JPH07280073A - 自動変速機の操作レバ−装置 - Google Patents

自動変速機の操作レバ−装置

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JPH07280073A
JPH07280073A JP7173294A JP7173294A JPH07280073A JP H07280073 A JPH07280073 A JP H07280073A JP 7173294 A JP7173294 A JP 7173294A JP 7173294 A JP7173294 A JP 7173294A JP H07280073 A JPH07280073 A JP H07280073A
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lever
switch
automatic transmission
path
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誠 柏本
Hideaki Wakabayashi
秀明 若林
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    • F16H59/02Selector apparatus
    • F16H59/0204Selector apparatus for automatic transmissions with means for range selection and manual shifting, e.g. range selector with tiptronic
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    • F16H59/02Selector apparatus
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    • F16H59/00Control inputs to control units of change-speed-, or reversing-gearings for conveying rotary motion
    • F16H59/02Selector apparatus
    • F16H59/08Range selector apparatus
    • F16H59/10Range selector apparatus comprising levers

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
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  • Arrangement Or Mounting Of Control Devices For Change-Speed Gearing (AREA)
  • Gear-Shifting Mechanisms (AREA)
  • Control Of Transmission Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、振動、騒音といった問題なく、自動
変速モ−ドと手動変速モ−ドとが使い分けられる自動変
速機の操作レバ−装置を提供することにある。 【構成】自動変速用のシフト路17とこれにつながる手
動変速用のシフト路18内を移動操作可能に設けたシフ
トレバ−22と、シフト路17にあるときシフトレバ−
22と係合しシフト路18にあるとき解除されるケ−ブ
ルレバ−21と、シフト路18にあるときシフトレバ−
22と係合しシフト路17にあるときは係合が解除され
るスイッチレバ−45と、スイッチレバ−を中立位置に
付勢する一対の中立付勢ユニット79と、シフトアップ
/ダウン操作に対応するスイッチレバ−45の変位を検
知するシフトアップ/ダウン用スイッチ83,84を設
けて構成した。これにより、スイッチレバ−45を、常
時、中立に付勢された状態として、自動変速モ−ド、手
動変速モ−ドの切換えを行うようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マニュアル操作で変速
段を所望にシフトアップ、シフトダウンさせる機能が付
いた自動変速機の操作レバ−装置に関する。
【0002】
【従来の技術】乗用車に搭載されている電子制御式の自
動変速機には、予め設定された変速モ−ドに応じた自動
変速を行うだけでなく、雪道の走行、エンジンブレ−キ
などのためにマニュアル操作で特定の変速段をホ−ルド
することを可能にした操作レバ−装置が付けられている
ものがある。
【0003】また近時、電子制御式の自動変速機では、
こうした変速段のホ−ルドでなく、マニュアル式変速機
のようなマニュアル操作に近い変速操作を可能とするた
めに、特開平2−8545号公報、特開平3−8906
5号公報、特開平3−89075号公報などに見られる
ように、マニュアル操作式のシフトレバ−の如く、手首
を前後方向に回動させるという、すばやい操作で、変速
段を所望にシフトアップ、シフトダウンさせる操作レバ
−装置が付いた自動変速機が提案されている。
【0004】この種の操作レバ−装置は、P(パ−キン
グ)、R(リバ−ス)、N(ニュ−トラル)、D(ドラ
イブ)、2(セコンド)、1(ロ−)などといった各ポ
ジションが車体前後方向に一直線上に設定された自動変
速操作用のシフト路と、D(ドライブ)のポジションか
ら分かれて車体前後方向に均等に延びる手動変速用のシ
フト路とを有している。これらシフト路には、ドライバ
−が操作するための、シフトレバ−が移動可能に設けら
れている。
【0005】また手動変速用のシフト路の各端部には、
それぞれシフトレバ−の有無を検知するスイッチが設け
られ、シフト路の一端をシフトアップ変速位置とし、他
端をシフトダウン変速位置としてある。また各スイッチ
は、自動変速機の制御部に接続してある。
【0006】この操作レバ−装置は、シフトレバ−を手
動変速用のシフト路に移してから、同シフトレバ−を手
首による回動操作で前後方向、すなわちシフトアップ側
あるいはシフトダウン側へ回動操作することにより、マ
ニュアル操作式のシフトレバ−と同様の感覚で、変速段
を所望に選択することができるようにしてある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】この種の操作レバ−装
置によると、良好な手動変速操作を確保するためには、
手動変速操作時にはシフトレバ−を中立状態にしてお
き、この中立状態からシフトレバ−をシフトアップ側、
あるいはシフトダウン側へ操作することが必要とされ
る。
【0008】そこで、上記した公報に開示された自動変
速機では、手動変速用のシフト路の各シフトアップ側、
シフトダウン側の端部に、シフト路の中央に向かって突
き出るように、ばねで付勢された一対のピンを設け、こ
れらピンで手動変速用のシフト路内のシフトレバ−を両
側から挟み付けて、常にシフトレバ−を中立位置に配置
させることが行なわれている。
【0009】ところが、こうしたシフトレバ−を直接、
ピンで中立に付勢する構造は、自動変速モ−ドになる
と、ピンは、当接していたシフトレバ−がなくなるの
で、振動しやすい状態となる。
【0010】このため、自動変速モ−ドになると、車体
から伝わる外力で、ピンが振動を起こして、騒音が発生
することがある。これを防ぐためには、自動変速モ−ド
のとき、ピンの位置を規制すればよいが、シフトレバ−
を直接、ピンで中立に付勢する構造であると、自動変速
モ−ド時におけるピン位置を規制すると、手動変速モ−
ド時にシフトレバ−とピンとの間にがたが発生すること
になる。
【0011】このような不具合を防止しようとすると、
きわめて高次元の設計が必要であった。本発明は、この
ような事情に着目してなされたもので、その目的とする
ところは、従来の振動、騒音といった問題なく、自動変
速モ−ドと手動変速モ−ドとが使い分けられる操作レバ
−装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1に記載した操作レバ−装置は、複数の選択位
置を有する自動変速操作用の第1シフト路と、上記第1
シフト路と平行に配置されるとともに、一端側にシフト
アップ変速位置が他端側にシフトダウン変速位置がそれ
ぞれ設けられ中間位置で接続路を介して上記第1シフト
路に接続される手動変速操作用の第2シフト路と、上記
両シフト路内を移動操作可能に設けられたシフトレバ−
と、上記シフトレバ−が第1シフト路にあるときには上
記シフトレバ−と係合して上記シフトレバ−に連動する
と共に、上記シフトレバ−が上記第2シフト路にあると
きは上記シフトレバ−との係合が解除されるように構成
され、自動変速機本体に機械的に連結された連動部材
と、上記シフトレバ−が第2シフト路にあるときには上
記シフトレバ−と係合して上記シフトレバ−に連動する
と共に、上記シフトレバ−が上記第1シフト路にあると
きは上記シフトレバ−との係合が解除されるように構成
されたスイッチレバ−と、上記スイッチレバ−を中立位
置に付勢する中立付勢手段と、上記第2シフト路内での
上記シフトレバ−のシフトアップ/ダウン操作に対応す
る上記スイッチレバ−の変位を検知して上記操作に基づ
く手動変速を達成すべく検知信号を自動変速機の制御装
置に出力するスイッチとを有して構成したことにある。
【0013】請求項2に記載した操作レバ−装置は、上
記目的に加え、シフトレバ−と、連動部材およびスイッ
チレバ−との間の位置合わせ精度を向上させるために、
上記請求項1に記載のシフトレバ−を、上記連動部材お
よび上記スイッチレバ−と共通の回動軸上で回動可能に
支持された揺動軸の軸線回りに揺動させて第1第2シフ
ト路間を変位するように配置した構成したことにある。
【0014】請求項3に記載した操作レバ−装置は、上
記目的に加え、連動部材またはスイッチレバ−への係合
が不能となったときの機能低下を抑制するために、上記
請求項1に記載のシフトレバ−を、上記第1第2シフト
路間の接続路に位置する際、上記連動部材および上記ス
イッチレバ−の少なくとも一方に係合させたことにあ
る。
【0015】請求項4に記載した操作レバ−装置は、上
記目的に加え、シフトレバ−と、連動部材またはスイッ
チレバ−とを、がたつきの発生を抑制しつつ係合させる
ために、上記請求項1に記載の上記シフトレバ−と上記
連動部材または上記スイッチレバ−との係合部分を、一
方側に形成される係合凹部と他方側に形成される係合凸
部より構成し、上記係合凹部および係合凸部の一方側に
他方側の係合面に弾接する弾性部を形成したことにあ
る。
【0016】請求項5に記載した操作レバ−装置は、上
記目的に加え、高い精度でモ−ド検知を行うために、上
記請求項1に記載のスイッチレバ−に、上記シフトレバ
−が上記第2シフト路に投入されたことを検知する手動
変速モ−ド検知スイッチを支持させたことにある。
【0017】請求項6に記載した操作レバ−装置は、上
記目的に加え、スイッチレバ−の位置調整が容易が行え
るように、上記請求項6の記載に加えて、スイッチレバ
−を回動可能に支持する、底板とこの底板から前上方に
延びる前傾斜壁と上記底板から後ろ上方へ延びる後傾斜
壁とを有するフレ−ム部材を設け、上記スイッチレバ−
