JPH10143375A - 割り込み制御回路 - Google Patents

割り込み制御回路

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JPH10143375A
JPH10143375A JP30286696A JP30286696A JPH10143375A JP H10143375 A JPH10143375 A JP H10143375A JP 30286696 A JP30286696 A JP 30286696A JP 30286696 A JP30286696 A JP 30286696A JP H10143375 A JPH10143375 A JP H10143375A
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interrupt
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JP30286696A
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Hiroyuki Nakajima
博行 中島
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NEC Corp
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NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 雑音などによる割り込み信号の誤検出を防止
した割り込み制御回路を提供する。 【解決手段】 少なくとも入力された割り込み信号の立
ち上がりエッジ、立ち下がりエッジ、ハイレベル状態、
およびロウレベル状態をそれぞれ検出し、各検出した信
号から所望のパルス幅を有する割り込み信号を選択する
割り込み制御回路であって、割り込み信号のハイレベル
状態およびロウレベル状態の時間を基準クロックをカウ
ントすることで検出するカウント回路と、カウント回路
で検出した時間が所定のカウント数以上であるか否かを
判定し、所定のカウント数以上のときのみ割り込み信号
であると判定して出力する比較回路と、比較回路の判定
基準であるカウント値がプログラマブルに設定されるカ
ウント数設定レジスタとを有する構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はコンピュータシステ
ムが備えた周辺回路からCPUに対して送出される複数
の割り込み処理要求を調停する割り込み制御回路に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】DMAやタイマなどの複数の周辺回路を
有するコンピュータでは、それぞれの周辺回路からCP
U(中央演算処理装置)に対して割り込み処理要求が送
出される。これら複数の割り込み処理要求を調停するた
め、コンピュータには割り込み制御回路が設けられてい
る。
【0003】コンピュータで様々なアプリケーションを
処理する場合、割り込み要求ソースがそれぞれ異なるた
め、周辺回路からは様々なパルス幅の割り込み信号が送
出される。したがって、割り込み要求ソースが変わって
も対応できるように、割り込み制御回路は様々なパルス
幅の割り込み信号を送出する全てのアプリケーションに
対応した構成にする必要がある。
【0004】図5は従来の割り込み制御回路の構成を示
すブロック図である。
【0005】図5において、従来の割り込み制御回路は
様々な割り込み信号に対応するため、入力された割り込
み信号Irのパルスの立ち上がりを検出する立ち上がり
エッジ検出回路101と、割り込み信号Irのパルスの
立ち下がりを検出する立ち下がりエッジ検出回路102
と、割り込み信号Irのハイレベル(”1”)状態(基
準クロックCLKで2クロック以上)を検出するハイレ
ベル検出回路103と、割り込み信号Irのロウレベル
(”0”)状態(基準クロックCLKで2クロック以
上)を検出するロウレベル検出回路104と、立ち上が
りエッジ検出回路101の出力、立ち下がりエッジ検出
回路102の出力、ハイレベル検出回路103の出力、
およびロウレベル検出回路104の出力のうち、いずれ
か1つを選択するための選択情報が設定される検出モー
ド設定レジスタ106と、検出モード設定レジスタ10
6に設定された選択情報に基づいて、各検出回路の出力
のうちのいずれか1つを選択して出力する選択回路10
5と、選択回路105の出力信号xを一時的に保持する
検出状態レジスタ107とによって構成されている。
