JPH0728054Y2 - リステイングワイヤの取付構造 - Google Patents

リステイングワイヤの取付構造

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JPH0728054Y2
JPH0728054Y2 JP1985061527U JP6152785U JPH0728054Y2 JP H0728054 Y2 JPH0728054 Y2 JP H0728054Y2 JP 1985061527 U JP1985061527 U JP 1985061527U JP 6152785 U JP6152785 U JP 6152785U JP H0728054 Y2 JPH0728054 Y2 JP H0728054Y2
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JP
Japan
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clip
plate
roof rail
thin portion
opening
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JP1985061527U
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JPS61177207U (ja
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英輔 大田
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Isuzu Motors Ltd
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Isuzu Motors Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は自動車のルーフを補強しかつ車室天井の内張り
を支持するリステイングワイヤの取付構造に関するもの
である。
[従来の技術] 従来、例えば実開昭59-157971号公報に開示されるよう
に、自動車の壁部に対するリステイグワイヤの取付けに
は特殊なクリツプが採用されている。このクリツプの仕
様は、装着する車体パネルの板厚により異なるが、板厚
がある程度異なつても十分な保持力を備えるようになつ
ている。一般に、車体パネルには厚さ0.6〜1.6mmの金属
板が使用されているが、車体のクロージングルーフレー
ルの部分には、通常の2倍程度の板厚の金属板が使用さ
れ、これにより運転席のルーフが強化されている。上述
のように、板厚の厚い部分には従来の汎用性をもつ標準
のクリツプを使用できないので、専用のクリツプを新た
に用意しなければならない。しかし、板厚に合せて多数
のクリツプを用意することは、部品の管理に手数が掛る
ばかりでなく、誤つて板厚に適さないクリツプを組み付
ける可能性があるなど、作業能率を低下させる。
[考案が解決しようとする問題点] 本考案の目的は上述の問題に鑑み、車体パネルに簡単な
プレス加工を予め施しておくだけで、全て共通の(標準
の)クリツプを用いてリステイングワイヤをルーフレー
ルに装着できるようにした、リステイングワイヤの取付
構造を提供することにある。
[問題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本考案の構成はルーフレー
ルのクリツプ係止部にクリツプが通過し得る開口を設
け、ルーフレールの板面に前記開口の縁部から上方へ延
びる溝状の薄肉部を形成し、該薄肉部の少くとも端部に
前記クリツプの抜けを阻止する穴を設け、リステイング
ワイヤの端部を保持する前記クリツプに、前記薄肉部の
両面を挟む互いに平行な第1,第2の板部を一体に形成
し、第1の板部を前記開口を通過させて前記薄肉部の片
面に重ね合せ、第2の板部を前記薄肉部の他面に重ね合
せ、第1の板部に設けた抜止め片が前記穴の部分に係合
するように、前記クリツプをルーフレールに係止したも
のである。
[作用] 他のパネルに比べて板厚が約2倍以上も厚いルーフレー
ルなどの場合に、プレス成形により予めクリツプ装着部
に溝状の薄肉部を設け、該薄肉部に標準のクリツプを装
着する。
[考案の実施例] 第2図に示すように、窓の開口4を有する側壁パネル2
の内板部は、フロントピラーインナ31とクロージングル
ーフレール32とクオータインナ33とからなり、所定の形
状に成形されて互いに接続され、かつそれぞれにリステ
イングワイヤの取付部5を備えられる。第3図に示すよ
うに、側壁パネル2の外板部の上縁部8は、ドアの上縁
部に合致した階段状の断面形状にされ、さらに車室の内
方へ折り曲げられた内縁部8aを備えられる。上縁部8か
ら内縁部8aへの折曲げ部近傍に、ルーフパネル6の側縁
部に形成したドリツプ7が重ね合され、かつ溶接により
結合される。
側壁パネル2とルーフパネル6との結合部を補強するた
めに、前後方向に延びるルーフレール32の下縁部が側壁
パネル2に、上縁部が内縁部8aにそれぞれ重ね合され、
かつ溶接により結合され、両者の間に空部が形成され
る。ルーフレール32は局部的に側壁パネル2やルーフパ
ネル6などよりも板厚が約2倍程度厚くなつている。
ルーフレール32は断面がほぼU字形をなすものであり、
軽量化とクリツプ装着のために長手方向(車両の前後方
