JP2001272169A - 連続式回転乾燥機 - Google Patents

連続式回転乾燥機

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JP2001272169A
JP2001272169A JP2000086609A JP2000086609A JP2001272169A JP 2001272169 A JP2001272169 A JP 2001272169A JP 2000086609 A JP2000086609 A JP 2000086609A JP 2000086609 A JP2000086609 A JP 2000086609A JP 2001272169 A JP2001272169 A JP 2001272169A
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hollow shaft
hot air
cylinder
treated
continuous rotary
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JP2000086609A
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English (en)
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Atsushi Fujii
淳 藤井
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Kurimoto Ltd
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Kurimoto Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ごみなどの被処理物を所定の傾斜角を有する回
転する中空の胴体内で攪拌しながら熱風により乾燥させ
る過程において、熱風と前記被処理物との熱交換の効
率、即ち乾燥効率が良好な連続式回転乾燥機を提供する
ことである。 【解決手段】傾斜した中空の胴体1と、胴体1の回転支
持装置と、胴体1の駆動装置と、胴体1の内周壁に取付
けたリフタ21と、胴体1の傾斜上位端及び下位端に設
けたフード8、8’と、胴体1内への熱風の供給手段と
により構成され、前記フード8に被処理物の投入口9を
設け、フード8’にその排出口12と排ガスの流出口1
3を設け、前記熱風により被処理物を乾燥させる連続式
回転乾燥装置において、フード8、8’を貫通して通気
孔33を有する中空軸27を胴体1内に配設し、中空軸
27を胴体1と逆方向に回転させながらその端部から供
給した熱風を通気孔33から放射状に胴体1内に吹き込
む構成としたのである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、多量の水分を有
する生ゴミなどを含む生活ごみを焼却処理する場合など
に予備処理として必要な乾燥を行うための連続式回転乾
燥機に関する。
【0002】
【従来の技術】多量の水分を有する生ごみなどを含んだ
大量に廃棄される生活ごみの焼却処理などを行う場合
に、予備処理としてごみの乾燥を行う必要がある。
【0003】ごみを大量に乾燥させる場合、処理量が大
きく、構造が比較的簡単で設備費や運転費が安く、メイ
ンテナンスも容易であるなどの特徴をもつロータリード
ライヤーと呼ばれる連続式回転乾燥機が、従来から広く
使用されている。この連続式回転乾燥機の本体は、図3
に示すように、およそ1°の傾斜角θを有する円筒状の
中空の胴体1がその外周面に設けた軌道2で4個のロー
ラ3等からなる回転支持装置により回転可能に支持され
ている。胴体1はその外周面に取り付けられた歯車4と
それに噛み合うピニオン5に連結されたモータ6からな
る駆動装置により回転可能となっている。
【0004】なお、前記回転支持装置及び前記駆動装置
はいずれも架台7に設置されており、胴体1の傾斜は、
それを回転支持しているローラ3の架台7からの高さを
変えることにより実現されている。
【0005】前記胴体1の傾斜上位側の端部及び傾斜下
位側の端部にはフード8、8’が架台7上に設置されて
取り付けられており、傾斜上位側端部のフード8を貫通
して被処理物の投入口9を有するスクリューフィーダ1
0が設けられ、前記フード8の上部には熱風の流入口1
1が設けられている。傾斜下位側のフード8’の下部に
は前記被処理物の排出口12が設けられ、上部には排ガ
スの流出口13が設けられている。
