JPH0546627Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0546627Y2
JPH0546627Y2 JP3040688U JP3040688U JPH0546627Y2 JP H0546627 Y2 JPH0546627 Y2 JP H0546627Y2 JP 3040688 U JP3040688 U JP 3040688U JP 3040688 U JP3040688 U JP 3040688U JP H0546627 Y2 JPH0546627 Y2 JP H0546627Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
glass
arm
wooden frame
presser
pin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP3040688U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01134186U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP3040688U priority Critical patent/JPH0546627Y2/ja
Publication of JPH01134186U publication Critical patent/JPH01134186U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0546627Y2 publication Critical patent/JPH0546627Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Securing Of Glass Panes Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、木枠にガラスを装着するためのガ
ラス押え及びそのガラス押え構造に関する。
(従来の技術) この種のガラス押え構造は、従来、第7図イ,
ロに示すように、掛時計等の木枠にガラスを装着
するものとして知られている。すなわち、同図に
おいて、ガラス1は、木枠2の鍔部3に内側から
嵌合され、更に当接嵌合されたガラス1の内側に
合板4や成形材5がタツカーピン6の打ち込みで
固定されていた。なお、7はタツカー、8は前板
を示す。
(考案が解決しようとする課題) しかし、上記従来のガラス押え構造において
は、合板4によるものは、合板4自体が破損し
て塵埃を生じ、塗装した場合には色ムラが出て
見栄えが悪く、小形化すると割れてしまうため
薄型の時計には使用できず、曲率半径の小さい
R部分に使用すると合板4自体が割れてしまうと
いう問題がある。また、ガラスの寸法誤差によ
つて第7図の横方向にガタツキを生じるという問
題がある。
他方、上記成形材5は、その断面形状をL字状
としてあり、第7図ロに示すように、L字状の基
部をガラス1と木枠2との隙間に一部挿入してタ
ツカーピン6で止め、以てガラス1の寸法誤差に
基くガタツキを吸収できるものではあるが、タツ
カーピン6の打ち込み時に、成形材5に押圧され
てガラス1の切断端部に応力が集中し、ガラス1
が割れるという問題がある。
(問題を解決するための手段) そこで本考案は、まず、ガラス押えとして、軟
質合成樹脂材で成形されタツカーピンで木枠に固
定されるガラス押えであつて、木枠の内周壁に対
して当接する背壁を有し、ガラス押え表面中央部
に腕部が一体に突出形成されると共に、該腕部の
先端に、ガラス裏面を押圧する支持部が膨出形成
されている構成を採用し、ガラス押え構造とし
て、鉤状縁部を有する木枠の内側にガラスを嵌合
し、更にそのガラスの内側にタツカーピンで固定
されるガラス押えを配してなるガラス押え構造で
あつて、軟質合成樹脂材で形成されたガラス押え
の表面中央部に腕部を形成して該腕部の先端でガ
ラスの裏面を押圧させ、前記背壁の腕部よりも内
側に位置する部位にタツカーピンを打ち込んでな
る構造を採用している。
(作用) 一般に軟質合成樹脂材で形成された部材は、第
6図に示すように、タツカーピン6で木枠2に固
定されると、部材11のタツカーピン固定部が木
枠に押圧されるため、その両側部がそり返つて全
体が弓状になる。このそり返り端部を、ガラス1
の端縁のすき間を埋めるものとして使用する。
また、腕部は、ガラスの端縁側部を弾力的に押
圧する。なお、部材が上述のようにそり返つても
腕部の先端支持部がガラスを適宜押圧し得べく、
腕部の弾性力につき予めその分を見込んでおくと
よい。
(実施例) 以下、本考案を例示図面に基いて説明する。
第1図〜第5図は本考案の実施例を示し、第1
図はガラス押えの正面図、第2図は第1図におけ
るA−A断面図、第3図は平面図、第4図はガラ
ス押えを用いた使用状態における縦断面図、第5
図は他の使用状態における縦断面図である。な
お、これら図中、第7図に用いた符号と同一の符
号は、同一若しくは該当物を示す。
図において、11は軟質合成樹脂材を成形して
得るガラス押えであつて、12は木枠2の内周壁
に当接する上記ガラス押え11の背壁を示し、こ
のガラス押え11の表面中央部には腕部13が張
り出し状に一体突出形成されている。以下、説明
の便宜上、上記腕部13より上部の背壁12を上
部背壁12aと称し、同下部の背壁12を下部背
壁12bと称する。そして上記腕部13の突出先
端部に、ガラス1の裏面を押圧する支持部14が
上部背壁12a側に膨出形成されている。15は
下部背壁12bに貫設された透孔で、該透孔15
はタツカーピン6の打ち込み箇所として供される
ものであるが、該透孔15を設けず、タツカーピ
ン6を下部背壁12b及び木枠2に直接打ち込む
構成としてもよい。上記ガラス押え11は長尺の
一連物を適宜寸法に切断して得るようにすれば製
作が容易である。
そして、本考案のガラス押え11は、第4図に
示すようにして使用される。
すなわち、ガラス1を木枠2の内周壁から少し
離した状態(隙間dを設けた状態)にセツトし、
該隙間dに、ガラス押え11の上部背壁12aを
挿嵌し、且つ支持部14をガラス1の裏面に当て
た状態となし下部背壁12bの透孔15にタツカ
ーピン6を打ち込む。この結果、軟質合成樹脂材
から成るガラス押え11の上部背壁12aが前述
のように(第6図参照)、木枠2とガラス1との
間で撓み、木枠2及びガラス1を圧接し、したが
つてガタツキを生じない。また、ガラス1はその
切断端部から離れた位置において支持部14によ
り押圧されており、局部応力によるガラス1の破
損が生じない。勿論、本考案ガラス押え11の対
象は、平板のガラス1に限るものではなく、例え
ば第5図に示すように、こう丸ガラス1′に対し
ても使用できる。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案によれば、軟質合
成樹脂材で成形されていてタツカーピンの打ち込
みにより変形し木枠とガラス間の隙間に起因する
ガタツキを防止することができ、ガラスがその切
断端面から離れた位置において支持されているた
め局部応力による割れが生じない。更に本考案
は、合板でないゆえに塵埃も発生しないし、ま
た、見栄えも良い等の多くの長所を備えている。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第5図は本考案の実施例を示し、第1
図はガラス押えの正面図、第2図は第1図におけ
るA−A断面図、第3図は平面図、第4図はガラ
ス押えを用いた使用状態における縦断面図、第5
図は他の使用状態における縦断面図、第6図は軟
質合成樹脂材を木枠に固定した状態を示す断面
図、第7図イ,ロは従来のガラス押え構造を示す
断面図である。 1……ガラス、2……木枠、6……タツカーピ
ン、11……ガラス押え、12……背壁、13…
…腕部、14……支持部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 軟質合成樹脂材で成形されタツカーピンで木
    枠に固定されるガラス押えであつて、木枠の内
    周壁に対して当接する背壁を有し、ガラス押え
    表面中央部に腕部が一体に突出形成されると共
    に、該腕部の先端に、ガラス裏面を押圧する支
    持部が膨出形成されていることを特徴とする木
    枠のガラス押え。 (2) 鉤状縁部を有する木枠の内側にガラスを嵌合
    し、更にそのガラスの内側にタツカーピンで固
    定されるガラス押えを配してなるガラス押え構
    造において、軟質合成樹脂材で形成されたガラ
    ス押えの表面中央部に腕部を形成して該腕部の
    先端でガラスの裏面を押圧させ、前記背壁の腕
    部よりも内側に位置する部位にタツカーピンを
    打ち込んでなる木枠のガラス押え構造。
JP3040688U 1988-03-09 1988-03-09 Expired - Lifetime JPH0546627Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3040688U JPH0546627Y2 (ja) 1988-03-09 1988-03-09