を、上方に開く扇形に形成された前面および後面を有し
て下部が回動支持されると共に前面および後面がそれぞ
れ上記各傾斜壁に対向して配置された構造とし、上記中
立付勢手段を、上記スイッチレバ−の前面および後面と
上記各傾斜壁との間にそれぞれ配置した、上記前面およ
び後面と両傾斜壁との一方側にピンをばね付勢し、他方
側にそれを位置調整可能に取付けた一対の中立付勢ユニ
ットより構成し、さらに上記傾斜壁と上記前後面の角度
を相違させたことにある。
【0018】請求項7に記載した操作レバ−装置は、さ
らにユニット化により組み付けを容易とするために、上
記請求項6の記載に加えて、上記検知信号を自動変速機
の制御装置に出力するスイッチを、上記一対の中立付勢
ユニットに内蔵させたことにある。
【0019】請求項8に記載した操作レバ−装置は、上
記目的に加え、手動変速モ−ドにおけるシフトレバ−の
中立位置保持性と操作節度感とを同時に向上させるため
に、上記請求項1の記載に加えて、上記スイッチレバ−
と不動部材との一方側に進退自在にチェックボ−ルを支
持し、上記一方側に上記チェックボ−ルを他方側に押圧
付勢するスプリングを有し、さらに他方側に上記チェッ
クボ−ルが没入するチェック凹部を有してなり、上記ス
イッチレバ−の中立位置で上記チェックボ−ルを上記チ
ェック凹部に没入させる中立位置保持機構を設けたこと
にある。
【0020】請求項9に記載した操作レバ−装置は、さ
らにフレ−ムを有効に利用して中立位置保持機構を取付
けるために、上記請求項8に記載のチェックボ−ルおよ
び上記スプリングを上記スイッチレバ−に設け、上記チ
ェック凹部を上記シフトレバ−を支持するフレ−ムに設
けられ上記第1シフト路と平行に延在するビ−ム部材に
形成したことにある。
【0021】請求項10に記載した操作レバ−装置は、
上記目的に加え、中立位置の保持が確実に行えるととも
に精度の確保が容易に行えるようにするために、請求項
1に記載の中立付勢手段を、上記スイッチレバ−と不動
部材との一方側に設けられたV字状ガイド部と、上記ス
イッチレバ−と上記不動部材との他方側に設けられ、上
記スイッチレバ−の回動に伴いV字状ガイド部上を変位
し上記スイッチレバ−の中立位置で上記V字状ガイド部
の頂部に係合するように上記V字状ガイド部にばね付勢
された転動子とを有して構成したことにある。
【0022】請求項11に記載した操作レバ−装置は、
さらに中立付勢手段を耐久性、信頼性に優れた、フレ−
ムを有効に利用した合理性に富む簡単な構成とするため
に、上記請求項10に記載の転動子を、一端が上記スイ
ッチレバ−に連結された板ばねの他端に回動可能に取付
けたロ−ラから構成し、上記V字状ガイド部を、上記シ
フトレバ−を支持するフレ−ムに設けた、上記第1シフ
ト路と平行に延在するビ−ム部材に形成したことにあ
る。
【0023】請求項12に記載した操作レバ−装置は、
さらに上記検知信号を自動変速機の制御装置に出力する
スイッチの作動を確実にするために、上記請求項10に
記載のスイッチを、上記転動子により操作されるように
配置したことにある。
【0024】請求項13に記載した操作レバ−装置は、
中立位置保持性と操作節度感とを同時に向上させるため
に、上記請求項10に記載の自動変速機の操作レバ−装
置において、上記V字状ガイド部の頂部に、より角度の
急なV字溝を形成したことにある。
【0025】
【作用】請求項1に記載した操作レバ−装置によると、
自動変速操作を行うときは、シフトレバ−を自動変速操
作用の第1シフト路に移す。この操作にしたがって、連
動部材は、同シフトレバ−と係合していく。
【0026】ついで、シフトレバ−を所望とする選択位
置にまで移動させる。これにより、連動部材は、シフト
レバ−に連動して移動し、自動変速機の本体を操作す
る。また手動変速操作を行うときは、第1シフト路に在
るシフトレバ−を接続路を介して、手動変速操作用の第
2シフト路へ移す。
【0027】シフトレバ−は、この接続路を移動する間
において、連動部材との係合が解除され、今度はスイッ
チレバ−と係合していく。ここで、スイッチレバ−は、
中立付勢手段によって、常時、中立に付勢されているか
ら、第2シフト路にシフトレバ−が配置されると、その
ままシフトレバ−は中立位置に保持される。
【0028】ついで、第2シフト路内のシフトレバ−
を、一端側のシフトアップ変速位置あるいは他端側のシ
フトダウン変速位置に向かってレバ−操作する。このと
き、スイッチレバ−はシフトレバ−と係合しているか
ら、シフトレバ−のシフトアップ/ダウン操作に連動し
て変位する。
【0029】このスイッチレバ−の変位がスイッチで検
知される。そして、このスイッチからの検知信号が自動
変速機の制御装置へ出力され、シフトアップ、シフトダ
ウンといった手動変速を達成していく。
【0030】つまり、自動変速操作、手動変速操作は、
機能別に分けた連動部材、中立付勢されたスイッチレバ
−に、シフトレバ−を選択的に係合させるという切換え
によって使い分けられる。
【0031】ここで、スイッチレバ−は、常時、中立位
置に付勢されているから、たとえ自動変速モ−ドに切換
わったときにでも、振動を発生したり、騒音を発生した
りすることはない。
【0032】しかも、シフトレバ−をスイッチレバ−に
係合させ、このスイッチレバ−の変位をスイッチで検知
する構成は、スイッチの作動精度と両レバ−間の係合精
度とを別々に管理することが可能で、スイッチの作動精
度の向上、両レバ−のがたつき抑制の点にも優れる。
【0033】請求項2に記載の操作レバ−装置による
と、シフトレバ−が、連動部材およびスイッチレバ−と
共通の回動軸上に在る揺動軸回りに揺動する構成によ
り、シフトレバ−と、連動部材およびスイッチレバ−と
の間の位置合わせを高い精度で行うことが可能となる。
【0034】これにより、シフトレバ−と、連動部材お
よびスイッチレバ−との間における係脱が円滑に行われ
る。請求項3に記載の操作レバ−装置によると、自動変
速モ−ドあるいは手動変速モ−ドの切換えの際、たとえ
何らかの理由で連動部材またはスイッチレバ−ヘの係合
が不能になっても、シフトレバ−は切換え元との係合が
離脱しないようになる。
【0035】このことは、最少の操作機能が確保され
る。請求項4に記載の操作レバ−装置によると、シフト
レバ−と、連動部材およびスイッチレバ−との間におけ
る係脱は、一方側に在る係合凹部と他方側に在る係合凸
部との係合によりなされるとともに、このとき、係合凹
部あるいは係合凸部の一方側に在る弾性部が相手側の係
合面に弾接して、双方を密接させる。
【0036】つまり、シフトレバ−と、相手側の連動部
材およびスイッチレバ−とは、がたつきなく係合が行わ
れる。これにより、がたつきを原因とした振動、騒音の
発生は抑制される。
【0037】請求項5に記載の操作レバ−装置による
と、スイッチレバ−に、シフトレバ−が第2シフト路に
投入されたことを検知する手動変速モ−ド検知スイッチ
を設けたので、精度の高い検知が可能となる。
【0038】しかも、この手動変速モ−ド検知スイッチ
は、シフトレバ−と一体的に移動するから、手動変速操
作をしても何らの影響も受けることはなく、常に安定し
た検知が可能である。
【0039】請求項6に記載した操作レバ−装置による
と、スイッチレバ−の中立位置を調整を調整するとき
は、中立付勢ユニットの取付位置を、スイッチレバ−の
前面および後面とフレ−ム部材の傾斜壁との間に沿って
ずらせばよく、容易に中立位置の調整が行える。
【0040】請求項7に記載した操作レバ−装置による
と、中立付勢ユニットは、自動変速機の制御装置へ検知
信号を出力するスイッチが中立付勢ユニットに内蔵され
ることにより、組み付けが容易となる。
【0041】請求項8に記載した操作レバ−装置による
と、スイッチレバ−は、スイッチレバ−および不動部材
の一方側に在るチェックボ−ルが他方側に在るチェック
凹部に没入されることによって、常時、中立位置に保持
されている。
【0042】手動変速モ−ド時には、このスイッチレバ
−にシフトレバ−が係合されて、シフトレバ−を中立位
置に保持する。この状態からシフトレバ−をシフトアッ
プ変速位置あるいはシフトダウン変速位置へ操作する
と、チェックボ−ルが押し下げられながらチェック凹部
から離脱する。
【0043】このときに発生する反力がシフトアップあ
るいはシフトダウン操作の節度感として与えられる。こ
れにより、中立位置保持性と操作節度感との双方が同時
に図れる。
【0044】請求項9に記載した操作レバ−装置による
と、このような中立位置保持性と操作節度感との双方を
図るチェックボ−ルおよびスプリングをスイッチレバ−
に設け、チェック凹部をシフトレバ−を支持するフレ−
ムに在る第1シフト路と平行なビ−ム部材に設けると、
フレ−ムを有効利用して中立位置保持機構を据え付けら
れる。
【0045】請求項10に記載した操作レバ−装置によ
ると、スイッチレバ−は、スイッチレバ−および不動部
材の他方側に在る転動子が、一方側に在るV字状ガイド
部の頂部に係合することによって、常時、中立位置に保
持されている。
【0046】手動変速モ−ド時には、このスイッチレバ
−にシフトレバ−が係合されて、シフトレバ−を中立位
置に保持する。この状態からシフトレバ−をシフトアッ
プ変速位置あるいはシフトダウン変速位置へ操作する
と、転動子は押し下げられながらV字状ガイドの頂部か
ら離脱する。
【0047】またシフトアップ/ダウン操作を終え、シ
フトレバ−を操作する力を抜くと、転動子に加わってい
る付勢力により、転動子がV字状ガイド部の頂部に戻
り、再びスイッチレバ−はシフトレバ−の中立位置で保
持される。
【0048】こうしたV字状ガイド部と転動子とを用い
た構成であると、スイッチレバ−の中立位置の保持が確
実であり、しかも中立位置を位置決めるための精度の確
保も容易である。
【0049】請求項11に記載した操作レバ−装置によ
ると、こうしたスイッチレバ−の中立付勢を行う転動子
をスイッチレバ−に板ばねを介して取付けたロ−ラから
構成し、V字状ガイド部を、シフトレバ−を支持するフ
レ−ムに在る第1シフト路と平行なビ−ム部材に設けた
ので、耐久性、信頼性に優れた簡単な構成ですむ。しか
も、フレ−ムを有効利用できるから合理的である。
【0050】請求項12に記載した操作レバ−装置によ
ると、ばね付勢されている転動子で、自動変速機の制御
装置に検知信号を出力するスイッチが操作されることか
ら、同スイッチの作動は確実である。
【0051】請求項13に記載した操作レバ−装置によ
ると、V字状ガイド部の頂部が、より角度の急なV字溝
となっていることにより、一層、高いスイッチレバ−の
中立位置保持性が与えられる。しかも、転動子がV字溝
から離脱するときに発生する反力で、手動変速操作時の
節度感を発生させられる。
【0052】
【実施例】以下、本発明を図1ないし図16に示す第1
の実施例にもとづいて説明する。図1は、本発明を適用
した電子制御式の自動変速機の全体系を示し、1は乗用
車のエンジンル−ム(図示しない)に収容されるエンジ
ン、2は同エンジン1の出力軸(図示しない)にトルク
コンバ−タ3を介して連結された自動変速機の本体であ
る。
【0053】本体2は、ミッションケ−ス3内に例えば
複数の遊星歯車機構(図示しない)、同遊星歯車機構の
要素の回転を規制するクラッチなどの断続機構(図示し
ない)、同断続機構を油の流入・出で制御するコントロ
−ルバルブユニット4などいった機器を収容して構成さ
れる。
