JP2546229Y2 - 自動車ウインドシールドガラスの位置決め構造 - Google Patents

自動車ウインドシールドガラスの位置決め構造

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JP2546229Y2 JP8904091U JP8904091U JP2546229Y2 JP 2546229 Y2 JP2546229 Y2 JP 2546229Y2 JP 8904091 U JP8904091 U JP 8904091U JP 8904091 U JP8904091 U JP 8904091U JP 2546229 Y2 JP2546229 Y2 JP 2546229Y2
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実 則武
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は自動車のウインドシー
ルドガラス(以下、シールドガラスという。)の位置決
め構造に関し、詳しくは、例えば自動車のフロントガラ
ス(フロントウインドガラス)等のシールドガラスを自
動車ボディ(以下、ボディと略記する)のウインド用の
開口部に位置決めした構造に係わるものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、ボディフロント部等のウインド
用開口部にシールドガラスを固着する場合は、まずウイ
ンド用開口部に対してシールドガラスが位置決めされ
る。そして、シールドガラスの位置決めがウインド用開
口部のルーフ側でなされる場合の従来の位置決め構造
は、たとえば以下の如くに形成される。
【0003】まず、シールドガラスの下面上部に位置決
め用のクリップが取付けられる。図9に示すように、従
来のクリップ31は横長直方体よりなる肉厚部32の前
面上端に突出片33が設けられ、肉厚部32及び突出片
33の上面が面一状の接着面35とされ、かつ肉厚部3
2に前面中央部に係合突起34が設けられた形状よりな
る。クリップ31はその接着面35に接着剤36を塗っ
た後、図10に示すようにシールドガラス38下面の上
辺38A側の所定位置、下面における上辺38Aから所
定間隔Lの位置に接着される。
【0004】一方、ボディのウインド用の開口部におけ
る上辺のボディパネル41の所定の取付け凹部42(図
12参照)には、図11に示すボディ側クリップ44の
挟着部45が装着される。次いで、ウインド側のクリッ
プ31を接着したシールドガラス38はボディのウイン
ド用開口部に配置し、上辺のボディパネル41側を基準
として装着のための位置決めがされる。この位置決めは
ウインド用開口部のボディパネル41に取付けたボディ
側クリップ44の係止片46の係合孔47にシールドガ
ラス38のクリップ31の係合突起34を係合させるこ
とによりなされる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】前述したように、従来
のシールドガラス38のルーフ側での位置決めはシール
ドガラス38に接着したクリップ31と、ボディパネル
41に取付けたボディ側クリップ44との係合にてなさ
れることより、位置決め構造が複雑であり、組立てライ
ンの作業としては組付け工程が多くて能率的でない問題
があった。
【0006】そこで、本考案は、従来のシールドガラス
の位置決め構造の前述した問題点に鑑みてなされたもの
である。すなわち、本考案の課題は、シールドガラスを
装着するウインド用開口部のボディパネルに予め切欠き
凹部及び曲げ加工した立上りの係止片を形成することに
より、ボディ側(ボディパネル側)クリップを省略し、
組立てラインにおける組付け作業の能率化をはかり得
る、シールドガラスのルーフ側の位置決め構造を提供す
ることにある。
【0007】また、本考案の他の課題は、従来と同様に
ウインド用開口部のルーフ側を基準とし精度が良く、固
定性良好な位置決めをなし得る位置決め構造を提供する
ことにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記した課題を達成する
ために、本考案はボディのウインド用の開口部に固着す
るシールドガラスを、該開口部のルーフ側のボディパネ
ルの係止部に、シールドガラスに接着したクリップを介
して位置決めして取付けたシールドガラスの位置決め構
造であって、前記ボディパネルの係止部は該パネル先端
