JP2862428B2 - 竪孔掘削工法及びその装置 - Google Patents

竪孔掘削工法及びその装置

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JP2862428B2
JP2862428B2 JP2524192A JP2524192A JP2862428B2 JP 2862428 B2 JP2862428 B2 JP 2862428B2 JP 2524192 A JP2524192 A JP 2524192A JP 2524192 A JP2524192 A JP 2524192A JP 2862428 B2 JP2862428 B2 JP 2862428B2
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清美 佐々木
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、竪孔特に大口径竪孔を
掘削する際に適用する竪孔掘削工法及びその装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、大口径竪孔は、主に人力により掘
削している。その際、地下水が出る地盤では、圧気工法
や周辺地盤の改良(薬液注入)、デイープウエル等の地
下水位低下方法などにより、止水を行い、次いで作業者
が坑内へ入り、小型掘削機器(小型バツクホウ、ブル
等)と排土バケツト等とにより、掘り下げるようにして
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記人力による竪孔掘
削工法には、(1)安全性に問題がある。さらに能率も
低い上に、苦渋を伴う作業である。(2)また周辺地盤
の改良には、多くの費用を要する。また工期を長くする
上に、周辺地域の地下水等に影響を及ぼすという問題が
あった。
【0004】本発明は前記の問題点に鑑み提案するもの
であり、その目的とする処は、竪孔特に大口径竪孔を能
率よく安全に掘削できる。また周辺地盤の改良を不要に
できる。さらに掘削径の変更等に容易に対応できる竪孔
掘削工法及びその装置を提供しようとする点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の竪孔掘削工法は、中空パイプと同中空パ
イプの下部に取付けた掘削翼とを回転させて、同掘削翼
により地盤を掘削すると同時に掘削した土砂を上記中空
パイプの下部に設けた土砂取込み口から中空パイプ内へ
取込み、次いで上記中空パイプ内の掘削土をハンマグラ
ブ等の排土装置により地上へ排出することを特徴として
いる。
【0006】また本発明の竪孔掘削装置は、下部に土砂
取込み口を設けた中空パイプと、同中空パイプの下部に
取付けた掘削翼と、上記中空パイプを回転させる回転駆
動装置と、上記中空パイプ内の土砂を地上へ排出する排
土装置とを具えている。また本発明は、前記竪孔掘削装
置において、掘削翼を中空パイプに対して昇降可能に取
付けている。
【0007】
【作用】本発明の竪孔掘削方法は前記のように中空パイ
プと同中空パイプの下部に取付けた掘削翼とを回転させ
て、同掘削翼により地盤を掘削すると同時に掘削した土
砂を上記中空パイプの下部に設けた土砂取込み口から中
空パイプ内へ取込み、次いで上記中空パイプ内の掘削土
をハンマグラブ等の排土装置により地上へ排出する。そ
の際、中空パイプと掘削翼とを回転駆動装置により回転
させる。また所定深度掘削終了後に、掘削翼のみを中空
パイプの下端部位置まで回転、降下させて、竪孔の底面
を略平滑な状態に仕上げる。
【0008】
【実施例】
(第1実施例)次に本発明の竪孔掘削方法に適用する竪
孔掘削装置の構成例を図1、図2に示す第1実施例によ
り説明すると、図1の1が中空パイプ、2が同中空パイ
プ1の下部に取付けた掘削翼、2aが同掘削翼2の中心
筒状部(中心付け根部)で、同掘削翼2の中心筒状部2
aが中空パイプ1の下部に取付けられ、同掘削翼2の下
面には、カッタ(土質地盤乃至軟岩用カッタビット、或
いは硬質地盤乃至岩用ローラカッタ等のカッタ)14が
放射状に取付けられている。
【0009】3が上記中空パイプ1の下部及び上記掘削
翼2の中心筒状部2aに設けた土砂取込み口、4が地上
に設置した回転・昇降駆動装置、5がハンマグラブ等の
排土装置、6が上記中空パイプ1の上部を外側から保持
するクランプ装置、7が減速機8を介して同クランプ装
置6を回転させる回転駆動モータ、9がこれらのクラン
プ装置6と減速機8と回転駆動モータ7とを昇降させる
昇降駆動装置、10が上記排土装置5を昇降させるワイ
ヤロープ、11が回転・昇降駆動装置4を搭載するベー
スフレーム、12が基礎コンクリートである。
【0010】上記掘削翼2のカッタ14は、図2に示す
ように掘削翼2の下面に放射状に且つ円弧状に配設さ
れ、掘削翼2が矢印方向に回転するとき、掘削した土砂
16を掘削翼2の中心部の方向へ移動するようになって
いる。同掘削翼2の中心筒状部2aは、中空パイプ1の
下部に固定しても、滑りキー等のトルク伝達装置15を
介して中空パイプ1に昇降可能に取付けてもよい。
【0011】次に前記図1、図2に示す竪孔掘削装置の
作用を具体的に説明する。中空パイプ1と同中空パイプ
1の下部に取付けた掘削翼2とを図2の矢印方向回転さ
せて、同掘削翼2のカッタ14により地盤を掘削すると
同時に掘削した土砂16を掘削翼2の中心部の方向へ移
動させ、さらに掘削翼2の中心筒状部2aに設けた土砂
取込み口3→中空パイプ1の下部に設けた土砂取込み口
3→中空パイプ1内へ取込み、次いで中空パイプ1内の
掘削土をハンマグラブ等の排土装置5により地上へ排出
する。そして掘削の進行とともに中空パイプ1を継ぎ足
してゆく。
【0012】(第2実施例)図3は、掘削翼2の中心筒
状部2aを、滑りキー等のトルク伝達装置15を介して
中空パイプ1に昇降可能に取付ける一方、同掘削翼2の
中心筒状部2aと中空パイプ1との間に昇降用シリンダ
13を介装した第2実施例を示している。この実施例で
は、所定深度掘削終了後に、掘削翼2のみを中空パイプ
1の下端部位置まで回転、降下させて(二点鎖線位置参
照)、竪孔の底面を略平滑な状態に仕上げる。
【0013】
【発明の効果】本発明の竪孔掘削方法は前記のように中
空パイプと同中空パイプの下部に取付けた掘削翼とを回
転させて、同掘削翼により地盤を掘削すると同時に掘削
した土砂を上記中空パイプの下部に設けた土砂取込み口
から中空パイプ内へ取込み、次いで上記中空パイプ内の
掘削土をハンマグラブ等の排土装置により地上へ排出す
るので、人力作業を不要にできて、竪孔特に大口径竪孔
を能率よく安全に掘削できる。
【0014】また竪孔掘削時、圧気工法や周辺地盤の改
良(薬液注入)、デイープウエル等の地下水位低下方法
などにより、止水を行う必要がなくて、周辺地盤の改良
を不要にできる。また掘削径の変更に対しては、径の異
なる中空パイプに交換すればよくて、掘削径の変更等に
容易に対応できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の竪孔掘削方法に適用する竪孔掘削装置
の第1実施例を示す縦断側面図である。
【図2】図1の矢視AーA線に沿う横断平面図である。
【図3】上記竪孔掘削装置の第2実施例を示す縦断側面
図である。
【符号の説明】

