JPS5828392Y2 - 電子機器筐体 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は上部カバーの取付構造を改良した電子機器筐体
に関する。

卓上形電子機器の外観構造は多様にデ゛ザインされてい
て一定しているものではないが、従来の電子機器は一般
に上部カバーを筐体フレームもしくは底面板に対してね
し止めして取り付ける構造が多いため、上面または側面
にねし頭が露出して外観上好ましくなく、また組立ある
いは分解に時間を要するという欠点を有していた。

本考案は上記した点に鑑みなされたもので、背面のねし
止めで上部カバーを筐体フレームに固定して外観を美化
すると共に、側面板と背面板とを底面板と一体化して組
立あるいは分解作業を容易にした電子機器筐体を提供す
ることを目的としている。

以下、図面に基いて本考案の実施例を説明する。

第１図および第２図は本考案の一実施例を示す図で、第
１図は組立て後の外観斜視図、第２図は分解斜視図であ
る。

図において、１は上部カバー、２は上部カバー１の一端
に設けたコ字状の上部カバー保合部、３は上部カバー１
の他端に設けた上部カバー突出部、４は上部カバー保合
部２の下端部に設けた上部カバー凹部、５は両側面板６
ａ 、６ ｂと背面板７とが底面板８と一体化された
筐体フレーム、９ ａ 、９ ｂは両側面板６ａ、６ｂ
の開放端側へ突出した筐体フレーム側面突出部、１０は
底面板８の開放端側に設けられた筐体フレーム底面凸部
、１１は上部カバー突出部３のねし穴３ａとこれに対応
する背面板７の透孔７ａとを用いて上部カバー１を筐体
フレーム５に取り付けるためのねじである。

上記構成を有する電子機器筐体は以下のようにして組み
立てられる。

まず、筐体フレーム５の前方開放端側から上部カバー１
の突出部３側を挿入すると、上部カバー１は、突出部３
が側面板６ ａ 、６ ｂをガイドとして案内されるこ
とで左右への移動を規制されて進入する。

そして、突出部３が背面板７と密着する位置になると、
上部カバー凹部４が筐体フレーム底面凸部１０に嵌合す
るので、上部カバー１は筐体フレーム５に対し左右の動
きが規制される。

同時に、上部カバー保合部２が筐体フレーム側面突出部
９ａ、９ｂと係合するので、上部カバー１は筐体フレー
ム５に対し上下の動きも規制される。

この状態でねじ１１により上部カバー突出部３と背面板
７とを連結することにより、上部カバー１は筐体フレー
ム５に対し完全に固定される。

以上述べたように、本考案の電子機器筐体であれば、ね
じ止めは筐体の背面で行なわれるため外観を損なうこと
がない。

また、本考案の電子機器筐体は上部カバーと筐体フレー
ムの２つの部材のみからなり、且つ１本のねじで１定で
きるので、組立であるいは分解作業は著しく容易となる
。

【図面の簡単な説明】

第１図および第２図は本考案の一実施例を示す図で、第
１図は組立て後の外観斜視図、第２図は分解斜視図であ
る。 １・・・・・・上部カバー、２・・・・・・上部カバー
係合部、３・・・・・・上部カバー突出部、４・・・・
・・上部カバー凹部、５・・・・・・筐体フレーム、６
ａ、６ｂ・・・・・・側面板、７・・・・・・背面板、
８・・・・・・底面板、９ ａ 、９ ｂ・・・・・・
筐体フレーム側面突出部、１０・・・・・・筐体フレー
ム底面凸部、１１・・・・・・ねじ。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 上部カバーと、この上部カバーの一端に設けたコ字状の
   上部カバー保合部と、前記上部カバーの他端に設けた上
   部カバー突出部と、前記上部カバー係合部の下端部に設
   けた上部カバー四部と、両側面板と前記上部カバー突出
   部にねし止めされる背面板とが底面板と一体化された筐
   体フレームと、前記両側面板の開放端側へ突出して前記
   上部カバー係合部と係合する筐体フレーム側面突出部と
   、前記底面板の開放端側に設けられ前記上部カバー凹部
   と係合する筐体フレーム底面凸部とを具備したことを特
   徴とする電子機器筐体。