JP2001020212A - アスファルトプラントのドライヤ - Google Patents

アスファルトプラントのドライヤ

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JP2001020212A
JP2001020212A JP11198236A JP19823699A JP2001020212A JP 2001020212 A JP2001020212 A JP 2001020212A JP 11198236 A JP11198236 A JP 11198236A JP 19823699 A JP19823699 A JP 19823699A JP 2001020212 A JP2001020212 A JP 2001020212A
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JP
Japan
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upper chamber
lower chamber
chamber
aggregate
hopper
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Application number
JP11198236A
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English (en)
Inventor
Kenji Yoshino
健治 吉野
Kazunori Nemoto
一範 根本
Suzuo Kayano
鈴雄 茅野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Niigata Engineering Co Ltd
Nikko Corp Ltd
Original Assignee
Niigata Engineering Co Ltd
Nippon Hodo Co Ltd
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Publication date
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Priority to JP11198236A priority Critical patent/JP2001020212A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 再生骨材と新骨材とを1台のドライヤで個々
にかつ同時に最適温度で乾燥加熱する。 【解決手段】 回転ドラム1を回転させてその上部室R
aと下部室Rbにバーナ4,5(バーナ4は図示略)か
ら熱風をそれぞれ送り込みながら、再生骨材と新骨材を
投入口2a,7c(投入口7cは図示略)から上部室R
aと下部室Rbに投入して乾燥加熱し、排出口6c,3
bから排出させるとともに、排気ガスを排気口6a,7
bから排出する。このように、再生骨材と新骨材とを専
用のバーナによって別々に乾燥加熱するものであるか
ら、それらの種類や状態に適合した最適温度で両骨材を
乾燥加熱することができる。また、1つの回転ドラム1
内を隔壁1cで区画して上部室Raと下部室Rbとを形
成したので、場所をとらず、しかも構造が簡単で保守点
検が容易である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、新骨材と、舗装の
掘り起こしによって生じた舗装廃材(再生骨材)とを1
台のドライヤで個別にかつ同時に乾燥加熱することがで
きるアスファルトプラントのドライヤに関する。
【0002】
【従来の技術】新骨材と再生骨材とを1台のドライヤで
個別にかつ同時に乾燥加熱することができるアスファル
トプラントのドライヤの一例として、図5に示すものが
知られている(特公平5−15844号公報)。
【0003】このアスファルトプラントのドライヤは、
回転ドラム51と、上部室コールドマニホールド52
と、下部室ホットホッパ53と、上部室ホットホッパ5
6と、下部室コールドホッパ57と、バーナ55と、再
生骨材用投入装置58と、新骨材用投入装置59と、集
塵装置60とを備えている。
【0004】回転ドラム51は、中央に孔を形成した仕
切板51hによって仕切られた上部室Rc及び下部室R
dと、上部室Rcに開口して下部室Rdに設けられた内
筒51iと、仕切板51hの上部室Rc側と下部室Rd
