JP2543035Y2 - 回転機の駆動制御回路 - Google Patents

回転機の駆動制御回路

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JP2543035Y2
JP2543035Y2 JP1992028548U JP2854892U JP2543035Y2 JP 2543035 Y2 JP2543035 Y2 JP 2543035Y2 JP 1992028548 U JP1992028548 U JP 1992028548U JP 2854892 U JP2854892 U JP 2854892U JP 2543035 Y2 JP2543035 Y2 JP 2543035Y2
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英祐 諸井
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は回転機の駆動制御回路に
係り、詳しくは回転機を正逆回転又は回転を停止させる
リレーの保護を行う回転機の駆動制御回路に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、図9に示すように、直流モータ5
1の両端には第5,6のリレーRy52,Ry53がぞ
れぞれ接続されている。前記第5のリレーRy52の切
換片54は図示しない切換制御回路により接点55,5
6に切換接続されるようになっている。又、前記接点5
5は電源57に接続され、接点56はアース58に接続
されている。
【0003】同様に、前記第6のリレーRy53の切換
片59は図示しない切換制御回路により接点60,61
に切換接続されるようになっている。又、前記接点60
は電源57に接続され、接点61はアース58に接続さ
れている。
【0004】従って、図示しない切換制御回路により第
5のリレーRy52の切換片54が接点55に接続さ
れ、第6のリレーRy53の切換片59が接点61に接
続されると、電源57から直流モータ51に電流I10が
流れて該直流モータ51が回転する。又、逆に図示しな
い切換制御回路により第5のリレーRy52の切換片5
4が接点56に接続され、第6のリレーRy53の切換
片59が接点60に接続されると、電源57から直流モ
ータ51に電流I11が流れて該直流モータ51が逆回転
する。
【0005】又、前記直流モータ51の回転を停止させ
る場合においては、第5,6のリレーRy52,Ry5
3の切換片54,59を接点56,61に接続し、直流
モータ51の両端をアース58に接続する。すると、直
流モータ51は閉ループとなるため、直流モータ51の
慣性回転にて発生する起電力により逆電流が直流モータ
51に流れて回転が速やかに停止する。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、例えば
図示しない切換制御回路により第5のリレーRy52の
切換片54が接点55に接続され、第6のリレーRy5
3の切換片59が接点61に接続された状態において、
モータ51の回転を停止させるべく、図示しない切換制
御回路により第5のリレーRy52の切換片54を接点
55から切り離し、接点56へ接続する。このとき、切
換片54と接点55との間に放電が発生し、この放電に
より接点55,56間を接続してしまう。従って、電源
57から接点55,56を介して短絡電流I12が流れ、
第5のリレーRy52の接点55,56が溶損する。そ
のため、第5のリレーが壊れてしまうという問題があ
る。
【0007】本考案は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、その目的はリレーが壊れることを防
止することができる回転機の駆動制御回路を提供するこ
とにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案は上記問題点を解
決するため、第1考案は、回転機の両方の各端子を電源
又はアースにそれぞれ切換接続する第1,2のリレー
により前記回転機を正回転又は逆回転させるとともに
該回転機の回転方向を切り換える際に前記回転機の両端
子をそれぞれ接続して一旦その回転減速させる回転
機の駆動制御回路であって、前記第1,2のリレーに
電源を供給又は遮断する電源供給手段と、前記回転機の
回転方向を切り換える際に、前記電源供給手段により電
源供給を遮断した後に前記回転機の両端子が接続するよ
うに前記第1及び第2のリレーの一方を切り換え、その
所定時間後他方のリレーを切り換えるように、第1及び
第2のリレーを制御する開閉制御手段とを備えたことを
その要旨とする。
【0009】第2考案は、前記電源供給手段を第3のリ