【0006】このような構成において、次に図5に示す
割り込み制御回路の動作について図6を参照して説明す
る。図6は図5に示した割り込み制御回路の動作の様子
を示すタイミングチャートである。
【0007】割り込み制御回路に入力された割り込み信
号Irは、立ち上がりエッジ検出回路101、立ち下が
りエッジ検出回路102、ハイレベル検出回路103、
およびロウレベル検出回路104にそれぞれ入力され
る。
【0008】このとき、割り込み信号Irが図6に示す
ような信号である場合、立ち上がりエッジ検出回路10
1からは図6のaに示す信号が出力され、立ち下がりエ
ッジ検出回路102からは図6のbに示す信号が出力さ
れる。また、ハイレベル検出回路103からは図6のc
に示す信号が出力され、ロウレベル検出回路104から
は図6のdに示す信号が出力される。
【0009】各検出回路の出力信号はそれぞれ選択回路
105に入力され、選択回路105は検出モード設定レ
ジスタ106に設定された選択情報に基づいて、a〜d
の信号のうち、いずれか1つを選択して出力する(図6
のx)。選択回路105の出力信号xは検出状態レジス
タ106に一時的に保持され、不図示のCPUに送出さ
れる。なお、各回路はシステムの基準クロックCLKに
よってそれぞれ同期して動作する。
【0010】ここで、検出モード設定レジスタ106の
内容はプログラマブルに設定することが可能であるた
め、割り込み信号の選択情報はソフトウェアによって自
由に変更できるしくみになっていた。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】近年のコンピュータは
ハードウェアの発達によって高速に動作するようになっ
たため、高周波ノイズの発生頻度が増大している。割り
込み信号にノイズが重畳されて誤動作することは、コン
ピュータにとって重大な障害であるため、高周波ノイズ
による誤動作を防止した、より信頼性の高い割り込み制
御回路が要求される。
【0012】本発明は上記したような問題点を解決する
ためになされたものであり、割り込み信号として判定す
るパルスの幅をプログラマブルに可変できるようにする
ことで、雑音などによる割り込み信号の誤検出を防止し
た割り込み制御回路を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明の割り込み制御回路は、少なくとも入力された割
り込み信号のハイレベル状態、またはロウレベル状態を
検出し、検出した信号から所望のパルス幅を有する割り
込み信号を選択する割り込み制御回路であって、前記割
り込み信号のハイレベル状態またはロウレベル状態の時
間を基準クロックをカウントすることで検出するカウン
ト回路と、前記カウント回路で検出した時間が所定のカ
ウント数以上であるか否かを判定し、所定のカウント数
以上のときのみ割り込み信号であると判定して出力する
比較回路と、前記比較回路の判定基準であるカウント値
がプログラマブルに設定されるカウント数設定レジスタ
と、を有することを特徴とする。
【0014】このとき、入力された割り込み信号の立ち
上がりエッジの検出状態、および立ち下がりエッジの検
出状態を検出する検出状態記録回路と、前記検出状態記
録回路で検出した立ち上がりエッジの検出状態、および
前記ハイレベル状態を割り込み信号であると判定した前
記比較回路の出力の論理積を算出する第1の論理積回路
と、前記検出状態記録回路で検出した立ち下がりエッジ
の検出状態、および前記ロウレベル状態を割り込み信号
であると判定した前記比較回路の出力の論理積を算出す
る第2の論理積回路と、を有していてもよい。
【0015】上記のように構成された割り込み制御回路
は、割り込み信号のハイレベル状態またはロウレベル状
態の時間を、カウント回路で基準クロックをカウントす
ることで検出し、比較回路はカウント回路で検出した時
間が所定のカウント数以上であるか否かを判定し、所定
のカウント数以上のときのみ割り込み信号として判定し
て出力する。したがって、所定のカウント数以上のハイ
レベル状態またはロウレベル状態を有するパルスが入力
されたときのみ割り込み信号であると判定されるため、
誤ってノイズなどを割り込み信号として検出することが
なく、耐ノイズ性の高い割り込み制御回路を構成するこ
とができる。
【0016】
【発明の実施の形態】次に本発明について図面を参照し
て説明する。
【0017】(第1の実施の形態)図1は本発明の割り
込み制御回路の第1の実施の形態の構成を示すブロック
図である。また、図2は図1に示した割り込み制御回路
の動作の様子を示すタイミングチャートである。
