JP3830285B2 - ワイパ制御装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、ワイパモ−タを制御するワイパ制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ワイパモータを正回転又は逆回転してワイパを駆動するワイパ制御装置が実公平3−13082号公報に開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記した従来のワイパ制御装置では、カムプレート32の金属板に接点34又は接点35が接続されている間、ワイパモータ31に電流が流れる。それ故、金属板33と接点34又は接点35との接触状態が低下すると、ワイパモータ31に流れる電流が、不連続になる。
【0004】
【発明の目的】
この発明に係わるワイパ制御装置は、ワイパの位置検出装置の金属プレートから接点が離れている間にワイパモータに電流が流れ続け、接点が金属プレートに接続されるとワイパモータに流れる電流が遮断されるワイパ制御装置を提供することを目的としている。
【0005】
【発明の構成】
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明の請求項1に係わるワイパモータ用のワイパ制御装置は、モータのシャフトに結合された回転円板、及びこの回転円板上に配置され、互いに接続された金属製の第1及び第2のコンタクトプレート、前記回転円板上をスライドし、前記第1のコンタクトプレートと電気的に接続されると第1の反転信号を発生する第1のコンタクタ、前記回転円板上をスライドし、前記第2のコンタクトプレートと電気的に接続されると第2の反転信号を発生する第2のコンタクタを有する位置スイッチと、前記モータの第1の端子に接続された第1のリレー接点及び第1のリレーコイルを有し、前記モータに前記モータを正回転する電流を供給する第1のリレーと、前記モータの第2の端子に接続された第2のリレー接点及び第2のリレーコイルを有し、前記モータに前記モータを逆回転する電流を供給する第2のリレーと、前記第1のリレーコイルに接続され、前記第1のリレーコイルに電流を供給する第1の駆動回路と、前記第2のリレーコイルに接続され、前記第2のリレーコイルに電流を供給する第2の駆動回路と、前記第1の駆動回路及び前記位置スイッチの第1のコンタクタに接続され、第1の反転信号を検出し、前記第1の駆動回路から前記第1のリレーコイルへ供給される電流を遮断する第1の位置検出回路と、前記第2の駆動回路及び前記位置スイッチの第2のコンタクタに接続され、第2の反転信号を検出し、前記第2の駆動回路から前記第2のリレーコイルへ供給される電流を遮断する第2の位置検出回路とを備えることにより、目的を達成する。
【0007】
この発明の請求項2に係わるワイパ制御装置は、モータのシャフトに結合された回転円板、及びこの回転円板上に配置され、互いに接続された金属製の第1及び第2のコンタクトプレート、前記回転円板上をスライドし、前記第1のコンタクトプレートと電気的に接続されると第1の反転信号又は格納信号を発生する第1のコンタクタ、前記回転円板上をスライドし、前記第2のコンタクトプレートと電気的に接続されると第2の反転信号を発生する第2のコンタクタとを有する位置スイッチと、前記モータの第1の端子に接続された第1のリレー接点及び第1のリレーコイルを有し、前記モータに前記モータを正回転する電流を供給する第1のリレーと、前記モータの第2の端子に接続された第2のリレー接点及び第2のリレーコイルを有し、前記モータに前記モータを逆回転する電流を供給する第2のリレーと、前記第1のリレーコイルに接続され、前記第1のリレーコイルに電流を供給する第1の駆動回路と、前記第2のリレーコイルに接続され、前記第2のリレーコイルに電流を供給する第2の駆動回路と、前記第1の駆動回路及び前記位置スイッチの第1のコンタクタに接続され、第1の反転信号を検出し、前記第1の駆動回路から前記第1のリレーコイルへ供給される電流を遮断する第1の位置検出回路と、前記第2の駆動回路及び前記位置スイッチの第2のコンタクタに接続され、第2の反転信号を検出し、前記第2の駆動回路から前記第2のリレーコイルへ供給される電流を遮断する第2の位置検出回路と、前記位置スイッチの第1のコンタクタ及び第2のコンタクタに接続されるとともに、前記第1の位置検出回路および第2の位置検出回路に接続され、前記位置スイッチの第2のコンタクタが第2の反転信号を発生したとき、前記第2の駆動回路から前記第2のリレーコイルへ供給される電流を保持し、前記位置スイッチの第1のコンタクタが格納信号を発生したとき、前記第2の駆動回路から前記第2のリレーコイルへ供給される電流を遮断する格納駆動回路と、前記格納駆動回路と前記ワイパスイッチに接続され、前記ワイパスイッチがオン信号を発生している間、前記格納駆動回路の作動を禁止する格納禁止回路とを備えることにより、目的を達成する。
【0008】
【実施例】
以下、図1には、この発明に係わるワイパ制御装置の第1実施例が示されている。
【0009】
図示されるワイパ制御装置1は、主として、モータ2、位置スイッチ3、ワイパスイッチ5、コントローラ6から構成されており、コントローラ6は、第1の位置検出回路7、第2の位置検出回路8、駆動出力保持回路10、第1の反転時間遅延回路11、第2の反転時間遅延回路12、第1の駆動回路13、第2の駆動回路14を含んでいる。
【0010】
モータ2は、第1のブラシ端子2a、第2のブラシ端子2bを備えており、第1のブラシ端子2aはコントローラ6に備えられた7番端子に接続され、第2のブラシ端子2bはコントローラ6に備えられた8番端子に接続されている。
【0011】
モータ2は、アーマチュアシャフト2cを備えており、このアーマチュアシャフト2cがリンク40を介してワイパブレード41に結合されている。コントローラ6の7番端子に電源50からの電圧が印加されるとともにコントローラ6の8番端子が接地されることによって、第1のブラシ端子2aから第2のブラシ端子2bに電源50からの電流が供給されると、アーマチュアシャフト2cが正回転してワイパブレード41は第1の反転位置Aから第2の反転位置Bまで移動する。これに反して、コントローラ6の8番端子に電源50からの電圧が印加されるとともにコントローラ6の7番端子が接地されることによって、第2のブラシ端子2bから第1のブラシ端子2aに電源50からの電流が供給されると、モータ2のアーマチュアシャフト2cが逆回転してワイパブレード41は第2の反転位置Bから第1の反転位置Aまで移動する。
【0012】
モータ2のアーマチュアシャフト2cには、絶縁体からなる回転体20が結合されている。この回転体20は、円板形にされていて、中心がモータ2のアーマチュアシャフト2c上に同心に固定されており、アーマチュアシャフト2cとともに正回転、又は逆回転する。
【0013】
回転体20上には、第1のコンタクトプレート21、第2のコンタクトプレート22、第3のコンタクトプレート23を有する金属板4が配置されている。第1のコンタクトプレート21及び第2のコンタクトプレート22は円弧状に形成されている。第1のコンタクトプレート21、第2のコンタクトプレート22及び第3のコンタクトプレート23は、回転体20の回転に伴い第1のコンタクタ24、第2のコンタクタ25、第3のコンタクタ26に接続され、又は切離される。
【0014】
第1のコンタクトプレート21は、位置スイッチ3の一部を構成するものであって、回転体20の外周側上に配置されており、予め定められた角度の導通範囲21aをもつ。この第1のコンタクトプレート21に対し、第1のコンタクタ24が弾性的に接触する。
【0015】
第1のコンタクタ24もまた位置スイッチ3の他の一部を構成するものであって、コントローラ6の5番端子に接続されている。この第1のコンタクタ24が、回転体20の回転に伴なって、第1のコンタクトプレート21に電気的に接続されると、第2のコンタクトプレート22および第3のコンタクトプレート23を通じて、コントローラ6の5番端子が第3のコンタクタ26に接続される。
【0016】
第2のコンタクトプレート22もまた位置スイッチ3の一部を構成するものであって、回転体20上で第1のコンタクトプレート21の内周側上に、第1のコンタクトプレート21に電気的に接続されて配置されており、予め定められた角度の導通範囲22aをもつ。この第2のコンタクトプレート22に対し、第2のコンタクタ25が弾性的に接触する。
