JP2599245Y2 - ガラス位置決め用スペーサ - Google Patents

ガラス位置決め用スペーサ

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JP2599245Y2
JP2599245Y2 JP1993060106U JP6010693U JP2599245Y2 JP 2599245 Y2 JP2599245 Y2 JP 2599245Y2 JP 1993060106 U JP1993060106 U JP 1993060106U JP 6010693 U JP6010693 U JP 6010693U JP 2599245 Y2 JP2599245 Y2 JP 2599245Y2
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雄二 山田
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Togo Seisakusho Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、自動車のボディパネル
の窓枠部に装着されるウインドガラスの位置決めのため
に使用されるガラス位置決め用スペーサに関する。
【0002】
【従来の技術】従来例について説明する。図6に斜視図
で示されるように自動車2のボディパネル20のフロン
ト窓枠部21にはフロントウインドガラス3が装着され
ている。このウインドガラス3には、図7に示されるよ
うに窓枠部21への装着に際しその窓枠部21に対する
位置決めのために位置決め用スペーサ101が取り付け
られる。なお図7(a)はガラス組付直前の状態を示す
斜視図、同(b)は同側面図である。また図8(a)に
はスペーサ101単品の正面図が示されており、同
(b)にその底面図が示されている。
【0003】図7及び図8に示されるように、スペーサ
101は合成樹脂材料によりなる一体成形品であり、ス
ペーサ101の主体をなす長尺状スペーサ本体110
と、そのスペーサ本体110の基部(図示上部)に設け
られかつウインドガラス3に取り付け可能な短冊状ガラ
ス固定部111と、前記スペーサ本体110の長手方向
両端部からその側方に向けて突出された左右の弾性ウイ
ング112とを備えている。この弾性ウイング112の
先端下部には突起113が形成されている。
【0004】前記スペーサ101は、図7(b)に示さ
れるようにそのガラス固定部111をウインドガラス3
の裏面(窓内側となる面)に例えば両面接着テープ4に
より接着することで、ウインドガラス3の所定位置に取
り付けられる。なお窓枠部21において、ボディパネル
20の窓枠部口縁22にはスペーサ101と対応する位
置関係をなしかつ先端に外向きL字状の先端部をもつ突
出片23が形成されている。
【0005】前記ウインドガラス3がスペーサ101を
取り付けた状態で窓枠部21に嵌め込まれると、スペー
サ101がボディパネル20の突出片23と係合するこ
とによってウインドガラス3が位置決めされる。詳しく
は、スペーサ本体110がボディパネル20の突出片2
3の先端L字状隅角部分に位置される。更に前記ウイン
ドガラス3の嵌め込みに伴い、弾性ウイング112の下
縁がボディパネル20の窓枠部口縁22の端縁にて案内
されることによりその弾性ウイング112が図7(b)
のA矢印方向に拡開状に弾性変形していきかつその突起
113が窓枠部口縁22を乗り越えたところで弾性復元
することによってそのウイング先端部が窓枠部口縁22
に弾性をもって当接し、これによりウインドガラス3が
位置決めされかつその嵌め込みが完了する(図7(b)
の二点鎖線参照)。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】前記スペーサ101に
よると、窓枠部21にウインドガラス3を嵌め込む時に
その嵌め込み方向が斜めになると、弾性ウイング112
が図7(b)のB矢印方向へよじれ変形しやすい。この
ように弾性ウイング112がよじれ変形すると、そのウ
イングの変形過程が適正に行われなくなって、ウインド
ガラス3の位置決め作業性の低下や組付不良を招くこと
になる。
【0007】そこで本考案は、前記した問題点を解決す
るためになされたものであり、その目的はウインドガラ
