JPH0247066Y2 - - Google Patents

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JPH0247066Y2
JPH0247066Y2 JP18404286U JP18404286U JPH0247066Y2 JP H0247066 Y2 JPH0247066 Y2 JP H0247066Y2 JP 18404286 U JP18404286 U JP 18404286U JP 18404286 U JP18404286 U JP 18404286U JP H0247066 Y2 JPH0247066 Y2 JP H0247066Y2
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stay
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mirror
screw
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JP18404286U
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  • Rear-View Mirror Devices That Are Mounted On The Exterior Of The Vehicle (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 本考案は、車両用インサイドミラーに関し、特
にベースとミラー部を支持するステーとの取付け
を改良して、衝突時において衝撃外力を受けたミ
ラー部が脱落して緩衝作用をなし得るようにした
インサイドミラーに関する。
《従来の技術》 この種のインサイドミラーは、例えば衝突事故
による異常時に運転者の頭部がミラー部にぶつか
るなどのことを考慮して、衝撃外力を受けた同ミ
ラー部とミラー部を支持するステーがベースから
脱落して運転者等の損傷を最小限にとどめること
も必要とされ、多くの国においてその脱落につい
て法規制がなされている。
このような脱落構造の一従来例を第4図ないし
第6図により説明する。これらの図において、a
はミラー部を支持するステーで、ステーaの取付
部cが車室内の取付基体に固定されたベースbに
接合されている。ステーaの取付部cには係止軸
としてのスクリユdが立設されており、スクリユ
dをベースbに設けられた貫通孔eから挿通する
とともに、ベースbの内面にあつて貫通孔eを交
差した状態に設置されたばね部材によつてスクリ
ユdの頭部周囲を挟持することによりステーaが
ベースbに組付けられている。
前記ばね部材fとしては軸径方向からばね作用
を利用して挟み込むスナツプリテーナが用いられ
ており、スクリユdを弾発的に挟持する構造とな
つている。そして、例えばミラー部などに所定値
以上の外力が加わつた場合に、第4図に示す如く
スクリユdの頭部周囲を挟持しているばね部材f
がその弾発力に抗して撓んだり拡径されながら揺
動され、この揺動によつて第6図に示す如くばね
部材fからスクリユdが外れるとともにベースb
に対するステーaの脱落を可能にしている。
ところで、前記ミラー部には前方から後方に向
けて衝撃を受けるばかりでなく、例えば左右側部
からも衝撃を受けることもあり、このような異方
向の外力によつてもスクリユdがばね部材fから
離脱されなければ衝突時における緩衝作用として
不充分なものとなる。このため、ばね部材fは、
ベースbの内面にあつて平坦状に形成された保持
面hに設置されて、スクリユdの頭部周囲を挟み
込んだときにばね部材fの弾発力がスクリユdの
両側に均一に加わるようにしている。
《考案が解決しようとする問題点》 しかしながら、この従来構造にあつては、ばね
部材fが平坦状の保持面hに配置されているため
に、ばね部材fが揺動されるときの支点が定まら
ず、ひいては、ばね部材fからスクリユdが外れ
てミラー部が脱落可能状態となるための脱落限界
荷重値がばらつき易くなつてしまうという不具合
があつた。またベースbの保持面hにおける平面
度のばらつきをなくするために加工精度が要求さ
れ、加工工数も大きくなつているという問題もあ
る。
本考案は、このような事情に鑑みなされたもの
で、脱落限界荷重値のばらつきを最小限におさえ
ることができる車両用インサイドミラーを提供す
ることを目的とする。
《問題点を解決するための手段》 本考案は上記目的を達成するために、ミラー部
を支持するステーと、取付基体に固定されて前記
ステーを取付けるベースとを備え、前記ステーの
のベース取付面に立設された係止軸を前記ベース
の貫通孔から挿通させ、その係止軸の挿通端を前
記ベースの内面にあつて前記貫通孔を交差して略
水平状態に設置されたばね部材により弾発的に挟
持することによつて、前記ステーとベースとを組
付けてなる車両用インサイドミラーであつて、前
記ベースの内面に前記ばね部材を支承する凸部を
設けて、前記ミラー部が所定値以上の衝撃力を受
けた際に前記ばね部材が前記凸部を支点として揺
動されるとともに前記係止軸がばね部材から外れ
てステーの脱落を可能にしたことを特徴とする。
《作用》 ばね部材の揺動支点が定まるので、係止軸がベ
ースの内面に設けられたばね部材から外れるため
の脱落限界荷重値が安定する。
《実施例》 以下、本考案の一実施例を第1図ないし第3図
により説明する。
車両用インサイドミラーは、第1図に示す如
く、ハウジング1内にミラー本体2を傾動調節可
能に装着してなるミラー部3と、ミラー部3を球
継手4によつて傾動自在に支持するステー5と、
天井などの取付基体6に固定されたベース7とを
備えている。
前記ステー5のベース取付部51には、略中央
部に突出部52が設けられており、この突出部5
2の端面に係止軸としてのスクリユ8が設けられ
ている。スクリユ8は皿状の頭部81を有し、突
出部52の端面に設けられた係合孔53にねじ部
82を螺合することにより垂直状態で立設されて
いる。
またベース7は、第2図および第3図に示す如
く略中央部に大きな貫通孔71が設けられるとと
もに、内側にあつて貫通孔71の両側にスナツプ
リテーナからなるばね部材9を支承するための凸