【0018】第1の実施の形態の割り込み制御回路は、
従来の割り込み制御回路のハイレベル検出回路およびロ
ウレベル検出回路の出力に、ハイレベル(”1”)状
態、またはロウレベル(”0”)状態の時間を基準クロ
ックCLKをカウントすることで検出するカウント回路
と、”1”状態または”0”状態の時間が所定のカウン
ト値以上であるか否かを判定する比較回路と、比較回路
の判定基準であるカウント値が設定されるカウント数設
定レジスタとをそれぞれ設けた点が異なっている。
【0019】図1において、割り込み制御回路は、割り
込み信号Irのパルスの立ち上がりを検出する立ち上が
りエッジ検出回路1と、割り込み信号Irのパルスの立
ち下がりを検出する立ち下がりエッジ検出回路2と、割
り込み信号Irのハイレベル(”1”)状態(基準クロ
ックCLKで2クロック以上)を検出するハイレベル検
出回路3と、割り込み信号のロウレベル(”0”)状態
(基準クロックCLKで2クロック以上)を検出するロ
ウレベル検出回路4と、立ち上がりエッジ検出回路1の
出力、立ち下がりエッジ検出回路2の出力、ハイレベル
検出回路3の出力、およびロウレベル検出回路4の出力
のうち、いずれか1つを選択して出力する検出システム
設定回路5と、検出システム設定回路5の出力信号xを
一時的に保持する検出状態レジスタ6とによって構成さ
れている。
【0020】検出システム設定回路5は、ハイレベル検
出回路3で検出した”1”状態の時間を、基準クロック
CLKをカウントすることで検出するハイレベルカウン
ト回路7と、検出した”1”状態の時間が所定のカウン
ト数以上であるか否かを判定し、所定のカウント数以上
のときのみハイレベルを出力する第1の比較回路8と、
第1の比較回路8の判定基準であるカウント値がプログ
ラマブルに設定される第1のカウント数設定レジスタ9
と、ロウレベル検出回路4から出力される信号の”0”
状態の時間を、基準クロックCLKをカウントすること
で検出するロウレベルカウント回路10と、検出した”
0”状態の時間が所定のカウント値以上であるか否かを
判定し、所定のカウント数以上のときのみロウレベルを
出力する第2の比較回路11と、第2の比較回路11の
判定基準であるカウント値がプログラマブルに設定され
る第2のカウント数設定レジスタ12と、立ち上がりエ
ッジ検出回路1の出力、立ち下がりエッジ検出回路2の
出力、第1の比較回路8の出力、および第2の比較回路
11の出力のうち、いずれか1つを選択するための選択
情報がプログラマブルに設定される検出モード設定レジ
スタ14と、検出モード設定レジスタ14に設定された
選択情報に基づいて、立ち上がりエッジ検出回路1の出
力、立ち下がりエッジ検出回路2の出力、第1の比較回
路8の出力、および第2の比較回路11の出力のうち、
いずれか1つを選択して出力する選択回路13とによっ
て構成されている。
【0021】このような構成において、次に図1に示し
た割り込み制御回路の動作について図2を参照して説明
する。
【0022】なお、図2のタイミングチャートは、ハイ
レベル検出回路3、ハイレベルカウント回路7、第1の
比較回路8、および第1のカウント数設定レジスタ9の
動作と、第1の比較回路8の出力を選択したときの選択
回路13および検出状態レジスタ6の動作の様子を示し
ている。ロウレベル検出回路4、ロウレベルカウント回
路10、第2の比較回路11、および第2のカウント数
設定レジスタ12についても、その出力が反転すること
を除けば同様に動作するため、ここではその説明を省略
する。
【0023】また、立ち上がりエッジ検出回路1と立ち
下がりエッジ検出回路2の動作、およびそれらの出力信
号が選択回路13によって選択されるときの動作は従来
と同様であるため、その説明についても省略する。
【0024】図2において、割り込み制御回路に入力さ
れた割り込み信号Irは、立ち上がりエッジ検出回路
1、立ち下がりエッジ検出回路2、ハイレベル検出回路
3、およびロウレベル検出回路4にそれぞれ入力され
る。
【0025】割り込み信号Irが図2に示すような信号
の場合、ハイレベル検出回路3からは図2のeに示すよ
うな信号が出力される。
【0026】今、第1のカウント数設定レジスタ9に
「5」が設定されていると仮定する。
【0027】このとき、図2に示す信号eの最初のパル
スは、基準クロックで4パルス分の幅(カウント数が
「3」)であるため、カウント数が「5」以下となり、
第1の比較回路8からは”0”が出力される。
【0028】ここで、検出モード設定レジスタ14に第
1の比較回路8の出力を選択する選択情報が設定されて
いる場合、選択回路13からは”0”が出力され、検出
