JPH0861852A - スラッジ乾燥装置 - Google Patents

スラッジ乾燥装置

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JPH0861852A
JPH0861852A JP6217876A JP21787694A JPH0861852A JP H0861852 A JPH0861852 A JP H0861852A JP 6217876 A JP6217876 A JP 6217876A JP 21787694 A JP21787694 A JP 21787694A JP H0861852 A JPH0861852 A JP H0861852A
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JP
Japan
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sludge
main body
air
gas
sludge drying
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Application number
JP6217876A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Honda
賢士 本多
Tsuneyoshi Sato
恒義 佐藤
Akira Hirayama
平山  昭
Yoshinori Tofuji
義則 東藤
Nobuyoshi Morikawa
信義 森川
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MARUKIN SATO ZOSEN TEKKOSHO KK
Mitsubishi Nagasaki Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
MARUKIN SATO ZOSEN TEKKOSHO KK
Mitsubishi Nagasaki Machinery Mfg Co Ltd
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Publication date
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  • Processing Of Solid Wastes (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 水分を多量に含む汚泥スラッジを、熱ガス発
生装置で生成した高温ガスを使用して非接触の間接加熱
乾燥処理すると共に、熱ガス発生装置で生成した高温ガ
スにより間接加熱された高温空気によって直接加熱乾燥
処理し、間接及び直接加熱乾燥処理時にスラッジより気
化した悪臭成分を含む水蒸気と乾燥用空気の混合気を上
記熱ガス発生装置で燃焼して無公害化処理する。 【構成】 乾燥機本体4を、内筒ガス通路30、スラッ
ジ乾燥室5、外筒ガス通路32の三重構造から構成し、
悪臭成分を含む水蒸気と乾燥用空気の混合気を熱ガス発
生炉14に投入する混合気ベント熱ガス送通路13aを
配設し、混合気ベント熱ガス送通路13aの一端側を混
合気排出管9に接続し他端側を混合気ベント熱ガス炉投
入口13に接続し、熱ガス発生炉14から熱ガスを乾燥
機本体4に供給する通路の途中に熱交換器20を設ける
と共に、当該熱交換器20によって加熱された大気中の
空気の一部をスラッジ乾燥室5に供給するスラッジ乾燥
用空気送通路23aを配設した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、水分を多量に含む汚
泥スラッジを加熱乾燥処理するスラッジ乾燥装置に係
り、特に、水分を多量に含む汚泥スラッジを、熱ガス発
生装置で生成した高温ガスを使用して非接触の間接加熱
乾燥処理すると共に、熱ガス発生装置で生成した高温ガ
スにより間接加熱された高温空気によって直接加熱乾燥
処理し、間接及び直接加熱乾燥処理時にスラッジより気
化した悪臭成分を含む水蒸気と乾燥用空気の混合気を上
記熱ガス発生装置で燃焼して無公害化処理するようにし
たスラッジ乾燥装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】各種汚泥の乾燥装置の代表例を第9図に
示す。水分を多量に含む汚泥スラッジはケーキ状の70
〜80%水分を保有するものとして供給される。スラッ
ジケーキはスラッジ供給機101よりスラッジ投入口1
02を経て、回転キルン式乾燥機103内に導入され、
ここで高温熱ガスと直接接触し、混合旋回しつつ気流乾
燥造粒化して回転キルン式乾燥機103の乾燥スラッジ
固形物出口104下部より乾燥造粒固形物として排出さ
れる。一方、スラッジケーキ中の水分は気化して水蒸気
となり、回転キルン式乾燥機103の上部の熱ガス及び
水蒸気混合気出口105よりサイクロン106に至り水
蒸気中の固形物を分離し、スクリューコンベア107に
て上記造粒固形物と混合し乾燥固形物ホッパー108内
に入る。回転キルン式乾燥機103内で熱交換を行い低
温となった乾燥用熱ガスと水蒸気の混合気体は、サイク
ロン106の出口より排ガス送風機109を経て再循環
ガス用ダンパ110を通り、熱ガス発生炉111より熱
ガス投入口112を通り回転キルン式乾燥機103内を
経て再循環するガスと、排出ガス用ダンパ113より熱
交換器114を経て加熱昇温し、脱臭炉115内で悪臭
成分の燃焼無公害化の後、熱交換器114を経て降温
し、煙突116より大気中に拡散放出せしめられるもの
に分岐されて排出される。一方、補助燃料は補助燃料貯
蔵槽117より熱ガス発生炉用制御弁118及び熱ガス
発生炉用バーナ119を経て熱ガス発生炉111に使用
されるものと、脱臭炉用制御弁120及び脱臭炉用バー
ナ121を経て脱臭炉115に使用されるものに2分さ
れて用いられる。又、燃料燃焼用の空気は空気送風機1
