JPH072651Y2 - アスファルト舗装廃材再生用ドライヤ - Google Patents
アスファルト舗装廃材再生用ドライヤInfo
- Publication number
- JPH072651Y2 JPH072651Y2 JP1989113981U JP11398189U JPH072651Y2 JP H072651 Y2 JPH072651 Y2 JP H072651Y2 JP 1989113981 U JP1989113981 U JP 1989113981U JP 11398189 U JP11398189 U JP 11398189U JP H072651 Y2 JPH072651 Y2 JP H072651Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- dryer
- drum
- waste material
- asphalt pavement
- lid
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Description
【考案の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本考案の道路工事等によって掘り起こされたアスファル
ト舗装廃材を加熱再生するドライヤに関するものであ
る。
ト舗装廃材を加熱再生するドライヤに関するものであ
る。
［従来の技術］ 道路工事等によって掘り起こされたアスファルト舗装廃
材（以下『廃材』という）の再生には、アスファルトプ
ラントの骨材加熱装置であるドライヤとほぼ同構造とし
たドライヤが採用されている。この再生用ドライヤは円
筒状ドラムを回転自在に傾斜支持し、ドラムの内周部に
は多数周設した掻き上げ羽根によって廃材を掻き上げな
がらドラム内を転動流下させる間に熱風を接触させ、所
望の温度まで加熱昇温して廃材再生を行なっている。
材（以下『廃材』という）の再生には、アスファルトプ
ラントの骨材加熱装置であるドライヤとほぼ同構造とし
たドライヤが採用されている。この再生用ドライヤは円
筒状ドラムを回転自在に傾斜支持し、ドラムの内周部に
は多数周設した掻き上げ羽根によって廃材を掻き上げな
がらドラム内を転動流下させる間に熱風を接触させ、所
望の温度まで加熱昇温して廃材再生を行なっている。
［考案が解決しようとする課題］ しかしながら、廃材が加熱されながらドラム内を転動流
下する間に廃材表面に付着しているアスファルト分が溶
融して廃材が粘着性を有するようになり、この粘着性廃
材が掻き上げ羽根に徐々に付着成長し、ついには掻き上
げ羽根の機能を損ようになる。そして、この付着堆積し
た廃材を除去するには作業員が狭いドラム内に入って削
り作業を行なう必要があり、維持管理面において問題点
を有していた。
下する間に廃材表面に付着しているアスファルト分が溶
融して廃材が粘着性を有するようになり、この粘着性廃
材が掻き上げ羽根に徐々に付着成長し、ついには掻き上
げ羽根の機能を損ようになる。そして、この付着堆積し
た廃材を除去するには作業員が狭いドラム内に入って削
り作業を行なう必要があり、維持管理面において問題点
を有していた。
本考案は上記の点に鑑み、ドラムの掻き上げ羽根等に付
着堆積した廃材の削り作業を簡単に行なうことができる
アスファルト舗装廃材再生用ドライヤを提案することを
目的とするものである。
着堆積した廃材の削り作業を簡単に行なうことができる
アスファルト舗装廃材再生用ドライヤを提案することを
目的とするものである。
［課題を解決するための手段］ 本考案は上記目的を達成するために、回転自在に傾斜支
持したドラムの内周部に多数の掻き上げ羽根を有したア
スファルト舗装廃材再生用ドライヤにおいて、前記掻き
上げ羽根を周設したドラム壁に適宜大きさの点検口を複
数個穿設し、該点検口には蓋体を開閉自在に取り付けた
ことを特徴とするアスファルト舗装廃材再生用ドライヤ
を提供するものである。
持したドラムの内周部に多数の掻き上げ羽根を有したア
スファルト舗装廃材再生用ドライヤにおいて、前記掻き
上げ羽根を周設したドラム壁に適宜大きさの点検口を複
数個穿設し、該点検口には蓋体を開閉自在に取り付けた
ことを特徴とするアスファルト舗装廃材再生用ドライヤ
を提供するものである。
［作用］ 本考案に係るアスファルト舗装廃材再生用ドライヤにあ
っては、廃材が掻き上げ羽根等のドラム内周部に付着堆
積すれば、廃材の点検口の蓋を開放し、点検口を通して
外部から付着堆積した廃材を削り落として点検口から掻
き出すのである。
っては、廃材が掻き上げ羽根等のドラム内周部に付着堆
積すれば、廃材の点検口の蓋を開放し、点検口を通して
外部から付着堆積した廃材を削り落として点検口から掻
き出すのである。
［実施例］ 以下本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
１は新規骨材及び廃材を加熱するドライヤであって、円
筒状のドラム２を機台３上の支持ローラ４によって回転
自在に傾斜支持し、駆動装置（図示せず）により所定の
速度で回転させている。ドラム２の一端部にはバーナ５
が配設してあり、該バーナ５によって燃焼室６に火炎を
形成してホットホッパ７側よりドラム２内に熱風を送り
込むとともに、ドラム２の他端部のコールドホッパ８に
連結した排気煙道９の末端に設けた排風機（図示せず）
により排ガスを吸引してドラム２内を通過するガス流を
