JPH0624278Y2 - フロアマツト用係止部材 - Google Patents
フロアマツト用係止部材Info
- Publication number
- JPH0624278Y2 JPH0624278Y2 JP6140188U JP6140188U JPH0624278Y2 JP H0624278 Y2 JPH0624278 Y2 JP H0624278Y2 JP 6140188 U JP6140188 U JP 6140188U JP 6140188 U JP6140188 U JP 6140188U JP H0624278 Y2 JPH0624278 Y2 JP H0624278Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- locking
- carpet
- floor mat
- mat
- plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Lock And Its Accessories (AREA)
- Passenger Equipment (AREA)
- Carpets (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この考案は、車両用のフロアマツトを、座席の近傍にお
いて、カーペツトへ固定するためのフロアマツト用係止
部材(以下「係止部材」と省略する。)に関する。
いて、カーペツトへ固定するためのフロアマツト用係止
部材(以下「係止部材」と省略する。)に関する。
〈従来の技術〉 従来、フロアマツト1をカーペツト3へ固定するには、
第5図に示した係止部材10を用いていた。図中の符号
5はフロアパネル、符号7は座席である。この係止部材
10は、クリツプ部13と係止針15とを備えてなり、
クリツプ部10でフロアマツト1の座席7側周縁部をつ
かんで、係止針15をカーペツト3内へ差し込むことに
より、フロアマツト1とカーペツト3とを固定してい
た。そして、クリツプ部13は係止針15を突出させる
下部材13aとこれにヒンジ14で連結される上部材1
3b、及び上下の部材13a,13bを相互に近接する
方向へ付勢するばね(図示せず)から構成されていた。
第5図に示した係止部材10を用いていた。図中の符号
5はフロアパネル、符号7は座席である。この係止部材
10は、クリツプ部13と係止針15とを備えてなり、
クリツプ部10でフロアマツト1の座席7側周縁部をつ
かんで、係止針15をカーペツト3内へ差し込むことに
より、フロアマツト1とカーペツト3とを固定してい
た。そして、クリツプ部13は係止針15を突出させる
下部材13aとこれにヒンジ14で連結される上部材1
3b、及び上下の部材13a,13bを相互に近接する
方向へ付勢するばね(図示せず)から構成されていた。
〈考案が解決しようとする課題〉 このように、部品点数が多い従来の係止部材10では、
そのコスト(各部品の材料コスト及び製造コスト+組付
けコスト)がかさむという課題があつた。
そのコスト(各部品の材料コスト及び製造コスト+組付
けコスト)がかさむという課題があつた。
そこで、この考案は、安価な係止部材を提供することを
目的とする。
目的とする。
〈課題を解決するための手段〉 この考案は、上記課題を解決するためになされたもので
あり、フロアマツトとカーペツトとの間へ介在されるプ
レートと、上端部分が座席側へ折り曲げられた形状に、
プレートの上面から膨出されて、フロアマツトの係止孔
の周縁へ係合するマツト係止突起と、プレートの下面か
ら膨出されて、カーペツトに形成された係止孔の周縁へ
係合するカーペツト係止突起とからなり、合成樹脂で一
体成形されてなる係止部材を構成することにより、上記
目的を達成する。
あり、フロアマツトとカーペツトとの間へ介在されるプ
レートと、上端部分が座席側へ折り曲げられた形状に、
プレートの上面から膨出されて、フロアマツトの係止孔
の周縁へ係合するマツト係止突起と、プレートの下面か
ら膨出されて、カーペツトに形成された係止孔の周縁へ
係合するカーペツト係止突起とからなり、合成樹脂で一
体成形されてなる係止部材を構成することにより、上記
目的を達成する。
〈実施例〉 以下、この考案を実施例により詳細に説明する。なお、
従来例で説明した部材と同一の部材には同一の図符号を