部を上方に折曲げた係止片と、該係止片の両側の切欠き
凹部とよりなり、前記クリップはシールドガラスに接着
された支持板と、該支持板より下方に突設されかつ前記
ボディパネルの前記係止片と当接させる当接片と、該当
接片の両側より各々下方に突設されボディパネルの切欠
き凹部に係合させる係止爪脚とを備えてなり、当接片の
前面部を係止片の後面部に当接あるいは当接可能に当接
片が係止片の裏面側に配置され、かつ両係止爪脚が切欠
き凹部に各々係合されてなることを特徴とする。
【0009】
【作用】シートガラスのクリップをウインド用開口部の
ボディパネルの係止部に係合させることにより、ボディ
パネルに対してシールドガラスが位置決め固定される。
すなわち、クリップの当接片がボディパネルの係止片の
内側に配置されているので、シールドガラスのガラス面
に平行な下方への移動は当接片が係止片に当接すること
で阻止される。そしてクリップの両係止爪脚がパネルの
切欠き凹部に係合されているので、シールドガラスのガ
ラス面直角方向の上方への移動が阻止される。
【0010】
【実施例】次に、本考案の実施例を図1〜図8に基づい
て説明する。なお、本例は図7に示すように、ボディ2
0のフロント側のウインド用開口部にフロントガラス2
1を装着する場合のものであり、フロントガラス21の
位置決めはフロントガラス21上部21C、すなわち、
ボディパネル2上辺の複数個所の係止部に各々クリップ
を介してなされるが各係止部の組付け状態は同じである
から、以下においては1個所について説明する。
【0011】図1はフロントガラス21の上辺21A側
の位置決め構造の斜視状態、図2は図1のII−II線
の断面、及び図3は図2のIII−III線の断面の各
状態を示し、ボディ20のウインド用開口部に固着する
フロントガラス21が、該開口部上側のボディパネル2
の係止部3に、フロントガラス21に接着したクリップ
8を介して適正に位置決めされている。
【0012】フロントガラス21を固着するウインド用
開口部1のルーフ側のボディパネル2の所定部分には、
図4に示すように、係止部3が設けられている。前記係
止部3はボディパネル2の先端部を上方に折曲げた係止
片4と、該係止片4の両側に凹設された切欠き凹部5と
よりなる。図4に示すように、前記クリップ8はフロン
トガラス21の下面21B上部に接着する長方形の支持
板9と、支持板9の後辺側中央部において下方へ突設さ
れかつ前記ボディパネル2の係止片4と当接させる当接
片10と、該当接片10近傍の両側より各々下方に突設
されボディパネル2の切欠き凹部5に係合させる係止爪
脚11とを備えている。
【0013】支持板9の上面はフロントガラス21との
接着性を良くするため平滑面とされている。当接片10
は肉厚に形成されボディパネル2の係止片4とほぼ同様
の大きさにされている。係止爪脚11は後面下端部に爪
部12を有する。なお、係止爪脚11は爪部12側が後
方に少し傾斜状に形成され、切欠き凹部5に係合の際に
切欠き凹部5側に多少の付勢をさせることが好ましい。
係止爪脚11の下端は後面が上傾した案内面13とされ
切欠き凹部5が爪部12に係合し易くされている。当接
片10と両係止爪脚11は、当接片10の前面が係止片
4の後面に当接あるいは近傍状態に位置し、かつ係止爪
脚11の爪部12が切欠き凹部5に各々係合し得る位置
関係とされる。クリップ8は支持板9、当接片10及び
両係止爪脚11がポリブチレンテレフタレート等の機械
的強度の大きい合成樹脂にて一体成形されている。
【0014】しかして、クリップ8の支持板9上面には
ウレタン接着剤などの接着剤(図示せず。)を塗着する
かあるいは両面接着テープ(図示せず。)を接着した
後、クリップ8の支持板9が、フロントガラス21下面
21Bの上辺21Aから間隔Lの所定位置に接着され
る。次いで、クリップを接着したフロントガラス21は
フロント側のウインド用開口部1に配置し、フロントガ
ラス21を適当に移動させて、ボディパネル2の係止部
3の上方近傍にクリップ8を対応させる(図4参照)。
しかる後、フロントガラス21とともにクリップ8を下
降させ、ボディパネル2の係止片4の後方にクリップ8
の当接片10を位置させかつ両係止爪脚11の爪部12
を各切り欠き凹部5に係合させる。
【0015】係止爪脚11の爪部12は案内面13に案
内されて切欠き凹部5に係合する。クリップ8の当接片
10の前面をボディパネル2の係止片4の後面側に位置
させて、クリップ8がボディパネル2の係止部3に係合
されることより、ウインド用開口部1に対し、フロント