スの位置決め作業性を向上しかつ組付不良を防止するこ
とのできるガラス位置決め用スペーサを提供することに
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決する本考
案は、スペーサの主体をなすスペーサ本体と、そのスペ
ーサ本体の基部に設けられかつ自動車のウインドガラス
に取り付け可能なガラス固定部と、前記スペーサ本体か
らその側方に向けて突出されかつその先端部が前記自動
車の窓枠部に弾性をもって当接する弾性ウイングとを備
えるガラス位置決め用スペーサにおいて、前記ガラス固
定部には前記弾性ウイングの弾性方向後方に位置しかつ
その弾性ウイングと当接可能なストッパーが設けられて
いる。
【0009】
【作用】前記手段によるスペーサにおいて、ウインドガ
ラスがガラス固定部を取り付けた状態で自動車の窓枠部
に嵌め込まれると、窓枠部とウインドガラスとの間にス
ペーサ本体が位置しかつ弾性ウイングの先端部が窓枠部
に弾性をもって当接し、これによりウインドガラスが位
置決めされる。ときに窓枠部へのウインドガラスの嵌め
込み時に弾性ウイングによじれ変形が生じる場合には、
その弾性ウイングがガラス固定部のストッパーと当接す
ることによってそのよじれ変形が規制される。
【0010】
【実施例】本考案の一実施例を図面にしたがって説明す
る。なお本例のスペーサは、従来と同様、図6に示され
る自動車2のボディパネル20のフロント窓枠部21に
装着するフロントウインドガラス3の位置決めのために
使用するものである。スペーサが示された図2(a)の
正面図及び同(b)の底面図において、合成樹脂製スペ
ーサ1は、スペーサ1の主体をなす長尺状スペーサ本体
10と、そのスペーサ本体10の基部(図示上部)に設
けられかつ図示上面をガラス取付面とする短冊状ガラス
固定部11と、前記スペーサ本体10の長手方向両端部
からその側方に向けて羽根状に突出する左右の弾性ウイ
ング12とを備えている。
【0011】前記弾性ウイング12は、その先端が前方
に傾くように傾斜状に突出され、またその下縁12aは
先端に向かって上向き傾斜状をなす斜面に形成されてい
る。この弾性ウイング12の先端下部の正面側には突起
13が形成され、またそのウイング12の先端上部には
上向き突起状の当たり部14が形成されている。更に、
前記ガラス固定部11の下面には、弾性ウイング12の
弾性方向後方に位置する突起状ストッパー15が形成さ
れている。このストッパー15は、弾性ウイング12の
当たり部14と当接可能な突出量を有する。
【0012】またスペーサ1は、その使用前においては
図3に斜視図で示されるように操作部17を備える。こ
の操作部17は、ガラス固定部11の前縁に左右一対の
接続片16を介して接続されている。この操作部付スペ
ーサ(スペーサ1と判別して符号S1を付ける)は合成
樹脂材料による一体成形品である。操作部17は、ウイ
ンドガラス3の端面に当接するガラス当たり面17a
と、そのガラス裏面に面接触するガラスガイド面17b
と、そのガラス表面に係止される薄肉状の係止片17c
とを備えている。また接続片16は、ガラスガイド面1
7bとガラス固定部11の上面とをなだらかな山形状に
接続しており、また折り曲げ操作によって切断可能であ
る。
【0013】次に、操作部付スペーサS1の使用手順に
ついて説明する。まず、図4の側面図に示されるように
ガラス固定部11の上面に両面接着テープ4を接着し、
更にその上面の図示されない剥離紙が剥がされてその接
着面を露出させる。なお両面接着テープ4に代え、接着
剤をガラス固定部11の上面に塗布してもよい。この状
態で、操作部17のガラスガイド面17b及びガラス当
たり面17aをウインドガラス3の当該面にあてがい、
ウインドガラス3に対するスペーサ1の固定位置を位置
決めする。
【0014】続いてガラス固定部11を、図4に二点鎖
線で示されるようにウインドガラス3に押しつけて両面
接着テープ4によって接着する。このとき接続片16に
折り曲げ力が加わりその接続片16が半壊状となる。次
いで、接続片16を中心にして操作部17をガラス裏方
(図4中、太線矢印参照)へ折り曲げかつ必要ならば数
回折り返してその接続片16を切断する。このとき操作
部17の係止片17cは、その折り曲げ力をもって撓め