【0054】5は自動変速機の操作レバ−装置である。
この操作レバ−装置5は、乗用車の運転席と助手席との
間に配置されている。操作レバ−装置5は、自動変速
と、マニュアル操作式のシフトレバ−の如く手首を前後
方向に回動するといった操作で変速が可能な手動変速と
の2つのモ−ドを有している。
【0055】図2〜図6には、この操作レバ−装置5の
全体構造が示され、残る図7〜図16には各部の構造、
各部の断面ならびに操作時の状態などが示してある。操
作レバ−装置5の構造について説明することにする。な
お、本実施例では、図1中にあるように自動車の車体前
後方向となるX−X方向を前後方向とし、車体幅方向と
なるY−Y方向を左右方向として説明する。
【0056】すなわち、6は、金属製のフレ−ムであ
る。このフレ−ム6は、下部フレ−ム7(フレ−ム部材
に相当)と、これに組合う上部フレ−ム8とを有して枠
形に構成される。
【0057】詳しくは、下部フレ−ム7は、図2〜図4
に示されるように前後部が斜め上方へ折り曲げられた金
属板からなる。そして、金属板の水平方向に延びる中央
を底板部7a(底板部に相当)とし、同底板部7aから
前側上方へ斜めに延びる部分を前板部7b(前傾斜壁に
相当)とし、同じく後側上方へ斜めに延びる部分を後板
部7c(後傾斜壁に相当)としている。これら底板部7
a、前板部7b、後板部7cの板面中央には、内方へ突
き出る台部分が形成されていて、このうち底板部7aあ
る平坦な台部分を主機器据付部9とし、前後板部7b,
7cにある台部分を副機器据付部10としてある。
【0058】また前板部7b、後板部7cの上端部は、
いずれも外側へコ字状に折り曲げられている。前板部7
bの外面には、前方に向かって水平に延びる据付座11
が取着してある。
【0059】また上部フレ−ム8は、前後方向に延びる
ビ−ム部材としての円弧状のプレ−ト部13と円弧状の
ディテントプレ−ト部14とを有している。そして、こ
れらプレ−ト部13とディテントプレ−ト部14とが、
下部フレ−ム7のコ字状部12,12の外側に張り出る
側面にそれぞれ重ねて取着されている。
【0060】これらプレ−ト部13およびディテントプ
レ−ト部14は、下部フレ−ム7の前後端間を跨がるよ
うに並行に配置してある。このうち、右側に配置された
ディテントプレ−ト部14の下面中央には、P(パ−キ
ング)、R(リバ−ス)、N(ニュ−トラル)、D(ド
ライブ)といった自動変速の各ポジションを規定する所
定の溝形状を呈したディテント溝15が前後方向に沿っ
て連続して形成してある(実施例では、N−D間はフリ
−)。
【0061】さらにディテントプレ−ト部14の前後方
向後側の下面には、複数の凹部32が前後方向に沿って
形成されている。具体的には、凹部32は上記ポジショ
ン位置(選択位置)と同間隔で連続するV字状溝32a
で形成してある。
【0062】これらプレ−ト部13とディテントプレ−
ト部14との上端中央間には、図7に示されるように長
方形状をなしたプレ−ト部16が一体に連結されてい
る。この三者のプレ−ト部が連結された構造にて、上部
フレ−ム8の本体部を構成してある。
【0063】プレ−ト部16の板面左側には、上記P
(パ−キング)、R(リバ−ス)、N(ニュ−トラ)、
D(ドライブ)といった各ポジション(複数の選択位
置)を有する、長孔よりなる自動変速操作用のシフト路
17(第1シフト路に相当)が前後方向に延びて設けら
れている。なお、シフト路17とディテントプレ−ト部
14とは平行である。
【0064】また同じく板面の右側には、シフト路17
と平行に手動操作用のシフト路18(第2シフト路に相
当)が設けられている。このシフト路18は、シフト路
17のDポジションとなる選択位置から分かれて前後方
向に均等に延びる長孔を有して構成される。この中間位
置となる部分は、双方のシフト路17,18をつなぐ接
続路18aとなる。そして、シフト路18の前部端をシ
フトアップ変速位置とし、後部端をシフトダウン変速位
置としてある。
【0065】そして、フレ−ム6に自動変速操作、手動
変速操作に必要な機器が据付けてある。すなわち、主機
器据付部9の上面には、矩形枠状に成形された支持ベ−
ス19がボルト止めなどで据付けられている。
【0066】この支持ベ−ス19の左右壁の中央部間に
は、金属製のシャフト20が掛け渡されている。シャフ
ト20は左右方向に沿って配置してある。このシャフト
20の軸部分のうち、右側部分にはケ−ブルレバ−21
(連動部材に相当)が設けられている。またシャフト2
0の中央部分にはシフトレバ−22が設けられている。
【0067】残るシャフト20の左側部分には後述する
スイッチレバ−45が設けられている。つまり、ケ−ブ
ルレバ−21およびスイッチレバ−45はシフトレバ−
22を左右から挟む位置に配置してある。
【0068】ケ−ブルレバ−21の本体部は、合成樹脂
製で、図13(a)に示されるように下端部に左右方向
に沿って開口する支持孔24を有し、上端部にばね据付
座25を有した、略角柱状をなしている。このシフトレ
バ−22に臨む本体部の側面の中段には段部26が形成
されていて、同中段を境として上側の厚み寸法を下側の
厚み寸法より薄くしてある。
【0069】支持孔24は、シャフト20に回動自在に
嵌挿されている。これにより、ケ−ブルレバ−21の全
体を、シャフト20を支点として前後方向に回動自在に
支持してある。
【0070】また上端部はディテント溝15の近くまで
延びている。ケ−ブルレバ−21の背面には、金属板よ
り構成されたレバ−部27の基部が嵌挿されて固定され
ている。このレバ−部27の先端部は、ケ−ブルレバ−
21の背面から前後方向前側に向かって斜め上方へ延び
ている。そして、この先端部には、外側へ突出するピン
28が設けてある。
【0071】このピン28が自動変速機の本体2に機械
的に連結されている。すなわち、自動変速機の本体2か
らは、図1に示されるように同変速機をシフトコントロ
−ルするためのシフトケ−ブル29が延びている。な
お、このシフトケ−ブル29は、内索29aを外索29
bで覆ったケ−ブルから構成してある。
【0072】そして、このシフトケ−ブル29を、ディ
テントプレ−ト部14の前部側に取着した金属製のケ−
ブルブラケット部30で保持させて、内索端をピン28
に連結させている。
【0073】詳しくは、ケ−ブルブラケット部30は、
L字形の外形をなしていて、長手側30aがディテント
プレ−ト部14の形状にならう方向に取着してあり、先
端となる短手側30bが下部フレ−ム7の前板部7bか
ら前方へ延びている。また短手部分には、外索支持用の
溝孔31を形成してある。
【0074】上記シフトケ−ブル29の操作端は、この
短手部分の溝孔31にボルトなどで外索29bを支持さ
せ、内索29aのみをピン28にねじ止め固定させてあ
る。これにより、シフトケ−ブル29を通じて、自動変
速の選択操作に必要な変位を自動変速機の本体2へ出力
できるようにしている。
【0075】またこのケ−ブルブラケット部30の側方
には、前板部7aの外側面から突き出る方向に沿って、
プレ−ト状をなした金属製のロックケ−ブルブラケット
部100が配置されている。
【0076】このロックケ−ブルブラケット部100の
基端部は、前板部7aの幅方向中央に取着されている。
また下端部は、据付座11に形成した台部11aの上面
に取着されている。なお、台部11aは前板部7aの外
側面に取着されて固定してある。
【0077】ロックケ−ブルブラケット部100の上部
は、上部縁から突き出た脚部101を介して、ケ−ブル
ブラケット部30の側面に取着してある。またロックケ
−ブルブラケット部100の先端上部には、ケ−ブルブ
ラケット部30のケ−ブル支持部(溝孔)より低位とな
る位置に、フォ−クエンド形状で形成されたケ−ブル支
持部102が設けてある。
【0078】一方、ケ−ブルレバ−21の上端部には、
帯状の板ばね33の基端がねじ止めにより固定されてい
る。この板ばね33は、先端において上方に向かう付勢
力が発するよう一部が曲成されている。そして、この板
ばね33の先端部が前後方向の後側に在るV字状溝32
aに向かって延びている。
【0079】この板ばね33の先端部には、ロ−ラ34
がディテントプレ−ト部14とは直角な向きで回動自在
に支持してある。この板ばね33で上方へ付勢されるロ
−ラ34がV字状溝32aに係合されている。
【0080】この係合を利用して、手動変速モ−ド時、
ケ−ブルレバ−21が不用意に動かにようにしてある。
一方、シフトレバ−22は、図7に示されるようにシャ
フト20から、ディテントプレ−ト14の側方を通じ
て、シフト路17,18を形成する長孔、さらにはプレ
−ト16を覆うように設けた操作パネル35のゲ−ト3
5aを貫通して、同操作パネル35の上方に延びてい
る。なお、ゲ−ト35aはシフト路17,18と同形状
をなしている。
【0081】図12は、このシフトレバ−22の構造を
示してある。シフトレバ−22の構造を説明すれば、3
6は金属製のシフトレバ−本体である。シフトレバ−本
体36は、シフト路17,18を形成する長孔および操
作パネル35のゲ−ト35aを摺動自在に貫通する筒状
のロッド37と、このロッド37の下端部から二股に分
かれてシャフト20へ延びた二股体38とを有してい
る。ロッド37の先端にはシフトノブ22aが装着して
ある。
【0082】このシフトレバ−本体36のロッド37側
をレバ−上半部39aとし、二股体38をレバ−下半部
39bとしてある。二股体38は、コ字形に屈曲して形
成された板金より構成される。詳しくは、二股体38
は、相互間の空間が、側方、すなわち車体幅方向に開放
する一対の平行な板状部38aを有して構成してある。
なお、板状部38aの離間寸法は、例えばケ−ブルレバ
−21の幅寸法と同等にしている。
【0083】板状部38aの先端部間には、同相互間を
埋めるような短柱形をなした合成樹脂製の枢支部材40
が摺動自在に収容されている。この枢支部材40の下部
には、左右方向に貫通する支持孔41と、この支持孔4
1を直交する前後方向に貫通する小径な支持孔42(支
持孔42の径寸法<支持孔41の径寸法)とが形成して
ある。
【0084】支持孔41はシャフト20に回動自在に嵌
挿される。また支持孔42には、シャフト20に設けた
貫通孔20aを通じて、板状部38a間を貫通したボル
ト43が回動自在に嵌挿されている。そして、このボル
ト43にて、板状部38aおよび枢支部材40の相互を
回転自在に連結している。なお、44はボルト端に螺挿
されるナットを示す。
【0085】この枢支構造によって、シフトレバ−本体
36は、ケ−ブルレバ−21と共通の回動軸線を支点と
して、シフト方向(前後方向)に回動自在に支持してあ
る。と共にセレクト方向(左右方向)である回動軸線上
に在る揺動軸回りに揺動自在に支持してある。
【0086】これにより、シフトレバ−22は、シフト
路17およびシフト路18内、それらシフト路間をつな
ぐ中間の接続路18a内に対して、レバ−操作が自在と
なる。例えばディテント溝15で最後方の位置に規定さ
れたDポジション位置を起点とすると、シフトレバ−2
2は、同位置から前方向、同じくシフト路18に向かう
横方向へ回動操作ができる。
【0087】また枢支部材40の左右方向両側は、ケ−
ブルレバ−21の下部とこのケ−ブルレバ−21とは反
対側に配置されたスイッチレバ−45の下部との間で挟
まれて規制され、これによって枢支部材40の全体をシ