【0017】
第2のコンタクタ25もまた位置スイッチ3の他の一部を構成するものであって、コントローラ6の6番端子に接続されている。この第2のコンタクタ25が、回転体20の回転に伴なって、第2のコンタクトプレート22に電気的に接続されると、第3のコンタクトプレート23を通じてコントローラ6の6番端子が第3のコンタクタ26に接続される。
【0018】
第3のコンタクトプレート23は、第2のコンタクトプレート22のさらに内周側上に第2のコンタクトプレート22に電気的に接続されて配置されており、円板に形成された導通範囲23aをもつ。この第3のコンタクトプレート23に対し、第3のコンタクタ26が弾性的に接続されている。
【0019】
第3のコンタクタ26は接地されている。第3のコンタクタ26は、第3のコンタクトプレート23に常時電気的に接続されており、それ故、第1のコンタクトプレート21および第2のコンタクトプレート22は第3のコンタクタ26を介して常に接地されている。
【0020】
モータ2のアーマチュアシャフト2cが正回転すると、位置スイッチ3の回転体20が図1中反時計方向に回転し、一方、モータ2のアーマチュアシャフト2cが逆回転すると、位置スイッチ3の回転体20が図1中時計方向に回転する。
【0021】
ワイパブレード41が停止位置である第1の反転位置Aにあると、図3に示されるように、第1のコンタクトプレート21が第1のコンタクタ24から離れる。一方、第2のコンタクトプレート22が第2のコンタクタ25に電気的に接続されて第2のコンタクタ25が「ローレベル」になるため、コントローラ6の6番端子が「ローレベル」になる。
【0022】
モータ2のアーマチュアシャフト2cが正回転を始めることによって、ワイパブレード41が第1の反転位置Aから第2の反転位置Bに向けて移動を開始すると、図4に示されるように、第2のコンタクトプレート22が第2のコンタクタ25から離れる。
【0023】
モータ2のアーマチュアシャフト2cがさらに正回転し、ワイパブレード41が第2の反転位置Bに到達すると、図5に示されるように、第1のコンタクトプレート21が第1のコンタクタ24に電気的に接続されて第1のコンタクタ24が「ローレベル」になるため、コントローラ6の5番端子が「ローレベル」になる。
【0024】
モータ2のアーマチュアシャフト2cは、ワイパブレード41が第2の反転位置Bに到達した後、逆回転を始める。そして、ワイパブレード41が第2の反転位置Bから第1の反転位置Aに向けて移動を開始すると、図6に示されるように、第1のコンタクトプレート21が再び第1のコンタクタ24から離れる。
【0025】
そして、ワイパブレード41が再び第1の反転位置Aに到達すると、図7に示されるように、第2のコンタクトプレート22が第2のコンタクタ25に再び電気的に接続されて、第2のコンタクタ25が再び「ローレベル」になり、コントローラ6の6番端子が「ローレベル」になる。
【0026】
ワイパスイッチ5は、コントローラ6に備えられた3番端子に接続されており、作動モードONにおいてコントローラ6の3番端子を接地し、停止モードOFFにあると、コントローラ6の3番端子をオープンにする。
【0027】
第1の位置検出回路7は、抵抗R30,抵抗R28,抵抗R29,コンデンサC17,トランジスタTR7(NPN型) から構成されている。
【0028】
位置スイッチ3の第1のコンタクトプレート21が第1のコンタクタ24から離れている間、第1の位置検出回路7のトランジスタTR7がオンし、第1の駆動回路13のトランジスタTR1のエミッタ通電経路が形成される。
【0029】
ワイパブレード41が第2の反転位置Bに到達すると位置スイッチ3の第1のコンタクトプレート21が第1のコンタクタ24に電気的に接続され、第1のコンタクタ24が「ローレベル」になる。そして、トランジスタTR7がオフすることによって、第1の駆動回路13のトランジスタTR1のエミッタ通電経路が開かれる。
【0030】
第2の位置検出回路8は、抵抗R25,抵抗R23,抵抗R24,コンデンサC12,トランジスタTR10(NPN型) から構成されている。
【0031】
位置スイッチ3の第2のコンタクトプレート22が第2のコンタクタ25から離れている間、第2の位置検出回路8のトランジスタTR10がオンすることによって、第2の駆動回路14のトランジスタTR2のエミッタ通電経路が形成される。
【0032】
ワイパブレード41が第1の反転位置Aに到達すると、位置スイッチ3の第2のコンタクトプレート22が第2のコンタクタ25に電気的に接続され、第2のコンタクタ25が「ローレベル」になる。そして、第2の位置検出回路8のトランジスタTR10がオフすることによって、第2の駆動回路14のトランジスタTR2のエミッタ通電経路が開かれる。
【0033】
ワイパスイッチ5が作動モードONになることによって、コントローラ6の3番端子が「ローレベル」になると、ワイパスイッチ検出回路9(ダイオードD1)がオンし、抵抗R17とコンデンサC4で構成されるタイマーの時間の経過後、トランジスタTR3がオン状態になり、トランジスタTR1もオン状態になる。
【0034】
保持回路としての駆動出力保持回路10は、ダイオードD12,抵抗R18,抵抗R19,トランジスタTR4(PNP型) ,抵抗R63,抵抗R64,トランジスタTR6(NPN型) から構成されている。
【0035】
第1の駆動回路13のトランジスタTR1がオンすることによって、駆動出力保持回路10のトランジスタTR4がオンになり、同時にトランジスタTR6がオンになる。そして、ワイパスイッチ5が作動モードONから停止モードOFFに切換えられることによって、ダイオードD1がオフしたとしても、トランジスタTR1がオンしている間、第1の駆動回路13のトランジスタTR3のベース電流がトランジスタTR6により保持され、トランジスタTR1はオン状態に自己保持される。
【0036】
第1の反転時間遅延回路11は、抵抗R16,抵抗R15,抵抗R17,コンデンサC4,抵抗R34,ダイオードD10から構成されている。
【0037】
第1の反転時間遅延回路11は、抵抗R17を通じてコンデンサC4が充電されつつある間、第1の駆動回路13のトランジスタTR3をオフ状態に保つ。コンデンサC4の充電がほぼ完了するとトランジスタTR3はオン状態になる。コンデンサC4の充電時間が反転遅延時間に選ばれている。コンデンサC4は、トランジスタTR2がオンしている間にトランジスタTR2、TR10、抵抗R34、ダイオードD10を通じて放電する。
【0038】
第2の反転時間遅延回路12は、抵抗R12,抵抗R10,抵抗R11,コンデンサC3,抵抗R35,ダイオードD11から構成されている。
【0039】
第2の反転時間遅延回路12では、抵抗R12を通じてコンデンサC3が充電されつつある間、第2の駆動回路14のトランジスタTR5をオフ状態に保つ。コンデンサC3の充電がほぼ完了するとトランジスタTR5はオン状態になる。コンデンサC3の充電時間が反転遅延時間に選ばれている。コンデンサC3は、トランジスタTR1がオンしている間にトランジスタTR1、TR7、抵抗R35、ダイオードD11を通じて放電する。
【0040】
第1の駆動回路13は、第1のリレーRL1,トランジスタTR3(PNP型) ,抵抗R13,抵抗R14,トランジスタTR1(NPN型) ,ツェナダイオードZD2から構成されている。
【0041】
第1のリレーRL1は、第1のリレーコイルRL1−1、第1のリレー接点としての第1の可動接点RL1−2、第1の常閉接点RL1−3、第1の常開接点RL1−4を備えている。
【0042】
第1のリレーコイルRL1−1は、上流端子がコントローラ6に備えられた10番端子を通じて電源50に接続され、下流端子が第2の反転時間遅延回路12のダイオードD11のカソード、駆動出力保持回路10のダイオードD12のカソード、第1の駆動回路13のツェナダイオードZD2及び、第1の駆動回路13のトランジスタTR1のコレクタにそれぞれ接続されている。
【0043】
第1の可動接点RL1−2はコントローラ6の7番端子に接続され、第1の常閉接点RL1−3は接地され、第1の常開接点RL1−4はコントローラ6の10番端子を通じて電源50に接続されている。
【0044】