部72が設けられている。貫通孔71は、前記ス
テー5の突出部52およびスクリユ8が自在に挿
入される大きさに設定されており、ベース7の下
面にステー5の取付部51を密接したときにスク
リユ8の頭部81が貫通孔71から挿通されてベ
ース7の内側に突出されるようになつている。ベ
ース7の内側には、ばね部材9の挟持部91を貫
通孔71の真上に設置可能な空間部73が形成さ
れていて、この空間部73の内底面から前記凸部
72が一体立設されている。1対の凸部72は、
ほぼ平行に設けられており、貫通孔71の軸線上
を交差して配置されるばね部材9の上下部を水平
状態に支承している。そして、ベース7の貫通孔
71から挿通されるスクリユ8の頭部81を両側
からばね部材9の挟持部91によつて弾発的に挟
み込むことにより、ベース7にはステー5の取付
部51が一体的に組付けられる。またミラー部3
などに所定値以上の衝撃力が加わつた場合には、
スクリユ8がばね部材9から外れてステー5の脱
落が可能になる。換言すると、通常状態にあつ
て、ばね部材9は、スクリユ8の頭部周囲を両側
から弾発的に保持するとともに、ミラー部3およ
びステー5の自重によつて前記1対の凸部72に
圧着されて、ステー5とベース7との結合を確実
なものとしている。また衝突事故などによつてミ
ラー部3などに大きな衝撃外力が加わつたときに
は、ベース7の貫通孔71内にあつてスクリユ8
がその弾発力に抗して撓んだり拡径されながら揺
動され、この揺動によつてスクリユ8が挟持部7
1から外れてステー9の脱落が可能になる。この
場合、従来はばね部材9がベース7の平坦状の保
持面に設置されていたために、ばね部材9の揺動
支点が不安定となつていたが、本考案の如くばね
部材9を1対の凸部72によつて支承することに
より、ばね部材9の揺動支点が定まつて凸部72
を支点として作用することになる。これによつて
スクリユ8がばね部材9から外れるための脱落限
界荷重値が安定し、ひいては脱落限界荷重値のば
らつきを最小限におさえることができるのであ
る。また従来のようにばね部材9を設置する保持
面の精度に煩らわされることがなくなり、しかも
設計段階におけるばね部材9のばね圧などの設定
も容易に行なえることとなる。
《考案の効果》 以上実施例から明らかなように、本考案の車両
用インサイドミラーによれば、ばね部材の揺動支
点が定まるのでスクリユがばね部材から外れるた
めの脱落限界荷重値が安定し、これによつて一定
の衝撃力を受けた際にはミラー部およびステーが
ベースから確実に脱落することになり、衝突事故
などの非常時に万全を期すことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例として示す車両用イ
ンサイドミラーの断面図、第2図は同インサイド
ミラーのベースを上から見た状態を示す平面図、
第3図は第2図の−線断面図、第4図は従来
例として示す車両用インサイドミラーにおけるス
テー取付部の断面図、第5図は同インサイドミラ
ーのベースを上から見た状態を示す平面図、第6
図は同インサイドミラーの脱落構造を示すベース
部の断面図である。 3……ミラー部、5……ステー、6……取付基
体、7……ベース、8……スクリユ(係止軸)、
9……ばね部材、71……ベースの貫通孔、72
……凸部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ミラー部を支持するステーと、取付基体に固定
    されて前記ステーを取付けるベースとを備え、前
    記ステーのベース取付面に立設された係止軸を前
    記ベースの貫通孔から挿通させ、その係止軸の挿
    通端を前記ベースの内面にあつて前記貫通孔を交
    差して略水平状態に設置されたばね部材により弾
    発的に挟持することによつて、前記ステーとベー
    スとを組付けてなる車両用インサイドミラーであ
    つて、前記ベースの内面に前記ばね部材を支承す
    る凸部を設けて、前記ミラー部が所定値以上の衝
    撃力を受けた際に前記ばね部材が前記凸部を支点
    として揺動されるとともに前記係止軸がばね部材
    から外れてステーの脱落を可能にしたことを特徴
    とする車両用インサイドミラー。
JP18404286U 1986-11-29 1986-11-29 Expired JPH0247066Y2 (ja)

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JP18404286U JPH0247066Y2 (ja) 1986-11-29 1986-11-29

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JP18404286U JPH0247066Y2 (ja) 1986-11-29 1986-11-29

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Publication Number Publication Date
JPS6389358U JPS6389358U (ja) 1988-06-10
JPH0247066Y2 true JPH0247066Y2 (ja) 1990-12-11

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ID=31131340

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JP18404286U Expired JPH0247066Y2 (ja) 1986-11-29 1986-11-29

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JP6870489B2 (ja) * 2017-06-20 2021-05-12 市光工業株式会社 車両用インナー後方視認装置

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JPS6389358U (ja) 1988-06-10

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