JPH0543011A - ガス濃度制御装置 - Google Patents

ガス濃度制御装置

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JPH0543011A
JPH0543011A JP20071091A JP20071091A JPH0543011A JP H0543011 A JPH0543011 A JP H0543011A JP 20071091 A JP20071091 A JP 20071091A JP 20071091 A JP20071091 A JP 20071091A JP H0543011 A JPH0543011 A JP H0543011A
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JP
Japan
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gas
concentration
storage
time
gas supply
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JP20071091A
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English (en)
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努 ▲鯉▼沼
Tsutomu Koinuma
Kazuyuki Watanabe
和幸 渡辺
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Tokico Ltd
Original Assignee
Tokico Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は貯蔵庫内の気体濃度を検出するセン
サが故障しても庫内に気体を供給できるガス濃度制御装
置を提供することを目的とする。 【構成】 制御ユニット6は貯蔵庫2に設けられたO2
センサ7、CO2 センサ8からの信号に基づき、修整空
気発生ユニット3からのN2 ガスあるいは空気供給ユニ
ット4からの空気を貯蔵庫2内に供給して庫内を一定の
気体濃度に保つ。O2 センサ7、CO2 センサ8が故障
し、一定時間以上庫内に気体が供給されないときは、前
回の気体供給時間に基づいてN2 ガスあるいは空気を庫
内に供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はガス濃度制御装置に係
り、特に貯蔵庫内の貯蔵物の鮮度維持を図るガスを供給
するガス濃度制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば生鮮食料品等の貯蔵物は、一般に
出荷までの間、貯蔵庫内に貯蔵され鮮度の維持が図られ
ている。また、これら貯蔵物の長期保存には、貯蔵庫内
を貯蔵物が凍結しない程度に低温として不活性化すると
共に、貯蔵庫内の酸素濃度を必要最小限に低下させ、さ
らに二酸化炭素を与えて呼吸作用を抑制させるのが最良
手段とされており、昨今この種の研究が続けられてい
る。この現象を利用した貯蔵方法は、CA(雰囲気制御
またはコントロールド・アトモスフィア)貯蔵法と呼ば
れている。
【0003】このCA貯蔵法を用いたガス濃度制御装置
では、貯蔵庫内を必要最小限の酸素(O2 )に維持する
と共に必要最大限の二酸化炭素ガス(CO2 ガス)を入
れ、残りを窒素ガス(N2 ガス)等の不活性ガスで庫内
の濃度割合を一定値に維持する必要がある。
【0004】また、貯蔵物の種類によって貯蔵庫内にお
ける最適O2 ガスとCO2 ガス及びN2 ガスの割合が決
定されるため常に一定に保つ必要がある。ところが、前
記のように貯蔵物は呼吸を行なうため、経時と共にO2
ガスは消費されCO2 ガスが発生し、庫内のガス濃度の
割合が変化してしまう。そこで、保存期間中、庫内のガ
ス濃度変化を監視し、常にこれが一定となるよう調整す
る必要がある。
【0005】貯蔵庫には庫内のO2 濃度を検出するO2
センサと庫内のCO2 濃度を検出するCO2 センサとが
接続されている。ガス供給ユニットはガス供給管路を介
して貯蔵庫と接続されており、この管路にはガス供給弁
が設けられている。
【0006】制御回路はO2 センサ及びCO2 センサか
