JP2002308150A - フェンダーライナー取付クリップ及びフェンダーライナー取付構造 - Google Patents

フェンダーライナー取付クリップ及びフェンダーライナー取付構造

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JP2002308150A JP2001117238A JP2001117238A JP2002308150A JP 2002308150 A JP2002308150 A JP 2002308150A JP 2001117238 A JP2001117238 A JP 2001117238A JP 2001117238 A JP2001117238 A JP 2001117238A JP 2002308150 A JP2002308150 A JP 2002308150A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 穴抜き必要寸法を確保して突縁を成形された
フェンダーライナーを保持でき、かつバンパーフランジ
を部分的に長くすること無くバンパーを取り付けられる
フェンダーライナー取付クリップ及びフェンダーライナ
ー取付構造を提供する。 【解決手段】 フェンダーライナー取付クリップ1にお
けるフェンダーライナー保持部2の最奥部には開口部2
aが設けられており、フェンダーライナー52をフェン
ダーライナー保持部2の最奥部まで挿入できるので、寸
法Mを最小にすることができる。それにより、バンパー
保持部3に挿入するバンパー50のバンパーフランジ5
1も最小の寸法で成形することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両においてバン
パーの端部にフェンダーライナーを取り付けるための、
フェンダーライナー取付クリップ及びフェンダーライナ
ー取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車等の車両において、タイヤ
の周囲を覆うフェンダーの内側には、防塵等の目的で樹
脂製のフェンダーライナーが設けられており、バンパー
が車体に取り付けられる際には、バンパーのフランジに
フェンダーライナーが取り付けられるようになってい
る。そして、バンパーの端部にフェンダーライナーを取
り付けるために、S字クリップが使われている。S字ク
リップ100は、図10に示すように、樹脂材から一体
に構成され、平面視で略長方形で、側面視で略S字型に
なるように成型されており、上側間隙部101及び下側
間隙部102を備えている。
【0003】上側間隙部101は、略長方形の中板11
0と、中板110の端縁から略垂直上方へ立設された略
長方形形状の接続部111と、接続部111の端縁から
中板110と略平行に立設された略長方形形状の上板1
12とから構成されている。また、下側間隙部102
は、略長方形の中板110と、中板110において前記
接続部111が立設された側とは反対側の端縁から略垂
直下方へ立設された略長方形形状の接続部113と、接
続部113の端縁から中板110と略平行に立設された
略長方形形状の下板114とから構成されている。ま
た、図11に示すように、この二つの間隙部は、共に開
放方向に向かって狭窄した形状となっており、上側間隙
部101には、図示外のフェンダーライナーが挿入さ
れ、下側間隙部102には、図示外のバンパーが挿入さ
れるようになっている。即ち、上側間隙部101はフェ
ンダーライナー保持部となり、下側間隙部102はバン
パー保持部となる。
【0004】また、固定用クリップ150を、図11に
おける下方向から貫通させるために、上板112と中板
110と下板114には、貫通孔130乃至132が各
々穿設されている。
【0005】また、図11に示すように、上側間隙部1
01の上板112の下側面112bにおける貫通孔13
0の外縁部には、円筒の一部を斜めに切り欠いた形状の
凸部140が形成されている。また、下側間隙部102
の下板114の上側面114aにおける貫通孔132の
外縁部には、半円筒状の第一の凸部141が形成されて
おり、第一の凸部141の図11における左端部近傍に
は、側面視で略台形形状で横長の第二の凸部142が形
成されている。また、上側間隙部101の上板112の