22より熱ガス炉エア用ダンパ123を経て、熱ガス発
生炉用バーナ119に使用される分と脱臭炉エア用ダン
パ124を経て脱臭炉用バーナ121に使用されるもの
とに2分して夫々供給されるものとなっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】水分を多量に含む汚泥
スラッジ中の成分は固形物中一般に多量の有機物と小量
の無機物よりなる。従って、スラッジ乾燥時に発生する
水蒸気中には悪臭成分(硫化化合物、アンモニア、各種
酸類等)が多く含まれるため無公害化処理が必要とな
る。前述の通り、第9図に示すものにあっては0002
記載の如くスラッジと熱風の直接接触気流乾燥を行い、
排ガス中に悪臭成分が含まれる為その倦煙突より排出出
来ず、従って脱臭炉を設けて水蒸気中の悪臭成分の高温
酸化燃焼を行う必要があり、その為にシステムが複雑と
なり又、助燃料も多い。
【0004】この発明は、上記のような課題に鑑み、そ
の課題を解決すべく創案されたものであって、その目的
とするところは、水分を多量に含む汚泥スラッジを、熱
ガス発生装置で生成した高温ガスを使用して非接触の間
接加熱乾燥処理すると共に、熱ガス発生装置で生成した
高温ガスにより間接加熱された高温空気によって直接加
熱乾燥処理し、間接及び直接加熱乾燥処理時にスラッジ
より気化した悪臭成分を含む水蒸気と乾燥用空気の混合
気を上記熱ガス発生装置で燃焼して無公害化処理するこ
とのできるスラッジ乾燥装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めに、この発明は、乾燥機本体を、乾燥機本体内筒ガス
通路、その外周側を形成するリング状のスラッジ乾燥
室、スラッジ乾燥室の外周側を形成するリング状の乾燥
機本体外筒ガス通路の三重構造から構成し、スラッジ乾
燥室を非接触の加熱ガスで間接加熱する上記内筒ガス通
路及び外筒ガス通路とを区画して設け、乾燥機本体の上
記内筒ガス通路及び外筒ガス通路に加熱ガスを供給する
熱ガス発生炉を設け、上記スラッジ乾燥室内にてスラッ
ジより気化した悪臭成分を含む水蒸気と乾燥用空気の混
合気を熱ガス発生炉で燃焼させるべく熱ガス発生炉に投
入する混合気ベント熱ガス送通路を配設し、混合気ベン
ト熱ガス送通路の一端側をスラッジ乾燥室の混合気排出
管に接続し他端側を熱ガス発生炉に設けられた混合気ベ
ント熱ガス炉投入口に接続し、熱ガス発生炉から熱ガス
を乾燥機本体に供給する通路の途中に熱交換器を設ける
と共に、当該熱交換器によって間接加熱された大気中の
空気の一部をスラッジ投入口を介してスラッジ乾燥室に
供給してスラッジを直接加熱すべくスラッジ乾燥用空気
送通路を配設した構成よりなるものである。
【0006】ここで、好ましい態様として、乾燥機本体
内筒ガス通路、その外周側を形成するリング状のスラッ
ジ乾燥室、スラッジ乾燥室の外周側を形成するリング状
の乾燥機本体外筒ガス通路を摺動面を介して両端には夫
々固定された連絡通路を並びに出口箱を設けて回転自在
に支持するのがよく、また、乾燥機本体内筒ガス通路と
その外周側を形成するリング状のスラッジ乾燥室とを区
画する乾燥機本体内筒外側伝熱リフターを断面凹凸を設
けて形成し、スラッジ乾燥室とその外周側を形成するリ
ング状の乾燥機本体外筒ガス通路とを仕切る乾燥機本体
外筒内側伝熱リフターを断面凹凸を設けて形成するのが
よく、更に、スラッジ乾燥室の内部にエアブロー装置ラ
ンスチューブを配設し、スラッジ乾燥室の内面をクリー
ンの状態に保持して伝熱効果を良好にする高速エアーを
噴出するノズル孔を、エアブロー装置ランスチューブに
複数形成するのがよい。
【0007】
【作用】以上のような構成を有するこの発明は、次のよ
うに作用する。水分を多量に含む生活汚泥の如き乾燥処
理に於いて、前述の課題及び、解決の為の手段等をふま
え実施例に於ける乾燥装置本体及びシステムを採用し、
次の如き作用を行う事が出来る。
【0008】スラッジケーキは乾燥室内には高温加熱空
気により搬送投入され、そこで気流乾燥を行わしめると
同時に高温ガスとは直接接触は行わず間接加熱を行いス
ラッジ中の水分を気化蒸発せしめ、乾燥室内部の鋸歯状
伝熱面併用リフターにより乾燥機本体の回転によるリフ
トアップ効果で攪拌造粒しつつ水分の少ない乾燥造粒固
形物として乾燥室出口より排出せしめる。
【0009】気化蒸発した水分は、加熱搬送用2次空気
と共にサイクロンで固形物を分離した後、熱ガス発生炉
高温部に旋回投入されるので、悪臭成分の酸化燃焼が促
進される。
【0010】乾燥熱ガスは乾燥機中心部鋸歯状リフター
付内筒及び乾燥室外側を構成する鋸歯状リフター付外筒
と外部ケーシングの間を通り、スラッジの間接加熱を行
い乾燥機出口より低温となって排出される。加熱用熱ガ
スの一部は再循環ガスとして熱ガス発生装置出口ガス温
度の制御を行う。一方、排ガスは煙突より大気中へ放出
する。乾燥用熱ガスは助燃燃料として都市ガスと高温1
次空気を使用し、熱ガス発生炉内バーナにて高温生成さ
れる、且つ投入される水蒸気も熱ガス発生炉バーナ出口
高温部に2次空気と共に投入脱臭の為高温酸化が行われ
るものである。
【0011】スラッジ乾燥装置のシステムの制御はマス
ターコントロール指示により、スラッジ処理量を設定
し、スラッジ投入量及び乾燥スラッジ排出量を定め、入
口及び出口水分に応じ熱ガス発生炉の熱ガス発生量を制
御すると共に空気量も同時にコントロールする。熱ガス
発生炉の熱風炉内ドラフトは吸込送風機ベーンにより制
御し、水蒸気量はベント送風機により2次空気と共に流
量を制御せしめる。熱ガス発生炉出口の熱交換器入口ガ
ス温度は再循環ガス量にて制御する。乾燥室内のスラッ
ジ保有量は乾燥機の傾斜角度並びに本体の回転数により
制御する。
【0012】
【実施例】以下、図面に記載の実施例に基づいてこの発
明をより具体的に説明する。 〔第1実施例〕図1は概略全体機構図、図2は各部断面
図、図3及び図4は詳細図を示す。
【0013】スラッジ受入ホッパー1の下部にはスラッ