らの濃度検出信号に応じた制御盤の操作により設定され
たガス濃度を保つようにガス供給ユニット及びガス供給
弁、排気弁を制御する。従って、貯蔵庫内の貯蔵物の呼
吸作用により庫内のO2 濃度、CO2 濃度が設定範囲か
ら外れると、制御回路はガス供給弁及び排気弁を開弁さ
せ、庫内のガス濃度に応じた濃度割合のガスをガス供給
ユニットから貯蔵庫へ供給するとともに、庫内のガスを
大気中に排気する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、従来のガス
濃度制御装置では、O2 センサ,CO2 センサ等の濃度
検出手段を使用して貯蔵庫内のガス濃度を検出したた
め、O2 センサ又はCO2 センサが故障したり、あるい
は断線が生ずると、庫内のガス濃度変化が検出できなく
なるばかりか庫内への気体(酸素又は窒素)供給が全く
行なえなくなってしまうといった課題がある。従って、
従来はO2 センサ,CO2 センサが故障したり断線が生
じた場合、これらのセンサを修理するまで庫内への気体
供給を制御することができず、貯蔵物を保存できなくな
ってしまうおそれがある。
【0008】そこで、本発明は上記課題を解決したガス
濃度制御装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、貯蔵物の鮮度
を維持するため庫内が所定濃度割合になるよう気体が供
給される貯蔵庫と、前記貯蔵庫内の気体濃度を検出する
濃度検出手段と、前記貯蔵庫内に気体を供給する気体供
給手段と、前記濃度検出手段からの検出信号に基づき庫
内の気体濃度が予め決められた上限値又は下限値を越え
たとき前記気体供給手段からの気体を前記貯蔵庫に供給
し、庫内の気体濃度が下限値又は上限値に達したとき前
記気体供給手段からの気体供給を停止させる濃度制御手
段と、前記濃度制御手段により前回実行された気体供給
時間及び前回の気体供給終了から今回の気体供給開始ま
での待機時間を記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記
憶された前回の待機時間が経過しさらに一定時間が経過
した後、前記濃度検出手段により前記上限値又は下限値
が検出されないとき前記気体供給手段からの気体を前記
記憶手段に記憶された前回の気体供給時間の間供給し続
けるよう制御する濃度補助制御手段と、を備えてなる。
【0010】
【作用】庫内の気体濃度を検出する濃度検出手段が故障
して庫内への気体供給が一定時間以上経過しても再開さ
れないとき、記憶手段に記憶された前回の気体供給時間
に基づいて庫内への気体供給を行うことにより、濃度検
出手段が故障しても貯蔵物を貯蔵し続けることが可能と
なる。
【0011】
【実施例】次に本発明の実施例について図面と共に説明
する。図1は本発明の一実施例であるガス濃度制御装置
1の構成図である。
【0012】ガス濃度制御装置1は大略すると、貯蔵庫
2、修整空気発生ユニット3、空気供給ユニット4、気
体濃度検出ユニット5、制御ユニット6により構成され
ている。
【0013】貯蔵庫2は、内部に生鮮食品等の貯蔵物が
貯蔵されるものであり、図示しない冷蔵装置により内部
は貯蔵物が凍結しない程度の低温に維持されるよう構成
されている。また貯蔵庫2は貯蔵物を出し入れする扉を
閉めた状態で気密となるよう構成されており、更に庫内
にはファン2aが設けられており内気を攪拌し得るよう
になっている。この貯蔵庫2の内部には、O2 センサ
7、CO2 センサ8が設けられている。
【0014】9は修整空気発生ユニット3と接続された
修整空気供給配管(以下、N2 配管という)で、10は
空気供給ユニット4と接続された酸素供給配管(以下、
2 配管という)、11は排出配管で夫々貯蔵庫2に接
続されている。
【0015】N2 配管9にはN2 供給用弁12が配設さ
れている。修整空気発生ユニット3からの修整空気はN
2 供給用弁12が開弁されたとき貯蔵庫2内に供給され
る。又、O2 配管10にはO2 供給用弁13が配設され
ており、空気供給ユニット4からの空気はO2 供給用弁
13の開弁により貯蔵庫2内に供給される。
【0016】又、排出配管11には排気弁14が配設さ
れており、排気弁14の開弁により庫内のガスが大気中
に排気される。
【0017】修整空気発生ユニット3は、主として窒素
と酸素の混合気体である空気を供給されて、これを修整
空気たる窒素と酸素に分離生成する気体分離装置であ
