JPH0625403Y2 - モール用クリップ - Google Patents

モール用クリップ

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JPH0625403Y2
JPH0625403Y2 JP1988115236U JP11523688U JPH0625403Y2 JP H0625403 Y2 JPH0625403 Y2 JP H0625403Y2 JP 1988115236 U JP1988115236 U JP 1988115236U JP 11523688 U JP11523688 U JP 11523688U JP H0625403 Y2 JPH0625403 Y2 JP H0625403Y2
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JP
Japan
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molding
edge
clip
mounting edge
mounting
Prior art date
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JP1988115236U
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JPH0235859U (ja
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健慈 戸崎
正英 佐藤
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Togo Seisakusho Corp
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Togo Seisakusho Corp
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Publication date
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  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
  • Connection Of Plates (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はモール用クリップに関し、さらに詳しくは、例
えば自動車のルーフパネルとルーフサイドパネルとの接
合部等にルーフモール等のモールを取付けるためのモー
ル用クリップに関する。
(従来の技術) 従来のこのようなクリップとして、例えば第10図に示
すような、合成樹脂材料を用いて一体成形されたクリッ
プ1がある(実開昭60-161650号公報参照)。
このクリップ1は、中央部を占める基片2の前後縁より
モール装着用の係止爪3,4をそれぞれ突出させ、また
基片2の前後側の端部から左右方向へ、厚肉で剛性の高
い対の密着片5と、薄肉で密着片5に対する開閉方向へ
たわみ変形し得る対の弾性片6とをそれぞれ離隔対向し
て形成している。そして密着片5の下端からモールガイ
ド7が、弾性片6の下端からは抜止め爪8がそれぞれ突
出されている。
かかるクリップ1の使用にあたっては、まず第11図の
ように係止爪3,4をルーフモール9の両側のフランジ
縁10,11にそれぞれ係止させてルーフモール9をク
リップ1に取付ける。次いで、ボデーから突出させた逆
L字状の取付け縁12の切欠き部13に基片2を嵌め込
む。その押込み力によって弾性片6は外側へ開いて取付
け縁12の屈曲した鉤部14を通過し、しかる後、弾性
的に元の形状に復帰して抜止め爪8が鉤部14に係合す
る。
こうして、第12図に示すように、ブリッジ状の基片2
で連結された密着片5と弾性片6とで取付け縁12を挟
着し、かつ抜止め爪8でクリップ1の抜止めを行なっ
て、ルーフモール9をボデーに装着していた。
(考案が解決しようとする課題) ところで、このようなクリップ1では、外力がルーフモ
ール9の特定の部分に作用したときに、その浮上がり剛
性が弱いという問題がある。
即ち、第12図に示すルーフモール9において、取付け
縁12より右側の部分に上向きの力aが作用した場合に
は抜止め爪8の抵抗によってルーフモール9の浮上がり
が防止される。しかし取付け縁12より左側の部分に上
向きの力bが作用した場合には、クリップ1全体が抜止
め爪8の係合部分を中心として図の時計回り方向へ回転
しようとする。抜止め爪8はこのような動きに対しては
抵抗できない。このため、ルーフモール9の左半部が浮
