JPS6012514Y2 - サイドカツタ− - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は電気かみそりのサイドカッターに係り、該サイ
ドカッターを往復動さす駆動用レバーが何の取付部材を
用いなくても簡単に取付基台に装着できるようにし、容
易にサイドカッターが組み立てられ、部品点数の削減及
びコスト低減等を図ったものである。

以下、本考案の一実施例を図面に基づき説明すると、土
はサイドカッターの取付基台で合成樹脂より戊り、後端
中央にサイドカッター駆動用レバー２の支軸３を遊合す
る透孔４が設けられていると共に、先端にはサイドカッ
ター５を構成する固定刃６の取付穴７，７に嵌まり、且
可動刃８の案内孔９，９に遊挿する一対の案内ピン１０
．１０が設けられている。

更にこの取付基台１には、前記駆動用レバー２を枢支し
た時に、この駆動用レバ−２前方部の両側に円弧状に張
り出す脹み部１１．１１を抱くように保持する一対の鉤
片１２゜１２が一体に垂設形成されている。

前記駆動用レバー２にはその後方に径大孔１３、径小孔
１４より成るひよう半型の駆動孔１５が形成されており
、又先端の段状部１６の内縁には溝部１７が設けられ、
且第２図で示すよう、この前端部分の裏面には前記溝部
１７と連通して水平横状に凹段部１９が形設されている
。

そして段状縁２０の中央は凹状に浅く切欠２１れている
。

２２は前記可動刃８を駆動し、且これを押上げる為のバ
ネ片で平面形状がＴ型で、断面形状は１形に折曲されて
いる。

そしてこの板バネ片２２はその基端横長片２３を前記駆
動レバー２の溝部１７に前方から強く圧入すると、第２
図の様に基端縁が凹段部１９の後縁１９′に当接し、又
完全に凹段部１９に嵌まり更に水平片２４の根元部は凹
状切欠部２１に係止装着され、上述の様に駆動用レバー
２の基端が固定される事により該レバ−２自体に上方へ
の弾力が附与され、その結果、駆動用レバー２先端の円
筒状突起２５は可動刃８の係合孔２６に係合する。

そして、駆動用レバー２の前記取付基台１に対する取付
けは上述した様に、駆動用レバー２の支軸３を取付基台
１の透孔４に遊合し、基台１に対し押し付けると一対の
鉤片１２，１２が外方に撓み、爪部１２’、１２’を乗
り越えると爪部１２’、１２’は駆動用レバー２の両側
脹み部１１゜１１下面を支え、丁度脹み部１１．１１が
鉤片１２．１２で抱きかかえるような格好となって、駆
動用レバー２はワンタッチで何の取付部材も用いなくて
も簡単に取付基台１に装着できる。

上述の様に組み立てられたサイドカッターＡは、図示し
ない駆動カムにてサイドカッター駆動用レバー２が支軸
３を支点として揺動運動すると、板ハネ片２２先端に係
合し、且このバネ片２２の上方弾力で固定刃６と密着さ
れている可動刃８が往復摺動し、きわぞり動作が威され
る。

以上の様に本考案に依れば基台にサイドカッター駆動用
レバーを取付けるのに、先ず駆動用レバーの支軸を基台
に設けた透孔に遊合し、次いで台に設けた一対の鉤片を
利用して駆動用レバーの両側部を抱きかかえるようにし
て保持させる事により、従来の様に基台上方に突き抜け
た駆動用レバーの前記支軸にＥリング等を嵌着して保持
する等の手段を採らずとも、簡単に駆動用レバーを基台
にワンタッチで装着でき、部品点数の削減及びコストを
引き下げられる等実用的効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の一実施例を示し、第１図はサイドカッタ
ーの平面図、第２図は第１図に於けるＡ−Ａ’断面図、
第３図は構成要素の分解斜視図、第４図はサイドカッタ
ー取付基台の裏面外観図である。 １・・・・・・基台、２・・・・・・サイドカッター駆
動用レバー、３・・・・・・支軸、１２．１２・・曲一
対の鉤片。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 基台にサイドカッター駆動用レバーの支軸が遊合する透
   孔を設けると共に、該基台には前記駆動用レバーの両側
   縁を保持する一対の鉤片を一体に設けてなるサイドカッ
   ター。