上側面112aには、図10に示す固定用クリップ15
0が挿入された際にその先端部近傍を保持する、略円筒
形状の固定用クリップ保持部151が形成されている。
【0006】そして、上側間隙部101に形成された凸
部140は、フェンダーライナー80(図13参照)に
設けられた貫通孔81に嵌合するようになっている。ま
た、下側間隙部102に形成された第一の凸部141及
び第二の凸部142は、それぞれ、バンパー70(図1
4参照)のフランジ71に設けられた貫通孔72及び凹
部73に嵌合するようになっている。
【0007】そして、図12に示すように、S字クリッ
プ100の下側間隙部102に挿入されたバンパーフラ
ンジ71が、中板110と下板114とに挟み込まれて
保持され、バンパー70にS字クリップ100が取り付
けられていた。また、S字クリップ100の上側間隙部
101に挿入されたフェンダーライナー80は、中板1
10と上板112とに挟み込まれて保持されていた。さ
らに、S字クリップ100とバンパー70とフェンダー
ライナー80とを図12における右方向から左方向へ向
かって貫通する固定用クリップ150で固定されて、バ
ンパー70にフェンダーライナー80が取り付けられて
いた。
【0008】また、図13に示すように、フェンダーラ
イナー71をS字クリップ100の上側間隙部101
(図11参照)に挿入すると、フェンダーライナー80
に設けられた貫通孔81は上側間隙部101に形成され
た凸部140(図11参照)に嵌合するが、このとき、
貫通孔81は、その下端からフェンダーライナー80の
下端部80aまでの寸法lを穴抜き必要寸法以上にして
穿設されている。そのため、フェンダーライナー80の
下端部80aが、接続部111に当接しないように、図
12に示すように、固定用クリップ150の軸心からS
字クリップ100の末端までの寸法mが大きくなってい
た。
【0009】また、図12に示すように、バンパー70
がS字クリップ100に取り付けられる部分において、
バンパーフランジ71が略垂直に立設された位置におけ
る稜線74からバンパーフランジ71の末端までの寸法
nは、寸法mにより決定され、寸法mが大きくなれば、
それだけバンパーフランジ71の寸法nも大きくする必
要があった。そのため、バンパーフランジ71は、図1
1に示す第一の凸部141及び第二の凸部142に嵌合
する、貫通孔72及び凹部73が設けられる、S字クリ
ップ100の下側間隙部102が挿入される部分のみが
拡大されて成形されていた(図14参照)。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
ような従来技術では、バンパーフランジ71を、バンパ
ー70へのS字クリップ100の取り付け部分において
拡大しなければならないため、バンパーの形状が複雑に
なり、成型が難かしくなるという問題点があった。ま
た、意匠上の理由等で、バンパーフランジ71が、バン
パー70へのS字クリップ100の取り付け部におい
て、取り付けに必要なだけの寸法を確保できない場合が
あるという問題点があった。
【0011】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、穴抜き必要寸法を確保して成形
されたフェンダーライナーを保持でき、かつバンパーフ
ランジを部分的に長くすること無くバンパーに取り付け
られるフェンダーライナー取付クリップ及びフェンダー
ライナー取付構造を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、請求項1に記載のフェンダーライナー取付クリップ
は、側面視略S字形状に形成され、一方向から挿入され
たバンパーの端部を挟み込んで保持するバンパー保持部
と、前記一方向とは反対方向から挿入されたフェンダー
ライナーの端部を挟み込んで保持するフェンダーライナ
ー保持部と、前記バンパー保持部及び前記フェンダーラ
イナー保持部を貫通する貫通孔と、当該貫通孔を貫通し
て、前記バンパー保持部及び前記フェンダーライナー保
持部が開くのを防止する固定用クリップと前記フェンダ
ーライナー保持部の最奥部の壁面に設けられた開口部と
を備えている。
【0013】この構成のフェンダーライナー取付クリッ
プでは、バンパー保持部は、一方向から挿入されたバン
