JP3830325B2 - ワイパ制御装置 - Google Patents

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JP3830325B2
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本 泰 樹 松
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、ワイパモータ用のワイパ制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ワイパモータを正回転又は逆回転してワイパを駆動するワイパ制御装置が実公平3−13082号公報に開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記した従来のワイパ制御装置では、カムプレート32の金属板に接点34又は接点35が接続されている間、ワイパモータ31に電流が流れる。それ故、金属板33と接点34又は接点35との接触状態が低下すると、ワイパモータ31に流れる電流が、不連続になる。
【0004】
【発明の目的】
この発明に係わるワイパ制御装置は、ワイパの位置検出装置の金属プレートから接点が離れている間にワイパモータに電流が流れ続け、接点が金属プレートに接続されるとワイパモータに流れる電流が遮断され、ワイパモータの回転が休止し、さらに休止時間がタイマによって制御される間欠制御回路を備えたワイパ制御装置を提供することを目的としている。
【0005】
【発明の構成】
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明の請求項1に係わるワイパ制御装置は、第1、第2の端子と、ワイパに連結されるシャフトとを有する正逆回転可能なモータと、モータのシャフトに結合された回転円板、及びこの回転円板上に配置され、互いに接続された金属製の第1及び第2のコンタクトプレート、回転円板上をスライドし、第1のコンタクトプレートと電気的に接続されると第1の反転信号を発生する第1のコンタクタ、回転円板上をスライドし、第2のコンタクトプレートと電気的に接続されると第2の反転信号を発生する第2のコンタクタを有する位置スイッチと、モータの第1の端子に接続され、モータにモータを正回転する電流を供給する第1のリレーと、モータの第2の端子に接続され、モータにモータを逆回転する電流を供給する第2のリレーと、第1のリレーを含み、モータの通電経路を形成する第1の駆動回路と、第1のリレーを含み、モータの通電経路を形成する第2の駆動回路と、第1の駆動回路及び位置スイッチの第1のコンタクタに接続され、第1の反転信号を検出し、第1の駆動回路におけるモータの通電経路を遮断する第1の位置検出回路と、第2の駆動回路及び位置スイッチの第2のコンタクタに接続され、第2の反転信号を検出し、第2の駆動回路におけるモータの通電経路を遮断する第2の位置検出回路と、第2の駆動回路及びワイパスイッチに接続されると共に、第1の駆動回路に接続され、第2の駆動回路又はワイパスイッチが発生する信号を予め定められた時間遅延して第1の駆動回路へ供給する第1の反転時間遅延回路と、第1の駆動回路及び第2の駆動回路に接続され、第1の駆動回路が発生する信号を予め定められた時間遅延して第2の駆動回路へ供給する第2の反転時間遅延回路と、第1の駆動回路に接続され、第1の駆動回路に自己保持信号を供給する保持回路と、第1の駆動回路及び第2の駆動回路に接続され、第1の駆動回路及び第2の駆動回路におけるモータの通電経路を遮断状態に保持する禁止回路と、ワイパスイッチと禁止回路とに接続され、ワイパスイッチからオン信号が供給されると、予め定められた時間、禁止回路の作動を解除する信号を発生し、禁止回路へ供給するタイマ回路と、位置スイッチに接続され、タイマ回路にリセット信号を供給するリセット回路とを備えることにより、目的を達成する。
【0007】
この発明の請求項2に係わるワイパ制御装置は、第1、第2の端子と、ワイパに連結されるシャフトとを有する正逆回転可能なモータと、モータのシャフトに結合された回転円板、及びこの回転円板上に配置され、互いに接続された金属製の第1及び第2のコンタクトプレート、回転円板上をスライドし、第1のコンタクトプレートと電気的に接続されると第1の反転信号又は格納信号を発生する第1のコンタクタ、回転円板上をスライドし、第2のコンタクトプレートと電気的に接続されると第2の反転信号を発生する第2のコンタクタとを有する位置スイッチと、モータの第1の端子に接続され、モータにモータを正回転する電流を供給する第1のリレーと、モータの第2の端子に接続され、モータにモータを逆回転する電流を供給する第2のリレーと、第1のリレーを含み、モータの通電経路を形成する第1の駆動回路と、第1のリレーを含み、モータの通電経路を形成する第2の駆動回路と、第1の駆動回路及び位置スイッチの第1のコンタクタに接続され、第1の反転信号を検出し、第1の駆動回路におけるモータの通電経路を遮断する第1の位置検出回路と、第2の駆動回路及び位置スイッチの第2のコンタクタに接続され、第2の反転信号を検出し、第2の駆動回路におけるモータの通電経路を遮断する第2の位置検出回路と、第2の駆動回路及びワイパスイッチに接続されると共に、第1の駆動回路に接続され、第2の駆動回路又はワイパスイッチが発生する信号を予め定められた時間遅延して第1の駆動回路へ供給する第1の反転時間遅延回路と、第1の駆動回路及び第2の駆動回路に接続され、第1の駆動回路が発生する信号を予め定められた時間遅延して第2の駆動回路へ供給する第2の反転時間遅延回路と、第1の駆動回路に接続され、第1の駆動回路に自己保持信号を供給する保持回路と、位置スイッチの第1のコンタクタ及び第2のコンタクタに接続されるとともに、第1の位置検出回路および第2の位置検出回路に接続され、位置スイッチの第2のコンタクタが第2の反転信号を発生したとき、第2の駆動回路におけるモー タの通電経路を保持し、位置スイッチの第1のコンタクタが格納信号を発生したとき、第2の駆動回路におけるモータの通電経路を遮断する格納駆動回路と、格納駆動回路とワイパスイッチに接続され、ワイパスイッチがオン信号を発生している間、格納駆動回路の作動を禁止する第1の禁止回路と、第1の駆動回路及び第2の駆動回路に接続され、第1の駆動回路及び第2の駆動回路におけるモータの通電経路を遮断状態に保持する第2の禁止回路と、ワイパスイッチと第2の禁止回路とに接続され、ワイパスイッチからオン信号が供給されると、予め定められた時間、第2の禁止回路の作動を解除する信号を発生し、第2の禁止回路へ供給するタイマ回路と、位置スイッチとタイマ回路に接続され、タイマ回路にリセット信号を供給するリセット回路を備えることにより、目的を達成する。
【0008】
【実施例】
以下、図1には、この発明に係わるワイパ制御装置の一実施例が示されている。
【0009】
図示されるワイパ制御装置1は、主として、モータ(ワイパモータ)2、位置スイッチ3、ワイパスイッチ5、コントローラ6、ウオッシャモータ32から構成されており、コントローラ6は、1番端子,3番端子,4番端子,5番端子,6番端子,7番端子,8番端子,9番端子,10番端子をそれぞれ備え、このコントローラ6は、第1の位置検出回路7、第2の位置検出回路8、ワイパスイッチ検出回路9、駆動出力保持回路10、第1の反転時間遅延回路11、第2の反転時間遅延回路12、第1の駆動回路13、第2の駆動回路14、格納駆動回路30、間欠駆動回路31によって構成されている。
【0010】
モータ2は、第1の端子としての第1のブラシ端子2a、第2の端子としての第2のブラシ端子2bを備えており、第1のブラシ端子2aはコントローラ6の7番端子に接続され、第2のブラシ端子2bはコントローラ6の8番端子に接続されている。モータ2は、アーマチュアシャフト2cを備えており、このアーマチュアシャフト2cがリンク40を介してワイパブレード41に結合されている。コントローラ6の7番端子に電源50からの電圧が印加されるとともにコントローラ6の8番端子が接地されることによって、第1のブラシ端子2aから第2のブラシ端子2bに電源50からの電流が供給されると、モータ2のアーマチュアシャフト2cが正回転して格納位置Cから第1の反転位置Aへ、さらに第2の反転位置Bまでワイパブレード41が移動する。これに反して、コントローラ6の8番端子に電源50からの電圧が印加されるとともにコントローラ6の7番端子が接地されることによって、第2のブラシ端子2bから第1のブラシ端子2aに電源50からの電流が供給されると、モータ2のアーマチュアシャフト2cが逆回転して、ワイパブレード41は第2の反転位置Bから第1の反転位置Aまで移動する。
【0011】
モータ2のアーマチュアシャフト2cには、絶縁体からなる回転体20が結合されている。この回転体20は、円板形にされていて、中心がモータ2のアーマチュアシャフト2c上に同心に固定されているため、アーマチュアシャフト2cとともに正回転又は逆回転する。
【0012】
回転体20上には、第1のコンタクトプレート21、第2のコンタクトプレート22、第3のコンタクトプレート23を有する金属板4が配置されている。第1のコンタクトプレート21、第2のコンタクトプレート22は円弧状に形成されている。第1のコンタクトプレート21、第2のコンタクトプレート22及び第3のコンタクトプレート23は、回転体20の回転に伴ない、第1のコンタクタ24、第2のコンタクタ25、第3のコンタクタ26に接続され、又はそれらが切離される。
【0013】
第1のコンタクトプレート21は、位置スイッチ3の一部を構成するものであって、回転体20の外周側上に配置されており、予め定められた角度の導通範囲21aをもつ。この第1のコンタクトプレート21に対し、第1のコンタクタ24が弾性的に接触する。
