JP2563599Y2 - 自動販売機の部品取付構造 - Google Patents

自動販売機の部品取付構造

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JP2563599Y2
JP2563599Y2 JP3648892U JP3648892U JP2563599Y2 JP 2563599 Y2 JP2563599 Y2 JP 2563599Y2 JP 3648892 U JP3648892 U JP 3648892U JP 3648892 U JP3648892 U JP 3648892U JP 2563599 Y2 JP2563599 Y2 JP 2563599Y2
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guide plate
shaft member
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弘勝 金子
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Sanden Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、缶または瓶入り飲料等
の自動販売機において、補充に際し投入された商品を収
納棚(以下コラムと呼ぶ)に向けて案内するための特に
ガイドプレートのようなプラスチック成形品を販売機本
体にシャフト部材で取り付ける構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、自動販売機に備わるガイドプ
レートの場合、その多くはプラスチック成形品である。
ガイドプレートは商品補充に際し投入された商品をコラ
ムに向けて案内するための部材であり、販売機本体の両
側の側板に挟まれて設けられる。図7及び図8は、いず
れも側板へのガイドプレートの取付構造として知られる
ものである。両図は説明の便宜上、裏面側から見たガイ
ドプレートの底面斜視図と底面図を示している。
【0003】図7の取付構造の場合、例えば矩形状に型
成形された樹脂製のガイドプレート1は、その長手方向
に平行に延びる側壁2,2を有し、この側壁2,2に直
交する方向で裏面側には数本のリブ3が全体の剛性アッ
プのために設けられている。リブ3の近傍では側壁2,
2にクロスするようにしてシャフト部材4が挿通し、こ
のシャフト部材4を介してガイドプレート1が販売機本
体の側板(図示せず)に取り付けられる。ガイドプレー
ト1の側壁2,2にはシャフト孔5,5が設けてあり、
ここにシャフト部材4を挿通させて販売機本体の側板に
ガイドプレート1を係止する。ガイドプレート1におけ
るシャフト部材4の抜け止めは、リブ3のほぼ中央に切
欠部3aが設けられ、シャフト部材4側には切欠部3a
に臨む位置にピン孔4aが貫通して設けてある。このピ
ン孔4aに止めピン6を挿通させ、止めピン6をリブ3
の切欠部3aに係合させることにより、シャフト部材4
のガイドプレート1からの抜けを防止する構造である。
【0004】また、図8の取付構造にあっては、シャフ
ト部材7が頭部7aを有する形状のもので、シャフト部
材7をガイドプレート1とこの両側の側板8,8に挿通
させた上で、シャフト部材7の先端部に止めリング8を
係止させて抜けを防止するようになっている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】この図7及び図8に示
す各従来例で明らかなように、ガイドプレートのごとき
プラスチック成形品をシャフト部材を用いて販売機の本
体に取り付ける構造にあっては、シャフト部材4(7)
の抜け止めに止めピン6や止めリング8による止め具を
用いる必要があり、部品点数の増加はもとより、組立作
業性及びコストの面で不利である。また、ガイドプレー
ト1とシャフト部材4(7)を含む装置の分解の必要が
生じた場合、それまで使用していた止めピン6や止めリ
ング8による止め具を容易に取り外せず、取り外し後の
多くは再使用できず不経済である。
【0006】従って、本考案の目的は、缶や瓶入り飲料
等の商品の自動販売機において、特にガイドプレートの
ようなプラスチック成形品をシャフト部材を用いて販売
機本体に取り付けるにあたり、部品点数を削減でき、組
立性も良好でコスト面で有利な部品取付構造を提供する
ことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本考案による自動販売機の部品取付構造は、一方側
と他方側に側壁を有しかつ各側壁に貫通孔が設けられた
部品を、貫通孔に挿通するシャフト部材を介して販売機
本体に取り付けるにあたり、シャフト部材が貫通孔に挿
通したときに、部品の側壁間に位置するようシャフト部
材の一部外周に沿って環状凸部を設け、部品の側壁間に
は、シャフト部材の環状凸部が乗り越え可能に弾性屈曲
する舌片部を設けている。
【0008】
【作用】組立時、シャフト部材をこの環状凸部が部品の
側壁間に位置するよう、シャフト部材を部品の貫通孔に
所定方向から挿通させる。この時、環状凸部は部品の舌
片部に一側から当接する。この当接力によって舌片部が
弾性により屈曲して撓む。舌片部の撓みによってこれを
シャフト部材の環状凸部が乗り越える。即ち、乗り越え
後は環状凸部が部品の一方側の側壁と舌片部との間に入
り込んで、側壁と舌片部とがシャフト部材の抜け止め部
となる。ここまでの動作でシャフト部材は部品に対して
ほぼワンタッチで組み付けられる。
【0009】
【実施例】以下、本考案による自動販売機の部品取付構
造の実施例を図1乃至図6に基づいて説明する。
【0010】図1及び図2は、実施例の部品取付構造が
適用されたサーペンタイン式コラム(商品収納棚)を有
する自動販売機を一例として示している。販売機本体1
0は両側に側板11,12を有し、これらに挟まれるよ
うにして異なる種類の商品30が投入される複数段のガ
イドプレート20が設けられ、各ガイドプレート20は
側板11,12の前面に臨む商品投入口側から最後端を
下げて傾斜し、投入された商品30が自然に転動できる
程度の傾斜をもって設けられている。ガイドプレート2
0の最後端にはそれぞれ対応するコラム41〜が接続さ
れている。
【0011】ガイドプレート20は本考案でいう部品を
示し、例えば矩形状に型成形された樹脂製である。底面
方向からみた図3で明らかなように、ガイドプレート2
0は底板21の両側に長手方向に平行に延びる側壁2
2,23を有し、この側壁22,23に直交する方向で
裏面側には数本のリブ24が全体の剛性アップのために
設けられている。リブ24により補強されたガイドプレ
ート20の側壁22,23にはシャフト孔25a,25
bが設けてあり、両孔に支持シャフト(シャフト部材)
27を挿通させてガイドプレート20が販売機本体10
の側板11,12に取り付けられるようになっている。
ガイドプレート20が支持シャフト27により本体10
に取り付けられる部分は最後端に近い箇所である。支持
シャフト27の両端は両側板11,12に設けられた取
付孔12bに嵌合させるようになっている。
【0012】再び図2において、ガイドプレート20の
前部に近い部分は、例えば左右一対の位置決めピン2
8,28によって本体10の側板11,12に取り付け
られる。位置決めピン28,28の軸周りにはスプリン
グ29,29が装着され、スプリング29,29によっ
て位置決めピン28,28は両側板11,12に設けら
れた位置決め孔12aに係合する方向に付勢されてい
る。従って、位置決めピン28をスプリング29に抗し
た操作で位置決め孔12aに係合させて、ガイドプレー
ト20を位置決めできるようになっている。実施例で
は,位置決めピン28と軸周りのスプリング29による
位置決め孔12aへの係合機構が開示されたが、ピンと
孔との関係で設置場所を逆転してあってもよい。いずれ
にせよ図示のような機構に限定されるものではない。
【0013】ここで、図3に示すように、ガイドプレー
ト20を補強する数本のリブ24のうち1つには舌片部
26が弾性屈曲可能な大きさ及び形状でもって突出成形
されている。この舌片部26は、図4〜図6でも明らか
なように、先端を斜めに切り落として斜面部26aを設
けてあって、この斜面部26aの背面は垂直な逆止部2
6bとしてある。
【0014】一方、支持シャフト27には、この長手方
向の一部に周に沿って環状凸部27aが段差加工により
設けられている。本考案を達成する意味では、支持シャ
フト27に環状凸部27aを加工して設けることができ
れば、材質として金属またはプラスチックのいずれに限
定されるものではない。また、環状凸部27aはガイド
プレート20側の舌片部26が係脱するに最適な大きさ
及び形状であることが望ましい。
【0015】次に、以上の構成による実施例の動作態様
及び作用を図4〜図6を用いて説明する。