レーにより構成し、電源側に接続されることにより電源
を供給し、電源遮断時は開放状態としたことをその要旨
とする。
【0010】第3考案は、前記電源供給手段をトランジ
スタにより構成したことをその要旨とする。
【0011】
【作用】第1考案においては、回転機の回転方向を切り
換える際、電源供給手段により電源供給を遮断した後、
開閉制御手段は前記回転機の両端子が接続するように第
1及び第2のリレーの一方を切り換える。そして、回転
機の両端子が接続された後、他方のリレーを切り換え
る。すると、回転機の端子が逆になって回転機の回転方
向が切り換えられる。
【0012】従って、電源供給手段により電源供給を遮
断した後、惰性回転している回転機の両端子を接続して
ブレーキ電流による減速を充分に行うために第1及び第
2のリレーの一方を切り換えるため、第1及び第2のリ
レーのうち切り換えられたリレーには放電が発生せず短
絡電流は流れない。このため、切り換えられたリレーの
溶損が防止されるさらに、回転機の回転方向を変える
ために行う第1及び第2のリレーの他方の切り換えは、
上記一方のリレーの切り換えから所定時間を置いてから
行うことにしているため、回転機の回転を充分に減速し
てから行われ、惰性回転で発生するブレーキ電流による
放電をも防止することができる。このため、他方のリレ
ーの溶損も防止できる。
【0013】第2考案においては、回転機の回転方向を
切り換える際、第3のリレーの開放を行った後、開閉制
御手段は前記回転機の両端子が接続するように第1及び
第2のリレーの一方を切り換える。そして、回転機の両
端子が接続された後、他方のリレーを切り換える。する
と、回転機の端子が逆になって回転機の回転方向が切り
換えられる。
【0014】この第3のリレーの開放のとき、放電は発
生するが、第1及び第2のリレーにより回転機の両端が
電源とアースにそれぞれ接続されているので回転機の内
部抵抗により第3のリレーには短絡電流は流れない。
【0015】更に、第3のリレーの開放を行った後、第
1及び第2のリレーを切換接続するため、第1及び第2
のリレーには放電が発生せず短絡電流は流れない。この
ため、各リレーの溶損の防止が行われる。
【0016】第3考案においては、回転機の回転方向を
切り換える際、トランジスタのオン・オフ動作により電
源供給を遮断した後、開閉制御手段は前記回転機の両端
子が接続するように第1及び第2のリレーの一方を切り
換える。そして、回転機の両端子が接続された後、他方
のリレーを切り換える。すると、回転機の端子が逆にな
って回転機の回転方向が切り換えられる。
【0017】従って、トランジスタのオン・オフ動作に
より電源供給を遮断した後、第1及び第2のリレーを切
換接続するため、第1及び第2のリレーには放電が発生
せず短絡電流は流れない。このため、各リレーの溶損の
防止が行われる。
【0018】
【実施例】以下、本考案を車両用ワイパーアームを駆動
させる回転機(直流モータ)の駆動制御回路に具体化し
た一実施例を図1〜図5に基づいて説明する。
【0019】図1に示すように、駆動制御回路1を構成
する開閉制御手段としてのコントローラ2には直流電源
3が並列接続されている。又、前記コントローラ2には
操作スイッチ4が接続され、この操作スイッチ4のオン
操作に基づいて駆動制御回路1が動作するようになって
いる。
【0020】前記直流電源3の正極には第3のリレーと
しての電源切換リレーRyの接点5aが接続されてい
る。又、前記電源切換リレーRyの接点5bはオープン
端子となっており、前記電源切換リレーRyの切換片5
cは接点5a又は接点5bに対して切換接続されるよう
になっている。尚、電源切換リレーRyが動作していな
い状態(非動作状態)のとき、切換片5cは接点5bに
接続されている。
【0021】前記直流電源3の正極には前記電源切換リ
レーRyの励磁コイル6の一端が接続され、該励磁コイ
ル6の他端はエミッタ接地されたNPNトランジスタT
r1のコレクタに接続されている。又、前記トランジス
タTr1のベースは前記コントローラ2に接続されてい
る。そのコントローラ2からトランジスタTr1のベー
スにHレベル(高電位)信号が出力されると、該トラン
ジスタTr1はオンする。このため、励磁コイル6は励
磁されて電源切換リレーRyが動作状態となり、前記切
換片5cは接点5bから離間して接点5aに切換接続さ
れる。
【0022】又、コントローラ2からトランジスタTr
1のベースにLレベル(低電位)信号が出力されると、
該トランジスタTr1はオフする。このため、励磁コイ
ル6は消磁されて電源切換リレーRyが非動作状態とな
り、前記切換片5cは接点5aから離間して接点5bに
切換接続される。
【0023】尚、励磁コイル6に対して逆バイアスとな