側とにそれぞれ形成された上部室透孔51a及び下部室
透孔51bを有しており、支持台63のローラ64,6
5の上に傾斜状態で周方向に回転自在に支持されてい
る。支持台63には回転ドラム51を回転させる回転駆
動装置(図示せず)が設けられている。
【0005】上部室コールドマニホールド52は、上側
排気口52dと再生骨材用投入口52aとを持ち、回転
ドラム51の上端部に閉合されている。また下部室ホッ
トホッパ53は、新骨材用排出口53bを有し、回転ド
ラム51の下端部に嵌合されている。バーナ55は、回
転ドラム51に熱風を送り込むもので、下部室ホットホ
ッパ53に取り付けられている。
【0006】上部室ホットホッパ56は、上部室排気口
56aと再生骨材用排出口56cとを有し、回転ドラム
51の上部室透孔51aの部分に嵌合されている。ま
た、下部室コールドホッパ57は、下部室排気口57b
と新骨材用投入口57cとを持ち、回転ドラム51の下
部室透孔51bの部分に嵌合されている。なお、上部室
コールドマニホールド52と各ホッパ53,56,57
は、回転ドラム51と一緒に回転しないように支持台6
3に固定されている。
【0007】再生骨材用投入装置58は、再生骨材を上
部室コールドマニホールド52の再生骨材用投入口52
aから回転ドラム51の上部室Rc内に投入するもので
あり、再生骨材用ホッパ58aとフィーダ58b及びコ
ンベヤ58cとから成る。また新骨材用投入装置59
は、新骨材を下部室コールドホッパ57の新骨材用投入
口57cから回転ドラム51の下部室Rd内に投入する
もので、新骨材用ホッパ59aとフィーダ59b及びコ
ンベヤ59cとから成る。
【0008】集塵装置60は、回転ドラム51内で再生
骨材及び/又は新骨材の乾燥加熱に働いた排気ガスに含
まれるミストや煤塵或いは粉塵等を除去するもので、排
気ダクト73,74を介して上部室コールドマニホール
ド52の上側排気口52d及び上部室ホットホッパ56
と下部室コールドホッパ57の両排気口56a,57b
に接続されている。符号67は排風機である。
【0009】上記の構成とされたアスファルトプラント
のドライヤにおいては、回転ドラム51を回転させてバ
ーナ55の熱風を回転ドラム51の下部室Rdに送り込
み、その熱風を内筒51iから上部室Rcに流通させな
がら、再生骨材及び/又は新骨材をそれらの投入口52
a,57cから回転ドラム51の上部室Rc及び/又は
下部室Rdに投入して乾燥加熱し、上部室ホットホッパ
56の再生骨材用排出口56c及び/又は下部室ホット
ホッパ53の新骨材用排出口53bから排出させるとと
もに、その際生じた排気ガス中のミストや煤塵或いは粉
塵等を集塵装置60で除去して排気する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のアスファル
トプラントのドライヤでは、再生骨材と新骨材とを同時
に乾燥加熱する場合、バーナ55の燃焼ガスは、回転ド
ラム51の下部室Rdで新骨材を乾燥加熱した後、内筒
51iを通って上部室Rcに入り、再生骨材を乾燥加熱
する。したがって、内筒51iから上部室Rcに送り込
まれる熱風温度が、新骨材の投入量や新骨材に含まれる
水分の量によって大きく変化しやすく、再生骨材を常に
最適温度で乾燥加熱することが難しいという問題点があ
る。
【0011】また、回転ドラム51の中心部に内筒51
iが設けられていて2重構造となっているため、保守点
検がしにくいという問題点もある。
【0012】本発明は、再生骨材と新骨材を常時最適温
度で乾燥加熱することができるアスファルトプラントの
ドライヤを提供することを目的とする。本発明の他の目
的は、保守点検が容易なアスファルトプラントのドライ
ヤを提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の少なくとも1つの
目的を達成するために、請求項1記載の発明は、内部を
隔壁によって上部室と下部室とに区画されるとともに、
上記隔壁の上部室側に上部室透孔が、また下部室側に下
部室透孔がそれぞれ形成され、傾斜状態で周方向に回転
駆動装置で回転させられる回転ドラムと、上部室投入口
を有し、上記回転ドラムの上端部に閉合された上部室コ
ールドマニホールドと、下部室排出口を有し、上記回転
ドラムの下端部に嵌合された下部室ホットホッパと、上
記回転ドラムの上部室コールドマニホールドから熱風を
送り込む上部室バーナと、上記回転ドラムの下部室ホッ
トホッパから熱風を送り込む下部室バーナと、上部室排
