JP2001323408A - アスファルトプラントの骨材乾燥装置 - Google Patents

アスファルトプラントの骨材乾燥装置

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JP2001323408A
JP2001323408A JP2000145497A JP2000145497A JP2001323408A JP 2001323408 A JP2001323408 A JP 2001323408A JP 2000145497 A JP2000145497 A JP 2000145497A JP 2000145497 A JP2000145497 A JP 2000145497A JP 2001323408 A JP2001323408 A JP 2001323408A
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drum
rotary drum
asphalt plant
rotating drum
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Kenji Yoshino
健治 吉野
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Niigata Engineering Co Ltd
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    • E01CONSTRUCTION OF ROADS, RAILWAYS, OR BRIDGES
    • E01CCONSTRUCTION OF, OR SURFACES FOR, ROADS, SPORTS GROUNDS, OR THE LIKE; MACHINES OR AUXILIARY TOOLS FOR CONSTRUCTION OR REPAIR
    • E01C19/00Machines, tools or auxiliary devices for preparing or distributing paving materials, for working the placed materials, or for forming, consolidating, or finishing the paving
    • E01C19/02Machines, tools or auxiliary devices for preparing or distributing paving materials, for working the placed materials, or for forming, consolidating, or finishing the paving for preparing the materials
    • E01C19/05Crushing, pulverising or disintegrating apparatus; Aggregate screening, cleaning, drying or heating apparatus; Dust-collecting arrangements specially adapted therefor
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F26DRYING
    • F26BDRYING SOLID MATERIALS OR OBJECTS BY REMOVING LIQUID THEREFROM
    • F26B11/00Machines or apparatus for drying solid materials or objects with movement which is non-progressive
    • F26B11/02Machines or apparatus for drying solid materials or objects with movement which is non-progressive in moving drums or other mainly-closed receptacles
    • F26B11/04Machines or apparatus for drying solid materials or objects with movement which is non-progressive in moving drums or other mainly-closed receptacles rotating about a horizontal or slightly-inclined axis
    • F26B11/0463Machines or apparatus for drying solid materials or objects with movement which is non-progressive in moving drums or other mainly-closed receptacles rotating about a horizontal or slightly-inclined axis having internal elements, e.g. which are being moved or rotated by means other than the rotating drum wall