ジ供給機2が設けられている。スラッジ受入ホッパー1
の下部にはスクリュー式の送給翼が水平に内装され、こ
の送給翼を駆動するスラッジ供給フィーダー用モータ5
6がスラッジ供給機2の傾斜する上端側の外部に設けら
れている。スラッジ供給フィーダー用モータ56は信号
伝達器54を介してマスター制御器53によって制御さ
れる。
【0014】スラッジ供給機2の下部側面にはスラッジ
乾燥用空気投入口23が形成されており、このスラッジ
乾燥用空気投入口23にはスラッジ乾燥用二次空気送通
路23aの下流端側が接続されている。スラッジ乾燥用
二次空気送通路23aの上流端側は後記高温空気ダクト
20aの途中から分岐して接続されている。スラッジ乾
燥用二次空気送通路23aの途中にはスラッジ乾燥用2
次空気ダンパ21及びスラッジ乾燥用流量計22が設け
られている。これらダンパ21及び流量計22は、マス
ター制御器53並びに、乾燥スラッジ受入ホッパー8の
スラッジの水分を検出する水分検出器58、及びスラッ
ジ受入ホッパー1のスラッジの水分を検出する水分検出
器59等から情報に基づいて制御される。
【0015】スラッジ供給機2の下端側には、斜め下向
きに傾斜して設けられたスラッジ投入口3の上部が接続
されている。スラッジ投入口3の下部は、乾燥機本体4
の乾燥機本体ガス出口箱33側の外側端面を形成する乾
燥機本体熱ガス出口側ケーシング46及び、ガス出口箱
33側の内側端面を形成するスラッジ入口側乾燥機本体
摺動平板45を貫通して、スラッジ乾燥室5の上部側に
開口して接続されていて、乾燥機本体4の内部に形成さ
れた乾燥機内スラッジ乾燥室5内に連通接続されてい
る。
【0016】乾燥機本体4に熱ガスを供給する熱ガス発
生炉14が設けられている。熱ガス発生炉14の入口側
燃焼ゾーン後流高温部の外周囲には混合気ベント熱ガス
炉投入口13が形成され、この混合気ベント熱ガス炉投
入口13には後述の混合気ベント熱ガス送通路13aの
下流端が接続されている。
【0017】熱ガス発生炉14の入口側の外方側には補
助燃料貯蔵槽15、補助燃料制御弁16及び補助燃料バ
ーナ17の順序で設けられている。補助燃料バーナ17
は助燃用バーナ風箱25で囲われている。補助燃料制御
弁16は、マスター制御器53並びに、乾燥スラッジ受
入ホッパー8のスラッジの水分を検出する水分検出器5
8、及びスラッジ受入ホッパー1のスラッジの水分を検
出する水分検出器59等から情報に基づいて制御され
る。
【0018】熱ガス発生炉14の入口側の外方側に設け
られた助燃用バーナ風箱25には、高温空気を導入する
一次空気通路25aの一端が接続されている。一次空気
通路25aの他端は熱交換器20出口の高温空気ダクト
20aに接続される。又同高温空気ダクト20aには上
記スラッジ乾燥用二次空気送通路23aの上流端側が接
続されている。
【0019】大気導入口18aには、助燃用バーナ風箱
25に向かって、空気入口ダンパ18、送風機19、熱
交換器20、高温空気ダクト20a、一次空気通路25
a、助燃燃焼用一次空気ダンパ24の順序で設けられて
いる。助燃燃焼用一次空気ダンパ24は、マスター制御
器53並びに、乾燥スラッジ受入ホッパー8のスラッジ
の水分を検出する水分検出器58、及びスラッジ受入ホ
ッパー1のスラッジの水分を検出する水分検出器59等
から情報に基づいて制御される。
【0020】熱ガス発生炉14の出口側内部には熱ガス
発生炉炉内圧検出器60が取付けられている。熱ガス発
生炉炉内圧検出器60からの情報に基づき、熱ガス発生
炉炉内圧制御ダンパ35及び排出ガス制御ダンパ37は
制御される。
【0021】熱ガス発生炉14の出口側の熱ガス発生炉
出口26は熱交換器入口ダクト27に連通接続されてい
る。この熱交換器入口ダクト27には再循環ガス混合通
路39の下流端側も連通接続されていて、熱交換器入口
ダクト27には熱ガス発生炉14からの熱ガスと乾燥機
本体4の乾燥機本体内筒ガス通路30及び乾燥機本体外
筒ガス通路32を通りスラッジ乾燥室5を間接加熱して
排出された再循環ガスが流入する。
【0022】再循環ガス混合通路39の途中には再循環
制御ダンパ38が設けられており、又熱交換器入口ダク
ト27の内部には熱ガス温度検出器61が設けられてい
て、この熱ガス温度検出器61からの情報に基づき、再
循環制御ダンパ38は制御される。
【0023】熱交換器入口ダクト27は熱交換器20の
入口に接続しており、又熱交換器20の出口には熱交換
器出口ダクト28が接続している。更に熱交換器出口ダ
クト28はその下流端側が乾燥機本体4の乾燥機熱ガス
入口29に接続している。乾燥機熱ガス入口29は乾燥
機本体4内部の乾燥機本体内筒ガス通路30に接続して
いる。熱ガス発生炉14で発生した高温ガス及び再循環
ガスは、熱交換器入口ダクト27、熱交換器20、熱交
換器出口ダクト28を経て乾燥機本体4の乾燥機本体内
筒ガス通路30に入る。高温ガス及び再循環ガスは、熱
交換器20を通過中に上流側から導入される空気の間接
加熱を行うものである。高温空気は高温空気ダクト20
aより、助燃用の一次空気通路25a及びスラッジ乾燥
用二次空気送通路23aに分岐して使用される。
【0024】乾燥機本体4の乾燥機本体内筒ガス通路3
0の出口側には、同内筒ガス通路30と乾燥機本体外筒
ガス通路32とを連絡する乾燥機本体連絡通路31が設
けられていて、乾燥機本体内筒ガス通路30と乾燥機本
体外筒ガス通路32とは乾燥機本体連絡通路31を通じ
て連通している。
【0025】乾燥機本体外筒ガス通路32の出口側には
乾燥機本体ガス出口箱33が設けられている。乾燥機本
体ガス出口箱33は、乾燥機本体連絡通路31の反対側
にあり、乾燥機本体内筒ガス通路30の入口側の外周囲
に設けられている。この乾燥機本体連絡通路31と乾燥
機本体ガス出口箱33とは固定して設けられており、そ
してこの固定された連絡通路31とガス出口箱33の間
に、乾燥機本体内筒ガス通路30、スラッジ乾燥室5及
び乾燥機本体外筒ガス通路32が差し込み方式の摺動面
を介して回転自在に横設されている。