【0014】
第1のコンタクタ24もまた位置スイッチ3の他の一部を構成するものであって、コントローラ6の5番端子に接続されている。この第1のコンタクタ24が、回転体20の回転に伴なって、第1のコンタクトプレート21に電気的に接続されると、第2のコンタクトプレート22および第3のコンタクトプレート23を通じてコントローラ6の5番端子が電源50に接続される。
【0015】
第2のコンタクトプレート22もまた位置スイッチ3の一部を構成するものであって、回転体20上で第1のコンタクトプレート21の内周側上に、第1のコンタクトプレート21に電気的に接続されて配置されており、予め定められた角度の導通範囲22aをもつ。この第2のコンタクトプレート22に対し、第2のコンタクタ25が弾性的に接触する。
【0016】
第2のコンタクタ25もまた位置スイッチ3の他の一部を構成するものであって、コントローラ6の6番端子に接続されている。この第2のコンタクタ25は、回転体20の回転に伴なって、第2のコンタクトプレート22に電気的に接続されると、第3のコンタクトプレート23を通じてコントローラ6の6番端子が電源50に接続される。
【0017】
第3のコンタクトプレート23は、第2のコンタクトプレート22のさらに内周側上に第2のコンタクトプレート22に電気的に接続されて配置されており、円環形に形成された導通範囲23aをもつ。この第3のコンタクトプレート23に対し、第3のコンタクタ26が弾性的に接続されている。
【0018】
第3のコンタクタ26は電源50に接続されている。第3のコンタクタ26は第3のコンタクトプレート23に常時電気的に接続され、第1のコンタクトプレート21および第2のコンタクトプレート22を電源50に接続する。
【0019】
モータ2のアーマチュアシャフト2cが正回転すると、位置スイッチ3の回転体20が図1中反時計方向に回転する。モータ2のアーマチュアシャフト2cが逆回転すると、回転体20が図1中時計方向に回転する。
【0020】
ワイパブレード41が格納位置Cにあると、図1に示されるように、第1のコンタクトプレート21が第1のコンタクタ24に接続されていて第1のコンタクタ24が「ハイレベル」になるとともに、第2のコンタクトプレート22が第2のコンタクタ25に電気的に接続されて第2のコンタクタ25が「ハイレベル」になるため、コントローラ6の5番端子が「ハイレベル」になるとともにコントローラ6の6番端子が「ハイレベル」になる。
【0021】
モータ2のアーマチュアシャフト2cが正回転を始めることによって、ワイパブレード41が格納位置Cから移動を開始すると、図7に示されるように、第1のコンタクトプレート21だけが第1のコンタクタ24から離れるため、コントローラ6の5番端子が「ローレベル」になり、その後に、ワイパブレード41が第1の反転位置Aを通過すると、図8に示されるように、第2のコンタクトプレート22が第2のコンタクタ25から離れるため、コントローラ6の5番端子、6番端子がいずれも「ローレベル」になる。モータ2のアーマチュアシャフト2cが正回転し、ワイパブレード41が第2の反転位置Bに到達すると、図9に示されるように、第1のコンタクトプレート21が第1のコンタクタ24に電気的に接続されて「ハイレベル」になるため、コントローラ6の5番端子が「ハイレベル」になる。
【0022】
ワイパブレード41が第2の反転位置Bに到達した後に、モータ2のアーマチュアシャフト2cが逆回転されることによって、ワイパブレード41が第2の反転位置Bから第1の反転位置Aに向けて移動を開始すると、図10に示されるように、第1のコンタクトプレート21が第1のコンタクタ24から離れ、コントローラ6の5番端子が再び「ローレベル」になる。
【0023】
モータ2のアーマチュアシャフト2cが逆回転することによって、ワイパブレード41が第1の反転位置Aに到達すると、図11に示されるように、第2のコンタクトプレート22が第2のコンタクタ25に電気的に接続され、コントローラ6の6番端子が「ハイレベル」になる。
【0024】
モータ2のアーマチュアシャフト2cが逆回転することによって、ワイパブレード41が第1の反転位置Aを通過して格納位置Cに到達すると、図6に示されるように、第2のコンタクトプレート22が第2のコンタクタ25に電気的に接続されて「ハイレベル」のままで、第1のコンタクトプレート21が第1のコンタクタ24に電気的に接続されて「ハイレベル」になるため、コントローラ6の5番端子、6番端子がいずれも「ハイレベル」になる。
【0025】
ワイパスイッチ5は、コントローラ6の1番端子、3番端子、4番端子及びウオッシャモータ32に接続されている。停止モードOFFにおいて、コントローラ6の1番端子、3番端子はいずれもオープンにされる一方、作動モードONにおいて、コントローラ6の3番端子は接地される。また、間欠モードINTにおいて、コントローラ6の1番端子が接地される。
【0026】
第1の位置検出回路7は、抵抗R30,抵抗R28,抵抗R29,コンデンサC17,トランジスタTR7(NPN型) ,抵抗R31,コンデンサC6,抵抗R67,抵抗R68,トランジスタTR8(NPN型) ,抵抗R48から構成されている。
【0027】
第1の位置検出回路7では、ワイパブレード41が第1の反転位置Aから第2の反転位置Bに向かっている間、位置スイッチ3の第1のコンタクトプレート21が第1のコンタクタ24から離れ、コントローラ6の5番端子が「ローレベル」になるため、トランジスタTR8がオフしてトランジスタTR7をオンし、第1の駆動回路13のトランジスタTR1のエミッタ通電経路が形成される。
【0028】
ワイパブレード41が第2の反転位置Bに到達することによって、位置スイッチ3の第1のコンタクトプレート21が第1のコンタクタ24に電気的に接続されると、コントローラ6の5番端子が「ハイレベル」になるため、トランジスタTR8がオンしてトランジスタTR7はオフし、第1の駆動回路13のトランジスタTR1のエミッタ通電経路は遮断される。
【0029】
第2の位置検出回路8は、抵抗R25,抵抗R23,抵抗R24,コンデンサC12,トランジスタTR10(NPN型) ,抵抗R26,コンデンサC7,抵抗R51,トランジスタTR11(NPN型) ,抵抗R50から構成されている。
【0030】
ワイパブレード41が第2の反転位置Bから第1の反転位置Aに向かっている間、位置スイッチ3の第2のコンタクトプレート22が第2のコンタクタ25から離れ、コントローラ6の6番端子が「ローレベル」になるため、トランジスタTR11がオフしてトランジスタTR10がオンし、第2の駆動回路14のトランジスタTR2のエミッタ通電経路が形成される。
【0031】
ワイパブレード41が第1の反転位置Aに到達することによって、位置スイッチ3の第2のコンタクトプレート22が第2のコンタクタ25に電気的に接続されて第2のコンタクタ25が「ハイレベル」になると、コントローラ6の6番端子が「ハイレベル」になるため、トランジスタTR11がオンしてトランジスタTR10がオフし、第2の駆動回路14のトランジスタTR2のエミッタ通電経路が遮断される。
【0032】
ワイパスイッチ5が停止モードOFFにある時、コントローラ6の3番端子がオープンになり、ダイオードD1がオフする。一方、ワイパスイッチ5が作動モードONになることによって、コントローラ6の3番端子が接地されると、ダイオードD1がオンする。
【0033】
保持回路としての駆動出力保持回路10は、ダイオードD12,抵抗R18,抵抗R19,トランジスタTR4(PNP型) ,抵抗R63,抵抗R64,トランジスタTR6(NPN型) から構成されている。
【0034】
駆動出力保持回路10では、第1の駆動回路13のトランジスタTR1がオンすることによって、ダイオードD12がオンし、さらにトランジスタTR4がオンし、トランジスタTR6がオンすることによって、トランジスタTR3もオンになり、トランジスタTR1のベース電流が維持される。そして、ワイパスイッチ5が作動モードONから停止モードOFFに切換えられることによって、ダイオードD1がオフしたとしても、トランジスタTR4、TR6が第1の駆動回路13のトランジスタTR3のベース電流を保持して、トランジスタTR1のオン状態は一時的に継続される。
【0035】
第1の反転時間遅延回路11は、抵抗R16,抵抗R15,抵抗R17,コンデンサC4,抵抗R34,ダイオードD10から構成されている。
【0036】
第1の反転時間遅延回路11では、抵抗R17を通じてコンデンサC4が充電されている間、第1の駆動回路13のトランジスタTR3をオフ状態に保つ。コンデンサC4の充電時間が反転遅延時間に選ばれている。コンデンサC4は、トランジスタTR2がオンしている間に抵抗R34、ダイオードD10を通じて放電する。
【0037】
第2の反転時間遅延回路12は、抵抗R12,抵抗R10,抵抗R11,コンデンサC3,抵抗R35,ダイオードD11から構成されている。
【0038】
第2の反転時間遅延回路12は、抵抗R12を通じてコンデンサC3が充電されている間、第2の駆動回路14のトランジスタTR5をオフ状態に保つ。コンデンサC3の充電時間が反転遅延時間に選ばれている。コンデンサC3は、トランジスタTR1がオンしている間に抵抗R35、ダイオードD11を通じて放電する。
【0039】
第1の駆動回路13は、第1のリレーRL1,トランジスタTR3(PNP型) ,抵抗R13,抵抗R14,トランジスタTR1(NPN型) ,ツェナダイオードZD2から構成されている。
【0040】