るダイオードDが並列に接続されている。このダイオー
ドDによって励磁コイル6が消磁されたとき発生する逆
起電力を吸収してトランジスタTr1のコレクタ・エミ
ッタ間の耐電圧を超えないようにしている。
【0024】前記電源切換リレーRyの切換片5cは第
1,2のリレーRy1,Ry2の接点7a,9aにそれ
ぞれ接続されている。前記第1,2のリレーRy1,R
y2の接点7b,9bは前記直流電源3の負極にそれぞ
れ接続されている。
【0025】前記第1のリレーRy1の切換片7cは前
記接点7a又は接点7bに対して切換接続されるように
なっている。尚、第1のリレーRy1が動作していない
状態(非動作状態)のとき、切換片7cは接点7bに接
続されている。そして、前記切換片7cは接続端子11
aを介して直流モータ12の一端に接続されている。
【0026】又、前記直流電源3の正極には前記第1の
リレーRy1の励磁コイル8の一端が接続され、該励磁
コイル8の他端はエミッタ接地されたNPNトランジス
タTr2のコレクタに接続されている。又、前記トラン
ジスタTr2のベースは前記コントローラ2に接続され
ている。そのコントローラ2からトランジスタTr2の
ベースにHレベル(高電位)信号が出力されると、該ト
ランジスタTr2はオンする。このため、励磁コイル8
は励磁されて第1のリレーRy1が動作状態となり、前
記切換片7cは接点7bから離間して接点7aに切換接
続される。
【0027】又、コントローラ2からトランジスタTr
2のベースにLレベル(低電位)信号が出力されると、
該トランジスタTr2はオフする。このため、励磁コイ
ル8は消磁されて第1のリレーRy1が非動作状態とな
り、前記切換片7cは接点7aから離間して接点7bに
切換接続される。
【0028】尚、励磁コイル8には前記電源切換リレー
Ryと同様に逆バイアスとなるダイオードDが並列に接
続されている。前記第2のリレーRy2の切換片9cは
前記接点9a又は接点9bに対して切換接続されるよう
になっている。尚、第2のリレーRy2が動作していな
い状態(非動作状態)のとき、切換片9cは接点9bに
接続されている。そして、前記切換片9cは接続端子1
1bを介して直流モータ12の他端に接続されている。
【0029】又、前記直流電源3の正極には前記第2の
リレーRy2の励磁コイル10の一端が接続され、該励
磁コイル10の他端はエミッタ接地されたNPNトラン
ジスタTr3のコレクタに接続されている。又、前記ト
ランジスタTr3のベースは前記コントローラ2に接続
されている。そのコントローラ2からトランジスタTr
3のベースにHレベル(高電位)信号が出力されると、
該トランジスタTr3はオンする。このため、励磁コイ
ル10は励磁されて第2のリレーRy2が動作状態とな
り、前記切換片9cが接点9bから離間して接点9aに
切換接続される。
【0030】又、コントローラ2からトランジスタTr
3のベースにLレベル(低電位)信号が出力されると、
該トランジスタTr3はオフする。このため、励磁コイ
ル10は消磁されて第2のリレーRy2が非動作状態と
なり、前記切換片9cは接点9aから離間して接点9b
に切換接続される。
【0031】尚、励磁コイル10には前記電源切換リレ
ーRyと同様に逆バイアスとなるダイオードDが並列に
接続されている。前記直流モータ12には図8に示すク
ランクアーム15が接続され、正逆回転するとワイパー
アーム16が払拭動作するようになっている。尚、本実
施例においては、コントローラ2によって直流モータ1
2が正回転すると図8のクランクアーム15は下反転位
置Xから下反転位置Yに時計方向に回転するようになっ
ている。この回転により、図に示す一対のワイパーア
ーム16は停止位置Aから反転位置Bに向かい停止位置
Aに再び戻る一往復動作するようになっている。
【0032】そして、前記クランクアーム15が下反転
位置Yに達すると、図示しない位置検出スイッチからの
位置検出信号に基づいてコントローラ2は直流モータ1
2を逆回転させる。すると、前記クランクアーム15は
下反転位置Yから反時計方向に回転し、前記ワイパーア
ーム16は更に一往復動作する。又、クランクアーム1
6が下反転位置Xに達すると、図示しない位置検出スイ
ッチの位置検出信号に基づいてコントローラ2は直流モ
ータ12を再び正回転させる。そのため、ワイパーアー
ム16は停止位置A、反転位置B、停止位置Aの順で再
び一往復動作する。この繰り返しによりワイパーアーム
16は払拭動作を行うようになっている。
【0033】次に、上記駆動制御回路1の作用を図2〜
図6に基づいて説明する。ワイパーアームが停止位置に
ある状態において、ワイパーアームの払拭動作を行わせ
るべく、操作スイッチ4をオン操作する。コントローラ
2はこのオン動作に基づいてトランジスタTr1,Tr