1中空パイプ 2 掘削翼 2a 掘削翼2の中心筒状部(中心付け根部) 3 土砂取込み口 4 回転・昇降駆動装置 5 排土装置 6 クランプ装置 7 回転駆動装置(回転駆動モータ) 8 〃 (減速機) 9 昇降駆動装置 10 ワイヤロープ 11 ベースフレーム 12 基礎コンクリート 13 昇降用シリンダ 14 カッタ 15 トルク伝達装置 16 掘削土砂
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 水田 定親 兵庫県神戸市兵庫区和田崎町一丁目1番 1号 三菱重工業株式会社 神戸造船所 内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E21D 1/06 E21B 11/00 E21D 1/04

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中空パイプと同中空パイプの下部に取付
    けた掘削翼とを回転させて、同掘削翼により地盤を掘削
    すると同時に掘削した土砂を上記中空パイプの下部に設
    けた土砂取込み口から中空パイプ内へ取込み、次いで上
    記中空パイプ内の掘削土をハンマグラブ等の排土装置に
    より地上へ排出することを特徴とした竪孔掘削工法。
  2. 【請求項2】 下部に土砂取込み口を設けた中空パイプ
    と、同中空パイプの下部に取付けた掘削翼と、上記中空
    パイプを回転させる回転駆動装置と、上記中空パイプ内
    の土砂を地上へ排出する排土装置とを具えていることを
    特徴とした竪孔掘削装置。
  3. 【請求項3】 前記掘削翼を前記中空パイプに対して昇
    降可能に取付けたことを特徴とする請求項2記載の竪孔
    掘削装置。
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JP2008240270A (ja) * 2007-03-26 2008-10-09 System Keisoku Kk 拡底杭及び拡底バケット

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