【0026】乾燥機本体ガス出口箱33の上部には乾燥
機熱ガス出口34が形成されており、この乾燥機熱ガス
出口34には乾燥機熱ガス排出通路34aの上流端側が
接続されている。この乾燥機熱ガス排出通路34aの下
流端側は煙突62に接続しており、熱ガスを煙突62を
通じて大気中に放出する構造になっている。乾燥機熱ガ
ス排出通路34aの途中には下流側に向かって熱ガス発
生炉炉内圧制御ダンパ35、吸込送風機36及び排出ガ
ス制御ダンパ37の順序で設けられている。
【0027】また、吸込送風機36と排出ガス制御ダン
パ37との間の乾燥機熱ガス排出通路34aの途中に
は、同排出通路34aから分岐する再循環ガス通路39
の上流端側が接続される。
【0028】乾燥機本体4のスラッジ乾燥室5の出口側
を構成する乾燥機本体連絡通路31の乾燥機本体連絡通
路ケーシング44とスラッジ出口側乾燥機本体摺動平板
43には、乾燥スラッジ排出口6が斜め下向きに開口し
て接続され、又混合気排出管9が斜め上向きに開口して
接続されている。乾燥スラッジ排出口6及び混合気排出
管9は乾燥機本体4の内部に形成されたリング状のスラ
ッジ乾燥室5に直通して接続されている。
【0029】乾燥スラッジ排出口6の下端はその下方に
設けられた円筒体の乾燥スラッジ供給機7に接続されて
いる。乾燥スラッジ供給機7の上部にはサイクロン10
から排出される乾燥固形物を同供給機7に排出するとき
の通路となるサイクロン排出管10aが接続されてい
る。乾燥スラッジ供給機7の下方には同供給機7から排
出供給される乾燥固形物を受け入れる乾燥スラッジ受入
ホッパー8が設けられている。
【0030】乾燥スラッジ受入ホッパー8の下部にはス
クリュー式の送給翼が内装され、この送給翼を駆動する
スラッジ排出フィーダー用モータ55が乾燥スラッジ受
入ホッパー8の外部に設けられている。また、乾燥スラ
ッジ受入ホッパー8の内部には水分検出器58が設けら
れている。スラッジ排出フィーダー用モータ55は信号
伝達器54を介してマスター制御器53及び水分検出器
58によって制御される。
【0031】上記混合気排出管9には混合気ベント熱ガ
ス送通路13aの一端側が接続されている。混合気ベン
ト熱ガス送通路13aの他端側は熱ガス発生炉14に設
けられた混合気ベント熱ガス炉投入口13に接続されて
いる。この混合気ベント熱ガス送通路13aは、直接及
び間接加熱時にスラッジより気化した悪臭成分を含む水
蒸気と乾燥用空気の混合気を熱ガス発生炉14に誘導す
る通路で、水蒸気は混合気ベント熱ガス送通路13aを
通って熱ガス発生炉14内に入り、熱ガス発生炉14で
燃焼させられて無公害処理化され、これにより、脱臭炉
を不要にすることができる。
【0032】混合気ベント熱ガス送通路13aの途中に
はサイクロン10が設けられている。サイクロン10の
上面には混合気ベント熱ガス炉投入口13に連通接続す
る側の混合気ベント熱ガス送通路13aの一端側が接続
されている。また、サイクロン10より下流側の混合気
ベント熱ガス送通路13aの途中には、混合気ベント制
御ダンパ11、混合気ベント送風機12がそれぞれ設け
られている。混合気ベント制御ダンパ11は信号伝達器
54を介してマスター制御器53によって制御される。
【0033】乾燥機本体4は、両端側が固定された乾燥
機本体連絡通路31と乾燥機本体ガス出口箱33で構成
され、その中間部分は回転胴からなっていて正逆回転自
在に支持され、又差込み方式の摺動面を介して両端側の
乾燥機本体連絡通路31と乾燥機本体ガス出口箱33に
接続して取付けられている。そして、乾燥機本体4の中
間部分は、最も内部の乾燥機本体内筒ガス通路30、同
内筒ガス通路30の外周に形成されたスラッジ乾燥室
5、更にスラッジ乾燥室5の外周に形成された乾燥機本
体外筒ガス通路32の三重構造から構成されている。乾
燥機本体4のスラッジ乾燥室5、乾燥機本体内筒ガス通
路30及び乾燥機本体外筒ガス通路32は水平方向に若
干の傾斜(θ)を付して取付けられて回転し、攪拌乾燥
造粒を行うものである。
【0034】両端側の固定された乾燥機本体連絡通路3
1及び乾燥機本体ガス出口箱33と、中間部分の乾燥機
本体内筒ガス通路30、スラッジ乾燥室5及び乾燥機本
体外筒ガス通路32とは、スラッジ出口側乾燥機本体摺
動平板43及びスラッジ入口側乾燥機本体摺動平板45
によってそれぞれ完全に仕切られている。また、両端側
の固定された乾燥機本体連絡通路31及び乾燥機本体ガ
ス出口箱33の外側端面部分には、平板状の乾燥機本体
連絡通路ケーシング44及び乾燥機本体熱ガス出口側ケ
ーシング46がそれぞれ形成されていて、外界と遮断し
ている。
【0035】スラッジ乾燥室5はそのリング状の内外両
面側に形成された乾燥機本体内筒ガス通路30と乾燥機
本体外筒ガス通路32によって非接触の間接加熱され
る。この乾燥機本体内筒ガス通路30には熱ガス発生炉
14から高温ガスが供給され、高温ガスはこの乾燥機本
体内筒ガス通路30及び乾燥機本体外筒ガス通路32を
出口側に向かって流れる間にスラッジ乾燥室5を加熱す
る。
【0036】スラッジ乾燥室5の内外両面のリング状境
界壁面は、断面鋸歯状の凹凸を有する乾燥機本体内筒外
側伝熱リフター40と乾燥機本体外筒内側伝熱リフター
41から構成されている。鋸歯状の断面することによっ
て、乾燥機本体4の回転によるスラッジのリフトアップ
効果と伝熱の促進を行うものであり、非接触の熱ガスと
の間接加熱面積を飛躍的に増大させて、伝熱効率を高め
ている。乾燥機本体内筒外側伝熱リフター40と乾燥機
本体外筒内側伝熱リフター41の鋸歯の向きは互いに逆
向きに形成されている。乾燥機本体外筒ガス通路32の
外周壁面は円筒状の乾燥機本体外筒外側ケーシング42
から構成されている。
【0037】スラッジはスラッジ乾燥室5内に熱交換器
20により間接加熱された搬送用二次空気と共に投入さ
れ気流乾燥を行うが、この際、乾燥機本体4の回転によ
り乾燥機本体内筒外側伝熱リフター40と乾燥機本体外
筒内側伝熱リフター41によりリフトアップと攪拌造粒