上がってしまうという不具合が起こる。
そこで本考案は、このような不具合を解消することを課
題とする。
(課題を解決するための手段) 上記課題を解決する本考案の請求項1記載のモール用ク
リップは、自動車等のボデーより立ち上げられた先端部
に屈曲する鉤部をもつ取付け縁を間にして相対向する一
対の壁部がブリッジによって一体的に連結され、前記各
壁部にモール装着用の係止爪が設けられるモール用クリ
ップであって、 前記取付け縁の反鉤部側に位置する壁部には、前記ボデ
ーの取付け縁に開けた孔に係合する爪が設けられ、 また前記取付け縁の鉤部側に位置する壁部の端縁には前
後方向へたわみ変形可能な羽根片が延出され、その羽根
片には前記取付け縁の鉤部に前記たわみ変形により係合
する爪が設けられている。
また請求項2記載のモール用クリップは、自動車等のボ
デーより立ち上げられた先端部に屈曲する鉤部をもつ取
付け縁を間にして相対向する一対の壁部がブリッジによ
って一体的に連結され、前記各壁部にモール装着用の係
止爪が設けられるモール用クリップであって、 前記取付け縁の反鉤部側に位置する壁部には、少なくと
も一方の壁部のたわみ変形により前記ボデーの取付け縁
に開けた孔に係合する爪が設けられ、 また前記取付け縁の鉤部側に位置する壁部には、前記少
なくとも一方の壁部のたわみ変形により取付け縁の鉤部
に係合する爪が設けられている。
(作用) 前記請求項1記載のモール用クリップにおいては、両壁
部の係止爪にはモールが係止され、また両壁部はボデー
にその取付け縁を間にして押しつけられる。前記ボデー
への押しつけにより、少なくとも一方の壁部および羽根
片がたわみ変形させられた後、その押しつけ完了ととも
に取付け縁の反鉤部側の壁部の爪がその取付け縁の孔に
係合し、また羽根片の爪が取付け縁の鉤部に係合する。
これにより、取付け縁の反鉤部側のモール縁部に浮き上
がり方向の力が作用する場合には取付け縁の孔に係合し
た壁部の爪が抵抗し、また取付け縁の鉤部側のモール縁
部に浮き上がり方向の力が作用する場合には取付け縁の
鉤部に係合した羽根片の爪が抵抗する。
また前記請求項2記載のモール用クリップにおいては、
両壁部の係止爪にはモールが係止され、また両壁部はボ
デーにその取付け縁を間にして押しつけられる。前記ボ
デーへの押しつけにより、少なくとも一方の壁部がたわ
み変形させられた後、その押しつけ完了とともに取付け
縁の反鉤部側の壁部の爪がその取付け縁の孔に係合し、
また取付け縁の鉤部側の壁部の爪が取付け縁の鉤部に係
合する。これにより、取付け縁の反鉤部側のモール縁部
に浮き上がり方向の力が作用する場合には取付け縁の孔
に係合した壁部の爪が抵抗し、また取付け縁の鉤部側の
モール縁部に浮き上がり方向の力が作用する場合には取
付け縁の鉤部に係合した壁部の爪が抵抗する。
(実施例) 次に本考案の第1実施例を第1図〜第4図に基づいて説
明する。
モール用のクリップ15は合成樹脂材料を用いて一体的
に形成されている。
このクリップ15の本体部分は、第1図において手前側
にあらわれる第1壁部16と、第2図において手前側に
あらわれる第2壁部17との上部の左右端を、対のブリ
ッジ18によって一体的に連結してなっている。そして
第4図に示すように、第1壁部16は第2壁部17より
やや上下幅が大きく、かつ両壁部16,17は所定間隔
で対向している。
第1壁部16と第2壁部17との上部中央からはそれぞ
れモール装着用の係止爪19,20が前後方向(外側)
へ突出されている。両壁部16,17における係止爪1
9,20の直下部にはそれぞれスリット21,22が形
成され、このため壁部16,17において係止爪19,
20を設けた部分は比較的容易に前後方向へたわみ得
る。
第1壁部16において、前記スリット21の下辺部中央
より後方(第2壁部17方向)へ爪23が突出されてい
る。爪23の下側面は傾斜状のガイド面23aとされて
いる。また、第1壁部16の下部の左右端からは着座用
の対の脚24が前方へ突出されている。
一方、第2壁部17の左右端部からは、やや薄肉で前後
方向へのたわみ変形可能に構成された対の羽根片25が
幾分前方へ傾いた状態で左右方向へ突出されている。そ
して対の羽根片25の先端下部の内側面にはそれぞれ爪
26が設けられている。爪26の下側面は傾斜状のガイ
ド面26aとされている。
なお、後述のようにクリップ15をボデーに先付けする
場合に備え、第2壁部17の下部の左右端からは、第2
図および第4図に想像線で示すように、薄肉でたわみ変
形可能な対のクリップ27を突出させても良い。
本実施例は以上のように構成されたものであり、次のよ
うに使用される(第4図参照)。
通常は、まずルーフモール等のモール28に所定の間隔
で適当数のクリップ15を取付ける。この際には、前後