気口と上部室排出口とを有し、上記回転ドラムの上記上
部室透孔の部分に嵌合された上部室ホットホッパと、下
部室排気口と下部室投入口とを有し、上記回転ドラムの
上記下部室透孔の部分に嵌合された下部室コールドホッ
パと、上記上部室コールドマニホールドの上部室投入口
から再生骨材等を回転ドラムの上部室に投入する上部室
投入装置と、上記下部室コールドホッパの下部室投入口
から新骨材等を回転ドラムの下部室に投入する下部室投
入装置と、上記上部室ホットホッパの上部室排気口と上
記下部室コールドホッパの下部室排気口に連絡された集
塵装置とを具備した構成とした。
【0014】この手段では、再生骨材と新骨材とを同時
に乾燥加熱する場合、回転ドラムを回転させて上部室バ
ーナと下部室バーナの熱風を上部室と下部室にそれぞれ
送り込みながら、再生骨材と新骨材を上部室投入口と下
部室投入口から上部室と下部室にそれぞれ投入して乾燥
加熱し、上部室排出口と下部室排出口から排出させると
ともに、その際生じた排気ガスを上部室排気口と下部室
排気口から集塵装置に送ってミストや煤塵或いは粉塵等
を除去する。再生骨材を上部室に、また新骨材を下部室
にそれぞれ投入して同時に乾燥加熱できるほか、これと
は逆に、再生骨材を下部室に、また新骨材を上部室にそ
れぞれ投して乾燥加熱することができる。また、上部室
と下部室のいずれか一方を用いて再生骨材と新骨材のい
ずれか一方のみを乾燥加熱することもできる。
【0015】回転ドラムの上部室と下部室に専用の上部
室バーナと下部室バーナがそれぞれ接続されているの
で、再生骨材と新骨材とを共に最適温度で乾燥加熱する
ことが可能である。
【0016】請求項1記載のアスファルトプラントのド
ライヤにおいて、上部室投入装置を再生骨材用とし、下
部室投入装置を新骨材用とすることが好ましい(請求項
2)。この構成では、再生骨材は回転ドラムの上部室内
で上部室バーナの熱風により並流方式で乾燥加熱され、
また新骨材は下部室内で下部室バーナの熱風により向流
方式で乾燥加熱される。
【0017】請求項1又は2記載のアスファルトプラン
トのドライヤにおいて、集塵装置を、金属フィルタと該
金属フィルタの下流側に接続されたバッグフィルタとに
よって構成し、金属フィルタを再生骨材用排気口に連絡
し、またバッグフィルタを新骨材用排気口に連絡するこ
とが好ましい(請求項3)。この構成では、再生骨材の
乾燥加熱に働いた、ミスト分を含む排気ガスは金属フィ
ルタでミスト分を除去されてからバッグフィルタを通っ
て浄化され、また新骨材の乾燥加熱に働いた、ミスト分
を含まない排気ガスはバッグフィルタによって浄化され
る。
【0018】請求項3記載のアスファルトプラントのド
ライヤにおいて、金属フィルタの送気口に、回転ドラム
に熱風を送り込むバーナを送気ダクトで接続することが
望ましい(請求項4)。この構成では、バーナは金属フ
ィルタで捕捉されなかった排気ガス中のミスト分を燃焼
させる。
【0019】請求項1ないし4のいずれか1つに記載の
アスファルトプラントのドライヤにおいて、上部室バー
ナを分岐ダクトによって上部室コールドマニホールドと
下部室ホットホッパとにそれぞれ接続することができる
(請求項5)。この構成では、上部室バーナの熱風は、
分岐ダクトにより回転ドラムの上部室と下部室とに分配
される。
【0020】請求項5記載のアスファルトプラントのド
ライヤにおいて、分岐ダクトのいずれか一方又は両方に
ダンパを設けることが好ましい(請求項6)。この構成
では、分岐ダクトで回転ドラムの上部室と下部室とに分
配される上部室バーナの熱風量をダンパによって調節す
る。
【0021】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態を添付図面を参
照して説明する。図1ないし図4は本発明に係るアスフ
ァルトプラントのドライヤの実施の形態を示す。本ドラ
イヤは、回転ドラム1と、上部室コールドマニホールド
2と、下部室ホットホッパ3と、上部室バーナ4と、下
部室バーナ5と、上部室ホットホッパ6と、下部室コー
ルドホッパ7と、上部室投入装置8と、下部室投入装置
9と、集塵装置10とを備えている。
【0022】回転ドラム1は、隔壁1cによって区画さ
れた上部室Ra及び下部室Rbと、隔壁1cの上部室R
a側と下部室Rb側とにそれぞれ複数周方向に沿って形
成された上部室透孔1a及び下部室透孔1bを有してお
り、外周面に同心状に嵌め付けられた鉄輪1d,1eを
支持台13のローラ14,14、15,15の上に載せ
