JPH0727162Y2 - ピン送り機構の案内軸保持装置 - Google Patents

ピン送り機構の案内軸保持装置

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JPH0727162Y2
JPH0727162Y2 JP8555888U JP8555888U JPH0727162Y2 JP H0727162 Y2 JPH0727162 Y2 JP H0727162Y2 JP 8555888 U JP8555888 U JP 8555888U JP 8555888 U JP8555888 U JP 8555888U JP H0727162 Y2 JPH0727162 Y2 JP H0727162Y2
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JP
Japan
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guide shaft
fitting portion
shaft
side plate
drive shaft
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JP8555888U
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JPH0210045U (ja
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昌義 川平
良博 浜道
強 真田
芳明 田中
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Tec Corp
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Tec Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、印字機に使用されるピン送り機構の案内軸保
持装置に関する。
従来の技術 プラテンと平行な駆動軸と案内軸とに保持された左右一
対のホルダに前記駆動軸に連結されて連続用紙の送り孔
に係合される回転体を回転自在に嵌合してなるピン送り
機構においては、一般に、駆動軸は回転力を受けるため
に相対向する側板に設けられた軸受等の支持部により安
定状態で保持されている。他方の案内軸は回転させる必
要がないため簡易な取付構造が採用されている。その一
例として、案内軸の端部を弾性力をもつて挾持するU字
状の嵌合部を合成樹脂製の側板に一体的に形成したもの
がある。
考案が解決しようとする問題点 上述したような案内軸の保持構造は側板に一体的に形成
されるため構造が簡易であるが、衝撃により嵌合部が変
形し案内軸が外れ易い。また、案内軸の脱落を防止する
ために嵌合部の剛性を高めると嵌合部への案内軸の組立
作業が困難である。
問題点を解決するための手段 プラテンと平行な駆動軸と案内軸とに保持された左右一
対のホルダに前記駆動軸に連結されて連続用紙の送り孔
に係合される回転体を回転自在に嵌合してなるピン送り
機構を設け、前記駆動軸が回転自在に支承される支持部
を有する合成樹脂製の左右一対の側板に前記案内軸の両
端を嵌合させる嵌合部を形成するとともにこれらの嵌合
部の少なくとも一方の嵌合部の外周に切欠を形成し、前
記案内軸にそれぞれ軸方向に異なる方向に向く二つのス
ラスト面を形成し、前記側板にそれぞれ前記スラスト面
に対向して接することにより前記案内軸の軸方向の動き
を止める二つのストツパを形成するとともに少なくとも
一方の側板に前記嵌合部の近傍に配置されて前記切欠側
から前記案内軸の外周に当接する可撓片を一体的に形成
した。
作用 嵌合部の少なくとも一方の外周には切欠が形成されてい
るため、この切欠から案内軸の端部が嵌合部に嵌合さ
れ、その軸方向の動きはストツパにより阻止され、衝撃
により嵌合部が変形しても切欠からの案内軸の脱落は可
撓片により阻止される。したがつて、切欠が形成された
嵌合部の柔軟性を高めて嵌合部への案内軸の組立作業性
を向上させても案内軸の脱落を可撓片により防止するこ
とが可能となる。
実施例 本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。第3図は
ピン送り機構1及びプラテン2並びにキヤリアシヤフト
3等の取付状態を右側の側板4の内面側から示す側面図
である。ピン送り機構1は、プラテン2と平行な駆動軸
6と案内軸7とに摺動自在に保持された左右一対のホル
ダ8に、駆動軸6と一体的に回転する駆動輪9と、連続
用紙の両側に形成された多数の送り孔に係合される多数
のピンを外周に有して駆動輪9の回転力を受けるベルト
等の回転体(図示せず)と、連続用紙を回転体に押える
起伏自在の紙押え10とを装着してなる公知のものであ
る。前記プラテン2の一端は右側の側板4に設けた軸受
(図示せず)に回転自在に支承されている。
第4図は左側の側板5の内面を示すもので、この側板5
は軸受(図示せず)を介して前記プラテン2の他端を回
転自在に支承するとともに前記キヤリアシヤフト3の他
端を保持する。また、左右の側板4,5は弾性を有する合
成樹脂により形成されている。この左側の側板5には、
前記駆動軸6の端部に嵌合された支持部である軸受11を
嵌合させるU字形の凹部12と、この凹部12の外側に隣接
されて軸受11の外周を囲繞する円筒部13とが形成され、
これらの凹部12と円筒部13との底部には軸受11に形成さ
れた突部14が嵌合された溝15が形成されている(第2図
左側参照)。また左側の側板5には、前記案内軸7を弾
発的に保持する略U字形の嵌合部16が内面から突出形成
されているとともに、この嵌合部16の外側に隣接して前
記案内軸6の端部の全外周が嵌合される嵌合部17が形成
されている(第1図左側参照)。内側の嵌合部16は弾性
的に屈撓するうように上部に切欠18を有し、この切欠18
の両側から上方に向かうに従い外側に傾斜する案内面19
が形成されている。
第5図は右側の側板4の内面を示すもので、この側板4
には、この側板4の外側から前記駆動軸6の端部を支承
する支持部である軸受20を保持するU字形の凹部21が形
成され、この凹部21には軸受20に形成された突部22が嵌
合される溝23が形成されている(第2図右側参照)。ま