システム設定回路5の出力信号xは”0”(未検出)と
なる。
【0029】一方、図2に示す信号eの2番目のパルス
は、基準クロックで17パルス分の幅(カウント数=1
6)であるため、第1の比較回路8からは、カウント数
が「5」になった時点から”1”が出力される。
【0030】このとき、選択回路13から”1”が出力
されるため、検出システム設定回路5の出力信号xが”
1”となり、検出状態レジスタ6に”1”(検出)が書
き込まれる。
【0031】したがって、割り込み信号Irの”1”状
態あるいは”0”状態の時間を、基準クロックCLKを
カウントして求め、カウント値が一定数以上連続したと
きのみ割り込み信号Irとして判定するようにしたた
め、第1のカウント数設定レジスタ9、および第2のカ
ウント数レジスタ12に大きなカウント値を設定すれ
ば、それだけノイズによる誤動作が防止され、ノイズに
対する信頼性の高い割り込み制御回路を構成することが
できる。
【0032】また、ノイズによる誤動作の可能性がな
く、割り込み信号Irに対する高速な応答が必要な場合
は、第1のカウント数設定レジスタ9および第2のカウ
ント数レジスタ12に小さなカウント値を設定すれば、
割り込み信号Irの立ち上がりエッジまたは立ち下がり
エッジからすぐに割り込み信号Irとして判定するた
め、割り込み信号Irに対する高速応答が実現できる。
【0033】なお、判定基準であるカウント値をレジス
タに設定しているため、割り込み信号Irの判定基準を
ソフトウェアによってリアルタイムに切り替えることが
できる。
【0034】また、例えば割り込み信号Irの代りに、
ある周波数のパルス信号が入力される場合、第1のカウ
ント数設定レジスタ9あるいは第2のカウント数設定レ
ジスタ12に、予想されるパルス信号の最低周波数の周
期よりも長い周期に対応するカウント値を予め設定して
おけば、パルス入力が無くなったときに割り込みをかけ
ることができる。すなわち、本実施の形態の割り込み制
御回路は、第1のカウント数設定レジスタ9あるいは第
2のカウント数設定レジスタ12に設定するカウント値
によって、任意の情報を検出する検出回路として応用す
ることができる。
【0035】(第2の実施の形態)次に、本発明の第2
の実施形態について図3及び図4を参照して説明する。
【0036】図3は本発明の割り込み制御回路の第2の
実施の形態の構成を示すブロック図である。また、図4
は図3に示した割り込み制御回路の動作の様子を示すタ
イミングチャートである。
【0037】第2の実施の形態は、第1の実施の形態の
立ち上がりエッジ検出回路の出力、および立ち下がりエ
ッジ検出回路の出力に、それぞれエッジ検出状態を一時
的に保持する検出状態記録回路を設け、検出状態記録回
路の出力と第1の比較回路および第2の比較回路の出力
との論理積出力を選択回路に入力する点が異なってい
る。
【0038】図3において、本実施の形態の割り込み制
御回路は、割り込み信号Irのパルスの立ち上がりを検
出する立ち上がりエッジ検出回路21と、割り込み信号
Irのパルスの立ち下がりを検出する立ち下がりエッジ
検出回路22と、割り込み信号Irの”1”状態(基準
クロックCLKで2クロック以上)を検出するハイレベ
ル検出回路23と、割り込み信号Irの”0”状態(基
準クロックCLKで2クロック以上)を検出するロウレ
ベル検出回路23と、立ち上がりエッジ検出回路21の
出力、立ち下がりエッジ検出回路22の出力、ハイレベ
ル検出回路23の出力、およびロウレベル検出回路24
の出力のうち、いずれか1つを選択して出力する検出シ
ステム設定回路25と、検出システム設定回路25の出
力信号xを一時的に保持する検出状態レジスタ26とに
よって構成されている。
【0039】検出システム設定回路25は、立ち上がり
エッジ検出回路21のエッジ検出状態を一時的に保持す
る第1の検出状態記録回路35と、立ち下がりエッジ検
出回路22のエッジ検出状態を一時的に保持する第2の
検出状態記録回路36と、ハイレベル検出回路23から
出力される信号の”1”状態の時間を、基準クロックC
LKをカウントすることで検出するハイレベルカウント
回路27と、検出した”1”状態の時間が所定のカウン
ト数以上であるか否かを判定し、所定のカウント数以上
のときのみハイレベルを出力する第1の比較回路28
と、第1の比較回路28の判定基準であるカウント値が
プログラマブルに設定される第1のカウント数設定レジ
スタ29と、ロウレベル検出回路24から出力される信
号の”0”状態の時間を、基準クロックCLKをカウン
トすることで検出するロウレベルカウント回路30と、
検出した”0”状態の時間が所定のカウント値以上であ
