JPH0144566Y2 - - Google Patents

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JPH0144566Y2
JPH0144566Y2 JP4367185U JP4367185U JPH0144566Y2 JP H0144566 Y2 JPH0144566 Y2 JP H0144566Y2 JP 4367185 U JP4367185 U JP 4367185U JP 4367185 U JP4367185 U JP 4367185U JP H0144566 Y2 JPH0144566 Y2 JP H0144566Y2
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JP
Japan
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waste material
burner
asphalt
circulation duct
combustion gas
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、アスフアルト舗装廃材(アスフアル
ト混合物)を乾燥加熱して再生合材とするリサイ
クルプラントにおけるアスフアルト舗装廃材加熱
再生装置に関するものである。
「従来の技術」 一般に、リサイクルプラントにあつては、アス
フアルト舗装廃材(以下廃材と略す)をアスフア
ルト加熱混合物(以下再生合材と略す)として再
生する場合、道路から掘削した大塊の廃材を機械
的に、もしくは、スチーム等により加熱して解砕
した後、粒度別にふるい分け、これをアスフアル
ト舗装廃材加熱再生装置(以下再生装置と略す)
で加熱混合して目的を達している。
ところで、この種の再生装置にあつては、廃材
の乾燥加熱に当たり、その中のアスフアルト分の
劣化や高熱によるアスフアルト分の燃焼を防止す
ることが、再生合材の製品としての品質維持およ
び公害防止の面から重要である。このため、従来
は、廃材を投入する回転ドラムの入口すなわち廃
材投入部付近における熱風の温度を、例えば約
550℃以下にする必要があり、これに伴つて、燃
焼室入口より二次空気を取り入れて冷却したり、
あるいは省エネルギーの立場から、回転ドラムか
ら排気された燃焼ガスを循環ダクトを介して回転
ドラムのバーナー側に循環させたりしていた。
「考案が解決しようとする問題点」 ところが、前者の方法では、燃焼二次空気の量
が多なつて排気量が増し、効率が悪く不経済にな
るという不具合があり、また後者の場合は、乾燥
加熱効率を高めることができる反面、再生合材中
の粘着性を有するアスフアルト分等が、循環する
燃焼ガス中に粉塵となつて混入することに起因し
て、前記粉塵が循環ダクトの内壁に付着していつ
たり、バーナーにより燃焼されていわゆるブルー
スモークが発生したりするなどの種々の問題点が
あつた。また、このような問題点を解決するため
に、循環ダクトに湿式集塵機を設けた場合には、
コスト高になつてしまうといつた問題点があつ
た。
本考案は、前記事情に鑑みてなされたもので、
燃焼ガスを循環させて加熱効率を高めることがで
きるとともに、バーナーから回転ドラムに送り込
まれる燃焼ガスに対する冷却効果があり、しか
も、アスフアルト分を含む浮遊粉塵によりダクト
内壁に付着する等の不具合が生じせしめられるこ
とがなく、安価な再生装置を提供することを目的
とする。
「問題点を解決するための手段」 前記目的を達成するために、本考案の再生装置
は、廃材投入部とバーナーの間の部位と、再生合
材の取出し口側の部位との間に、これらの内部を
相互に連通させる循環ダクトを接続し、この循環
ダクトに循環フアンを設け、さらに、水噴霧装置
の噴霧口をダクト内に開口させる如くしたもので
ある。
「作用」 そして、本考案は、回転ドラムより排気された
燃焼ガスを循環ダクト内に取り出し、循環フアン
によつてこれを回転ドラムのバーナー側に循環さ
せて乾燥加熱効率を高め、さらに、該ダクト内で
水を噴霧することによつて、アスフアルト分を含
む浮遊粉塵を捕集して、循環ダクトの閉塞を防止
するとともに、回転ドラム入り口での燃焼ガス温
度を下げ、またブルースモークの発生を抑制する
ものである。
「実施例」 以下、本考案の一実施例を図面を参照して説明
すると、図中符号1は円筒状の回転ドラムで、傾
斜した架台2に設けられた支持ローラ3の上に、
一端1aを他端1bよりも高めた状態で支持さ
れ、駆動モータ4によつて周方向に回転させられ
るようになつている。この回転ドラム1の一端1
aには、先端側に円錘状部5aが形成された円筒
状の燃焼室5が、その円錘状部5aの先端部分を
回転ドラム1の一端1a内に収容された状態での
配設され、この燃焼室5の基端には、バーナー6
が取り付けられている。
また、前記回転ドラム1の一端1aには、廃材
を投入する廃材投入部7が設けられ、他端1bに
は、該他端1bを回転可能に収容するとともに、
側部に排気口8を有し、下部に再生合材の取出し
口9を有する排出マニホールド10が設けられて
いる。
ここで、前記廃材投入部7は、上部に投入ホツ
パー11が連設され、回転ドラム1の周囲を囲繞
する投入ケーシング12を架台2に固定して取り
付け、かつ、図示していないが、この投入ケーシ
ング12に囲繞された回転ドラム1の周壁に、周
方向に適宜間隔を明けて複数の廃材投入口を穿設
した構成となつている。
また、前記排出マニホールド10の排気口8に
は、パイプ13を介して排気フアン14が接続さ
れており、図示せぬ集塵機に回転ドラム1から排
気された燃焼ガスが吸引されるようになつてい
る。
一方、再生合材の取出し口9側の部位(図示例
では排出マニホールド10の側部)と、廃材投入
部7とバーナー6の間の部位(図示例では燃焼室
5)との間には、これらの内部を相互に連通させ
る循環ダクト15が設けられ、この循環ダクト1
5には、回転ドラム1から排出マニホールド10
を経由して循環ダクト15内に燃焼ガスgを引き
込み、循環ダクト15から燃焼室5内に循環させ
る循環フアン16が設けられている。
また、この循環フアン16と排出マニホールド
