JPH0726868A - バケット自己昇降式掘削装置 - Google Patents
バケット自己昇降式掘削装置Info
- Publication number
- JPH0726868A JPH0726868A JP17277393A JP17277393A JPH0726868A JP H0726868 A JPH0726868 A JP H0726868A JP 17277393 A JP17277393 A JP 17277393A JP 17277393 A JP17277393 A JP 17277393A JP H0726868 A JPH0726868 A JP H0726868A
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- Japan
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- bucket
- casing
- stabilizer
- groove
- excavated
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、ケーシングの所定深さまでバケッ
トを挿入すれば、ケーシングの回転によりロックされケ
ーシング内を掘削できる構造簡単で掘削作業が容易なバ
ケット自己昇降式掘削装置を提供することを目的として
いる。 【構成】 鋼管の端面に複数のドラグビット５を鋸歯状
に設けたファーストチューブ３をケーシングパイプ１に
接続した穴を掘削する掘削装置において、前記ケーシン
グパイプ１内にバケット９を設け、そのバケット９が前
記ケーシングパイプ１と同軸となるよう少なくとも３か
所にスタビライザ６ａを設け、そのスタビライザー６ａ
とバケット９とは回転力伝達可能な軸方向に伸縮自在な
伸縮手段７で連結されており、ケーシングパイプ１の所
定深さに掘削方向の回転で前記スタビライザ６ａと係合
するロック手段４を設けている。
トを挿入すれば、ケーシングの回転によりロックされケ
ーシング内を掘削できる構造簡単で掘削作業が容易なバ
ケット自己昇降式掘削装置を提供することを目的として
いる。 【構成】 鋼管の端面に複数のドラグビット５を鋸歯状
に設けたファーストチューブ３をケーシングパイプ１に
接続した穴を掘削する掘削装置において、前記ケーシン
グパイプ１内にバケット９を設け、そのバケット９が前
記ケーシングパイプ１と同軸となるよう少なくとも３か
所にスタビライザ６ａを設け、そのスタビライザー６ａ
とバケット９とは回転力伝達可能な軸方向に伸縮自在な
伸縮手段７で連結されており、ケーシングパイプ１の所
定深さに掘削方向の回転で前記スタビライザ６ａと係合
するロック手段４を設けている。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、鋼管の端面に複数のド
ラグビットを鋸歯状に設けたファーストチューブをケー
シングパイプに接続した穴を掘削する掘削装置に関す
る。
ラグビットを鋸歯状に設けたファーストチューブをケー
シングパイプに接続した穴を掘削する掘削装置に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】ケーシング内の地盤高さおよびケーシン
グ内を掘削する掘削装置の押入深度を計測して掘削装置
をケーシング内に固定し位置決めする技術は知られてい
る。
グ内を掘削する掘削装置の押入深度を計測して掘削装置
をケーシング内に固定し位置決めする技術は知られてい
る。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ケーシ
ングの推進および管内土砂の排出状況により毎度、バケ
ットの押入距離が変わるため、その都度計測を行い管理
していたため、面倒な作業であり、多くの時間と工数を
要していた。
ングの推進および管内土砂の排出状況により毎度、バケ
ットの押入距離が変わるため、その都度計測を行い管理
していたため、面倒な作業であり、多くの時間と工数を
要していた。
【０００４】したがって、本発明は、ケーシングの所定
深さまでバケットを挿入すれば、ケーシングの回転によ
りロックされケーシング内を掘削できる構造簡単で掘削
作業が容易なバケット自己昇降式掘削装置を提供するこ
とを目的としている。
深さまでバケットを挿入すれば、ケーシングの回転によ
りロックされケーシング内を掘削できる構造簡単で掘削
作業が容易なバケット自己昇降式掘削装置を提供するこ
とを目的としている。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、鋼管の
端面に複数のドラグビットを鋸歯状に設けたファースト