    • F26B11/0477Machines or apparatus for drying solid materials or objects with movement which is non-progressive in moving drums or other mainly-closed receptacles rotating about a horizontal or slightly-inclined axis having internal elements, e.g. which are being moved or rotated by means other than the rotating drum wall for mixing, stirring or conveying the materials to be dried, e.g. mounted to the wall, rotating with the drum

Abstract

(57)【要約】 【課題】 骨材の乾燥度を低下させることなく、回転ド
ラムの長さを短くして骨材乾燥装置の所要設置面積を小
さくし、省エネルギー化を図る。 【解決手段】 再生骨材用ドラム(第1の回転ドラム)
1と新骨材用ドラム(第2の回転ドラム)2とを一直線
上に結合した回転ドラム3が支持台14にローラ15
a,15bを介して回転自在に支持されている。各ドラ
ム1,2は、直径Dに対する長さLの比(L/D)が
1.5〜2.5の範囲に設定され、内部に周方向と軸方
向に複数のフライト17が設けられている。該フライト
17における骨材の移送方向の下流側に設けるフライト
部材19は、骨材が押し戻される方向に傾斜されてい
る。各フライト部材19の側辺部には、フライト部材の
長手方向に長いスリットがあけられ、各フライト部材1
9により掬い上げられて落下する骨材の落下膜が均一に
なり、熱風との接触が良好に行われるようになってい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、新骨材、舗装道路
の掘り起こしによって生じた舗装廃材(再生骨材)を乾
燥加熱するアスファルトプラントの骨材乾燥装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】アスファルトプラントは、舗装道路の施
工場所の近くに設置されて、製造されたアスファルト合
材を速やかに舗装機械に供給できるようにするのが望ま
しいが、その所要設置面積が大きいために狭い土地には
設置することができず、設置場所が制限され、舗装道路
の施工場所の近くに設置できない場合がある。近年、ア
スファルトプラントは、アスファルト合材の新合材を製
造する設備のほかに再生合材や排水性合材を製造する付
加設備を設けたものが要求され、その所要設置面積も一
層大きくなっているため、益々、設置場所の選択が困難
になっている。
【0003】従来、アスファルトプラントの構成装置の
配置に着目して、できるだけ所要設置面積を狭くする工
夫が種々なされているが、上記構成装置のうちで大きな
所要設置面積を占有する本体ミキシングタワーと骨材乾
燥装置(ドライヤ)については、装置の配置の工夫だけ
では、特に、前記付加設備を備えたアスファルトプラン
トに対して所要設置面積を十分に減少させることはでき
なかった。アスファルトプラントの構成装置のうちで骨
材乾燥装置は、長尺の円筒状の回転ドラムをその長手方
向を横にして配置されるものであるので、その長さが短
くできれば、その分だけ自体の所要設置面積を小さくで
きるほかに、骨材乾燥装置に骨材を供給する骨材ホッパ
との間の距離も短くなり、全体として所要設置面積を良
好に減少させることが可能となる。
【0004】従来の骨材乾燥装置は、骨材が回転ドラム
内でフライトによる上方への掬い上げと落下を繰り返し
ながら、一方から他方に移動する間にバーナーによる燃
焼ガスで乾燥加熱されるもので、回転ドラムの長さL
は、該回転ドラム内の骨材の滞留時間を十分に確保し
て、アスファルト合材の製造に適する骨材の乾燥度が得
られるようにするため、回転ドラムの直径Dに対する長
さLの比(L/D)として、実用上3.0〜5の範囲に
設定されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】一般に、骨材の滞留時
間Tは、T=k×L/(D×Sd×N)(k:係数、S
d:回転ドラムの傾斜、N:回転ドラムの回転数)の式
で与えられるとされており、骨材乾燥装置の設置面積を
小さくしようとして、回転ドラムの直径に対する長さの
比(L/D)を小さくすれば、上記式から明らかなよう
に、骨材の滞留時間Tがそれに比例して短くなり、骨材
の所要の乾燥度を得ることができないことになる。この
ため、従来の骨材乾燥装置では、前記回転ドラムの直径
に対する長さの比(L/D)を上記設定の範囲より小さ
くすることができず、その設置面積を小さくして、アス
ファルトプラントの所要設置面積を減少すべく寄与する
ことができない問題があった。
【0006】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であって、骨材の乾燥度を低下させることなく、回転ド
ラムの長さを短くして骨材乾燥装置の所要設置面積を小
さくすることができ、ひいては、アスファルトプラント
の所要設置面積の減少に寄与するアスファルトプラント
の骨材乾燥装置を提供することを目的とする。また、本
発明の他の目的は、省エネルギー化を図ることができる
アスファルトプラントの骨材乾燥装置を提供することに
