
たこの回路の各種波形図である。
【符号の説明】
31、52 第1のクロック信号 32、53 第2のクロック信号 33 切替回路 34 切替制御信号 35 フリップフロップ回路 37 EX−NOR回路 39 切替要求信号 41 クロック信号 64 セレクタ 67 タイミング制御回路 68 位相比較回路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2系統のクロック信号を入力し、所定の
    タイミングで一方の系統のクロック信号から他方の系統
    のクロック信号にその出力を切り替えるクロック信号切
    替手段と、 前記2系統のクロック信号が共に立ち上がった状態ある
    いは共に立ち下がった状態となるそれぞれの状態を検出
    する状態検出手段と、 前記2系統のクロック信号の切り替えを要求する信号を
    入力しこの信号が入力された後の状態検出手段の最初の
    状態検出時点で前記クロック信号切替手段の切替動作を
    行わせる切替制御手段とを具備することを特徴とするク
    ロック切替装置。
  2. 【請求項2】 2系統のクロック信号を入力し、所定の
    タイミングで一方の系統のクロック信号から他方の系統
    のクロック信号にその出力を切り替えるクロック信号切
    替手段と、 これら2系統のクロック信号が共に立ち上がった状態あ
    るいは共に立ち下がった状態となる状態でかつこれら2
    系統のクロック信号のうちクロック信号切替手段によっ
    て新しく切り替えられる側のクロック信号が前記した状
    態の変化を生じさせるタイミングを検出するタイミング
    検出手段と、 前記2系統のクロック信号の切り替えを要求する信号を
    入力しこの信号が入力された後のタイミング検出手段の
    最初の状態変化のタイミング検出時点でクロック信号切
    替手段の切替動作を行わせる切替制御手段とを具備する
    ことを特徴とするクロック切替装置。
  3. 【請求項3】 共にハイレベルとローレベルの2つの状
    態を交互にとる2系統のクロック信号を入力し、所定の
    タイミングで一方の系統のクロック信号から他方の系統
    のクロック信号にその出力を切り替えるクロック信号切
    替手段と、 前記2系統のクロック信号が共にハイレベルあるいは共
    にローレベルとなる状態を一方の論理レベルとしこれ以
    外を他方の論理レベルとするリタイミング用クロック信
    号を発生させるリタイミング用クロック信号発生手段
    と、 前記2系統のクロック信号の切り替えを要求する信号が
    入力された状態で前記リタイミング用クロック信号が前
    記一方の論理レベルとなるタイミングで前記クロック信
    号切替手段にクロック信号の切替動作を行わせる切替制
    御手段とを具備することを特徴とするクロック切替装
    置。
  4. 【請求項4】 2系統のクロック信号を入力し、所定の
    タイミングで一方の系統のクロック信号から他方の系統
    のクロック信号にその出力を切り替えるクロック信号切
    替手段と、 前記2系統のクロック信号を入力してこれらの位相を比
    較する位相比較手段と、 前記2系統のクロック信号の切り替えを要求する信号を
    入力しこの位相比較手段の検出した位相に応じた時間だ
    け遅延させて前記クロック信号切替手段の切替動作を行
    わせる切替制御手段とを具備することを特徴とするクロ
    ック切替装置。
  5. 【請求項5】 前記2系統のクロック信号はほぼ同一の
    周波数のクロック信号であることを特徴とする請求項1
    〜請求項4記載のクロック切替装置。
JP11722495A 1995-05-16 1995-05-16 クロック切替装置 Pending JPH08316797A (ja)

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