JPH07277146A - ワイパ駆動装置 - Google Patents

ワイパ駆動装置

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JPH07277146A
JPH07277146A JP6074539A JP7453994A JPH07277146A JP H07277146 A JPH07277146 A JP H07277146A JP 6074539 A JP6074539 A JP 6074539A JP 7453994 A JP7453994 A JP 7453994A JP H07277146 A JPH07277146 A JP H07277146A
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wiper
wiper motor
stop position
circuit
signal
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JP6074539A
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English (en)
Inventor
Kosei Ota
孝生 太田
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Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ワイパ・モータのドライブ回路が逆起電力に
よる破壊から保護するワイパ駆動装置を提供することを
目的とするものである。 【構成】 ワイパを低速駆動、高速駆動及び間欠駆動さ
せる選択信号が出力されるワイパ操作スイッチ1と、ワ
イパ操作スイッチ1の信号が入力ポートに入力される選
択指令回路2と、選択指令回路2のLO信号に基づいて
低速駆動電流をワイパ・モータ4のLO端子に供給する
ドライバ回路A1 と、選択指令回路2のHI信号に基づ
いて高速駆動電流をワイパ・モータ4のHI端子に供給
するドライバ回路A2 と、選択指令回路2の高速動作時
にドライバ回路A1 の出力を遮断してドライバ回路A1
を逆起電力から保護する保護回路5と、ワイパ・モータ
4の停止位置を保持する停止位置維持回路7と、ワイパ
・モータ4の停止位置信号を検出する停止位置検出回路
8とからなるワイパ駆動装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、中央処理装置(CP
U)等の電子制御回路によりドライバ回路を制御して、
ワイパの高速,低速及び間欠動作を制御するようにした
ワイパ駆動装置に関し、殊に、ワイパ・モータから発生
する逆起電力によるドライバ回路の破壊を保護する保護
回路を備えるワイパ駆動装置に係るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ワイパ駆動装置は、特開昭62−
105745号等に開示されているように、通常、ワイ
パ・スイッチによってワイパ・リレーを駆動して、ワイ
パ・モータを駆動させ、ワイパの高速,低速及び間欠動
作を行っている。しかし、近年では、車両端末制御に中
央処理装置が用いられるようになり、ワイパ駆動装置に
おいてもCPUを用いて制御する方法がなされている。
図5は、CPUを用いてワイパを制御するワイパ駆動装
置のブロック図を示すものである。
【0003】図5に於いて、1はワイパ操作スイッチ、
2はCPU、3はドライバ回路、4はワイパ・モータ、
7は停止位置維持回路、8は停止位置検出回路である。
ワイパ操作スイッチ1からワイパ・モータ4の高速動作
(HI),低速動作(LO)及び間欠動作(INT)を
行わせる為の選択信号(HI信号,LO信号及びINT
信号)をCPU2の入力ポートに送り、その選択信号に
基づいてCPU2で信号処理を行って、ワイパ・モータ
4を駆動してワイパを作動させている。
【0004】図6はワイパ駆動装置の回路図を示してお
り、ワイパ操作スイッチ1は一端が接地された可動接点
1aと抵抗R1 乃至R3 に夫々接続される接点11 乃至
3と接点14 から構成されており、抵抗R1 乃至R3
の他端と抵抗R4 の一端は共通接続されて電源電圧Vcc
に接続され、抵抗R4 の他端が接地され、接点11 乃至
3 と抵抗R1 乃至R3 の夫々の接続点はCPU2の入
力ポートに接続されている。