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するために、以下の点を特徴としている。すなわち、
請求項1に係るアスファルトプラントの骨材乾燥装置
は、支持台に傾斜した軸回りに回転自在に支持され、内
部に周方向と軸方向に沿って複数のフライトが設けられ
ている円筒状の回転ドラムを備え、該回転ドラムの内部
に供給された骨材を、前記フライトによって回転ドラム
の下部から掬い上げて上部で落下させ、回転ドラムの軸
方向に沿ってその一方から他方に向けて移送しながら、
回転ドラム内に送り込まれた熱風によって前記骨材を乾
燥加熱するアスファルトプラントの骨材乾燥装置におい
て、前記回転ドラムは、その直径に対する長さの比が
1.5〜2.5の範囲に設定されていることを特徴とす
る。
【0008】上記アスファルトプラントの骨材乾燥装置
においては、回転駆動装置によって回転ドラムが回転さ
れてその内部の一方(上流側)に再生骨材、新骨材等の
骨材が投入されると、該骨材は、回転ドラムの下部でフ
ライトによって掬い上げられて上部で落下されながら下
流側へと移送されて行く、その間に回転ドラムの端部か
らバーナによって送り込まれる向流もしくは並流による
熱風に接触して乾燥加熱され、回転ドラムの他方から排
出される。
【0009】このアスファルトプラントの骨材乾燥装置
によれば、回転ドラムの直径Dに対する長さLの比(L
/D)が1.5〜2.5の範囲に設定されているので、
回転ドラムはその容積を一定にした場合に、従来のもの
に比べて、長さLを短くして直径Dを大きくできるた
め、フライトにより掬い上げられた骨材が回転ドラムの
上部で落下する領域(骨材の落下膜の幅)が広くなり、
回転ドラムの長さLが短くても骨材の熱風に対する接触
を良好に行われ、所要の乾燥度が得られると共に、回転
ドラムの長さLが短い分骨材乾燥装置の平面積(所要設
置面積)が小さくなる。
【0010】請求項2に係るアスファルトプラントの骨
材乾燥装置は、請求項1に記載の装置において、フライ
トは、各フライト部材の基端側を回転ドラムの内壁面に
固定され、自由端側を回転ドラムの略中心方向へ向け、
長手方向を回転ドラムの長手方向に向けられて配置され
ており、骨材の移送方向の下流側に設けたフライト部材
が、その長手方向を回転ドラムの軸線方向に対して、骨
材を上流側に押し戻す方向に傾斜されていることを特徴
とする。このアスファルトプラントの骨材乾燥装置で
は、下流側のフライト部材が上流側に骨材を押し戻しな
がら落下するので、回転ドラムの下流側では骨材の下流
に向けての移送速度が緩やかになり、該回転ドラム内で
の骨材の滞留時間が十分に確保される。
【0011】請求項3に係るアスファルトプラントの骨
材乾燥装置は、請求項2に記載の装置において、傾斜さ
れたフライト部材は、その自由端部に回転ドラムの回転
方向に向けられた側辺部が設けられ、該側辺部には長手
方向に沿って複数のスリットがあけられていることを特
徴とする。このアスファルトプラントの骨材乾燥装置で
は、フライト部材が回転ドラムの周方向に沿って上昇す
る間に、骨材がフライト部材の傾斜により徐々に上流側
に戻されながら、前記スリットから回転ドラムの下部に
落下することになり、骨材の落下膜(落下分布)が均一
になり、熱風に対する骨材の接触が一層良好に行われ
る。
【0012】請求項4に係るアスファルトプラントの骨
材乾燥装置は、請求項1〜3のいずれかに記載の装置に
おいて、回転ドラムは、再生骨材を乾燥加熱する第1の
回転ドラムと新骨材を乾燥加熱する第2の回転ドラムと
を備え、第1,第2の回転ドラムは、それぞれの軸線を
同一線上に位置して直列に、かつ、一体に結合されてい
ることを特徴とする。このアスファルトプラントの骨材
乾燥装置では、第1,第2の回転ドラムで再生骨材と新
骨材とが同時に乾燥加熱されて、アスファルトプラント
に能率よく供給される。
【0013】請求項5に係るアスファルトプラントの骨
材乾燥装置は、請求項1〜3のいずれかに記載の装置に
おいて、回転ドラムは、再生骨材を乾燥加熱する第1の
回転ドラムと新骨材を乾燥加熱する第2の回転ドラムと
を備え、第1,第2の回転ドラムは、軸線方向に向かい
合わせて直列に配置されて、互いに独立して回転駆動さ
れるように設けられていることを特徴とする。このアス
ファルトプラントの骨材乾燥装置では、再生骨材と新骨
材の一方のみを乾燥加熱する場合は、第1の回転ドラム
と第2の回転ドラムの一方の運転を止め、他方の単独運
転による作業が行われる。また、一方の回転ドラムの保
守点検、修繕等をしている間に、他方の回転ドラムでは
作業が継続され、骨材乾燥装置の効率的な運転が行われ
る。
【0014】請求項6に係るアスファルトプラントの骨
材乾燥装置は、請求項4または5に記載の装置におい
て、回転ドラムにはバーナを備えた脱臭炉が併設され、
第1の回転ドラムから排出される排気が前記脱臭炉で燃
焼されて、第1の回転ドラムと第2の回転ドラムの少な
くとも一方に導入されるようになっていることを特徴と
する。このアスファルトプラントの骨材乾燥装置では、
第1の回転ドラムから排出される排気が前記脱臭炉で燃
焼されて脱臭されると共に、脱臭炉で発生された燃焼熱
が前記第1の回転ドラムまたは第2の回転ドラムでの骨
材の加熱乾燥に有効に働き、その加熱乾燥温度が高めら
れる。
【0015】請求項7に係るアスファルトプラントの骨
材乾燥装置は、請求項6に記載の装置において、脱臭炉
は、その燃焼ガスの排出口が、開閉調節自在のダンパを
有する分岐ダクトを介して、それぞれ、第1の回転ドラ