る。この修整空気発生ユニット3は配管16を介して空
気供給ユニット4と接続されている。
【0018】空気供給ユニット4はコンプレッサ17
と、コンプレッサ17からの圧縮空気を乾燥させるドラ
イヤ18とよりなる。そして、ドライヤ18は配管1
6,10に接続され、貯蔵庫2及び修整空気発生ユニッ
ト3に乾燥した圧縮空気を供給する。
【0019】修整空気発生ユニット3はPSA(Pressu
re Swing Adsorption)式の窒素発生装置を内蔵してお
り、後述するようO2 ガスとN2 ガスとを所望の割合で
混合したガスを貯蔵庫2へ供給する。
【0020】気体濃度検出ユニット5はO2 濃度計1
9、CO2濃度計20を有する。各O 2 濃度計19、C
2 濃度計20は上記O2 センサ7、CO2 センサ8と
接続されており、各センサ7,8からの検出信号により
濃度が設定範囲に入っているか否かを出力する。この気
体濃度検出ユニット5から出力された信号は制御ユニッ
ト6に入力される。
【0021】制御ユニット6は各センサからの検出信号
に基づき修整空気発生ユニット3、空気供給ユニット4
を作動させるとともに、N2 供給用弁12、O2 供給用
弁13を切換えて貯蔵庫2内のO2 濃度、CO2 濃度が
設定された所定値となるように各電磁弁を開閉制御する
濃度制御手段6Aを有する。
【0022】21はメモリで、前回のN2 ,O2 供給用
弁12,13が開弁されている気体供給時間及びN2
2 供給用弁12,13が閉弁されている待機時間を記
憶する。制御ユニット6はO2 濃度の値に基づき気体供
給時間即ちN2 供給用弁12の開弁時間Tm1 を計測す
るタイマ1と、O2 濃度の下限値に基づき待機時間即ち
2 供給用弁12の閉弁時間Tm2 を計測するタイマ2
と、CO2 濃度の下限値に基づいてN2 供給用弁12の
開弁時間Tm3 を計測するタイマ3と、CO2濃度の上
限値に基づいてN2 供給用弁12の閉弁時間Tm4を計
測するタイマ4とを有する。
【0023】又、制御ユニット6には後述するようにO
2 センサ7又はCO2 センサ8が故障したりあるいは断
線等が生じてO2 濃度計19、CO2 濃度計20より気
体濃度測定の信号が出力されなかったとき、タイマ1〜
4により計測されて前記メモリ21に記憶された気体供
給時間、待機時間に基づき貯蔵庫2へのN2 ガス、O 2
の供給を行う濃度補助制御手段6Bが設けられている。
そのため、万が一O2 センサ7又はCO2 センサ8が故
障等により濃度検出ができなくなっても庫内へのN2
ス及びO2 の供給が継続される。
【0024】次に、上記構成になるガス濃度制御装置1
の動作につき図2乃至図6を併せ参照して説明する。
【0025】尚、本実施例では制御ユニット6におい
て、予めO2 濃度が2%<O2 ≦4%、CO2 濃度が5
%<CO2 ≦7%に設定されるものとする。
【0026】ここで、操作者がスタートスイッチ(図示
せず)をオンに切換えると、制御ユニット6は図2乃至
図6に示す処理を実行する。
【0027】図2中、ステップS1(以下ステップを省
略する)スタートスイッチのオンによりドライヤ18及
びコンプレッーサ17が同時に起動される。続いてS2
では、修整空気発生ユニット3の運転が開始されコンプ
レッサ17により生成された圧縮空気はドライヤ18で
除湿された後修整空気発生ユニット3に供給される。そ
して、修整空気発生ユニット3では各電磁弁が開閉制御
され窒素発生サイクルの動作が実行される。このとき、
修整空気発生ユニット3は貯蔵庫2内のO2 濃度を短時
間で下げるため、O2 濃度が最も低いガス即ち高純度の
窒素ガスを生成する。このようにして修整空気発生ユニ
ット3には高純度の窒素ガスが貯溜される。
【0028】装置始動前、貯蔵庫2内は空気(O2 濃度
約21%)が充満しているので、N 2 供給用弁12が開
弁し、修整空気発生ユニット3からの修整空気(低濃度
酸素、N2 99%)が貯蔵庫2内に供給される(S
3)。
【0029】貯蔵庫2内の気体濃度割合はO2 センサ
7、CO2センサ8により常時検出され、O2 センサ7
及びCO2 センサ8からの検出信号はO2 濃度計19、
CO2 濃度計20に出力される。修整空気発生ユニット
3の上記動作はO2 センサ7により貯蔵庫2内がO2
4%(O2 濃度上限値)になるまで続けられる(S
4)。しばらくして、貯蔵庫2内の酸素濃度がO2≦4
%になるとN2 供給用弁12を閉弁して修整空気発生ユ
