JPS5851894Y2 - 振動式電気かみそり - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は振動式電気かみそりの外刃枠の装着構造に係り
、部品点数を少なくして構成したものであるＯ 以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明すると、
１は本体ケース２を構成する一方の二つ割ケースにして
、上部の突出壁部３の一端に、外刃枠４の固定用突起５
が一体に形成され、上面は後述する振動子が突出するよ
う切欠６れ、他端は側方を開ロアされている。

８は後述する振動子の固定部材である金属性のモーター
取付基板で、モーター９が下面にネジ１０，１０止めさ
れ、両端にはＴ字形の係止片１１，１１が切起されてい
る。

１２は合成樹脂より成る振動子にして、主体部１３の中
央より、内刃体１４と係合する突起１５が突出され、そ
れと対向する下面には前記モーター９の軸９′上の駆動
部材である偏心カム１６との係合部１７が設けられ、両
端からは下向きに弾性脚１８ 、１８’が一体形成され
ている。

該弾性脚１８ 、１８’は二又片１９，１９に分かれて
おり、その自由端部である水平部分２０．２０には段溝
２１．２１が形成されている。

そして更に、一方の弾性脚１８には、水平部分２０．２
０の終端から立ち上がって先端に外刃枠４との係止用爪
部２２を設けた延長部が一体形成されている。

前記振動子１２は第２図の様に、その各弾性脚１８゜１
８′の二又片１９．１９がモーター取付基板８の係止片
１１．１１に上方から嵌められることによって、一旦、
二又片１９．１９の拡開後、Ｔ字型の係止片１１，１１
に二又片１９，１９の段溝２１．２１が係合して装着さ
れる。

この様にして振動子１２及びモーター９を取付けた基板
８は一方の二つ割ケース１のネジ筒２３，２３上部のリ
プ２４，２４と別の壁２５．２５との間２６゜２６に第
３図のように挿入され、内刃体との係合突起１５は中央
切欠６より突出し、又、外刃枠４との係止用爪部２２は
側方間ロアより弾性的に突出する。

そして最後に他方の二つ割ケース２７を重合し、固定ビ
ス２８．２８で螺着固定する。

上述の構造に於いて、外刃枠４を第１図の様に装着する
と、振動子１２の一端の係止用爪部２２に外刃枠４の内
面係止部２９が係合し、他端は本体ケース２の刃枠固定
用突起５に係合して止まる。

今、モーター９によって、偏心カム１６が回転すると、
振動子１２はモーター取付基板８のＴ字型係止片１１，
１１との係合部である弾性脚１８゜１８の基端を支点と
して往復振動し、内刃体１４を外刃３０と摺接させる。

この時、振動子１２の振動は、係止用爪部２２にまでは
作用しないので外刃枠４は固定されているＯ こ＼で、外刃枠４を外す場合は、係止用爪部２２が内方
に撓む方向、即ち第１図で■方向に、外刃枠４を押すと
、他方の係止部分２９′が本体ケース２との係止突起５
より外れ、容易に取り外せる０ 以上、全体が合成樹脂より成り、主体部の上面に内刃と
の保合突起、下面に回転する駆動カム等との係合部、及
び主体部の両端からは一体に延びる弾性脚を有し、この
弾性脚の自由端をモーター等の取付基板に固定した振動
子を用いるものに於いて、本考案ではこの弾性脚の少な
くとも一方に爪形状等をした外刃枠との保合部を一体に
延長形成し、外刃枠の一端はこの係止部と弾性的に引っ
掛るようにして、着脱自在としである。

従って、従来は外刃枠との係止部分は別の係止ピンとこ
れを弾性的に突出附勢するスプリング等の部材により別
途構成していたものであるが、本案ではこれと同等の機
能を有する部材を振動子に一体形成でき、部品点数の削
減、及び組立の簡単化を図れ、その実用的効果は犬であ
る。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の一実施例を示し、第１図は要部断面図、
第２図は本考案振動子の斜視図と、それをモーター取付
基板に取付ける方法図、第３図はモーター取付基板を一
方の二つ割ケースに装着させる状態図、第４図は他方の
二つ割ケースと、両二つ割ケースの重合固定方法を示す
要部断面図である０ １３・・・・・・主体部、１５，１７・・・・・・係合
部、１４・・・・・・内刃体、１６・・・・・・駆動部
材、１８，１８／−・・・・・弾性脚、８・・・・・・
固定部材、１２・・・・・・合成樹脂製振動子、２２・
・・・・・係止部。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 主体部の上下に設けた保合部が夫々内刃体と駆動部材に
   係合され、且前記主体部の両端に形成した弾性脚の自由
   端を固定部材に固定した合成樹脂製振動子を用いたもの
   に於いて、前記弾性脚の少なくとも一方に、外刃枠との
   係止部を一体に延長形成してなる振動式電気かみそり。