るか否かを判定し、所定のカウント数以上のときのみロ
ウレベルを出力する第2の比較回路31と、第2の比較
回路31の判定基準であるカウント値がプログラマブル
に設定される第2のカウント数設定レジスタ32と、第
1の検出状態記録回路35の出力および第1の比較回路
28の出力の論理積を出力する第1の論理積回路37
と、第2の検出状態記録回路36の出力および第2の比
較回路31の出力の論理積を出力する第2の論理積回路
38と、立ち上がりエッジ検出回路21の出力、立ち下
がりエッジ検出回路22の出力、第1の比較回路28の
出力、第2の比較回路31、第1の論理積回路37、お
よび第2の論理積回路38の出力のうち、いずれか1つ
を選択するための選択情報がプログラマブルに設定され
る検出モード設定レジスタ34と、検出モード設定レジ
スタ34に設定された選択情報に基づいて、立ち上がり
エッジ検出回路21の出力、立ち下がりエッジ検出回路
22の出力、第1の比較回路28の出力、第2の比較回
路31、第1の論理積回路37、および第2の論理積回
路38の出力のうち、いずれか1つを選択して出力する
選択回路33とによって構成されている。
【0040】次に図3に示した割り込み制御回路の動作
について図4を参照して説明する。
【0041】なお、図4のタイミングチャートは、ハイ
レベル検出回路23、ハイレベルカウント回路27、第
1の比較回路28、第1のカウント数設定レジスタ2
9、第1の検出状態記録回路35、および第1の論理積
回路37の動作と、第1の論理積回路37の出力を選択
したときの選択回路33および検出状態レジスタ26の
動作の様子を示している。ロウレベル検出回路24、ロ
ウレベルカウント回路30、第2の比較回路31、第2
のカウント数設定レジスタ32、立ち下がりエッジ検出
回路21、第2の検出状態記録回路36、および第2の
論理積回路38についても、その出力が反転することを
除けば同様に動作するため、ここではその説明を省略す
る。
【0042】図4において、割り込み制御回路に入力さ
れた割り込み信号Irは、立ち上がりエッジ検出回路2
1、立ち下がりエッジ検出回路22、ハイレベル検出回
路23、およびロウレベル検出回路24にそれぞれ入力
される。
【0043】割り込み信号Irが図4に示すような信号
である場合、ハイレベル検出回路23からは図4のfに
示すような信号が出力され、第1の検出状態記録回路3
5からは図4のgに示すような信号が出力される。
【0044】今、第1の実施の形態と同様に第1のカウ
ント数設定レジスタ29に「5」が設定されていると仮
定する。
【0045】このとき、図4に示す信号fの最初のパル
スは、基準クロックで4パルス分の幅(カウント数が
「3」)であるため、カウント数が「5」以下になり、
第1の比較回路28からは、”0”が出力される。
【0046】また、第1の論理積回路37からは第1の
比較回路28の出力が”0”であるため、”0”が出力
される。
【0047】ここで、検出モード設定レジスタ14に第
1の論理積回路37の出力を選択する選択情報が設定さ
れている場合、選択回路33からは”0”が出力され、
検出システム設定回路25の出力信号xは”0”(未検
出)となる。
【0048】一方、図4に示す信号fの2番目のパルス
は、基準クロックで17パルス分の幅(カウント数=1
6)であるため、第1の比較回路28からはカウント数
が「5」になった時点から”1”が出力される。
【0049】ここで、立ち上がりエッジ検出回路21で
は割り込み信号Irの全てのパルスの立ち上がりエッジ
を検出するため、第1の検出状態記録回路35からは”
1”が出力されている。したがって、第1の論理積回路
37からは第1の比較回路28の出力に同期して”1”
が出力される。
【0050】このとき、選択回路33からは”1”が出
力されるため、検出システム設定回路25の出力信号x
が”1”となり、検出状態レジスタ26に”1”(検
出)が書き込まれる。
【0051】したがって、本実施の形態の割り込み制御
回路では、第1の論理積回路37によって割り込み信号
Irのパルスの立ち上がり検出状態およびハイレベル状
態の論理積が出力され、第2の論理積回路38によっ
て、割り込み信号Irのパルスの立ち下がり検出状態お
よびロウレベル状態の論理積が出力されるため、より確
実にハイレベル状態およびロウレベル状態が検出され
る。したがって、第1の実施の形態の割り込み制御回路
と比較して、より信頼性の高い割り込み制御回路を構成
することができる。
【0052】
【発明の効果】本発明は以上説明したように構成されて
いるので、以下に記載する効果を奏する。