【0006】フード8、8’の外縁部は溝型に屈曲して
おり、その屈曲した各端部14に環状のばね受け部材1
5が取り付けられ、胴体1の外周面には突条16、16
が設けられている。前記各端部14の外表面と各突条1
6の外周とにシール部材17が装着され、各シール部材
17は前記ばね受け部材15の内部に挿入されたばね1
8により前記の屈曲した各端部14の外表面に押し付け
られて胴体1とフード8、8’との隙間をシールする胴
体シール部19が形成されている。
【0007】前記胴体1の被処理物の投入口9側の内周
壁のスクリューフィーダ10のほぼ先端の位置までに
は、被処理物を内部へ押し戻すために、軸方向に約60
°の角度をつけたスパイラルリフタ20(送り羽根)が
前記内周壁に、周方向に等間隔に取り付けられている。
このスパイラルリフタ20に引き続いて、胴体1の内部
空間におけるごみなどの被処理物の均一分散を目的とし
て、平板の先端部が45°折れ曲がったリフタ21(か
きあげ翼)が胴体1の中心軸に平行に、胴体1の内周壁
に周方向には等間隔に、長手方向には千鳥状に取り付け
られている。
【0008】前記投入口9からスクリューフィーダ10
によって胴体1内に供給されたごみなどの被処理物は、
胴体1とともに回転するリフタ21によって持ち上げら
れ、胴体1の内部空間を一様に落下し、胴体1の傾斜と
その回転運動によって胴体1の内部を移動し、順次排出
口12の方へ進んでゆく。その際、投入口9側端部に戻
る前記被処理物はスパイラルリフタ20によって胴体1
の内部へ押し戻される。この過程で、流入口11から胴
体1の内部空間に前記被処理物の進む方向と同じ方向に
吹き込まれた熱風との熱交換により被処理物の乾燥が行
われ、この被処理物は乾燥処理物となって胴体1の他端
の排出口12から排出される。それとともに、熱風は排
ガスとなって流出口13から排出される。
【0009】なお、前記熱風が、被処理物の排出口12
側から胴体1の内部空間に被処理物の進む方向と反対方
向に吹き込まれ、被処理物の投入口9側から排出される
ようにした連続式回転乾燥機も使用されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、熱風を直接胴
体1内に吹き込んだ場合、ごみなどの被処理物との熱交
換が行われる前に胴体1の内壁に衝突してその内壁が加
熱されたり、熱風が前記胴体1の中心部を吹き抜けて被
処理物との熱交換が充分に行われずに胴体1の他端から
排出されたりして、熱交換の効率、即ち乾燥効率が低下
する場合がある。また、被処理物が生ごみを含んだ生活
ごみの場合、胴体1に投入されたごみの中には、生ごみ
以外の組成は不明なことが多く、着火性を有するごみが
直接高温の熱風と接触した場合には、発火するなどの問
題が発生する可能性がある。
【0011】そこで、この発明の課題は、ごみなどの被
処理物を所定の傾斜角を有する回転する中空の胴体内で
攪拌しながら熱風により乾燥させる過程において、前記
被処理物との熱交換を行う前に、熱風が前記胴体の中心
部を吹き抜けたり、前記胴体の内周壁が直接加熱された
り、被処理物が発火したりする問題を生じることがな
く、乾燥効率が良好な連続式回転乾燥機を提供すること
である。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、この発明では以下の構成を採用したのである。即
ち、所定の傾斜角を有する中空の胴体と、前記胴体の回
転支持装置と、前記胴体の駆動装置と、前記胴体の内壁
に取り付けたリフタと、前記胴体の傾斜上位側の端部及
び傾斜下位側の端部にそれぞれ胴体シール部を介して設
けたフードと、前記胴体内への熱風の供給手段とにより
構成され、前記胴体の傾斜上位側のフードに被処理物の
投入口を設け、前記傾斜下位側のフードに被処理物の排
出口と排ガスの流出口とを設け、前記胴体を回転させな
がら前記熱風により被処理物を乾燥させる連続式回転乾
燥装置において、前記熱風の供給手段が、一端に熱風の
供給口を有し他端が閉じられ、周壁に通気孔を有する中
空軸により構成され、前記中空軸が前記胴体の両端部の
フードを貫通して前記胴体内に配設され、前記供給口か
ら供給された熱風を前記通気孔から前記胴体内に吹き込
む構成としたのである。
【0013】上記の構成により、熱風は胴体内部の中空
軸から放射状に吹き出すので、リフタによって持ち上げ
られ、胴体内空間を一様に落下するごみに確実に接触し
て接触面積が大きくなる。また、従来の胴体の傾斜上位
側の端部から流入する場合の熱風の通過面積よりも、通
気孔の全面積の方が小さいため、熱風の流量が同一であ