【0005】CPU2のWIPLO出力ポートはドライ
バ回路A1 の入力端子に接続され、その出力端子はワイ
パ・モータ4のLO端子4aに接続され、WIPHI出
力ポートはドライバ回路A2 の入力端子に接続され、そ
の出力端子がワイパ・モータ4のHI端子4bに接続さ
れている。ワイパ・モータ4の接地端子4cは接地され
ている。
【0006】ワイパ・モータ4にはカム・プレート6が
設けられ、ワイパ・モータ4の低速或いは高速駆動時は
その可動片6aが接点6bに接続され、ワイパ・モータ
4の停止時は可動片6aが接点6cに接続される。ワイ
パ停止時には可動片6aは接点6cに接続されており、
抵抗R5 ,R6 を介してコンデンサC1 に充電電流が流
れて充電され、CPU2に“H”レベルの信号が印加さ
れる。又、ワイパ動作時は可動片6aが接点6bに接触
した場合には、抵抗R5 の一端が接地された状態とな
り、コンデンサC1 に充電された電荷は放電して、CP
U2に“L”レベルの信号が入力される。ワイパ・モー
タ4の停止位置検出ができる。
【0007】次に、ワイパ駆動装置の動作について簡単
に説明すると、ワイパを低速動作させるには、ワイパ操
作スイッチ1の接点1aを接点12 に接触させて、LO
選択信号をCPU2の入力ポートに入力して、WIPL
O出力ポートから“H”レベルのLO駆動信号をドライ
バ回路A1 に印加して駆動電流をワイパ・モータ4のL
O端子4aに供給する。又、ワイパを高速動作させるに
は、ワイパ操作スイッチ1の接点1aを接点1 1 に接触
させて、HI選択信号をCPU2の入力ポートに入力し
て、WIPHI出力ポートから“H”レベルのHI駆動
信号をドライバ回路A2 に印加して駆動電流をワイパ・
モータ4のHI端子4bに供給する。
【0008】ワイパの停止時は、カムプレート6の可動
接点1aが接点6cに接続され、停止位置検出回路8の
抵抗R5 ,R6 から充電電流が流れてコンデンサC1
充電され、“H”レベルの信号がCPU2の入力ポート
に入力される。この停止位置検出信号に基づいて、ワイ
パ・モータ4の停止時に、CPU2の停止位置維持出力
ポートを介してN−MOSFETS1 のゲートに“H”
レベルの停止位置信号が印加される。停止位置維持回路
7が作動してパワ・モータ4に電気ブレーキが掛かり、
モータは速やかに停止する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このワイパ駆
動装置では、ワイパ・モータ4の高速駆動時にはLO端
子4aから逆起電力Ebが発生する性質がある。この逆
起電力Ebによって、ドライバ回路A1 の出力段に逆起
電力Ebが印加され、ドライバ回路A1 が破壊されるお
それがある。ドライバ回路A1 の出力段に保護用のダイ
オードや定電圧ダイオードが備えられたものがあるが、
逆起電力Ebが大きいと、ドライバ回路A1 の出力段に
大電流が流れてドライバ回路A1 が破壊されるおそれが
ある。
【0010】本発明は、上述のような欠点に鑑みなされ
たものであり、ワイパ・モータの逆起電力によるドライ
バ回路の破壊を防止するワイパ駆動装置を提供すること
を目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のワイパを駆動させるワイパ駆動装置は、高
速駆動用端子と低速駆動用端子と接地端子とを備えるワ
イパ・モータと、前記ワイパの動作モードを選択するス
イッチ手段と、前記スイッチ手段からの選択信号が入力
され、前記ワイパ・モータを駆動させる駆動信号を出力
する電子制御手段と、前記電子制御手段からの駆動信号
に基づいて前記ワイパ・モータを低速駆動させるための
第1のドライバ回路と、前記電子制御手段からの駆動信
号に基づいて前記ワイパ・モータを高速駆動させるため
の第2のドライバ回路と、前記ワイパ・モータの停止状
態を検出して前記電子制御手段に停止位置信号を供給す
る停止位置検出手段と、前記ワイパ・モータの高速駆動
時に前記低速駆動用端子と前記接地端子間を短絡して前
記ワイパ・モータの停止位置を維持する停止位置維持手
段と、前記ワイパ・モータの高速駆動時に、前記ワイパ
・モータの低速駆動用端子から出力される逆起電力が前
記第1のドライバ回路に印加されるのを防止するスイッ
チ手段と、を具備することを特徴とするものである。
【0012】
【作用】上述の手段により、本発明のワイパ駆動装置
は、ワイパ・モータを低速駆動させる為のドライバ回路
からの駆動電流をスイッチ手段を介してワイパ・モータ