られてウインドガラス3に対する係止を解除する。
【0015】また、スペーサ1を接着したウインドガラ
ス3の組付直前の状態が図1(a)に斜視図で示されま
た同(b)に側面図で示されている。なお図1に示され
るように、ウインドガラス3が装着される自動車の窓枠
部21において、ボディパネル20の窓枠部口縁22に
は、従来の技術の項でも述べたように、スペーサ1と対
応する位置関係をなしかつ先端に外向きL字状の先端部
をもつ突出片23が形成されている。
【0016】前記ウインドガラス3がスペーサ1を取り
付けた状態で窓枠部21に嵌め込まれると、図5の断面
図に示されるようにスペーサ1がボディパネル20の突
出片23と係合することによってウインドガラス3が位
置決めされる。詳しくはスペーサ本体10がボディパネ
ル20の突出片23の先端L字状隅角部分に位置され
る。更に前記ウインドガラス3の嵌め込みに伴い、弾性
ウイング12の下縁12aがボディパネル20の窓枠部
口縁22にて案内されることによりその弾性ウイング1
2が図1(b)のA矢印方向に拡開状に弾性変形してい
きかつその突起13が窓枠部口縁22を乗り越えたとこ
ろで弾性復元することによってそのウイング先端部が窓
枠部口縁22に弾性をもって当接し、これによりウイン
ドガラス3が位置決めされかつその嵌め込みが完了する
(図1(b)の二点鎖線及び図5参照)。
【0017】ときに窓枠部21にウインドガラス3を嵌
め込む時に、例えばその嵌め込み方向が斜めになること
等により、弾性ウイング12が図1(b)のB矢印方向
へよじれ変形を生じる場合には、その弾性ウイング12
の当たり部14がガラス固定部11のストッパー15と
当接し、これにより弾性ウイング12のよじれ変形が規
制され、その図1(b)のA矢印方向への変形過程が適
正に行われる。このため、ウインドガラス3の位置決め
作業性が向上されかつ組付不良を防止することができ
る。
【0018】なお前記スペーサ1は、フロントウインド
ガラス3に限らず、リアウインドガラス3、クォータウ
インドガラス3等の位置決めに適用することが可能であ
る。また実施例の弾性ウイング12の当たり部14を排
除し、弾性ウイング12の主体部分自体を当たり部に設
定することも考えられる。またスペーサ1がその使用前
において操作部付スペーサS1であるので、ガラスに対
するスペーサ1の位置決めが容易に行える。この操作部
付スペーサS1は限定されるものではなく、例えば単な
るスペーサ1を専用治具を使用してウインドガラス3に
取り付けるものであってもよい。
【0019】
【考案の効果】本考案によれば、自動車の窓枠部にウイ
ンドガラスを嵌め込む時の弾性ウイングのよじれ変形が
規制されるので、従来のものに比べてウインドガラスの
位置決め作業性を向上しかつ組付不良を防止することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ガラス組付直前のスペーサを示す説明図であ
る。
【図2】スペーサ単品の説明図である。
【図3】使用前のスペーサ全体形状を示す斜視図であ
る。
【図4】ウインドガラスへのスペーサの組付状態を示す
側面図である。
【図5】ウインドガラスの装着状態を示す断面図であ
る。
【図6】自動車の斜視図である。
【図7】従来例を示す説明図である。
【図8】従来例のスペーサ単品を示す説明図である。
【符号の説明】
1 スペーサ 10 スペーサ本体 11 ガラス固定部 12 弾性ウイング 15 ストッパー 2 自動車 21 窓枠部 3 ウインドガラス

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スペーサの主体をなすスペーサ本体と、
    そのスペーサ本体の基部に設けられかつ自動車のウイン
    ドガラスに取り付け可能なガラス固定部と、前記スペー
    サ本体からその側方に向けて突出されかつその先端部が
    前記自動車の窓枠部に弾性をもって当接する弾性ウイン
    グとを備えるガラス位置決め用スペーサにおいて、前記
    ガラス固定部には前記弾性ウイングの弾性方向後方に位
    置しかつその弾性ウイングと当接可能なストッパーが設
    けられているガラス位置決め用スペーサ。
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