トランジスタTR3がオンすることによって、トランジスタTR1がオンすると、第1のリレーコイルRL1−1に電流が流れ、第1の可動接点RL1−2が第1の常閉接点RL1−3から離れて第1の常開接点RL1−4に接続される。そして、電源50からの電流がコントローラ6の7番端子からモータ2の第1のブラシ端子2aに供給され、モータ2のアーマチュアシャフト2cが正回転する。
【0045】
第2の駆動回路14は、第2のリレーRL2,トランジスタTR5(PNP型) ,抵抗R8,抵抗R9,トランジスタTR2(NPN型) ,ツェナダイオードZD1から構成されている。
【0046】
第2のリレーRL2は、第2のリレーコイルRL2−1、第2のリレー接点としての第2の可動接点RL2−2、第2の常閉接点RL2−3、第2の常開接点RL2−4を備えている。
【0047】
第2のリレーコイルRL2−1は、上流端子がコントローラ6に備えられた10番端子を通じて電源50に接続され、下流端子が第1の反転時間遅延回路11のダイオードD10のカソード、第2の駆動回路14のツェナダイオードZD1、第2の駆動回路14のトランジスタTR2のコレクタにそれぞれ接続されている。
【0048】
第2の可動接点RL2−2はコントローラ6の8番端子に接続され、第2の常閉接点RL2−3は接地され、第2の常開接点RL2−4はコントローラ6の10番端子を通じて電源50に接続されている。
【0049】
トランジスタTR5がオンすることによって、トランジスタTR2がオンされると、第2のリレーコイルRL2−1に電流が流れ、第2の可動接点RL2−2が第2の常閉接点RL2−3から離れて第2の常開接点RL2−4に接続される。そして、電源50からの電流がコントローラ6の8番端子からモータ2の第2のブラシ端子2bに供給され、モータ2のアーマチュアシャフト2cが逆回転する。
【0050】
このようなワイパ制御装置1では、コントローラ6内で、第1の駆動回路13に第1の位置検出回路7が直列に接続されるとともに、第1の駆動回路13に第1の反転時間遅延回路11が接続されている。また、第2の駆動回路14に第2の位置検出回路8が直列に接続されるとともに、第2の駆動回路14に第2の反転時間遅延回路12が接続されている。
【0051】
このような構造をなすワイパ制御装置1の機能が、図2に示されるタイムチャートを使用して説明される。
【0052】
ワイパスイッチ5が停止モードOFFにある時刻aにおいて、ワイパブレード41は第1の反転位置(停止位置)Aにあり、図3に示されるように、位置スイッチ3の第1のコンタクトプレート21が第1のコンタクタ24から離れており、一方、第2のコンタクトプレート22が第2のコンタクタ25に接続されているため、コントローラ6の6番端子のみが「ローレベル」になっている。
【0053】
コントローラ6では、5番端子が「ローレベル」になっていないので、第1の位置検出回路7のトランジスタTR7がオンし、第1の駆動回路13のトランジスタTR1のエミッタ通電経路が形成されている。しかしトランジスタTR3がオフ状態であるため、第1の駆動回路13のトランジスタTR1はオンしていない。
【0054】
一方、6番端子が「ローレベル」になっているので、第2の位置検出回路7のトランジスタTR10はオフしており、第2の駆動回路14のトランジスタTR2のエミッタ通電経路は開かれている。それ故、トランジスタTR1、TR2に電流は流れておらず、第1、第2のリレーコイルRL1−1、RL2−1にも電流は流れていない。
【0055】
時刻bにおいて、ワイパスイッチ5が停止モードOFFから作動モードONに切換えられると、コントローラ6の3番端子が接地されるため、抵抗R17、ダイオードD1を通じて第1の反転時間遅延回路11のコンデンサC4が充電され始める。
【0056】
第1の反転時間遅延回路11のコンデンサC4が充電され始め、予め定められた電圧まで充電が終了した時刻c(時刻bからt1時間後)において、第1の駆動回路13のトランジスタTR3および第1の駆動回路13のトランジスタTR1がそれぞれオンする。このとき、トランジスタTR7はすでにオン状態になっているので、トランジスタTR7、TR1に電流が流れる。トランジスタTR7、TR1がオン状態になることにより、トランジスタTR5のエミッタの電位が低下し、コンデンサC3が抵抗R35、ダイオードD11を経由して放電し、トランジスタTR5がオフになる。駆動出力保持回路10のトランジスタTR4はオンし、駆動出力保持回路10のトランジスタTR6がオンする。
【0057】
第1の駆動回路13のトランジスタTR1がオンすることにより、第1の駆動回路13の第1のリレーRL1の第1のリレーコイルRL1−1に電流が流れ、第1の可動接点RL1−2が第1の常開接点RL1−4に接続される。そして、電源50からの電流が、コントローラ6の7番端子、モータ2の第1のブラシ端子2a、モータ2の第2のブラシ端子2b、コントローラ6の8番端子、第2のリレーRL2の第2の可動接点RL2−2、第2の常閉接点RL2−3に流れ、モータ2のアーマチュアシャフト2cが時刻cにおいて正回転し始める。
【0058】
モータ2のアーマチュアシャフト2cが正回転し始めることによって、ワイパブレード41が第1の反転位置Aから第2の反転位置Bに向けて移動を開始するとともに、回転体20が図3中反時計方向に回転し始める。時刻dにおいて、図4に示されるように、位置スイッチ3の第1のコンタクトプレート21が第1のコンタクタ24から離れたままで、第2のコンタクトプレート22が第2のコンタクタ25から離れ、コントローラ6の6番端子は「ローレベル」でなくなる。
【0059】
その結果、第2の位置検出回路8のトランジスタTR10がオンして第2の駆動回路14のトランジスタTR2のエミッタ通電経路が形成される。しかし、トランジスタTR5がオンしていないので、第2の駆動回路14のトランジスタTR2はオフのままである。
【0060】
時刻dの以後、モータ2のアーマチュアシャフト2cが正回転を続けることによって、ワイパブレード41が第2の反転位置Bに時刻eにおいて到達すると、図5に示されるように、位置スイッチ3の第2のコンタクトプレート22が第2のコンタクタ25から離れたままで、位置スイッチ3の第1のコンタクトプレート21が第1のコンタクタ24に接続され、コントローラ6の5番端子が「ローレベル」になる。
【0061】
第1の位置検出回路7のトランジスタTR7はオフし、第1の駆動回路13のトランジスタTR1のエミッタ通電経路が開かれる。その結果、第1の駆動回路13のトランジスタTR1はオフされ、第1の駆動回路13の第1のリレーRL1の第1のリレーコイルRL1−1に流れる電流が遮断され、第1の可動接点RL1−2が第1の常閉接点RL1−3に接続され、モータ2の第1のブラシ端子2aに供給されていた電流がカットオフされる。モータ2の第1、第2のブラシ端子2a、2bは接点RL1−2、RL1−3、RL2−3、RL2−2を介して短絡され、モータ2は急激に運動エネルギーを失う。
【0062】
モータ2のアーマチュアシャフト2cは正回転を中止し、回転体20も回転を止める。
【0063】
第1の駆動回路13のトランジスタTR1がオフされると、トランジスタTR1のコレクタ、ダイオードD11のカソードが「ローレベル」から「ハイレベル」になるためダイオードD11が非導通になり、抵抗R12を通じて第2の反転時間遅延回路12のコンデンサC3の充電が開始される。第2の反転時間遅延回路12のコンデンサC3が予め定められた電圧まで充電された時刻f(時刻eからt2後)において、第2の駆動回路14のトランジスタTR5がオンし、第2の駆動回路14のトランジスタTR2がオンする。トランジスタTR10はすでにオン状態になっているため、トランジスタTR2、TR10を経由して第2のリレーコイルRL2−1に電流が流れる。
【0064】
第1の駆動回路13のトランジスタTR1が時刻eでオフしてから、第2の駆動回路14のトランジスタTR2が時刻fでオンするまでの時間t2のあいだ、ワイパブレード41は第2の反転位置Bで休止する。この時間t2の間にモータ2は、完全に電磁エネルギーを失う。トランジスタTR2、TR10がオン状態になることによって、ダイオードD10を通じて、トランジスタTR3のエミッタの電位が低下し、コンデンサC4がダイオードD10、抵抗R34を経由して放電し、トランジスタTR3がオフになる。
【0065】