ムと第2の回転ドラムの端部に接続されていることを特
徴とする。このアスファルトプラントの骨材乾燥装置で
は、各ダンパの開閉を調節することによって、第1の回
転ドラムと第2の回転ドラムに分配される熱風の量が調
整される。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面を参照して説明する。図1〜図4は、本発明に係る
アスファルトプラントの骨材乾燥装置の第1の実施の形
態を示す。この骨材乾燥装置Aは、再生骨材用ドラム
(第1の回転ドラム)1と新骨材用ドラム(第2の回転
ドラム)2とを備えて、それらが同軸線上に位置して直
列に、かつ、一体に結合されている回転ドラム3と、前
記再生骨材用ドラム1の一端部と他端部(図1,2で左
端部と右端部)とに、それぞれ、該再生骨材用ドラム1
を囲むように設けたコールドマニホールド4とホットホ
ッパ5と、前記新骨材用ドラム2の一端部と他端部(図
1,2で左端部と右端部)とに、それぞれ、該新骨材用
ドラム2を囲むように設けたコールドホッパ6とホット
ホッパ7と、該ホットホッパ7に設けたバーナ8と、前
記再生骨材用ドラム1の一端側に連絡されて該ドラム1
内に再生骨材を供給する再生骨材投入装置9と、前記新
骨材用ドラム2の一端側に連絡されて該ドラム2内に新
骨材を供給する新骨材投入装置10と、バーナ11を備
えた脱臭炉12と、集塵装置13とを備えている。
【0017】回転ドラム3は、1つの円筒状のドラムが
その長手方向の中央に設けた隔壁3aによって区画され
て前記再生骨材用ドラム1と新骨材用ドラム2とを備え
たものとなっており、前記再生骨材用ドラム1側が高く
なるように軸線が傾斜されて、外周に嵌めた鉄輪3b,
3bが支持台14に設けたローラ15a,15bに載せ
られ、該支持台14に周方向に回転自在に支持されてい
る。支持台14には前記ローラ15a,15bを介して
回転ドラム3を回転させる電動機等からなる回転駆動装
置16が固定されている。
【0018】また、前記再生骨材用ドラム1の他端側に
は、前記ホットホッパ5に連通する貫通孔h1が周方向
に沿って複数個あけられ、乾燥加熱された再生骨材がホ
ットホッパ5の下部に設けた排出口5aから排出される
ようになっている。前記新骨材用ドラム2の一端側に
は、前記コールドホッパ6に連通する貫通孔h2が周方
向に沿って複数個あけられ、前記新骨材投入装置10か
ら新骨材がドラム2内に投入されるようになっている。
【0019】さらに、前記再生骨材用ドラム1と新骨材
用ドラム2の内周面には、それぞれ、再生骨材と新骨材
とを各ドラム1,2の下部g1から掬くい上げて上部g
2で落下させるフライト17が、周方向と軸方向の各々
に適宜間隔をあけて複数個取り付けられている。前記フ
ライト17は、図2に示すように、再生骨材、新骨材の
投入側(各骨材の移送方向イの上流側)、すなわち、再
生骨材用ドラム1と新骨材用ドラム2の一端側に位置す
る各フライト部材18が、各ドラム1,2の軸方向に平
行に設けられ、また、再生骨材、新骨材の排出側(各骨
材の移送方向イの下流側)、すなわち、再生骨材用ドラ
ム1と新骨材用ドラム2の他端側に位置する各フライト
部材19が、各骨材を上流側へ押し戻す方向へ傾斜させ
て設けられている。すなわち、フライト部材19は、下
流側の端部19aが上流側の端部19bよりも各ドラム
1,2の回転方向ロ側に先行するように傾斜角度θ(図
4参照)だけ傾斜されている。
【0020】また、前記各フライト17は、横断面が略
コ字状に形成されて各ドラム1,2の長手方向に延長さ
れており、各ドラム1,2の内壁面に一方(基端側)の
側辺部17aを固定され、底辺部17bを各ドラム1,
2の略中心方向に向けられ、かつ、他方(自由端側)の
側辺部17cを各ドラム1,2の回転方向ロに向けられ
ている。そして、前記傾斜させた各フライト部材19の
自由端側の側辺部19cには、その長手方向に沿って該
長手方向に長いスリット19dが適宜間隔をあけて複数
個貫通してあけられている。
【0021】前記傾斜させた各フライト部材19は、各
ドラム1,2の軸方向に1群だけでなく複数群設けても
よい。その場合に、各群同士で互いに各ドラム1,2の
回転方向に位相を揃えたり、ずらしたりすることがで
き、また、上流側のものから下流側のものへと徐々に傾
斜角度θが大きくなるようにしてもよい。さらには、各
フライト17は、平行なフライト18を省略し、全ての
ものを傾斜したフライト19で構成することができる。
この場合も、上記と同様に上流側のものから下流側のも
のへと徐々に傾斜角度θが大きくなるようする。
【0022】前記再生骨材用ドラム(第1の回転ドラ
ム)1と新骨材用ドラム(第2の回転ドラム)2は、そ
れぞれ、その直径Dに対する長さLの比(L/D)が
1.5〜2.5の範囲になるように設定されている。上
記比(L/D)が1.5に満たない範囲であると、各ド
ラム1,2内を乾燥加熱されながら軸方向に移送される
再生骨材や新骨材の各ドラム1,2内における滞留時間
が短くなり過ぎ、前記再生骨材や新骨材の乾燥度がアス
ファルト合材を製造するのに適さないものとなる。ま
た、前記比(L/D)が2.5を超える範囲であると、
各ドラム1,2の長さが長くなり、各ドラム1,2の表
面積が大きくなり、壁面からの放散熱が多く、バーナに
よる消費燃料が増加する。前記再生骨材用ドラム1と新
骨材用ドラム2は、同一の直径を有するものとして構成
されているが、互いに直径を異ならせてもよく、その場
合でも、それぞれの直径Dに対する長さLの比(L/