第1のリレーRL1は、第1のリレーコイルRL1−1、第1の可動接点RL1−2、第1の常閉接点RL1−3、第1の常開接点RL1−4を備えている。第1のリレーコイルRL1−1は、上流端子がコントローラ6の10番端子を通じて電源50に接続され、下流端子が第2の反転時間遅延回路12のダイオードD11のカソード、駆動出力保持回路10のダイオードD12のカソード、第1の駆動回路13のツェナダイオードZD2及び第1の駆動回路13のトランジスタTR1のコレクタにそれぞれ接続されている。
【0041】
第1の可動接点RL1−2はコントローラ6の7番端子に接続され、第1の常閉接点RL1−3は接地され、第1の常開接点RL1−4はコントローラ6の10番端子を通じて電源50に接続されている。
【0042】
トランジスタTR3がオンされることによって、トランジスタTR1がオンすると、第1のリレーコイルRL1−1に電流が流れ、第1の可動接点RL1−2が第1の常閉接点RL1−3から離れて第1の常開接点RL1−4に接続される。そして、電源50からの電流がコントローラ6の7番端子からモータ2の第1のブラシ端子2aに供給され、モータ2のアーマチュアシャフト2cが正回転する。
【0043】
第2の駆動回路14は、第2のリレーRL2,トランジスタTR5(PNP型) ,抵抗R8,抵抗R9,トランジスタTR2(NPN型) ,ツェナダイオードZD1から構成されている。
【0044】
第2のリレーRL2は、第2のリレーコイルRL2−1、第2の可動接点RL2−2、第2の常閉接点RL2−3、第2の常開接点RL2−4を備えている。第2のリレーコイルRL2−1は、上流端子がコントローラ6の10番端子を通じて電源50に接続され、下流端子が第1の反転時間遅延回路11のダイオードD10のカソード、第2の駆動回路14のツェナダイオードZD1、第2の駆動回路14のトランジスタTR2のコレクタにそれぞれ接続されている。
【0045】
第2の可動接点RL2−2はコントローラ6の8番端子に接続され、第2の常閉接点RL2−3は接地され、第2の常開接点RL2−4はコントローラ6の10番端子を通じて電源50に接続されている。
【0046】
トランジスタTR5がオンすることによって、トランジスタTR2がオンすると、第2のリレーコイルRL2−1に電流が流れ、第2の可動接点RL2−2が第2の常閉接点RL2−3から離れて第2の常開接点RL2−4に接続される。そして、電源50からの電流がコントローラ6の8番端子からモータ2の第2のブラシ端子2bに供給され、モータ2のアーマチュアシャフト2cが逆回転する。
【0047】
格納駆動回路30は、抵抗R22,コンデンサC13,抵抗R21,抵抗R49,抵抗R20,トランジスタTR9(NPN型) ,抵抗R33,コンデンサC14,抵抗R61,抵抗R62,トランジスタTR13(NPN型) ,抵抗R59,抵抗R60,トランジスタTR14(NPN型) ,抵抗R39,抵抗R40,トランジスタTR20(PNP型) ,抵抗R69,抵抗R70,トランジスタTR12(NPN型),抵抗R47から構成されている。
【0048】
ワイパ作動中のワイパスイッチ5が作動モードONから停止モードOFFに切換えられると、コントローラ6の接地されていた3番端子がオープンになる。しかし、ワイパブレード41は第1の反転位置Aまで移動を続ける。位置スイッチ3の第1のコンタクトプレート21が第1のコンタクタ24から離れていて、コントローラ6の5番端子が「ローレベル」の状態で、位置スイッチ3の第2のコンタクトプレート22が第2のコンタクタ25に電気的に接続されることによって、コントローラ6の6番端子が「ハイレベル」になるため、トランジスタTR12がオンし、一方、第2の位置検出回路8のトランジスタTR11がオンし、第2の位置検出回路8のトランジスタTR10がオフするが、コントローラ6の3番端子が抵抗R42によって「ハイレベル」になることによって、トランジスタTR20がオフ、トランジスタTR14がオフしており、トランジスタTR13もオフしていることから、トランジスタTR9がオンしており、第2の駆動回路14のトランジスタTR2のエミッタ通電経路が形成され続けて、第2のリレーRL2のリレーコイルRL2−1に電流が流れ続け、ワイパブレード41が第1の反転位置Aよりも下方の格納位置Cに移動される。
【0049】
ワイパブレード41が第1の反転位置Aよりも下方の格納位置Cに到達すると、位置スイッチ3の第1のコンタクトプレート21が第1のコンタクタ24に接続されるため、コントローラ6の5番端子が「ハイレベル」になり、トランジスタTR13がオンされることによって、トランジスタTR9がオフされ、第2の駆動回路14のトランジスタTR2のエミッタ通電経路がカットオフされ、モータ2のアーマチュアシャフト2cの逆回転が停止してワイパブレード41が格納位置Cにおいて停止する。
【0050】
間欠駆動回路31は、タイマ回路としてのタイマIC,抵抗R1,コンデンサC1,抵抗R2,抵抗R3,抵抗R4,抵抗R5,抵抗R43,トランジスタTR17(NPN型) ,抵抗R73,抵抗R74,抵抗R41,抵抗R75,抵抗R76,トランジスタTR16(NPN型) ,トランジスタTR15(NPN型) ,抵抗R78,抵抗R77,ダイオードD6,ダイオードD7,抵抗R71,抵抗R72,トランジスタTR18(NPN型) ,抵抗R38,トランジスタTR19(PNP型) ,抵抗R36,抵抗R37,ダイオードD5から構成されている。
【0051】
間欠駆動回路31では、トランジスタTR19,抵抗R36,抵抗R37,ダイオードD5,トランジスタTR18,抵抗R71,抵抗R72,ダイオードD8,ダイオードD9により禁止回路33が形成されている。禁止回路33のトランジスタTR18がオン状態になると、ダイオードD8、D9を介して、トランジスタTR7、TR10がオフ状態に維持され、第1、第2駆動回路13、14は作動できない。
【0052】
タイマICには、電源ポートVCC ,間欠ポートINT ,洗浄ポートWA,オートストップポートAS,出力ポートOUT ,接地ポートGND が備えられており、間欠用タイマとして、初回拭きタイマ、間欠タイマが内蔵され、洗浄用タイマとして、オン遅延タイマ、オフ遅延タイマが内蔵されている。タイマICの出力ポートOUTがタイマによってローレベルに維持されている間、禁止回路33のトランジスタTR18はオフ状態に保たれ、禁止回路33は作動できない。タイマICと禁止回路33には、リセット回路34が接続されており、リセット回路34は、トランジスタTR15,TR16,TR17、抵抗R75,R76,R77,R78,R73,R74,R41,R43、ダイオードD7からなる。コントローラ6の5番端子が「ハイレベル」の時、トランジスタTR15はオン状態になる。コントローラ6の6番端子が「ハイレベル」の時、トランジスタTR16は、オン状態になる。トランジスタTR15、TR16のいずれかがオン状態になると、トランジスタTR17はオフ状態になる。トランジスタTR17がオフ状態になると、タイマICのオートストップポートASは「ハイレベル」になる。トランジスタTR17がオン状態の間、禁止回路33のトランジスタTR18はダイオードD7を介して、オフ状態に保たれる。
【0053】
ワイパスイッチ5が間欠モードINTに切換えられることによって、接続点(I)を通じてタイマICの間欠ポートINT が「ローレベル」になると、間欠駆動回路31が作動を開始し、初回拭きのための予め定められた時間(0.6秒)出力ポートOUT が「ハイレベル」から「ローレベル」に反転し、予め定められた時間(0.6秒)が経過すると、出力ポートOUT が「ハイレベル」に反転する。出力ポートOUT が「ハイレベル」の間に禁止回路33のトランジスタTR18がオフ状態になり、トランジスタTR7、TR1がオンになり、第1のリレーコイルRL1−1に電流が流れ、モータ2に電流が流れる。そして、出力ポートOUT が「ローレベル」の間にコントローラ6の5番端子,6番端子が「ローレベル」になり、その結果、リセット回路34のトランジスタTR17がオン状態になる。そして、禁止回路33のトランジスタTR18はオフ状態に保持される。
【0054】
やがて、コントローラ6の5番端子が「ハイレベル」になると、ワイパモータ2の回転が停止するとともに、トランジスタTR15がオンしてトランジスタTR17がオフして禁止回路33のトランジスタTR18がオン状態になる。そして、タイマICのオートストップポートASに「ハイレベル」が与えられることによって、タイマICに内蔵されたタイマがカウントをスタートする。そして、タイマがタイムアップすると、出力ポートOUT が再び一時的に「ローレベル」になる。
【0055】
ワイパスイッチ5が停止モードOFFから洗浄モードWASHに切換えられると、コントローラ6の4番端子が「ローレベル」になることによって、洗浄ポートWAが「ローレベル」になり、タイマICに内蔵されたオン遅延タイマ(洗浄用タイマ)がスタートするため、タイマICの出力ポートOUT が「ハイレベル」に保持され、オン遅延タイマがタイムアップしてから、タイマICの出力ポートOUT が一時的に「ローレベル」になり、第1の反転時間遅延回路11のコンデンサC4が充電された後に、第1の駆動回路13のトランジスタTR1がオンになる。
【0056】
ウオッシャモータ32は、ワイパスイッチ5に電気的に接続されている。ウオッシャモータ32は、第2のブラシ端子32bの他に、第1のブラシ端子32a、アーマチュアシャフト32cを備えている。このウオッシャモータ32は、第1のブラシ端子32aが電源50に接続され、アーマチュアシャフト32cが図示しないポンプに結合されているため、ワイパスイッチ5が洗浄モ−ドWASHに切換えられると、アーマチュアシャフト32cが回転を始めて、図示しないウオッシャタンクに貯蔵された洗浄液がウインドスクリーンに対して噴射される。