向)に間隔を存して、複数の開口10を打ち抜かれる。各
リステイングワイヤ11の端部は、クリツプ20によりルー
フレール32に支持される。このため、第1図に示すよう
に、通常の板厚よりも厚いルーフレール32には、クリツ
プ20が貫通可能な開口10と、通常の側壁パネル2と同じ
板厚の部分すなわち溝状の薄肉部13と、クリツプ20を係
合するための穴14とを設けられる。つまり、ルーフレー
ル32は開口10の縁部から上方(第1図の右方)へ延びる
1対の溝状の薄肉部13をプレス成形され、さらに溝状の
薄肉部13の少くとも端部に丸い穴14を穿設される。開口
10、溝状の薄肉部13および穴14の加工は、プレスによる
ルーフレール32の成形と同時に行うことができる。
2つの挟持片を有するクリツプ20は、中間の溝22の一端
部に開口10の縁部と衝合する垂直な停止板23を形成さ
れ、溝22の両側縁を上方へ直角に折り曲げられ、さらに
水平かつ互いに離隔する方向へ折り曲げられる。クリツ
プ20の平坦な板部分が第1の板部25として構成される。
1対の第1の板部25から第2の板部26を形成される。第
2の板部26の端部は一端上方へ折り曲げ、さらに折曲げ
部28で下方へ折り返し、第2の板部26から第1の板部25
の方へ延びる抜止め片27を形成される。
上述のように形成したクリツプ20は、第2の板部26と第
1の板部25とからなる挟持片を、ルーフレール32の溝状
の薄肉部13に挟み込み、第2の板部26を溝状の薄肉部13
に沿つて滑らせると、抜止め片27が穴14に係合して外れ
なくなる。そこで、ルーフレール32により覆われた溝22
へ、リステインワイヤ11の端部を差し込めば、リステイ
ンワイヤ11は自から弾性拡開力によりルーフレール32に
取り付けられることになる。
本考案は上述のように、通常のパネルよりも板厚が厚く
共通のクリツプ20を使用することが無理な場合に、ルー
フレール32の板厚の厚い部分の開口縁部に、ルーフレー
ル32の成形と同時に溝状の薄肉部13を成形し、これによ
り板厚の薄い部分を局部的に形成したものであるから、
リステリングワイヤ11を支持するために、共通のクリツ
プ20を使用でき、部品の共通化によるコスト節減を図
り、誤組付けを解消し、組付け能率を向上できる。
なお、溝状の薄肉部13の端部を次第に厚くすることによ
り、抜止め片27との係合力を一層確実なものにできる。
また、実際には1回のプレス成形では、1対の溝状の薄
肉部13の間に、ルーフレール32の板厚よりも幾分厚い膨
みができるので、再度プレスにより膨みを平坦に仕上げ
ることが好ましい。
第4図に示すように、上述のような溝状の薄肉部13を設
ける代りに、特に厚い板厚を必要とするルーフレール32
について、通常の厚さを有するパネル32,32aを2枚重ね
にして溝状の薄肉部13を形成するようにしてもよい。つ
まり、ルーフレール32aに溝状の薄肉部13に相当する切
欠13bを設けてから、ルーフレール32の上側に重ね合
せ、溶接により結合する。
[考案の効果] 本考案は上述のように、車体に通常用いられるパネルよ
りも厚いルーフレールについて、パネルの開口縁部に溝
状の薄肉部を形成するものであり、溝状の薄肉部すなわ
ち通常のパネルの板厚と同等の部分に、クリツプを装着
できるので、パネルの強度を損うことなく、リステイン
グワイヤの組付けなどに全て共通のクリツプを使用でき
る。
したがつて、クリツプの共通化によりコストが節減さ
れ、部品の管理が簡略になり、誤組付けなどの心配がな
くなり、作業能率が向上する。
溝状の薄肉部はパネルを打ち抜くと同時にプレス成形可
能であり、コストの増加を回避できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るリステイングワイヤの取付構造の
分解斜視図、第2図は同リステイングワイヤの取付構造
が適用される車両の側壁パネルの側面図、第3図は同正
面断面図、第4図はリステイングワイヤ取付用クリツプ
を係止するルーフレールの変更実施例を示す側面断面図
である。 10:開口、11:リステイングワイヤ、13:溝状の薄肉部、1
4:穴、20:クリツプ、23:停止板、24:湾曲部、25:第1の
板部、26:第2の板部、27:抜止め片

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ルーフレールのクリツプ係止部にクリツプ
    が通過し得る開口を設け、ルーフレールの板面に前記開
    口の縁部から上方へ延びる溝状の薄肉部を形成し、該薄
    肉部の少くとも端部に前記クリツプの抜けを阻止する穴
    を設け、リステイングワイヤの端部を保持する前記クリ
    ツプに、前記薄肉部の両面を挟む互いに平行な第1,第2
    の板部を一体に形成し、第1の板部を前記開口を通過さ
    せて前記薄肉部の片面に重ね合せ、第2の板部を前記薄
    肉部の他面に重ね合せ、第1の板部に設けた抜止め片が
    前記穴の部分に係合するように、前記クリツプをルーフ
    レールに係止したことを特徴とする、リステイングワイ
    ヤの取付構造。
JP1985061527U 1985-04-24 1985-04-24 リステイングワイヤの取付構造 Expired - Lifetime JPH0728054Y2 (ja)

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