JP2004130918A - ワイパ制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ワイパの停止時にワイパ位置検出部2aに供給する電力を低減する。
【解決手段】電源から電力が供給されている時にワイパの位置を検出するワイパ位置検出部2aと、電源との間にトランジスタTr3を設ける。CPU3は、室内制御装置6からワイパの作動オフ信号が送られており、ワイパ位置検出部2aによりワイパが停止位置にあることが検出されると、トランジスタTr3のオン/オフを繰り返し行う間欠制御を行う。これにより、ワイパが停止位置にある間のバッテリの電力消費を低減するとともに、ワイパが回転位置にある状態でイグニッションスイッチ11をオフにしても、次回イグニッションスイッチ11をオンにしたときには、自動的にワイパを停止位置に戻すことができる。
【選択図】図1
【解決手段】電源から電力が供給されている時にワイパの位置を検出するワイパ位置検出部2aと、電源との間にトランジスタTr3を設ける。CPU3は、室内制御装置6からワイパの作動オフ信号が送られており、ワイパ位置検出部2aによりワイパが停止位置にあることが検出されると、トランジスタTr3のオン/オフを繰り返し行う間欠制御を行う。これにより、ワイパが停止位置にある間のバッテリの電力消費を低減するとともに、ワイパが回転位置にある状態でイグニッションスイッチ11をオフにしても、次回イグニッションスイッチ11をオンにしたときには、自動的にワイパを停止位置に戻すことができる。
【選択図】図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両のワイパを制御する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、車両に備え付けられたワイパを制御する装置として、図5に示すものが知られている(非特許文献1参照)。ワイパスイッチ7は、運転席のハンドル近辺に取り付けられており、運転者によって操作される。室内制御装置6は、ワイパスイッチ7のスイッチ位置と後述するワイパ制御回路1Aから送られてくるワイパ位置信号とに基づいて、ワイパ制御回路1AにLO作動信号、HI作動信号、OFF信号を送信する。
【0003】
ワイパ制御回路1Aは、CPU3、ワイパOn/Offリレー4(以下、単にリレー4と呼ぶ)、ワイパHI/LOリレー5(以下、単にリレー5と呼ぶ)、および、トランジスタTr1,Tr2を備える。ワイパ制御回路1Aは、室内制御装置6から送られてくるLO作動信号、HI作動信号またはOFF信号に基づいて、リレー4,5を制御することにより、ワイパモータ2を制御する。
【0004】
ワイパモータ2は、図示しないワイパを駆動するためのモータであり、接点Lに電力が供給された場合には低速作動(LO作動)し、接点Hに電力が供給された場合には高速作動(HI作動)する。ワイパモータ2には、図2に示すようなワイパ位置検出部2aが設けられている。ワイパ位置検出部2aには、ワイパモータ2の回転に伴ってオートストッププレート上を回転するP端子10が設けられている。ワイパが停止位置(格納位置)にある時には、P端子10がオートストッププレートを介してアースされ、ワイパが回転位置(停止位置以外の位置)の時にはP端子10が開路される。P端子10には、常にイグニッション電源から電力が供給されており、ワイパ制御回路1AのCPU3はP端子10の電圧を検出することにより、ワイパの位置が停止位置にあるのか回転位置にあるのかを検出する。検出されたワイパ位置に基づくワイパ位置信号は、室内制御装置6に送信される。
【0005】
従来のワイパ制御装置の動作について図5,図6を用いて説明する。図6は、イグニッションスイッチ、ワイパ作動信号、リレー4、オートストップP端子10の位置の各状態をそれぞれ示している。ワイパスイッチ7がINT(間欠作動)位置に操作されると、室内制御装置6はLO作動信号をワイパ制御回路1AのCPU3に送信する。CPU3は、LO作動信号を受信すると、トランジスタTr1をオンさせることによりリレー4をオンさせる。これにより、ワイパモータ2のL端子に電力が供給されて、ワイパモータ2は低速作動する(図6の時刻t1)。
【0006】
室内制御装置6は、CPU3から送られてくるワイパ位置信号によりワイパが回転位置であることを認識すると、CPU3にOFF信号を送信する。CPU3は、OFF信号を受信してもワイパが停止位置になるまではリレー4をON状態に保持し、ワイパが停止位置となった時にリレー4をオフする(図6の時刻t2)。室内制御装置6は、CPU3から送られてくるワイパ位置信号によってワイパが停止位置となったことを認識すると、所定時間後に再びLO作動信号をCPU3に送信して、ワイパを低速作動させる。このような動作を繰り返すことにより、ワイパの間欠作動を行う。
【0007】
【非特許文献1】
2002年2月 日産自動車 マーチ新型車解説書
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のワイパ制御装置では、ワイパ位置検出部2aのP端子10に常に電力を供給しているので、ワイパが停止位置にあるにも関わらず、バッテリの電力が消費されるという問題があった。