フト方向には回動変位するが、セレクト方向には回動変
位しないようにしてある。
【0088】枢支部材40の上面には、セレクト方向の
回動軸に沿って、V字状の溝部46が形成されている。
この溝部46内には、図12に示されるような溝部46
の深さより高さ寸法が大きく、かつ溝部46の長さ方向
に沿って細長に延びるC字状のスプリング47が収容さ
れている。
【0089】このスプリング47の切欠端は、溝部46
の中央部に設けたスプリング係止台46aの両側に形成
してある孔部(図示しない)に回動自在に係止されてい
る。この係止によって、スプリング47をセレクト方向
の回動軸と平行な面内に配置させている。
【0090】この枢支部材40の直上となる板状部38
a間の地点には、合成樹脂製のガイド部材48がねじ止
め固定されている。このガイド部材48は、シフトレバ
−本体36とは別体で、板状部38a間の空間を埋める
ような短柱状をなした本体部48aを有している。この
本体部48aの下面には、V形の溝部49がセレクト方
向の回動軸に沿って形成されている。
【0091】上記溝部46から突き出たスプリング47
の上側部分47aは、この溝部49内に挿入されて係止
されている。これによって、スプリング47の全体を、
溝部46,49間に介装させている。
【0092】こうした係止構造により、スプリング47
は、シフトレバ−本体36がボルト43の支点としてセ
レクト方向にレバ−操作されると、溝部46の底部分を
中心に傾動変位するようにしてある。なお、スプリング
47の傾動範囲は、V字状の溝部46の挟む角度にて規
制される。
【0093】各溝部46,49は、シフト路17とシフ
ト路18との間のレバ−操作時にスプリング47が圧縮
変形を起こすような位置に配置してある。例えば溝部4
9を、溝部46の位置からケ−ブルレバ−21側にずれ
た地点に配置してある。
【0094】このスプリング47の圧縮変形と同スプリ
ング47が復帰したときの差により、シフト路17、1
8間におけるレバ−操作時において節度感を発生させる
ようにしている。
【0095】一方、ガイド部材48の上面には、同上面
中央から上方へ突き出る筒状のガイド筒60が形成して
ある。このガイド筒60内にはコイルスプリング61が
収容されている。
【0096】このガイド部材48の直上となるロッド端
の直下の二股体38内には、摺動子62が摺動自在に収
容されている。摺動子62は、一対の板状部38a間の
空間を埋めるような略短柱状をなしている。この摺動子
62の板状部38aと対向する両側面には、板状部38
aの内壁面と摺接自在な一対の摺接面63が形成されて
いる。
【0097】また摺動子62の内部には、下面に開口す
る筒状の受口64が形成されている。この受口64に
は、上記コイルスプリング61と共にガイド筒60が摺
動自在に嵌挿され、摺動子62の全体をロッド端とガイ
ド部材48との間で摺動自在に支持させている。
【0098】摺動子62の上端部は、ロッド37内に摺
動自在に挿通された中実軸よりなるロッド65の下端部
が取着されている。このロッド65の上端部には、シフ
トノブ22aに装着された操作ボタン66に連結してあ
り、操作ボタン66を押操作すると、摺動子62が押し
下げられるようにしてある。
【0099】またディテントプレ−ト部14に向く摺動
子62の側面には、金属製のディテントピン67が突設
されている。そして、このディテントピン67が、板状
部38aの開放部分を通じて、ディテントプレ−ト部1
4側へ突き出ている。
【0100】このディテントピン67は、ディテントプ
レ−ト部14のディテント溝15で規定される各ポジシ
ョンと係脱自在となっている。こうした構造により、接
続路18aからシフト路17のDポジション位置へ向か
ってレバ−操作すると、図10に示されるようにディテ
ントピン67がディテント溝15のDポジションと対応
する溝に係合し、反対にDポジション位置から接続路1
8aに向かってレバ−操作をすると、図11に示される
ようにディテントピン67がDポジションと対応する溝
から離脱する。
【0101】むろん、シフト路17内では、レバ−操作
により、ディテントピン67はディテント溝15の規定
された各ポジション位置へ位置決められる。また操作ボ
タン66を押操作すれば、ディテントピン67が係合を
解除する方向へ駆動され、ディテント溝15で規定され
た各ポジション位置の溝から離脱できるようにしてあ
る。
【0102】摺動子62のディテントピン67が突出す
る側とは反対側の側面には、同ディテントピン67より
低い位置にシフトロック用の係合部68が形成されてい
る。この係合部68は、摺動子62の側面に、同摺動子
62の軸心方向とは直角方向に延びる一対の平行なリブ
70を有してなる。そして、このリブ70が板状部38
a間の開放部分から側方へ突き出て、後述するロックカ
ム71の係合ピン88を受ける溝を形成している。
【0103】またシフトレバ−22と、これを挟むケ−
ブルレバ−21およびスイッチレバ−45のうちの一
方、例えばガイド部材48の両側面には係合凸部50
a,50aが設けられている。また同じく他方となる例
えばケ−ブルレバ−21,スイッチレバ−45には、そ
れぞれこの係合凸部50aと係脱する係合凹部50bが
設けられている。
【0104】両側の係合凸部50a,50aは、いずれ
もガイド部材48の厚み方向中央となる側面部分を側方
へ台形板状に突出させてなる嵌挿部51を有している。
また各嵌挿部51の先端部は、図14にも示されるよう
に幅方向両端から前方へ突き出るリブ状の挿入ガイド5
2,52を有している。この挿入ガイド52,52は、
外面に先端に向かうにしたがって厚みが薄くなるような
傾斜面が形成されていて、嵌挿部51を係合凹部50a
に対して挿入しやすくしている。また挿入ガイド52,
52の一部には、挿入ガイド52および嵌挿部51の一
部を切欠いてなる弾性変位可能な弾性壁53(弾性部に
相当)が形成してある。この弾性壁53の先端部は、挿
入ガイド52の傾斜面と同様な傾斜面をもつ斜面部53
aを有している。そして、この斜面部53aの斜面は、
挿入ガイド52の斜面から外側に突き出た位置に配置さ
れ、張り出た部分を図14に示されるように相手の係合
面に対して弾接させるようにしてある。むろん、弾性壁
53は、係合凸部50a側でなく、係合凹部50b側に
形成してもよい。
【0105】ケ−ブルレバ−21の係合凹部50bは、
図7および図14に示されるように上記係合凸部50と
対応してケ−ブルレバ−21の下部前面に設けた係合口
54から構成される。この係合口54は、嵌挿部51と
外形に対応した上下方向に延びる細長の開口部から形成
してある。
【0106】これにより、シフトレバ−22がシフト路
17に在るときには、嵌挿部51の全体は係合口54に
嵌挿されるようにしてある。したがって、シフトレバ−
22がシフト路17に在るときには、ガイド部材48を
介して、シフトレバ−22とケ−ブルレバ−21との相
互が係合されるようになっている。
【0107】この係合により、シフトレバ−22がシフ
ト路17内にあるとき、すなわち自動変速操作時は、ケ
−ブルレバ−21はシフトレバ−22のレバ−操作に連
動してシフト方向に操作されるようになっている。
【0108】スイッチレバ−45は、図7および図13
(b)に示されるように上方に開く扇形に形成されたブ
ロックよりなる本体部75を有する。この本体部75の
下部には、扇形の軸心に沿って延びる回動支持部76が
形成されている。この回動支持部76に形成された支持
孔76aは、シフトレバ−22を挟んでケ−ブルレバ−
21とは反対側のシャフト部分に回動自在に嵌挿され、
本体部75の全体をシフトレバ−22およびケ−ブルレ
バ−21と共通なシャフト20を中心として、シフト方
向に回動自在に支持させている。
【0109】この支持によって、スイッチレバ−45
を、傾斜した両側面(前面、後面に相当)が下部フレ−
ム7の前板部7bおよび後板部7cと向き合うように配
置させてある。
【0110】またこの支持を利用して、ケ−ブルレバ−
21とスイッチレバ−45とを枢支部材40の両側に挟
み付けるように配置させている。本体部75のシフトレ
バ−側に向く前面75aは、シフト路17にレバ−操作
されるシフトレバ−22と干渉しない範囲で傾斜してい
る。
【0111】また本体部75の両側面とこれと対向する
下部フレ−ム7の前板部7b,後板部7cとの間には、
同スイッチレバ−45を中立状態に付勢する中立付勢手
段としての一対の中立付勢ユニット79が配置されてい
る。
【0112】中立付勢ユニット79は、前板部7b,後
板部7cに据付けたケ−シング80と、このケ−シング
80に設けられたスイッチレバ−45の側面に向かって
進退自在なピン81と、ケ−シング80に内蔵されてピ
ン81を突出方向へ付勢するスプリング82を有してい
る。そして、この付勢されるスプリング82により、ス
イッチレバ−45の両側から弾性力で均等に挟み付け
て、スイッチレバ−45を中立位置で保持させている。
むろん、中立付勢ユニット79をスイッチレバ−45側
に設けた場合でも、同様にスイッチレバ−45を中立位
置で保持させられる。
【0113】こうして保持された本体部75の扇形側面
の角度θ1 と、傾斜した前板部7b,後板部7cの角度
θ2 とは、互いに異なっている。前部側に配置してある
ケ−シング80には、ピン81の進退変位にしたがって
オンオフするシフトアップ検知用スイッチ83が内蔵さ
れている。また後部側に配置してあるケ−シング80に
は、ピン81の進退変位にしたがってオンオフするシフ
トダウン検知用スイッチ84が内蔵されている。これに
より、シフトレバ−22がシフト路18に沿って前方あ
るいは後方へ揺動すると、各スイッチ83,84のオン
オフにより、シフトレバ−22のシフトアップ/ダウン
操作に対応する揺動変位が検知され、同シフトアップ/
ダウン操作に基づく変速操作を達成するに必要な検知信
号を出力するようにしてある。
【0114】また各ケ−シング80は、前板部7b,後
板部7bにならって、本体部75の扇形側面沿いに位置
調整可能に取り付けてあり、上記角度θ1 、角度θ2
相違を利用して、取付位置を調整してある。
【0115】具体的には、図15に示されるようにケ−
シング80の取付座80aが配置される前板部7b,後
板部7bの各板面部分には、上下方向に延びる長孔80
bが設けられている。
【0116】各ケ−シング80は、長孔80b、取付座
80aに設けた通孔80cにボルト80dを挿通して、
ナット80eと締結することにより固定してある。これ
により、長孔80bの長さの範囲で、それぞれ中立付勢
ユニット79の取付位置をずらせるようにしてある。
【0117】また本体部75の後傾した前面75aの中
央には、スイッチレバ−45側へ突き出るガイド部材4
8の係合凸部50aを挿脱可能に嵌挿する上記係合凹部
50bが設けられている。
【0118】係合凹部50bは、係合凸部50aと対応
する前面75aの上段部分に、同嵌挿部51の外形に対
応した細長形状をなす係合口77を形成して構成され
る。これにより、シフトレバ−22がシフト路17から
シフト路18へ操作されるにしたがって、スイッチレバ
−45側に張り出す嵌挿部51が係合口77の開口に嵌
挿されるようにしてある。
【0119】つまり、シフトレバ−22がシフト路18
に在るときには、ガイド部材48を介して、シフトレバ
−22とスイッチレバ−45との相互を係合するように