並びに輻射伝熱を受けると共に内部の搬送用2次空気に
よる気流乾燥との相互作用で水蒸気の蒸発が促進され
る。
【0038】回転胴の中間部分の最も外側を構成する乾
燥機本体外筒外側ケーシング42の外周面には、その中
央の円周方向に乾燥機本体回転歯車47が取付けられて
いる。そして、この乾燥機本体回転歯車47と噛み合う
乾燥機本体回転小歯車48が乾燥機本体回転歯車47の
外周の一部に噛合して取付けられている。乾燥機本体回
転小歯車48は回転胴駆動用モータ57に連動連結され
ていて、回転胴駆動用モータ57の駆動により回転し
て、これと噛合する乾燥機本体回転歯車47の回転を通
じて乾燥機本体4の中間部分を回転させる。
【0039】乾燥機本体外筒外側ケーシング42の外周
面の円周方向には、乾燥機本体回転歯車47の両側に表
面中央部がV字に窪んだ乾燥機本体回転胴サポートリン
グ50がそれぞれ取付けられている。またこの乾燥機本
体回転胴サポートリング50を回転自在に支持する乾燥
機本体サポートローラ51が乾燥機本体外筒外側ケーシ
ング42の下面側に設けられている。乾燥機本体サポー
トローラ51によって、乾燥機本体4の中間部分の荷重
と傾斜して取付けられた乾燥機本体外筒外側ケーシング
42の推力を支持可能になっている。乾燥機本体サポー
トローラ51は基礎上に固定された乾燥機本体支持金物
52に回転自在に軸支されている。
【0040】本乾燥装置システムの制御はマスター制御
器53にて指令が出される。信号は信号伝達器54を経
てスラッジ供給フィーダー用モータ56、回転胴駆動用
モータ57、スラッジ排出フィーダー用モータ55、並
びに補助燃料制御弁16及び助燃燃焼用一次空気ダンパ
24並びにスラッジ乾燥用2次空気ダンパ21を制御す
る。
【0041】また、助燃量はスラッジ受入ホッパー1内
の水分検出器59及び乾燥スラッジ受入ホッパー8内の
水分検出器58による信号により、スラッジ量と乾燥水
分の積算に応じた制御をフィードバックして行わしめる
如くする。
【0042】熱ガス発生炉14の炉内ドラフトは、熱ガ
ス発生炉炉内圧検出器60により熱ガス発生炉炉内圧制
御ダンパ35を制御して一定に負圧に維持せしめるもの
とすると同時に排出ガス制御ダンパ37の制御も行い熱
ガスの大気放出を計る。
【0043】熱ガス発生炉14の熱ガス発生炉出口26
より熱交換器20に至る熱交換器入口ダクト27のガス
温度は、熱ガス温度検出器61により再循環制御ダンパ
38を作動して再循環ガス量を制御して、乾燥機本体4
の乾燥機熱ガス出口34より熱ガス発生炉炉内圧制御ダ
ンパ35、吸込送風機36を経由して分岐される再循環
ガスを、熱ガス発生炉出口26と再循環ガス通路39の
下流側に設けた熱交換器入口ダクト27により混合し所
定の入口ガス温度を維持する。
【0044】また、スラッジ乾燥室5内に導入される搬
送及び気流乾燥用空気は、スラッジ乾燥用2次空気ダン
パ21及びスラッジ乾燥用流量計22にて制御される
が、スラッジ乾燥室5内で気化蒸発した水蒸気と共に混
合気ベント送風機12、混合気ベント制御ダンパ11に
て熱ガス発生炉14内に投入される。
【0045】次に上記第1実施例の構成に基づく動作に
ついて以下説明する。水分を多量に含む生活汚泥スラッ
ジは、図示せざる脱水機にて一次処理され70〜80%
の水分を含む脱水ケーキとしてスラッジ受入ホッパー1
に投入される。同ホッパー1よりスラッジ供給機2を経
てスラッジ投入口3より乾燥機本体4内に導入される。
スラッジ投入口3より導入するスラッジは搬送媒体とし
てスラッジ乾燥用空気投入口23より噴入する高温空気
が使用される。
【0046】乾燥機本体4に導入された多量の水分を含
むスラッジは、スラッジ乾燥室5内に入り、外面より輻
射及び伝熱により間接加熱を受けつつ内部では搬送用高
温空気により気流乾燥を受け、水分の気化蒸発を行い、
乾燥固形物は内外筒に付した断面凹凸を有する鋸歯状の
乾燥機本体内筒外側伝熱リフター40及び乾燥機本体外
筒内側伝熱リフター41によって、乾燥機本体4の回転
に伴い攪拌造粒しつつ乾燥スラッジ排出口6より、乾燥
スラッジ供給機7を経て乾燥スラッジ受入ホッパー8内
に貯蔵される。
【0047】スラッジ乾燥室5内で熱ガスよる輻射伝熱
並びに搬送空気による気流で、乾燥機本体4の回転と共
に攪拌気化せしめられた水蒸気及び2次空気の混合気
は、混合気排出管9よりサイクロン10を経て乾燥固形
物を分離し、分離した乾燥固形物は乾燥スラッジ供給機
7に混合せしめられる。
【0048】一方、水蒸気と2次空気の混合気はサイク
ロン10から混合気ベント熱ガス送通路13aに入りそ
こを流れて、混合気ベント制御ダンパ11より混合気ベ
ント送風機12を経て熱ガス発生炉14の混合気ベント
熱ガス炉投入口13から高速旋回流として炉内に噴射さ
れる。
【0049】乾燥用補助燃料は補助燃料貯蔵槽15より
補助燃料制御弁16を経て補助燃料バーナ17より熱ガ
ス発生炉14内に噴射し、助燃用バーナ風箱25より投
入される高温1次空気により攪拌燃焼し高温ガスを発生
する。
【0050】補助燃料燃焼用1次空気並びに搬送用2次
空気は、大気中から大気導入口18aより空気入口ダン
パ18を経て送風機19により熱交換器20を通り間接
加熱され、高温空気ダクト20aより一部はスラッジ乾
燥用2次空気ダンパ21、スラッジ乾燥用流量計22か
らスラッジ乾燥用空気投入口23を経て、スラッジ搬送
及び気流乾燥用2次空気としてスラッジ乾燥室5へスラ
ッジと共にスラッジ投入口3より入る。
【0051】一方、補助燃料用1次空気は、一次空気通
路25aより助燃燃焼用一次空気ダンパ24を経て助燃
用バーナ風箱25より熱ガス発生炉14内に投入され、
燃料と混合し高温の燃焼ガスを発生する。
【0052】補助燃料バーナ17より発生した高温熱ガ
ス後流では、前記混合気ベント熱ガス炉投入口13より
高速にて旋回噴出される悪臭成分を含むスラッジ中の気
化水蒸気が混合した2次空気と共に高温酸化を行い悪臭
成分を無公害化せしめる。
【0053】上記水蒸気中の悪臭成分の酸化燃焼に必要