【0009】
本発明の目的は、ワイパが停止位置にある間のバッテリの電力消費を低減するワイパ制御装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明によるワイパ制御装置は、電源から電力が供給されている時にワイパの位置を検出するワイパ位置検出手段を備え、乗員によるワイパスイッチの操作とワイパ位置検出手段によって検出されたワイパ位置とに基づいて、ワイパの作動/停止を制御するものであり、検出されたワイパの位置に基づいて、ワイパ位置検出手段を制御する制御手段を備える。制御手段は、検出されたワイパの位置が停止位置である場合にワイパ位置検出手段を間欠制御することにより、上記目的を達成する。
【0011】
【発明の効果】
本発明によるワイパ制御装置によれば、ワイパが停止位置にあることが検出されると、ワイパ位置検出手段の間欠制御を行うので、ワイパが停止位置にある間の電源の電力消費を低減することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明によるワイパ制御装置の一実施の形態のシステム構成を示す図である。本発明によるワイパ制御装置を備えた一実施の形態のワイパ制御システムは、ワイパ制御回路1と、ワイパモータ2と、室内制御装置6と、ワイパスイッチ7とを備える。なお、図5に示す従来のワイパ制御システムと同一の構成要素については、同一の符合を付す。ワイパスイッチ7は、運転席のハンドル近辺に取り付けられており、運転者によって操作される。ワイパスイッチ7には、「OFF」、「INT」、「LO」、「HI」の4種類のスイッチ位置が設けられている。ワイパスイッチ7が「LO」の位置にあるときは、不図示のワイパが低速作動し、「HI」の位置にあるときは高速作動する。また、「INT」の位置にあるときは、所定時間ごとにワイパが低速で作動する間欠作動が行われる。
【0013】
室内制御装置6は、ワイパスイッチ7の各スイッチ位置と後述するワイパ制御回路1から送られてくるワイパ位置信号とに基づいて、ワイパ制御回路1にLO作動信号、HI作動信号、OFF信号を送信する。ワイパ制御回路1は、CPU3、リレー4、リレー5、トランジスタTr1,Tr2,Tr3、抵抗R1,R2を備える。
【0014】
ワイパモータ2は、ワイパを駆動するためのモータであり、接点Lに電力が供給された場合には低速作動(LO作動)し、接点Hに電力が供給された場合には高速作動(HI作動)する。本実施の形態では、ワイパモータ2が駆動することにより、車両のフロントワイパが作動する。ワイパモータ2には、図2に示すようなワイパ位置検出部2aが設けられている。ワイパ位置検出部2aには、ワイパモータ2の回転に伴ってオートストッププレート上を回転するP端子10が設けられている。P端子10は、ワイパが停止位置から作動して1往復する間にオートストッププレート上を1回転する。ワイパが停止位置(格納位置)にある時には、P端子10がオートストッププレートを介してアースされ、ワイパが回転位置の時にはP端子10が開路される。なお、本明細書では、ワイパが停止位置以外の位置にある状態を「ワイパが回転位置にある」と記す。
【0015】
P端子10への電源供給は、スイッチング素子であるPNPトランジスタTr3の動作に基づいて行われる。トランジスタTr3のベース端子は、CPU3に接続されており、エミッタ端子はイグニッション電源と、コレクタ端子は抵抗R1を介してP端子10と接続されている。CPU3によってトランジスタTr3がオンされると、ワイパ位置検出部2aのP端子10にイグニッション電源から電力が供給される。ワイパ制御回路1AのCPU3は、P端子10の電圧を検出することにより、ワイパの位置が停止位置にあるのか回転位置にあるのかを検出する。検出されたワイパ位置に基づくワイパ位置信号は、室内制御装置6に送信される。なお、イグニッション電源とは、イグニッションスイッチ11を介してバッテリBATと接続されており、イグニッションスイッチ11がオンすることにより電力が供給される電源のことである。
【0016】
NPNトランジスタTr1のベース端子はCPU3に接続されており、コレクタ端子はリレー4を構成するリレーコイル4aと接続されている。また、エミッタ端子は接地されている。CPU3は、後述する動作によってトランジスタTr1をオンさせることにより、リレー4をオンする。リレー4がオンすることにより、バッテリBATからワイパモータ2に電力が供給される。
【0017】
NPNトランジスタTr2のベース端子はCPU3に接続されており、コレクタ端子はリレー5を構成するリレーコイル5aと接続されている。また、エミッタ端子は接地されている。CPU3は、室内制御装置6からHI作動信号を受信すると、リレー5をオンさせる。CPU3は、HI作動信号を受信するとリレー4もオンさせるので、ワイパモータ2の接点Hに電力が供給される。これにより、ワイパモータ2は高速作動する。
【0018】