【0057】
ワイパスイッチ5が洗浄モードWASHから停止モードOFFに切換えられると、コントローラ6の4番端子が「ハイレベル」になり、洗浄ポートWAが「ハイレベル」になり、タイマICに内蔵されたオフ遅延タイマがスタートし、タイマICの出力ポートOUT が「ローレベル」に保持され、オフ遅延タイマがタイムアップしてから、格納駆動回路30により、ワイパプレード41が格納位置Cまで揺動を続け、ワイパブレード41が格納位置Cに到達したところで第2の駆動回路14のトランジスタTR2がオフされる。
【0058】
このような構造をなすワイパ制御装置1の動作が、図2ないし図5に示されるタイムチャートを使用して説明される。図2、図3には作動モードONでの動作が示され、図4には間欠モードでの動作が示され、図5には洗浄モードWASHでの作動が示されている。
【0059】
ワイパスイッチ5が停止モードOFFにある時刻aにおいて、ワイパブレード41は格納位置Cにあり、図6に示されるように、コントローラ6の3番端子が「オープン」になっている。位置スイッチ3の第1のコンタクトプレート21は第1のコンタクタ24に、位置スイッチ3の第2のコンタクトプレート22が第2のコンタクタ25に接続されており、コントローラ6の5番端子および6番端子がいずれも「ハイレベル」になっている。
【0060】
5番端子が「ハイレベル」になっているので、格納駆動回路30のトランジスタTR9はオフしている。また6番端子が「ハイレベル」になっているので、第2の位置検出回路8のトランジスタTR11がオンして第2の位置検出回路8のトランジスタTR10がオフしている。それ故、第2の駆動回路14のトランジスタTR2のエミッタ通電経路が遮断されている。
【0061】
一方、6番端子が「ハイレベル」になっているので、格納駆動回路30のトランジスタTR12がオンして第1の位置検出回路7のトランジスタTR8がオフし、第1の位置検出回路7のトランジスタTR7がオンすることにより第1の駆動回路13のトランジスタTR1のエミッタ通電経路が形成されている。しかし、第1の駆動回路13のトランジスタTR1にはベース電流が与えられておらず、トランジスタTR1はオンしていない。
【0062】
時刻bにおいて、ワイパスイッチ5が停止モードOFFから作動モードONに切換えられると、コントローラ6の3番端子が接地されるため、抵抗R17、ダイオードD1を通じて第1の反転時間遅延回路11のコンデンサC4が充電され始める。
【0063】
第1の反転時間遅延回路11のコンデンサC4が予め定められた電圧まで充電された時刻c(時刻bからt1時間後)において、第1の駆動回路13のトランジスタTR3および第1の駆動回路13のトランジスタTR1がそれぞれオンする。そして、駆動出力保持回路10のトランジスタTR4がオンし、駆動出力保持回路10のトランジスタTR6がオンする。
【0064】
第1の駆動回路13のトランジスタTR1がオンすることにより、第1の駆動回路13の第1のリレーRL1の第1のリレーコイルRL1−1に電流が流れ、、第1の可動接点RL1−2が第1の常開接点RL1−4に接続される。即ち、モータ2の通電経路が形成される。このため、電源50からの電流が、コントローラ6の7番端子、モータ2の第1のブラシ端子2a、モータ2の第2のブラシ端子2b、コントローラ6の8番端子、第2のリレーRL2の第2の可動接点RL2−2、第2の常閉接点RL2−3に流れ、モータ2のアーマチュアシャフト2cが正回転し始める。
【0065】
モータ2のアーマチュアシャフト2cが正回転し始めることによって、ワイパブレード41が格納位置Cから第2の反転位置Bに向けて移動を開始するとともに、回転体20が図6中反時計方向に回転し始める。時刻dにおいて、図7に示されるように、位置スイッチ3の第2のコンタクトプレート22が第2のコンタクタ25に接続されたままで、位置スイッチ3の第1のコンタクトプレート21が第1のコンタクタ24から離れる。
【0066】
5番端子が「ローレベル」になるため、格納駆動回路30のトランジスタTR13がオフする。このとき、ワイパスイッチ5が作動モードONにあることによって、格納駆動回路30のトランジスタTR20およびトランジスタTR14がオンしているからトランジスタTR9はオフのままである。
【0067】
回転体20が図7中反時計方向に回転していくと、時刻eにおいて、図8に示されるように、位置スイッチ3の第2のコンタクトプレート22が第2のコンタクタ25から離れて、コントローラ6の6番端子が「ローレベル」になる。そして、第2の位置検出回路8のトランジスタTR11、トランジスタTR12がオフし、トランジスタTR10がオンすることによって第2の駆動回路14のトランジスタTR2のエミッタ通電経路が形成される。ただし、第2の駆動回路14のトランジスタTR2にはベース電流が供給されていないので、第2の駆動回路14のトランジスタTR2はオフのままである。
【0068】
モータ2のアーマチュアシャフト2cが正回転を続けることによって、ワイパブレード41が第2の反転位置Bに時刻fにおいて到達すると、図9に示されるように、位置スイッチ3の第1のコンタクトプレート21が第1のコンタクタ24に接続され、コントローラ6の5番端子が「ハイレベル」になる。
【0069】
そして、第1の位置検出回路7のトランジスタTR8がオンし、第1の位置検出回路7のトランジスタTR7がオフして、第1の駆動回路13のトランジスタTR1のエミッタ通電経路が遮断される。その結果、第1の駆動回路13のトランジスタTR1はオフされ、第1の駆動回路13の第1のリレーRL1の第1のリレーコイルRL1−1に流れる電流がオフされ、第1の可動接点RL1−2が第1の常閉接点RL1−4に接続され、即ち、モータ2の通電経路が遮断され、モータ2の第1のブラシ端子2aに供給されていた電源50からの電流がカットオフされる。モータ2の第1、第2のブラシ端子2a、2bは、接点RL1−2、RL1−3、RL2−3、RL2−2を介して短絡され、モータ2は急激に運動エネルギーを失う。モータ2のアーマチュアシャフト2cは正回転を中止し、回転体20も回転を止める。
【0070】
第1の駆動回路13のトランジスタTR1がオフされると、トランジスタTR1のコレクタ及びダイオードD11のカソードが「ローレベル」から「ハイレベル」になるため、ダイオードD11が非導通になり、抵抗R12を通じて第2の反転時間遅延回路12のコンデンサC3の充電が開始される。第2の反転時間遅延回路12のコンデンサC3が予め定められた電圧まで充電された時刻gにおいて、第2の駆動回路14のトランジスタTR5がオンし、第2の駆動回路14のトランジスタTR2がオンする。トランジスタTR10は、すでにオン状態になっているため、トランジスタTR2、TR10を経由して第2のリレーコイルRL2−1に電流が流れる。
【0071】
第1の駆動回路13のトランジスタTR1が時刻fでオフしてから、第2の駆動回路14のトランジスタTR2が時刻gでオンするまでのt2時間、ワイパブレード41は第2の反転位置Bで休止する。この時間t2の間に、モータ2は完全に電磁エネルギーを失う。トランジスタTR2、TR10がオン状態になることによって、ダイオードD10を通じて、トランジスタTR3のエミッタの電位が低下し、コンデンサC4がダイオードD10、抵抗R34を経由して放電し、トランジスタTR3がオフになる。
【0072】
時刻gにおいて、第2の駆動回路14のトランジスタTR2がオンすることによって、第2の駆動回路14の第2のリレーRL2の第2のリレーコイルRL2−1に電流が流れ、第2の可動接点RL2−2が第2の常開接点RL2−4に接続されるので、即ち、モータ2の通電経路が形成されるので、電源50からの電流が、コントローラ6の8番端子、モータ2の第2のブラシ端子2b、モータ2の第1のブラシ端子2a、コントローラ6の7番端子、第1のリレーRL1の第1の可動接点RL1−2、第1の常閉接点RL1−3に流れ、モータ2のアーマチュアシャフト2cが逆回転し始める。
【0073】
モータ2のアーマチュアシャフト2cが逆回転し始めることによって、ワイパブレード41が第2の反転位置Bから第1の反転位置Aに向けて移動を開始するとともに、回転体20が図9中時計方向に回転し始める。そして、時刻hにおいて、図10に示されるように、位置スイッチ3の第2のコンタクトプレート22が第2のコンタクタ25から離れたままで、位置スイッチ3の第1のコンタクトプレート21が第1のコンタクタ24から離れる。
【0074】
5番端子が「ローレベル」になるため、第1の位置検出回路7のトランジスタTR8がオフして第1の位置検出回路7のトランジスタTR7がオンし、第1の駆動回路13のトランジスタTR1のエミッタ通電経路が形成される。しかし、第1の駆動回路13のトランジスタTR3がオフなので、第1の駆動回路13のトランジスタTR1はオフのままである。
【0075】
モータ2のアーマチュアシャフト2cが逆回転して、第1の反転位置Aに向けて移動し、ワイパブレード41が第1の反転位置Aに時刻iにおいて到達すると、図11に示されるように、位置スイッチ3の第1のコンタクトプレート21が第1のコンタクタ24から離れたまま、位置スイッチ3の第2のコンタクトプレート22が第2のコンタクタ25に接続され、コントローラ6の6番端子が「ハイレベル」になる。
【0076】
そして、第2の位置検出回路8のトランジスタTR11がオンして第2の位置検出回路8のトランジスタTR10がオフし、第2の駆動回路14のトランジスタTR2のエミッタ通電経路が遮断されるため、第2の駆動回路14のトランジスタTR2はオフされ、第2の駆動回路14の第2のリレーRL2の第2のリレーコイルRL2−1に流れる電流がオフされ、第2の可動接点RL2−2が第2の常閉接点RL2−3に接続される。即ち、モータ2の通電経路が遮断され、モータ2の第2のブラシ端子2bに供給されていた電源50からの電流がカットオフされてモ−タ2のブラシ端子2b、2aは短絡される。 モータ2のアーマチュアシャフト2cは逆回転を中止し、回転体20の回転も止まる。