に印加するようになされており、ワイパ・モータの高速
駆動時はこのスイッチ手段が遮断状態として、ワイパ・
モータのコイルから発生する逆起電力がこのスイッチ手
段で遮断されて、ドライバ回路の出力段に逆起電力が印
加されないようにして、ドライバ回路の破壊を防止する
ものである。
【0013】
【実施例】以下、本発明に係るワイパ駆動装置の一実施
例について、図面を参照して説明する。図1は、ワイパ
駆動装置の一実施例を示すブロック図である。図1に於
いて、1はワイパ操作スイッチ、2は電子制御回路等か
らなる選択指令回路(以下、CPUと称する)、3はワ
イパ・モータを高速駆動,低速駆動させるドライバ回路
1 ,A2 から構成されたドライバ回路、4はカム・プ
レート6を備えるワイパ・モータ、5はドライバ回路A
1 の出力段に備えられたスイッチ回路からなる保護回
路、7はワイパ・モータ4の停止状態を維持する停止位
置維持回路、8はワイパ・モータ4からの停止位置信号
を検出する停止位置検出回路である。ワイパ操作スイッ
チ1からワイパ・モータ4の高速駆動,低速駆動及び間
欠駆動──わせるための選択信号(HI選択信号,LO
選択信号及びINT選択信号)が選択されてCPU2の
入力ポートに送り込まれ、その選択信号に基づいてワイ
パ・モータ4を駆動させてワイパを作動させるものであ
る。
【0014】図2はワイパ駆動装置の回路図を示してお
り、図6の回路図に保護回路5を備える部分が異なって
いるが、他の回路構成は同一である。図2に於いて、ワ
イパ操作スイッチ1は一端が接地された可動接点1aと
抵抗R1 乃至R3 に夫々接続される接点11 乃至13
接点14 から構成されており、抵抗R1 乃至R3 の他端
と抵抗R4 の一端は共通接続されて電源電圧B2 に接続
され、抵抗R4 の他端は接地され、接点11 乃至13
抵抗R1 乃至R3 の夫々の接続点はCPU2の入力ポー
トに接続されている。無論、ワイパ操作スイッチ1はこ
の実施例に限定することなく、種々公知のスイッチが用
いられ得る。
【0015】CPU2のWIPLO出力ポートBはドラ
イバ回路A1 の入力端子に接続され、その出力端子がP
NPトランジスタTr2 のエミッタに接続され、そのコ
レクタがパワ・モータ4の低速駆動用端子(LO端子)
4aに接続される。PNPトランジスタTr2 のベース
はNPNトランジスタTr1 のコレクタに接続され、N
PNトランジスタTr1 のエミッタは接地されている。
NPNトランジスタTr1 のベースはCPU2の逆起電
力防止出力ポートCから制御信号が印加される。WIP
HO出力ポートDはドライバ回路A2 の入力端子に接続
され、その出力端子がワイパ・モータ4の高速駆動用端
子(HI端子)4bに接続される。ワイパ・モータ4の
接地端子4cは接地される。ワイパ・モータ4にはカム
・プレート6が設けられ、ワイパ・モータ4の駆動時は
その可動片6aが接点6bに接続され、ワイパ・モータ
4の停止時には可動片6aが接点6cに接続される。可
動片6aと接点6cは接地されている。
【0016】CPU2の停止位置検出入力ポートFは、
停止位置検出回路8を介してカム・プレート6の接点6
bに接続されており、停止位置検出回路8はダイオード
2のアノードがコンデンサC1 の一端に接続され、そ
のカソードは電源電圧B1 に接続されている。コンデン
サC1 とダイオードD2 との接続点は、CPU2の停止
位置検出入力ポートFに接続され、更に、その接続点は
抵抗R6 の一端に接続され、その他端が抵抗R5 の一端
とカム・プレート6の接点6bに接続されている。抵抗
5 の他端は電源電圧B1 が印加されている。停止位置
検出入力ポートFは、ワイパ・モータ4が停止位置とな
ると、“H”レベルの停止位置信号が入力される。又、
CPU2の停止位置維持出力ポートEは、C−MOSF
ETS1 のゲートに接続され、そのドレインはPNPト
ランジスタTr2 のコレクタに接続され、そのソースは
接地されている。C−MOSFETS1 のドレイン・ソ
ース間にはダイオードD1 のカソード・アノードが接続
されている。停止位置維持出力ポートEは、ワイパ・モ
ータ4が停止位置を保持するためにのものであり、
“H”レベルに設定されている場合に、ワイパ・モータ
4はロック状態となり、停止位置を維持する。
【0017】次に、本発明に係るワイパ駆動回路につい
て、図2のワイパ駆動装置を参照しつつ図4のフローチ
ャートに基づいて説明する。因に、このフローチャート