2のベースにHレベル信号を出力し、該トランジスタT
r1,Tr2をオンさせる。このため、図3に示すよう
に、励磁コイル6,8は励磁されて電源切換リレーR
y,第1のリレーRy1が動作状態となる。
【0034】すると、電源切換リレーRyの切換片5c
は接点5aに切換接続されるとともに、第1の切換リレ
ーRyの切換片7cは接点7aに切換接続される。この
ため、直流モータ12の接続端子11aは直流電源3の
正極に接続され、接続端子11bは直流電源3の負極に
接続される。
【0035】従って、直流電源3から電流I1 が直流モ
ータ12に供給されるので、該直流モータ12は正回転
し、ワイパーアーム16は停止位置A、反転位置B、停
止位置Aの順で払拭動作(一往復動)を行う。そして、
前記クランクアーム15が下反転位置Yに達すると、図
示しない位置検出スイッチが位置検出信号を出力する。
このため、図4に示すように、前記コントローラ2は直
流モータ12を逆回転させるべく、まずトランジスタT
r1のベースにLレベル信号を出力し、該トランジスタ
Tr1をオフさせる。すると、励磁コイル6は消磁され
て電源切換リレーRyが非動作状態となる。つまり、電
源切換リレーRyの切換片5cは接点5aから離間して
接点5bに切換接続される。そのため、第1のリレーの
接点7aは直流電源3の正極から開放され、直流モータ
12には直流電源3からの電流I1 が供給されなくな
る。
【0036】所定時間(本実施例においては100ms
ec程度)後、図5に示すように、コントローラ2はト
ランジスタTr2のベースにLレベル信号を出力してト
ランジスタTr2をオフする。そのため、第1のリレー
Ry1の励磁コイル8は消磁されて切換片7cが接点7
bに切換接続される。すると、直流モータ12は閉ルー
プとなるため、慣性回転により発生する起電力により該
直流モータ12には逆電流I2 が流れ、回転が速やかに
停止する。
【0037】その後、図6に示すように、コントローラ
2はトランジスタTr1,Tr3のベースにHレベルの
信号を出力し、該トランジスタTr1,Tr3をオンさ
せる。すると、電源切換リレーRy及び第2のリレーR
y2の励磁コイル6,10は励磁される。そのため、切
換片5cは接点5bから接点5aに切換接続されるとと
もに、切換片9cは接点9bから接点9aに切換接続さ
れる。
【0038】従って、前記直流モータ12の接続端子1
1aは直流電源3の負極に接続され、接続端子11bは
直流電源3の正極に接続される。そして、前記直流電源
3から直流モータ12に電流I3 が流れ、該直流モータ
12は逆回転を行う。すると、ワイパーアーム16は再
び停止位置A、反転位置B、停止位置Aの順で払拭を行
う。
【0039】一方、ワイパーアーム16の払拭動作を停
止させるべく、操作スイッチ4をオフ操作し、図示しな
い位置検出スイッチが停止位置を検出すると、図4に示
すように、コントローラ2はトランジスタTr1のベー
スにLレベル信号を出力し、該トランジスタTr1をオ
フさせる。このため、励磁コイル6が消磁されて電源切
換リレーRyが非動作状態となる。すると、電源切換リ
レーRyの切換片5cが接点5aから離間して接点5b
に切換接続される。そのため、第1のリレーの接点7a
は直流電源3の正極から開放され、直流モータ12には
直流電源3から電流I3 が供給されなくなる。
【0040】そして、所定時間(本実施例においては1
00msec程度)後、図5に示すように、コントロー
ラ2はトランジスタTr3のベースにLレベル信号を出
力し、該トランジスタTr3をオフさせる。このため、
励磁コイル10は消磁されて第2のリレーRy2が非動
作状態となる。すると、第2のリレーRy2の切換片9
cは接点9aから離間して接点9bに切換接続される。
そのため、直流モータ12の接続端子11a,11bは
切換片7c,9c及び接点7a,9aを介して直流電源
3の負極(アース)に接続される。
【0041】従って、直流モータ12は閉ループとな
り、直流モータ12の慣性回転にて発生する起電力によ
り逆電流I4 が直流モータ12に流れて回転が速やかに
停止する。
【0042】以上、詳述したように、直流モータ12の
回転を停止させるときや、回転方向を変更するとき、ま
ず電源切換リレーRyの切換片5cをオープン端子とな
る接点5bに切換接続して電源供給を停止した後、第
1,2のリレーRy1,Ry2の切換片7c,9cを各
接点7a,7b、9a,9bに切換接続を行う。従っ
て、第1,2のリレーRy1,Ry2の接点7a,7
b、9a,9bと切換片7c,9cとの間には放電によ
る短絡電流は流れない。この結果、接点7a,7b、9
a,9bの溶損を防止することができる。
【0043】又、電源切換リレーRyの切換片5cが接