してある。
【0120】この係合により、シフトレバ−22がシフ
ト路18内にあるときには、すなわち手動変速操作時に
は、中立状態のスイッチレバ−45は、シフトレバ−2
2のレバ−操作に連動して、シフトアップあるいはシフ
トダウンといったシフト方向へ操作される。
【0121】そして、上記した係合凸部50aと係合凹
部50bとで得られるシフトレバ−22と、ケ−ブルレ
バ−21およびスイッチレバ−45との係合により、シ
フトレバ−22のセレクト方向のレバ−操作で、自動変
速モ−ドあるいは手動変速モ−ドを選択できるようにし
てある。
【0122】また係合凸部50aと係合凹部50bとで
得られるシフトレバ−22と、ケ−ブルレバ−21およ
びスイッチレバ−45との係合は、シフトレバ−22が
接続路18a内に位置するときは、シフトレバ−22
と、ケ−ブルレバ−21およびスイッチレバ−45の少
なくとも一方とは係合されたままとなるように設定して
あり、シフトレバ−22がフリ−な状態にならないよう
にしてある。
【0123】係合口77は本体部75の内部を通じて後
面75bに開口している。この係合口77の前面75a
に開口する出入口には、図14にも示されるようにスイ
ッチレバ−22の後面75bに据付けた手動変速モ−ド
検知スイッチ78のア−マチュア78aが、係合口77
の貫通部分を通じて配置してある。
【0124】これにより、シフトレバ−22がシフト路
18に投入されると、ア−マチュア78aが嵌挿部51
との当接により変位して手動変速モ−ド検知スイッチ7
8をオンオフさせ、シフトレバ−22がシフト路18に
投入されたことを検知できるようにしてある。
【0125】手動変速モ−ド検知スイッチ78、シフト
アップ検知用スイッチ83、シフトダウン検知用スイッ
チ84は、コントロ−ルバルブユニット4に接続してあ
るT/M制御装置85に接続されている。
【0126】T/M制御装置85は、例えばマイクロコ
ンピュ−タより構成されている。このT/M制御装置8
5には、自動変速モ−ドの他に手動変速モ−ドが設定し
てある。またT/M制御装置85には、手動変速モ−ド
検知スイッチ78からの検知信号で手動変速モ−ドに切
換える機能、シフトアップ検知用スイッチ83からの検
知信号で同手動変速モ−ドに基づき自動変速機の変速段
をシフトアップ側に操作する機能、シフトダウン検知用
スイッチ84からの検知信号で同手動変速モ−ドに基づ
き自動変速機の変速段をシフトダウン側に操作する機能
などが設定されていて、シフト路18内でのシフトレバ
−22のシフトアップ/ダウン操作に連動して、所望と
する変速が行われるようにしてある。
【0127】一方、プレ−ト部13の内面におけるPポ
ジション位置より前方となる地点には、図4に示される
ようにシフトロック装置を構成するシフトロック用のロ
ックカム86が設けられている。
【0128】このロックカム86は、プレ−ト状をな
し、中央部にボス部87が突き出ている。このボス部8
7がプレ−ト部13の内面に回動自在に枢支してある。
またロックカム86は、このボス部87を挟んで後部と
なるシフトレバ−22側に係合ピン88を有し、前部と
なる反対側にシフトロックピン係脱用の円弧形の係止部
89を有し、さらにボス部87の上部にキ−インタロッ
ク用の接続ピン90を有している。
【0129】ボス部87の前板部側には、上下方向に延
びるL字形の板ばねで構成されたストッパ−スプリング
91が配置されている。このストッパ−スプリング91
の長手端となる基端部は、プレ−ト部13の内面に取着
され、短手側となる先端部は、ボス部87の外周面に形
成した溝87aに挿脱可能に挿入され、アンロック時の
ロックカム86の動きを規制している。
【0130】そして、この規制によって、係合ピン88
を、Pポジションに対応した地点に保持させている。こ
れにより、Pポジションにシフトレバ−22が配置され
るに伴い、シフトレバ−22の係合部68に係合ピン8
8が挿入されるようにしてある。
【0131】またロックカム86の周りには、ストッパ
−スプリング91を操作するリリ−スレバ−92が配設
されている。リリ−スレバ−92は、例えばボス部87
と共に回動可能にプレ−ト部13に支持された枢支部9
3と、ストッパ−スプリング91の長手側部分を摺動自
在に係合した係合部94と、これら枢支部93と係合部
94とをつなぐレバ−部分95を有して、正面から見た
ときに略逆L字状に形成してある。
【0132】レバ−部分95には、Pポジションに操作
されてくるシフトレバ−22の側部を受ける当接片96
が形成されていて、Pポジションにシフトレバ−22が
配置されるに伴い当接片96が押されると、それに連動
してレバ−部分95が回動変位し、ストッパ−スプリン
グ91の長手側を溝87aとの係合が解除する方向に押
圧するようにしてある。つまり、ロックカム86aのロ
ックは、Pポジションにシフトレバ−22を配置すると
解除されるようになっている。
【0133】そして、その後の操作ボタン66の復帰に
より、ロックカム86は上側へ回動変位して、シフトロ
ックの体制が形成されるようにしてある。またこの回動
変位したロックカム86aは、ロックケ−ブルブラケッ
ト部100の側面に設けたシフトロックピン105によ
って、ブレ−キペダル103を踏み込まない限り、ロッ
ク状態が解除されないようにしてある(シフトロッ
ク)。
【0134】詳しくは、シフトロックピン105は、係
止部94の上端部と係止する位置、同係止が解除する位
置との間で進退自在に設けてある。またリ−タンスプリ
ング105aの弾性力によってロックカム86側へ付勢
してある。この付勢によって、Pポジションにシフトレ
バ−22が在るときは、リタ−ンスプリング105aの
弾性力にてシフトロックピン105を係止位置にまで突
出させて、係止部94の上端部との係止から、ロックカ
ム86が回動しないように規制している。またシフトロ
ックピン105は、シフトケ−ブル104を介して、ブ
レ−キペダル装置103に接続されていて、同ブレ−キ
ペダル装置103のブレ−キペダル103aを踏み込ま
ないと、係止解除位置に移動しないようにしてある。な
お、シフトロックピン105はシフトレバ−22がPポ
ジション以外のポジションのときには、ロックされるロ
ックカム86の係止部94の円弧面に配置される。
【0135】また接続ピン90には、外索がケ−ブル支
持部102で支持される、イグニションキ−装置106
から延びるキ−インタロックケ−ブル107が接続され
る。そして、イグニションキ−装置106に内蔵されて
いるケ−ブル規制機構106aによって、イグニション
キ−装置106に差し込まれるイグニションキ−106
bがLOCK位置又は抜いてあるときは、キ−インタロ
ックケ−ブル107の内索の動きをロックして、ロック
カム86aの動きを規制し、イグニションキ−106b
がLOCK位置以外のときは、キ−インタロックケ−ブ
ル107の内索のロックを解除して、同ロックカム86
aの規制を解除するようにしてある。これによって、イ
グニションキ−106bを所定に操作しないと、Pポジ
ションからシフトレバ−22を操作できないようにして
いる(キ−インタロック)。
【0136】つぎに、作用について説明する。始めにシ
フトレバ−22がPポジションに在る状態から説明す
る。このPポジションでは、シフトレバ−22は、ロッ
クカム86の動きがキ−インタロックケ−ブル107の
ロック、さらにはシフトロックピン105のロックによ
り規制されて、シフト方向へレバ−操作が行えない状態
となっている。
【0137】この状態から、車内に乗り込んだドライバ
−が、エンジン1を始動すべく、イグニションキ−10
6bをイグニションキ−装置106へ差し込み、LOC
K位置、ACC〜START位置へと操作する。これに
より、エンジン1は始動する。
【0138】このイグニションキ−の操作に伴い、ケ−
ブル規制機構106aで行われていたキ−インタロック
ケ−ブル107の内索の規制は解除される。つまり、キ
−インタロックは解除される。
【0139】その後、ドライバ−は、変速操作を行うべ
く、ブレ−キペダル103aを踏み込み、自動車に制動
を与える。このブレ−キペダル103aの踏込操作によ
り、シフトロックは解除される。
【0140】すなわち、ロックカム86の係止部上端へ
向かって突出していたシフトロックピン105が、ブレ
−キペダル103aの踏込動作にしたがい退避され、係
止部89との係止を解除する。
【0141】これにより、ロックカム86は自在に回動
変位できる状態となる。ついで、自動車を自動変速モ−
ドで走行させるべく、選択位置の中からDポジションを
選び、シフトレバ−22をPポジションからDポジショ
ンへ切換える。
【0142】この選択位置切換操作には、まず、シフト
ノブ22aをボタン操作する(操作ボタン66を押し込
む)。この操作により、摺動子62は下降方向へ駆動さ
れ、ロックカム86を、シフトレバ−22の係合部68
との係合が解除される方向へ回動変位させる。
【0143】これにより、係合部68と係合している係
合ピン88は、係合部68と入出自在となる(待機位
置)。またディテントピン67は、摺動子62の下降変
位にしたがって、ディテント溝15で規定されたPポジ
ションの解除位置にまで駆動される。これにより、ディ
テントピン67は、Pポジションを規制していたディテ
ント溝15の溝から離脱する。
【0144】これにより、Pポジションのシフトノブ2
2は、シフト方向へ操作可能となる。ついで、このシフ
トレバ−22を回動操作して、シフト路17内のDポジ
ションへ回動操作する。
【0145】このとき、シフトレバ−22が当接片96
から離れる。これにより、リリ−スレバ−92は元の状
態に戻り、ストッパ−スプリング91の先端部を枢支部
93に在る溝87aに係合させていく。
【0146】この係合によって、ロックカム86は、係
合ピン88と挿脱できる待機状態のままでロックされ
る。ここで、シフトレバ−22とケ−ブルレバ−21と
の相互は、係合凸部50aと係合凹部50bとを介して
接続されているから、上記シフトレバ−22の回動操作
に連動して、ケ−ブルレバ−21は回動変位していく。
なお、このケ−ブルレバ−21の回動変位はシフトレバ
−22と共通なシャフト20を支点として行われる。
【0147】そして、シフトポジションが変わる都度、
ロ−ラ34の係合する溝が順に変わる。ドライバ−は、
このときのロ−ラ34が凹部間の山を乗り越えるときの
手応えが節度感として感じる。
【0148】そして、シフトレバ−22がDポジション
に配置され、Dポジションを規定するディテント溝15
の溝にディテントピン67が係止されると、Dポジショ
ンへの切換えが終える。
【0149】このときのシフトレバ−22の変位は、シ
フトケ−ブル29を通じて、自動変速機の本体2へ出力
されるから、本体2は自動変速モ−ドのDレンジに切換
わる。
【0150】そして、ドライバ−は、ブレ−キペダル1
03aを戻して、アクセルペダル(図示しない)を踏め
ば、設定された自動変速モ−ドにもとづき、自動変速機
は、アクセルペダルの開度、走行速度などといった各種
情報にしたがって制御される。
【0151】これにより、自動変速モ−ドによる走行が
なされる。またDポジションで走行中、マニュアル操作
に切換えるとする。このときには、シフトレバ−22を
シフト路17のDポジションから、接続路18aを経
て、シフト路18へ向かって操作する。
【0152】すると、シフトレバ−22のシフトレバ−