ではワイパ操作スイッチ1をSWと略記し、ワイパ操作
スイッチ1において、高速選択信号、低速選択信号及び
間欠選択信号を選択するスイッチを夫々SWHI(HI
スイッチ),SWLO(LOスイッチ)及びSWINT
(INTスイッチ)とし、何れにも当たらない場合はS
WOFF(OFFスイッチ)と略記する。
【0018】図4のワイパ駆動プログラムを起動させ
る。先ず、ワイパ・モータ4の高速駆動について説明す
ると、ステップS1 に於いて、SW1のHIスイッチが
オン状態であるか否かが判断され、HIスイッチがオン
状態であるならば、YESであるので、ステップS2 に
進む。ステップS2 ではWIPLO出力ポートBと逆起
電力防止出力ポートC及び停止位置維持出力ポートEを
夫々“L”レベルとし、且つ、及びWIPHI出力ポー
トDを“H”レベルとする。このように設定することに
よって、CPU2の出力ポートから制御信号に応じて、
ドライバ回路A1 には“L”レベルの信号が印加され、
NPNトランジスタTr1 とPNPトランジスタTr2
はオフ状態とし、ドライバ回路A1 の出力経路は遮断さ
れる。ドライバ回路A2 の入力段には、HI信号
(“H”レベル)が印加されて動作状態となり、ドライ
バ回路A2 を介して駆動電流がワイパ・モータ4のHI
端子4bに供給され、ワイパ・モータ4は高速駆動す
る。続いて、再び、スタートに戻る(ステップS3 )。
【0019】次に、ワイパ・モータ4の低速駆動につい
て説明する。低速動作の動作の場合、HIスイッチがオ
フ状態であり、ステップS4 に進む。ステップS4 では
LOスイッチがオン状態であることを判断して、ステッ
プS5 に進む。ステップS5ではWIPHI出力ポート
Dと停止位置維持出力ポートEが夫々“L”レベルに設
定され、且つ、逆起電力防止出力ポートCとWIPLO
出力ポートBを夫々“H”レベルに設定する。このよう
に設定することによって、WIPHI出力ポートDと停
止位置維持出力ポートEが“L”レベルに設定されてい
るので、ドライバ回路A2 にはバイアス電圧が印加され
ず、N−MOSFETS1 がオフ状態となる。逆起電力
防止出力ポートCとWIPLO出力ポートBは夫々
“H”レベルであるので、ドライバ回路A1 にLO信号
(“H”レベル)が印加され、動作状態となるととも
に、NPNトランジスタTr1 がオン状態となり、PN
PトランジスタTr2 がオン状態となる。従って、ドラ
イバ回路A1 からの駆動電流がPNPトランジスタTr
2 を介してワイパ・モータ4のLO端子4aに供給さ
れ、ワイパ・モータ4は低速駆動する。続いて、再び、
スタートに戻る(ステップS6 )。
【0020】続いて、間欠動作について説明する。ステ
ップS1,S4 を通過し、ステップS7 に於いて、SW1
のINTスイッチがオン状態であるか否かが判断され、
INTスイッチがオン状態であるならば、ステップS11
に進み、間欠駆動プログラムに進む。先ず、ステップS
11に於いて、間欠タイマがセットされているか否かを間
欠タイマ・フラグで確認する。間欠タイマ・フラグがセ
ットされていない場合は、ステップS12に進む。ステッ
プS12では、WIPHI出力ポートD及び停止位置維持
出力ポートEを“L”レベルとし、逆起電力防止出力ポ
ートC及びWIPLO出力ポートBを“H”レベルと
し、ステップS13に進む。即ち、ステップS12では、ド
ライバ回路A1 とNPNトランジスタTr1 を動作状態
とし、且つ、ドライバ回路A2 とN−MOSFETS1
をオフ状態とし、ワイパ・モータ4を低速駆動状態に設
定する。
【0021】ステップS13では、停止位置検出入力ポー
トFが“H”レベルに設定されていれば、ワイパ・モー
タ4が停止状態であると判定して、ステップS14に進
む。ステップS14ではワイパ動作(WIP動作)状態に
セットされているか否かが判定され、WIP動作状態が
セットされていない場合はスタートに戻る(ステップS
16)。又、ステップS14に於いて、WIP動作フラグが
立っている場合は、ステップS15に進み、WIPLO出
力ポートBと逆起電力防止出力ポートCを“L”レベル
とし、停止位置維持出力ポートEを“H”レベルとす
る。且つ、WIP動作フラグをオフ状態とし、間欠タイ
マフラグをオン状態とし、間欠タイマ時間をセットして
スタートに戻る(ステップS16)。更に、ステップS13
で停止位置検出入力ポートFが“H”レベルでないなら
ば、ステップS17に進み、間欠ワイパ動作フラグをセッ