な滞留時間後、燃焼ガスは熱ガス発生炉出口26より排
出され、排出された燃焼ガスは再循環ガス通路39より
投入される低温再循環排ガスと混合されて、熱交換器2
0入口に於ける熱ガス入口温度を所定値(例えば800
℃)に制御する。
【0054】熱交換器入口ダクト27にて所定値に制御
された熱ガスは、熱交換器20及び熱交換器出口ダクト
28を通り、乾燥機熱ガス入口29より乾燥機本体内筒
ガス通路30に流入する。
【0055】乾燥機本体内筒ガス通路30に流入した熱
ガスは、同内筒ガス通路30内を通過中に乾燥機本体内
筒外側伝熱リフター40を通じて熱を放出して、同伝熱
リフター40の外側に形成されるスラッジ乾燥室5を間
接加熱し、乾燥機本体連絡通路31を経て乾燥機本体外
筒ガス通路32に流入し、同外筒ガス通路32を通過中
に乾燥機本体外筒内側伝熱リフター41を通じて熱を放
出して、同伝熱リフター41の内側に形成されるスラッ
ジ乾燥室5を間接加熱する。
【0056】スラッジ乾燥室5を内外から間接加熱して
熱放出した熱ガスは、乾燥機本体ガス出口箱33に流入
した後、乾燥機熱ガス出口34より乾燥機熱ガス排出通
路34aに流出され、同排出通路34aを流下して熱ガ
ス発生炉炉内圧制御ダンパ35、吸込送風機36及び排
出ガス制御ダンパ37を通過して煙突62に排出され、
煙突62から大気中に放出される。
【0057】乾燥機熱ガス排出通路34aを流下する熱
ガスの一部は、同排出通路34aに分岐接続された再循
環ガス通路39に流入して再循環ガスとなり、同ガス混
合通路39を流下し、制御ダンパ38より熱交換器20
出口に於いて、熱ガス発生炉14から熱ガス発生炉出口
26に排出された高温熱ガスと導入混合せしめられ、熱
交換器20入口ガス温度制御用として利用される。
【0058】〔第2実施例〕第2実施例の発明の構成は
前述の装置に於いて、特にスラッジ乾燥過程に於いて粘
着性を有するスラッジ成分のある場合に於いて適用され
る。以下、第2実施例の発明に関連して汚泥乾燥装置の
他の実施例に就いて先の実施例との相違点のみに付き詳
細に説明し、同一構成部分には同一符号としa、bを付
したものとなっている。なお、本図に示すもので特に符
号を付してないものは先の符号の説明を参照の事。図5
は概略全体機構図、図6は各部断面図、図7及び図8は
詳細図を示す。
【0059】乾燥機本体4は、三重円筒で構成される。
スラッジ及び搬送用空気が通過する中間部のスラッジ乾
燥室5aにはその長手方向の筒芯方向にエアブロー装置
ランスチューブ63が上下に内装して配設されている。
エアブロー装置ランスチューブ63には、一定間隔毎に
ノズル孔63aが設けられている。ノズル孔63aはエ
アブロー装置ランスチューブ63の上面側に設けられて
いる。このエアブロー装置ランスチューブ63に設けた
ノズル孔63aより高速エアを噴出せしめて、スラッジ
乾燥室5aの内壁面に付着したスラッジのブローイング
を行う。
【0060】上下のエアブロー装置ランスチューブ63
はその一端側がスラッジ出口側乾燥機本体摺動平板43
の混合気排出管9及び乾燥スラッジ排出口6の開口部を
それぞれ通り抜け、乾燥機本体連絡通路ケーシング44
を貫通して乾燥機本体4の外部に突出している。また、
上部のエアブロー装置ランスチューブ63の他端側はス
ラッジ入口側乾燥機本体摺動平板45のスラッジ投入口
3の開口部を通り抜け、乾燥機本体熱ガス出口側ケーシ
ング46を貫通して乾燥機本体4の外部に突出してい
る。下部のエアブロー装置ランスチューブ63の他端側
はスラッジ入口側乾燥機本体摺動平板45及び乾燥機本
体熱ガス出口側ケーシング46を貫通して乾燥機本体4
の外部に突出している。
【0061】乾燥機本体4の外部に突出しているエアブ
ロー装置ランスチューブ63の両端側部分は、乾燥機本
体4の外部に設けられたウォールスリーブ65を介して
スーツブロア本体64にそれぞれ連通接続されている。
上下のエアブロー装置ランスチューブ63はその両端側
は上記の部材によって固定的に支持されている。
【0062】乾燥機本体内筒ガス通路30aの外側周面
を構成する乾燥機本体内筒外側伝熱リフター40aは、
その円周方向数箇所に外向きに形成された断面凹凸を有
する山形状の突起を有し、スラッジ乾燥室5a側に突起
しており、スラッジのリフトアップと伝熱効果を有して
いる。
【0063】乾燥機本体外筒外側ケーシング42の内周
面には内向きに形成された断面山形状の突起の乾燥機本
体外筒内側伝熱リフター41aを複数有し、断面山形状
の突起の乾燥機本体外筒内側伝熱リフター41aの内部
には外部ガス通路32aのスペースが形成されている。
また、断面山形状の突起の各乾燥機本体外筒内側伝熱リ
フター41aの間には、円弧状の外筒片41bを乾燥機
本体外筒外側ケーシング42の内周面から隙間を開けて
内部寄りに取付けて、その内部には外部ガス通路32b
のスペースが形成され、スラッジのリフトアップとフィ
ンによる伝熱効果の向上が計られている。この乾燥機本
体外筒外側ケーシング42の内周面側に形成されたガス
通路32a,32bの更にその内部にはスラッジ乾燥室
5aが形成されている。
【0064】熱ガスは乾燥機熱ガス入口29より乾燥機
本体内筒ガス通路30aに入り、乾燥機本体連絡通路3
1を経てスラッジ乾燥室5aの外部ガス通路32a及び
32bを通り、乾燥機本体ガス出口箱33より乾燥機熱
ガス出口34を経て流れ、スラッジ乾燥室5a内のスラ
ッジを間接加熱する。
【0065】スラッジはスラッジ乾燥室5a内に搬送用
高温空気と共にスラッジ投入口3より入り、直接加熱さ
れながら乾燥スラッジ排出口6に至り、乾燥固形物は乾
燥スラッジ排出口6より、水蒸気と空気の混合気は混合
気排出管9より夫々取出される。
【0066】以上のような第1実施例又は第2実施例の
構成の場合のスラッジ乾燥装置は、次のような特徴を有
している。水分を多量に含む生活汚泥の乾燥処理に於い
ては、生成物より発生する悪臭ガスの無公害化は勿論、
システムの簡略化並びに効率化が必要条件である。熱ガ