本体36は、ボルト43を支点として、先のシフト方向
とは直交するセレクト方向へ回動変位される。すなわ
ち、枢支部材40を除く、シフトレバ−全体はシフト路
18へ回動変位される。
【0153】そして、このシフトレバ−22がシフト路
17とシフト路18との間を移動する際、ドライバ−に
は節度感が与えられる。すなわち、シフトレバ−22
は、枢支部材40を残して、ボルト43を中心にシフト
路18へ回動変位する。
【0154】ここで、枢支部材40の上面にはV字状の
溝部46が在り、枢支部材40の直上となるガイド部材
48の下面には溝部46からシフト路17寄りにずれて
溝部49が在り、これら溝部46,49間にはC字状の
スプリング47が介装されている。
【0155】これにより、スプリング47は、シフトレ
バ−本体36がシフト路17に在るときには延び、シフ
ト路17,18間では溝部46の底部を中心に傾動変位
しながら圧縮変形し、シフト路18では延びる。
【0156】ドライバ−は、このときシフト路17,1
8間でのスプリング47の圧縮変形と、シフト路17お
よびシフト路18における復帰したときのスプリング4
7との差で発生する手応えを節度感として感じる。
【0157】このとき、ディテントピン67は、コイル
スプリング61にて上下方向に変位可能となっているか
ら、シフトレバ−22の回動変位に伴い下方向に変位し
て、Dポジションを規定している溝から離脱していく。
【0158】またこのシフトレバ−22のセレクト操作
にしたがい、シフトレバ−22の右側に在る係合凸部5
0aは、Dポジションに在るケ−ブルレバ−21の係合
凹部50bから離脱する。
【0159】このとき、係合が解除されたケ−ブルレバ
−21は、ロ−ラ34とV字状溝32aとの係合によっ
て、解除されたときのままの位置、すなわちDポジショ
ンの位置に保持される。
【0160】そして、シフトレバ−22の左側に在る係
合凸部50aが、中立状態に在るスイッチレバ−45の
係合凹部50bに嵌挿される。これにより、シフトレバ
−22とスイッチレバ−45との相互は係合され、スイ
ッチレバ−45はシフトレバ−22の移動に連動して回
動自在となる。なお、このスイッチレバ−45の回動変
位はシフトレバ−22と共通なシャフト20を支点とし
て行われる。
【0161】そして、シフトレバ−22がシフト路18
に投入されると、係合凹部50の出入口に在るア−マチ
ュア78aは押圧され、手動変速モ−ド検知スイッチ7
8をオンオフ操作する。
【0162】T/M制御装置85は、この手動変速モ−
ド検知スイッチ78からの検知信号を受けて、自動変速
モ−ドから手動変速モ−ドに切換える。シフト路18内
へのレバ−操作を終えると、シフトレバ−22は、スイ
ッチレバ−45を保持している一対の中立付勢ユニット
79の付勢力によって、中立位置に保持される。
【0163】ついで、ドライバ−は、手首の操作で、シ
フトアップ操作であれば、シフトレバ−22をシフト路
18の前端に在るシフトアップ変速位置へレバ−操作す
る。またシフトダウン操作であれば、シフト路18の後
端に在るシフトダウン変速位置へレバ−操作する。
【0164】ここで、スイッチレバ−45は、シフトレ
バ−22に接続されているから、シフトアップのレバ−
操作が行われると、シフトアップ側へ回動変位して、シ
フトアップ検知用スイッチ83をオンオフさせる。また
シフトダウンのレバ−操作が行われると、シフトダウン
側へ回動変位して、シフトダウン検知用スイッチ84を
オンオフさせる。
【0165】T/M制御装置85は、シフトアップ検知
用スイッチ83からの検知信号を受けると、手動変速モ
−ドに基づき、自動変速機の変速段をシフトアップ側に
操作する。またシフトダウン検知用スイッチ84からの
検知信号を受けると、手動変速モ−ドに基づき、自動変
速機の変速段をシフトダウン側に操作する。
【0166】このように、自動変速操作、手動変速操作
は、機能別に分けたケ−ブルレバ−21、中立付勢され
たスイッチレバ−45に、シフトレバ−22を選択的に
係合させるという切換えによって使い分けられる。
【0167】ここで、スイッチレバ−45は、常時、中
立位置に付勢されているから、手動変速モ−ド時はもち
ろん、自動変速モ−ドに切換わっても、外力を受けて振
動を発生したり、騒音を発生したりすることはない。
【0168】しかも、シフトレバ−22をスイッチレバ
−45に係合させ、このスイッチレバ−45の変位をシ
フトアップ検知用スイッチ83,シフトダウン検知用ス
イッチ84で検知する構造なので、各スイッチ83,8
4の作動精度と両レバ−22,45間の係合精度とを別
々に管理でき、各スイッチ83,84の作動精度の向上
と、両レバ−83,84間での振動、騒音の発生やがた
つきの抑制とを同時、かつ容易に図ることができる。
【0169】またシフトレバ−22を、ケ−ブルレバ−
21およびスイッチレバ−45と共通の回動軸上に在る
揺動軸回りに揺動させる構造としたことにより、シフト
レバ−22と、ケ−ブルレバ−21およびスイッチレバ
−45との間の位置合わせの精度が高くなり、シフトレ
バ−22と、ケ−ブルレバ−21およびスイッチレバ−
45との間における係脱を円滑に行うことができる。
【0170】またシフトレバ−22が接続路18aに位
置する際、シフトレバ−22に対してケ−ブルレバ−2
1およびスイッチレバ−45の少なくとも一方に係合さ
せる構成としたことにより、自動変速モ−ドあるいは手
動変速モ−ドの切換えの際、たとえ何らかの理由でケ−
ブルレバ−21またはスイッチレバ−45ヘの係合が不
能になったとしても、シフトレバ−22は切換え元とは
離脱せずにすみ、係合が不能になることによる機能低下
を未然に抑制することができる。
【0171】またシフトレバ−22と、ケ−ブルレバ−
21およびスイッチレバ−45とを係合させる構造とし
て、係合凸部50aと係合凹部50bとにより両者を係
合させ、一方に在る弾性壁53を相手側の係合面に弾接
させる構造を採用したので、常にシフトレバ−22と相
手側のケ−ブルレバ−21およびスイッチレバ−45と
は、がたつきなく密接されながら係合される。
【0172】これにより、係合凸部50a,係合凹部5
0b間のがたつきを原因とした振動、騒音の発生を抑制
できる。またスイッチレバ−45に、シフトレバ−22
がシフト路18に投入されたことを検知する手動変速モ
−ド検知スイッチ78を設けたので、精度の高い検知が
できる。
【0173】しかも、この手動変速モ−ド検知スイッチ
78は、シフトレバ−22をシフト路18のシフトアッ
プ変速位置あるいはシフトダウン変速位置に操作する
と、同シフトレバ−22と一体的に移動するから、何ら
の影響も受けることはなく、常に誤作動のない安定した
検知ができる。
【0174】また下部フレ−ム7に在る前板部7bおよ
び後板部7cとスイッチレバ−45の両側面とを、角度
を相違させて互いに対向させ、これら間に一対の中立付
勢ユニット79を位置調整可能に取付けたので、スイッ
チレバ−45の位置調整を調整するときは、一対の中立
付勢ユニット79の取付位置を、例えば図16に示され
るようにスイッチレバ−45の側面と前板部7bおよび
後板部7cとの間に沿ってずらせば、容易にスイッチレ
バ−45の中立位置を調整することができる。
【0175】すなわち、図16の白抜きの矢印に示され
るように前側の中立付勢ユニット79の取付位置を下
側、後側の中立付勢ユニット79の取付位置を上側にず
らすだけで、スイッチレバ−45の中立位置を後側へ調
整することができる。
【0176】また反対に黒の矢印に示されるように前側
の中立付勢ユニット79の取付位置を上側、後側の中立
付勢ユニット79の取付位置を下側にずらすだけで、ス
イッチレバ−45の中立位置を前側へ調整することがで
きる。
【0177】またこの中立付勢ユニット79に、シフト
アップ検知用スイッチ83,シフトダウン検知用スイッ
チ84に内蔵させた構造の採用は、更にユニット化が進
むから、その分、機器の組み付けが容易となる。
【0178】図17ないし図19図は、本発明の第2の
実施例を示す。本実施例は、更に中立位置保持機構11
0を設けて、スイッチレバ−45の中立位置を保持する
ようにしたものである。
【0179】図17および図18は中立位置保持機構1
10でスイッチレバ−45が中立位置に保持されている
状態を示し、図19はシフトレバ−22をシフトアップ
変速位置へ操作したときの状態を示してある。
【0180】これら各図に図示されている構造について
説明すれば、スイッチレバ−45は、同スイッチレバ−
45を枢支するシャフト20に卷装してある、リタ−ン
スプリングとしてのトグルばね111によって、中立位
置に付勢させてある。またスイッチレバ−45の両側方
には、支持ベ−ス19の両側部分に突設された一対の支
持板112が配置されている。これら支持板112に
は、シフトレバ−22のシフトアップ/ダウン操作に対
応するスイッチレバ−45の変位でオンオフするシフト
アップ検知用スイッチ83、シフトダウン検知用スイッ
チ84が設けられ、第1の実施例と同様、シフトアップ
あるいはシフトダウンの検知信号をT/M制御装置85
へ出力できるようにしてある。
【0181】不動部材となる下部フレ−ム7(シフトレ
バ−を支持するフレ−ム)のプレ−ト部13(ビ−ム部
材に相当)の下端部は、スイッチレバ−45の直上位置
にまで下方へ延びている。このプレ−ト部13のスイッ
チレバ−45と向き合う下端面は、スイッチレバ−45
の移動軌跡にならう円弧状に形成してある。
【0182】中立位置保持機構110は、これらスイッ
チレバ−45およびプレ−ト部13の一方側、例えばプ
レ−ト部13側にばね付勢されるチェックボ−ル113
を設け、他方側となるスイッチレバ−45にチェックボ
−ル113を没入させる、例えばV溝で形成されたチェ
ック凹部114を設けて構成してある。
【0183】すなわち、スイッチレバ−45には、ばね
室115が設けてある。ばね室115は、スイッチレバ
−45の内部に同スイッチレバ−45の回動軸線と交わ
る延長線に沿って筒状空間を形成し、この筒状空間を上
記プレ−ト部13の下端面に臨むスイッチレバ−45の
上面部分で開口させてなる。このばね室115には、圧
縮コイルばね116が収容される。
【0184】そして、この圧縮コイルばね端とプレ−ト
部13の下端面との間にチェックボ−ル113が介装さ
れ、同チェックボ−ル113を進退自在に支持させてい
る。スイッチレバ−45が中立位置に在るとき、チェッ
クボ−ル113と対応するプレ−ト部13の下端面部分
には、チェック凹部114が設けられている。そして、
同中立位置においてチェックボ−ル113をチェック凹
部114に没入させている。
【0185】なお、要部となる以外のレバ−操作装置の
構成は、上記した第1の実施例と同じなので、同じ部分
には同一符号を付して、その説明を省略した。こうした
構成によると、自動変速操作を行うときは、第1の実施
例と同じく、シフト路17内のPポジションに在るシフ
トレバ−22を、シフトノブ22aのボタン操作で、所
望とする選択位置、例えばDポジションへ移動させれば
よい。
【0186】また手動変速操作を行うときは、Dポジシ
ョンに在るシフトレバ−22を接続路18aを通じ、手
動変速操作用のシフト路18へ投入して、手動変速モ−
ドに切換える。
【0187】これにより、シフトレバ−22は、ケ−ブ
ルレバ−21から離脱し、スイッチレバ−45と係合し
