JPH0559879A - ケーシング駆動式中掘り装置 - Google Patents

ケーシング駆動式中掘り装置

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JPH0559879A
JPH0559879A JP21755291A JP21755291A JPH0559879A JP H0559879 A JPH0559879 A JP H0559879A JP 21755291 A JP21755291 A JP 21755291A JP 21755291 A JP21755291 A JP 21755291A JP H0559879 A JPH0559879 A JP H0559879A
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JP
Japan
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casing
main body
casing tube
ground
tube
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Application number
JP21755291A
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English (en)
Inventor
Kiyomi Sasaki
清美 佐々木
Kazunobu Okumoto
和信 奥本
Sadachika Mizuta
定親 水田
Eiichiro Murakami
英一郎 村上
Hiroaki Onomi
博明 尾身
Yuichiro Mizutani
裕一郎 水谷
Soji Nanba
壮爾 難波
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Mitsubishi Construction Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Mitsubishi Construction Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 中掘り装置本体とケーシングとの係合による
回転力の伝達を確実にすると共にその係合力を小さくし
て装置の小型化を図る。 【構成】 ケーシング駆動式中掘り装置において、円筒
形をなし地中に貫入して回転駆動するケーシングチュー
ブ21の内周面にストッパ22を設ける一方、このケー
シングチューブ21内に挿入して下端部に掘削刃36が
設けられた中掘り装置本体31に自重により外筒32に
対して内筒33が下降することで外方に移動する突出片
46を設け、この突出片46がケーシングチューブ21
のストッパ22に係合することでこのケーシングチュー
ブ21の回転力を中掘り装置本体31に伝達する可能と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はコア状に掘削を行うケー
シング駆動式中掘り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、掘削装置としては種々提案されて
いるが、一般的に使用されているものはハンマグラブで
ある。ところが、このハンマグラブは衝撃を利用して掘
削及び排土を行うものであり、作業中の地盤の振動や排
土時の騒音、土砂の飛散による周辺の汚れなどが避けら
れず、周辺住民に悪影響を及ぼしてしまう。また、この
ハンマグラブは掘削距離が深くなるに従って装置自体の
昇降に要する時間が長くなり、急激に掘削効率が低下し
てしまう。更に、地下水が多い地盤では装置の自由落下
が困難になり、土砂の水洗いになどにより掘削能力、排
土性が著しく低下してしまう。そのため、中掘り用にア
ースドリルバスケットなど本格的な回転掘削装置をベー
スマシンごとに採用することも考えられるが、ケーシン
グ用とバケット用との2種類の回転駆動装置が必要とな
り、装置が大規模なものとなり、且つ、コスト的にもあ
まり良いものとはいえなかった。
【0003】そこで、従来、ケーシング駆動式中掘り装
置として、実開昭63−116542号公報に開示され
たものが提案されている。これは回転駆動する円筒形ケ
ーシングの下端部に複数の突起を設け、そのケーシング
内をワイヤロープにより昇降する円筒形バケットを配設
し、その下部に複数の拡底翼を開閉自在に設けてこの拡
底翼に切削刃を設けると共に、バケットの上部に側板を
開閉自在に設けてこの側板にケーシングの突起に係合す
る複数の突起を設けたものである。
【0004】而して、ケーシングの下端部の複数の突起
と側板の複数の突起とが係合することでケーシングの回
転力がバケットに伝達されて掘削を行う。
【0005】また、上述した従来のケーシング駆動式中
掘り装置とは別に、特開昭64−33393号公報に開
示されたものが提案されている。これは回転駆動する円