ニット3からの窒素ガス供給を停止し(S5)、続いて
修整空気発生ユニット3を停止させる(S6)。続い
て、コンプレッサ17及びドライヤ18を停止する(S
7)。
【0030】次のS8ではタイマ2を始動し、次にN2
ガスを供給するまでの待機時間、つまりN2 供給用弁1
2が閉弁している間の時間Tm2 を計測しはじめる。
【0031】貯蔵庫2に生鮮食品等を貯蔵すると、生鮮
食品の呼吸作用により時間がたつにつれて貯蔵庫2内の
酸素濃度は低下し、逆に二酸化炭素は増加する。そのた
め、次のS9ではO2 センサ7により貯蔵庫2内の気体
濃度割合が上記呼吸作用によってO2 <2%(O2 濃度
下限値)になったか否かを監視する。
【0032】生鮮食品の鮮度を長時間保持できるO2
度、CO2 濃度は食品の種類によって異なるが、ある範
囲で最適値である。ところが、密閉されて貯蔵庫2をそ
のままの状態にしておくと上記呼吸作用によりO2 濃度
が下限値2%近くまで低下してしまい、このままではO
2 濃度が低くなりすぎて食品の鮮度が低下することにな
る。
【0033】そこで、S9において、O2 <2%になる
と、タイマ2で計測された待機時間Tm2 をメモリ21
に記憶させ(S10)、続いて図3に示す如くタイマ1
を始動させN2 ガス供給時間、つまりN2 供給用弁12
の開弁時間を計測しはじめる(S11)。そして、空気
供給ユニット4のコンプレッサ17及びドライヤ18を
起動させる(S12)。
【0034】続いて、O2 供給用弁13を開弁して貯蔵
庫2内に空気供給ユニット4からの圧縮空気が供給され
る。この処理は貯蔵庫2内の気体濃度割合がO2 ≧4%
(上限値)になるまで続けられる(ステップS13,S
14)。
【0035】尚、ステップS14では、待機中の空気が
除湿されて貯蔵庫2に導入されることになる。空気中に
はおよそ酸素が21%、二酸化炭素が0.03%、窒素
が残りの大部分をしめる。従って、貯蔵庫2内に大気中
の空気を供給することにより、貯蔵庫2内のO2 濃度割
合を短時間で増加することができる。このように、O 2
濃度の高い空気を貯蔵庫2へ供給するのは、貯蔵物の呼
吸作用によりCO2 濃度が高くなっている貯蔵庫2内の
気体をできるだけ外部に排出しないようにするためであ
る。
【0036】そして、ステップS13において、O2
4%となったとき、O2 供給用弁13が閉弁して空気供
給が停止する(S15)。
【0037】続いて、コンプレッサ17及びドライヤ1
8を停止する(S16)。そして、タイマ1で計測され
た空気供給時間Tm1 をメモリ21に記憶させ(S1
7)、タイマ2をゼロリセットする(S18)。
【0038】尚、上記ようなO2 供給用弁13の空気供
給時間Tm1 、待機時間Tm2 に応じたO2 濃度の変化
は図7中実線Aで示す三角状の波形で表わせる。
【0039】制御ユニット6は、上記S18の処理が終
るとS8に戻り再びS8〜S18の処理を繰り返す。
【0040】次に、S9において貯蔵庫2内のO2 濃度
がO2 <2%でないとき、即ちO2 濃度が2%以上のと
きはS19に移り、タイマ2の経過時間t2 を読み取
る。
【0041】次のS20において、前回の待機時間Tm
2 が経過し、さらに1時間経過したのにO2 濃度がO2
<2%にならないときは、O2 センサ7の故障あるいは
信号ケーブルの断線等により空気供給が行われないもの
と判断する。
【0042】従って、タイマ2の経過時間t2 が前回の
2 濃度が4%から2%変化するまでの待機時間Tm2
(S10で記憶)に1時間を加えた時間(Tm2 +1
h)になると、図4に示すS21に移りタイマ1を始動
させるとともに警報(ブザー又はパトロールライト等)
を発して異常発生を知らせる。
【0043】続いて、コンプレッサ17及びドライヤ1
8を起動させ(S22)、O2 供給用弁13を開弁して
貯蔵庫2にドライヤ18からの空気を供給させる(S2
3)。
【0044】そして、タイマ1の経過時間t1 を読み取
る(S24)。
【0045】次のS25では、タイマの経過時間t1
S17でメモリ21に記憶された前回の気体供給時間T
1 に達するまで貯蔵庫2への空気供給が継続する。そ
して、経過時間t1 がTm1 に達したとき、S26に移
りO2 供給用弁13を閉弁し、貯蔵庫2への空気供給を
停止する。
【0046】続いて、コンプレッサ17及びドライヤ1
8を停止させ(S27)、タイマ1、タイマ2をゼロリ
セットする(S28,S29)。そして、S29の処理