た、第1図、第5図、第6図に示すように、前記案内軸
7の右端には環状溝24が形成されている。そして、右側
の側板4の内面にはU字形のリブ25が突出形成され、こ
のリブ25の上部付近には外側に湾曲されて案内軸7の環
状溝24に弾発的に挾持する嵌合部26が形成され、この嵌
合部26の上部外周には切欠27と、この切欠27の両側から
上方に向かうに従い次第に拡開する案内面28が形成され
ている。前記リブ25は屈撓動作が促進されるように、下
部のみがリブ29により側板4の内面に連続されている。
側板4に形成された開口部30は側板4にリブ25と可撓片
31とを形成するために金型を分離するためのものであ
る。そして、前記案内軸7の環状溝24の両端は、前記案
内軸7のそれぞれ異なる方向に向く二つのスラスト面32
とされている。また、前記嵌合部26の両端縁は、前記ス
ラスト面32にそれぞれ対向して接するストツパ33とされ
ている。
このような構成において、ピン送り機構1を側板4,5に
組立るには、先ず、駆動軸6の左端にギヤ34と軸受11と
を嵌合する(第2図左側参照)。そして、駆動軸6と案
内軸7とを僅かに右上がりの状態に傾けて軸受11を左側
の側板5の凹部12と円筒部13とに嵌合するとともに、案
内軸7の左端を嵌合部16,17に嵌合し、続いて、駆動軸
6の右端を右側の側板4のU字形の凹部21に上から挿入
するとともに、案内軸7の右端の環状溝24を右側の側板
4の嵌合部26に上方の切欠27から押し込む。この時、リ
ブ25が一旦外側に屈撓して自らの弾性により復帰するた
め案内軸7は弾発的に嵌合部26に保持され、また、可撓
片31は案内軸7の端部に押圧されて外側に屈撓し自らの
弾性により復帰して案内軸7の外周に当接する。そし
て、軸受20を駆動軸6の右端に嵌合しながら右側の側板
4の凹部21に嵌合し、この軸受20を側板4に固定する。
この状態では、第2図に示すように、左方の軸受11はそ
の鍔11aが円筒部13と凹部12との境界をなす段部に当接
されて軸方向の動きが固定され、突部14と溝15との係合
により回り止めされ、右方の軸受20も突部22が凹部23に
係合するとともに側板4に固定されるため、駆動軸6は
安定状態で側板4,5に保持される。また、第1図に示す
ように、案内軸7の左端は嵌合部16,17に嵌合されて軸
心の位置が定められ、右端は嵌合部26に嵌合されて軸心
の位置が定められる。さらに、案内軸7の軸方向の動き
はスラスト面32とストツパ33との係合により阻止され
る。そして、案内軸7の右端は嵌合部26を外側に屈撓さ
せてこの嵌合部26に嵌合するが、嵌合部26の柔軟性を高
めることにより、案内軸7の組立作業性を高めることが
できる。嵌合部26の柔軟性を高めても、可撓片31が案内
軸7の外周に当接するため、衝撃を受けて嵌合部26が変
形しても切欠27からの案内軸7の脱落を防止することが
できる。
なお、左側の側板5にも外周の一部に切欠27が形成され
た嵌合部26と可撓片31とを形成してもよい。また、左右
の側板4,5の内面そのものを案内軸7の両端(スラスト
面)に当接するストツパとしてもよい。この場合には案
内軸7の環状溝24を省略することができる。
考案の効果 本考案は上述のように構成したので、嵌合部の少なくと
も一方の外周には切欠が形成されているため、この切欠
から案内軸の端部を嵌合部に嵌合することができ、ま
た、案内軸の軸方向の動きをストツパにより阻止し、衝
撃による切欠からの案内軸の脱落を可撓片により阻止す
ることができ、したがつて、嵌合部の柔軟性を高めて嵌
合部への案内軸の組立作業性を向上させても案内軸の脱
落を可撓片により防止することができる等の効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図は側板に
対する案内軸の取付構造を示す縦断正面図、第2図は側
板への駆動軸の取付構造を示す縦断正面図、第3図は右
側の側板の内面からピン送り機構の取付状態を示す側面
図、第4図は左側の側板の内面を示す側面図、第5図は
右側の側板の内面を示す側面図、第6図は右側の側板の
内面の一部及び案内軸の一部を示す斜視図である。 1……ピン送り機構、2……プラテン、4,5……側板、
6……駆動軸、7……案内軸、8……ホルダ、11……支
持部、16,17……嵌合部、20……支持部、26……嵌合
部、27……切欠、31……可撓片、32……スラスト面、33
……ストツパ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】プラテンと平行な駆動軸と案内軸とに保持
    された左右一対のホルダに前記駆動軸に連結されて連続
    用紙の送り孔に係合される回転体を回転自在に嵌合して
    なるピン送り機構を設け、前記駆動軸が回転自在に支承
    される支持部を有する合成樹脂製の左右一対の側板に前
    記案内軸の両端を嵌合させる嵌合部を形成するとともに
    これらの嵌合部の少なくとも一方の嵌合部の外周に切欠
    を形成し、前記案内軸にそれぞれ軸方向に異なる方向に
    向く二つのスラスト面を形成し、前記側板にそれぞれ前
    記スラスト面に対向して接することにより前記案内軸の
    軸方向の動きを止める二つのストツパを形成するととも
    に少なくとも一方の側板に前記嵌合部の近傍に配置され
    て前記切欠側から前記案内軸の外周に当接する可撓片を
    一体的に形成したことを特徴とするピン送り機構の案内
    軸保持装置。
JP8555888U 1988-06-28 1988-06-28 ピン送り機構の案内軸保持装置 Expired - Lifetime JPH0727162Y2 (ja)

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JP8555888U JPH0727162Y2 (ja) 1988-06-28 1988-06-28 ピン送り機構の案内軸保持装置

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JPH0210045U JPH0210045U (ja) 1990-01-23
JPH0727162Y2 true JPH0727162Y2 (ja) 1995-06-21

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