て傾斜状態で周方向に回転自在に支持されている。支持
台13には、ローラ14を介して回転ドラム1を回転さ
せる電動モータ等から成る回転駆動装置16が設けられ
ている。
【0023】回転ドラム1の上部室Raと下部室Rbの
内周面には再生骨材や新骨材を掻き上げる多数の掻上羽
根1f(図2には一部しか示されていない。)が設けら
れ、また下部室透孔1bの部分には、下部室透孔1bか
ら新骨材が排出されるのを防ぐ遮蔽部材1g(図3)が
設けられている。
【0024】上部室コールドマニホールド2は、上部室
投入口2aと熱風導入口2cとを持ち、回転ドラム1の
上部室Raの上端部に閉合されている。また、下部室ホ
ットホッパ3は、下部室排出口3bと熱風導入口3cと
を有し、回転ドラム1の下部室Rbの下端部に嵌合され
ている。
【0025】上部室バーナ4は、上部室コールドマニホ
ールド2と下部室ホットホッパ3の熱風導入口2c,3
cに分岐ダクト18,19で接続されており、熱風を回
転ドラム1の上部室Ra及び/又は下部室Rbに送り込
むことができるようになっている。分岐ダクト18,1
9はダンパ18a,19aをそれぞれ有する。下部室バ
ーナ5は下部室Rbに熱風を送り込むもので、下部室ホ
ットホッパ3に取り付けられている。
【0026】上部室ホットホッパ6は、上部室排気口6
aと上部室排出口6cとを有し、回転ドラム1の上部室
透孔1aの部分に嵌合されている。また、下部室コール
ドホッパ7は、下部室排気口7bと下部室投入口7c
(図3)とを有し、回転ドラム1の下部室透孔1bの部
分に嵌合されている。上部室コールドマニホールド2と
各ホッパ3,6,7は、回転ドラム1と一緒に回転しな
いように支持台13に従来同様に固定されている。
【0027】上部室投入装置8は、再生骨材を上部室コ
ールドマニホールド2の上部室投入口2aから回転ドラ
ム1の上部室Raに投入するものであり、また下部室投
入装置9は、新骨材を下部室コールドホッパ7の下部室
投入口7cから回転ドラム1の下部室Rbに投入するも
のである。投入装置8,9には、図5の従来のドライヤ
のように通常ベルトコンベヤ等が使用されるが、これに
限られるものではない。
【0028】集塵装置10は、金属フィルタ21とバッ
グフィルタ22とを備えている。金属フィルタ21は、
金属のフィルタエレメントを板状に積層したもので、排
気ガス中に含まれるミスト分を捕捉し、またその捕捉ミ
ストを洗浄によって容易に分離できる機能を持ち、上部
室ホットホッパ6の上部室排気口6aに排気ダクト23
で接続されている。
【0029】バッグフィルタ22は周知のもので、下部
室コールドホッパ7の下部室排気口7bに排気ダクト2
4で接続されるとともに、金属フィルタ21の送気口2
1aに接続ダクト25で接続されている。そして、バッ
グフィルタ22の下流側には排風機27と煙突28が吸
引ダクト29によって接続されている。接続ダクト25
にはダンパ25aが設けられ、また吸引ダクト29には
モータ制御のダンパ29aが設けられている。
【0030】上部室バーナ4は、金属フィルタ21の送
気口21bに送気ダクト31で接続されており、金属フ
ィルタ21を通り抜けた排気ガス中の残存ミストを燃焼
室(脱臭炉)4aで燃焼させることができるようになっ
ている。送気ダクト31には送風機32とモータ制御の
ダンパ31aが設けられている。
【0031】次に、上記の構成とされたアスファルトプ
ラントのドライヤの作用を説明する。再生骨材と新骨材
とを同時に乾燥加熱するには、回転ドラム1を回転させ
て両バーナ4,5の熱風を回転ドラム1の上部室Raと
下部室Rbにそれぞれ送り込みながら、再生骨材と新骨
材を投入口2a,7cから回転ドラム1の上部室Raと
下部室Rbにそれぞれ投入して乾燥加熱し、排出口6
c,3bから排出させるとともに、それらの乾燥加熱に
働いた排気ガスを排風機27で集塵装置10に流通させ
て浄化し、煙突28から大気に放出する。
【0032】この際、再生骨材を乾燥加熱したミスト分
を含む排気ガスは排気ダクト23を通って金属フィルタ
21に吸引され、ここでミスト分を除去されてから、接
続ダクト25を通り、新骨材の乾燥加熱に働いて排気ダ
クト24を流れてきた排気ガスと合流してバッグフィル
タ22に吸引され、粉塵を除去される。このため、排気
ガス中のミストや粉塵がより完全に除去される上、ミス
トによるバッグフィルタ22の目詰りが軽減される。
【0033】上記において、ダンパ31aを開いて送風
機32を作動させると、金属フィルタ21を通過した排
気ガスが送気ダクト31を通って上部室バーナ4の燃焼