パーの端部を保持することができ、フェンダーライナー
保持部は、バンパーが挿入された方向とは反対方向から
挿入されたフェンダーライナーの端部を保持することが
できる。また、フェンダーライナーの端部を、フェンダ
ーライナー保持部の最奥部に設けられた開口部まで挿入
することができるので、フェンダーライナー保持部の最
奥部近傍の空間を有効に利用できる。
【0014】また、請求項2に記載のフェンダーライナ
ー取付クリップでは、請求項1に記載のフェンダーライ
ナー取付クリップの構成に加えて、前記フェンダーライ
ナー保持部の最奥部の壁面から、前記フェンダーライナ
ー保持部が前記フェンダーライナーを挟み込む面と略垂
直方向に突起部が延設されている。
【0015】この構成のフェンダーライナー取付クリッ
プでは、請求項1に記載のフェンダーライナー取付クリ
ップの作用に加えて、フェンダーライナー保持部の最奥
部の壁面から、フェンダーライナー保持部がフェンダー
ライナーを挟み込む面と略垂直方向に延設された突起部
は、フェンダーライナー取付クリップをバンパーフラン
ジに挿入したときに当該バンパーに当接するので、固定
用クリップを挿入方向へ押し込む際に、フェンダーライ
ナー取付クリップが傾くのを防ぐことができる。
【0016】また、請求項3に記載のフェンダーライナ
ー取付構造では、一方向から挿入されたバンパーの端部
を挟み込んで保持するバンパー保持部と、前記一方向と
は反対方向から挿入されたフェンダーライナーの端部を
挟み込んで保持するフェンダーライナー保持部と、前記
バンパー保持部及び前記フェンダーライナー保持部を貫
通する貫通孔と、当該貫通孔を貫通して、前記バンパー
保持部及び前記フェンダーライナー保持部が開くのを防
止する固定用クリップと前記フェンダーライナー保持部
の最奥部の壁面に設けられた開口部とを備えたフェンダ
ーライナー取付クリップにより、前記固定用クリップが
挿入される貫通孔の縁端から端縁までの寸法が穴抜き必
要寸法以上になるように円弧状の突縁が形成されたフェ
ンダーライナーが、前記バンパーに取り付けられること
を特徴とする構成となっている。
【0017】この構成のフェンダーライナー取付構造で
は、フェンダーライナー取付クリップのバンパー保持部
が、一方向から挿入されたバンパーの端部を保持し、フ
ェンダーライナー保持部が、バンパーが挿入された方向
とは反対方向から挿入されたフェンダーライナーの端部
を保持する。また、フェンダーライナーの突縁は、フェ
ンダーライナー保持部の最奥部の壁面に設けられた開口
部に嵌合し、フェンダーライナーは、フェンダーライナ
ー保持部の最奥部まで挿入されてフェンダーライナー保
持部に保持されるので、フェンダーライナー保持部の最
奥部近傍の空間を有効に利用できる。
【0018】また、請求項4に記載のフェンダーライナ
ー取付構造では、請求項3に記載のフェンダーライナー
取付構造の構成に加えて、前記フェンダーライナー取付
クリップの前記フェンダーライナー保持部の最奥部の壁
面から、前記フェンダーライナー保持部が前記フェンダ
ーライナーを挟み込む面と略垂直方向に突起部が延設さ
れている。
【0019】この構成のフェンダーライナー取付構造で
は、請求項3に記載のフェンダーライナー取付構造の作
用に加えて、前記フェンダーライナー取付クリップのフ
ェンダーライナー保持部の最奥部の壁面から、フェンダ
ーライナー保持部がフェンダーライナーを挟み込む面と
略垂直方向に突起部が延設されており、当該突起部は、
フェンダーライナー取付クリップに取り付けられたバン
パーに当接するので、固定用クリップを挿入方向へ押し
込む際に、フェンダーライナー取付クリップが傾くのを
防いで、フェンダーライナー取付クリップがバンパーフ
ランジから脱落するのを防止することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
形態について、図面を参照しつつ説明する。まず、図1
乃至図6を参照して、フェンダーライナー取付クリップ
について説明する。ここで、図1は、フェンダーライナ
ー取付クリップ1及び固定用クリップ20の斜視図であ
り、図2は、フェンダーライナー取付クリップ1を図1
における手前方向から見た側面図であり、図3は、フェ
ンダーライナー取付クリップ1を図1における上方向か