ていく。このとき、スイッチレバ−45は、図17およ
び図18に示されるようにばね付勢されるチェックボ−
ル113がチェック凹部114に没入されることによっ
て、動くことがないように常時、中立位置に保持されて
いる。つまり、高い中立位置保持性がもたらせられてい
る。
【0188】シフトレバ−22は、このスイッチレバ−
45との係合にしたがって中立位置に保持されていく。
そして、シフトアップ操作あるいはシフトダウン操作を
するべく、このシフトレバ−22を、中立位置からシフ
ト路18のシフトアップ変速位置あるいはシフトダウン
変速位置へ、トグルばね111の弾性力に抗して、回動
操作すれば、所望とする変速段のシフトアップ、シフト
ダウンがなされる。
【0189】このとき、図19に示されるように圧縮コ
イルばね116で付勢されているチェックボ−ル113
は、チェック凹部114の斜面によって押し下げられな
がら、同チェック凹部114から離脱する。
【0190】そして、このときに発生する反力が、シフ
トアップあるいはシフトダウン操作の節度感として、ド
ライバ−に与えられる。なお、シフトアップ/ダウン操
作後、シフトレバ−22を操作する力を抜けば、トグル
ばね111に蓄積された弾性力で、スイッチレバ−45
は元の中立位置に戻る。
【0191】このように、ばね付勢されるチェックボ−
ル113とチェック凹部114とを有してなる中立位置
付勢保持機構110を設けると、中立位置保持性の向上
が図れると同時に操作節度感の向上も図ることができ
る。
【0192】しかも、チェックボ−ル113およびトグ
ルばね111をスイッチレバ−45に設け、チェック凹
部114を上部フレ−ム8に在るシフト路17と平行な
プレ−ト部13に設ける構造を採用すると、フレ−ム6
を有効に利用して中立位置保持機構110を据え付ける
ことができる。
【0193】図20ないし図23図は、本発明の第3の
実施例を示す。本実施例は、中立付勢ユニット79でな
く、V字状ガイド部120とこのV字状ガイド部120
の頂部に係合可能なロ−ラ121(転動子に相当)とを
組み合わせた中立機構122を採用したものである。
【0194】図20および図21は中立機構122でス
イッチレバ−45が中立位置に保持されている状態を示
し、図23はシフトレバ−22をシフトアップ変速位置
へ操作したときの状態を示してある。
【0195】これら各図に図示されている構造について
説明すれば、スイッチレバ−45は、正面から見たとき
の外形(図20に図示してある外形)を逆直角三角形状
にした本体部45aを用いてある。この本体部45aに
は第1の実施例と同じ取付構造で手動変速モ−ド検知ス
イッチ78が据え付けてある。
【0196】中立機構122は、これらスイッチレバ−
45およびプレ−ト部13の一方側、例えばV字状ガイ
ド部120を設け、他方側となるスイッチレバ−45に
ロ−ラ121を設けて構成してある。
【0197】具体的には、本体部45aの上面後部寄り
の部位は、プレ−ト部13を挟む外側部分に、図20お
よび図21に示されるように柱状の支持座123が突設
してある。この支持座123の上端部は、プレ−ト部1
3の側面と隣接する位置にまで延びている。
【0198】この支持座123の上端部には、板ばね1
24の一端がねじ止めしてある。また板ばね124の他
端は、前方、例えばスイッチレバ−45の回動軸、手動
変速モ−ド検知スイッチ78を通る延長線上にまで延び
ている。この板ばね124の他端には、プレ−ト部13
の下端面にプレ−ト部13とは直交する向きで配置した
ロ−ラ121が回転自在に枢支されている。そして、板
ばね124の弾性力によって、このロ−ラ121をプレ
−ト部13へ付勢してある。
【0199】プレ−ト部13の下端面には、V字状ガイ
ド部120が形成してあり、ロ−ラ121を受けてい
る。V字状ガイド部120は、スイッチレバ−45の中
立位置となるプレ−ト部13の中央部分にロ−ラ121
と係合可能な頂部125を有し、両側に頂部121から
なだらかに下向きに向かう傾斜部126を有している。
【0200】頂部125は、傾斜部126の角度より急
な角度のV字溝127で形成してある。そして、このV
字溝127とロ−ラ121との係合により、スイッチレ
バ−45を中立位置で保持させるようにしてある。
【0201】また両側の傾斜部126の角度は、このV
字溝127を起点として、半径rで規定されるロ−ラ1
21の移動軌跡より下側となるような傾斜角に設定して
あり、図23に示されるようにロ−ラ121が傾斜部1
26に進むにしたがい、スイッチレバ−45を中立位置
に戻す方向の反力を発生させるようにしてある。なお、
図20中、δは半径rで規定されるロ−ラ121の移動
軌跡と傾斜部126との最大差を示してある。
【0202】またV字溝27を挟むプレ−ト部13の両
側面には、図22にも示されるようにシフトアップ検知
用スイッチ83、シフトダウン検知用スイッチ84が据
え付けてある。各スイッチ83,84は、ア−マチュア
83a,84aが傾斜部126から下側に突き出るよう
に斜めに据付られていて、V字溝127から離脱するロ
−ラ121にてオンオフされるようにしてある。
【0203】なお、要部となる以外のレバ−操作装置の
構成は、上記した第1の実施例と同じなので、同じ部分
には同一符号を付して、その説明を省略した。こうした
構成によると、自動変速操作を行うときは、第1の実施
例と同じく、シフト路17内のPポジションに在るシフ
トレバ−22を、シフトノブ22aのボタン操作で、所
望とする選択位置、例えばDポジションへ移動させれば
よい。
【0204】また手動変速操作を行うときは、Dポジシ
ョンに在るシフトレバ−22を接続路18aを通じ、手
動変速操作用のシフト路18へ投入して、手動変速モ−
ドに切換える。
【0205】これにより、シフトレバ−22は、ケ−ブ
ルレバ−21から離脱し、スイッチレバ−45と係合し
ていく。このとき、スイッチレバ−45は、図20およ
び図21に示されるようにばね付勢されるロ−ラ121
がV字溝127に係合されることによって、動くことが
ないように常時、中立位置に保持されている。
【0206】シフトレバ−22はスイッチレバ−45と
の係合にしたがって中立位置に保持される。そして、シ
フトアップ操作あるいはシフトダウン操作をするべく、
このシフトレバ−22を、中立位置からシフト路18の
シフトアップ変速位置あるいはシフトダウン変速位置
へ、回動操作すれば、所望とする変速段のシフトアッ
プ、シフトダウンがなされる。
【0207】このとき、板ばね124で付勢されている
ロ−ラ121は、V字溝127の斜面によって押し下げ
られながら、同V字溝127から離脱して、傾斜部12
6に至る。
【0208】このV字溝127を離脱するときに発生す
る反力が、シフトアップあるいはシフトダウン操作の節
度感として、ドライバ−に与えられる。そして、ロ−ラ
121が傾斜部126を転動するにしたがい、シフトア
ップ検知用スイッチ83あるいはシフトダウン検知用ス
イッチ84を操作していく。
【0209】このときロ−ラ121は、傾斜部126に
より、さらに押し下げられる。これが、スイッチレバ−
45を戻すのに必要な反力となる。これにより、シフト
アップ操作あるいはシフトダウン操作を終える。
【0210】そして、シフトアップ/ダウン操作後、シ
フトレバ−22を操作する力を抜けば、板ばね124の
弾性力により、ロ−ラ121はV字溝127に向かって
戻り、中立位置にまで戻ると同V字溝127に係合し、
再び中立位置でシフトレバ−22を保持させる。
【0211】こうした中立機構122は、スイッチレバ
−45の中立位置の保持が確実である。しかも、この保
持性能はV字状ガイド部120の頂部125とロ−ラ1
21との係合具合で決まるから、中立位置を位置決める
ための精度の確保も容易である。
【0212】また中立機構122は、スイッチレバ−4
5に板ばね124を介してロ−ラ121を取付け、上部
フレ−ム8のプレ−ト部13にV字状ガイド部120を
設ける構造なので、構成が簡単であり、しかも耐久性お
よび信頼性に優れる。そのうえ、上部フレ−ム8を有効
利用するので、合理的な構造となる。
【0213】また板ばね124で付勢されるロ−ラ12
1で、シフトアップ検知用スイッチ83、シフトダウン
検知用スイッチ84を操作させたので、両スイッチ8
3,84とも作動は確実である。
【0214】またV字状ガイド部120の頂部125
を、より角度の急なV字溝127から形成すると、一
層、優れた中立位置保持性をスイッチレバ−45に与え
ることができる。
【0215】しかも、ロ−ラ121がV字溝127から
離脱するときに発生する反力が、手動変速操作時の節度
感となるから、操作節度感の向上も同時に図ることがで
きる。
【0216】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に記載の発
明によれば、連動部材、中立付勢されたスイッチレバ−
に、シフトレバ−を選択的に係合させるという操作によ
り、自動変速モ−ド、手動変速モ−ドを切換えることが
できる。
【0217】このとき、スイッチレバ−は、常時、中立
位置に付勢されているから、たとえ自動変速モ−ドに切
換わったときでも、振動を発生したり、騒音を発生した
りせずにすむ。
【0218】それ故、振動、騒音といった問題なく、自
動変速モ−ドと手動変速モ−ドとが使い分けることがで
きる操作レバ−装置を提供できる。しかも、シフトレバ
−をスイッチレバ−に係合させ、このスイッチレバ−の
変位をスイッチで検知する構成は、スイッチの作動精度
と両レバ−間の係合精度とを別々に管理できるから、ス
イッチの作動精度の向上、両レバ−のがたつき抑制にも
優れる。
【0219】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
の効果に加え、シフトレバ−と、連動部材およびスイッ
チレバ−との間の位置合わせ精度を向上させることがで
きる。
【0220】この結果、同間において円滑に係脱を行な
わせることができる。請求項3に記載の発明によれば、
請求項1の効果に加え、シフトレバ−が接続路に位置す
る際、たとえ何らかの理由で連動部材またはスイッチレ
バ−への係合が不能となった場合でも、シフトレバ−は
切換え元との係合が離脱せずにすむ。
【0221】請求項4に記載の発明によれば、請求項1
の効果に加え、シフトレバ−と、連動部材またはスイッ
チレバ−とを、がたつきの発生を抑制しつつ係合させる
ことができる。
【0222】請求項5に記載の発明によれば、請求項1
の効果に加え、手動変速モ−ドを高い精度で検知するこ
とができる。しかも、手動変速モ−ド検知スイッチは、
シフトレバ−と一体的に移動するから、手動変速操作を
しても何らの影響も受けずにすみ、常に安定した検知が
期待できる。
【0223】請求項6に記載の発明によれば、請求項1
の効果に加え、容易にスイッチレバ−の中立位置の調整
を行うことができる。請求項7に記載の発明によれば、
請求項6の効果に加え、ユニット化により、機器の組み
付けが容易となる。
【0224】請求項8に記載の発明によれば、請求項1
の効果に加え、中立位置保持性と操作節度感との双方を
同時に向上させることができる。請求項9に記載の発明
によれば、請求項8の効果に加え、フレ−ムを有効に利
用して中立位置保持機構を取付けることができる。
【0225】請求項10に記載の発明によれば、請求項