室4aに送り込まれ、ここで残存ミストを燃焼される。
このため、ミストによる臭気公害が防止される。
【0034】排気ガスの循環量はダンパ25a,31a
の開閉度調整及び/又は送風機32の速度調整によって
調整する。また、上部室バーナ4で生じた熱風の上部室
Raと下部室Rbに対する分配量は、ダンパ18a,1
9aの開閉度調整で調整する。排気ガスの集塵装置10
への吸引量は、ダンパ29aの開閉度調整及び/又は排
風機27の速度調整によって行う。
【0035】このように、再生骨材と新骨材とを専用の
バーナ4,5によってそれぞれ別々に乾燥加熱するもの
であるから、それらの種類や状態、具体的に言えば、ア
スファルト分の含有量や種類、或いは水分の含有量等に
適合した最適温度で無駄なく経済的に、ブルースモーク
の発生を防止して再生骨材と新骨材を乾燥加熱すること
ができる。また、1つの回転ドラム1内を隔壁1cで区
画して上部室Raと下部室Rbとを形成したので、場所
をとらず、しかも構造が簡単で保守点検が容易である。
【0036】図のドライヤにあっては、上部室投入口2
aと上部室Raが再生骨材用とされ、また下部室投入口
7cと下部室Rbが新骨材用とされているが、場合によ
っては、新骨材を上部室投入口2aから上部室Raに投
入したり、再生骨材を下部室投入口7cから下部室Rb
に投入したりして乾燥加熱することもできる。下部室R
bで再生骨材を乾燥加熱する構造とした場合、排気ダク
ト23は下部室コールドホッパ7の下部室排気口7bに
接続され、他の排気ダクト24は上部室ホットホッパ6
の上部室排気口6aに接続されることは言うまでもな
い。
【0037】また、図のドライヤから分岐ダクト19を
省くことができる。また、排気ダクト23から環流ダク
ト34を分岐して下部室ホットホッパ3に接続し、ミス
トを含む排気ガスの一部を下部室Rbに環流できるよう
にする場合もある。排気ダクト23,24には必要に応
じてダンパが設けられる。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、再生骨材と新骨材とを個々にかつ同時に最
適温度でそれぞれ乾燥加熱することができる上、設置面
積が狭くて済み、しかも構造が簡単で保守点検の容易な
優れたアスファルトプラントのドライヤを提供すること
ができる。
【0039】請求項1記載のアスファルトプラントのド
ライヤにおいて、上部室投入装置を再生骨材用とし、下
部室投入装置を新骨材用とした場合は、再生骨材を並流
方式でアスファルト分の燃焼を抑止して乾燥加熱し、ま
た新骨材を向流方式で効率的に乾燥加熱することができ
る。
【0040】請求項1又は2記載のアスファルトプラン
トのドライヤにおいて、集塵装置を、金属フィルタと該
金属フィルタの下流側に接続されたバッグフィルタとに
よって構成し、金属フィルタを再生骨材用排気口に連絡
し、またバッグフィルタを新骨材用排気口に連絡した構
成とすると、ミスト分によるバッグフィルタの目詰りを
極力防止して、排気ガス中のミストと煤塵及び粉塵を効
率よくかつより完全に除去することができる。
【0041】請求項3記載のアスファルトプラントのド
ライヤにおいて、金属フィルタの送気口に、回転ドラム
に熱風を送り込むバーナを送気ダクトで接続した構成で
は、金属フィルタで捕捉されなかった排気ガス中のミス
ト分をバーナで燃焼させて臭気の発生を防止することが
できる。
【0042】請求項1ないし4のいずれか1つに記載の
アスファルトプラントのドライヤにおいて、上部室バー
ナを分岐ダクトによって上部室コールドマニホールドと
下部室ホットホッパとにそれぞれ接続した場合は、上部
室バーナの熱風の一部を下部室に送って下部室の乾燥加
熱温度を高めることができる。
【0043】請求項5記載のアスファルトプラントのド
ライヤにおいて、分岐ダクトのいずれか一方又は両方に
ダンパを設けた場合は、上部室バーナの下部室に送られ
る熱風量をダンパの開閉によって精度よくかつ容易に調
整することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るアスファルトプラントのドライ
ヤの実施の形態を示す主要部の断面図である。
【図2】 図1のドライヤの主要部の外観図である。
【図3】 下部室コールドホッパの部分の断面図であ
る。
【図4】 回転ドラムと集塵装置等の関係を示す図であ
る。
【図5】 従来のアスファルトプラントのドライヤの断
面図である。
【符号の説明】
1 回転ドラム 1a 上部