付して、その説明を部分的に省略する。また、第1図は
実施例の係止部材20の平面図を、第2図は同底面図
を、第3図は同右側面図を示している。
従来例で説明した部材と同一の部材には同一の図符号を
付して、その説明を部分的に省略する。また、第1図は
実施例の係止部材20の平面図を、第2図は同底面図
を、第3図は同右側面図を示している。
実施例の係止部材20は、プレート21、マツト係止突
起31及びカーペツト係止突起41を備えてなる。
起31及びカーペツト係止突起41を備えてなる。
プレート21は底面からみて、左側を略三角形にし、右
側を半円形とした板状の部材であり、底面へ3条の滑り
止め23が膨出されている。フロアマツト1とカーペツ
ト3との間へプレート21を介在させたとき(第4図参
照)、カーペツト3へ食い込むように、各滑り止め23
の両端部は細くなつている。この滑り止めを突起状とし
たり、プレート21の上面または上下面へ形成すること
ができる。
側を半円形とした板状の部材であり、底面へ3条の滑り
止め23が膨出されている。フロアマツト1とカーペツ
ト3との間へプレート21を介在させたとき(第4図参
照)、カーペツト3へ食い込むように、各滑り止め23
の両端部は細くなつている。この滑り止めを突起状とし
たり、プレート21の上面または上下面へ形成すること
ができる。
マツト係止突起31はプレート21の上面から垂直に突
設された円柱状の首部33と、当該首部33の上端から
座席7側へ傾斜した(第4図参照)爪状の頭部35から
なる。頭部35を座席7側へ傾斜させることにより、マ
ツト係止突起31は、その上端部分が座席7側へ折り曲
げられた形状となる。そして、このマツト係止突起31
は、フロアマツト1に形成された係止孔50へ挿入され
る。フロアマツト1には、乗客の足で図の矢印方向へ荷
重が掛けられるので、当該マツト係止突起31は係止孔
50の周縁51へフツク止め的に係合することとなる。
なお、頭部35の傾斜方向が座席7方向以外であると、
既述の荷重方向の関係から、フロアマツト1が係止突起
31より外れ易くなるので好ましくない。
設された円柱状の首部33と、当該首部33の上端から
座席7側へ傾斜した(第4図参照)爪状の頭部35から
なる。頭部35を座席7側へ傾斜させることにより、マ
ツト係止突起31は、その上端部分が座席7側へ折り曲
げられた形状となる。そして、このマツト係止突起31
は、フロアマツト1に形成された係止孔50へ挿入され
る。フロアマツト1には、乗客の足で図の矢印方向へ荷
重が掛けられるので、当該マツト係止突起31は係止孔
50の周縁51へフツク止め的に係合することとなる。
なお、頭部35の傾斜方向が座席7方向以外であると、
既述の荷重方向の関係から、フロアマツト1が係止突起
31より外れ易くなるので好ましくない。
この実施例では、フロアマツト1の係止孔50における
周縁51は、金属筒状の補強部材53で補強されてい
る。この筒状部材53のフロアマツト1に対する固定
は、カシメによつた。補強部材53の材質及びフロアマ
ツト1に対する固定の態様は特に限定されない。例え
ば、樹脂製の筒状部材を補強部材とし、これをフロアマ
ツト1へ接着することでもよい。
周縁51は、金属筒状の補強部材53で補強されてい
る。この筒状部材53のフロアマツト1に対する固定
は、カシメによつた。補強部材53の材質及びフロアマ
ツト1に対する固定の態様は特に限定されない。例え
ば、樹脂製の筒状部材を補強部材とし、これをフロアマ
ツト1へ接着することでもよい。
この係止突起31はプレート21との一体品である。プ
レート21上面に対する形成位置は特に限定されない。
また、形成本数は1、2本が好ましい。
レート21上面に対する形成位置は特に限定されない。
また、形成本数は1、2本が好ましい。
カーペツト係止突起41はプレート21の下面から若干
左側へ傾斜して突設された円柱状の首部43と、当該首
部43の下端に形成された半欠け皿状の係合部45とか
らなる。この係合部45の先端47でカーペツト3にお
ける係止孔60の下縁をすくうようにして、カーペツト
係止突起41は係止孔60へ挿入される。挿入後には、
第4図のごとく、当該係合部45が係止孔60の周縁6
1(下縁)へ係合するので、カーペツト係止突起41が
カーペツト3に対して固定されることとなる。
左側へ傾斜して突設された円柱状の首部43と、当該首