図3は、本実施の形態におけるワイパ制御装置で行われる処理動作を示すフローチャートである。ステップS10から始まる制御は、ワイパ制御回路1のCPU3にて行われる。ステップS10では、イグニッションスイッチ11がオンとなったか否かを判定する。イグニッションスイッチ11がオンになったと判定するとステップS20に進む。ステップS20では、室内制御装置6から送られてくる作動信号に基づいて、LO作動信号またはHI作動信号を受信したか否かを判定する。LO作動信号またはHI作動信号を受信したと判定するとステップS50に進み、受信していないと判定するとステップS30に進む。
【0019】
ステップS30では、トランジスタTr3をオンにする。これにより、ワイパ位置検出部2aのP端子10に電力が供給されるので、ワイパが停止位置にあるか回転位置にあるかを検出することができる。ステップS30に続くステップS40では、ワイパ位置検出部2aから送られてくるワイパ位置信号に基づいて、ワイパが回転位置にあるか否かを判定する。ワイパが回転位置にあると判定するとステップS50に進み、ワイパが停止位置にあると判定するとステップS70に進む。
【0020】
ステップS50では、トランジスタTr1をオンすることにより、リレー4をオンする。次のステップS60では、トランジスタTr3を常時オンにする。この場合、後述するステップS80にてトランジスタTr3の間欠制御を行うか、または、後述するステップS100でトランジスタTr3をオフする制御を行うまで、トランジスタTr3のオンの状態が保たれる。一方、ワイパが停止位置にあると判定されてステップS70に進むと、トランジスタTr1をオフすることにより、リレー4をオフする。次のステップS80では、トランジスタTr3のオン/オフを繰り返す間欠制御を行う。
【0021】
一方、ステップS10にてイグニッションスイッチ11がオフであると判定するとステップS90に進む。ステップS90では、トランジスタTr1をオフすることにより、リレー4をオフする。次のステップS100では、トランジスタTr3をオフする。ステップS60,S80,S100の制御が終わると、ステップS10に戻って、上述した処理が繰り返し行われる。
【0022】
なお、図3のフローチャートでは、本発明の特徴点であるトランジスタTr3のオン/オフ制御を説明するために、リレー5の制御についての説明を省略したが、上述したように、CPU3は室内制御装置6から送られる作動信号に基づいて、リレー5の制御も行う。
【0023】
図4は、イグニッションスイッチ、ワイパ作動信号、リレー4、トランジスタTr3、オートストップP端子10の位置の各状態を示す図である。図4を用いて、ワイパスイッチ7が「INT」の位置に設定された時の本実施の形態におけるワイパ制御装置の動作を説明する。操作者(運転者)によって、ワイパスイッチ7が「INT」の位置に設定されると、図4に示すように、所定時間ごとにLO作動信号が室内制御装置6からCPU3に送られる。時刻t0でイグニッションスイッチ11がオンになると、ワイパの作動信号がOFFであり、かつ、ワイパ位置検出部2aのP端子10が停止位置にあることから、トランジスタTr3のオン/オフを繰り返す間欠制御を行う。
【0024】
時刻t1にて室内制御装置6からLO作動信号がCPU3に送られると、CPU3は、トランジスタTr1をオンすることによりリレー4をオンにする。これにより、ワイパモータ2が回転駆動してワイパが作動する。また、トランジスタTr3を常時オンにする制御を行う。すなわち、トランジスタTr3がオフになっている時にはオンにし、オンになっている時はそのままオンの状態を維持する。これにより、ワイパ位置検出部2aのP端子10に電力が供給され続けるので、ワイパが回転位置から停止位置に戻ってきた状態を確実に検出することができる。
【0025】
時刻t1にP端子が回転位置となり、ワイパ位置信号がCPU3から室内制御装置6に送られると、室内制御装置6からOFF信号がCPU3に送られるが、P端子10が回転位置にあるので、リレー4はオンの状態が保たれる。時刻t2にてワイパが停止位置に戻ると、CPU3はP端子10の電圧に基づいて、ワイパが停止位置にあることを検出する。この時、イグニッションスイッチ11がオン、ワイパ作動信号がOFF、かつ、ワイパが停止位置にあるので、CPU3はトランジスタTr1をオフにすることにより、リレー4をオフにする。これによりワイパの停止状態が保たれる。また、トランジスタTr3を所定時間ごとにオン/オフする間欠制御を行う。これにより、ワイパが停止状態にあるときのバッテリの電力消費を低減するとともに、室内制御装置6からOFF信号が送られている間に、ワイパが停止位置にあるか否かを確実に検出することができる。
【0026】
すなわち、ワイパが回転位置にある状態でイグニッションスイッチ11がオフにされて、ワイパが回転位置で停止した場合に、次回イグニッションスイッチ11がオンにされると、CPU3に送られてくるワイパ作動信号がOFF信号でも、トランジスタTr3の間欠制御を行うことにより、ワイパが停止位置にあるか回転位置にあるかを検出することができる。従って、ワイパが回転位置にあることが検出されれば、運転者がワイパスイッチ7を操作しなくても、ワイパを停止位置に戻すことができる。
【0027】
時刻t3では、再び室内制御装置6からLO作動信号がCPU3に送られる。LO作動信号を受信したCPU3は、リレー4をオンするとともに、トランジスタTr3をオンする。すなわち、時刻t1で行った制御と同じ制御を行う。ワイパスイッチ7が「INT」の位置にある間は、このような制御が繰り返し行われる。