が終るとS8の前に戻る。
【0047】従って、S20において待機時間Tm2
経過し、さらに1時間経過したのにO2 濃度がO2 <2
%にならないときは、メモリ21に記憶された前回の空
気供給時間Tm1 と同一時間貯蔵庫2へ空気を供給する
ことによりO2 センサ7等の故障による空気供給が中断
してしまうことを防止できる。
【0048】又、S21で警報を発して作業者に異常発
生を知らせることにより、O2 センサ7の速やかな修理
作業が行われる。
【0049】又、S20においてタイマ2の時間t2
待機時間Tm2 に1時間を合わせた時間に達していない
ときは、S30に移りタイマ4を始動させる。そして、
次のS31では貯蔵庫2内のCO2 濃度が7%(上限
値)を越えたかどうかをチェックしており、CO2 >7
%となったときはタイマ4に計測されたCO2 >7%に
なるまでの経過時間Tm4 をメモリ21に記憶させる
(S32)。
【0050】続いて、図5に示すS33でタイマ3を始
動させる。次のS34ではコンプレッサ17及びドライ
ヤ18を起動させ、さらにS35で修整空気供給ユニッ
ト3を運転開始する。
【0051】そして、N2 供給用弁12を開弁して修整
空気供給ユニット3により生成されたN2 ガス(修整空
気)を貯蔵庫2に供給する(S36)。これにより、貯
蔵庫2内のCO2 濃度が変化し、CO2 センサ8により
CO2 ≦5%になったことが検出されると(S37)、
2 供給用弁12を閉弁し、貯蔵庫2へのN2 ガス供給
を停止させる(S38)。
【0052】続いて、修整空気発生ユニット3を停止さ
せる(S39)とともに、コンプレッサ17及びドライ
ヤ18を停止させ(S40)、そしてタイマ3で計測さ
れたN2 供給時間Tm3 をメモリ21に記憶させ(S4
1)、タイマ4をゼロリセットする(S42)。
【0053】S42の処理が終ると再びS8の前に戻
る。
【0054】尚、上記のようなN2 供給用弁12のN2
供給時間Tm3 、待機時間Tm4 に応じたCO2 濃度の
変化は図7中破線Bで示す三角状の波形で表わせる。
【0055】上記S31において貯蔵庫2内のCO2
度がCO2 >7%でないとき、即ちCO2 濃度が7%以
下のときはS43に移り、タイマ4の経過時間t4 を読
み取る。
【0056】S44において、メモリ21に記憶された
前回の待機時間Tm4 が経過し、さらに1時間経過した
のちCO2 濃度がCO2 >7%にならないときは、CO
2 センサ8の故障あるいは信号ケーブルの断線等により
2 ガス供給が行われないものと判断する。
【0057】従って、タイマ4の経過時間t4 が前回の
CO2 濃度が7%から5%に変化するまでの待機時間T
4 (S32で記憶)に1時間合わせた時間(Tm4
1h)になると、図6に示すS45に移りタイマ3を始
動させるとともに警報(ブザー又はパトロールライト
等)を発して異常発生を作業者に知らせる。
【0058】続いて、コンプレッサ17及びドライヤ1
8を起動させ(S46)、さらにS47で修整空気発生
ユニット3を運転開始する。そして、N2 供給用弁12
を開弁して修整空気発生ユニット3で生成されたN2
スを貯蔵庫2に供給する(S48)。次いで、タイマ3
の経過時間t3を読み取る(S49)。
【0059】次のS50ではタイマ3の経過時間t3
S41でメモリ21に記憶された前回のN2 供給時間T
3 に達するまで貯蔵庫2へのN2 ガス供給が継続す
る。そして、経過時間t3 がTm3 に達したとき、S5
1に移りN2 供給用弁12を閉弁してN2 ガス供給を停
止する。
【0060】続いて、修整空気発生ユニット3を停止さ
せるとともに(S52)、コンプレッサ17及びドライ
ヤ18を停止させ(S53)、そしてタイマ3、タイマ
4をゼロリセットする(S54,S55)。
【0061】S55の処理が終ると再びS8の前に戻
る。従って、S44において待機時間Tm4 が経過し、
さらに1時間経過したのにCO2 濃度がCO2 >7%に
ならないときは、メモリ21に記憶された前回のN2
ス供給時間Tm3 と同一時間貯蔵庫2へのN2 ガスを供
給することによりCO2 センサ8等の故障によるN2
ス供給が中断してしまうことを防止できる。
【0062】又、警報を発して作業者に異常発生を知ら
せることにより、CO2 センサ8の速やかな修理作業が
行われる。
【0063】又、S44において、タイマ4の経過時間