点5aから5bに切り換えられる際、直流モータ12の
両端は第1,2のリレーによりまだそれぞれ直流電源3
の正極及び負極にそれぞれ接続された状態にある。その
ため、切換片5cと接点5aとの間に放電が発生する
が、直流モータ12の内部抵抗によって放電による短絡
電流を阻止することができる。
【0044】更に、コントローラ2はトランジスタTr
1〜Tr3をオン・オフ制御して第1,2のリレーRy
1,Ry2及び電源切換リレーRyを動作状態又は非動
作状態とする。そのため、コントローラ2には第1,2
のリレーRy1,Ry2及び電源切換リレーRyからの
ノイズが入らないようにすることができ、コントローラ
2の誤動作を防止することができる。
【0045】本実施例においては、電源切換リレーRy
を非動作状態としてから100msec後、第1のリレ
ーRy1又は第2のリレーRy2を非動作状態とした
が、この時間設定は使用用途に応じて任意に変更するこ
とも可能である。
【0046】尚、本実施例においては、電源切換リレー
Ryの接点5bをオープン端子としたが、図7に示すよ
うに、接点5bを抵抗Rを介して接続するように構成す
ることも可能である。
【0047】本実施例においては、車両用ワイパーアー
ムを駆動させる直流モータ12の駆動制御回路に具体化
したが、要は回転機(直流モータ)の両端をアースに接
地して回転を停止させたり、電源に対する回転機の両端
の接続を入れ換えて回転方向を変更する駆動制御回路の
全てに適用することが可能である。
【0048】又、電源切換リレーRyの代わりにトラン
ジスタを使用し、このトランジスタのオン・オフによっ
て第1,2のリレーRy1,Ry2に電源を供給又は遮
断するように構成することも可能である。
【0049】
【考案の効果】以上詳述したように本考案によれば、
転機の回転方向を切り換える際、一旦、回転機を発電制
動させるものであっても、この発電制動のためのリレー
の切り換え、および発電制動から逆回転のためのリレー
の切り換えにおいて、第1及び第2のリレーには放電が
発生せず短絡電流は流れないため、両リレーの接点の溶
損を確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る直流モータの駆動制御回路を示す
電気回路図である。
【図2】駆動制御回路のタイムチャート図である。
【図3】駆動制御回路の動作を示す作用図である。
【図4】駆動制御回路の動作を示す作用図である。
【図5】駆動制御回路の動作を示す作用図である。
【図6】駆動制御回路の動作を示す作用図である。
【図7】電源切換リレーの別例を示す説明図である。
【図8】ワイパーアーム及びクランクアームの簡略構成
を示す説明図である。
【図9】従来の駆動制御回路を示す電気回路図である。
【符号の説明】
1…駆動制御回路、2…開閉制御手段としてのコントロ
ーラ、3…直流電源、12…回転機としての直流モー
タ、Ry1…第1のリレー、Ry2…第2のリレー、R
y…電源供給手段としての電源切換リレー

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転機の両方の各端子を電源又はアース
    にそれぞれ切換接続する第1,2のリレーにより
    記回転機を正回転又は逆回転させるとともに該回転機の
    回転方向を切り換える際に前記回転機の両端子をそれぞ
    れ接続して一旦その回転減速させる回転機の駆動制
    御回路であって、 前記第1,2のリレーに電源を供給又は遮断する電源
    供給手段と、 前記回転機の回転方向を切り換える際に、前記電源供給
    手段により電源供給を遮断した後に前記回転機の両端子
    が接続するように前記第1及び第2のリレーの一方を切
    り換え、その所定時間後他方のリレーを切り換えるよう
    に、第1及び第2のリレーを制御する開閉制御手段とを
    備えたことを特徴とする回転機の駆動制御回路。
  2. 【請求項2】 前記電源供給手段を第3のリレーにより
    構成し、電源側に接続されることにより電源を供給し、
    電源遮断時は開放状態としたことを特徴とする請求項1
    記載の回転機の駆動制御回路。
  3. 【請求項3】 前記電源供給手段をトランジスタにより
    構成したことを特徴とする請求項1記載の回転機の駆動
    制御回路。
JP1992028548U 1992-04-28 1992-04-28 回転機の駆動制御回路 Expired - Lifetime JP2543035Y2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
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