【0053】所定のカウント数以上のハイレベル状態ま
たはロウレベル状態を有するパルスが入力されたときの
み、割り込み信号として判定するため、誤ってノイズな
どを割り込み信号として検出することがなく、耐ノイズ
性が高く、信頼性の高い割り込み制御回路を構成するこ
とができる。
【0054】また、ノイズによる誤動作の可能性がな
く、割り込み信号に対する高速な応答が必要な場合は、
カウント数設定レジスタに小さなカウント値を設定すれ
ば、割り込み信号の立ち上がりエッジまたは立ち下がり
エッジからすぐに割り込み信号であると判定するため、
割り込み信号に対する高速応答が実現できる。
【0055】なお、このときカウント値をレジスタに設
定しているため、割り込み信号の判定基準をソフトウェ
アによってリアルタイムに切り替えることができる。
【0056】また、本発明の割り込み制御回路は、カウ
ント数設定レジスタに設定するカウント値によって、任
意の情報を検出する検出回路に応用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の割り込み制御回路の第1の実施の形態
の構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示した割り込み制御回路の動作の様子を
示すタイミングチャートである。
【図3】本発明の割り込み制御回路の第2の実施の形態
の構成を示すブロック図である。
【図4】図3に示した割り込み制御回路の動作の様子を
示すタイミングチャートである。
【図5】従来の割り込み制御回路の構成を示すブロック
図である。
【図6】図5に示した割り込み制御回路の動作の様子を
示すタイミングチャートである。
【符号の説明】
1、21 立ち上がりエッジ検出回路 2、22 立ち下がりエッジ検出回路 3、23 ハイレベル検出回路 4、24 ロウレベル検出回路 5、25 検出システム設定回路 6、26 検出状態レジスタ 7、27 ハイレベルカウント回路 8、28 第1の比較回路 9、29 第1のカウント数設定レジスタ 10、30 ロウレベルカウント回路 11、31 第2の比較回路 12、32 第2のカウント数設定レジスタ 13、33 選択回路 14、34 検出モード設定レジスタ 35 第1の検出状態記録回路 36 第2の検出状態記録回路 37 第1の論理積回路 38 第2の論理積回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも入力された割り込み信号のハ
    イレベル状態、またはロウレベル状態を検出し、検出し
    た信号から所望のパルス幅を有する割り込み信号を選択
    する割り込み制御回路であって、 前記割り込み信号のハイレベル状態またはロウレベル状
    態の時間を基準クロックをカウントすることで検出する
    カウント回路と、 前記カウント回路で検出した時間が所定のカウント数以
    上であるか否かを判定し、所定のカウント数以上のとき
    のみ割り込み信号であると判定して出力する比較回路
    と、 前記比較回路の判定基準であるカウント値がプログラマ
    ブルに設定されるカウント数設定レジスタと、を有する
    ことを特徴とする割り込み制御回路。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の割り込み制御回路にお
    いて、 入力された割り込み信号の立ち上がりエッジの検出状
    態、および立ち下がりエッジの検出状態を検出する検出
    状態記録回路と、 前記検出状態記録回路で検出した立ち上がりエッジの検
    出状態、および前記ハイレベル状態を割り込み信号であ
    ると判定した前記比較回路の出力の論理積を算出する第
    1の論理積回路と、 前記検出状態記録回路で検出した立ち下がりエッジの検
    出状態、および前記ロウレベル状態を割り込み信号であ
    ると判定した前記比較回路の出力の論理積を算出する第
    2の論理積回路と、を有することを特徴とする割り込み
    制御回路。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011507109A (ja) * 2007-12-12 2011-03-03 クゥアルコム・インコーポレイテッド マルチスレッド・プロセッサのための共有割込みコントローラ
JP2016119016A (ja) * 2014-12-23 2016-06-30 株式会社デンソー 電子制御装置

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