るとすると、通気孔から吹き出す熱風の流速は従来より
も大きくなる。このため、前記胴体の空間内を一様に落
下するごみへの攪拌作用が増す。さらに、被処理物の投
入口側は勿論、その排出口側においてもごみなどの被処
理物は供給時の温度を維持した高温の状態にある熱風と
接触する。
【0014】これらの結果、熱風とごみなどの被処理物
との熱交換がより効率よく行われ、従来よりも熱風の供
給温度を低くしても、被処理物の水分含有率を所望の水
準にまで低減させて排出することができる。
【0015】また、ごみなどの被処理物と熱交換が充分
行われずに熱風が胴体内を吹き抜けること、熱風が被処
理物との熱交換する前に直接胴体の内周壁を加熱するこ
と、熱風が着火性を有するごみに直接接触して発火する
こと、などの問題も解消する。
【0016】前記中空軸を前記胴体の回転中心に回転自
在に配設し、前記中空軸の前記両側のフードへの貫通部
に中空軸シール部を設ける構成をとることができる。
【0017】上記の構成により、中空軸に設けた通気孔
から熱風が胴体内周壁の方向に一様に吹き出されるた
め、ごみなどの被処理物の攪拌作用が増して接触面積が
より大きくなり、前記乾燥効率がさらによくなる。ま
た、中空軸の貫通部から熱風等が外部に吹き出すことを
防止できる。
【0018】前記中空軸を前記胴体と逆方向に回転させ
ることにより相対速度が大きくなるため、リフタにより
持ち上げられ落下するごみなどの被処理物の流れに対す
る相対速度も大きくなり、前記被処理物による前記通気
孔の閉塞を防止できる。
【0019】前記胴体シール部及び前記中空軸シール部
に耐熱性材料からなるシール部材を装着し、シール部材
の締付け圧力を加圧流体により与える構成をとることが
できる。
【0020】上記の構成により、高温の熱風が外部に吹
き出したり、外気が胴体内部に漏入することなどを確実
に防止できる。また、締付け圧力を加圧流体により与え
ることにより、温度上昇に伴って増し締めをするなどの
締め付け圧力の再調整の必要がなく、高温下での確実な
シールが可能となる。
【0021】前記シール部材として耐熱性にすぐれ、柔
軟でなじみがよい石綿質のシール部材を用いることがで
きる。
【0022】前記加圧流体として加圧空気を用いること
ができる。
【0023】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態を添付の図
1及び図2に基づいて説明する。
【0024】図1及び図2に示すこの発明の連続式回転
乾燥機は、従来の場合と同様に、およそ1°の傾斜角θ
を有する円筒状の中空の胴体1がその外周面に設けた軌
道2で4個のローラ3等からなる回転支持装置により回
転可能に支持されている。前記胴体1はその外周面に取
り付けられた歯車4とそれに噛み合うピニオン5とその
支持軸に連結されたモータ6からなる駆動装置により回
転可能となっている。回転支持装置3及び前記駆動装置
はいずれも架台7に設置されている。
【0025】前記胴体1の傾斜上位側の端部及び傾斜下
位側の端部には中央に開口部22、22を設けたフード
8、8’が架台7上に設置されて取り付けられており、
各開口部22には内面が溝型に形成され中央部に貫通孔
を有する環状のシールカバー23が取り付けられ、各シ
ールカバー23には矢印で供給方向を示した加圧空気の
供給管24が付設されている。
【0026】前記傾斜上位側端部のフード8には、投入
口9を有するスクリューフィーダ10が設けられ、傾斜
下位側端部のフード8’には被処理物の排出口12と排
ガスの流出口13が設けられている。
【0027】フード8、8’の外縁部は溝型に屈曲して
おり、その屈曲した各端部14に環状のシールカバー2
5が取り付けられ、その内周面の端部が胴体1の外周面
に設けた各突条16に押し当てられ、各シールカバー2
5には矢印で供給方向を示した加圧空気の供給管26が
取り付けられている。各端部14の外表面と各突条16
の外周とに石綿質のシール部材17が装着され、このシ
ール部材17は供給管26から供給される加圧空気によ
って端部14の外表面に押し付けられて胴体1とフード
8、8’との隙間をシールする胴体シール部19が形成
されている。
【0028】前記フード8、8’を貫通して中空軸27
が胴体1内に配設され、この中空軸27はその両端で軸
受箱28に収容された軸受29により回転可能に支持さ
れている。中空軸27には被処理物の投入口9側の軸受
箱28に隣接して歯車30が取り付けられており、この
歯車30に噛み合うピニオン31に連結されたモータ3
2により、中空軸27が正逆いずれの方向にも回転可能
となっている。