ら見た平面図であり、図4は、フェンダーライナー取付
クリップ1を図1における下方向から見た底面図であ
る。また、図5は、フェンダーライナー取付クリップ1
を図1における左方向から見た正面図であり、図6は、
フェンダーライナー取付クリップ1を図1における右方
向から見た背面図である。
【0021】フェンダーライナー取付クリップ1は、樹
脂材料から一体成形され、可撓性を有する。また、図1
及び図2に示すように、フェンダーライナー取付クリッ
プ1は側面視略S字型形状である。そして、平面視略台
形形状の中板4と、中板4の一方の端縁4aから略垂直
下向きに立設された、当該一方の端縁4aを長手方向に
持つ略長方形の接続部8(図6参照)と、当該接続部8
の端縁から中板4と略平行な方向に立設された略長方形
の下板9(図4参照)との間に形成された下側間隙部
は、図示外のバンパーを保持するバンパー保持部3とな
る。
【0022】また、図1に示すように、中板4の他方の
端縁4bの左右端部からは、各々略垂直上向きに接続部
5,5が立設されており、接続部5,5はそこからさら
に上方に延設され、当接部5a,5aが形成されてい
る。当接部5a,5aは、図7に示すように、バンパー
保持部3に挿入されるバンパー50の内面50aに当接
するようになっている。また、図1に示すように、接続
部5,5の端縁からは、中板4と略平行に上板6が立設
されている。そして、中板4と、接続部5,5と、上板
6との間に形成された上側間隙部は、図示外のフェンダ
ーライナーを保持するフェンダーライナー保持部2とな
る。また、中板4の他方の端縁4bにおいて、接続部
5,5の間には接続部が立設されておらず、フェンダー
ライナー保持部2の最奥部の壁面が開口部2aとなって
いる。さらに、上板6の端縁から略長方形形状の案内板
7が斜め上方に向かって延設され、フェンダーライナー
52を案内するようになっている。
【0023】また、可撓性を有する樹脂材料から成型さ
れた固定用クリップ20は、頭部20aと、頭部20a
の中心に固着され、先が尖形である軸部20bとを有し
ており、軸部20bの長さ方向中間部において、側面視
で略三角形形状の係止突起部20c,20cが一対に形
成されている。
【0024】また、図2に示すように、フェンダーライ
ナー取付クリップ1において、上板6、中板4及び下板
9のそれぞれの略中心部にはそれぞれ、図1に示す固定
用クリップ20を、下側から挿入するための貫通孔15
乃至17が穿設されている。固定用クリップ20は、フ
ェンダーライナー保持部2、バンパー保持部3にそれぞ
れ図示外のフェンダーライナー及びバンパーが挿入され
たときに、各々の保持部が開くのを防止するために用い
られる。また、フェンダーライナー保持部2を形成する
上板6の上側面6aには、貫通孔15の周縁に略円筒形
状の固定用クリップ保持部31が形成され、当該固定用
クリップ保持部31の内周端面に、貫通孔15乃至17
に挿入された固定用クリップ20の係止突起部20c,
20c(図1参照)が着座する着座面30が形成されて
いる。また、各々の貫通孔は、図3に示すように、略同
一半径の円形形状で、略円形形状の前記着座面30と直
交する直径方向に一対の矩形の切り欠きを形成した形状
になっている。
【0025】また、図2に示すように、フェンダーライ
ナー保持部2の上板6の下側面6bにおける貫通孔15
の周縁部には、円筒の一部を斜めに切り欠いた形状の嵌
合部40が形成されている。そして、バンパー保持部3
の下板9の上側面9aにおける貫通孔17の周縁部に
は、略半円筒形状の第一の凸部41が形成されている。
さらに、第一の凸部41の図2における左側端部近傍に
は、第二の凸部42が形成されている。第二の凸部42
は、バンパー保持部3の下板9の端縁から連続して成形
されており、側面視で略台形形状であり、図5に示すよ
うに、正面視で略長方形形状となっている。
【0026】次いで、図7乃至図9を参照して、前述の
フェンダーライナー取付クリップ1を用いたフェンダー
ライナー取付構造について説明する。図7は、バンパー
50に、フェンダーライナー取付クリップ1によりフェ
ンダーライナー52を取り付けた状態を示す断面図であ
り、図8は、フェンダーライナー取付クリップ1のフェ
ンダーライナー保持部2にフェンダーライナー52が挿
入された状態を示す平面図であり、図9は、バンパーフ