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3040688U JPH0546627Y2 (ja) 1988-03-09 1988-03-09

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01134186U JPH01134186U (ja) 1989-09-13
JPH0546627Y2 true JPH0546627Y2 (ja) 1993-12-07

Family

ID=31255448

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3040688U Expired - Lifetime JPH0546627Y2 (ja) 1988-03-09 1988-03-09

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0546627Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01134186U (ja) 1989-09-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0546627Y2 (ja)
JPS6164013U (ja)
JP2000352408A (ja) クリップ
JP3942714B2 (ja) ガラスストッパ
JPH0428813Y2 (ja)
JPH0422090Y2 (ja)
JPS59445Y2 (ja) 取手
JP2542936Y2 (ja) 竪樋支持具
JPH1120468A (ja) 自動車用ウインドシールドパネルの位置決め構造
JPS5916470Y2 (ja)
JPH0622571Y2 (ja) 自動車モール用クリップ
JPS6331986Y2 (ja)
JP2599245Y2 (ja) ガラス位置決め用スペーサ
JPS6119923Y2 (ja)
JPS6024608Y2 (ja) フアイル用クリツプ板
JPS5941138Y2 (ja) 車両等のウィンドモ−ルクリップ
JP2546229Y2 (ja) 自動車ウインドシールドガラスの位置決め構造
JPH06255378A (ja) エンジンマウント台座構造
JPS6012514Y2 (ja) サイドカツタ−
JPS5817460Y2 (ja) 杭天板
JP2560499Y2 (ja) 自動車ウインドシールドガラス位置決め用のスペーサ
JPS6234812Y2 (ja)
JP2587310Y2 (ja) 自動車の窓ガラスの取付構造
JPH0321596Y2 (ja)
JPS6110357Y2 (ja)