JPH0545523Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0545523Y2
JPH0545523Y2 JP1986016610U JP1661086U JPH0545523Y2 JP H0545523 Y2 JPH0545523 Y2 JP H0545523Y2 JP 1986016610 U JP1986016610 U JP 1986016610U JP 1661086 U JP1661086 U JP 1661086U JP H0545523 Y2 JPH0545523 Y2 JP H0545523Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
glass
holding arm
shield glass
molding
tongue piece
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1986016610U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62128915U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1986016610U priority Critical patent/JPH0545523Y2/ja
Publication of JPS62128915U publication Critical patent/JPS62128915U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0545523Y2 publication Critical patent/JPH0545523Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Connection Of Plates (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、自動車用シールドガラスをボデイパ
ネルのガラス取付面に取付ける際に、上記シール
ドガラスの厚さの違い、接着剤の付着量、あるい
はガラス取付面との曲面の相違等があつても、確
実にシールドガラスを保持できるように構成して
なるシールドガラスのモールデイング保持具に関
する。
(従来の技術) 従来の自動車用シールドガラスをボデイパネル
に保持する手段としては、例えば第4図及び第5
図に示すように実開昭53−72324号公報において
開示されているものがある。
本従来例では、ボデイパネル23のガラス取付
面25に接着剤26を介してシールドガラス27
を取付けた後、固定座13および係合部17を形
成した把持体14の固定座13を、ガラス取付面
25に両面接着テープで22で固着し、上記把持
体14の係合部17にモールデイング28を装着
した支持体12の保持腕20を係合させて保持さ
せている。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、上述した従来例では、モールデ
イング28を装着した支持体12の保持腕20
を、固定座13と把持体14との間に密接させて
挿入し、把持体14の係合部17と支持体12の
保持腕20に形成された係合部としての爪21と
を係合させるものであるから、組付後の両者間に
寸法的余裕がない。
したがつて、シールドガラス27をボデイパネ
ル23のガラス取付面25に取付ける際の接着剤
26の付着量、及びガラス27自身の歪みや成形
上の厚みの違い等によつて第5図に示すガラス面
高さHにバラツキが生じ、該ガラス面高さHが規
定寸法より低くなつた場合には、モールデイング
28を装着した支持体12とガラス面との間に隙
間が生じて、確実な保持ができなくなるという問
題がある。
また、逆に前記ガラス面高さHが規定寸法より
高くなつている場合には、支持体12が前方に押
し出されるとともに、支持体12と一体な保持腕
20の先端部が持ち上げられるような力が作用
し、両面接着テープ22によりボデイパネル23
に固着されている把持体14の固定座13がボデ
イパネル23より剥離するおそれがある。
さらに、シールドガラス27は車体幅方向に曲
面状に形成されているのが一般的であり、該曲面
とボデイパネル23の曲面形状との寸法誤差があ
る場合には、かかる現象が一層顕著に現われる等
の問題がある。
本考案は、上述した従来例の問題点を解決する
ためになされたものであり、シールドガラスの厚
さの違い、接着剤の付着量、あるいはシールドガ
ラスとガラス取付面とに曲面形状の相違等があつ
ても、シールドガラスのモールデイング保持具に
よつてかかる寸法誤差を吸収することにより、確
実にシールドガラスを保持可能で、把持体の固定
座がボデイパネルより剥離するおそれがなく、成
形上も効率的なシールドガラスのモールデイング
保持具を提供することを目的とするものである。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本考案による構成
は、上面および下面でモールデイングを支持する
とともに、シールドガラスの周縁部を押える保持
板を備え、上記保持板より突出する保持腕に1個
の係合突起部を形成してなる支持体と、ガラス取
付面の周囲に沿つて接着される断面U字形の固定
座および把持部を有して長手方向に帯状に連続形
成された把持体とよりなり、前記把持体の把持部
の内側面には、前記係合突起部の係合する1個の
係合爪が前記断面U字形の開口部側に形成され、
かつ前記断面U字形の奥側には、上記係合爪から
所定の空間部を隔して、前記保持腕先端部を弾性
的に押圧する舌片を形成してなり、前記把持体内
に前記保持腕が嵌挿された状態では、前記保持腕
先端部に当接する前記舌片のみが所定量弾性変形
することにより取付け時の前記シールドガラス等
の寸法誤差を吸収可能としたことを特徴としてい
る。
(作用) 上記構成よりなる本考案に係るシールドガラス
のモールデイング保持具によれば、ボデイパネル
のガラス取付面に接着剤を介してシールドガラス
を取付けた後、両面接着テープで固定座を固着し
た把持体に、モールデイングを装着した支持体の
保持腕を挿着したとき、上記保持腕の係合突起部
が把持部の係合爪に係合するとともに、後端部が
所定の空間部を有して舌片により弾性的に押圧さ
れた状態に保持されるものである。
従つて、ガラス面高さが規定寸法より高く、支
持体の保持板が前方に押し出されても、空間部の
存在により所定のクリアランスがあり、保持腕の
後端部が持ち上げられて舌片のみを弾性変形させ
るだけであるから、把持体の固定座を剥離するよ
うな力が作用せず、寸法誤差を吸収して確実にシ
ールドガラスを保持することが可能である。
(実施例) 以下、本考案の好適な実施例を添付した図面に
基づいて詳細に説明する。
第1図乃至第3図は本考案の一実施例を示し、
第1図は本考案によるモールデイング保持具の構