ス発生炉14より熱交換器20を経由して乾燥機本体4
に投入される熱ガスと汚泥スラッジの熱交換は輻射及び
伝熱のみの間接加熱方式を採用、乾燥機出口を通り煙突
より排出される乾燥用熱ガスとスラッジ中水分の気化し
た水蒸気とは混合しない。
【0067】スラッジ乾燥室5には熱ガス発生炉出口2
6の高温ガス利用の熱交換器20により間接加熱され高
温となった二次空気を気流乾燥及び搬送媒体として利用
し、乾燥気化した悪臭成分を有する水蒸気は媒体空気と
共に熱ガス発生炉14の高温部にて旋回混合せしめ、悪
臭成分の高温酸化を行い無公害化される。従い、従来の
如く脱臭炉は不必要となる。
【0068】スラッジ乾燥室5は完全に加熱ガス側とは
隔離されておりスラッジは外部よりの間接輻射及び伝熱
を受け、内部は高温空気による気流乾燥により熱交換を
行う、又熱交換率の向上を計る為、スラッジ乾燥室5内
の内筒及び外筒壁面は断面鋸歯状の凹凸を設け、乾燥機
本体4の回転によるリフトアップ効果によるスラッジよ
りの水蒸気の気化蒸発を促進し伝熱効果の向上を計って
いる。
【0069】混合気排出管9の水蒸気と空気との混合気
中に含まれる固形物はサイクロン10にて分離し、乾燥
スラッジ供給機7に混ぜ、排出する如くした。又、サイ
クロン10通過ガスは水蒸気と2次空気の混合気であり
乾燥排ガスは混入しない為、熱ガス発生炉14高温部内
に旋回投入せしめた場合、悪臭成分の酸化燃焼が早急に
行われ無公害化が促進される。
【0070】なお、この発明は上記実施例に限定される
ものではなく、この発明の精神を逸脱しない範囲で種々
の改変をなし得ることは勿論である。
【0071】
【発明の効果】以上の記載より明らかなように、この発
明に係るスラッジ乾燥装置によれば、乾燥機本体を三重
筒状構造とし、中間部を構成するスラッジ乾燥室は内筒
外側と外筒内側より熱ガスによる間接輻射及び伝熱を行
う如くし、更にスラッジ乾燥室内には高温空気を搬入媒
体として気流乾燥を併用することにより、熱ガスとスラ
ッジは外面より間接加熱を行うと共にスラッジ乾燥室内
部はスラッジの直接搬送並びに気流乾燥媒合としてクリ
ーンな高温加熱2次空気を使用でき、乾燥室内外面より
加熱を行わしめ、熱交換率の向上と装置のコンパクト化
を計ることができる。しかも、乾燥気化した悪臭成分を
有する水蒸気は高温2次空気との混合気であり熱ガス発
生炉の高温部内に噴射投入し急速に悪臭成分の高温酸化
を行い無公害化する事が出来る。従って、脱臭炉及び脱
臭炉附属の熱交等が不要となる。間接ガス、直接空気の
併用乾燥方式である為、乾燥性能が良好でありシステム
も簡易化され且つ無公害化が計られる。また、乾燥機本
体の三重筒状構造部分を回転自在にした場合には、乾燥
機胴体の回転によるスラッジのリフトアップ効果と攪拌
による乾燥造粒を同時に行うことができる。また、スラ
ッジ乾燥室のガス接触面を、断面鋸歯状の凹凸を有する
伝熱リフター形状とした場合には、熱伝達効果を更に良
好にすることができる。
【0072】更に、スラッジ乾燥室の内部にエアブロー
装置ランスチューブを配設し、スラッジ乾燥室の内面を
クリーンの状態に保持して伝熱効果を良好にする高速エ
アーを噴出するノズル孔を、エアブロー装置ランスチュ
ーブに複数形成した場合には、前記の効果を有すること
は勿論であるが、スラッジ乾燥過程に於いて粘着性の高
い値を有する如きスラッジ(EX.ヘドロ等)の場合、
乾燥回転中に汚泥成分が凹凸状の歯の間に乾燥固着し伝
熱性能を阻害する事が予想され、かかる状況下に運転中
エアブローを周期的に実施し付着固形物を剥離せしめ常
時高効率を維持して操業を行う事が出来るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例を示す概略全体機構図で
ある。
【図2】(A)は図1のA−A概略矢視断面図である。
(B)は図1のB−B概略矢視断面図である。(C)は
図1のC−C概略矢視断面図である。
【図3】(A)はこの発明の第1実施例の部分詳細断面
図である。(B)は図3(A)のB−B矢視部分断面図
である。(C)は図3(A)のC−C矢視断面図であ
る。
【図4】(A)はこの発明の第1実施例の部分詳細断面
図である。(B)の上半分は図4(A)のC−C矢視概
略断面図、下右半分は図4(A)のD−D矢視概略断面
図、下左半分は図4(A)のE−E矢視概略断面図であ
る。
【図5】この発明の第2実施例を示す概略全体機構図で
ある。
【図6】(A)は図5のA−A概略矢視断面図である。
(B)は図5のB−B概略矢視断面図である。(C)は
図5のC−C概略矢視断面図である。
【図7】(A)はこの発明の第2実施例の部分詳細断面
図である。(B)は図7(A)のB−B矢視部分断面図
である。(C)は図7(A)のC−C矢視断面図であ
る。
【図8】(A)はこの発明の第2実施例の部分詳細断面
図である。(B)の上半分は図8(A)のC−C矢視概
略断面図、下右半分は図8(A)のD−D矢視概略断面
図、下左半分は図8(A)のE−E矢視概略断面図であ
る。
【図9】従来の装置を示す概略全体機構図である。
【符号の説明】
〔第1実施例〕 1.スラッジ受入ホッパー 21.スラッジ乾燥
用2次空気ダンパ 2.スラッジ供給機 22.スラッジ乾燥
用流量計 3.スラッジ投入口 23.スラッジ乾燥
用空気投入口 4.乾燥機本体 23a.スラッジ乾燥用二次空気送通 5.スラッジ乾燥室 路 6.乾燥スラッジ排出口 24.助燃燃焼用一
次空気ダンパ 7.乾燥スラッジ供給機 25.助燃用バーナ
風箱 8.乾燥スラッジ受入ホッパー 25a.一次空気通
路 9.混合気排出管 26.熱ガス発生炉
出口 10.サイクロン 27.熱交換器入
口ダクト 10a.サイクロン排出管 28.熱交換器出
口ダクト 11.混合気ベント制御ダンパ 29.乾燥機熱ガ
ス入口 12.混合気ベント送風機 30.乾燥機本体
内筒ガス通路 13.混合気ベント熱ガス炉投入口 31.乾燥機本体
連絡通路 13a.混合気ベント熱ガス送通路 32.乾燥機本体
外筒ガス通路 14.熱ガス発生炉 33.乾燥機本体