【0077】
第2の駆動回路14のトランジスタTR2がオフになると、ダイオードD10のカソードが「ローレベル」から「ハイレベル」になるため、抵抗R17を通じて第1の反転時間遅延回路11のコンデンサC4の充電が開始され、第1の反転時間遅延回路11のコンデンサC4が予め定められた電圧まで充電された時刻j(時刻iからt3時間後)において、第1の駆動回路13のトランジスタTR3がオンし、第1の駆動回路13のトランジスタTR1がオンする。
【0078】
第1の駆動回路13のトランジスタTR1がオンすることにより、第1の駆動回路13の第1のリレーRL1の第1のリレーコイルRL1−1がオンし、第1の可動接点RL1−2が第1の常開接点RL1−4に接続される、即ち、モータ2の通電経路が形成されるので、電源50からの電流が、コントローラ6の7番端子、モータ2の第1のブラシ端子2a、モータ2の第2のブラシ端子2b、コントローラ6の8番端子、第2のリレーRL2の第2の可動接点RL2−2、第2の常閉接点RL2−3に流れ、モータ2のアーマチュアシャフト2cが再び正回転し始める。
【0079】
モータ2のアーマチュアシャフト2cが正回転し始めることによって、ワイパブレード41が第1の反転位置Aから第2の反転位置Bに向けて移動を開始するとともに、回転体20が図11中反時計方向に回転し始める。そして、時刻kにおいて、図12に示されるように、位置スイッチ3の第1のコンタクトプレート21が第1のコンタクタ24から離れたたままで、位置スイッチ3の第2のコンタクトプレート22が第2のコンタクタ25から離れる。
【0080】
モータ2のアーマチュアシャフト2cが正回転を始めた後、時刻kの以後、時刻mにおいて時刻f、時刻nにおいて時刻g、時刻pにおいて時刻h、時刻qにおいて時刻i、時刻rにおいて時刻j、時刻sにおいて時刻kと同様にしてそれぞれ動作が行われる。
【0081】
ワイパブレード41が第1の反転位置Aから第2の反転位置Bに向けて移動している時刻tにおいてワイパスイッチ5が停止モードOFFに切換えられると、コントローラ6の3番端子が「ローレベル」から「オープン」に切換わる。
【0082】
このとき、図13に示されるように、位置スイッチ3の第2のコンタクトプレート22が第2のコンタクタ25から離れており、位置スイッチ3の第1のコンタクトプレート21が第1のコンタクタ24から離れている。
【0083】
5番端子、及び6番端子が「ローレベル」になっており、第1の位置検出回路7のトランジスタTR8がオフしてトランジスタTR7がオンし、トランジスタTR4がオンし、トランジスタTR6がオンし、トランジスタTR3がオンしている。すでに第1の駆動回路13のトランジスタTR1のエミッタ通電経路の形成が続行されているので、トランジスタTR3からトランジスタTR1のベース電流が供給されると第1の駆動回路13のトランジスタTR1がオンし続ける。
【0084】
第1の駆動回路13のトランジスタTR1がオンし続けることによって、ワイパブレード41が第2の反転位置Bに時刻uにおいて到達すると、図14に示されるように、位置スイッチ3の第1のコンタクトプレート21が第1のコンタクタ24に接続され、コントローラ6の5番端子が「ハイレベル」になる。
【0085】
そして、第1の位置検出回路7のトランジスタTR8がオンして第1の位置検出回路7のトランジスタTR7がオフし、第1の駆動回路13のトランジスタTR1のエミッタ通電経路が遮断されるため、第1の駆動回路13のトランジスタTR1はオフされる。そして、第1の駆動回路13の第1のリレーRL1の第1のリレーコイルRL1−1に流れる電流がオフされ、第1の可動接点RL1−2が第1の常閉接点RL1−3に接続される。即ち、モータ2の通電経路が遮断され、モータ2の第1のブラシ端子2aに供給されていた電源50からの電流がカットオフされる。
【0086】
モータ2の第1のブラシ端子2aに対する電源50からの電流供給がカットオフされることにより、モータ2のアーマチュアシャフト2cは正回転を中止し、回転体20の回転も止まる。
【0087】
第1の駆動回路13のトランジスタTR1がオフされることによって、トランジスタTR1のコレクタの電位が上昇し、ダイオードD12がオフし、駆動出力保持回路10のトランジスタTR4がオフになり、駆動出力保持回路10のトランジスタTR6がオフされることによって駆動出力保持回路10のトランジスタTR3がオフされ、トランジスタTR1のベース電流がなくなる。
【0088】
第1の駆動回路13のトランジスタTR1がオフされると、ダイオードD11のカソードが「ローレベル」から「ハイレベル」になるため、ダイオードD11がオフ状態になり、抵抗R12を通じて第2の反転時間遅延回路12のコンデンサC3の充電が開始される。第2の反転時間遅延回路12のコンデンサC3が予め定められた電圧まで充電された時刻vにおいて、第2の駆動回路14のトランジスタTR5がオンし、第2の駆動回路14のトランジスタTR2がオンする。
【0089】
第1の駆動回路13のトランジスタTR1が時刻fでオフしてから、第2の駆動回路14のトランジスタTR2が時間gでオンするまでのt6時間、ワイパブレード41は第2の反転位置Bで休止する。
【0090】
時刻vにおいて、第2の駆動回路14のトランジスタTR2がオンすることによって、第2の駆動回路14の第2のリレーRL2の第2のリレーコイルRL2−1がオンし、第2の可動接点RL2−2が第2の常開接点RL2−4に接続されるので、電源50からの電流が、コントローラ6の8番端子、モータ2の第2のブラシ端子2b、モータ2の第1のブラシ端子2a、コントローラ6の7番端子、第1のリレーRL1の第1の可動接点RL1−2、第1の常閉接点RL1−3に流れ、モータ2のアーマチュアシャフト2cが逆回転し始める。
【0091】
モータ2のアーマチュアシャフト2cが逆回転し始めることによって、ワイパブレード41が第2の反転位置Bから第1の反転位置Aに向けて移動を開始するとともに、回転体20が図14中時計方向に回転し始める。時刻wにおいて、図15に示されるように、位置スイッチ3の第2のコンタクトプレート22が第2のコンタクタ25から離れたままで、位置スイッチ3の第1のコンタクトプレート21が第1のコンタクタ24から離れる。そして、第1の位置検出回路7のトランジスタTR8がオフして第1の位置検出回路7のトランジスタTR7がオンし、第1の駆動回路13のトランジスタTR1のエミッタ通電経路が形成される。第1の駆動回路13のトランジスタTR3がオンしていないので、第1の駆動回路13のトランジスタTR1はオフのままである。
【0092】
モータ2のアーマチュアシャフト2cが逆回転して、ワイパブレード41が第1の反転位置Aに時刻xにおいて到達すると、図16に示されるように、位置スイッチ3の第2のコンタクトプレート22が第2のコンタクタ25に接続されてコントローラ6の6番端子が「ハイレベル」になる。
【0093】
第2の位置検出回路8のトランジスタTR11がオンして第2の位置検出回路8のトランジスタTR10がオフするが、格納駆動回路30のトランジスタTR12がオンすることによってトランジスタTR13がオフし、トランジスタTR9がオンし続けるため、第2の駆動回路14のトランジスタTR2のエミッタ通電経路が形成され続け、第2の駆動回路14のトランジスタTR2がオンし続けて、第2の駆動回路14の第2のリレーRL2の第2のリレーコイルRL2−1に電流が流れ続け、モータ2の第2のブラシ端子2bに電源50からの電流が供給され続ける。
【0094】
モータ2の第2のブラシ端子2bに対する電源50からの電流供給が継続されるため、ワイパブレード41は第1の反転位置Aよりも下方の格納位置Cに向けて移動を続け、時刻yにおいてワイパブレード41が格納位置Cに到達すると、図17に示されるように、位置スイッチ3の第2のコンタクトプレート22が第2のコンタクタ25に接続されてコントローラ6の6番端子が「ハイレベル」のままで位置スイッチ3の第1のコンタクトプレート21が第1のコンタクタ24に接続されてコントローラ6の5番端子もまた「ハイレベル」になる。
【0095】
コントローラ6の5番端子が「ハイレベル」になることによって、格納駆動回路30のトランジスタTR13がオンするため、トランジスタTR9がオフされて第2の駆動回路14のトランジスタTR2のエミッタ通電経路が遮断され、第2の駆動回路14のトランジスタTR2がオフされる。そして、第2のリレーRL2がオフされるから、モータ2の第2のブラシ端子2bに供給されていた電源50からの電流がカットオフされる。
【0096】
そして、第2の駆動回路14のトランジスタTR2がオフされることにより、ダイオードD10がオフ状態になるが、ワイパスイッチ5が停止モードOFFに切換えられているので、第1の反転時間遅延回路11のコンデンサC4が充電されず、第1の駆動回路13のトランジスタTR3がオンされず、第1の駆動回路13のトランジスタTR1がオンできないから、ワイパブレード41が格納位置Cに到達した状態で停止する。
【0097】
前述したように、ワイパスイッチ5が停止モードOFFにある時刻aにおいて、ワイパブレード41は格納位置Cにあり、図6に示されるように、コントローラ6の3番端子が「ハイレベル」になっており、位置スイッチ3の第1のコンタクトプレート21が第1のコンタクタ24に、位置スイッチ3の第2のコンタクトプレート22が第2のコンタクタ25に接続されているため、コントローラ6の5番端子および6番端子がいずれも「ハイレベル」になっている。