ランジ51を示す斜視図である。
【0027】図7に示すように、バンパー保持部3に挿
入されたバンパーフランジ51は、バンパー保持部3を
形成する中板4と下板9とによって挟み込まれるように
なっている。また、図9に示すように、バンパーフラン
ジ51はその末端にU字型の切り欠き部51aを有して
おり、当該切り欠き部51aの最奥部には、凹部51b
が形成されている。
【0028】そして、バンパーフランジ51に形成され
た切り欠き部51aが、フェンダーライナー取付クリッ
プ1の第一の凸部41に当接し、図7に示すように、凹
部51bが、フェンダーライナー取付クリップ1の第二
の凸部42と嵌合して、バンパー50にフェンダーライ
ナー取付クリップ1が取り付けられるようになってい
る。
【0029】また、図7に示すように、フェンダーライ
ナー52がフェンダーライナー取付クリップ1のフェン
ダーライナー保持部2に挿入されると、フェンダーライ
ナー52に設けられた貫通孔53が、フェンダーライナ
ー取付クリップ1の嵌合部40と嵌合し、フェンダーラ
イナー52にフェンダーライナー取付クリップ1が取り
付けられるようになっている。そして、バンパー50に
フェンダーライナー取付クリップ1が取り付けられ、バ
ンパー50に取り付けられたフェンダーライナー取付ク
リップ1にフェンダーライナー52が取り付けられて、
バンパー50にフェンダーライナー52が取り付けられ
る。
【0030】さらに、固定用クリップ20が、フェンダ
ーライナー取付クリップ1と、フェンダーライナー52
と、バンパー50のバンパーフランジ51とを貫通し
て、図7における右方向から左方向に向かって挿入され
る。各部材に設けられた貫通孔に挿入された固定用クリ
ップ20は、自らの係止突起部20c,20cが、フェ
ンダーライナー取付クリップ1の固定用クリップ保持部
31に形成された着座面30に着座して係止するので、
上下それぞれの間隙部が開くのを防止することができ
る。また、固定用クリップ20は、その状態から90度
回転させると、前記係止突起部20c,20cが前記着
座面30から外れ、前記矩形の切り欠きに入り、抜き取
ることができるようになっている。
【0031】また、図8に示すように、フェンダーライ
ナー52は、その貫通孔53の縁端からフェンダーライ
ナー52の端縁までの寸法Lが、穴抜き必要寸法以上に
なるように円弧状の突縁54が成形されている。本実施
の形態のフェンダーライナー取付クリップ1では、フェ
ンダーライナー保持部2の最奥部に開口部2aが形成さ
れており、フェンダーライナー52の突縁54をフェン
ダーライナー保持部2の最奥部の開口部2aまで挿入す
ることができる。即ち、フェンダーライナー52に設け
られた貫通孔53がフェンダーライナー保持部2におけ
る嵌合部40に嵌合した状態で、前記寸法Lが、貫通孔
53の縁端から、中板4の他方の端縁4bまでの寸法と
略同一になるまで、フェンダーライナー52を挿入する
ことができる。
【0032】従って、図7に示すように、固定用クリッ
プ20の軸心からフェンダーライナー取付クリップ1の
端縁までの寸法Mを最小にすることができる。それによ
り、バンパー50の、フェンダーライナー取付クリップ
1の取り付け部において、バンパーフランジ51が立設
された位置における稜線55から、バンパーフランジ5
1の末端までの寸法Nを最小にすることができる。
【0033】そして、図9に示すように、バンパーフラ
ンジ51を、バンパー50のフェンダーライナー取付ク
リップ1の取り付け部において、その部分のみを拡大す
る必要が無く、一定寸法で成型することができるので、
バンパー50の成型がし易くなる。
【0034】また、図7に示すように、フェンダーライ
ナー取付クリップ1の、フェンダーライナー保持部2を
形成している接続部5,5から延設された当接部5a,
5aは、バンパー50の内面50aに当接するようにな
っている。従って、バンパー50にフェンダーライナー
52が取り付けられた後、図7における右方向から左方
向へ固定用クリップ20を押し込んだ際に、フェンダー
ライナー取付クリップ1が図7における左側へ傾くのを
防いで、フェンダーライナー取付クリップ1がバンパー
フランジ51から脱落するのを防止できる。
【0035】以上に説明したように、本実施の形態のフ