4 がTm4 +1hに達しないときはS9の前に戻る。
【0064】即ち、S9において、O2 <2%でないと
きはS19に移り、さらにS20でt2 >Tm2 +1h
でないときはS30に移り、さらにS31でCO2 >7
%でないときはS43に移り、さらにS44でt4 <T
4 +1hでないときは再びS9に戻ることになり、常
にS9,S20,S31,S44の判断が繰り返し実行
される。
【0065】尚、上記実施例ではS20,S44におい
て、待機時間Tm2,Tm4 に1時間を加算して異常の
有無を判断したが、この余裕時間は必ずしも1時間に限
るものではなく、O2 濃度、CO2 濃度あるいは修整空
気発生ユニット3及び貯蔵庫2の容量に応じて適宜決め
られる。
【0066】又、上記実施例ではO2 センサ7及びCO
2 センサ8が夫々故障した場合について説明したが、ど
ちらか一方のみ即ちO2 ガス又はN2 ガスのみを前回の
供給時間に基づいて供給する構成としても良い。
【0067】
【発明の効果】上述の如く、本発明になるガス濃度制御
装置は、貯蔵庫内の気体濃度を検出する濃度検出手段が
故障して庫内への気体供給が一定時間以上中断されたま
ま再開されないとき、記憶手段に記憶された前回の気体
供給時間と同一時間だけ庫内への気体供給を行うことが
でき、それ以前に実行されている気体供給条件と略同じ
条件で気体供給を継続することができる。従って、万が
一濃度検出手段が故障しても貯蔵物を安全に貯蔵し続け
ることができる等の特長を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になるガス濃度制御装置の一実施例の概
略構成図である。
【図2】制御ユニットが実行する処理を説明するための
フローチャートである。
【図3】図2に示す処理に続いて実行される処理を説明
するためのフローチャートである。
【図4】図3に示す処理に続いて実行される処理を説明
するためのフローチャートである。
【図5】図4に示す処理に続いて実行される処理を説明
するためのフローチャートである。
【図6】図5に示す処理に続いて実行される処理を説明
するためのフローチャートである。
【図7】時間経過に応じた気体濃度の変化を説明するた
めの線図である。
【符号の説明】
1 ガス濃度制御装置 2 貯蔵庫 3 修整空気発生ユニット 4 空気供給ユニット 5 気体濃度検出ユニット 6 制御ユニット 6A 濃度制御手段 6B 濃度補助制御手段 7 O2 センサ 8 CO2 センサ 12 N2 供給用弁 13 O2 供給用弁 19 O2 濃度計 20 CO2 濃度計 21 メモリ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 貯蔵物の鮮度を維持するため庫内が所定
    濃度割合になるよう気体が供給される貯蔵庫と、 前記貯蔵庫内の気体濃度を検出する濃度検出手段と、 前記貯蔵庫内に気体を供給する気体供給手段と、 前記濃度検出手段からの検出信号に基づき庫内の気体濃
    度が予め決められた上限値又は下限値を越えたとき前記
    気体供給手段からの気体を前記貯蔵庫に供給し、庫内の
    気体濃度が下限値又は上限値に達したとき前記気体供給
    手段からの気体供給を停止させる濃度制御手段と、 前記濃度制御手段により前回実行された気体供給時間及
    び前回の気体供給終了から今回の気体供給開始までの待
    機時間を記憶する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶された前回の待機時間が経過しさら
    に一定時間が経過した後、前記濃度検出手段により前記
    上限値又は下限値が検出されないとき前記気体供給手段
    からの気体を前記記憶手段に記憶された前回の気体供給
    時間の間供給し続けるよう制御する濃度補助制御手段
    と、 を備えてなることを特徴とするガス濃度制御装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0726868A (ja) * 1993-07-13 1995-01-27 Kajima Corp バケット自己昇降式掘削装置
JP2016164484A (ja) * 2015-02-27 2016-09-08 ダイキン工業株式会社 コンテナ用冷凍装置

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