【0028】
トランジスタTr3のオン/オフを繰り返す間欠制御を行う際に、オフとなってからオンとなるまでの時間、すなわち、トランジスタTr3がオフとなっている時間は、次のようにして算出することができる。フロントウインドがWET状態の時にワイパが低速作動する速度を46(rpm)とすると、P端子10が1回転するのに要する時間は、約1.3(=60/46)(sec)となる。図2に示すオートストッププレート上の停止位置の角度幅を20(°)とすると、P端子10がオートストッププレート上の停止位置を通過するのに要する時間は、約7.2(=1.3×20/360)(msec)となる。従って、トランジスタTr3のオン/オフを繰り返し行う間欠制御を行う際に、トランジスタTr3がオフとなっている時間を7.2(msec)以下に設定すれば、P端子10がオートストッププレート上の停止位置にあること、すなわち、ワイパが停止位置にあることを確実に検出することができる。
【0029】
本実施の形態におけるワイパ制御装置によれば、ワイパ位置を検出するワイパ位置検出部2aとイグニッション電源との間にスイッチング素子であるトランジスタTr3を設け、ワイパの作動OFF信号を受信し、かつ、ワイパが停止位置にある時にはトランジスタTr3のオン/オフを繰り返す間欠制御を行うので、ワイパが停止位置にある間の電力消費を低減することができる。また、上述したように、ワイパが回転位置にある状態でイグニッションスイッチ11をオフにしても、次回イグニッションスイッチ11をオンにしたときには、運転者がワイパスイッチ7を操作しなくても、ワイパを停止位置に戻すことができる。
【0030】
従来のワイパ制御装置では、ワイパが停止位置にある時(図6の時刻t2〜t3)にもワイパ位置検出部2aのP端子10に電力が供給され続けるために、ワイパを使用していない時にもワイパ制御装置が発熱することにより、ワイパ制御装置の耐熱特性に影響を与える可能性があった。これに対し、本実施の形態におけるワイパ制御装置によれば、ワイパが停止位置にある時にはトランジスタTr3を交互にオン/オフする間欠制御を行うので、ワイパ制御装置における発熱の問題を緩和することができる。
【0031】
本実施の形態におけるワイパ制御装置によれば、ワイパが回転位置にある時にはトランジスタTr3をオン状態に保つので、ワイパ位置検出部2aのP端子10に電力が供給され続けることにより、ワイパが回転位置から停止位置に戻ったことを確実に検出することができる。また、トランジスタTr3の間欠制御を行う際のオフ時間を、ワイパが低速作動している時にワイパが停止位置にある時間以下に設定することにより、トランジスタTr3の間欠制御を行っている間においても確実にワイパの停止状態を検出することができる。
【0032】
本発明は、上述した一実施の形態に限定されることはない。例えば、本実施の形態におけるワイパ制御装置では、フロントワイパを制御する装置として説明したが、リアワイパを制御する装置に適用することもできる。また、ワイパの間欠作動時に、車速に応じてワイパの停止時間を変えるワイパ制御装置が知られているが、本発明をそのようなワイパ制御装置に適用することもできる。
【0033】
特許請求の範囲の構成要素と一実施の形態の構成要素との対応関係は次の通りである。すなわち、CPU3およびワイパ位置検出部2aがワイパ位置検出手段を、CPU3が制御手段を、トランジスタTr3がスイッチング手段をそれぞれ構成する。なお、本発明の特徴的な機能を損なわない限り、各構成要素は上記構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるワイパ制御装置の一実施の形態における構成を示す図
【図2】ワイパ位置検出部の構成を示す図
【図3】一実施の形態におけるワイパ制御装置により行われる処理内容を示すフローチャート
【図4】イグニッションスイッチ、ワイパ作動信号、リレー4、トランジスタTr3、オートストップP端子の位置の各状態を示す図
【図5】従来のワイパ制御装置の構成を示す図
【図6】従来のワイパ制御装置を用いた場合において、イグニッションスイッチ、ワイパ作動信号、リレー4、トランジスタTr3、オートストップP端子の位置の各状態を示す図
【符号の説明】
1…ワイパ制御装置、2…ワイパモータ、2a…ワイパ位置検出部、3…CPU、4…ワイパON/OFFリレー、4a,4b…リレーコイル、5…ワイパHI/LOリレー、6…室内制御装置、7…ワイパスイッチ、10…P端子、11…イグニッションスイッチ、Tr1,Tr2,Tr3…トランジスタ、R1,R2…抵抗
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両のワイパを制御する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、車両に備え付けられたワイパを制御する装置として、図5に示すものが知られている(非特許文献1参照)。ワイパスイッチ7は、運転席のハンドル近辺に取り付けられており、運転者によって操作される。室内制御装置6は、ワイパスイッチ7のスイッチ位置と後述するワイパ制御回路1Aから送られてくるワイパ位置信号とに基づいて、ワイパ制御回路1AにLO作動信号、HI作動信号、OFF信号を送信する。