ガラス21の位置が定められる。
【0016】かくして、図1、図2に示す位置決め構造
が形成される。この位置決め構造はフロントガラス21
に接着したクリップ8の当接片10とボディパネル2の
係止片4との当接により、フロントガラス21面に平行
する下方向への固定がされ、かつクリップ8の係止爪脚
11とボディパネル2の切欠凹部5との係合により、フ
ロントガラス21面に垂直な上方向への固定がされる。
【0017】なお、位置決めしたフロントガラス21は
その外周とウインド用開口部1の間にモールを装着して
ウインド用開口部1にフロントガラス21が固着され
る。
【0018】前記した実施例のクリップ8はフロントガ
ラス21の下面21B上部21Cに適用した場合であっ
たが、クリップ8は図7に示すようにクォータウインド
シールドガラス22の下面上部22C、あるいは図8に
示すようにリアウインドシールドガラス(リアガラス)
23の下面上部23Cなど、ボディ20のウインド用開
口部に固定状に装着するシールドガラスの下面上部側の
位置決めに適用することができる。
【0019】
【考案の効果】しかして、本考案は、ウインド用開口部
のボディパネル側の先端部を上方に折曲げた係止片と該
係止片の両側に切欠き凹部を設けたボディパネルの係止
部に対し、シールドガラスに接着したクリップを係合さ
せて形成されることより、従来必要としたボディパネル
側クリップを用いないで、シールドガラスの位置決めが
でき、組立てラインにおける組付け作業の能率化をはか
ることができる。また、本考案は当接片の前面部を係止
片の後面部に当接あるいは当接可能に当接片が係止片の
裏面側に配置され、かつ両係止爪脚が切欠き凹部に各々
係合させてなるので、従来と同様にウインド用開口部の
ルーフ側を基準として精度の良い位置決めができる。そ
して、本考案においては、クリップの当接片がボディパ
ネルの係止片に当接することでガラス面に平行する下方
側への固定がされ、かつクリップの係止爪脚とボディパ
ネルの切欠き凹部との係合により、ガラス面に垂直な上
方側への固定がされ、シールドガラスの固定性は良好で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】ウインドガラスの位置決め構造図。
【図2】図1のII−II線断面図。
【図3】図2のIII−III線断面図。
【図4】ウインドガラス接着用のクリップ及びボディ取
付け片の斜視図。
【図5】図4のクリップの正面図。
【図6】図4のクリップの側面図。
【図7】本例クリップの適用位置を示す斜視図。
【図8】同じく本例クリップの適用位置を示す斜視図。
【図9】ウインドガラス接着用の従来クリップの斜視
図。
【図10】従来クリップのウインドガラス接着状態図。
【図11】ボディ側取付け用の従来クリップの斜視図。
【図12】ウインドガラス位置決め構造の従来図。
【符号の説明】
1 ウインド用開口部 2 ボディパネル 3 係止部 4 係止片 5 切欠き凹部 8 クリップ 9 支持板 10 当接片 11 係止爪脚 12 爪部 21 フロントガラス
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−246116(JP,A) 特開 昭61−92915(JP,A)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車ボディのウインド用の開口部に固
    着するウインドシールドガラスを、該開口部のルーフ側
    のボディパネルの係止部に、ウインドシールドガラスに
    接着したクリップを介して位置決めして取付けたウイン
    ドシールドガラスの位置決め構造であって、 前記ボディパネルの係止部は該パネル先端部を上方に折
    曲げた係止片と、該係止片の両側の切欠き凹部とよりな
    り、 前記クリップはウインドシールドガラスに接着された支
    持板と、該支持板より下方に突設されかつ前記ボディパ
    ネルの前記係止片と当接させる当接片と、該当接片の両
    側より各々下方に突設されボディパネルの切欠き凹部に
    係合させる係止爪脚とを備えてなり、 当接片の前面部を係止片の後面部に当接あるいは当接可
    能に当接片が係止片の裏面側に配置され、かつ両係止爪
    脚が切欠き凹部に各々係合されてなることを特徴とした
    自動車ウインドシールドガラスの位置決め構造。
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