JPH0317820Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、ちり取り本体の入口縁に沿つて柔
軟性を有するブレードを取付けたちり取りにおけ
るちり取り本体とブレードとの取付け構造に関す
るものである。

〔従来の技術およびその問題点〕

従来、金属製や合成樹脂製のちり取り本体の入
口縁に沿つて、軟質の合成樹脂によつて形成され
た柔軟製を有するブレードを取付けたちり取りが
ある。

この種のちり取りは、使用の際に、柔軟性を有
するブレードが床面に密着するので、掃き取りや
すいという利点がある。

ところで、金属製や合成樹脂製のちり取り本体
にブレードを取付ける場合、従来は、ちり取り本
体とブレードとを接着剤によつて接着したり、あ
るいは金属板でブレードを挾み付けたりしてブレ
ードをちり取り本体に取付けており、取付けに手
間がかかるという問題があつた。

そこで、この考案は、ちり取り本体とブレード
との取付けを、極めて容易に行なえるちり取り本
体とブレードとの取付け構造を提供しようとする
ものである。

〔問題点を解決するための手段〕

この考案は、上記の問題点を解決するために、
ちり取り本体に取付けるブレードを、軟質の合成
樹脂から成る先端板とこの先端板の後端板の後端
縁に一体に結合させた硬質の合成樹脂から成る上
下一対の後端板とによつて形成し、上下一対の後
端板の対向面の少なくとも一方の面に係止突起を
形成、この係止突起が嵌まる係止凹部をちり取り
本体の入口縁に形成し、ちり取り本体を上下一対
の後端板間に挿入し、上記係止突起を上記係止凹
部に嵌合させたのである。

〔作用〕

上記構造によれば、上下一対の後端板間に、ち
り取り本体を挿入することによつて、ブレードを
ちり取り本体に簡単に取付けることができる。

〔実施例〕

以下、この考案の実施例を添付図面に基づいて
説明する。

第１図乃至第３図に示す実施例は、合成樹脂製
のちり取り本体１の入口縁に、ブレード２を取付
けたものである。

上記ブレード２は、軟質の合成樹脂から成る先
端板３と、この先端板３の後端縁に設けられる硬
質の合成樹脂から成る後端板４とによつて形成さ
れている。上記先端板３と後端板４とは、一体成
形によつて形成され、その材質は特に限定され
ず、塩化ビニルやポリスチレン等を使用すること
ができる。

上記後端板４は上下一対設けられ、下方の後端
板４には、その後端部を上方に折曲げた形状の係
止突起５が形成されている。この係止突起５は、
上下一対の後端板４の対向面の少なくとも一方の
面を設けられるが、実施例のように左右方向に連
続する形状ではなく、複数に分割されていてもよ
い。

一方、ちり取り本体１の入口縁には、ブレード
２の後端板４に形成した係止突起５が嵌まる係止
凹部６が形成されており、ちり取り本体１の入口
縁をブレード２の後端板４間に挿入することによ
つてブレード２の係止突起５がちり取り本体１の
係止凹部６に嵌まるようになつている。

〔効果〕

この考案によれば、以上のように、硬質の合成
樹脂によつて形成されたブレードの後端部の係止
突起を、ちり取り本体の係合凹部に嵌合すること
によつて、ちり取り本体とブレードとを簡単に取
付けることができる。

また、ブレードの係止突起はちり取り本体の係
合凹部に嵌合するので、前後方向はもちろん左右
方向にもブレードがズレないという効果もある。

【図面の簡単な説明】

第１図はブレードを取外した状態を示すこの考
案の実施例の斜視図、第２図はブレードを取付け
た状態を示すこの考案の実施例の裏面図、第３図
は同上の部分断面図である。 １……ちり取り本体、２……ブレード、３……
先端板、４……後端板、５……係止突起、６……
係止凹部。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. ちり取り本体の入口縁に沿つて柔軟性を有する
   ブレードを取付けたちり取りにおけるちり取り本
   体ブレードとの取付け構造において、上記ブレー
   ドを、軟質の合成樹脂から成る先端板とこの先端
   板の後端縁に一体に結合させた硬質の合成樹脂か
   ら成る上下一対の後端板とによつて形成し、上下
   一対の後端板の対向面の少なくとも一方の面に係
   止突起を形成し、この係止突起が嵌まる係止凹部
   をちり取り本体の入口縁に形成し、ちり取り本体
   を上下一対の後端板間に挿入し、上記係止突起を
   上記係止凹部に嵌合させたことを特徴とするちり
   取り本体とブレードとの取付け構造。