成を示す斜視図、第2図は、本実施例に係るモー
ルデイング保持具の組付け状態を示す要部の断面
図、第3図は本実施例に係るモールデイング保持
具をガラス面高さの高い場所に組付けた状態を示
す断面図である。
しかして、図において、符号1はシールドガラ
ス、2はボデイパネル、3はモールデイング、4
はモールデイング3が装着される支持体、5は支
持体4が挿着される把持体、6は両面接着テー
プ、7は接着剤をそれぞれ示している。
上記ボデイパネル2には、シールドガラス1の
周縁部が接着剤7を介して取付けられるガラス取
付面2aが形成されており、このガラス取付面2
aはシールドガラス1の曲面に沿つて車体幅方向
(第2図中紙面と直交する方向)に湾曲している。
また、モールデイング3の上面および下面に
は、内側に折り曲げ加工された係止部3a,3b
が形成されている。
上記モールデイング3が装着される支持体4
は、シールドガラス1の周縁部を適所で押えると
ともにモールデイング3の上面および下面に形成
された係止部3a,3bが支持される保持板4a
と、この保持板4aの裏面より突出した保持腕4
bと、上記保持腕4bの上面の所定位置に幅方向
に連続して突設された係止突起部4cとからな
り、断面略L形状に一体的に形成されている。
一方、前記支持体4が挿着される把持体5は、
ボデイパネル2のガラス取付面2aの周囲に沿つ
て両面接着テープ6により接着される固定座5a
および把持部5bを一側端において一体に連結
し、長手方向に断面U字形に連続成形された帯状
のものである。
よつて、把持体5は押し出し成形により一体成
形が可能であり、把持部5bに相当する部分を長
手方向に断続的に設ける従来例に比較して成形が
効率的となる。
該把持体5の把持部5bの内側面には、前記係
止突起部4cの係合する1個の係合爪5cが前記
断面U字形の開口部側に形成され、かつ前記断面
U字形の奥側の所定位置には、上記係合爪5cか
ら所定の空間部8を隔して、支持体4の保持腕4
bを弾性的に押える、それ自体が弾性変形可能な
舌片5dが一体的に形成されている。
即ち、舌片5dは係合爪5cのような剛体では
なく、第1図などに示すように先端部にいくに従
つて薄肉となる形状に成形することによりそれ自
体が弾性変形可能となつているものである。
従つて、上記把持体5の固定座5aと把持部5
bとの間に、支持体4の保持腕4bが挿着された
ときには、保持腕4bの係合突起部4cが把持部
5bの係合爪5cに係合するとともに、保持腕4
bの後端部が把持部5bの舌片5dに押えられ、
係合爪5cと舌片5dとの間に所定の空間部8が
形成される。
次に、上述したように構成されたモールデイン
グ保持具2により、シールドガラス1をボデイパ
ネル2のガラス取付面2aに取付ける場合につい
て説明する。
まず、把持体5の固定座5aが両面接着テープ
6を介して、シールドガラス1の外周に面したガ
ラス取付面2aの立上り部に貼り付けられるとと
もに、シールドガラス1の周囲が、ボデイパネル
2のガラス取付面2aに接着剤7を介して貼り付
けられる。
しかる後に、第2図に示すように前記把持体5
の固定座5aと把持体5bとの間に、予めモール
デイング3を装着した支持体4の保持腕4bが挿
着されるものである。
ここで、上記支持体4はガラス周縁部に適正な
間隔を保持して取付けられるものであり、シール
ドガラス1の周縁部を緊密に押えるようになつて
いる。
しかして、ガラス面高さHが規定寸法より高
く、第3図に示すように支持体4の保持板4aが
前方に押し出されても、空間部8を有し、かつ舌
片5dが弾性変形可能であるため保持腕4bの後
端部が持ち上げられて舌片5dを弾性的に押し付
け、この力に対応してその分だけ舌片5dのみが
弾性変形して寸法誤差を吸収可能となつている。
したがつて、把持体5の固定座5aをガラス取
付面2aより剥離させる力は作用せず、上記ガラ
ス面高さHの寸法誤差を有効に吸収して、確実に
シールドガラス1を保持することができる。
(考案の効果) 上記構成からなる本考案では以下の効果を奏し
得る。
(1) シールドガラスのガラス面高さが規定寸法よ
り高いなどの寸法誤差がある場合でも、空間部
を有し、かつ舌片が弾性変形可能であるため、
舌片のみが寸法誤差に応じて弾性変形して当該
寸法誤差を有効に吸収可能であり、把持体の固
定座をガラス取付面より剥離させる力は作用せ
ず、確実にシールドガラスを保持することがで
きる。
(2) 把持体5は押し出し成形により一体成形が可
能であり、把持部5bに相当する部分を長手方
向に断続的に設ける従来例に比較して成形が効
率的となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案によるモールデイング保持具の
構成を示す斜視図、第2図は本考案によるモール
デイング保持具の組付け状態を示す要部の断面
図、第3図は本考案によるモールデイング保持具
をガラス面の高さ場所に組付けた状態を示す断面
図、第4図及び第5図は各々従来例を示す斜視図
及び要部断面図である。 1……シールドガラス、2……ボデイパネル、
2a……ガラス取付面、3……モールデイング、
4……支持体、4a……保持板、4b……保持
腕、4c……係合突起部、5……把持体、5a…
…固定座、5b……把持部、5c……係合爪、5
d……舌片、6……両面接着テープ、7……接着
剤。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上面および下面でモールデイング3を支持する
    とともに、シールドガラス1の周縁部を押える保
    持板4aを備え、上記保持板4aより突出する保
    持腕4bに1個の係合突起部4cを形成してなる
    支持体4と、ガラス取付面2aの周囲に沿つて接
    着される断面U字形の固定座5aおよび把持部5
    bを有して長手方向に帯状に連続形成された把持
    体5とよりなり、前記把持体5の把持部5bの内
    側面には、前記係合突起部4cの係合する1個の
    係合爪5cが前記断面U字形の開口部側に形成さ
    れ、かつ前記断面U字形の奥側には、上記係合爪
    5cから所定の空間部8を隔して、前記保持腕4
    b先端部を弾性的に押圧する舌片5dを形成して
    なり、前記把持体5内に前記保持腕4bが嵌挿さ
    れた状態では、前記保持腕4b先端部に当接する
    前記舌片5dのみが所定量弾性変形することによ
    り取付け時の前記シールドガラス1等の寸法誤差
    を吸収可能としたことを特徴とするシールドガラ
    スのモールデイング保持具。
JP1986016610U 1986-02-07 1986-02-07 Expired - Lifetime JPH0545523Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986016610U JPH0545523Y2 (ja) 1986-02-07 1986-02-07