【0029】中空軸27には、長手方向に適宜の間隔を
おいて断面内周方向に複数の熱風の通気孔33が設けら
れ、前記熱風は、矢印で供給方向を示したように、中空
軸27の被処理物の投入口9側の端部に接続された供給
管34を通して供給される。
【0030】なお、前記通気孔33は必ずしも周方向に
同一断面内に設ける必要はなく、長手方向に適宜位置を
ずらせて設けてもよい。
【0031】中空軸27の前記被処理物の投入口9側及
び排出口12側の部分にフランジ35が形成されてい
る。この各フランジ35と各シールカバー23の溝型部
の内側面とに石綿質のシール部材17が装着され、各シ
ール部材17が供給管24を通して導入される加圧空気
によってフランジ35に押し付けられて中空軸シール部
36、36が形成され、中空軸27の貫通部がシールさ
れている。
【0032】前記胴体1の被処理物の投入口9側の内周
壁の周方向には、従来の場合と同様に、スクリューフィ
ーダ10のほぼ先端の位置まで軸方向に約60°の角度
をつけたスパイラルリフタ20が等間隔に取り付けられ
ている。このスパイラルリフタ20に引き続いて、胴体
1の内部空間におけるごみなどの被処理物の均一分散を
目的として、平板の先端部が45°折れ曲がったリフタ
21が胴体1の内周壁に、その中心軸に平行に、周方向
には等間隔に、長手方向には千鳥状に取り付けられてい
る。
【0033】この発明の実施形態は以上のような構成で
あり、以下にその作用について説明する。
【0034】従来の場合と同様に、投入口9からスクリ
ューフィーダ10によって胴体1内に投入されたごみな
どの被処理物は、胴体1ともに回転するリフタ21によ
って持ち上げられ、胴体1の内部空間を一様に落下し、
胴体1の傾斜とその回転運動によって胴体1の内部を移
動し、順次排出口12の方へ進んでゆく。投入口9側端
部に戻る前記被処理物はスパイラルリフタ20によって
胴体1の内部へ押し戻される。
【0035】この過程で、中空軸27に供給された熱風
がその長手方向に適宜の間隔をおいて断面内周方向に設
けた前記複数の通気孔33から胴体1の内部空間に放射
状に吹き出し、ごみ等の被処理物と接触して熱交換が行
われて乾燥が進み、この乾燥処理物が胴体1の端部の排
出口12から排出される。
【0036】上述のように、熱風は中空軸27の通気孔
33から放射状に吹き出され、この熱風の流れは長手方
向にも一様であるため、胴体1の空間内を一様に落下す
るごみなどの被処理物に確実に接触して接触面積が大き
くなる。また、従来の胴体の傾斜上位側の端部から流入
する場合の熱風の通過面積よりも、通気孔33の全面積
の方が小さいため、熱風の流量が同一とすれば、通気孔
33から吹き出す熱風の流速が従来よりも大きくなる。
このため、前記被処理物への攪拌作用が増す。さらに、
胴体1の投入口9側は勿論、排出口12側においても前
記被処理物は供給時の温度を維持した高温状態にある熱
風と接触する。
【0037】これらの結果、熱風とごみなどの被処理物
との熱交換がより効率よく行われ、即ち乾燥効率が向上
し、従来よりも熱風の供給温度を低くしても、被処理物
の水分含有率を所望の水準にまで低減させて排出するこ
とが可能である。
【0038】また、ごみ等の被処理物と熱交換が充分行
われずに熱風が前記胴体1内を吹き抜けること、熱風が
被処理物との熱交換する前に直接胴体1の内周壁を加熱
すること、熱風が着火性を有するごみに直接接触して発
火すること、などの問題も解消する。
【0039】中空軸27は胴体1の回転方向と逆方向に
回転させることにより、胴体1に対する相対速度が大き
くなるため、リフタ21により持ち上げられ落下する前
記被処理物の回転運動に対する相対速度も大きくなり、
前記被処理物により通気孔33が閉塞することを防止で
きる。
【0040】前記胴体1と各フード8、8’との胴体シ
ール部19、19及び中空軸27とフード8、8’との
中空軸シール部36、36には、耐熱性に優れ、柔軟で
なじみがよい石綿質のシール部材17を用いているの
で、高温の熱風の外部に吹き出しや、外気の胴体1の内
部への漏入などを確実に防止できる。また、前記シール
部材17の締め付け圧力を加圧空気によって与えている
ため、従来の締め付け圧力をばねにより与える方法にお
いて生じたばねの劣化などの問題を解消することがで
き、温度上昇に伴って増し締めをするなどの締め付け圧
力の再調整の必要もない。このため、高温下での確実な
シールが可能である。
【0041】なお、加圧空気の圧力は300kPa〜4
00kPa程度でよい。
【0042】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、所定