10との間の循環ダクト15には、排出マニホー
ルド10の近傍に位置して、複数の噴霧口が穿設
されたノズルパイプ17が、その噴霧口を循環ダ
クト15内に開口した状態で設けられており、こ
のノズルパイプ17は、図示せぬパイプによつて
水送給ポンプに連結されている。そして、このノ
ズルパイプ17、水送給ポンプ等が水噴霧装置を
構成している。
なお、図中20は、廃材の加熱及び混合の効率
を高めるために回転ドラム1内に配設された掻き
上げ羽根である。
次に、このように構成された再生装置の作用につ
いて説明すると、先ず、駆動モータ4によつて回
転ドラム1を周方向に回転させ、バーナー6に点
火すると同時に、排気フアン14を始動して排出
マニホールド10の排気口8からの吸気を行な
い、循環フアン16を作動する。一方、水噴霧装
置の水送給ポンプを作動させてノズルパイプ17
の噴霧口から水を噴霧する。そして、前記バーナ
ー6の燃焼によつて発生した高温の燃焼ガスgを
回転ドラム1の一端1aから他端1bへと通過さ
せると同時に、その一部を排出マニホールド10
から循環ダクト15を経由させて燃焼室5に循環
させる。
次いで、回転ドラム1内に、廃材投入部7を通
じて廃材を投入していく。すると、廃材は回転ド
ラム1内の掻き上げ羽根20により掻き上げられ
ながら下流(図において左方)へと移送され、そ
の間にバーナー6からの燃焼ガスgと循環ダクト
15を経由して循環された燃焼ガスgにより効率
よく乾燥加熱され、再生合材となつて取出し口9
から取り出される。
ここで、バーナー6から送られる燃焼ガスgの
一部は、循環ダクト15内で水噴霧装置により噴
霧された水と結合して捕集されるとともに冷却さ
れ、燃焼室5内へ排気されて、熱風の温度を下げ
るので、廃材を加熱し過ぎて、その中のアスフア
ルト分を劣化させたり高熱により燃焼させたりす
るおそれがなく、再生合材の品質を高く維持する
ことができる。しかも、循環ダクト15内で噴霧
された水が廃材の表面に凝縮して水の膜を形成
し、この水の膜がアスフアルト分を保護するの
で、循環ダクト15の内壁に粉塵が付着したり、
バーナー6の燃焼により粉塵が燃えてブルースモ
ークが発生するといつたおそれはない。なお、噴
霧する水の量は、少なすぎると粉塵の捕集効果が
期待できず、多すぎると循環ダクト15中に泥水
としてたまるおそれがあるので、噴霧された水が
全て水蒸気に変化できる程度の量が望ましい。
「考案の効果」 以上説明したように、本考案の再生装置によれ
ば、回転ドラムより排気された燃焼ガスを循環ダ
クト内に取り出し、この燃焼ガスに水を噴霧し
て、循環フアンで回転ドラムのバーナー側に循環
するようにしたので、乾燥加熱効率を高めること
ができるとともに、回転ドラム入り口での燃焼ガ
ス温度を下げることができ、さらに、循環ダクト
の閉塞を防止するとともに、ブルースモークの発
生を抑制することができる等の優れた効果を奏す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示す一部を切り欠い
た側面図である。 1……回転ドラム、5……燃焼室、6……バー
ナー、7……廃材投入部、8……排気口、9……
取出し口、10……排出マニホールド、15……
循環ダクト、16……循環フアン、17……ノズ
ルパイプ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. バーナーからの燃焼ガスを回転ドラム内に送り
    込み、廃材投入部から投入されたアスフアルト舗
    装廃材を加熱混合して、アスフアルト加熱混合物
    の取出し口から排出するようにしたアスフアルト
    舗装廃材加熱再生装置において、前記廃材投入部
    とバーナーの間の部位と、アスフアルト加熱混合
    物の取出し口側の部位との間には、これらの内部
    を相互に連通させる循環ダクトが接続され、かつ
    この循環ダクトには、回転ドラムより排気される
    燃焼ガスを循環させる循環フアンが設けられると
    ともに、水噴霧装置がその噴霧口を前記ダクト内
    に開口させて設けられていることを特徴とするア
    スフアルト舗装廃材加熱再生装置。
JP4367185U 1985-03-26 1985-03-26 Expired JPH0144566Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4367185U JPH0144566Y2 (ja) 1985-03-26 1985-03-26

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JP4367185U JPH0144566Y2 (ja) 1985-03-26 1985-03-26

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Publication Number Publication Date
JPS61159407U JPS61159407U (ja) 1986-10-02
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ID=30555553

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JP4367185U Expired JPH0144566Y2 (ja) 1985-03-26 1985-03-26

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH07107249B2 (ja) * 1989-07-31 1995-11-15 日工株式会社 アスファルト舗装廃材再生装置
JP5171531B2 (ja) * 2008-10-10 2013-03-27 日工株式会社 アスファルト舗装廃材再生用ドライヤ

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JPS61159407U (ja) 1986-10-02

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