部43の下端に形成された半欠け皿状の係合部45とか
らなる。この係合部45の先端47でカーペツト3にお
ける係止孔60の下縁をすくうようにして、カーペツト
係止突起41は係止孔60へ挿入される。挿入後には、
第4図のごとく、当該係合部45が係止孔60の周縁6
1(下縁)へ係合するので、カーペツト係止突起41が
カーペツト3に対して固定されることとなる。
この実施例では、カーペツト3の係止孔60における周
縁61は、フロアマツト1と同様にして補強部材63で
補強されている。
縁61は、フロアマツト1と同様にして補強部材63で
補強されている。
このカーペツト係止突起41はプレート21との一体品
である。プレート21下面に対する形成位置及び、その
形状は特に限定されない。例えば、係止孔60の周縁6
1に対してクリツプ止め的に係合するものでもよい。ま
た、カーペツト係止突起41の形成本数は1、2本が好
ましい。
である。プレート21下面に対する形成位置及び、その
形状は特に限定されない。例えば、係止孔60の周縁6
1に対してクリツプ止め的に係合するものでもよい。ま
た、カーペツト係止突起41の形成本数は1、2本が好
ましい。
かかる構成の係止部材20は、合成樹脂を成形材料とし
て、射出またはトランスフアーにより一体成形される。
て、射出またはトランスフアーにより一体成形される。
次に、実施例の係止部材20の使用態様について説明を
する。
する。
まず、カーペツト係止突起41を回し込むようにして
(即ち、係合部45の先端47で係止孔60の下縁をす
くうようにして)、これをカーペツト3の係止孔60へ
挿入する。これにより、カーペツト係止突起41が係止
孔60の周縁61へ係合して、カーペツト3へ係止部材
20が固定されることとなる。
(即ち、係合部45の先端47で係止孔60の下縁をす
くうようにして)、これをカーペツト3の係止孔60へ
挿入する。これにより、カーペツト係止突起41が係止
孔60の周縁61へ係合して、カーペツト3へ係止部材
20が固定されることとなる。
その後、フロアマツト1の係止孔50をマツト係止突起
31へかぶせる。この作業は、マツト係止突起31と係
止孔50の位置合せさえ行なえば、座席7下の狭い空間
においても、容易にすることができる。これにより、マ
ツト係止突起31が係止孔50の周縁51へ係合して、
係止部材20とフロアマツト1とが固定されることとな
る。
31へかぶせる。この作業は、マツト係止突起31と係
止孔50の位置合せさえ行なえば、座席7下の狭い空間
においても、容易にすることができる。これにより、マ
ツト係止突起31が係止孔50の周縁51へ係合して、
係止部材20とフロアマツト1とが固定されることとな
る。
また、フロアマツト1を持ち上げて座席7側へ若干押し
てやることで、係止部材20からフロアマツト1を取り
外す作業も容易に行なうことができる。
てやることで、係止部材20からフロアマツト1を取り
外す作業も容易に行なうことができる。
〈考案の作用、効果〉 以上説明したように、この考案の係止部材は車両用のフ
ロアマツトを、座席の近傍において、カーペツトへ固定
するためのフロアマツト用係止部材であつて、フロアマ
ツトとカーペツトとの間へ介在されるプレートと、上端
部分が座席側へ折り曲げられた形状に、プレートの上面
から膨出されて、フロアマツトの係止孔の周縁へ係合す
るマツト係止突起と、プレートの下面から膨出されて、
カーペツトに形成された係止孔の周縁へ係合するカーペ
ツト係止突起とからなり、合成樹脂で一体成形されてな
ること特徴とする。
ロアマツトを、座席の近傍において、カーペツトへ固定
するためのフロアマツト用係止部材であつて、フロアマ
ツトとカーペツトとの間へ介在されるプレートと、上端
部分が座席側へ折り曲げられた形状に、プレートの上面
から膨出されて、フロアマツトの係止孔の周縁へ係合す
るマツト係止突起と、プレートの下面から膨出されて、
カーペツトに形成された係止孔の周縁へ係合するカーペ
ツト係止突起とからなり、合成樹脂で一体成形されてな
ること特徴とする。
かかる構成の係止部材は、マツト係止突起がフロアマツ
トにおける係止孔の周縁へ係合し、更には、カーペツト
係止突起がカーペツトにおける係止孔の周縁へ係合する
ことにより、カーペツトとフロアマツトとを固定する。
トにおける係止孔の周縁へ係合し、更には、カーペツト
係止突起がカーペツトにおける係止孔の周縁へ係合する