維持している。そして、コールドホッパ８側には材料供
給用のベルトコンベヤ10が配設してあり、該ベルトコン
ベヤ10によってドラム内に供給した材料を掻き上げ羽根
11によって持ち上げながら転動流下させる間に高温のガ
ス流と接触させて所定温度まで加熱している。
筒状のドラム２を機台３上の支持ローラ４によって回転
自在に傾斜支持し、駆動装置（図示せず）により所定の
速度で回転させている。ドラム２の一端部にはバーナ５
が配設してあり、該バーナ５によって燃焼室６に火炎を
形成してホットホッパ７側よりドラム２内に熱風を送り
込むとともに、ドラム２の他端部のコールドホッパ８に
連結した排気煙道９の末端に設けた排風機（図示せず）
により排ガスを吸引してドラム２内を通過するガス流を
維持している。そして、コールドホッパ８側には材料供
給用のベルトコンベヤ10が配設してあり、該ベルトコン
ベヤ10によってドラム内に供給した材料を掻き上げ羽根
11によって持ち上げながら転動流下させる間に高温のガ
ス流と接触させて所定温度まで加熱している。
12はドラム２の鋼板を適宜大きさで切り抜いた点検口で
あって、廃材が比較的付着しやすいバーナ５側に近い高
温域に穿設してあり、その穿設位置はドラム２内の円周
方向に隣接する掻き上げ羽根11の間となるようにしてい
る。該点検口12にはドラム２の外周壁に密着するように
湾曲させた蓋体13を取り付けており、該蓋体13はドラム
２の外周壁に立設した支持片14と蓋体13の一側部に固着
した取付片15とに軸体16を挿入して開閉自在としてあ
る。開閉自在とした蓋体13の自由端部にはドラム２に固
着した螺子棒17に合致する切欠きを設けておき、閉塞時
に蓋体13から露出した螺子棒17にナット18を螺入して蓋
体12を固定し、運転時には蓋体12を閉塞して材料が点検
口12からこぼれ落ちないようにするとともにドラム２内
に余分な空気が侵入しないようにしている。
あって、廃材が比較的付着しやすいバーナ５側に近い高
温域に穿設してあり、その穿設位置はドラム２内の円周
方向に隣接する掻き上げ羽根11の間となるようにしてい
る。該点検口12にはドラム２の外周壁に密着するように
湾曲させた蓋体13を取り付けており、該蓋体13はドラム
２の外周壁に立設した支持片14と蓋体13の一側部に固着
した取付片15とに軸体16を挿入して開閉自在としてあ
る。開閉自在とした蓋体13の自由端部にはドラム２に固
着した螺子棒17に合致する切欠きを設けておき、閉塞時
に蓋体13から露出した螺子棒17にナット18を螺入して蓋
体12を固定し、運転時には蓋体12を閉塞して材料が点検
口12からこぼれ落ちないようにするとともにドラム２内
に余分な空気が侵入しないようにしている。
しかして、廃材を加熱再生する場合には蓋体13を閉塞し
ておき、ドラム２内に廃材を投入して加熱再生する。そ
して、廃材が掻き上げ羽根11に付着堆積すれば、運転を
休止して点検口12の蓋体13を開放し、点検口12から覗き
込んで掻き上げ羽根11等に付着した廃材を削り落し、点
検口12から掻き出すのである。
ておき、ドラム２内に廃材を投入して加熱再生する。そ
して、廃材が掻き上げ羽根11に付着堆積すれば、運転を
休止して点検口12の蓋体13を開放し、点検口12から覗き
込んで掻き上げ羽根11等に付着した廃材を削り落し、点
検口12から掻き出すのである。
なお、実施例では廃材再生専用ドライヤについて説明し
たが何らこの種の専用ドライヤに限定するものではな
く、新規骨材と廃材の両方を加熱することができる構造
とした各種ドライヤにおいても、その廃材ドラム部を本
考案と同様の構造にすれば同等の効果を発揮するもので
あり、そのような種類のドライヤに採用することは本考
案の目的を逸脱しない限り本考案に包含されるものであ
る。
たが何らこの種の専用ドライヤに限定するものではな
く、新規骨材と廃材の両方を加熱することができる構造
とした各種ドライヤにおいても、その廃材ドラム部を本
考案と同様の構造にすれば同等の効果を発揮するもので
あり、そのような種類のドライヤに採用することは本考
案の目的を逸脱しない限り本考案に包含されるものであ
る。
また、実施例においてはバーナ５側に近い位置に点検口
12を穿設したが、ドライヤの構造により廃材の付着しや
すい箇所に点検口12を適宜設けて良いことは言うまでも
ない。
12を穿設したが、ドライヤの構造により廃材の付着しや
すい箇所に点検口12を適宜設けて良いことは言うまでも
ない。
［考案の効果］ 以上のように本考案に係るアスファルト舗装廃材再生用
ドライヤにあっては、廃材が掻き上げ羽根11等のドラム
内周部に付着堆積してもドラムの外部から点検口12を通
して廃材を削り落して掻き出すことができ、作業環境の
悪いドラム内に入る必要もなく、作業性が向上してドラ
イヤの堆積管理が容易となる。
ドライヤにあっては、廃材が掻き上げ羽根11等のドラム
内周部に付着堆積してもドラムの外部から点検口12を通
して廃材を削り落して掻き出すことができ、作業環境の
悪いドラム内に入る必要もなく、作業性が向上してドラ
イヤの堆積管理が容易となる。
第１図は本考案の一実施例のアスファルト舗装廃材再生
用ドライヤの一部切欠きした概略正面図、第２図は第１
図の点検口付近の部分拡大図、第３図は第２図の一部省
略したＡ−Ａ線断面図である。 １……ドライヤ、２……ドラム、11……掻き上げ羽根 12……点検口、13……蓋体
用ドライヤの一部切欠きした概略正面図、第２図は第１
図の点検口付近の部分拡大図、第３図は第２図の一部省