トして、スタートに戻る(ステップS16)。一方、ステ
ップS11に於いて、間欠タイマフラグがセットされてい
れば、ステップS18に進み、カウント中であればスター
トに戻り(ステップS19)、カウントが終了している場
合は、ステップS20に進む。又、ステップS20でINT
タイマフラグをクリヤして、スタートに戻る(ステップ
S21)。
【0022】続いて、ステップS1 ,S4 ,S7 を通過
し、ステップS8 に於いて、SW(ワイパ操作スイッ
チ)1の状態がオフ状態の時で、且つ、停止位置検出入
力ポートFが“L”レベルであれば、スタートに戻る
(ステップS10)。この時はSW1の状態がオフ状態で
もワイパ・モータ4は停止位置にきていないとみなす。
ステップS8 に於いて、停止位置検出入力ポートFが
“H”レベルであればステップS9 に進む。ステップS
9 ではWIPHI出力ポートD,WIPLO出力ポート
Bが夫々“L”レベルであり、逆起電力防止出力ポート
Cと停止位置維持出力ポートEを“H”レベルに設定し
て、スタートに戻る(ステップS10)。即ち、ステップ
S9 では、ドライバ回路A1 ,A2 をオフ状態とし、N
PNトランジスタTr1 とN−MOSFETS1 をオン
状態とし、ワイパ・モータ4を停止状態とする。
【0023】次に、図3はワイパ・モータ4の動作を示
すタイミングチャートに基づいて説明する。同図(a)
はワイパ操作スイッチ1のセット状態を示す波形図であ
り、ワイパ操作スイッチ1のセット状態を示している。
時刻t1 からt2 までが間欠駆動、時刻t3 からt4
でが低速駆動、時刻t5 からt6 までが高速駆動をセッ
トした状態である。同図(b)はワイパ・モータ4の低
速駆動状態を示し、WIPLO出力ポートBの出力波形
である。WIPLO出力ポートBの出力は、高速駆動時
を除き、同図(a)に示したワイパ操作スイッチ1のセ
ット状態に応じて動作している。同図(c)はワイパ・
モータ4の高速駆動状態を示し、WIPHI出力ポート
Dの出力波形を示し、同図(a)に対応してワイパ・モ
ータ4を高速駆動させている。
【0024】同図(d)はNPNトランジスタTr1
ベースに印加される波形を示しており、NPNトランジ
スタTr1 のベースに“H”レベルの信号が印加される
と、NPNトランジスタTr1 は低速駆動時と間欠駆動
時に動作してPNPトランジスタTr2 をオン状態とす
る。この動作波形は同図(b)のタイミングと一致して
いる。同図(e)はN−MOSFETS1 の動作波形を
示し、N−MOSFETS1のゲートに印加される信号
を示しており、ワイパ・モータ2の停止時のみN−MO
SFETS1 がオン状態となる。同図(f)は停止位置
検出信号の波形を示し、CPU2の停止位置検出入力ポ
ートFに、起動時は“L”レベルの信号が印加され、停
止時は“H”レベルの信号が印加される。同図(g)は
ワイパ・モータ4の駆動状態を示す波形図である。
【0025】上述のように本発明のワイパ駆動装置は、
ワイパ操作スイッチ1の可動接点1aを接点12 に接触
させると、LO信号がCPU2のWIPLO 入力ポートに印
加され、図3(a)に示すように、時刻t3 乃至t4
間、LOスイッチをオン状態に設定すると、図3(g)
に示すように、時刻t3 乃至t4 の間、ワイパ・モータ
4は低速駆動する。ワイパ・モータ4はカムプレート6
が備えられており、カムプレート6が一回転する毎に、
図3(f)に示すように、ワイパ・モータ4からは停止
位置信号P1 が出力されるが、図3(a)に示すよう
に、LOスイッチがオン状態のままであるので、ワイパ
・モータ4は低速駆動する。時刻t4 でワイパ操作スイ
ッチ1をオフ状態にした場合、ワイパ・モータから停止
位置信号P 2 が出力されるまで、ワイパ・モータ4は低
速駆動し、ワイパ・モータから停止位置信号P2 が出力
さると、ワイパ・モータ4は停止する。
【0026】又、ワイパ操作スイッチ1の可動接点1a
を接点11 に接触させると、HI信号がCPU2のWIPH
I 入力ポートに印加され、図3(c)に示すように、時
刻t 5 乃至t6 の間、HIスイッチをオン状態に設定す
ると、図3(g)に示すように、時刻t5 乃至t6
間、ワイパ・モータ4は高速駆動する。ワイパ・モータ
4のカムプレート6は、低速駆動時と同様にカムプレー
ト6が一回転する毎に、停止位置信号P3 が出力され、
ワイパ・モータ4は高速駆動する。ワイパ・モータ4は
高速に回転するために停止位置信号P3 の周期は低速駆
