JPH0431863Y2 - - Google Patents

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JPH0431863Y2
JPH0431863Y2 JP1986012863U JP1286386U JPH0431863Y2 JP H0431863 Y2 JPH0431863 Y2 JP H0431863Y2 JP 1986012863 U JP1986012863 U JP 1986012863U JP 1286386 U JP1286386 U JP 1286386U JP H0431863 Y2 JPH0431863 Y2 JP H0431863Y2
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spring pin
base
fitting hole
stay
protrusion
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JP1986012863U
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Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案は、自動車の後方視認手段として採用さ
れているインナミラーの支持装置に係り、詳しく
は、インナミラーに所定値以上の外力(衝撃力)
が加わつた場合にインナミラーを支持するステー
がベースから脱落するようにした脱落式のインナ
ミラー支持装置の改良に関するものである。
<従来の技術> 従来のこの種の支持装置としては、例えば実公
昭57−3873号公報、実公昭57−19304号公報、実
公昭58−10662号公報等に記載されているように、
インナミラーを支持するステーの取付面に突起を
設け、この突起を受容する嵌合孔を車体に装着さ
れるベースに形成すると共に、縮径変形可能に構
成されたスプリングピンを前記嵌合孔の互いに対
向する二側壁に配設することにより、前記突起の
側面に設けた凹溝に前記スプリングピンの外周面
を突入係合させてベースに対してステーを脱落可
能に取付けたものがある。
<考案が解決しようとする問題点> しかしながら、このような従来の支持装置のよ
うにベースの所定位置にスプリングピンを配設し
た後にステーの突起を嵌合孔に圧入し、これによ
り、スプリングピンを弾性(縮径)を変形させて
突起の凹溝に係合させるようにした無理嵌めタイ
プの支持装置では、スプリングピンと突起との掛
かり代を該スプリングピンの撓み寸法より大きく
とることが不可能であためにインナミラーの脱落
荷重を充分に大きくすることが困難であり、これ
により、僅かな外力によつてもインナミラーが脱
落してしまうという不具合がある。尚、スプリン
グピンと突起との掛かり代を増加させることなく
インナミラーの脱落荷重を増加させるためには、
スプリングピンのバネ定数を大きくすればよい
が、この場合はステーの取付作業性が悪化してし
まう。又、このような不具合を解消するために、
スプリングピンに上方(ベースの裏面)から当接
係合するブラケツトを設け、このブラケツトとベ
ースの表面に位置決めさせたステーとをビス等で
結合するようにした場合は、スプリングピンの撓
み寸法に関係なくステー(インナミラー)の脱落
荷重を任意に設定することができるが、この場合
は部品点数が増加するのでコスト高となつてしま
うという問題点があつた。
本考案は、このような従来の問題点を解消する
ためになされたものであり、部品点数の増加及び
組付け作業性の悪化を招くことなく脱落荷重を任
意に設定することができる簡潔構成の自動車用イ
ンナミラーの支持装置を提供することを目的とし
ている。
<問題点を解消するための手段> 上記目的を達成するために本考案では、ベース
の裏面における嵌合孔の側方に凹部を設け、この
凹部から前記嵌合孔に至る孔をスプリングピンの
配設位置の延長線上に形成することにより、前記
凹部から孔を経て嵌合孔内にスプリングピンを圧
入したことを特徴としている。
<作用> このような構成とすることにより、ステーの取
付面に設けた突起をベースの嵌合孔に挿入した後
に凹部及び孔を利用してスプリングピンを嵌合孔
に側方から圧入して突起の凹溝にスプリングピン
を突入係合させる。従つて、部品点数の増加をと
もなうことなくスプリングピンと凹溝との掛かり
代(ステーの脱落荷重)を任意に設定することが
でき、しかも、凹部及び孔がベースの表面に露呈
しないので支持装置の外観性が悪化することもな
い。
<実施例> 以下に本考案の一実施例を図面に基いて詳細に
説明する。
図において、後方を視認するために設けられる
インナミラー1を支持するステー2の取付面3に
は突起4を設け、この突起4の互いに対向する二
側面に凹溝5,5に形成している。
一方、図示しない車体に装着されるベース6に
は、前記突起4を受容する嵌合孔7を設けてい
る。又、前記ベース6の裏面には、前記嵌合孔7
を左右から挟むようにして凹部8,8を形成して
いる。
そして、ベース6に形成した嵌合孔7における
互いに対向する二壁面にそれぞれスプリングピン
9,9を装着することにより、嵌合孔7に挿入し
たステー2の突起4の側面に設けられている凹溝
5,5にこれらのスプリングピン9,9の外周面
を突入係合させてベース6に対してステー2を脱
落可能に保持させている。
ここに、本実施例では凹部8,8から嵌合孔7
に至る孔10,10を一方のスプリングピン9の
取付位置の延長線上に形成している。そして、前
記スプリングピン9,9のうちの一方のスプリン
グピン9を従来同様の手法によつてベース6の裏
面側から嵌合孔7内にセツトし、嵌合孔7に挿入
した突起4の凹溝5,5の一方にこのスプリング
ピン9を突入係合させた後に、凹部8に入れたも
う一方のスプリングピン9を適当な工具で軸方向
に移動させて孔10,10を利用して嵌合孔7内
に圧入してこれを突起4の他方の凹溝5に突入係
合させている。尚、前記スプリングピン9,9
は、例えば板バネを断面略C字状にロール成形す
ることによつて縮径可能に構成されており、この
スプリングピン9,9の撓み寸法(縮径寸法)が