1の効果に加え、中立位置の保持が確実に行える上、精
度の確保も容易に行うことができる。請求項11に記載
の発明によれば、請求項10の効果に加え、中立付勢手
段が耐久性、信頼性に優れ、かつフレ−ムを有効利用し
た合理性に富む簡単な構成ですむ。
【0226】請求項12に記載の発明によれば、請求項
10の効果に加え、検知信号を自動変速機の制御装置に
出力するスイッチの作動が確実となる。請求項13に記
載の発明によれば、請求項10の効果に加え、スイッチ
レバ−の中立位置保持性と手動変速操作時の操作節度感
とを同時に向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の操作レバ−装置を、そ
れにつながる自動変速機と共に示す斜視図。
【図2】同操作レバ−装置の外観を示す斜視図。
【図3】同操作レバ−装置の外観を異なる方向から見た
斜視図。
【図4】同操作レバ−装置の正面図。
【図5】同操作レバ−装置の平面図。
【図6】同操作レバ−装置の右側面図。
【図7】同操作レバ−装置の主構造を説明するための分
解斜視図。
【図8】(a)は、同操作レバ−装置におけるシフトレ
バ−が第1シフト路内に在るときの状態を説明するため
の一部断面した正面図。(b)は、同じく一部断面した
側面図。
【図9】同操作レバ−装置におけるシフトレバ−が第2
シフト路内に在るときの状態を説明するための一部断面
した側面図。
【図10】同操作レバ−装置におけるシフトレバ−が第
1シフト路内に在るときの状態を説明するための斜視
図。
【図11】同操作レバ−装置におけるシフトレバ−が第
2シフト路内に在るときの状態を説明するための斜視
図。
【図12】同操作レバ−装置におけるシフトノブの構造
を説明するための分解斜視図。
【図13】(a)は、ケ−ブルレバ−を説明するための
斜視図。(b)は、スイッチレバ−を説明するための斜
視図。
【図14】同操作レバ−装置におけるシフトレバ−と、
ケ−ブルレバ−およびスイッチレバ−とが係脱する構造
を説明するための平断面図面。
【図15】同操作レバ−装置におけ中立付勢ユニットの
据付構造を説明するための斜視図。
【図16】同中立付勢ユニットの取付位置をずらすこと
で、スイッチレバ−の中立位置が調整されることを説明
するための図。
【図17】本発明の第2の実施例の操作レバ−装置を、
要部の中立付勢構造と共に示す正面図。
【図18】同じく操作レバ−装置の一部断面した側面
図。
【図19】同操作レバ−装置がシフトアップ変速位置に
レバ−操作されたときのスイッチレバ−の係脱具合を説
明するための正面図。
【図20】本発明の第3の実施例の操作レバ−装置を、
要部の中立付勢構造と共に示す正面図。
【図21】同じく操作レバ−装置の一部断面した側面
図。
【図22】同じくプレ−ト部の側面に取付けたシフトア
ップ検知用スイッチ、シフトダウン検知用スイッチを示
す一部断面した側面図。
【図23】同操作レバ−装置がシフトアップ変速位置に
レバ−操作されたときのスイッチレバ−の係脱具合を説
明するための正面図。
【符号の説明】
2…自動変速機の本体 5…操作レバ−
装置 6…フレ−ム 7…下部フレ−
ム 7a…底板部(底板) 7b…前板部
(前傾斜壁) 7c…後板部(後傾斜壁) 8…上部フレ
−ム 13…プレ−ト部(ビ−ム部材) 17…シフト路
(第1シフト路) 18…シフト路(第2シフト路) 20…シャフト 21…ケ−ブルレバ−(連動部材) 22…シフトレ
バ− 22a…シフトノブ 43…ボルト 45…スイッチレバ− 0a…係合凸部 50b…係合凹部 61…コイル
スプリング 53…弾性壁(弾性部) 67…ディテン
トピン 78…手動変速モ−ド検知スイッチ 79…中立付勢
ユニット 80…ケ−シング 81…ピン 82…スプリング 83…シフトア
ップ検知用スイッチ 84…シフトダウン検知用スイッチ 85…T/M制
御装置 110…中立位置保持機構 111…トグル
ばね 113…チェックボ−ル 114…チェッ
ク凹部 116…圧縮コイルばね 120…V字状
ガイド部 121…ロ−ラ(転動子) 122…中立機
構 124…板ばね 125…頂部 127…V字溝

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の選択位置を有する自動変速操作用
    の第1シフト路と、 上記第1シフト路と平行に配置されるとともに、一端側
    にシフトアップ変速位置が他端側にシフトダウン変速位
    置がそれぞれ設けられ中間位置で接続路を介して上記第
    1シフト路に接続される手動変速操作用の第2シフト路
    と、 上記両シフト路内を移動操作可能に設けられたシフトレ
    バ−と、 上記シフトレバ−が第1シフト路にあるときには上記シ
    フトレバ−と係合して上記シフトレバ−に連動すると共
    に、上記シフトレバ−が上記第2シフト路にあるときは
    上記シフトレバ−との係合が解除されるように構成さ
    れ、自動変速機本体に機械的に連結された連動部材と、 上記シフトレバ−が第2シフト路にあるときには上記シ
    フトレバ−と係合して上記シフトレバ−に連動すると共
    に、上記シフトレバ−が上記第1シフト路にあるときは
    上記シフトレバ−との係合が解除されるように構成され
    たスイッチレバ−と、 上記スイッチレバ−を中立位置に付勢する中立付勢手段
    と、 上記第2シフト路内での上記シフトレバ−のシフトアッ
    プ/ダウン操作に対応する上記スイッチレバ−の変位を
    検知して上記操作に基づく手動変速を達成すべく検知信
    号を自動変速機の制御装置に出力するスイッチと、 を具備したことを特徴とする自動変速機の操作レバ−装
    置。
  2. 【請求項2】 上記請求項1に記載の自動変速機の操作
    レバ−装置において、上記シフトレバ−は、上記連動部
    材および上記スイッチレバ−と共通の回動軸上で回動可
    能に支持された揺動軸の軸線回りに揺動して第1第2シ
    フト路間を変位するように配置されていることを特徴と
    する自動変速機の操作レバ−装置。
  3. 【請求項3】 上記請求項1に記載の自動変速機の操作
    レバ−装置において、上記シフトレバ−は、第1第2シ
    フト路間の接続路に位置する際、上記連動部材および上
    記スイッチレバ−の少なくとも一方に係合していること
    を特徴とする自動変速機の操作レバ−装置。
  4. 【請求項4】 上記請求項1に記載の自動変速機の操作
    レバ−装置において、上記シフトレバ−と上記連動部材
    または上記スイッチレバ−との係合部分は、一方側に形
    成される係合凹部と他方側に形成される係合凸部より構
    成され、上記係合凹部および係合凸部の一方側には他方
    側の係合面に弾接する弾性部が形成されれていることを
    特徴とする自動変速機の操作レバ−装置。
  5. 【請求項5】 上記請求項1に記載の自動変速機の操作
    レバ−装置において、上記シフトレバ−が上記第2シフ
    ト路に投入されたことを検知する手動変速モ−ド検知ス
    イッチが上記スイッチレバ−に支持されることを特徴と
    する自動変速機の操作レバ−装置。
  6. 【請求項6】 上記請求項1に記載の自動変速機の操作
    レバ−装置において、上記スイッチレバ−を回動可能に
    支持する、底板とこの底板から前上方に延びる前傾斜壁
    と上記底板から後ろ上方へ延びる後傾斜壁とを有するフ
    レ−ム部材を更に有し、 上記スイッチレバ−は上方に開く扇形に形成された前面
    および後面を有して下部が回動支持されると共に前面お
    よび後面がそれぞれ上記各傾斜壁に対向して配置され、 上記中立付勢手段は、上記スイッチレバ−の前面および
    後面と上記各傾斜壁との間にそれぞれ配置され、上記前
    面および後面と両傾斜壁との一方側をばね付勢するピン
    を有して他方側に位置調整可能に取付けられた一対の中
    立付勢ユニットより構成され、 上記傾斜壁と上記前後面の角度を相違させていることを
    特徴とする自動変速機の操作レバ−装置。
  7. 【請求項7】 上記請求項6に記載の自動変速機の操作
    レバ−装置において、上記スイッチは上記一対の中立付
    勢ユニットに内蔵されていることを特徴とする自動変速
    機の操作レバ−装置。
  8. 【請求項8】 上記請求項1に記載の自動変速機の操作
    レバ−装置において、上記スイッチレバ−と不動部材と
    の一方側に進退自在に支持されたチェックボ−ルと、上
    記一方側に設けられて上記チェックボ−ルを他方側に押
    圧付勢するスプリングと、他方側に設けられて上記チェ
    ックボ−ルが没入するチェック凹部とを有して、上記ス
    イッチレバ−の中立位置で上記チェックボ−ルが上記チ
    ェック凹部に没入するように構成された中立位置保持機
    構を更に有することを特徴とする自動変速機の操作レバ
    −装置。
  9. 【請求項9】 上記請求項1に記載の自動変速機の操作
    レバ−装置において、上記チェックボ−ルおよび上記ス
    プリングは上記スイッチレバ−に設けられ、上記チェッ
    ク凹部は上記シフトレバ−を支持するフレ−ムに設けら
    れ上記第1シフト路と平行に延在するビ−ム部材に形成
    されていることを特徴とする自動変速機の操作レバ−装
    置。
  10. 【請求項10】上記請求項1に記載の自動変速機の操作
    レバ−装置において、上記中立付勢手段は、上記スイッ
    チレバ−と不動部材との一方側に設けられたV字状ガイ
    ド部と、 上記スイッチレバ−と上記不動部材との他方側に設けら
    れ、上記スイッチレバ−の回動に伴いV字状ガイド部上
    を変位し上記スイッチレバ−の中立位置で上記V字状ガ
    イド部の頂部に係合するように上記V字状ガイド部にば
    ね付勢された転動子とを具備してなることを特徴とする
    自動変速機の操作レバ−装置。
  11. 【請求項11】 上記請求項10に記載の自動変速機の
    操作レバ−装置において、上記転動子は、一端を上記ス
    イッチレバ−に連結された板ばねの他端に回動可能に取
    付けられたロ−ラであり、上記V字状ガイド部は上記シ
    フトレバ−を支持するフレ−ムに設けられて上記第1シ
    フト路と平行に延在するビ−ム部材に形成されているこ
    とを特徴とする自動変速機の操作レバ−装置。
  12. 【請求項12】 上記請求項10に記載の自動変速機の
    操作レバ−装置において、上記スイッチは上記転動子に
    より操作されるように配置されていることを特徴とする
    自動変速機の操作レバ−装置。
  13. 【請求項13】 上記請求項10に記載の自動変速機の
    操作レバ−装置において、上記V字状ガイド部の頂部に
    はより角度の急なV字溝が形成されることを特徴とする
    自動変速機の操作レバ−装置。
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CN112937294A (zh) * 2021-03-31 2021-06-11 重庆长安汽车股份有限公司 一种换挡底座总成

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