室透孔 1b 下部室透孔 1c 隔壁 2 上部室コールドマニホールド 2a 上部
室投入口 2c,3c 熱風導入口 3 下部室
ホットホッパ 3b 下部室排出口 4 上部室
バーナ 5 下部室バーナ 6 上部室
ホットホッパ 6a 上部室排気口 6c 上部
室排出口 7 下部室コールドホッパ 7b 下部
室排気口 7c 下部室投入口 8 上部室
投入装置 9 下部室投入装置 10 集塵
装置 16 回転駆動装置 18,19
分岐ダクト 18a,19a,25a,31a ダンパ 21 金属
フィルタ 21b 送気口 22 バッ
グフィルタ 23,24 排気ダクト 25 接続
ダクト 31 送気ダクト 32 送風
機 Ra 上部室 Rb 下部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉野 健治 神奈川県横浜市磯子区新磯子町27番地1号 株式会社新潟鉄工所構機システム事業部 横浜工場内 (72)発明者 根本 一範 神奈川県横浜市磯子区新磯子町27番地1号 株式会社新潟鉄工所構機システム事業部 横浜工場内 (72)発明者 茅野 鈴雄 神奈川県横浜市磯子区新磯子町27番地1号 株式会社新潟鉄工所構機システム事業部 横浜工場内 Fターム(参考) 2D052 AA03 BA05 BA08 BA12 BA23 DA02 DA14 DA22 4H058 DA14 DA22 EA12 EA41 GA32 GA40 HA03 HA25 4K056 AA00 BA06 BB01 CA06 DA02 DA33 4K061 AA08 BA00 CA27 DA01 EA06

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部を隔壁によって上部室と下部室とに
    区画されるとともに、上記隔壁の上部室側に上部室透孔
    が、また下部室側に下部室透孔がそれぞれ形成され、傾
    斜状態で周方向に回転駆動装置で回転させられる回転ド
    ラムと、 上部室投入口を有し、上記回転ドラムの上端部に閉合さ
    れた上部室コールドマニホールドと、 下部室排出口を有し、上記回転ドラムの下端部に嵌合さ
    れた下部室ホットホッパと、 上記回転ドラムの上部室コールドマニホールドから熱風
    を送り込む上部室バーナと、 上記回転ドラムの下部室ホットホッパから熱風を送り込
    む下部室バーナと、 上部室排気口と上部室排出口とを有し、上記回転ドラム
    の上記上部室透孔の部分に嵌合された上部室ホットホッ
    パと、 下部室排気口と下部室投入口とを有し、上記回転ドラム
    の上記下部室透孔の部分に嵌合された下部室コールドホ
    ッパと、 上記上部室コールドマニホールドの上部室投入口から再
    生骨材等を回転ドラムの上部室に投入する上部室投入装
    置と、 上記下部室コールドホッパの下部室投入口から新骨材等
    を回転ドラムの下部室に投入する下部室投入装置と、 上記上部室ホットホッパの上部室排気口と上記下部室コ
    ールドホッパの下部室排気口に連絡された集塵装置とを
    具備したことを特徴とするアスファルトプラントのドラ
    イヤ。
  2. 【請求項2】 上部室投入装置が再生骨材用とされ、下
    部室投入装置が新骨材用とされたことを特徴とする請求
    項1記載のアスファルトプラントのドライヤ。
  3. 【請求項3】 集塵装置は、金属フィルタと該金属フィ
    ルタの下流側に接続されたバッグフィルタとを備え、金
    属フィルタは再生骨材用排気口に連絡され、またバッグ
    フィルタは新骨材用排気口に連絡されたことを特徴とす
    る請求項1又は2記載のアスファルトプラントのドライ
    ヤ。
  4. 【請求項4】 金属フィルタの送気口に、回転ドラムに
    熱風を送り込むバーナが送気ダクトで接続されたことを
    特徴とする請求項3記載のアスファルトプラントのドラ
    イヤ。
  5. 【請求項5】 上部室バーナが分岐ダクトによって上部
    室コールドマニホールドと下部室ホットホッパとにそれ
    ぞれ接続されたことを特徴とする請求項1ないし4のい
    ずれか1つに記載のアスファルトプラントのドライヤ。
  6. 【請求項6】 分岐ダクトのいずれか一方又は両方にダ
    ンパが設けられたことを特徴とする請求項5記載のアス
    ファルトプラントのドライヤ。
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