ことにより、カーペツトとフロアマツトとを固定する。
そして、各係止突起はプレートから膨出したものである
ため、この考案に係る係止部材の部品点数は、1個で済
む。
ため、この考案に係る係止部材の部品点数は、1個で済
む。
従つてこの考案の係止部材は、車両用のフロアマツト
を、座席の近傍において、カーペツトへ固定する部材と
して、可及的にその部品点数を削減するとともに、生産
性を良好とし、さらには、取り付け作業性を向上させた
ものといえる。つまり、この考案は、安価な係止部材を
提供できる効果がある。
を、座席の近傍において、カーペツトへ固定する部材と
して、可及的にその部品点数を削減するとともに、生産
性を良好とし、さらには、取り付け作業性を向上させた
ものといえる。つまり、この考案は、安価な係止部材を
提供できる効果がある。
第1図は実施例の係止部材20の正面図、 第2図は係止部材20の底面図、 第3図は係止部材20の右側面図、 第4図は係止部材20の装着態様断面図、 第5図は従来例の係止部材10の装着態様断面図。 1……フロアマツト、 2……カーペツト、 7……座席、 10,20……係止部材、 31……マツト係止突起、 41……カーペツト係止突起、 50,60……係止孔、 51,61……周縁。
Claims (1)
- 【請求項1】車両用のフロアマツトを、座席の近傍にお
いて、カーペツトへ固定するためのフロアマツト用係止
部材であって、 前記フロアマツトと前記カーペツトとの間へ介在される
プレートと、 上端部分が前記座席側へ折曲げられた形状に、前記プレ
ートの上面から膨出されて、前記フロアマツトの係止孔
の周縁へ掛合するマツト係止突起と、 前記プレートの下面から膨出されて、前記カーペツトに
形成された係止孔の周縁へ係合するカーペツト係止突起
とからなり、 合成樹脂で一体成形されてなることを特徴とするフロア
マツト用係止部材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6140188U JPH0624278Y2 (ja) | 1988-05-10 | 1988-05-10 | フロアマツト用係止部材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6140188U JPH0624278Y2 (ja) | 1988-05-10 | 1988-05-10 | フロアマツト用係止部材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01167934U JPH01167934U (ja) | 1989-11-27 |
JPH0624278Y2 true JPH0624278Y2 (ja) | 1994-06-29 |
Family
ID=31287073
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6140188U Expired - Lifetime JPH0624278Y2 (ja) | 1988-05-10 | 1988-05-10 | フロアマツト用係止部材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0624278Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2537937Y2 (ja) * | 1991-08-30 | 1997-06-04 | モリト株式会社 | 自動車用ピースマットの滑り止め具 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0228105Y2 (ja) * | 1985-01-07 | 1990-07-27 | ||
JPS6383412A (ja) * | 1986-09-25 | 1988-04-14 | 株式会社 大和 | 自動車用マツトのズレ防止構造 |
-
1988
- 1988-05-10 JP JP6140188U patent/JPH0624278Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01167934U (ja) | 1989-11-27 |
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