略したＡ−Ａ線断面図である。 １……ドライヤ、２……ドラム、11……掻き上げ羽根 12……点検口、13……蓋体
Claims (1)
- 【請求項１】回転自在に傾斜支持したドラムの内周部に
多数の掻き上げ羽根を有したアスファルト舗装廃材再生
用ドライヤにおいて、前記掻き上げ羽根を周設したドラ
ム壁に適宜大きさの点検口を複数個穿設し、該点検口に
は蓋体を開閉自在に取り付けたことを特徴とするアスフ
ァルト舗装廃材再生用ドライヤ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989113981U JPH072651Y2 (ja) | 1989-09-27 | 1989-09-27 | アスファルト舗装廃材再生用ドライヤ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989113981U JPH072651Y2 (ja) | 1989-09-27 | 1989-09-27 | アスファルト舗装廃材再生用ドライヤ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0354809U JPH0354809U (ja) | 1991-05-27 |
| JPH072651Y2 true JPH072651Y2 (ja) | 1995-01-25 |
Family
ID=31662371
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1989113981U Expired - Lifetime JPH072651Y2 (ja) | 1989-09-27 | 1989-09-27 | アスファルト舗装廃材再生用ドライヤ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH072651Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4691083B2 (ja) * | 2007-09-21 | 2011-06-01 | 株式会社クボタ | 脱穀扱胴 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6043484A (ja) * | 1983-08-19 | 1985-03-08 | Mitsui Toatsu Chem Inc | 広いバンドギヤツプを有するアモルフアスシリコン膜の形成方法 |
-
1989
- 1989-09-27 JP JP1989113981U patent/JPH072651Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6043484A (ja) * | 1983-08-19 | 1985-03-08 | Mitsui Toatsu Chem Inc | 広いバンドギヤツプを有するアモルフアスシリコン膜の形成方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0354809U (ja) | 1991-05-27 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPH072651Y2 (ja) | アスファルト舗装廃材再生用ドライヤ | |
| JP2001272169A (ja) | 連続式回転乾燥機 | |
| JPH0728170Y2 (ja) | アスファルト舗装廃材再生用ドライヤ | |
| KR100372897B1 (ko) | 건조장치 | |
| JPH072652Y2 (ja) | アスファルト舗装廃材再生用ドライヤ | |
| JPH0515844B2 (ja) | ||
| JPH072650Y2 (ja) | アスファルト舗装廃材再生用ドライヤ | |
| JP2548541Y2 (ja) | アスファルト舗装廃材再生用ドライヤ | |
| JPH0535124Y2 (ja) | ||
| JPH0213522Y2 (ja) | ||
| JPH07317014A (ja) | アスファルト舗装廃材再生用ドライヤ | |
| JPH07229108A (ja) | アスファルト舗装廃材再生用ドライヤ | |
| JPH0355607Y2 (ja) | ||
| JP2001020212A (ja) | アスファルトプラントのドライヤ | |
| JPH0743126Y2 (ja) | アスファルトプラントのドライヤ | |
| CN209866950U (zh) | 水泥窑协同处理固体废物装置 | |
| KR200247065Y1 (ko) | 유기폐기물의 건조장치 | |
| JPH0512323Y2 (ja) | ||
| JPS5818159Y2 (ja) | ロ−タリ−ドライヤ− | |
| JPH0753962B2 (ja) | アスファルト舗装廃材再生用ドライヤの付着物除去方法 | |
| JPH0530628Y2 (ja) | ||
| JPH0754793Y2 (ja) | コール・イン・チューブドライヤ | |
| JPH0931909A (ja) | リサイクルプラント等のドライヤ | |
| JPH0721604Y2 (ja) | リサイクルドライヤの被再生廃材付着防止装置 | |
| CN205617204U (zh) | 一种热再生设备上的废气循环装置 |