時刻fにおいて、第2の駆動回路14のトランジスタTR2がオンすることによって、第2の駆動回路14の第2のリレーRL2の第2のリレーコイルRL2−1に電流が流れ、第2の可動接点RL2−2が第2の常開接点RL2−4に接続されるので、電源50からの電流が、コントローラ6の8番端子、モータ2の第2のブラシ端子2b、モータ2の第1のブラシ端子2a、コントローラ6の7番端子、第1のリレーRL1の第1の可動接点RL1−2、第1の常閉接点RL1−3に流れ、モータ2のアーマチュアシャフト2cの逆回転が開始される。
【0066】
ワイパブレード41が第2の反転位置Bから第1の反転位置Aに向けて移動を開始するとともに、回転体20が図5中時計方向に回転し始める。そして、時刻gにおいて、図6に示されるように、位置スイッチ3の第2のコンタクトプレート22が第2のコンタクタ25から離れたままで、位置スイッチ3の第1のコンタクトプレート21が第1のコンタクタ24から離れる。
【0067】
そして、5番端子が「ローレベル」でなくなるため、第1の位置検出回路7のトランジスタTR7がオンして第1の駆動回路13のトランジスタTR1のエミッタ通電経路が形成される。しかし、トランジスタTR3がオフなので、第1の駆動回路13のトランジスタTR1はオフのままである。
【0068】
モータ2のアーマチュアシャフト2cが逆回転して、第1の反転位置Aに向けて移動し、ワイパブレード41が第1の反転位置Aに時刻hにおいて到達すると、図7に示されるように、位置スイッチ3の第1のコンタクトプレート21が第1のコンタクタ24から離れたまま、第2のコンタクトプレート22が第2のコンタクタ25に接続されてコントローラ6の6番端子が「ローレベル」になる。
【0069】
そして、第2の位置検出回路8のトランジスタTR10はオフし、第2の駆動回路14のトランジスタTR2のエミッタ通電経路が開かれるため、第2の駆動回路14のトランジスタTR2はオフされ、第2の駆動回路14の第2のリレーRL2の第2のリレーコイルRL2−1に流れる電流が遮断され、第2の可動接点RL2−2が第2の常閉接点RL2−3に接続され、モータ2の第2のブラシ端子2bに供給されていた電源50からの電流がカットされる。モータ2の第1、第2のブラシ端子2b、2aは短絡される。
【0070】
そして、モータ2のアーマチュアシャフト2cは逆回転を中止し、回転体20の回転も止まる。
【0071】
第2の駆動回路14のトランジスタTR2がオフになると、ダイオードD10のカソードが「ローレベル」から「ハイレベル」になるためダイオードD10がオフ状態になり、抵抗R17を通じて第1の反転時間遅延回路11のコンデンサC4の充電が開始される。第1の反転時間遅延回路11のコンデンサC4が予め定められた電圧まで充電された時刻i(時刻hからt3時間後)において、第1の駆動回路13のトランジスタTR3が再びオンし、第1の駆動回路13のトランジスタTR1がオンする。
【0072】
第2の駆動回路14のトランジスタTR2が時刻hでオフしてから、第1の駆動回路13のトランジスタTR1が時刻iで再びオンするまでのt3時間のあいだ、ワイパブレード41は第1の反転位置Aで休止する。
【0073】
時刻iにおいて、第1の駆動回路13のトランジスタTR1がオンすることによって、第1の駆動回路13の第1のリレーRL1の第1のリレーコイルRL1−1に電流が流れ、第1の可動接点RL1−2が第1の常開接点RL1−4に接続されるので、電源50からの電流が、コントローラ6の7番端子、モータ2の第1のブラシ端子2a、モータ2の第2のブラシ端子2b、コントローラ6の8番端子、第2のリレーRL2の第2の可動接点RL2−2、第2の常閉接点RL2−3に流れ、モータ2のアーマチュアシャフト2cが正回転し始める。
【0074】
モータ2のアーマチュアシャフト2cが正回転を始めた後、時刻jにおいて時刻dと、時刻kにおいて時刻eと、時刻mにおいて時刻fと、時刻nにおいて時刻gと、時刻pにおいて時刻hと、時刻qにおいて時刻iと、時刻rにおいて時刻jと同様に回路が機能する。
【0075】
ワイパブレード41が第1の反転位置Aから第2の反転位置Bに向けて移動している間の時刻sにおいてワイパスイッチ5が停止モードOFFに切換えられると、コントローラ6の3番端子が「ローレベル」でなくなる。この時図4と同様にして、位置スイッチ3の第2のコンタクトプレート22が第2のコンタクタ25から離れて、第1のコンタクトプレート21が第1のコンタクタ24から離れている。
【0076】
コントローラ6では、第1の位置検出回路7のトランジスタTR7がオン、第2の位置検出回路8のトランジスタTR10がオン、第1の駆動回路13のトランジスタTR3がオン、第1の駆動回路13のトランジスタTR1がオン、駆動出力保持回路10のトランジスタTR6がオン、駆動出力保持回路10のトランジスタTR4がオンしている。そのため、第1の駆動回路13のトランジスタTR1がオンし続け、第1のリレーコイルRL1−1に電流が流れ続け、モータ2のアーマチュアシャフト2cが正回転を続け、ワイパブレード41は第2の反転位置Bに向けて移動を続ける。
【0077】
そして、時刻tにおいて、ワイパブレード41が第2の反転位置Bに到達すると、図5と同様にして、位置スイッチ3の第1のコンタクトプレート21が第1のコンタクタ24に接続され、コントローラ6の5番端子が「ローレベル」になる。
【0078】
第1の位置検出回路7のトランジスタTR7はオフし、第1の駆動回路13のトランジスタTR1のエミッタ通電経路が開かれるため、第1の駆動回路13のトランジスタTR1はオフされ、第1の駆動回路13の第1のリレーRL1の第1のリレーコイルRL1−1に流れる電流がカットオフされ、第1の可動接点RL1−2が第1の常開接点RL1−3に接続され、モータ2の第1のブラシ端子2aに供給されていた電源50からの電流がカットオフされる。そして、モータ2のアーマチュアシャフト2cが正回転を中止し、回転体20の回転も止まる。
【0079】
第1の駆動回路13のトランジスタTR1がオフされることによって、トランジスタTR1のコレクタの電位が上昇し、ダイオードD12がオフし、駆動出力保持回路10のトランジスタTR4、TR6がオフになり、次いで駆動出力保持回路10のトランジスタTR3がオフすることによってトランジスタTR1のベース電流が無くなる。
【0080】
第1の駆動回路13のトランジスタTR1がオフされると、ダイオードD11のカソードが「ローレベル」から「ハイレベル」になるため、ダイオードD11がオフ状態になり、抵抗R12を通じて第2の反転時間遅延回路12のコンデンサC3の充電が開始される。第2の反転時間遅延回路12のコンデンサC3が予め定められた電圧まで充電された時刻uにおいて、第2の駆動回路14のトランジスタTR5がオンし、第2の駆動回路14のトランジスタTR2がオンする。
【0081】
第1の駆動回路13のトランジスタTR1が時刻tでオフしてから、第2の駆動回路14のトランジスタTR2が時刻uでオンするまでのt6時間のあいだ、ワイパブレード41は第2の反転位置Bで休止する。
【0082】
時刻uにおいて、第2の駆動回路14のトランジスタTR2がオンすることによって、第2の駆動回路14の第2のリレーRL2の第2のリレーコイルRL2−1に電流が流れ、第2の可動接点RL2−2が第2の常開接点RL2−4に接続されるので、電源50からの電流が、コントローラ6の8番端子、モータ2の第2のブラシ端子2b、モータ2の第1のブラシ端子2a、コントローラ6の7番端子、第1のリレーRL1の第1の可動接点RL1−2、第1の常閉接点RL1−3に流れ、モータ2のアーマチュアシャフト2cが逆回転し始める。
【0083】
モータ2のアーマチュアシャフト2cが逆回転し始めることによって、ワイパブレード41が第2の反転位置Bから第1の反転位置Aに向けて移動を開始するとともに、回転体20が図5中時計方向に回転し始める。時刻vにおいて、図6と同様にして、位置スイッチ3の第2のコンタクトプレート22が第2のコンタクタ25から離れたままで、位置スイッチ3の第1のコンタクトプレート21が第1のコンタクタ24から離れる。
【0084】
そして、第1の位置検出回路7のトランジスタTR7が再びオンして第1の駆動回路13のトランジスタTR1のエミッタ通電経路を形成する。しかし、トランジスタTR3がオンしていないので、第1の駆動回路13のトランジスタTR1はオフのままである。
【0085】