【0098】
図4に示されるように、時刻bにおいて、ワイパスイッチ5が停止モードOFFから間欠モードINTに切換えられると、コントローラ6の1番端子が接地され、接続点(I)を通してタイマICの間欠ポートINT が「ローレベル」になり、タイマICに内蔵された初回拭きタイマがスタートして出力ポートOUT が「ローレベル」になる。同時に、抵抗R17、ダイオードD4を通じて第1の反転時間遅延回路11のコンデンサC4が充電され始める。また、間欠駆動回路31に備えられた禁止回路33のトランジスタTR19が接続点(I)、ダイオードD5、抵抗R37を介してオンする。そして出力ポートOUT が「ローレベル」になるため、格納駆動回路30のトランジスタTR20,トランジスタTR14がオンしている。またトランジスタTR19がオンになるが、出力ポートOUT がローレベルであるため、トランジスタTR18はオンにならない。
【0099】
第1の反転時間遅延回路11のコンデンサC4が充電され始め、予め定められた電圧まで充電が終了した時刻c(時刻bからt7時間後)において、第1の位置検出回路7のトランジスタTR7のオン状態で、第1の駆動回路13のトランジスタTR3および第1の駆動回路13のトランジスタTR1がそれぞれオンする。そして、駆動出力保持回路10のトランジスタTR4がオンし、駆動出力保持回路10のトランジスタTR6がオンする。
【0100】
第1の駆動回路13のトランジスタTR1がオンすることにより、第1の駆動回路13の第1のリレーRL1の第1のリレーコイルRL1−1がオンし、第1の可動接点RL1−2が第1の常開接点RL1−4に接続されるので、電源50からの電流が、コントローラ6の7番端子、モータ2の第1のブラシ端子2a、モータ2の第2のブラシ端子2b、コントローラ6の8番端子、第2のリレーRL2の第2の可動接点RL2−2、第2の常閉接点RL2−3に流れ、モータ2のアーマチュアシャフト2cが正回転し始める。
【0101】
モータ2のアーマチュアシャフト2cが正回転し始めることによって、ワイパブレード41が格納位置Cから第2の反転位置Bに向けて揺動を開始するとともに、回転体20が図6中反時計方向に回転し始めるため、時刻dにおいて、図7に示されるように、位置スイッチ3の第2のコンタクトプレート22が第2のコンタクタ25に接続されたままで、位置スイッチ3の第1のコンタクトプレート21が第1のコンタクタ24から離れる。
【0102】
5番端子が「ローレベル」になるため、格納駆動回路30のトランジスタTR13がオフする。このとき、ワイパスイッチ5が間欠モードINTにあることによって、格納駆動回路30のトランジスタTR20およびトランジスタTR14がオンしているからトランジスタTR9はオフのままである。このとき、第2の反転時間遅延回路12のコンデンサC3は、抵抗R35、ダイオードD11を通じて放電する。
【0103】
回転体20が図7中反時計方向に回転していくと、図8に示されるように、位置スイッチ3の第1のコンタクトプレート21が第1のコンタクタ24から離れているままで、位置スイッチ3の第2のコンタクトプレート22が第2のコンタクタ25から離れる。
【0104】
コントローラ6の6番端子が「ローレベル」になり、第2の位置検出回路8のトランジスタTR11、トランジスタTR12がオフし、トランジスタTR10がオンする。そして第2の駆動回路14のトランジスタTR2のエミッタ通電経路が形成されるが、第2の駆動回路14のトランジスタTR5はオンしていないので、第2の駆動回路14のトランジスタTR2はオフのままである。このとき、間欠駆動回路31のトランジスタTR16もオフになり、間欠駆動回路31のトランジスタTR17がオンになる。トランジスタTR17がオンになることによってタイマICのオートストップポートASは「フローティング」になる。
【0105】
時刻bからタイマICの初回拭きタイマのタイマ時間t8(0.6秒)がタイムアップした時刻eにおいて、タイマICの出力ポートOUT が「ハイレベル」になる。
【0106】
モータ2のアーマチュアシャフト2cが正回転を続けることによって、ワイパブレード41が第2の反転位置Bに時刻fにおいて到達すると、図9に示されるように、位置スイッチ3の第2のコンタクトプレート22が第2のコンタクタ25から離れて「フローティング」のままで、位置スイッチ3の第1のコンタクトプレート21が第1のコンタクタ24に接続され、コントローラ6の5番端子が「ハイレベル」になる。
【0107】
その結果、第1の位置検出回路7のトランジスタTR8がオンし、第1の位置検出回路7のトランジスタTR7がオフして、第1の駆動回路13のトランジスタTR1のエミッタ通電経路が遮断されるため、第1の駆動回路13のトランジスタTR1はオフされ、第1の駆動回路13の第1のリレーRL1に備えた第1のリレーコイルRL1−1がオフされ、第1の可動接点RL1−2が第1の常開接点RL1−4に接続されてモータ2の第1のブラシ端子2aに供給していた電源50の電流がカットオフされる。モータ2の第1のブラシ端子2aに対する電源50の電流供給がカットオフされることにより、モータ2のアーマチュアシャフト2cは正回転を中止し、回転体20も回転を止める。
【0108】
そして、間欠駆動回路31のトランジスタTR15がオンになり、トランジスタTR17がオフになる。すると、タイマICのオートストップポートASが「ハイレベル」になるから、タイマICの間欠タイマがカウントを開始する。このとき、第2の反転時間遅延回路12のコンデンサC3は抵抗R12を通じて充電される。
【0109】
時刻fからタイマICの間欠タイマがカウントしている間、禁止回路33のトランジスタTR18がオンされているため、第1の位置検出回路7のトランジスタTR7のベース電位はダイオードD8を通じて「 ローレベル」 になり、また、第2の位置検出回路8のトランジスタTR10のベース電位は、ダイオードD9を通じて「 ロ−レベル」 になり、トランジスタTR7、TR10はオフ状態に保持される。
【0110】
時刻gにおいて、第2の反転時間遅延回路12のコンデンサC3が予め定められた電圧まで充電されると、第2の駆動回路14のトランジスタTR5がオンされる。しかし、間欠駆動回路31に備えたタイマICの間欠タイマがカウントを終了していないので、禁止回路33のトランジスタTR18がオンしており、第2の位置検出回路8のトランジスタTR10はオンされない。
【0111】
時刻hにおいて、間欠駆動回路31に備えたタイマICの間欠タイマのカウント時間t9が終了すると、タイマICの出力ポートOUT が「ローレベル」になるから、禁止回路33のトランジスタTR18はオフされ、第2の位置検出回路8のトランジスタTR10がオンされる。すると、第2の駆動回路14のトランジスタTR5がオンして、第2の駆動回路14のトランジスタTR2がオンし、第2の駆動回路14の第2のリレーRL2の第2のリレーコイルRL2−1がオン、第2の可動接点RL2−2が第2の常開接点RL2−4に接続され、電源50の電流が、コントローラ6の8番端子、モータ2の第2のブラシ端子2b、モータ2の第1のブラシ端子2a、コントローラ6の7番端子、第1のリレーRL1の第1の可動接点RL1−2、第1の常閉接点RL1−3に流れ、モータ2のアーマチュアシャフト2cが逆回転し始める。第1の反転時間遅延回路11のコンデンサC4は抵抗R34、ダイオードD10を通じて放電される。
【0112】
時刻hにおいて、モータ2のアーマチュアシャフト2cが逆回転し始めることによって、ワイパブレード41が第2の反転位置Bから第1の反転位置Aに向けて移動を開始するとともに、回転体20が図9中時計方向に回転し始めるため、時刻iにおいて、図10に示されるように、位置スイッチ3の第2のコンタクトプレート22が第2のコンタクタ25から離れたままで、位置スイッチ3の第1のコンタクトプレート21が第1のコンタクタ24から離れる。
【0113】
5番端子が「ローレベル」になるため、第1の位置検出回路7のトランジスタTR8がオフして第1の位置検出回路7のトランジスタTR7がオンし、第1の駆動回路13のトランジスタTR1のエミッタ通電経路が形成されるが、第1の駆動回路13のトランジスタTR1はオンしていないので、第1の駆動回路13のトランジスタTR1はオフのままである。
【0114】
モータ2のアーマチュアシャフト2cが逆回転している時刻jにおいて、間欠駆動回路31のタイマICは出力ポートOUT が「ハイレベル」になる。
【0115】
時刻kにおいて、ワイパブレード41が第1の反転位置Aに到達すると、図11に示されるように、位置スイッチ3の第1のコンタクトプレート21が第1のコンタクタ24から離れたまま、位置スイッチ3の第2のコンタクトプレート22が第2のコンタクタ25に接続されてコントローラ6の6番端子が「ハイレベル」になる。
【0116】
そして、第2の位置検出回路8のトランジスタTR11がオンして第2の位置検出回路8のトランジスタTR10がオフし、第2の駆動回路14のトランジスタTR2のエミッタ通電経路を遮断する。第2の駆動回路14のトランジスタTR2はオフされ、第2の駆動回路14の第2のリレーRL2に備えた第2のリレーコイルRL2−1がオフされ、第2の可動接点RL2−2が第2の常開接点RL2−4に接続されてモータ2の第2のブラシ端子2bに供給していた電源50からの電流をカットオフする。モータ2のアーマチュアシャフト2cは逆回転を中止し、回転体20も回転を止める。
【0117】