方向へ突出したモール装着用の対の係止爪19,20が
利用され、これらの係止爪19,20を設けた部分を内
側へたわみ変形させながら、係止爪19,20をそれぞ
れモール28の両側のフランジ縁29,30に係止させ
る。
こうしてモール28に取付けられたクリップ15を、次
に、自動車等のボデーから立上げて突出させた取付け縁
31に対して取付ける。この取付け縁31は、第4図の
ようにルーフパネル32とルーフサイドパネル33との
溝状の接合部に沿って突出されたものであり、その立上
がった壁部にはモール28に対するクリップ15の前記
した取付け間隔と同じ間隔で孔34が設けられている。
また、取付け縁31の先端には逆L字状に屈曲した鉤部
35が形成されている。このような取付け縁31に対し
第1壁部16と第2壁部17との間に取付け縁31が挟
入されるようにしてクリップ15を押込む。すると、第
2壁部17から左右方向へ突出された、やや前向きの羽
根片25の爪26がまず鉤部35にあたり、そのガイド
面26aの作用により羽根片25が外側へ開くようにた
わみ変形する(第1図の想像線で示す状態)。このこと
により、爪26は鉤部35の突出部分を通過してその裏
側へ係合する。これと同時に第1壁部16も、爪23の
ガイド面23aの案内のもとに取付け縁31の基部付近
まで至り、爪23が孔34へ係合する。なおこのとき、
脚24がルーフパネル32に着座してクリップ15のガ
タつきを防止するようになっている。
以上のようにして、クリップ15を介しボデーに装着さ
れたモール28に対し、第4図における取付け縁31よ
り右側の部分に上向きの力aが作用したときは鉤部35
に係合した爪26が抵抗し、また取付け縁31より左側
の部分に上向きの力bが作用したときは孔34に係合し
た爪23が抵抗する。しかも爪23,26は、外側へ開
くようにたわみ変形した羽根片25が弾性的に元の形状
に復帰しようとする力を利用して、それぞれ孔34,鉤
部35に係合しているので、上向きの力a,bが作用し
ても外れない。従ってモール28の右半部あるいは左半
部の浮上がりが有効に防止され、モール28の浮上がり
防止剛性の強さが確保されるのである。
なお、本実施例において、まずクリップ15を取付け縁
31に対して取付け、次いでこのクリップ15にモール
28を装着するという手順によっても良い。この場合に
は、先付けしたクリップ15のブリッジ39と鉤部35
との間のクリアランス(第4図参照)が過大であるとき
に、モール28の組付け圧力によってクリップ15がボ
デー側へ過度に沈んだり図の右側へ傾いたりして、モー
ル28の組付け不良、爪23の孔34からの離脱等を生
じ得る。しかし、前記のリップ27を設けておけば、そ
の弾性的支持作用により上記の不具合が起らない。
次に本考案の第2実施例を第5図および第6図に基づい
て説明する。
本実施例のクリップ36も、第5図において手前側の第
1壁部37と奥側の第2壁部38との上部の左右端を対
のブリッジ39によって一体的に連結してなっている。
ブリッジ39間には補強部40が橋渡し状に設けられて
いる。
第1壁部37に、前向き(外向き)に突出したモール装
着用の係止爪41と、係止爪41の直下部のスリット4
2と、スリット42の下辺の後向き(内向き)に突出し
た爪43とを設ける点は第1実施例と同様であるが、爪
43が形成される支持部44が薄肉で前後方向にたわみ
変形可能な部材とされている。第1壁部37の下部の左
右端から突出された対の脚(符号省略)は第1実施例の
脚24と形状が異なるが、その作用は同様である。
第2壁部38の下半部と上半部とからは、それぞれ左右
方向へ比較的厚肉でたわみ変形能力の小さい対の支持壁
部45,46が突出されている。下方の対の支持壁部4
5の先端からは前向きに爪47が突出され、上方の対の
支持壁部46の先端からは後向きにモール装着用の係止
爪48が突出されている。
本実施例においても、第1壁部37の爪43が前記取付
け縁31の孔34に、また第2壁部38の爪47が取付
け縁31の鉤部35に係合される。但し、第1壁部37
における爪43を有する支持部44が外側へたわみ変形
することによって取付け縁31が第1壁部37と第2壁
部38との間に挟入される点で第1実施例と異なる。
本実施例における他の点の構成および作用,効果は第1
実施例と同様である。
次に本考案の第3実施例を第7図および第8図に基づい
て説明する。
本実施例のクリップ49においては、前記取付け縁31
の孔34に係合する後向きの爪50が第1壁部51にお
けるスリット52の下辺中央部に、また取付け縁31の
鉤部35に係合する前向きの対の爪53が第2壁部54
におけるスリット55の下辺部にそれぞれ設けられてい
る。なお、第9図において対の爪50と単数の爪53を