突起4,4に設けた凹溝5,5への突入深さ(突
起4とスプリングピン9,9との掛かり代)より
大きくなつたときにステー2がベース6から脱落
するように構成されていることは従来の支持装置
と同様である。11,11はベース6を車体に取
付けるビス(図示省略)を挿通するための孔、1
2,12は前記ビスの操作孔である。
上記の構成において、ステー2を組付けた状態
では嵌合孔7にセツトした一対のスプリングピン
9,9が突起4の側面に形成している凹溝5,5
に突入係合しているので、該スプリングピン9,
9を介してステー2がベース6に係合保持されて
いる。
従つて、ステー2(インナミラー1)に所定値
より大きな荷重が加わると、この荷重によつてス
プリングピン9,9が縮径変形してその係合機能
を喪失するので、ステー2がベース6から脱落す
る。尚、このようなインナミラー1の脱落作用は
前記した従来のものと同様である。
ここに本考案では、ベース6に対してステー2
を脱落可能に係合保持させる一対のスプリングピ
ン9,9のうちの一方を、ステー2の取付面3に
設けた突起4の挿入後に凹部8(側方)から嵌合
孔7に圧入して突起4の凹溝5に係合させる構成
であるために、突起4とスプリングピン9,9と
の掛かり代に関係なく突起4を容易に挿入する
(ステー2をベース6に組付ける)ことができる。
尚、実施例では嵌合孔7を挟むベース6の裏面
の左右両側部分に凹部8,8を設けて左右いずれ
かの側からも一方のスプリングピン9を嵌合孔7
に圧入することができるようにしているが、両ス
プリングピン9,9をともに圧入するようにして
もよく、要するに、嵌合孔7の一側に凹部8を設
けて突起4の挿入後に少なくとも一方のスプリン
グピン9を圧入できるようにしたものであればよ
い。又、実施例では突起4の前後側面に凹溝5,
5を形成してスプリングピン9を左右方向から圧
入するようにしているが、前記凹溝5,5を突起
4の左右側面に設けてスプリングピン9前後方向
から圧入するようにしてもよい。
<考案の効果> 以上説明したように本考案によれば、ステーの
突起に設けた凹溝に係合する一対のスプリングピ
ンの少なくとも一方を突起の挿入後にベースの裏
面に設けた凹部及び孔を利用して嵌合孔内に側方
から圧入してその外周面を前記突起の凹溝に係合
させる構成としているために、ステーの組付け作
業性を悪化させることなく突起とスプリングピン
との掛かり代(ステーの脱落荷重)を任意に設定
することができる。又、嵌合孔にスプリングピン
を圧入するための凹部をベースの裏面に形成して
いるために、ベースの外観性が損なわれることも
ない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す組立状態の断
面図、第2図は同じく要部の分解斜視図、第3図
は第1図の−断面図である。 1……インナミラー、2……ステー、3……取
付面、4……突起、5……凹溝、6……ベース、
7……嵌合孔、8……凹部、9……スプリングピ
ン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. インナミラーを支持するステーの取付面に設け
    た突起を受容する嵌合孔を車体に装着されるベー
    スに形成し、縮径変形可能に構成されたスプリン
    グピンを前記嵌合孔の互いに対向する二側壁に配
    設することにより、前記突起の側面に設けた凹溝
    に前記スプリングピンの外周面を突入係合させて
    ベースに対してステーを脱落可能に取付けた自動
    車のインナミラー支持装置において、前記ベース
    の裏面における嵌合孔の側方に設けた凹部と、ス
    プリングピンの配設位置の延長線上に形成されて
    前記凹部と嵌合孔を連通させる孔とを備え、前記
    凹部から孔を経て嵌合孔内にスプリングピンを圧
    入したことを特徴とする自動車のインナミラー支
    持装置。
JP1986012863U 1986-01-30 1986-01-30 Expired JPH0431863Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986012863U JPH0431863Y2 (ja) 1986-01-30 1986-01-30

Applications Claiming Priority (1)

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JP1986012863U JPH0431863Y2 (ja) 1986-01-30 1986-01-30

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62124034U JPS62124034U (ja) 1987-08-06
JPH0431863Y2 true JPH0431863Y2 (ja) 1992-07-30

Family

ID=30801390

Family Applications (1)

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JP1986012863U Expired JPH0431863Y2 (ja) 1986-01-30 1986-01-30

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5721789U (ja) * 1980-07-14 1982-02-04

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5719304Y2 (ja) * 1977-02-08 1982-04-22

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5721789U (ja) * 1980-07-14 1982-02-04

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JPS62124034U (ja) 1987-08-06

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