【0003】
ワイパ制御回路1Aは、CPU3、ワイパOn/Offリレー4(以下、単にリレー4と呼ぶ)、ワイパHI/LOリレー5(以下、単にリレー5と呼ぶ)、および、トランジスタTr1,Tr2を備える。ワイパ制御回路1Aは、室内制御装置6から送られてくるLO作動信号、HI作動信号またはOFF信号に基づいて、リレー4,5を制御することにより、ワイパモータ2を制御する。
【0004】
ワイパモータ2は、図示しないワイパを駆動するためのモータであり、接点Lに電力が供給された場合には低速作動(LO作動)し、接点Hに電力が供給された場合には高速作動(HI作動)する。ワイパモータ2には、図2に示すようなワイパ位置検出部2aが設けられている。ワイパ位置検出部2aには、ワイパモータ2の回転に伴ってオートストッププレート上を回転するP端子10が設けられている。ワイパが停止位置(格納位置)にある時には、P端子10がオートストッププレートを介してアースされ、ワイパが回転位置(停止位置以外の位置)の時にはP端子10が開路される。P端子10には、常にイグニッション電源から電力が供給されており、ワイパ制御回路1AのCPU3はP端子10の電圧を検出することにより、ワイパの位置が停止位置にあるのか回転位置にあるのかを検出する。検出されたワイパ位置に基づくワイパ位置信号は、室内制御装置6に送信される。
【0005】
従来のワイパ制御装置の動作について図5,図6を用いて説明する。図6は、イグニッションスイッチ、ワイパ作動信号、リレー4、オートストップP端子10の位置の各状態をそれぞれ示している。ワイパスイッチ7がINT(間欠作動)位置に操作されると、室内制御装置6はLO作動信号をワイパ制御回路1AのCPU3に送信する。CPU3は、LO作動信号を受信すると、トランジスタTr1をオンさせることによりリレー4をオンさせる。これにより、ワイパモータ2のL端子に電力が供給されて、ワイパモータ2は低速作動する(図6の時刻t1)。
【0006】
室内制御装置6は、CPU3から送られてくるワイパ位置信号によりワイパが回転位置であることを認識すると、CPU3にOFF信号を送信する。CPU3は、OFF信号を受信してもワイパが停止位置になるまではリレー4をON状態に保持し、ワイパが停止位置となった時にリレー4をオフする(図6の時刻t2)。室内制御装置6は、CPU3から送られてくるワイパ位置信号によってワイパが停止位置となったことを認識すると、所定時間後に再びLO作動信号をCPU3に送信して、ワイパを低速作動させる。このような動作を繰り返すことにより、ワイパの間欠作動を行う。
【0007】
【非特許文献1】
2002年2月 日産自動車 マーチ新型車解説書
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のワイパ制御装置では、ワイパ位置検出部2aのP端子10に常に電力を供給しているので、ワイパが停止位置にあるにも関わらず、バッテリの電力が消費されるという問題があった。
【0009】
本発明の目的は、ワイパが停止位置にある間のバッテリの電力消費を低減するワイパ制御装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明によるワイパ制御装置は、電源から電力が供給されている時にワイパの位置を検出するワイパ位置検出手段を備え、乗員によるワイパスイッチの操作とワイパ位置検出手段によって検出されたワイパ位置とに基づいて、ワイパの作動/停止を制御するものであり、検出されたワイパの位置に基づいて、ワイパ位置検出手段を制御する制御手段を備える。制御手段は、検出されたワイパの位置が停止位置である場合にワイパ位置検出手段を間欠制御することにより、上記目的を達成する。
【0011】
【発明の効果】
本発明によるワイパ制御装置によれば、ワイパが停止位置にあることが検出されると、ワイパ位置検出手段の間欠制御を行うので、ワイパが停止位置にある間の電源の電力消費を低減することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明によるワイパ制御装置の一実施の形態のシステム構成を示す図である。本発明によるワイパ制御装置を備えた一実施の形態のワイパ制御システムは、ワイパ制御回路1と、ワイパモータ2と、室内制御装置6と、ワイパスイッチ7とを備える。なお、図5に示す従来のワイパ制御システムと同一の構成要素については、同一の符合を付す。ワイパスイッチ7は、運転席のハンドル近辺に取り付けられており、運転者によって操作される。ワイパスイッチ7には、「OFF」、「INT」、「LO」、「HI」の4種類のスイッチ位置が設けられている。ワイパスイッチ7が「LO」の位置にあるときは、不図示のワイパが低速作動し、「HI」の位置にあるときは高速作動する。また、「INT」の位置にあるときは、所定時間ごとにワイパが低速で作動する間欠作動が行われる。
【0013】