ェンダーライナー取付構造では、フェンダーライナー取
付クリップ1におけるフェンダーライナー保持部2の最
奥部に開口部2aが形成されているので、フェンダーラ
イナー52をフェンダーライナー保持部2の最奥部まで
挿入することができる。それにより、フェンダーライナ
ー52の反対方向からフェンダーライナー取付クリップ
1のバンパー保持部3に挿入するバンパーフランジ51
を、一定寸法で、かつ最小の寸法で成型することができ
る。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る発
明のフェンダーライナー取付クリップでは、バンパー保
持部は、一方向から挿入されたバンパーの端部を保持す
ることができ、フェンダーライナー保持部は、バンパー
が挿入された方向とは反対方向から挿入されたフェンダ
ーライナーの端部を保持することができる。また、フェ
ンダーライナーの端部を、フェンダーライナー保持部の
最奥部に設けられた開口部まで挿入することができるの
で、フェンダーライナー保持部の最奥部近傍の空間を有
効に利用できる。また、それにより、バンパー保持部に
挿入するバンパーのフランジ部を最小にして成形するこ
とができる
【0037】また、請求項2に係る発明のフェンダーラ
イナー取付クリップでは、請求項1に記載のフェンダー
ライナー取付クリップの効果に加えて、フェンダーライ
ナー保持部の最奥部の壁面から、フェンダーライナー保
持部がフェンダーライナーを挟み込む面と略垂直方向に
延設された突起部は、フェンダーライナー取付クリップ
をバンパーに取り付けたときに当該バンパーに当接する
ことができる。従って、固定用クリップをその挿入方向
へ押し込んでも、フェンダーライナー取付クリップが傾
くのを防止することができる。
【0038】また、請求項3に係る発明のフェンダーラ
イナー取付構造では、フェンダーライナー取付クリップ
が、一方向から挿入されたバンパーの端部をバンパー保
持部で保持し、バンパーが挿入された方向とは反対方向
から、フェンダーライナーの突縁がフェンダーライナー
保持部の最奥部の開口部まで挿入されたフェンダーライ
ナーの端部をフェンダーライナー保持部で保持し、バン
パー及びフェンダーライナーはフェンダーライナー取付
クリップに保持され、バンパーがフェンダーライナーに
取り付けられる。従って、バンパーのフランジの寸法を
小さく、かつ一定にすることができるので、バンパーの
成型がし易くなる。
【0039】また、請求項4に係る発明のフェンダーラ
イナー取付構造では、請求項3に記載のフェンダーライ
ナー取付構造の効果に加えて、フェンダーライナー取付
クリップにおけるフェンダーライナー保持部の最奥部の
壁面から延設された突起部は、フェンダーライナー取付
クリップに取り付けられたバンパーに当接するので、固
定用クリップを挿入方向へ押し込んでも、フェンダーラ
イナー取付クリップが傾くのを防ぎ、フェンダーライナ
ー取付クリップがバンパーフランジから脱落するのを防
止でき、取り付け作業の効率を上げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】フェンダーライナー取付クリップ1及び固定用
クリップ20を示す斜視図である。
【図2】フェンダーライナー取付クリップ1を示す側面
図である。
【図3】フェンダーライナー取付クリップ1を示す平面
図である。
【図4】フェンダーライナー取付クリップ1を示す底面
図である。
【図5】フェンダーライナー取付クリップ1を示す正面
図である。
【図6】フェンダーライナー取付クリップ1を示す背面
図である。
【図7】フェンダーライナー取付クリップ1によりフェ
ンダーライナーが取り付けられた状態を示す断面図であ
る。
【図8】フェンダーライナー取付クリップ1にフェンダ
ーライナー52が挿入された状態を示す平面図である。
【図9】バンパーフランジ51を示す斜視図である。
【図10】従来のS字クリップ100及び固定用クリッ
プ150を示す斜視図である。
【図11】S字クリップ100を示す側面図である。
【図12】従来のS字クリップ100によりフェンダー
ライナー71が取り付けられた状態を示す断面図であ
る。
【図13】フェンダーライナー71がS字クリップ10
0に挿入された状態を示す平面図である。
【図14】従来のバンパー70のS字クリップが挿入さ