チューブをケーシングパイプに接続した穴を掘削する掘
削装置において、前記ケーシングパイプ内にバケットを
設け、そのバケットが前記ケーシングパイプと同軸とな
るよう少なくとも３か所にスタビライザを設け、そのス
タビライザーとバケットとは回転力伝達可能で軸方向に
伸縮自在な伸縮手段で連結されており、ケーシングパイ
プの所定深さに掘削方向の回転で前記スタビライザと係
合するロック手段を設けている。
端面に複数のドラグビットを鋸歯状に設けたファースト
チューブをケーシングパイプに接続した穴を掘削する掘
削装置において、前記ケーシングパイプ内にバケットを
設け、そのバケットが前記ケーシングパイプと同軸とな
るよう少なくとも３か所にスタビライザを設け、そのス
タビライザーとバケットとは回転力伝達可能で軸方向に
伸縮自在な伸縮手段で連結されており、ケーシングパイ
プの所定深さに掘削方向の回転で前記スタビライザと係
合するロック手段を設けている。
【０００６】
【作用効果の説明】上記のように構成されたバケット自
己昇降式掘削装置において、バケットに取付けられたス
タビライザーがバケットをケーシングと同軸に保ち、ス
タビライザーがケーシング内の所定深さに達すると、ス
タビライザーがケーシングの掘削方向の回転により内周
に設けられたロック手段と係合し、ケーシングと同じ回
転、推進、引抜きの作動を行う。
己昇降式掘削装置において、バケットに取付けられたス
タビライザーがバケットをケーシングと同軸に保ち、ス
タビライザーがケーシング内の所定深さに達すると、ス
タビライザーがケーシングの掘削方向の回転により内周
に設けられたロック手段と係合し、ケーシングと同じ回
転、推進、引抜きの作動を行う。
【０００７】また、ケーシングを逆回転すればスタビラ
イザーは係合が解除され、バケットだけケーシング外に
とり出せる。 そして、伸縮手段により、ケーシングと
バケットとは個別に推進することができるので、効率が
よい掘進作業を実施できる。
イザーは係合が解除され、バケットだけケーシング外に
とり出せる。 そして、伸縮手段により、ケーシングと
バケットとは個別に推進することができるので、効率が
よい掘進作業を実施できる。
【０００８】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の実施例を説
明する。
明する。
【０００９】図１において、ケーシング１の一端は回転
・推進装置２に連結され、その他端にはファーストチュ
ーブ３が取付けられ、そのファーストチューブ３の先端
にはドラグビット５が取付けられている。
・推進装置２に連結され、その他端にはファーストチュ
ーブ３が取付けられ、そのファーストチューブ３の先端
にはドラグビット５が取付けられている。
【００１０】また、ファーストチューブ３の内周の所定
位置にはスタビライザ６ａが係合するロック手段である
ロック用溝４が設けられ、その溝４はファーストチュー
ブ３の軸線に平行な溝４ａとその溝４ａと直角方向円周
に沿って延びた溝４ｂとでＬ字状に形成され、図示の例
では円周上３カ所に設けられている。
位置にはスタビライザ６ａが係合するロック手段である
ロック用溝４が設けられ、その溝４はファーストチュー
ブ３の軸線に平行な溝４ａとその溝４ａと直角方向円周
に沿って延びた溝４ｂとでＬ字状に形成され、図示の例
では円周上３カ所に設けられている。
【００１１】そして、バケット９には、図２を参照し
て、スタビライザー本体６が伸縮手段であるケリーバー
７を介して連結され、そのスタビライザー本体６には少
なくとも３カ所（図示の例では３カ所）にスタビライザ
ー６ａが取付けられている。
て、スタビライザー本体６が伸縮手段であるケリーバー
７を介して連結され、そのスタビライザー本体６には少
なくとも３カ所（図示の例では３カ所）にスタビライザ
ー６ａが取付けられている。
【００１２】また、そのスタビライザー６ａは支持部６
ｂと円弧部６ｃとで構成され、円弧部６ｃの幅寸法Ｂ
は、ファーストチューブ３に設けられたロック用溝４の
溝幅４ａと等しく構成されている。
ｂと円弧部６ｃとで構成され、円弧部６ｃの幅寸法Ｂ
は、ファーストチューブ３に設けられたロック用溝４の
溝幅４ａと等しく構成されている。
【００１３】また、円弧部６ｃの高さ寸法Ａは前記溝幅
４ｂと等しく構成されている。
４ｂと等しく構成されている。
【００１４】そして、図３をも参照して、６角柱状に形
成されたケリーバー７はその上端がスタビライザー本体
に取付けられた油圧ジャッキ１０に接続されると共に中
間部を６角穴を有するスライドガイド８で支持され、下
端はバケット９の上端部に接続されている。
成されたケリーバー７はその上端がスタビライザー本体
に取付けられた油圧ジャッキ１０に接続されると共に中