室内制御装置6は、ワイパスイッチ7の各スイッチ位置と後述するワイパ制御回路1から送られてくるワイパ位置信号とに基づいて、ワイパ制御回路1にLO作動信号、HI作動信号、OFF信号を送信する。ワイパ制御回路1は、CPU3、リレー4、リレー5、トランジスタTr1,Tr2,Tr3、抵抗R1,R2を備える。
【0014】
ワイパモータ2は、ワイパを駆動するためのモータであり、接点Lに電力が供給された場合には低速作動(LO作動)し、接点Hに電力が供給された場合には高速作動(HI作動)する。本実施の形態では、ワイパモータ2が駆動することにより、車両のフロントワイパが作動する。ワイパモータ2には、図2に示すようなワイパ位置検出部2aが設けられている。ワイパ位置検出部2aには、ワイパモータ2の回転に伴ってオートストッププレート上を回転するP端子10が設けられている。P端子10は、ワイパが停止位置から作動して1往復する間にオートストッププレート上を1回転する。ワイパが停止位置(格納位置)にある時には、P端子10がオートストッププレートを介してアースされ、ワイパが回転位置の時にはP端子10が開路される。なお、本明細書では、ワイパが停止位置以外の位置にある状態を「ワイパが回転位置にある」と記す。
【0015】
P端子10への電源供給は、スイッチング素子であるPNPトランジスタTr3の動作に基づいて行われる。トランジスタTr3のベース端子は、CPU3に接続されており、エミッタ端子はイグニッション電源と、コレクタ端子は抵抗R1を介してP端子10と接続されている。CPU3によってトランジスタTr3がオンされると、ワイパ位置検出部2aのP端子10にイグニッション電源から電力が供給される。ワイパ制御回路1AのCPU3は、P端子10の電圧を検出することにより、ワイパの位置が停止位置にあるのか回転位置にあるのかを検出する。検出されたワイパ位置に基づくワイパ位置信号は、室内制御装置6に送信される。なお、イグニッション電源とは、イグニッションスイッチ11を介してバッテリBATと接続されており、イグニッションスイッチ11がオンすることにより電力が供給される電源のことである。
【0016】
NPNトランジスタTr1のベース端子はCPU3に接続されており、コレクタ端子はリレー4を構成するリレーコイル4aと接続されている。また、エミッタ端子は接地されている。CPU3は、後述する動作によってトランジスタTr1をオンさせることにより、リレー4をオンする。リレー4がオンすることにより、バッテリBATからワイパモータ2に電力が供給される。
【0017】
NPNトランジスタTr2のベース端子はCPU3に接続されており、コレクタ端子はリレー5を構成するリレーコイル5aと接続されている。また、エミッタ端子は接地されている。CPU3は、室内制御装置6からHI作動信号を受信すると、リレー5をオンさせる。CPU3は、HI作動信号を受信するとリレー4もオンさせるので、ワイパモータ2の接点Hに電力が供給される。これにより、ワイパモータ2は高速作動する。
【0018】
図3は、本実施の形態におけるワイパ制御装置で行われる処理動作を示すフローチャートである。ステップS10から始まる制御は、ワイパ制御回路1のCPU3にて行われる。ステップS10では、イグニッションスイッチ11がオンとなったか否かを判定する。イグニッションスイッチ11がオンになったと判定するとステップS20に進む。ステップS20では、室内制御装置6から送られてくる作動信号に基づいて、LO作動信号またはHI作動信号を受信したか否かを判定する。LO作動信号またはHI作動信号を受信したと判定するとステップS50に進み、受信していないと判定するとステップS30に進む。
【0019】
ステップS30では、トランジスタTr3をオンにする。これにより、ワイパ位置検出部2aのP端子10に電力が供給されるので、ワイパが停止位置にあるか回転位置にあるかを検出することができる。ステップS30に続くステップS40では、ワイパ位置検出部2aから送られてくるワイパ位置信号に基づいて、ワイパが回転位置にあるか否かを判定する。ワイパが回転位置にあると判定するとステップS50に進み、ワイパが停止位置にあると判定するとステップS70に進む。
【0020】
ステップS50では、トランジスタTr1をオンすることにより、リレー4をオンする。次のステップS60では、トランジスタTr3を常時オンにする。この場合、後述するステップS80にてトランジスタTr3の間欠制御を行うか、または、後述するステップS100でトランジスタTr3をオフする制御を行うまで、トランジスタTr3のオンの状態が保たれる。一方、ワイパが停止位置にあると判定されてステップS70に進むと、トランジスタTr1をオフすることにより、リレー4をオフする。次のステップS80では、トランジスタTr3のオン/オフを繰り返す間欠制御を行う。
【0021】
一方、ステップS10にてイグニッションスイッチ11がオフであると判定するとステップS90に進む。ステップS90では、トランジスタTr1をオフすることにより、リレー4をオフする。次のステップS100では、トランジスタTr3をオフする。ステップS60,S80,S100の制御が終わると、ステップS10に戻って、上述した処理が繰り返し行われる。
【0022】