D)は前記の範囲に設定することは勿論である。
【0023】前記コールドマニホールド4は、上部に再
生骨材投入口4aを設けたシュート4bを有し、端面部
に熱風導入口4cを有して、前記支持台14に固定さ
れ、前記再生骨材用ドラム1の一端側を該ドラム1の回
転を許容するようにして閉じている。また、前記ホット
ホッパ5は、下部に排出口5aを有し、上部にデミスタ
フィルタ5bを有する排気箱5cが設けられ、再生骨材
用ドラム1の回転を許容するようにして前記支持台14
に固定されている。
【0024】前記コールドホッパ6は、上部に排気箱6
aが、上方側部にシュート6bが設けられており、新骨
材用ドラム2の回転を許容するようにして前記支持台1
4に固定されている。前記ホットホッパ7は、下部に排
出口7aを有し、端面部に熱風導入口7bを有して、前
記支持台14に固定され、前記新骨材用ドラム2の他端
側を該ドラム2の回転を許容するようにして閉じてい
る。前記再生骨材投入装置9は、ベルトコンベヤ等から
なり、上端部が前記コールドマニホールド4の再生骨材
投入口4aに連絡されている。また、新骨材投入装置1
0は、ベルトコンベヤ10a、投入エレベータ10b等
からなり、前記コールドホッパ6のシュート6bに連絡
されている。
【0025】前記脱臭炉12は、前記ホットホッパ5の
排気箱5cから、送風機21とモータ制御のダンパ22
を設けた送気ダクト20を介して排気ガスが導入され、
バーナ11で排気ガス中の残存ミストが燃焼されるよう
になっている。また、脱臭炉12の排出口には、前記コ
ールドマニホールド4の熱風導入口4cと前記ホットホ
ッパ7の熱風導入口7bが、それぞれ、開閉調節自在の
ダンパ23a,24aを有する分岐ダクト23,24を
介して接続されている。
【0026】前記集塵装置13は、バグフィルタからな
り、その上流側が前記ホットホッパ5の排気箱5cと前
記コールドホッパ6の排気箱6aとに、開閉調節自在の
排気ダンパ25a,26aを有する排気ダクト25,2
6を介して接続されている。前記集塵装置13の下流側
には、モータ制御のダンパ27と排風機28とを有する
吸引ダクト29によって煙突30が接続されている。
【0027】次に、上記のように構成されたアスファル
トプラントの骨材乾燥装置の作用について説明する。再
生骨材と新骨材とを同時に乾燥加熱する場合には、回転
ドラム3を回転させると共に、前記再生骨材投入装置9
と新骨材投入装置10とを作動させ、さらに、前記ホッ
トホッパ7のバーナ8と脱臭炉12のバーナ11を作動
させて、脱臭炉12からの熱風を再生骨材用ドラム1
に、バーナ8と脱臭炉12からの熱風を新骨材用ドラム
2にそれぞれ送り込みながら、再生骨材を投入口4aと
シュート4bを経て、新骨材をシュート6bを経てそれ
ぞれ各ドラム1,2に投入する。各ドラム1,2に投入
された骨材(再生骨材、新骨材)は上流側から下流側に
移送されながら乾燥加熱されて、前記ホットホッパ5の
排出口5a、前記ホットホッパ7の排出口7aから排出
される。各骨材の乾燥加熱に働いて排出される排気ガス
を排風機28で集塵装置13に流通させて浄化し、煙突
30から大気に放出する。
【0028】上記において、再生骨材用ドラム1にその
一端側(上流側)に投入された再生骨材は、その内周に
設けられているフライト17により再生骨材用ドラム1
の下部において掬い上げられ、上部で落下されることを
繰り返されながら、順次、他端側(下流側)に向けて移
送されて行き、脱臭炉12からの熱風に接触されて乾燥
加熱される。その際、前記フライト17の下流側に設け
られているフライト部材19が、上流側に再生骨材を押
し戻す方向に傾斜されているので、再生骨材用ドラム1
の下流側では再生骨材の下流に向けての移送速度が緩や
かになり、該再生骨材用ドラム1内での再生骨材の滞留
時間が十分に確保される。
【0029】そして、傾斜されている前記フライト部材
19には、側辺部19cにスリット19dが設けられて
いるので、フライト部材19が再生骨材用ドラム1の周
方向に沿って上昇する間に、再生骨材は底辺部19eで
徐々に上流側に戻されながら、前記スリット19dから
ドラム1の下部に落下することになり、再生骨材の落下
膜(落下分布)が均一になる。そして、ドラム1の直径
Dに対する長さLの比(L/D)が1.5〜2.5の範
囲に設定されていることにより、ドラム1の直径Dを大
きく設定して、上記再生骨材の落下膜の幅を大きくでき
るので、熱風に対する再生骨材の接触が良好に行われ
る。したがって、前記再生骨材用ドラム1によれば、前
記のようにドラム1の直径Dに対する長さLの比(L/
D)が従来よりも小さい数値1.5〜2.5の範囲に設
定しても、アスファルト合材を良好に製造し得る乾燥度
の再生骨材を確実に供給することができる。
【0030】なお、前記再生骨材による再生骨材の乾燥
加熱と同時に、新骨材用ドラム2にその一端の上流側に
投入された新骨材は、該ドラム2の回転に伴って下流側
に向けて順次移送されながら乾燥加熱されるが、その際
の新骨材用ドラム2内における新骨材の乾燥加熱の作用
は、前記再生骨材用ドラム1の場合と同様であるので、
その説明は省略する。
【0031】前記において、再生骨材を乾燥加熱したミ
スト分を含む排気ガスは、前記ホットホッパ5の排出箱
5cのデミスタフィルタ5bにミスト分が除去されてか
ら、排気ダクト25を通り、新骨材の加熱乾燥に働いて
排気ダクト26を流れてきた排気ガスと合流して集塵装
置13に吸引され、粉塵を除去される。このため、排気
ガス中のミストや粉塵がより完全に除去される上、集塵