筒形ケーシング内をワイヤロープにより昇降する機器本
体を設け、このバケットに伸縮機構及びこれと連動する
ポンプジャッキを設けると共に、グリッパ作動用グリッ
パジャッキを設けてこのグリッパジャッキの給・排ポー
トにポンプジャッキの排出管及び吸入管を連結したもの
である。
【0006】而して、ケーシングの内周面に機器本体の
自重により作動するグリッパジャッキののグリッパが押
圧することでケーシングと機器本体とが一体となり、ケ
ーシングの回転力が機器本体に伝達されて掘削を行う。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述した実開昭63−
116542号公報に開示された従来のケーシング駆動
式中掘り装置にあっては、ケーシングの下端部の突起と
開閉自在なバケット側板の突起とが係合してケーシング
の回転力がバケットに伝達されるようになっている。そ
のため、ケーシングの下端部の突起に掘削土が圧密付着
してバケット側板の突起と係合しにくい場合がある。す
ると、ケーシングの回転力がバケットに伝達されず、掘
削を行うことができないという問題がある。
【0008】また、上述した特開昭64−33393号
公報に開示された従来のケーシング駆動式中掘り装置に
あっては、機器本体の自重によりグリッパの押圧力が決
定されるので、ケーシングの回転力を機器本体に確実に
伝達するためには大きな押圧力が必要となり、そのため
には機器本体に装着されるウエイトの重量を大きなもの
にしなければならない。すると、装置が大型化すると共
に操作性が悪くなってしまうという問題があった。
【0009】本発明はこのような問題を解決するもので
あって、装置の小型化及び掘削作業の信頼性の向上を図
ったケーシング駆動式中掘り装置を提供することを目的
とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めの本発明のケーシング駆動式中掘り装置は、円筒形を
なし地中に貫入して回転駆動するケーシングの内周面に
ストッパを設ける一方、該ケーシング内に配設された中
掘り装置本体に自重により外方に移動して前記ストッパ
に係合することで前記ケーシングの回転力を該中掘り装
置本体に伝達する突起を設けると共に、該中掘り装置本
体の下端部に掘削刃を設けたことを特徴とするものであ
る。
【0011】
【作用】地中に貫入したケーシング内に中掘り装置本体
を挿入し、この中掘り装置本体が内部の地盤表面に当接
すると、その自重により突起が外方に移動してケーシン
グの内周面のストッパに係合する。従って、ケーシング
と中掘り装置本体は一体に連結され、ケーシングの回転
力が中掘り装置本体に伝達され、中掘り装置本体の下端
部の掘削刃によって地盤を掘削する。そして、地盤の掘
削終了後、中掘り装置本体を吊り上げると突起が内方に
移動してケーシングのストッパから外れ、この中掘り装
置本体をケーシング外に運んで排土する。
【0012】
【実施例】以下、本発明を実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
【0013】図1に本発明の第1実施例に係るケーシン
グ駆動式中掘り装置の断面、図2にケーシングの斜視、
図3にグリッパの斜視、図4に油圧回路機構、図5に中
掘り装置の作動説明、図6に掘削作業現場を表す概要を
示す。
【0014】図6に示すように、掘削地盤11上には旋
回式ボーリングマシン12が配置されており、この旋回
式ボーリングマシン12はケーシングチューブ21を把
持してこれを駆動回転し、地盤11に形成された孔13
内に押し込むことができるようになっている。また、掘
削地盤11上にはクローラクレーン14が配置されてお
り、このクローラクレーン14はワイヤロープ15を介
して中掘り装置本体31を吊り上げ、地中に押し込まれ
たケーシングチューブ21内に挿入することができるよ
うになっている。
【0015】図1及び図2に示すように、ケーシングチ
ューブ21は円筒形状をなし、先端部が楔形状をなして
いる。そして、ケーシングチューブ21の内周面には周
方向において180度点対称位置にストッパ22がそれ
ぞれ固着されている。各ストッパ22は平面視がL字形
状をなし、周方向の一方向に係合部23が形成されてい
る。
【0016】図1に示すように、中掘り装置本体31に
おいて、外筒32の内周には内筒33が上下に移動自在
に嵌合しており、外筒32の上端部及び内筒33の下端
部にはそれぞれ抜け止め突起34,35が形成されてい
る。そして、外筒32の下端部には複数の掘削刃36を
有する掘削ツール37が固着されている。一方、内筒3
3の上端部にはスイベルジョイント38を介して連結ブ
ラケット39が連結され、この連結ブラケット39には
クローラクレーン14のワイヤロープ15が接続できる
ようになっている。また、内筒33内には油圧シリンダ
40が装着され、油圧シリンダ40のピストンロッド4
1は下方に延び、その先端部が外筒32に連結されてい