第2の駆動回路14のトランジスタTR2がオフされると、ダイオードD10のカソードが「ローレベル」から「ハイレベル」になるため、抵抗R17を通じて第1の反転時間遅延回路11のコンデンサC4の充電が開始される。同時に、間欠駆動回路31のタイマICのオートストップポートASが「ハイレベル」になるため、タイマICの間欠タイマがカウントを開始する。以後前述した時刻f、時刻g、時刻h、時刻i、時刻J、時刻kと同様に繰り返し動作が行われる。
【0118】
ワイパスイッチ5が間欠モードINTから停止モードOFFに切換えられると、作動モードONと同様にしてワイパブレード41が格納位置Cまで移動されて停止する。
【0119】
ワイパスイッチ5が停止モードOFFにある時刻aの状態から、時刻bにおいて洗浄モードWASHに切換えられると、コントローラ6の4番端子が「ローレベル」になる。
【0120】
ウオッシャモータ32に電流が流れ、アーマチュアシャフト32cが回転を始め、ウオッシャタンクに貯蔵されている洗浄液が払拭面に噴射される。
【0121】
間欠駆動回路31に備えたタイマICの洗浄ポートWAが「ローレベル」になり、タイマICに内蔵されたオン遅延タイマがカウントを開始する。タイマICの出力ポートOUT が「ハイレベル」になり、禁止回路33のトランジスタTR18がオンされるので、第1の位置検出回路7のトランジスタTR7、第2の位置検出回路8のトランジスタTR10がオフに保持される。
【0122】
タイマICのオン遅延タイマは、時刻bから時間t15後にカウントを終了するため、タイマICの出力ポートOUT が時刻cにおいて「ローレベル」に反転する。そして、禁止回路33のトランジスタTR18がオフされる。同時に、第1の反転時間遅延回路11のコンデンサC4の充電が開始される。
【0123】
時刻cから時間t16後の時刻dにおいて、第1の反転時間遅延回路11のコンデンサC4が予め定められた電圧まで充電されると、第1の駆動回路13のトランジスタTR1がオンされることによって、第1の駆動回路13のトランジスタTR1がそれぞれオンし、駆動出力保持回路10のトランジスタTR4がオンし、駆動出力保持回路10のトランジスタTR6がオンする。
【0124】
第1の駆動回路13のトランジスタTR1がオンすることにより、第1の駆動回路13の第1のリレーRL1の第1のリレーコイルRL1−1に電流が流れ、第1の可動接点RL1−2が第1の常開接点RL1−4に接続されるので、電源50の電流が、コントローラ6の7番端子、モータ2の第1のブラシ端子2a、モータ2の第2のブラシ端子2b、コントローラ6の8番端子、第2のリレーRL2の第2の可動接点RL2−2、第2の常閉接点RL2−3に流れ、モータ2のアーマチュアシャフト2cが正回転し始める。
【0125】
モータ2のアーマチュアシャフト2cが正回転し始めることによって、図3に示される時刻cないし時刻wと同様にして動作が行われる。
【0126】
そして、ワイパブレード41が第1の反転位置Aから第2の反転位置Bに向けて移動している間の時刻fにおいてワイパスイッチ5が停止モードOFFに切換えられると、コントローラ6の4番端子が「ローレベル」から「ハイレベル」に切換わる。また、3番端子も「ハイレベル」になる。この時、タイマICの出力ポートOUT がオフ遅延タイマによる時間t17「ローレベル」に保持されているため、ダイオードD13を介して、コンデンサC4は接地されている。
【0127】
その結果、タイマICの洗浄ポートWAが「ハイレベル」になり、ウオッシャモータ32のアーマチュアシャフト32cの回転が停止し、洗浄液の噴射が停止される。そして、タイマICに内蔵されたオフ遅延タイマがカウントを開始することによって、タイマICの出力ポートOUT がオフ遅延タイマによる時間t17の間、「ローレベル」に保持されるので、禁止回路33のトランジスタTR18がオフし、第1の位置検出回路7のトランジスタTR7がオンされ続ける。そして、第1のリレーRL1がオンされ続けて、ワイパブレード41が第2の反転位置Bに時刻gにおいて到達する。
【0128】
ワイパブレード41が第2の反転位置Bに到達すると、位置スイッチ3の第2のコンタクトプレート22が第2のコンタクタ25から離れたままで、位置スイッチ3の第1のコンタクトプレート21が第1のコンタクタ24に接続され、コントローラ6の5番端子が「ハイレベル」になる。
【0129】
そして、第1の位置検出回路7のトランジスタTR8がオンして第1の位置検出回路7のトランジスタTR7がオフし、第1の駆動回路13のトランジスタTR1のエミッタ通電経路が遮断されるため、第1の駆動回路13のトランジスタTR1はオフされ、第1の駆動回路13の第1のリレーRL1の第1のリレーコイルRL1−1に流れる電流が遮断され、第1の可動接点RL1−2が第1の常開接点RL1−4に接続されてモータ2の第1のブラシ端子2aに供給されていた電源50からの電流がカットオフされる。モータ2のアーマチュアシャフト2cは正回転を中止し、回転体20の回転も止まる。
【0130】
第1の駆動回路13のトランジスタTR1がオフされると、ダイオードD11のカソードが「ローレベル」から「ハイレベル」になるため、抵抗R12を通じて第2の反転時間遅延回路12のコンデンサC3の充電が開始される。第2の反転時間遅延回路12のコンデンサC3が予め定められた電圧まで充電された時刻hにおいて、第2の位置検出回路8のトランジスタTR10のオン状態で、第2の駆動回路14のトランジスタTR5がオンし、第2の駆動回路14のトランジスタTR2がオンする。
【0131】
第1の駆動回路13のトランジスタTR1が時刻gでオフしてから、第2の駆動回路14のトランジスタTR2が時刻hでオンするまでの時間t18、ワイパブレード41は第2の反転位置Bで休止する。
【0132】
時刻hにおいて、第2の駆動回路14のトランジスタTR2がオンすることによって、第2の駆動回路14の第2のリレーRL2の第2のリレーコイルRL2−1がオンし、第2の可動接点RL2−2が第2の常開接点RL2−4に接続されるので、電源50からの電流が、コントローラ6の8番端子、モータ2の第2のブラシ端子2b、モータ2の第1のブラシ端子2a、コントローラ6の7番端子、第1のリレーRL1の第1の可動接点RL1−2、第1の常閉接点RL1−3に流れ、モータ2のアーマチュアシャフト2cが逆回転し始める。
【0133】
ワイパブレード41が第2の反転位置Bから第1の反転位置Aに向けて移動を開始すると、位置スイッチ3の第1のコンタクトプレート21が第1のコンタクタ24から離れてコントローラ6の5番端子が「ローレベル」になる。
【0134】
そして、第1の位置検出回路7のトランジスタTR8がオフして第1の位置検出回路7のトランジスタTR7がオンし、第1の駆動回路13のトランジスタTR1のエミッタ通電経路が形成されるが、第1の駆動回路13のトランジスタTR3がオンしていないので、第1の駆動回路13のトランジスタTR1はオフのままである。
【0135】
モータ2のアーマチュアシャフト2cが逆回転して、ワイパブレード41が第1の反転位置Aに時刻iにおいて到達すると、位置スイッチ3の第2のコンタクトプレート22が第2のコンタクタ25に接続されてコントローラ6の6番端子が「ハイレベル」になる。
【0136】
第2の駆動回路14のトランジスタTR2がオフされると、抵抗R17を通じて第1の反転時間遅延回路11のコンデンサC4の充電が開始され、時刻iから時間t19後の時刻jにおいて第1の反転時間遅延回路11のコンデンサC4が予め定められた電位まで充電されると、第1の駆動回路13のトランジスタTR3が再びオンし、第1の駆動回路13のトランジスタTR1がオンする。そして、モータ2のアーマチュアシャフト2cが再び正回転し始める。
【0137】
ワイパブレード41が第1の反転位置Aから第2の反転位置Bに向けて移動している間の時刻kにおいて、間欠駆動回路31のタイマICに内蔵されたオフ遅延タイマがカウントを終了すると、タイマICの出力ポートOUT が「ハイレベル」になる。ダイオードD13がオープンになるが、コンデンサC4は、駆動出力保持回路10によって引き続き接地されている。
【0138】
そして、図3に示される時刻tないし時刻yと同様にして、ワイパブレード41が時刻mにおいて格納位置Cまで移動されて停止する。
【0139】
【発明の効果】
以上説明してきたように、本願の請求項1及び請求項2の発明は、第1、第2の端子と、ワイパに連結されるシャフトとを有する正逆回転可能なモータと、モータのシャフトに結合された回転円板、及びこの回転円板上に配置され、互いに接続された金属製の第1及び第2のコンタクトプレート、回転円板上をスライドし、第1のコンタクトプレートと電気的に接続されると第1の反転信号を発生する第1のコンタクタ、回転円板上をスライドし、第2のコンタクトプレートと電気的に接続されると第2の反転信号を発生する第1のコンタクタを有する位置スイッチと、モータの第1の端子に接続され、モータにモータを正回転する電流を供給する第1のリレーと、モータの第2の端子に接続され、モータにモータを逆回転する電流を供給する第2のリレーと、第1のリレーを含み、モータの通電経路を形成する第1の駆動回路と、第2のリレーを含み、モータの通電経路を形成する第2の駆動回路と、第1の駆動回路及び位置スイッチの第1のコンタクタに接続され、第1の反転信号を検出し、第1の駆動回路におけるモータの通電経路を遮断する第1の位置検出回路と、第2の駆動回路及び位置スイッチの第2のコンタクタに接続され、第2の反転信号を検出し、第2の駆動回路におけるモータの通電経路を遮断する第2の位置検出回路とを備えることにより、第1のコンタクタ及び第2のコンタクタが、位置スイッチの第1及び第2のコンタクトプレートに接触をしていないときに、第1及び第2の駆動回路におけるモータの通電経路が形成され、第1のコンタクタ及び第2のコンタクタが、位置スイッチの第1及び第2のコンタクトプレートに接触をすると、第1及び第2の駆動回路におけるモータの通電経路が遮断されるように構成されているので、コンタクタとコンタクトプレートの接触状態の影響を受けることなく第1及び第2の駆動回路におけるモータの通電経路が形成される。そして、コンタクタがコンタクトプレートに接続されるとモータの通電 経路が遮断されるので、ワイパモータに流れる電流が遮断され、ワイパモータの回転が休止し、さらに休止時間がタイマによって制御される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係わるワイパ制御装置の一実施例の回路構成図である。