モータ2のアーマチュアシャフト2cが逆回転して、ワイパブレード41が第1の反転位置Aに時刻wにおいて到達すると、図7と同様にして、位置スイッチ3の第2のコンタクトプレート22が第2のコンタクタ25に接続されてコントローラ6の6番端子が「ローレベル」になる。第2の位置検出回路8のトランジスタTR10はオフし、第2の駆動回路14のトランジスタTR2のエミッタ通電経路が開放されるため、第2の駆動回路14のトランジスタTR2はオフされ、第2の駆動回路14の第2のリレーRL2の第2のリレーコイルRL2−1に流れる電流が遮断され、第2の可動接点RL2−2が第2の常閉接点RL2−3に接続され、モータ2の第2のブラシ端子2bに供給されていた電源50からの電流がカットオフされる。
【0086】
そして、第2の駆動回路14のトランジスタTR2がオフされることにより、ダイオードD10のカソードが「ローレベル」から「ハイレベル」になるが、ワイパスイッチ5が停止モードOFFに切換えられているので第1の反転時間遅延回路11のコンデンサC4が充電されず、第1の駆動回路13のトランジスタTR3がオンされず、第1の位置検出回路7のトランジスタTR7がオン状態にあっても、第1の駆動回路13のトランジスタTR1がオンしないから、ワイパブレード41が第1の反転位置Aに到達した状態で停止し続ける。
【0087】
図8には、この発明に係わるワイパ制御装置の第2実施例が示されている。
【0088】
このワイパ制御装置1では、第1の位置検出回路7が、抵抗R30,抵抗R28,抵抗R29,コンデンサC17,トランジスタTR7 (NPN型),抵抗R31,コンデンサC6,抵抗R67,抵抗R68,トランジスタTR8(NPN型),抵抗R48から構成されており、第2の位置検出回路8が、抵抗R25,抵抗R23,抵抗R24,コンデンサC12,トランジスタTR10(NPN型) ,抵抗R26,コンデンサC7,抵抗R51,トランジスタTR11(NPN型) ,抵抗R50から構成されている。
【0089】
また、このワイパ制御装置1では、第3のコンタクタ26が電源50に接続されており、第3のコンタクタ26は、回転体20が回転する際に第3のコンタクトプレート23に常時電気的に接続され、第1のコンタクトプレート21および第2のコンタクトプレート22は、第3のコンタクタプレート23を介して電源50に接続されている。他の部位は、第1実施例と同様になっている。そして、位置スイッチ3の第1のコンタクトプレート21が第1のコンタクタ24から離れていると、コントローラ6の5番端子が「ローレベル」になるため、第1の位置検出回路7のトランジスタTR8がオフして、トランジスタTR7はオンになる。これに対して、位置スイッチ3の第1のコンタクトプレート21が第1のコンタクタ24に電気的に接続されると、コントローラ6の5番端子が「ハイレベル」になるため、第1の位置検出回路7のトランジスタTR8がオンしトランジスタTR7はオフになる。
【0090】
そしてまた、位置スイッチ3の第2のコンタクトプレート22が第2のコンタクタ25から離れていると、コントローラ6の6番端子が「ローレベル」になるため、第2の位置検出回路8のトランジスタTR11がオフしてトランジスタTR10がオンする。これに対して、位置スイッチ3の第2のコンタクトプレート22が第1のコンタクタ24に電気的に接続されると、コントローラ6の6番端子が「ハイレベル」になるため、第2の位置検出回路8のトランジスタTR11がオンしてトランジスタTR10はオフする。この場合のワイパ制御装置1では、第1実施例においての図2,図3,図4,図5,図6,図7と同様にして動作を行うため、詳細な説明は省略する。
【0091】
図9には、この発明に係わるワイパ制御装置の第3実施例が示されている。
【0092】
このワイパ制御装置1では、第2実施例に示されたコントローラ6に格納駆動回路30が付加されており、ワイパブレード41が格納位置Cにあるときに、図12に示されるように、位置スイッチ3において、第1のコンタクトプレート21に第1のコンタクタ24が接続されるとともに、第2のコンタクトプレート22に第2のコンタクタ25が接続される。
【0093】
格納駆動回路30は、抵抗R22,コンデンサC13,抵抗R21,抵抗R49,抵抗R20,トランジスタTR9 (NPN型),抵抗R33,コンデンサC14,抵抗R61,抵抗R62,トランジスタTR13 (NPN型),抵抗R69,抵抗R70,トランジスタTR12 (NPN型),抵抗R47から構成されており、格納駆動回路30には、ワイパスイッチ5に接続された格納禁止回路31が接続されており、格納禁止回路31は抵抗R59,抵抗R60,トランジスタTR14(NPN型),抵抗R39,抵抗R40,トランジスタTR20 (PNP型)によって構成されている。
【0094】
ワイパ作動中の図11に示される時刻tにおいてワイパスイッチ5が作動モードONから停止モードOFFに切換えられた後、ワイパブレード41が第1の反転位置Aまで移動を続けたとき、図20に示されるように、位置スイッチ3の第1のコンタクトプレート21が第1のコンタクタ24から離れている状態で、位置スイッチ3の第2のコンタクトプレート22が第2のコンタクタ25に接続される。その結果、コントローラ6の6番端子が「ハイレベル」になるため、第2の位置検出回路8のトランジスタTR11がオンし、第2の位置検出回路8のトランジスタTR10がオフするが、コントローラ6の3番端子が「ローレベル」でなくなることによって、トランジスタTR20がオフ、トランジスタTR14がオフになり、トランジスタTR13もオフしているので、トランジスタTR9がオンしており、第2の駆動回路14のトランジスタTR2のエミッタ通電経路が形成され続ける。そしてリレーコイルRL2−1に電流が流れ続け、ワイパブレード41が第1の反転位置Aよりも下方の格納位置Cに移動する。
【0095】
格納駆動回路30では、図10、図11に示す時間yにおいてワイパブレード41が第1の反転位置Aよりも下方の格納位置Cに到達すると、図12に示されるように、位置スイッチ3の第1のコンタクトプレート21が第1のコンタクタ24に接続されるため、コントローラ6の5番端子が「ハイレベル」になり、トランジスタTR13がオンすることによって、トランジスタTR9がオフされ、第2の駆動回路14のトランジスタTR2のエミッタ通電経路がカットオフされ、モータ2のアーマチュアシャフト2cが逆回転を中止してワイパブレード41は格納位置Cにおいて停止する。
【0096】
このような構造をなすワイパ制御装置1の動作が、図10、図11に示されるタイムチャートを使用して詳細に説明される。
【0097】
ワイパスイッチ5が停止モードOFFにある時刻aにおいて、ワイパブレード41は格納位置Cにあり、図12に示されるように、コントローラ6の3番端子は抵抗R42によって電源50に接続されているため「ハイレベル」になっている。また、位置スイッチ3の第1のコンタクトプレート21が第1のコンタクタ24に、位置スイッチ3の第2のコンタクトプレート22が第2のコンタクタ25に接続されているため、コントローラ6の5番端子および6番端子がいずれも「ハイレベル」になっている。
【0098】
6番端子が「ハイレベル」になっているので、第2の位置検出回路8のトランジスタTR11がオンし、第2の位置検出回路8のトランジスタTR10がオフしており、第2の駆動回路14のトランジスタTR2のエミッタ通電経路が遮断されている。
【0099】
また、6番端子が「ハイレベル」になっているので、格納駆動回路30のトランジスタTR12がオンして第1の位置検出回路7のトランジスタTR8がオフし、第1の位置検出回路7のトランジスタTR7がオンすることにより第1の駆動回路13のトランジスタTR1のエミッタ通電経路が形成されている。
しかし、第1の駆動回路13のトランジスタTR1にはベース電流が供給されておらず、トランジスタTR1はオンしない。
【0100】
時刻bにおいて、ワイパスイッチ5が停止モードOFFから作動モードONに切換えられると、コントローラ6の3番端子が接地されるため、抵抗R17、ワイパスイッチ検出回路9のダイオードD1を通じて第1の反転時間遅延回路11のコンデンサC4の充電が開始される。
【0101】
第1の反転時間遅延回路11のコンデンサC4が、予め定められた電圧まで充電された時刻c(時間bからt1時間後)において、第1の駆動回路13のトランジスタTR3および第1の駆動回路13のトランジスタTR1がそれぞれオンする。そして駆動出力保持回路10のトランジスタTR4がオンし、駆動出力保持回路10のトランジスタTR6がオンする。
【0102】