装置13としてバッグフィルタが使用されても、その目
詰まりが軽減される。
【0032】また、前記において、ダンパ22を開いて
送風機21を作動させると、前記デミスタフィルタ5b
を通過した排気ガスが送気ダクト20を通って脱臭炉1
2の燃焼室に送り込まれ、ここで残存ミストが燃焼され
る。このため、ミストによる臭気公害が防止される。脱
臭炉12への排気ガスの循環量は、ダンパ22と排気ダ
ンパ25aの開閉度の調整や送風機21の運転速度の調
整によって調節する。また、脱臭炉12で生じた熱風の
再生骨材用ドラム1と新骨材用ドラム2に対する分配量
は、ダンパ23a,24aの開閉度の調整によって調節
する。
【0033】なお、上記においては、再生骨材用ドラム
1と新骨材用ドラム2の両方を使用して、再生骨材と新
骨材を乾燥加熱する場合について説明したが、排気ダク
ト26の排気ダンパ26aと分岐ダクト24のダンパ2
4aを閉じると共に、新骨材投入装置10を止めて、再
生骨材を再生骨材用ドラム1に供給することにより該再
生骨材のみを乾燥加熱するようにしたり、また、排気ダ
クト25の排気ダンパ25aと各分岐ダクト23,24
のダンパ23a,24aと送気ダクト20のダンパ22
を閉じると共に、脱臭炉12のバーナ11の作動と再生
骨材投入装置9を止めて、新骨材を新骨材用ドラム2に
供給することにより該新骨材のみを乾燥加熱するように
することができる。
【0034】次に、図5は本発明に係るアスファルトプ
ラントの骨材乾燥装置の第2の実施の形態を示す。図5
の骨材乾燥装置Bは、前記実施の形態の骨材乾燥装置A
のように、回転ドラム3を再生骨材用ドラム1と新骨材
用ドラム2とを一体に結合したものとせず、両ドラム
1,2を別体に構成して、再生骨材用ドラム(第1の回
転ドラム)1aと新骨材用ドラム(第2の回転ドラム)
2aとが、それぞれ、電動機(回転駆動装置)16a,
16bによって独立して回転駆動されるローラ15c、
15dを介して支持台14に回転自在に支持したもので
ある。その他の構成は前記実施の形態のものと同一であ
るので、同一の構成部分には同一の符号を付してその説
明は省略する。
【0035】この実施の形態の骨材乾燥装置Bによれ
ば、前記実施の形態の骨材乾燥装置Aと同様な作用効果
を奏する他に次の作用効果を奏する。すなわち、再生骨
材用ドラム(第1の回転ドラム)1aと新骨材用ドラム
(第2の回転ドラム)2aとが独立して駆動できるの
で、一方のドラムを使用しなくてよい場合には、そのド
ラムの運転を止めて、他方のドラムの単独運転で作業を
することができ、省エネルギー化を図ることができる。
また、一方のドラムで保守点検、修繕等をしている間
に、他方のドラムでは作業を継続すことができるので、
骨材乾燥装置を効率的に運転することができる。さら
に、修繕時にドラムを交換するとき、個々のドラムは長
さが短いので、交換作業を容易に行うことができる。
【0036】なお、第2の実施の形態の骨材乾燥装置B
においては、第1の実施の形態の骨材乾燥装置Aの場合
と同様に、再生骨材用ドラム1aと新骨材用ドラム2a
とをそれらの軸線が同一線上に配置されるように構成し
たが、再生骨材用ドラム1aと新骨材用ドラム2aとを
独立して駆動するものにあっては、必ずしも、そのよう
に構成する必要はなく、両ドラム1a,2aの軸線を、
それぞれ、傾斜方向が同じで傾斜角度が同一もしくは異
なる2つの線上に配置するように構成してもよく、ま
た、傾斜方向が互いに反対で傾斜角度が同一もしくは異
なる線上に配置するようにしてもよい。その場合には、
傾斜によって高位置になる各ドラム1a,2aの端部側
に骨材(再生骨材、新骨材)の投入口を、低位置となる
端部側に骨材の排出口を設け、高位置側から低位置側へ
骨材が移送されるようにする。
【0037】次に、図6は本発明に係るアスファルトプ
ラントの骨材乾燥装置の第3の実施の形態を示す。図6
の骨材乾燥装置Cは、再生骨材用ドラム(第1の回転ド
ラム)1bと新骨材用ドラム(第2の回転ドラム)2b
とを別々の支持台に支持して、アスファルトプラントに
併設するようにしたものである。その他の構成は前記実
施の形態のものと同一であるので、同一の構成部分には
同一の符号を付してその説明は省略する。この実施の形
態の骨材乾燥装置Cによれば、前記実施の形態の骨材乾
燥装置A,Bと同様な作用効果を奏する他に、設置場所
の状況に応じて、再生骨材用ドラム1bと新骨材用ドラ
ム2bとの配置を適宜に設定することができる。
【0038】前記実施の形態の骨材乾燥装置A,B,C
によれば、再生骨材用ドラム(第1の回転ドラム)1,
1a,1bと新骨材用ドラム(第2の回転ドラム)2,
2a,2bの少なくとも一方が、回転ドラムの直径Dに
対する長さLの比(L/D)を、従来のものより小さい
数値1.5〜2.5の範囲に設定されているので、骨材
乾燥装置の回転ドラム3の全長が短くなり、その分だけ
骨材乾燥装置の所要設置面積を小さくすることができる
と共に、ドラムの表面積が小さくなり、ドラム外壁面か
らの放散熱が減少し、省エネルギー化が実現できる。高
架台上に骨材乾燥装置を設置する場合は、架台を長さを
短くしてその小型化を図り、製作費を大幅に削減するこ
とができる。
【0039】因みに、例えば、回転ドラムの直径D=
2.1m、長さL=8mの従来の新骨材用ドラム(ドラ
ム容積27.7m3)に対し、ドラム容積を同一とし
て、本願発明による新骨材用ドラムを、回転ドラムの直
径D=2.6mに設定すると、長さL=5.2m、L/
D=2.0となり、回転ドラムの長さLが従来より2.