なお、図3のフローチャートでは、本発明の特徴点であるトランジスタTr3のオン/オフ制御を説明するために、リレー5の制御についての説明を省略したが、上述したように、CPU3は室内制御装置6から送られる作動信号に基づいて、リレー5の制御も行う。
【0023】
図4は、イグニッションスイッチ、ワイパ作動信号、リレー4、トランジスタTr3、オートストップP端子10の位置の各状態を示す図である。図4を用いて、ワイパスイッチ7が「INT」の位置に設定された時の本実施の形態におけるワイパ制御装置の動作を説明する。操作者(運転者)によって、ワイパスイッチ7が「INT」の位置に設定されると、図4に示すように、所定時間ごとにLO作動信号が室内制御装置6からCPU3に送られる。時刻t0でイグニッションスイッチ11がオンになると、ワイパの作動信号がOFFであり、かつ、ワイパ位置検出部2aのP端子10が停止位置にあることから、トランジスタTr3のオン/オフを繰り返す間欠制御を行う。
【0024】
時刻t1にて室内制御装置6からLO作動信号がCPU3に送られると、CPU3は、トランジスタTr1をオンすることによりリレー4をオンにする。これにより、ワイパモータ2が回転駆動してワイパが作動する。また、トランジスタTr3を常時オンにする制御を行う。すなわち、トランジスタTr3がオフになっている時にはオンにし、オンになっている時はそのままオンの状態を維持する。これにより、ワイパ位置検出部2aのP端子10に電力が供給され続けるので、ワイパが回転位置から停止位置に戻ってきた状態を確実に検出することができる。
【0025】
時刻t1にP端子が回転位置となり、ワイパ位置信号がCPU3から室内制御装置6に送られると、室内制御装置6からOFF信号がCPU3に送られるが、P端子10が回転位置にあるので、リレー4はオンの状態が保たれる。時刻t2にてワイパが停止位置に戻ると、CPU3はP端子10の電圧に基づいて、ワイパが停止位置にあることを検出する。この時、イグニッションスイッチ11がオン、ワイパ作動信号がOFF、かつ、ワイパが停止位置にあるので、CPU3はトランジスタTr1をオフにすることにより、リレー4をオフにする。これによりワイパの停止状態が保たれる。また、トランジスタTr3を所定時間ごとにオン/オフする間欠制御を行う。これにより、ワイパが停止状態にあるときのバッテリの電力消費を低減するとともに、室内制御装置6からOFF信号が送られている間に、ワイパが停止位置にあるか否かを確実に検出することができる。
【0026】
すなわち、ワイパが回転位置にある状態でイグニッションスイッチ11がオフにされて、ワイパが回転位置で停止した場合に、次回イグニッションスイッチ11がオンにされると、CPU3に送られてくるワイパ作動信号がOFF信号でも、トランジスタTr3の間欠制御を行うことにより、ワイパが停止位置にあるか回転位置にあるかを検出することができる。従って、ワイパが回転位置にあることが検出されれば、運転者がワイパスイッチ7を操作しなくても、ワイパを停止位置に戻すことができる。
【0027】
時刻t3では、再び室内制御装置6からLO作動信号がCPU3に送られる。LO作動信号を受信したCPU3は、リレー4をオンするとともに、トランジスタTr3をオンする。すなわち、時刻t1で行った制御と同じ制御を行う。ワイパスイッチ7が「INT」の位置にある間は、このような制御が繰り返し行われる。
【0028】
トランジスタTr3のオン/オフを繰り返す間欠制御を行う際に、オフとなってからオンとなるまでの時間、すなわち、トランジスタTr3がオフとなっている時間は、次のようにして算出することができる。フロントウインドがWET状態の時にワイパが低速作動する速度を46(rpm)とすると、P端子10が1回転するのに要する時間は、約1.3(=60/46)(sec)となる。図2に示すオートストッププレート上の停止位置の角度幅を20(°)とすると、P端子10がオートストッププレート上の停止位置を通過するのに要する時間は、約7.2(=1.3×20/360)(msec)となる。従って、トランジスタTr3のオン/オフを繰り返し行う間欠制御を行う際に、トランジスタTr3がオフとなっている時間を7.2(msec)以下に設定すれば、P端子10がオートストッププレート上の停止位置にあること、すなわち、ワイパが停止位置にあることを確実に検出することができる。
【0029】
本実施の形態におけるワイパ制御装置によれば、ワイパ位置を検出するワイパ位置検出部2aとイグニッション電源との間にスイッチング素子であるトランジスタTr3を設け、ワイパの作動OFF信号を受信し、かつ、ワイパが停止位置にある時にはトランジスタTr3のオン/オフを繰り返す間欠制御を行うので、ワイパが停止位置にある間の電力消費を低減することができる。また、上述したように、ワイパが回転位置にある状態でイグニッションスイッチ11をオフにしても、次回イグニッションスイッチ11をオンにしたときには、運転者がワイパスイッチ7を操作しなくても、ワイパを停止位置に戻すことができる。
【0030】