れる部分を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 フェンダーライナー取付クリップ 2 フェンダーライナー保持部 2a 開口部 3 バンパー保持部 4 中板 5 接続部 5a 当接部 6 上板 8 接続部 9 下板 15 貫通孔 16 貫通孔 17 貫通孔 20 固定用クリップ 50 バンパー 51 バンパーフランジ 52 フェンダーライナー 54 突縁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3D003 AA04 BB01 CA63 3J022 DA11 DA16 EA02 EB03 EC02 FA05 FB03 FB08 FB12 FB16 FB22 HA03 HB02 HB06 3J037 AA05 BA02 BB01 CA06

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 側面視略S字形状に形成され、自動車等
    の車両のフェンダーライナーをバンパーの端部に取り付
    けるためのフェンダーライナー取付クリップであって、 一方向から挿入されたバンパーの端部を挟み込んで保持
    するバンパー保持部と、 前記一方向とは反対方向から挿入されたフェンダーライ
    ナーの端部を挟み込んで保持するフェンダーライナー保
    持部と、 前記バンパー保持部及び前記フェンダーライナー保持部
    を貫通する貫通孔と、 当該貫通孔を貫通して、前記バンパー保持部及び前記フ
    ェンダーライナー保持部が開くのを防止する固定用クリ
    ップと前記フェンダーライナー保持部の最奥部の壁面に
    設けられた開口部とを備えたことを特徴とするフェンダ
    ーライナー取付クリップ。
  2. 【請求項2】 前記フェンダーライナー保持部の最奥部
    の壁面から、前記フェンダーライナー保持部が前記フェ
    ンダーライナーを挟み込む面と略垂直方向に突起部が延
    設されていることを特徴とする請求項1に記載のフェン
    ダーライナー取付クリップ。
  3. 【請求項3】 自動車等の車両において、バンパーの端
    部にフェンダーライナーが取り付けられるフェンダーラ
    イナー取付構造であって、 一方向から挿入されたバンパーの端部を挟み込んで保持
    するバンパー保持部と、 前記一方向とは反対方向から挿入されたフェンダーライ
    ナーの端部を挟み込んで保持するフェンダーライナー保
    持部と、 前記バンパー保持部及び前記フェンダーライナー保持部
    を貫通する貫通孔と、 当該貫通孔を貫通して、前記バンパー保持部及び前記フ
    ェンダーライナー保持部が開くのを防止する固定用クリ
    ップと前記フェンダーライナー保持部の最奥部の壁面に
    設けられた開口部とを備えたフェンダーライナー取付ク
    リップにより、前記固定用クリップが挿入される貫通孔
    の縁端から端縁までの寸法が穴抜き必要寸法以上になる
    ように円弧状の突縁が形成されたフェンダーライナー
    が、前記バンパーに取り付けられることを特徴とするフ
    ェンダーライナー取付構造。
  4. 【請求項4】 前記フェンダーライナー取付クリップの
    フェンダーライナー保持部の最奥部の壁面から、前記フ
    ェンダーライナー保持部が前記フェンダーライナーを挟
    み込む面と略垂直方向に突起部が延設されていることを
    特徴とする請求項3に記載のフェンダーライナー取付構
    造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2009125818A1 (ja) * 2008-04-10 2009-10-15 株式会社ニフコ 物品固定具
JP2016141291A (ja) * 2015-02-03 2016-08-08 トヨタ自動車九州株式会社 フェンダライナ取付構造およびフェンダライナ取付用挟持部材
EP3453896A1 (en) 2017-09-12 2019-03-13 Faltec Co., Ltd. Fastener
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