動に場合より短時間となる。
【0027】更に、間欠動作時は、ワイパ・モータ4が
低速駆動状態に設定され、間欠タイマが設定され、所定
の時間間隔でワイパが作動する。CPU2の停止位置検
出入力ポートFは、始め停止位置であるので“H”レベ
ルであるが、低速駆動すると直ちに“L”レベルとな
る。再び、ワイパ停止位置となって“H”レベルとなっ
たときに、WIP駆動フラグをオフ状態とする。間欠時
間はここでセットして、間欠タイマフラグをセットす
る。タイマフラグが入力されていたらタイマを計数す
る。タイマの計数が終了したらタイマフラグをクリアし
て、再び、ワイパが作動する。この動作を繰り返すこと
によって、ワイパは間欠動作をする。
【0028】無論、上記に示したワイパ操作スイッチ、
停止位置検出回路、停止位置維持回路は、その実施例に
限定することなく、種々公知の回路が実施され得ること
を明らかである。又、図4に示したフローチャートもそ
の一例を示すものであり、この実施例に限定するもので
はなく、その制御方法は種々の方法によって制御し得
る。
【0029】
【発明の効果】上述のように、本発明のワイパ駆動装置
は、ワイパ・モータを低速駆動するための駆動電流を供
給するドライバ回路の出力段にスイッチ回路を備えるも
のであり、ワイパ・モータの高速駆動時に、このスイッ
チ回路を遮断状態に設定することによって、ワイパ・モ
ータのLO端子から出力される逆起電力により、このド
ライバ回路が破壊されることがないので、信頼性を高め
ることができる利点がある。又、本発明のワイパ駆動装
置によれば、従来、リレーを用いてワイパ・モータを駆
動していたものを電子制御装置に置き換えることが可能
となるので、小型化や安価なものとすることができる。
又、従来使用している電子制御装置のCPUを用いてワ
イパ・モータを制御することが可能であり、極めて効果
的なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のワイパ駆動装置の一実施例を示すブロ
ック図である。
【図2】本発明のワイパ駆動装置の一実施例を示す回路
図である。
【図3】実施例の動作を説明するタイミングチャートで
ある。
【図4】実施例の動作を説明するためのフロチャート図
である。
【図5】従来のワイパ駆動装置の一例を示すブロック図
である。
【図6】本発明のワイパ駆動装置の一実施例を示す回路
図である。
【符号の説明】
1 ワイパ操作スイッチ 2 選択指令回路 3 ドライバ回路 4 ワイパ・モータ 5 保護回路 6 カム・プレート 7 停止位置維持回路 8 停止位置検出回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワイパを駆動させるワイパ駆動装置に於
    いて、 高速駆動用端子と低速駆動用端子と接地端子とを備える
    ワイパ・モータと、 前記ワイパの動作モードを選択するスイッチ手段と、 前記スイッチ手段からの選択信号が入力され、前記ワイ
    パ・モータを駆動させる駆動信号を出力する電子制御手
    段と、 前記電子制御手段からの駆動信号に基づいて前記ワイパ
    ・モータを低速駆動させるための第1のドライバ回路
    と、 前記電子制御手段からの駆動信号に基づいて前記ワイパ
    ・モータを高速駆動させるための第2のドライバ回路
    と、 前記ワイパ・モータの停止状態を検出して前記電子制御
    手段に停止位置信号を供給する停止位置検出手段と、 前記ワイパ・モータの高速駆動時に前記低速駆動用端子
    と前記接地端子間を短絡して前記ワイパ・モータの停止
    位置を維持する停止位置維持手段と、 前記ワイパ・モータの高速駆動時に、前記ワイパ・モー
    タの低速駆動用端子から出力される逆起電力が前記第1
    のドライバ回路に印加されるのを防止するスイッチ手段
    と、 を具備することを特徴とするワイパ駆動装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008114695A (ja) * 2006-11-02 2008-05-22 Asmo Co Ltd モータ制御装置
JP2010159044A (ja) * 2008-12-09 2010-07-22 Asmo Co Ltd ワイパ装置及びワイパ制御方法

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