従来のワイパ制御装置では、ワイパが停止位置にある時(図6の時刻t2〜t3)にもワイパ位置検出部2aのP端子10に電力が供給され続けるために、ワイパを使用していない時にもワイパ制御装置が発熱することにより、ワイパ制御装置の耐熱特性に影響を与える可能性があった。これに対し、本実施の形態におけるワイパ制御装置によれば、ワイパが停止位置にある時にはトランジスタTr3を交互にオン/オフする間欠制御を行うので、ワイパ制御装置における発熱の問題を緩和することができる。
【0031】
本実施の形態におけるワイパ制御装置によれば、ワイパが回転位置にある時にはトランジスタTr3をオン状態に保つので、ワイパ位置検出部2aのP端子10に電力が供給され続けることにより、ワイパが回転位置から停止位置に戻ったことを確実に検出することができる。また、トランジスタTr3の間欠制御を行う際のオフ時間を、ワイパが低速作動している時にワイパが停止位置にある時間以下に設定することにより、トランジスタTr3の間欠制御を行っている間においても確実にワイパの停止状態を検出することができる。
【0032】
本発明は、上述した一実施の形態に限定されることはない。例えば、本実施の形態におけるワイパ制御装置では、フロントワイパを制御する装置として説明したが、リアワイパを制御する装置に適用することもできる。また、ワイパの間欠作動時に、車速に応じてワイパの停止時間を変えるワイパ制御装置が知られているが、本発明をそのようなワイパ制御装置に適用することもできる。
【0033】
特許請求の範囲の構成要素と一実施の形態の構成要素との対応関係は次の通りである。すなわち、CPU3およびワイパ位置検出部2aがワイパ位置検出手段を、CPU3が制御手段を、トランジスタTr3がスイッチング手段をそれぞれ構成する。なお、本発明の特徴的な機能を損なわない限り、各構成要素は上記構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるワイパ制御装置の一実施の形態における構成を示す図
【図2】ワイパ位置検出部の構成を示す図
【図3】一実施の形態におけるワイパ制御装置により行われる処理内容を示すフローチャート
【図4】イグニッションスイッチ、ワイパ作動信号、リレー4、トランジスタTr3、オートストップP端子の位置の各状態を示す図
【図5】従来のワイパ制御装置の構成を示す図
【図6】従来のワイパ制御装置を用いた場合において、イグニッションスイッチ、ワイパ作動信号、リレー4、トランジスタTr3、オートストップP端子の位置の各状態を示す図
【符号の説明】
1…ワイパ制御装置、2…ワイパモータ、2a…ワイパ位置検出部、3…CPU、4…ワイパON/OFFリレー、4a,4b…リレーコイル、5…ワイパHI/LOリレー、6…室内制御装置、7…ワイパスイッチ、10…P端子、11…イグニッションスイッチ、Tr1,Tr2,Tr3…トランジスタ、R1,R2…抵抗
Claims (4)
- 電源に接続され、電源から電力が供給されている時にワイパの位置を検出するワイパ位置検出手段を備え、乗員によるワイパスイッチの操作と前記ワイパ位置検出手段によって検出されたワイパ位置とに基づいて、ワイパの作動/停止を制御するワイパ制御装置において、
前記ワイパ位置検出手段によって検出されたワイパの位置に基づいて、前記ワイパ位置検出手段を制御する制御手段を備え、
前記制御手段は、前記ワイパ位置検出手段によって検出されたワイパの位置が停止位置である場合には、前記ワイパ位置検出手段を間欠制御することを特徴とするワイパ制御装置。 - 請求項1に記載のワイパ制御装置において、
前記ワイパ位置検出手段と電源との間に接続されたスイッチング手段をさらに備え、
前記制御手段は、前記ワイパ位置検出手段によって検出されたワイパの位置が停止位置である場合には、前記スイッチング手段を間欠的にオン/オフすることによって、前記ワイパ位置検出手段を間欠制御することを特徴とするワイパ制御装置。 - 請求項1または2に記載のワイパ制御装置において、
前記制御手段は、前記ワイパ位置検出手段によりワイパが回転位置にあることが検出されると、前記スイッチング手段をオン状態に保つことを特徴とするワイパ制御装置。 - 請求項2または3に記載のワイパ制御装置において、
前記間欠制御における前記スイッチング手段のオフ時間は、前記ワイパの低速作動時に前記ワイパが前記停止位置に停止している時間以下であることを特徴とするワイパ制御装置。
Priority Applications (1)
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JP2002297193A JP2004130918A (ja) | 2002-10-10 | 2002-10-10 | ワイパ制御装置 |
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KR100892347B1 (ko) | 2007-09-05 | 2009-04-08 | 현대자동차주식회사 | 차량용 와이퍼 정위치 정지장치 |
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- 2002-10-10 JP JP2002297193A patent/JP2004130918A/ja active Pending
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