る。
【0017】図1及び図3に示すように、外筒32の外
周部にはケーシングチューブ21のストッパ22に対応
して把持装置42がそれぞれ装着されている。即ち、外
筒32の外周部には周方向において180度点対称位置
にブラケット43がそれぞれ装着されており、この各ブ
ラケット43には一対のリンク44,45の一端が枢着
され、各リンク44,45の他端には突出片46が枢着
され、これによって四節リンクを構成している。また、
外筒32の外周部で各ブラケット43の上方位置には油
圧シリンダ47が装着され、油圧シリンダ47のピスト
ンロッド48は下方に延び、その先端部は突出片46に
連結されている。
【0018】図4に示すように、油圧シリンダ40と2
つの油圧シリンダ47は閉回路で接続されている。即
ち、油圧シリンダ40にはヘッド室51とロッド室52
が形成され、また、油圧シリンダ47にはヘッド室53
とロッド室54が形成されている。そして、油圧シリン
ダ40のヘッド室51と油圧シリンダ47のヘッド室5
3とが接続管55によって接続される一方、油圧シリン
ダ40のロッド室52と油圧シリンダ47のロッド室5
4とが接続管56によって接続されている。
【0019】而して、上述した本実施例のケーシング駆
動式中掘り装置によって作業を行うには、まず、図6に
示すように、旋回式ボーリングマシン12によってケー
シングチューブ21を把持して掘削地盤11に形成され
た孔13内にこれを駆動回転して押し込む。そして、ク
ローラクレーン14によりワイヤロープ15を介して中
掘り装置本体31を吊り上げ、地中に押し込まれたケー
シングチューブ21内に挿入し、図1に示すように、こ
の中掘り装置本体31をケーシングチューブ21の下方
に位置させる。
【0020】中掘り装置本体31の下端部がケーシング
チューブ21内部の地盤表面57に当接すると、ワイヤ
ロープ15が弛んで外筒32に対して内筒33がその自
重により下降し、油圧シリンダ40を作動させる。油圧
シリンダ40は、図4に示すように、ピストンが同図に
おいて上方に移動し、ヘッド室51内の作動油が接続管
55を介して油圧シリンダ47のヘッド室53に流入
し、この油圧シリンダ47を作動させる。油圧シリンダ
47はピストンが同図において下方に移動し、把持装置
42を作動させる。なお、このとき、各油圧シリンダ4
7のロッド室54内の作動油は油圧シリンダ40のロッ
ド室52に流入する。
【0021】即ち、図5に示すように、各油圧シリンダ
47のピストンロッド48は一対のリンク44,45を
回動し、各突出片46を外方に移動させてケーシングチ
ューブ21の内周面のストッパ22の係合部23に係合
させる。これによって、ケーシングチューブ21と中掘
り装置本体31は一体に連結され、ケーシングチューブ
21の回転力が中掘り装置本体31に伝達可能となる。
従って、旋回式ボーリングマシン12によってケーシン
グチューブ21を駆動回転することで、中掘り装置本体
31の下端部に装着された掘削ツール37の掘削刃36
によって地盤表面57を掘削することができる。
【0022】このように中掘り装置本体31がケーシン
グチューブ21と一体となって回転しながら地中に押し
込まれて地盤表面57の掘削作業と内部土砂の取込みを
行う。そして、中掘り装置本体31とケーシングチュー
ブ21が所定量下降して掘削し、また、掘削ツール37
の図示しないバケットが掘削土砂で満杯になったら、地
盤の掘削作業を中断する。そして、クローラルクレーン
14によりワイヤロープ15を上方に引っ張り、下降し
ていた内筒33を外筒32に対して上昇させ、油圧シリ
ンダ40を前述とは逆に作動させる。
【0023】油圧シリンダ40は、図4に示すように、
ピストンが同図において下方に移動し、ロッド室52内
の作動油が接続管56を介して油圧シリンダ47のロッ
ド室54に流入し、この油圧シリンダ47を作動させ
る。油圧シリンダ47はピストンが同図において上方に
移動し、把持装置42を作動させる。なお、このとき、
各油圧シリンダ47のヘッド室53内の作動油は油圧シ
リンダ40のヘッド室51に流入する。
【0024】即ち、図5に示すように、各油圧シリンダ
47のピストンロッド48は一対のリンク44,45を
前述とは逆に回動し、各突出片46を内方に移動させて
ケーシングチューブ21のストッパ22の係合部23か
ら離脱させる。これによって、ケーシングチューブ21
と中掘り装置本体31との連結は解除される。従って、
クローラルクレーン14によりワイヤロープ15を更に
引っ張ることで、ケーシングチューブ21から分離した
中掘り装置本体31は上方に持ち上げられて地上に運び
出される。そして、掘削ツール37内のバケットから掘
削土砂を排出する。
【0025】以下、上述した作業の繰り返しによって掘
削作業を連続して行うことで、所定深さまで掘削してい
く。
【0026】図7に本発明の第2実施例に係るケーシン
グ駆動式中掘り装置の断面を示す。なお、上述の実施例
と同様の機能を有する部材には同一の記号を付して重複