【図2】図1に示したワイパ制御装置の制御動作を説明するタイムチャートである。
【図3】図1に示したワイパ制御装置の制御動作を説明するタイムチャートである。
【図4】図1に示したワイパ制御装置の制御動作を説明するタイムチャートである。
【図5】図1に示したワイパ制御装置の制御動作を説明するタイムチャートである。
【図6】図1に示したワイパ制御装置においての位置スイッチの状態図である。
【図7】図1に示したワイパ制御装置においての位置スイッチの状態図である。
【図8】図1に示したワイパ制御装置においての位置スイッチの状態図である。
【図9】図1に示したワイパ制御装置においての位置スイッチの状態図である。
【図10】図1に示したワイパ制御装置においての位置スイッチの状態図である。
【図11】図1に示したワイパ制御装置においての位置スイッチの状態図である。
【図12】図1に示したワイパ制御装置においての位置スイッチの状態図である。
【図13】図1に示したワイパ制御装置においての位置スイッチの状態図である。
【図14】図1に示したワイパ制御装置においての位置スイッチの状態図である。
【図15】図1に示したワイパ制御装置においての位置スイッチの状態図である。
【図16】図1に示したワイパ制御装置においての位置スイッチの状態図である。
【図17】図1に示したワイパ制御装置においての位置スイッチの状態図である。
【符号の説明】
1 ワイパ制御装置
2 モータ
2a (第1の端子)第1のブラシ端子
2b (第2の端子)第2のブラシ端子
2c (シャフト)アーマチュアシャフト
3 位置スイッチ
5 ワイパスイッチ
7 第1の位置検出回路
8 第2の位置検出回路
10(保持回路)駆動出力保持回路
11 第1の反転時間遅延回路
12 第2の反転時間遅延回路
13 第1の駆動回路
14 第2の駆動回路
20 (回転円板)回転体
21 第1のコンタクトプレート
22 第2のコンタクトプレート
23 第3のコンタクトプレート
23a 導通範囲
24 第1のコンタクタ
25 第2のコンタクタ
26 第3のコンタクタ
30 格納駆動回路
31 間欠駆動回路
33 禁止回路
34 リセット回路
IC (タイマ回路)タイマ
RL1 第1のリレー
RL2 第2のリレー

Claims (5)

  1. 車両のワイパを駆動するワイパ制御装置であって、第1、第2の端子と、ワイパに連結されるシャフトとを有する正逆回転可能なモータと、オン信号又はオフ信号を発生するワイパスイッチと、前記モータのシャフトに結合された回転円板、及びこの回転円板上に配置され、互いに接続された金属製の第1及び第2のコンタクトプレート、前記回転円板上をスライドし、前記第1のコンタクトプレートと電気的に接続されると第1の反転信号を発生する第1のコンタクタ、前記回転円板上をスライドし、前記第2のコンタクトプレートと電気的に接続されると第2の反転信号を発生する第2のコンタクタを有する位置スイッチと、前記モータの第1の端子に接続され、前記モータにモータを正回転する電流を供給する第1のリレーと、前記モータの第2の端子に接続され、前記モータにモータを逆回転する電流を供給する第2のリレーと、前記第1のリレーを含み、モータの通電経路を形成する第1の駆動回路と、前記第2のリレーを含み、モータの通電経路を形成する第2の駆動回路と、前記第1の駆動回路及び前記位置スイッチの第1のコンタクタに接続され、第1の反転信号を検出し、前記第1の駆動回路におけるモータの通電経路を遮断する第1の位置検出回路と、前記第2の駆動回路及び前記位置スイッチの第2のコンタクタに接続され、第2の反転信号を検出し、前記第2の駆動回路におけるモータの通電経路を遮断する第2の位置検出回路と、前記第2の駆動回路及び前記ワイパスイッチに接続されると共に、前記第1の駆動回路に接続され、前記第2の駆動回路又は前記ワイパスイッチが発生する信号を予め定められた時間遅延して前記第1の駆動回路へ供給する第1の反転時間遅延回路と、前記第1の駆動回路及び前記第2の駆動回路に接続され、前記第1の駆動回路が発生する信号を予め定められた時間遅延して前記第2の駆動回路へ供給する第2の反転時間遅延回路と、前記第1の駆動回路に接続され、該第1の駆動回路に自己保持信号を供給する保持回路と、前記第1の駆動回路及び第2の駆動回路に接続され、前記第1の駆動回路及び第2の駆動回路におけるモータの通電経路を遮断状態に保持する禁止回路と、前記ワイパスイッチと前記禁止回路とに接続され、前記ワイパスイッチからオン信号が供給されると、予め定められた時間、前記禁止回路の作動を解除する信号を発生し、前記禁止回路へ供給するタイマ回路と、前記位置スイッチに接続され、前記タイマ回路にリセット信号を供給するリセット回路とを備えていることを特徴とするワイパ制御装置。
  2. 車両のワイパを駆動するワイパ制御装置であって、第1、第2の端子と、ワイパに連結されるシャフトとを有する正逆回転可能なモータと、オン信号又はオフ信号を発生するワイパスイッチと、前記モータのシャフトに結合された回転円板、及びこの回転円板上に配置され、互いに接続された金属製の第1及び第2のコンタクトプレート、前記回転円板上をスライドし、前記第1のコンタクトプレートと電気的に接続されると第1の反転信号又は格納信号を発生する第1のコンタクタ、前記回転円板上をスライドし、前記第2のコンタクトプレートと電気的に接続されると第2の反転信号を発生する第2のコンタクタとを有する位置スイッチと、前記モータの第1の端子に接続され、前記モータにモータを正回転する電流を供給する第1のリレーと、前記モータの第2の端子に接続され、前記モータにモータを逆回転する電流を供給する第2のリレーと、前記第1のリレーを含み、モータの通電経路を形成する第1の駆動回路と、前記第2のリレーを含み、モータの通電経路を形成する第2の駆動回路と、前記第1の駆動回路及び前記位置スイッチの第1のコンタクタに接続され、第1の反転信号を検出し、前記第1の駆動回路におけるモータの通電経路を遮断する第1の位置検出回路と、前記第2の駆動回路及び前記位置スイッチの第2のコンタクタに接続され、第2の反転信号を検出し、前記第2の駆動回路におけるモータの通電経路を遮断する第2の位置検出回路と、前記第2の駆動回路及び前記ワイパスイッチに接続されると共に、前記第1の駆動回路に接続され、前記第2の駆動回路又は前記ワイパスイッチが発生する信号を予め定められた時間遅延して前記第1の駆動回路へ供給する第1の反転時間遅延回路と、前記第1の駆動回路及び前記第2の駆動回路に接続され、前記第1の駆動回路が発生する信号を予め定められた時間遅延して前記第2のモータ駆動回路へ供給する第2の反転時間遅延回路と、前記第1の駆動回路に接続され、該第1の駆動回路に自己保持信号を供給する保持回路と、前記位置スイッチの第1のコンタクタ及び第2のコンタクタに接続されるとともに、前記第1の位置検出回路および第2の位置検出回路に接続され、前記位置スイッチの第2のコンタクタが第2の反転信号を発生したとき、前記第2の駆動回路におけるモータの通電経路を保持し、前記位置スイッチの第1のコンタクタが格納信号を発生したとき、前記第2の駆動回路におけるモータの通電経路を遮断する格納駆動回路と、前記格納駆動回路と前記ワイパスイッチに接続され、前記ワイパスイッチがオン信号を発生している間、前記格納駆動回路の作動を禁止する第1の禁止回路と、前記第1の駆動回路及び第2の駆動回路に接続され、前記第1の駆動回路及び第2の駆動回路におけるモータの通電経路を遮断状態に保持する第2の禁止回路と、前記ワイパスイッチと前記第2の禁止回路とに接続され、前記ワイパスイッチからオン信号が供給されると、予め定められた時間、前記第2の禁止回路の作動を解除する信号を発生し、前記第2の禁止回路へ供給するタイマ回路と、前記位置スイッチと前記タイマ回路に接続され、前記タイマ回路にリセット信号を供給するリセット回路とを備えていることを特徴とするワイパ制御装置。
  3. 位置スイッチは、さらに第2のコンタクトプレートに接続された第3のコンタクトプレートと、この第3のコンタクトプレート上をスライドし、電源に接続された第3のコンタクタを備えていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のワイパ制御装置。
  4. 第3のコンタクトプレートは、円環形に形成された導通範囲をもっていることを特徴とする請求項3記載のワイパ制御装置。
  5. 位置スイッチの第1、第2のコンタクトプレートは円弧状に形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のワイパ制御装置。
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KR101637826B1 (ko) * 2015-04-09 2016-07-07 현대자동차주식회사 와이퍼장치용 와이퍼모터 제어 장치

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