【0016】組立に際して、支持シャフト27の一方側
端部をまずガイドプレート20の一方の側壁22に設け
られた貫通孔25aに挿通させる。次に、図4のよう
に、支持シャフト27を図の右側に位置するガイドプレ
ート20の他方側壁23の貫通孔25aに向けて移動さ
せる。
【0017】図5のように、支持シャフト27の移動に
よって環状凸部27aがガイドプレート20側の舌片部
26に斜面部26a側から当接する。この当接力によっ
て舌片部26が弾性により屈曲して撓む。舌片部26の
撓みによって斜面部26aを環状凸部27aが乗り越え
る。
【0018】図6のように、乗り越えた後は支持シャフ
ト27の他方端部は側壁23の貫通孔25aに挿入し、
環状凸部27aが他方側壁23と舌片部26の垂直な逆
止部26bとの間に入り込む。支持シャフト27は環状
凸部27aが側壁23と舌片部26の逆止部26bに突
き当たることで、自然な状態ではガイドプレート20か
ら抜けて脱落することはない。ここまでガイドプレート
20と支持シャフト27とはほぼワンタッチで組み付け
られる。また、分解に際しては支持シャフト27に逆方
向からの力を加えることによって、環状凸部27aが舌
片部26の逆止部26bを乗り越えさせることができ
る。
【0019】図4〜図6の動作図では、図2に示された
ように支持シャフト27の販売機本体10の両側板1
1,12dとの嵌合は図示省略されている。
【0020】なお、実施例では、支持シャフト27の環
状凸部27aがガイドプレート20側の舌片部26を容
易に乗り越えるために、舌片部26の先端に斜面部26
aを設けたが、この斜面部26aに代えて例えば円形断
面による曲面を設け、この曲面を環状凸部27aが乗り
越えるようにしてもよい。
【0021】
【考案の効果】以上説明したように、本考案の自動販売
機の部品取付構造によれば、例えばガイドプレートのよ
うな部品にシャフト部材を挿入して組み立てるような場
合にあって、シャフト部材に設けた環状凸部が部品の舌
片部に一側から当接する力によって、舌片部の弾性屈曲
を利用してこれを環状凸部が乗り越えさせ、側壁と舌片
部がシャフト部材の抜け止め部となるようにしたので、
シャフト部材は部品に対してほぼワンタッチで組み付け
られる。即ち、特にガイドプレートのようなプラスチッ
ク成形品をシャフト部材を用いて販売機本体に取り付け
る場合、部品点数を削減でき、組立性も良好でコスト低
減に有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による実施例の部品取付構造が組み込ま
れた自動販売機の一例を示す斜視図
【図2】実施例の部品取付構造としてガイドプレートの
周辺を示す斜視図
【図3】実施例の部品取付構造としてガイドプレートの
要部の底面からみた斜視図
【図4】実施例の部品取付構造における部品としてのガ
イドプレートにシャフト部材を挿入する態様を示す部分
底面図
【図5】同じく実施例においてシャフト部材を挿入する
態様を示す部分底面図
【図6】同じく実施例においてシャフト部材を挿入する
態様を示す部分底面図
【図7】従来例の部品取付構造としてガイドプレートの
周辺を示す斜視図
【図8】同じく従来例の部品取付構造としてガイドプレ
ートの周辺を示す底面図
【符号の説明】
10…販売機本体、11,12…側板、20…ガイドプ
レート(部品)、22,23…側壁、24…補強リブ、
25a…貫通孔、26…舌片部、27…支持シャフト
(シャフト部材)、27a…環状凸部。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方側と他方側に側壁を有しかつ各側壁
    に貫通孔が設けられた部品を、貫通孔に挿通するシャフ
    ト部材を介して販売機本体に取り付けた構造において、 シャフト部材が貫通孔に挿通したときに、部品の側壁間
    に位置するようシャフト部材の一部外周に沿って環状凸
    部を設け、 部品の側壁間には、シャフト部材の環状凸部が乗り越え
    可能に弾性屈曲する舌片部を設けた、 ことを特徴とする自動販売機の部品取付構造。
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JP5445008B2 (ja) * 2009-10-08 2014-03-19 パナソニック株式会社 自動販売機の商品収納棚

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