する説明は省略する。
【0027】図7に示すように、本実施例のケーシング
駆動式中掘り装置は把持装置が機械的に作動するもので
ある。ケーシングチューブ21は円筒形状をなし、内周
面に2つのストッパ22がそれぞれ固着されている。中
掘り装置本体61において、ハウジング62内には移動
軸63が軸受64により軸(上下)方向に沿って移動自
在に支持され、その中間部の両側部にラック65が形成
されている。また、ハウジング62には各ラック65に
噛み合うピニオン66がそれぞれ枢着され、更に、ケー
シングチューブ21のストッパ22に対応して対称位置
に一対の突出片67がそれぞれ径方向に沿って移動自在
に装着されており、この各突出片67にはピニオン66
と噛み合うラック68が形成されている。
【0028】なお、移動軸63の上端部にはこの移動軸
63の重量を設定するためのウエイト69が取付けら
れ、更に、スイベルジョイント38を介して連結ブラケ
ット39が連結され、この連結ブラケット39にはクロ
ーラクレーン14のワイヤロープ15が接続できるよう
になっている。また、ハウジング62の下端部には複数
の掘削刃70を有する掘削ツール71が固着されてい
る。
【0029】而して、上述した本実施例のケーシング駆
動式中掘り装置によって作業を行うには、まず、中掘り
装置本体61を地中に押し込まれたケーシングチューブ
21内に挿入する。そして、中掘り装置本体61の下端
部がケーシングチューブ21内部の地盤表面57に当接
すると、ワイヤロープ15が弛んでハウジング62に対
して移動軸63がウエイト69により下降する。する
と、ラック65の移動によりピニオン66が回転し、更
に、ラック68を介して各突出片67が外方に移動して
ケーシングチューブ21のストッパ22に係合する。こ
れによって、ケーシングチューブ21と中掘り装置本体
61は一体に連結され、ケーシングチューブ21の回転
力が中掘り装置本体61に伝達可能となる。従って、ケ
ーシングチューブ21を駆動回転することで、中掘り装
置本体61の下端部に装着された掘削ツール71の掘削
刃70によって地盤表面57を掘削することができる。
【0030】そして、中掘り装置本体61とケーシング
チューブ21が所定量下降して掘削し、また、掘削ツー
ル71の図示しないバケットが掘削土砂で満杯になった
ら、地盤の掘削作業を中断し、ワイヤロープ15を上方
に引っ張り、下降していた移動軸63を上昇させ、前述
の作動とは逆に、各突出片67を内方に移動させてケー
シングチューブ21のストッパ22から離脱させる。こ
れによって、ケーシングチューブ21と中掘り装置本体
61との連結は解除され、ワイヤロープ15を更に引っ
張ることで、ケーシングチューブ21から分離した中掘
り装置本体61は上方に持ち上げられて地上に運び出さ
れる。そして、掘削ツール37内のバケットから掘削土
砂を排出する。
【0031】図8に本発明の第3実施例に係るケーシン
グ駆動式中掘り装置の断面を示す。なお、上述の実施例
と同様の機能を有する部材には同一の記号を付して重複
する説明は省略する。
【0032】図8に示すように、中掘り装置本体81に
おいて、ハウジング82には支持軸83が軸受84によ
り軸(上下)方向に沿って移動自在に支持され、その下
端部には抜け止め突起85が、中間部には水平な一対の
レール86が取付けられている。また、ハウジング62
にはケーシングチューブ21のストッパ22に対応して
対称位置に一対のブラケット87が固着され、このブラ
ケット87にはアーム88の中間部が枢着されている。
そして、この各アーム88の一端にはローラ89が装着
され、一対のレール86内に挿入されている。また、各
アーム88の他端には突出片90がそれぞれ装着されて
いる。
【0033】なお、支持軸83の上端部にはウエイト6
9及びスイベルジョイント38を介して連結ブラケット
39が連結されている。また、ハウジング62の下端部
には複数の掘削刃70を有する掘削ツール71が固着さ
れている。
【0034】而して、上述した本実施例のケーシング駆
動式中掘り装置によって作業を行うには、まず、中掘り
装置本体81を地中に押し込まれたケーシングチューブ
21内に挿入し、その下端部がケーシングチューブ21
内部の地盤表面57に当接すると、ワイヤロープ15が
弛んでハウジング82に対して支持軸83がウエイト6
9により下降する。すると、レール86によってアーム
86が回動し、各突出片90が外方に移動してケーシン
グチューブ21のストッパ22に係合する。これによっ
て、ケーシングチューブ21と中掘り装置本体81は一
体に連結され、ケーシングチューブ21の回転力が中掘
り装置本体81に伝達可能となる。従って、ケーシング
チューブ21を駆動回転することで、中掘り装置本体8
1の下端部に装着された掘削ツール71の掘削刃70に
よって地盤表面57を掘削することができる。
【0035】そして、中掘り装置本体81とケーシング
チューブ21が所定量下降したら地盤の掘削作業を中断