の傾斜角を有する中空の胴体の回転中心に中空軸を配設
し、この中空軸に設けた通気孔から熱風が放射状に吹き
出すので、前記胴体内を一様に落下するごみなどの被処
理物に確実に接触して接触面積が大きくなる。前記熱風
の流速は、従来の胴体の端部から吹き込む場合に比べて
大きくなるので攪拌作用が増し、また、前記胴体の投入
口側端部から排出側口端部まで被処理物は供給時の温度
を維持した高温状態にある熱風と接触する。さらに、ご
みなどの被処理物との熱交換を行う前に、熱風が胴体の
中心部を吹き抜けたり、その内周壁を直接加熱したり、
被処理物が発火したりすることなどの問題を生じること
もない。
【0043】これらの結果、熱風とごみなどの被処理物
との熱交換がより効率的に行われ、乾燥効率が向上す
る。
【0044】また、前記中空軸を胴体の回転方向と逆方
向に回転させることにより、ごみなどの被処理物の詰ま
りにより前記通気孔が閉塞することを防止できる。
【0045】さらに胴体とフードとの胴体シール部、中
空軸とフードとの中空軸シール部に耐熱性に優れ、柔軟
でなじみがよい石綿質のシール部材を用いているため、
高温の熱風の外部に吹き出しや、外気の前記胴体内部へ
の漏入などを確実に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態の一部省略縦断面図
【図2】図1のA−A線における断面図
【図3】従来技術の一部省略縦断面図
【符号の説明】
1 胴体 2 軌道 3 ローラ 4 歯車 5 ピニオン 6 モータ 7 架台 8、8’ フード 9 投入口 10 スクリューフィーダ 11 流入口 12 排出口 13 流出口 14 端部 15 シールカバー 16 突条 17 シール部材 18 ばね 19 胴体シール部 20 スパイラルリフタ 21 リフタ 22 開口部 23 シールカバー 24 供給管 25 シールカバー 26 供給管 27 中空軸 28 軸受箱 29 軸受 30 歯車 31 ピニオン 32 モータ 33 通気孔 34 供給管 35 フランジ 36 中空軸シール部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F26B 17/12 B09B 3/00 303H

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定の傾斜角を有する中空の胴体と、前記
    胴体の回転支持装置と、前記胴体の駆動装置と、前記胴
    体の内壁に取り付けたリフタと、前記胴体の傾斜上位側
    の端部及び傾斜下位側の端部にそれぞれ胴体シール部を
    介して設けたフードと、前記胴体内への熱風の供給手段
    とにより構成され、前記胴体の傾斜上位側のフードに被
    処理物の投入口を設け、前記傾斜下位側のフードに被処
    理物の排出口と排ガスの流出口とを設け、前記胴体を回
    転させながら前記熱風により被処理物を乾燥させる連続
    式回転乾燥装置において、前記熱風の供給手段が、一端
    に熱風の供給口を有し他端が閉じられ、周壁に通気孔を
    有する中空軸により構成され、前記中空軸が前記胴体の
    両端部のフードを貫通して前記胴体内に配設され、前記
    供給口から供給された熱風を前記通気孔から前記胴体内
    に吹き込むようにしたことを特徴とする連続式回転乾燥
    装置。
  2. 【請求項2】前記中空軸が前記胴体の回転中心に回転自
    在に配設され、前記中空軸の前記両端部のフードの貫通
    部に中空軸シール部が設けられたことを特徴とする請求
    項1に記載の連続式回転乾燥装置。
  3. 【請求項3】前記中空軸が前記胴体と逆方向に回転する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の連続式回転乾
    燥装置。
  4. 【請求項4】前記胴体シール部及び前記中空軸シール部
    のシール部材が耐熱性材料により形成され、前記シール
    部材の締付け圧力を加圧流体により与えることを特徴と
    する請求項1から3のいずれかに記載の連続式回転乾燥
    装置。
  5. 【請求項5】前記シール部材が石綿質であることを特徴
    とする請求項4に記載の連続式回転乾燥装置。
  6. 【請求項6】前記加圧流体が加圧空気であることを特徴
    とする請求項4又は5に記載の連続式回転乾燥装置。
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