8mだけ短くなる。また、従来の回転ドラムの表面積5
2.8m2に対し、本願発明による新骨材用ドラムの表
面積は42.5m2となり、従来比で約19.5%の減
少となる。この表面積の減少分がドラム壁からの放熱の
減少に寄与する。
【0040】図7は、前記第1の実施の形態の骨材乾燥
装置Aまたは第2の実施の形態の骨材乾燥装置Bをアス
ファルトプラントに設置した場合(図7(A))におけ
る骨材乾燥装置の設置面積S1と、従来の再生骨材用ド
ラムと新骨材用ドラムとを別々の支持台に支持した骨材
乾燥装置をアスファルトプラントに併設した場合(図7
(B))における骨材乾燥装置の設置面積S2とを比較
したものである。同図からも分かるように、本発明の第
1または第2の実施の形態による骨材乾燥装置は、従来
の骨材乾燥装置に比べて、設置面積を大幅に減少(約4
0%の減少)することができる。なお、図7において、
2yは従来の乾燥加熱装置の再生骨材用ドラム、31は
アスファルトプラントのミキシングタワー、32は再生
骨材の貯蔵装置、33は再生骨材用ドラム2yに付設し
た燃焼室である。その他の符号は、前記実施の形態の装
置において既に説明した構成要素のものと同一である。
【0041】また、前記回転ドラム3の内部には、再生
骨材または新骨材をその移送方向の上流側に押し戻す方
向に傾斜させたフライト19が設けられているので、前
記のように、ドラムの直径Dに対する長さLの比(L/
D)が従来よりも小さく設定されていても、再生骨材ま
たは新骨材の回転ドラム3内での滞留時間が十分に確保
され、アスファルトプラントにおいてアスファルト合材
を製造するに必要な所要の乾燥度を得ることができる。
【0042】なお、前記実施の形態においては、いずれ
も、回転ドラム3が再生骨材用ドラム1,1a,1bと
新骨材用ドラム2,2a,2bとを備え、再生骨材と新
骨材の両方もしくはそれらの一方を乾燥加熱するものと
して構成したが、再生骨材用ドラム、新骨材用ドラムの
一方のみを備えて、再生骨材、新骨材の一方のみを単独
に乾燥加熱する骨材乾燥装置として構成してもよく、こ
の場合にも、骨材乾燥装置の所要設置面積を小さくする
ことができ、省エネルギー化を図ることができる。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば以
下の優れた効果を奏する。請求項1に係るアスファルト
プラントの骨材乾燥装置によれば、回転ドラムの直径D
に対する長さLの比(L/D)が1.5〜2.5の範囲
に設定されているので、回転ドラムはその容積を一定に
した場合に、従来のものに比べて、長さLを短くして直
径Dを大きくできるため、フライトにより上部に掬い上
げられた骨材の落下膜の幅を広くすることができ、回転
ドラムの長さが短くても骨材の熱風に対する接触を良好
に行わせて、所要の乾燥度を得ることができると共に、
回転ドラムの長さが短い分骨材乾燥装置の所要設置面積
を小さくすることができる。したがって、アスファルト
プラントを、その設置場所の選択に制約を受けることな
く、容易に設置することができる。
【0044】請求項2に係るアスファルトプラントの骨
材乾燥装置によれば、回転ドラムの下流側に設けたフラ
イト部材が上流側に骨材を押し戻しながら落下するの
で、回転ドラムの下流側では骨材の下流に向けての移送
速度が緩やかになり、該回転ドラム内での骨材の滞留時
間を十分に確保することができ、骨材の乾燥度を所定値
に維持することができる。
【0045】請求項3に係るアスファルトプラントの骨
材乾燥装置によれば、フライト部材が回転ドラムの周方
向に沿って上昇する間に、骨材がフライト部材の傾斜に
より徐々に上流側に戻されながら、前記フライト部材に
設けたスリットから回転ドラムの下部に落下するので、
骨材の落下膜(落下分布)が均一になり、熱風に対する
骨材の接触を一層良好に行うことができ、骨材の乾燥度
を所定値に確実に維持することができる。
【0046】請求項4に係るアスファルトプラントの骨
材乾燥装置によれば、第1,第2の回転ドラムで新骨材
と再生骨材とを同時に乾燥加熱することができて、アス
ファルトプラントに加熱乾燥した骨材を能率よく供給す
ることができると共に、構造が簡単で、所要設置面積を
極めて小さくすることができる。請求項5に係るアスフ
ァルトプラントの骨材乾燥装置によれば、新骨材と再生
骨材の一方のみを乾燥加熱する場合は、第1の回転ドラ
ムと第2の回転ドラムの一方の運転を止め、他方の単独
運転により作業を行うことができるので、省エネルギー
化を図ることができ、また、一方の回転ドラムの保守点
検、修繕等をしている間に、他方の回転ドラムでは作業
を継続することができて、骨材乾燥装置の効率的な運転
を行うことができる。さらに、個々の回転ドラムの長さ
を短くできるので、修繕時等に回転ドラムの交換作業を
容易に行うことができる。
【0047】請求項6に係るアスファルトプラントの骨
材乾燥装置によれば、再生骨材を乾燥加熱する第1の回
転ドラムから排出される排気を脱臭炉で燃焼して脱臭す
ることができるので、臭気公害を防止することができる
と共に、脱臭炉で発生された燃焼熱を第1の回転ドラム
または第2の回転ドラムでの骨材の加熱乾燥に有効に働
かせて、その加熱乾燥温度を高めることができる。
【0048】請求項7に係るアスファルトプラントの骨