設けた場合を例示するように、爪50と爪53とは適宜
に単数又は複数設け得る。爪50を複数に設ける場合
は、これに対応して、取付け縁31の孔34を横長に設
けるか、あるいは複数に設ける。
本実施例における他の点の構成および作用,効果は第1
実施例と同様である。
なお第1実施例は本考案の請求項1記載の実施例に相当
し、また第2実施例及び第3実施例は請求項2記載の実
施例に相当する。
(考案の効果) 本考案の請求項1記載のモール用クリップによれば、ボ
デーの取付け縁の孔に対する壁部の爪の係合と同取付け
縁の鉤部に対する羽根片の爪の係合との協働によって、
モールの浮き上がり方向の力に抵抗するモールの浮き上
がり防止剛性が確保される。
また請求項2記載のモール用クリップによれば、ボデー
の取付け縁の孔に対する壁部の爪の係合と同取付け縁の
鉤部に対する壁部の爪の係合との協動によって、モール
の浮き上がり方向の力に抵抗するモールの浮き上がり防
止剛性が確保される。
従って、いずれの請求項のモール用クリップでも、取付
け縁との係合部分においてモールの浮き上がりを良好に
防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例の正面斜視図、第2図は同
実施例の背面斜視図、第3図は第2図の一部を切欠いて
示す斜視図、第4図は同実施例の使用状態を示す断面
図、第5図は本考案の第2実施例の斜視図、第6図は第
5図の前後方向に沿う中央縦断面図、第7図は本考案の
第3実施例の斜視図、第8図は第7図の一部を切欠いて
示す斜視図、第9図は他の実施例を示す一部切欠き斜視
図、第10図は従来例の斜視図、第11図および第12
図は同従来例の使用状態を示す断面図である。 15…クリップ 16…第1壁部 17…第2壁部 18…ブリッジ 19,20…係止爪 23…爪 25…羽根片 26…爪 31…取付け縁 34…孔 35…鉤部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】自動車等のボデーより立ち上げられた先端
    部に屈曲する鉤部をもつ取付け縁を間にして相対向する
    一対の壁部がブリッジによって一体的に連結され、前記
    各壁部にモール装着用の係止爪が設けられるモール用ク
    リップであって、 前記取付け縁の反鉤部側に位置する壁部には、少なくと
    も一方の壁部のたわみ変形により前記ボデーの取付け縁
    に開けた孔に係合する爪が設けられ、 また前記取付け縁の鉤部側に位置する壁部の端縁には前
    後方向へたわみ変形可能な羽根片が延出され、その羽根
    片には前記取付け縁の鉤部に前記たわみ変形により係合
    する爪が設けられたことを特徴とするモール用クリッ
    プ。
  2. 【請求項2】自動車等のボデーより立ち上げられた先端
    部に屈曲する鉤部をもつ取付け縁を間にして相対向する
    一対の壁部がブリッジによって一体的に連結され、前記
    各壁部にモール装着用の係止爪が設けられるモール用ク
    リップであって、 前記取付け縁の反鉤部側に位置する壁部には、少なくと
    も一方の壁部のたわみ変形により前記ボデーの取付け縁
    に開けた孔に係合する爪が設けられ、 また前記取付け縁の鉤部側に位置する壁部には、前記少
    なくとも一方の壁部のたわみ変形により取付け縁の鉤部
    に係合する爪が設けられたことを特徴とするモール用ク
    リップ。
JP1988115236U 1988-09-01 1988-09-01 モール用クリップ Expired - Lifetime JPH0625403Y2 (ja)

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JPH0235859U JPH0235859U (ja) 1990-03-08
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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6045155U (ja) * 1983-08-31 1985-03-29 トヨタ自動車株式会社 自動車のル−フモ−ル部構造
JPS60161650U (ja) * 1984-04-04 1985-10-26 株式会社 東郷製作所 自動車用モ−ルデイングのクリツプ

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JPH0235859U (ja) 1990-03-08

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