し、ワイヤロープ15によって下降していた支持軸83
を上昇させ、前述の作動とは逆に、各突出片90を内方
に移動させてケーシングチューブ21のストッパ22か
ら離脱させる。これによって、ケーシングチューブ21
と中掘り装置本体81との連結は解除され、ワイヤロー
プ15を更に引っ張ることで、ケーシングチューブ21
から分離した中掘り装置本体81は上方に持ち上げられ
て地上に運び出される。そして、掘削ツール37内のバ
ケットから掘削土砂を排出する。
【0036】
【発明の効果】以上、実施例を挙げて詳細に説明したよ
うに本発明のケーシング駆動式中掘り装置によれば、円
筒形をなし地中に貫入して回転駆動するケーシングの内
周面にストッパを設ける一方、このケーシング内に配設
され下端部に掘削刃が設けられた中掘り装置本体に自重
により外方に移動してケーシングのストッパに係合する
ことでこのケーシングの回転力を中掘り装置本体に伝達
する突起を設けたので、中掘り作業を無振動、無騒音で
行うことができると共に掘削深度が大きくなっても能率
を低下させずに、且つ、地下水の影響を受けずに一定の
掘進を行うことができる。また、ストッパをケーシング
の内周面に設けたので、掘削土砂の圧着がなく、中掘り
装置本体とケーシングとを係合して回転力を確実に伝達
することができる。更に、中掘り装置本体とケーシング
との係合を突起とストッパによって行うため、突起を外
方に移動する作動力が小さくてよく、装置を小型化する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係るケーシング駆動式中
掘り装置の断面図である。
【図2】ケーシングチューブの斜視図である。
【図3】把持装置の斜視図である。
【図4】油圧回路機構図である。
【図5】ケーシング駆動式中掘り装置の作動説明図であ
る。
【図6】掘削作業現場を表す概要図である。
【図7】本発明の第2実施例に係るケーシング駆動式中
掘り装置の断面図である。
【図8】本発明の第3実施例に係るケーシング駆動式中
掘り装置の断面図である。
【符号の説明】
21 ケーシングチューブ 22 ストッパ 31 中掘り装置本体 32 外筒 33 内筒 36 掘削刃 37 掘削ツール 40,47 油圧シリンダ 42 把持装置 46 突出片(突起)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 水田 定親 兵庫県神戸市兵庫区和田崎町一丁目1番1 号 三菱重工業株式会社神戸造船所内 (72)発明者 村上 英一郎 東京都千代田区丸の内二丁目5番1号 三 菱重工業株式会社内 (72)発明者 尾身 博明 東京都中央区日本橋本町三丁目3番6号 三菱建設株式会社内 (72)発明者 水谷 裕一郎 東京都中央区日本橋本町三丁目3番6号 三菱建設株式会社内 (72)発明者 難波 壮爾 東京都中央区日本橋本町三丁目3番6号 三菱建設株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒形をなし地中に貫入して回転駆動す
    るケーシングの内周面にストッパを設ける一方、該ケー
    シング内に配設された中掘り装置本体に自重により外方
    に移動して前記ストッパに係合することで前記ケーシン
    グの回転力を該中掘り装置本体に伝達する突起を設ける
    と共に、該中掘り装置本体の下端部に掘削刃を設けたこ
    とを特徴とするケーシング駆動式中掘り装置。
JP21755291A 1991-08-28 1991-08-28 ケーシング駆動式中掘り装置 Pending JPH0559879A (ja)

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JP21755291A JPH0559879A (ja) 1991-08-28 1991-08-28 ケーシング駆動式中掘り装置

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JP21755291A JPH0559879A (ja) 1991-08-28 1991-08-28 ケーシング駆動式中掘り装置

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0726867A (ja) * 1993-07-13 1995-01-27 Kajima Corp バケット自己昇降式掘削装置
JPH0726868A (ja) * 1993-07-13 1995-01-27 Kajima Corp バケット自己昇降式掘削装置
JP2014202044A (ja) * 2013-04-09 2014-10-27 株式会社エーコー 掘削システム
JP7116973B1 (ja) * 2022-05-03 2022-08-12 株式会社Lavie 土木作業装置

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