間部を６角穴を有するスライドガイド８で支持され、下
端はバケット９の上端部に接続されている。
【００１５】したがって、ケーシング内で図示しないク
レンにスタビライザ本体６を介して懸吊されたバケット
９はケーシング１と共に回転し、ジャッキ１０によりジ
ャッキのストロークだけ上下方向に移動できる。
レンにスタビライザ本体６を介して懸吊されたバケット
９はケーシング１と共に回転し、ジャッキ１０によりジ
ャッキのストロークだけ上下方向に移動できる。
【００１６】また、バケット９の下端部はドラグビット
９ａを有するカッタ９ｂを構成し、そのカッタ９ｂはヒ
ンジ９ｃおよびロック９ａでバケット９に取付けられて
いる。
９ａを有するカッタ９ｂを構成し、そのカッタ９ｂはヒ
ンジ９ｃおよびロック９ａでバケット９に取付けられて
いる。
【００１７】以下、作用に付いて説明する。
【００１８】まずケーシング１でリング状に掘削し、所
定の深さ掘削したら、バケット９とスタビライザー６を
ケーシング内に吊下げる。
定の深さ掘削したら、バケット９とスタビライザー６を
ケーシング内に吊下げる。
【００１９】スタビライザー６ａがロック用溝４ａに達
したらケーシングを掘削方向に回転すればスタビライザ
ー６ａは溝４ｂと係合する。そこで、ジャッキ１０によ
りバケット９の先端のカッター９ｂに推進力を与えれ
ば、バケットはケーシング内を掘削し土砂をバケット内
に取込む。
したらケーシングを掘削方向に回転すればスタビライザ
ー６ａは溝４ｂと係合する。そこで、ジャッキ１０によ
りバケット９の先端のカッター９ｂに推進力を与えれ
ば、バケットはケーシング内を掘削し土砂をバケット内
に取込む。
【００２０】所定量掘削したらケーシングを逆回転して
スタビライザー６ａと溝４ｂとの係合を解除してバケッ
ト９を引上げ、バケット内の土砂を排出すればよい。
スタビライザー６ａと溝４ｂとの係合を解除してバケッ
ト９を引上げ、バケット内の土砂を排出すればよい。
【００２１】以下、同様の作業を繰返す。
【００２２】図４は、本発明の別の実施例を示し、ケー
シング１の下部に逆Ｌ字状に形成されたブロック１４ａ
とバー状に形成されたブロック１４ｂとを溶接し、Ｌ字
状のロック溝１４を構成したこと以外第１実施例と同じ
で、作用に付いても変わりはない。
シング１の下部に逆Ｌ字状に形成されたブロック１４ａ
とバー状に形成されたブロック１４ｂとを溶接し、Ｌ字
状のロック溝１４を構成したこと以外第１実施例と同じ
で、作用に付いても変わりはない。
【００２３】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、排出される土砂の状態と推進装置のパワー
から掘進深さを決定し、バケットの推進深さは個別に決
められるので、その都度深さを測定してバケットの掘削
深さを決める必要がない。
ているので、排出される土砂の状態と推進装置のパワー
から掘進深さを決定し、バケットの推進深さは個別に決
められるので、その都度深さを測定してバケットの掘削
深さを決める必要がない。
【００２４】したがって、作業は容易であると共に工
数、作業時間共に少なくて済み、工期の短縮に寄与でき
る。
数、作業時間共に少なくて済み、工期の短縮に寄与でき
る。
【図１】本発明の一実施例を示すバケット昇降式掘削装
置の斜視図。
置の斜視図。
【図２】図１の伸縮装置付きバケットを示す斜視図。
【図３】図１の掘削装置の作動を説明するスタビライザ
とケリーバーとバケットとの側断面図。
とケリーバーとバケットとの側断面図。
【図４】本発明の別の実施例を示すロック用溝の斜視
図。
図。
１…ケーシング ２…回転・推進装置 ３…ファーストチューブ ４、１４…ロック用溝 ５…ドラグビット ６…スタビライザー本体 ７…ケリーバー ８…スライドガイド ９…バケット １０…油圧シリンダ
Claims (1)
- 【請求項１】 鋼管の端面に複数のドラグビットを鋸歯
状に設けたファーストチューブをケーシングパイプに接
続した穴を掘削する掘削装置において、前記ケーシング
パイプ内にバケットを設け、そのバケットが前記ケーシ
ングパイプと同軸となるよう少なくとも３か所にスタビ
ライザを設け、そのスタビライザーとバケットとは回転
力伝達可能で軸方向に伸縮自在な伸縮手段で連結されて
おり、ケーシングパイプの所定深さに掘削方向の回転で
前記スタビライザと係合するロック手段を設けた事を特