ガス出口箱 15.補助燃料貯蔵庫 34.乾燥機熱ガ
ス出口 16.補助燃料制御弁 34a.乾燥機熱
ガス排出通路 17.補助燃料バーナ 35.熱ガス発生
炉炉内圧制御ダンパ 18.空気入口ダンパ 36.吸込送風機 18a.大気導入口 37.排出ガス制
御ダンパ 19.送風機 38.再循環制御
ダンパ 20.熱交換器 39.再循環ガス
通路 20a.高温空気ダクト 40.乾燥機本体内筒外側伝熱リフ 50.乾燥機本体回転胴サポートリ ター ング 41.乾燥機本体外筒内側伝熱リフ 51.乾燥機本体サポートローラ ター 52.乾燥機本体支持金物 42.乾燥機本体外筒外側ケーシン 53.マスタ制御器 グ 54.信号伝達器 43.スラッジ出口側乾燥機本体 55.スラッジ排出フイダー用モータ 摺動平板 56.スラッジ供給フイダー用モータ 44.乾燥機本体連絡通路ケーシン 57.回転胴駆動用モータ グ 58.水分検出器(乾燥スラッジ出口 45.スラッジ入口側乾燥機本体 側) 摺動平板 59.水分検出器(乾燥スラッジ入口 46.乾燥機本体熱ガス出口箱ケー 側) シング 60.熱ガス発生炉炉内圧検出器 47.乾燥機本体回転歯車 61.熱ガス温度
検出器 48.乾燥機本体回転小歯車 62.煙突 49.乾燥機本体回転軸 〔第2実施例〕 5a.スラッジ乾燥室 63.エアブロー装置ランスチューブ 63a.ノズル孔 64.スーツブロア本体 65.ウォールスリーブ 30a.乾燥機本体内筒ガス通路 40a.乾燥機本体内筒外側伝熱リフター 41a.乾燥機本体外筒内側伝熱リフター 41b.外筒片 32a.外部ガス通路 32b.外部ガス通路 〔従来の装置〕 101.スラッジ供給機 113.排出ガ
ス用ダンパ 102.スラッジ投入口 114.熱交換
器 103.回転式キルン乾燥機 115.脱臭炉 104.乾燥スラッジ固形物出口 116.煙突 105.熱ガス及び水蒸気混合気出口 117.補助燃
料貯蔵槽 106.サイクロン 118.熱ガス
発生炉用制御弁 107.スクリューコンベア 119.熱ガス
発生炉用バーナ 108.乾燥固形物ホッパー 120.脱臭炉
用制御弁 109.排ガス送風機 121.脱臭炉
用バーナ 110.再循環ガス用ダンパ 122.空気送
風機 111.熱ガス発生炉 123.熱ガス
炉エア用ダンパ 112.熱ガス投入口 124.脱臭炉
エア用ダンパ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B09B 3/00 C02F 11/12 ZAB B (72)発明者 東藤 義則 長崎県長崎市北栄町26−11 (72)発明者 森川 信義 長崎県諫早市白岩町2−11

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乾燥機本体を、乾燥機本体内筒ガス通
    路、その外周側を形成するリング状のスラッジ乾燥室、
    スラッジ乾燥室の外周側を形成するリング状の乾燥機本
    体外筒ガス通路の三重構造から構成し、スラッジ乾燥室
    を非接触の加熱ガスで間接加熱する上記内筒ガス通路及
    び外筒ガス通路とを区画して設け、乾燥機本体の上記内
    筒ガス通路及び外筒ガス通路に加熱ガスを供給する熱ガ
    ス発生炉を設け、上記スラッジ乾燥室内にてスラッジよ
    り気化した悪臭成分を含む水蒸気と乾燥用空気の混合気
    を熱ガス発生炉で燃焼させるべく熱ガス発生炉に投入す
    る混合気ベント熱ガス送通路を配設し、混合気ベント熱
    ガス送通路の一端側をスラッジ乾燥室の混合気排出管に
    接続し他端側を熱ガス発生炉に設けられた混合気ベント
    熱ガス炉投入口に接続し、熱ガス発生炉から熱ガスを乾
    燥機本体に供給する通路の途中に熱交換器を設けると共
    に、当該熱交換器によって間接加熱された大気中の空気
    の一部をスラッジ投入口を介してスラッジ乾燥室に供給
    してスラッジを直接加熱すべくスラッジ乾燥用空気送通
    路を配設したことを特徴とするスラッジ乾燥装置。
  2. 【請求項2】 乾燥機本体内筒ガス通路、その外周側を
    形成するリング状のスラッジ乾燥室、スラッジ乾燥室の
    外周側を形成するリング状の乾燥機本体外筒ガス通路を
    摺動面を介して両端には夫々固定された連絡通路を並び
    に出口箱を設けて回転自在に支持した請求項1記載のス
    ラッジ乾燥装置。
  3. 【請求項3】 乾燥機本体内筒ガス通路とその外周側を
    形成するリング状のスラッジ乾燥室とを区画する乾燥機
    本体内筒外側伝熱リフターを断面凹凸を設けて形成し、
    スラッジ乾燥室とその外周側を形成するリング状の乾燥
    機本体外筒ガス通路とを仕切る乾燥機本体外筒内側伝熱
    リフターを断面凹凸を設けて形成した請求項1記載のス
    ラッジ乾燥装置。
  4. 【請求項4】 スラッジ乾燥室の内部にエアブロー装置
    ランスチューブを配設し、スラッジ乾燥室の内面をクリ
    ーンの状態に保持して伝熱効果を良好にする高速エアー
    を噴出するノズル孔を、エアブロー装置ランスチューブ
    に複数形成した請求項1記載のスラッジ乾燥装置。
JP6217876A 1994-08-18 1994-08-18 スラッジ乾燥装置 Pending JPH0861852A (ja)

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KR101113907B1 (ko) * 2009-08-27 2012-02-16 이종화 슬러지 열 분해 처리 장치
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CN107775813A (zh) * 2017-12-08 2018-03-09 郑州市同鼎机械设备有限公司 带有组合扬砂板内筒的烘砂机
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