トランジスタTR7はすでにオン状態になっているため、第1の駆動回路13のトランジスタTR1がオンすることにより、第1の駆動回路13の第1のリレーRL1の第1のリレーコイルRL1−1に電流が流れる。そして第1の可動接点RL1−2が第1の常開接点RL1−4に接続されるので、電源50からの電流が、コントローラ6の7番端子、モータ2の第1のブラシ端子2a、モータ2の第2のブラシ端子2b、コントローラ6の8番端子、第2のリレーRL2の第2の可動接点RL2−2、第2の常閉接点RL2−3に流れ、モータ2のアーマチュアシャフト2cの正回転が開始される。
【0103】
ワイパブレード41が格納位置Cから第2の反転位置Bに向けて移動を開始するとともに、回転体20が図12中反時計方向に回転し始め、時刻dにおいて、図13に示されるように、位置スイッチ3の第2のコンタクトプレート22が第2のコンタクタ25に接続されたままで、位置スイッチ3の第1のコンタクトプレート21が第1のコンタクタ24から離れる。
【0104】
その結果、5番端子が「ローレベル」になるため、格納駆動回路30のトランジスタTR13がオフする。このとき、ワイパスイッチ5が作動モードONにあることによって、格納駆動回路30のトランジスタTR20およびトランジスタTR14がオンしているからトランジスタTR9はオフのままである。
【0105】
回転体20が図13中反時計方向に回転すると、時刻eにおいて、図14に示されるように、位置スイッチ3の第1のコンタクトプレート21が第1のコンタクタ24から離れているままで、位置スイッチ3の第2のコンタクトプレート22が第2のコンタクタ25から離れて、コントローラ6の6番端子が「ローレベル」になる。そして、第2の位置検出回路8のトランジスタTR11、トランジスタTR12がオフし、トランジスタTR10がオンすることによって第2の駆動回路14のトランジスタTR2のエミッタ通電経路が形成されるが、トランジスタTR5がオンしていないので、第2の駆動回路14のトランジスタTR2はオフのままである。
【0106】
モータ2のアーマチュアシャフト2cが正回転を続けることによって、ワイパブレード41が第2の反転位置Bに時刻fにおいて到達すると、図15に示されるように、位置スイッチ3の第1のコンタクトプレート21が第1のコンタクタ24に接続され、コントローラ6の5番端子が「ハイレベル」になる。
【0107】
そして、第1の位置検出回路7のトランジスタTR8がオンし、第1の位置検出回路7のトランジスタTR7がオフして、第1の駆動回路13のトランジスタTR1のエミッタ通電経路が遮断されるため、第1の駆動回路13のトランジスタTR1はオフされ、第1の駆動回路13の第1のリレーRL1に備えた第1のリレーコイルRL1−1には電流が流れなくなり、第1の可動接点RL1−2が第1の常閉接点RL1−3に接続され、モータ2の第1のブラシ端子2aに供給されていた電源50からの電流がカットオフされる。そして、モータ2のアーマチュアシャフト2cは正回転を中止し、回転体20の回転も止まる。
【0108】
第1の駆動回路13のトランジスタTR1がオフされることによってトランジスタTR1のコレクタ電圧が上昇し、ダイオードD12がオフし、駆動出力保持回路10のトランジスタTR4がオフになり、次いで駆動出力保持回路10のトランジスタTR3がオフすることによってトランジスタTR1のベース電流が無くなる。
【0109】
第1の駆動回路13のトランジスタTR1がオフされると、ダイオードD11のカソードが「ローレベル」から「ハイレベル」になるためダイオードD11がオフ状態になり、抵抗R12を通じて第2の反転時間遅延回路12のコンデンサC3の充電が開始される。第2の反転時間遅延回路12のコンデンサC3が予め定められた電圧まで充電された時刻gにおいて、第2の駆動回路14のトランジスタTR5がオンし、第2の駆動回路14のトランジスタTR2がオンする。第1の駆動回路13のトランジスタTR1が時刻fでオフしてから、第2の駆動回路14のトランジスタTR2が時刻gでオンするまでのt2時間、ワイパブレード41は第2の反転位置Bで休止する。
【0110】
時刻gにおいて、第2の駆動回路14のトランジスタTR2がオンすることによって、第2の駆動回路14の第2のリレーRL2の第2のリレーコイルRL2−1に電流が流れ、第2の可動接点RL2−2が第2の常開接点RL2−4に接続されるので、電源50からの電流が、コントローラ6の8番端子、モータ2の第2のブラシ端子2b、モータ2の第1のブラシ端子2a、コントローラ6の7番端子、第1のリレーRL1の第1の可動接点RL1−2、第1の常閉接点RL1−3に流れ、モータ2のアーマチュアシャフト2cの逆回転が開始される。
【0111】
ワイパブレード41が第2の反転位置Bから第1の反転位置Aに向けて移動を開始するとともに、回転体20が図15中時計方向に回転し始める。時刻hにおいて、図16に示されるように、位置スイッチ3の第2のコンタクトプレート22が第2のコンタクタ25から離れたままで、位置スイッチ3の第1のコンタクトプレート21が第1のコンタクタ24から離れる。
【0112】
第1の位置検出回路7のトランジスタTR8が再びオフして第1の位置検出回路7のトランジスタTR7がオンし、第1の駆動回路13のトランジスタTR1のエミッタ通電経路が形成されるが、トランジスタTR3がオンしていないので、第1の駆動回路13のトランジスタTR1はオフのままである。
【0113】
モータ2のアーマチュアシャフト2cが逆回転して、ワイパブレード41が第1の反転位置Aに時刻iにおいて到達すると、図17に示されるように、位置スイッチ3の第2のコンタクトプレート22が第2のコンタクタ25に接続されてコントローラ6の6番端子が「ハイレベル」になる。
【0114】
コントローラ6の6番端子が「ハイレベル」になることによって、第2の位置検出回路8のトランジスタTR11がオンして第2の位置検出回路8のトランジスタTR10がオフし、第2の駆動回路14のトランジスタTR2のエミッタ通電経路が遮断される。第2の駆動回路14のトランジスタTR2はオフされ、第2の駆動回路14の第2のリレーRL2の第2のリレーコイルRL2−1の電流がカットオフされ、第2の可動接点RL2−2が第2の常閉接点RL2−3に接続され、モータ2の第2のブラシ端子2bに供給されていた電源50からの電流がカットされる。そして、モータ2の第1、第2のブラシ端子2a、2bは、リレー接点RL1−2、RL1−3、RL2−3及びRL2−2を介して短絡される。そして、モータ2のアーマチュアシャフト2cは逆回転を停止し、回転体20の回転も止まる。
【0115】
第2の駆動回路14のトランジスタTR2がオフされると、ダイオードD10のカソードが「ローレベル」から「ハイレベル」になるため、ダイオードD10がオフ状態になり、抵抗R17を通じて第1の反転時間遅延回路11のコンデンサC4の充電が開始される。第1の反転時間遅延回路11のコンデンサC4が予め定められた電圧まで充電された時刻j(時刻iから時間t3後)において、第1の駆動回路13のトランジスタTR3がオンする。
【0116】
そして、第1の駆動回路13の第1のリレーRL1の第1のリレーコイルRL1−1がオンし、第1の可動接点RL1−2が第1の常開接点RL1−4に接続されるので、電源50からの電流が、コントローラ6の7番端子、モータ2の第1のブラシ端子2a、モータ2の第2のブラシ端子2b、コントローラ6の8番端子、第2のリレーRL2の第2の可動接点RL2−2、第2の常閉接点RL2−3に流れ、モータ2のアーマチュアシャフト2cの正回転が開始される。
【0117】
ワイパブレード41が第1の反転位置Aから第2の反転位置Bに向けて移動を開始するとともに、回転体20が図17中反時計方向に回転し始める。時刻kにおいて、図18に示されるように、位置スイッチ3の第2のコンタクトプレート22が第2のコンタクタ25から離れる。
【0118】
モータ2のアーマチュアシャフト2cが正回転を始めた後、時刻kの以後、時刻mにおいて時刻f、時刻nにおいて時刻g、時刻pにおいて時刻h、時刻qにおいて時刻i、時刻rにおいて時刻j、時刻sにおいて時刻kと同様に回路が機能する。
【0119】
ワイパブレード41が第1の反転位置Aから第2の反転位置Bに向けて移動している間の時刻tにおいてワイパスイッチ5が停止モードOFFに切換えられると、コントローラ6の3番端子が「ローレベル」から抵抗R42により「ハイレベル」に切換わる。