徴とするバケット自己昇降式掘削装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5172773A JP2815085B2 (ja) | 1993-07-13 | 1993-07-13 | バケット自己昇降式掘削装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5172773A JP2815085B2 (ja) | 1993-07-13 | 1993-07-13 | バケット自己昇降式掘削装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0726868A true JPH0726868A (ja) | 1995-01-27 |
| JP2815085B2 JP2815085B2 (ja) | 1998-10-27 |
Family
ID=15948076
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5172773A Expired - Lifetime JP2815085B2 (ja) | 1993-07-13 | 1993-07-13 | バケット自己昇降式掘削装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2815085B2 (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100804751B1 (ko) * | 2002-10-24 | 2008-02-19 | 한국기계연구원 | 자주식 지반 굴착기 및 그 굴착기를 이용한 굴착방법 |
| CN104234627A (zh) * | 2014-09-17 | 2014-12-24 | 中国石油天然气集团公司 | 基于顶驱作业的下套管装置及方法 |
| JP2016055267A (ja) * | 2014-09-11 | 2016-04-21 | ソフタード工業株式会社 | 先端カッタおよび掘削機 |
| JP2020007767A (ja) * | 2018-07-06 | 2020-01-16 | 株式会社丸建興業 | アースドリル用バケット装置 |
| JP2022085505A (ja) * | 2020-11-27 | 2022-06-08 | 大容基功工業株式会社 | オールケーシング工法における地中孔掘削装置 |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0543011A (ja) * | 1991-08-09 | 1993-02-23 | Tokico Ltd | ガス濃度制御装置 |
| JPH0559879A (ja) * | 1991-08-28 | 1993-03-09 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | ケーシング駆動式中掘り装置 |
-
1993
- 1993-07-13 JP JP5172773A patent/JP2815085B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0543011A (ja) * | 1991-08-09 | 1993-02-23 | Tokico Ltd | ガス濃度制御装置 |
| JPH0559879A (ja) * | 1991-08-28 | 1993-03-09 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | ケーシング駆動式中掘り装置 |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100804751B1 (ko) * | 2002-10-24 | 2008-02-19 | 한국기계연구원 | 자주식 지반 굴착기 및 그 굴착기를 이용한 굴착방법 |
| JP2016055267A (ja) * | 2014-09-11 | 2016-04-21 | ソフタード工業株式会社 | 先端カッタおよび掘削機 |
| CN104234627A (zh) * | 2014-09-17 | 2014-12-24 | 中国石油天然气集团公司 | 基于顶驱作业的下套管装置及方法 |
| JP2020007767A (ja) * | 2018-07-06 | 2020-01-16 | 株式会社丸建興業 | アースドリル用バケット装置 |
| JP2022085505A (ja) * | 2020-11-27 | 2022-06-08 | 大容基功工業株式会社 | オールケーシング工法における地中孔掘削装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2815085B2 (ja) | 1998-10-27 |
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