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986016610U JPH0545523Y2 (ja) 1986-02-07 1986-02-07

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62128915U JPS62128915U (ja) 1987-08-15
JPH0545523Y2 true JPH0545523Y2 (ja) 1993-11-22

Family

ID=30808626

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1986016610U Expired - Lifetime JPH0545523Y2 (ja) 1986-02-07 1986-02-07

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0545523Y2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60145919U (ja) * 1984-03-08 1985-09-27 トヨタ自動車株式会社 車両用ウインドモ−ルの保持具

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62128915U (ja) 1987-08-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0545523Y2 (ja)
JPH0327882Y2 (ja)
EP0146125B1 (en) Construction for mounting window glass in motor vehicle
US6070930A (en) Structure for positioning window shield panel for vehicle and method of mounting window shield panel
JPH0356203B2 (ja)
JPH0333561Y2 (ja)
JPH051609U (ja) ガーニツシユの接合部構造
JPS6234812Y2 (ja)
JP4575618B2 (ja) 自動車用ドアバイザー
JP2523776Y2 (ja) 自動車用バイザーの取付構造
JP2603497Y2 (ja) ガーニッシュ固定構造
JPH0515217Y2 (ja)
JPS6326280Y2 (ja)
JPH0238812Y2 (ja)
JP2560497Y2 (ja) 自動車ウインドシールドガラス位置決め用のスペーサ
JP2562511Y2 (ja) ハイマウントストップランプの取付構造
JPH0412803Y2 (ja)
JPH0630567Y2 (ja) パッケージトレイトリムの取り付け構造
JPH0321291Y2 (ja)
JP2566354Y2 (ja) コーナモールの取付用クリップ
JPS58135310U (ja) 自動車のウインドガラス取付構造
JP2600672Y2 (ja) サンバイザにおけるミラーユニットの取付構造
JP2560499Y2 (ja) 自動車ウインドシールドガラス位置決め用のスペーサ
JP2546229Y2 (ja) 自動車ウインドシールドガラスの位置決め構造
JP3827030B2 (ja) 浴槽エプロンの取付構造