【0120】
ワイパスイッチ5が停止モードOFFに切換えられても第1実施例と同様にトランジスタTR4、TR6がオン状態に保たれているため、トランジスタTR3がオン状態に保たれ、トランジスタTR20さらにトランジスタTR14もオン状態に保たれる。
【0121】
第1の駆動回路13のトランジスタTR1がオンし続けることによって、ワイパブレード41が第2の反転位置Bに時刻uにおいて到達すると、図19に示されるように、位置スイッチ3の第1のコンタクトプレート21が第1のコンタクタ24に接続され、コントローラ6の5番端子が「ハイレベル」になる。
【0122】
そして、第1の位置検出回路7のトランジスタTR8がオンして第1の位置検出回路7のトランジスタTR7がオフし、第1の駆動回路13のトランジスタTR1のエミッタ通電経路が遮断されるため、第1の駆動回路13のトランジスタTR1はオフする。そして、第1の駆動回路13の第1のリレーRL1の第1のリレーコイルRL1−1に流れる電流が遮断され、第1の可動接点RL1−2が第1の常閉接点RL1−3に接続されモータ2の第1のブラシ端子2aに供給されていた電源50からの電流がカットオフされる。
【0123】
そして、モータ2の第1のブラシ端子2aと第2のブラシ端子2bとが短絡され、モータ2のアーマチュアシャフト2cは正回転を停止し、回転体20の回転も止まる。
【0124】
第1の駆動回路13のトランジスタTR1がオフされると、ダイオードD11のカソードがオフ状態になるため、抵抗R12を通じて第2の反転時間遅延回路12のコンデンサC3の充電が開始され、第2の反転時間遅延回路12のコンデンサC3が予め定められた電圧まで充電された時刻vにおいて、第2の駆動回路14のトランジスタTR5がオンし、第2の駆動回路14のトランジスタTR2がオンする。
【0125】
第1の駆動回路13のトランジスタTR1が時刻fでオフしてから、第2の駆動回路14のトランジスタTR2が時刻gでオンするまでの時間t6、ワイパブレード41は第2の反転位置Bで休止する。
【0126】
第2の駆動回路14のトランジスタTR2がオンすることによって、第2の駆動回路14の第2のリレーRL2の第2のリレーコイルRL2−1に電流が流れ、第2の可動接点RL2−2が第2の常開接点RL2−4に接続されるので、電源50からの電流が、コントローラ6の8番端子、モータ2の第2のブラシ端子2b、モータ2の第1のブラシ端子2a、コントローラ6の7番端子、第1のリレーRL1の第1の可動接点RL1−2、第1の常閉接点RL1−3に流れ、モータ2のアーマチュアシャフト2cが逆回転し始める。
【0127】
ワイパブレード41が第2の反転位置Bから第1の反転位置Aに向けて移動を開始するとともに、回転体20が図19中時計方向に回転し始める。時刻wにおいて、図20に示されるように、位置スイッチ3の第1のコンタクトプレート21が第1のコンタクタ24から離れてコントローラ6の5番端子が「ローレベル」になる。
【0128】
5番端子が「ローレベル」になるため、第1の位置検出回路7のトランジスタTR8がオフして第1の位置検出回路7のトランジスタTR7がオンする。
そして、第1の駆動回路13のトランジスタTR1のエミッタ通電経路が形成されるが、第1の駆動回路13のトランジスタTR3はオンしていないので、第1の駆動回路13のトランジスタTR1はオフのままである。
【0129】
モータ2のアーマチュアシャフト2cが逆回転して、ワイパブレード41が第1の反転位置Aに向けて移動し、ワイパブレード41が第1の反転位置Aに時刻xにおいて到達すると、図21に示されるように、位置スイッチ3の第2のコンタクトプレート22が第2のコンタクタ25に接続され、コントローラ6の6番端子が「ハイレベル」になる。
【0130】
そして、第2の位置検出回路8のトランジスタTR11がオンして第2の位置検出回路8のトランジスタTR10がオフするが、格納駆動回路30のトランジスタTR12がオンすることによってトランジスタTR13がオフし、トランジスタTR9がオンし続けるため、第2の駆動回路14のトランジスタTR2のエミッタ通電経路が形成され続け、第2の駆動回路14のトランジスタTR2がオンし続けて、第2の駆動回路14の第2のリレーRL2の第2のリレーコイルRL2−1に電流が流れ続け、モータ2の第2のブラシ端子2bに電源50からの電流が供給され続ける。
【0131】
モータ2の第2のブラシ端子2bに対する電源50からの電流供給が継続されるため、ワイパブレード41は第1の反転位置Aよりも下方の格納位置Cに向けて移動を続け、時刻yにおいてワイパブレード41が格納位置Cに到達すると、図22に示されるように、位置スイッチ3の第2のコンタクトプレート22が第2のコンタクタ25に接続されてコントローラ6の6番端子が「ハイレベル」のままで、位置スイッチ3の第1のコンタクトプレート21が第1のコンタクタ24に接続されてコントローラ6の5番端子もまた「ハイレベル」になる。
【0132】
コントローラ6の5番端子が「ハイレベル」になることによって、格納駆動回路30のトランジスタTR13がオンするため、トランジスタTR9がオフされて第2の駆動回路14のトランジスタTR2のエミッタ通電経路が遮断されて第2の駆動回路14のトランジスタTR2がオフされる。そして、第2のリレーRL2に流れる電流がカットされるから、モータ2の第2のブラシ端子2bに供給されていた電源50からの電流がカットオフされる。
【0133】
そして、第2の駆動回路14のトランジスタTR2がオフされることにより、ダイオードD10がオフ状態になるが、ワイパスイッチ5が停止モードOFFに切換えられているので、第1の反転時間遅延回路11のコンデンサC4が充電されず、第1の駆動回路13のトランジスタTR3がオンされず、第1の駆動回路13のトランジスタTR1がオンできないから、ワイパブレード41は格納位置Cに到達した状態で停止する。
【0134】
【発明の効果】
以上説明してきたように、請求項1及び請求項 2 に記載の発明は、モータのシャフトに結合された回転円板、及びこの回転円板上に配置され、互いに接続された金属製の第1及び第2のコンタクトプレート、前記回転円板上をスライドし、前記第1のコンタクトプレートと電気的に接続されると第1の反転信号を発生する第1のコンタクタ、前記回転円板上をスライドし、前記第2のコンタクトプレートと電気的に接続されると第2の反転信号を発生する第1のコンタクタを有する位置スイッチと、第1のリレーコイルに接続された第1の駆動回路及び前記位置スイッチの第1のコンタクタに接続され、第1の反転信号を検出し、前記第1の駆動回路から第1のリレーコイルへ供給される電流を遮断する第1の位置検出回路と、第2のリレーコイルに接続された第2の駆動回路及び前記位置スイッチの第2のコンタクタに接続され、第2の反転信号を検出し、前記第2の駆動回路から第2のリレーコイルへ供給される電流を遮断する第2の位置検出回路とを備えることにより、第1のコンタクタ及び第2のコンタクタが、位置スイッチの第1及び第2のコンタクトプレートに接触をしていないときに、第1及び第2のリレーコイルへ電流が供給され、第1のコンタクタ及び第2のコンタクタが、位置スイッチの第1及び第2のコンタクトプレートに接触をすると、第1及び第2のリレーコイルへ供給されていた電流が遮断されるように構成されているので、コンタクタとコンタクトプレートの接触状態の影響を受けることなくリレーコイルへ電流が供給される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係わるワイパ制御装置の第1実施例の回路構成図である。
【図2】図1に示したワイパ制御装置の制御動作を説明するタイムチャートである。
【図3】図1に示したワイパ制御装置においての位置スイッチの状態図である。
【図4】図1に示したワイパ制御装置においての位置スイッチの状態図である。
【図5】図1に示したワイパ制御装置においての位置スイッチの状態図である。
【図6】図1に示したワイパ制御装置においての位置スイッチの状態図である。
【図7】図1に示したワイパ制御装置においての位置スイッチの状態図である。
【図8】この発明に係わるワイパ制御装置の第2実施例の回路構成図である。
【図9】この発明に係わるワイパ制御装置の第3実施例の回路構成図である。
【図10】図9に示したワイパ制御装置の制御動作を説明するタイムチャートである。
【図11】図9に示したワイパ制御装置の制御動作を説明するタイムチャートである。