材乾燥装置によれば、各ダンパの開閉を調節することに
よって、脱臭炉から排出されて第1の回転ドラムと第2
の回転ドラムに分配される熱風の量を調整することがで
きて、第1の回転ドラムによる再生骨材の乾燥加熱を適
切に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るアスファルトプラントの骨材乾
燥装置の第1の実施の形態を示す系統図である。
【図2】 同じく要部の縦断面図である。
【図3】 図2のX−X断面図である。
【図4】 図3のY矢視図である。
【図5】 本発明に係るアスファルトプラントの骨材乾
燥装置の第2の実施の形態を示す要部の縦断面図であ
る。
【図6】 本発明に係るアスファルトプラントの骨材乾
燥装置の第3の実施の形態を示す系統図である。
【図7】 本発明に係るアスファルトプラントの骨材乾
燥装置と従来のアスファルトプラントの骨材乾燥装置と
の設置平面積の比較図である。
【符号の説明】
1,1a,1b 再生骨材用ドラム(第1の回転ドラ
ム) 2,2a,2b 新骨材用ドラム(第2の回転ドラム) 3 回転ドラム 4 コールドマ
ニホールド 5,7 ホットホッパ 6 コールドホ
ッパ 8,11 バーナ 9 再生骨材投
入装置 10 新骨材投入装置 12 脱臭炉 13 集塵装置 14 支持台 15a,15b,15c,15d ローラ 16,16a,16b 電動機(回転駆動装置) 17 フライト 18,19 フライト部材 19c 側辺部 19d スリット 22,23a,
24a,27 ダンパ 25a,26a 排気ダンパ D ドラムの直
径 L ドラムの長さ θ フライト部
材の傾斜角度
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F27D 17/00 104 F27D 17/00 104A

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持台に傾斜した軸回りに回転自在に支
    持され、内部に周方向と軸方向に沿って複数のフライト
    が設けられている円筒状の回転ドラムを備え、該回転ド
    ラムの内部に供給された骨材を、前記フライトによって
    回転ドラムの下部から掬い上げて上部で落下させ、回転
    ドラムの軸方向に沿ってその一方から他方に向けて移送
    しながら、回転ドラム内に送り込まれた熱風によって前
    記骨材を乾燥加熱するアスファルトプラントの骨材乾燥
    装置において、 前記回転ドラムは、その直径に対する長さの比が1.5
    〜2.5の範囲に設定されていることを特徴とするアス
    ファルトプラントの骨材乾燥装置。
  2. 【請求項2】 前記フライトは、各フライト部材の基端
    側を回転ドラムの内壁面に固定され、自由端側を回転ド
    ラムの略中心方向へ向け、長手方向を回転ドラムの長手
    方向に向けられて配置されており、骨材の移送方向の下
    流側に設けたフライト部材が、その長手方向を回転ドラ
    ムの軸線方向に対して、骨材を上流側に押し戻す方向に
    傾斜されていることを特徴とする請求項1に記載のアス
    ファルトプラントの骨材乾燥装置。
  3. 【請求項3】 前記傾斜されたフライト部材は、その自
    由端部に回転ドラムの回転方向に向けられた側辺部が設
    けられ、該側辺部には長手方向に沿って複数のスリット
    があけられていることを特徴とする請求項2に記載のア
    スファルトプラントの骨材乾燥装置。
  4. 【請求項4】 前記回転ドラムは、再生骨材を乾燥加熱
    する第1の回転ドラムと新骨材を乾燥加熱する第2の回
    転ドラムとを備え、第1,第2の回転ドラムは、それぞ
    れの軸線を同一線上に位置して直列に、かつ、一体に結
    合されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか
    に記載のアスファルトプラントの骨材乾燥装置。
  5. 【請求項5】 前記回転ドラムは、再生骨材を乾燥加熱
    する第1の回転ドラムと新骨材を乾燥加熱する第2の回
    転ドラムとを備え、第1,第2の回転ドラムは、軸線方
    向に向かい合わせて直列に配置されて、互いに独立して
    回転駆動されるように設けられていることを特徴とする
    請求項1〜3のいずれかに記載のアスファルトプラント
    の骨材乾燥装置。
  6. 【請求項6】 前記回転ドラムにはバーナを備えた脱臭
    炉が併設され、前記第1の回転ドラムから排出される排
    気が前記脱臭炉で燃焼されて、前記第1の回転ドラムと
    第2の回転ドラムの少なくとも一方に導入されるように
    なっていることを特徴とする請求項4または5に記載の
    アスファルトプラントの骨材乾燥装置。
  7. 【請求項7】 前記脱臭炉は、その燃焼ガスの排出口
    が、開閉調節自在のダンパを有する分岐ダクトを介し
    て、それぞれ、前記第1の回転ドラムと第2の回転ドラ
    ムの端部に接続されていることを特徴とする請求項6に
    記載のアスファルトプラントの骨材乾燥装置。
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