【図12】図9に示したワイパ制御装置においての位置スイッチの状態図である。
【図13】図9に示したワイパ制御装置においての位置スイッチの状態図である。
【図14】図9に示したワイパ制御装置においての位置スイッチの状態図である。
【図15】図9に示したワイパ制御装置においての位置スイッチの状態図である。
【図16】図9に示したワイパ制御装置においての位置スイッチの状態図である。
【図17】図9に示したワイパ制御装置においての位置スイッチの状態図である。
【図18】図9に示したワイパ制御装置においての位置スイッチの状態図である。
【図19】図9に示したワイパ制御装置においての位置スイッチの状態図である。
【図20】図9に示したワイパ制御装置においての位置スイッチの状態図である。
【図21】図9に示したワイパ制御装置においての位置スイッチの状態図である。
【図22】図9に示したワイパ制御装置においての位置スイッチの状態図である。
【符号の説明】
1 ワイパ制御装置
2 モータ
2a(第1の端子)第1のブラシ端子
2b(第2の端子)第2のブラシ端子
2c(シャフト)アーマチュアシャフト
3 位置スイッチ
5 ワイパスイッチ
7 第1の位置検出回路
8 第2の位置検出回路
10 (保持回路)駆動出力保持回路
11 第1の反転時間遅延回路
12 第2の反転時間遅延回路
13 第1の駆動回路
14 第2の駆動回路
20(回転円板)回転体
21 第1のコンタクトプレート
22 第2のコンタクトプレート
23 第3のコンタクトプレート
23a 導通範囲
24 第1のコンタクタ
25 第2のコンタクタ
26 第3のコンタクタ
30 格納駆動回路
31 格納禁止回路
RL1 第1のリレー
RL1−1 第1のリレーコイル
RL1−2 (第1のリレー接点)第1の可動接点
RL2 第2のリレー
RL2−1 第2のリレーコイル
RL2−2 (第2のリレー接点)第2の可動接点

Claims (6)

  1. 車両のワイパを駆動するワイパ制御装置であって、第1、第2の端子と、ワイパに連結されるシャフトを有する正逆回転可能なモータと、オン信号又はオフ信号を発生するワイパスイッチと、前記モータのシャフトに結合された回転円板、及びこの回転円板上に配置され、互いに接続された金属製の第1及び第2のコンタクトプレート、前記回転円板上をスライドし、前記第1のコンタクトプレートと電気的に接続されると第1の反転信号を発生する第1のコンタクタ、前記回転円板上をスライドし、前記第2のコンタクトプレートと電気的に接続されると第2の反転信号を発生する第2のコンタクタを有する位置スイッチと、前記モータの第1の端子に接続された第1のリレー接点及び第1のリレーコイルを有し、前記モータに前記モータを正回転する電流を供給する第1のリレーと、前記モータの第2の端子に接続された第2のリレー接点及び第2のリレーコイルを有し、前記モータに前記モータを逆回転する電流を供給する第2のリレーと、前記第1のリレーコイルに接続され、前記第1のリレーコイルに電流を供給する第1の駆動回路と、前記第2のリレーコイルに接続され、前記第2のリレーコイルに電流を供給する第2の駆動回路と、前記第1の駆動回路及び前記位置スイッチの第1のコンタクタに接続され、第1の反転信号を検出し、前記第1の駆動回路から前記第1のリレーコイルへ供給される電流を遮断する第1の位置検出回路と、前記第2の駆動回路及び前記位置スイッチの第2のコンタクタに接続され、第2の反転信号を検出し、前記第2の駆動回路から前記第2のリレーコイルへ供給される電流を遮断する第2の位置検出回路と、前記第2のリレーコイルと前記第2の駆動回路の接続点及び前記ワイパスイッチに接続されると共に、前記第1の駆動回路に接続され、前記第2の駆動回路又は前記ワイパスイッチが発生する信号を予め定められた時間遅延して前記第1の駆動回路へ供給する第1の反転時間遅延回路と、前記第1のリレーコイルと前記第1の駆動回路の接続点に接続され、前記第1の駆動回路が発生する信号を予め定められた時間遅延して前記第2の駆動回路へ供給する第2の反転時間遅延回路と、前記第1のリレーコイルと前記第1の駆動回路の接続点、及び前記第1の駆動回路に接続され、前記第1の駆動回路に自己保持信号を供給する保持回路とを備えていることを特徴とするワイパ制御装置。
  2. 車両のワイパを駆動するワイパ制御装置であって、第1、第2の端子と、ワイパに連結されるシャフトを有する正逆回転可能なモータと、オン信号又はオフ信号を発生するワイパスイッチと、前記モータのシャフトに結合された回転円板、及びこの回転円板上に配置され、互いに接続された金属製の第1及び第2のコンタクトプレート、前記回転円板上をスライドし、前記第1のコンタクトプレートと電気的に接続されると第1の反転信号又は格納信号を発生する第1のコンタクタ、前記回転円板上をスライドし、前記第2のコンタクトプレートと電気的に接続されると第2の反転信号を発生する第2のコンタクタとを有する位置スイッチと、前記モータの第1の端子に接続された第1のリレー接点及び第1のリレーコイルを有し、前記モータに前記モータを正回転する電流を供給する第1のリレーと、前記モータの第2の端子に接続された第2のリレー接点及び第2のリレーコイルを有し、前記モータに前記モータを逆回転する電流を供給する第2のリレーと、前記第1のリレーコイルに接続され、前記第1のリレーコイルに電流を供給する第1の駆動回路と、前記第2のリレーコイルに接続され、前記第2のリレーコイルに電流を供給する第2の駆動回路と、前記第1の駆動回路及び前記位置スイッチの第1のコンタクタに接続され、第1の反転信号を検出し、前記第1の駆動回路から前記第1のリレーコイルへ供給される電流を遮断する第1の位置検出回路と、前記第2の駆動回路及び前記位置スイッチの第2のコンタクタに接続され、第2の反転信号を検出し、前記第2の駆動回路から前記第2のリレーコイルへ供給される電流を遮断する第2の位置検出回路と、前記第2のリレーコイルと前記第2の駆動回路の接続点及び前記ワイパスイッチに接続されると共に、前記第1の駆動回路に接続され、前記第2の駆動回路又は前記ワイパスイッチが発生する信号を予め定められた時間遅延して前記第1の駆動回路へ供給する第1の反転時間遅延回路と、前記第1のリレーコイルと前記第1の駆動回路の接続点に接続され、前記第1の駆動回路が発生する信号を予め定められた時間遅延して前記第2の駆動回路へ供給する第2の反転時間遅延回路と、前記第1のリレーコイルと前記第1の駆動回路の接続点、及び前記第1の駆動回路に接続され、前記第1の駆動回路に自己保持信号を供給する保持回路と、前記位置スイッチの第1のコンタクタ及び第2のコンタクタに接続されるとともに、前記第1の位置検出回路および第2の位置検出回路に接続され、前記位置スイッチの第2のコンタクタが第2の反転信号を発生したとき、前記第2の駆動回路から前記第2のリレーコイルへ供給される電流を保持し、前記位置スイッチの第1のコンタクタが格納信号を発生したとき、前記第2の駆動回路から前記第2のリレーコイルへ供給される電流を遮断する格納駆動回路と、前記格納駆動回路と前記ワイパスイッチに接続され、前記ワイパスイッチがオン信号を発生している間、前記格納駆動回路の作動を禁止する格納禁止回路とを備えていることを特徴とするワイパ制御装置。
  3. 位置スイッチは、さらに第2のコンタクトプレートに接続された第3のコンタクトプレートと、この第3のコンタクトプレート上をスライドし、接地された第3のコンタクタを備えていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のワイパ制御装置。
  4. 位置スイッチは、さらに第2のコンタクトプレートに接続された第3のコンタクトプレートと、この第3のコンタクトプレート上をスライドし、電源に接続された第3のコンタクタを備えていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のワイパ制御装置。
  5. 位置スイッチの第1、第2のコンタクトプレートは円弧状に形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のワイパ制御装置。
  6. 第3のコンタクトプレートは、円板に形成された導通範囲を持つていることを特徴とする請求項3または4記載のワイパ制御装置。
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