JPH0743126Y2 - アスファルトプラントのドライヤ - Google Patents

アスファルトプラントのドライヤ

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JPH0743126Y2
JPH0743126Y2 JP1989124967U JP12496789U JPH0743126Y2 JP H0743126 Y2 JPH0743126 Y2 JP H0743126Y2 JP 1989124967 U JP1989124967 U JP 1989124967U JP 12496789 U JP12496789 U JP 12496789U JP H0743126 Y2 JPH0743126 Y2 JP H0743126Y2
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JP
Japan
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drum
cover body
annular cover
hopper
dryer
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JP1989124967U
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JPH0365710U (ja
Inventor
吉史 長沢
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日工株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は道路舗装材となるアスファルト合材を製造する
アスファルトプラントの骨材加熱乾燥装置であるドライ
ヤに関するものである。
[従来の技術] アスファルトプラントのドライヤは、回転自在に傾斜枢
支した円筒状の鋼板製ドラムの内周壁に多数の掻き上げ
羽根を取り付け、ドラム一端部のホットホッパ側に配設
したバーナからドラム内に熱風を送り込む一方、ドラム
他端部のコールドホッパ側から骨材を投入し、骨材を前
記掻き上げ羽根によって掻き上げてベール状に落下さ
せ、熱風と接触させながらドラム内を流下転動する間に
所望の温度まで加熱している。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、近年、ドラムのコールドホッパ側におい
て腐食、摩耗が短期間に起る現象が目立ってきている。
そして、その原因を調査した結果、その主原因として
は、骨材として海砂を使用する傾向が増加したこと、ま
た省エネルギー指向によるドライヤの加熱効率の向上に
努めたことによってドラム出口の排ガスが低下したこと
により、ドラムのコールドホッパ側の骨材温度が徐々に
蒸発する蒸発領域の一部においては骨材は水分を含有し
ているために、海砂に含有される塩分が腐食に大きく影
響を及ぼしていると考えられる。
そこで、本考案は上記の点に鑑みてなされたものであ
り、海砂の塩害によるコールド側のドラムの腐食を極力
防止し、ドラム寿命をできるだけ長くすることができる
アスファルトプラントのドライヤを提供することを目的
としている。
[課題を解決するための手段] 本考案は上記目的を達成するために、回転自在に傾斜枢
支したドラムの一端部にバーナを有するホットホッパ
を、他端部に骨材供給用コンベヤを備えたコールドホッ
パを配設したアスファルトプラントのドライヤにおい
て、ホットホッパ側のドラム外周部に所定の幅を持たせ
た高温域環状カバー体を周設するとともに、コールドホ
ッパ側のドラム外周部にも所定の幅を持たせた低温域環
状カバー体を周設し、これらの環状カバー体を通気管に
より連結し、前記高温域カバー体内で膨張する高温の空
気を低温域環状カバー体内に自然流入させるようにした
ことを特徴とするアスファルトプラントのドライヤを提
供するものである。
[作用] 本考案に係るアスファルトプラントのドライヤにあって
は、ドライヤで骨材の加熱乾燥を行なうとバーナに近い
ホットホッパ側のドラム壁の表面温度は約130〜180℃、
コールドホッパ側のドラム壁の表面温度は約50℃に上昇
する。そしてホットホッパ側のドラム外周部に周設した
高温域環状カバー体内の空気がドラムから放散する放射
熱で加熱されて高温になって膨張し、通気管を通ってコ
ールドホッパ側の低温域環状カバー体内に流れ込む。こ
の高温空気によりコールドホッパ側のドラムは外周部か
ら加熱されて上昇し、腐食を起こしやすい環境にあるド
ラムの後半部の鋼板を保護することができ、ドラム寿命
を長くすることができる。
[実施例] 以下本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
1は骨材を加熱乾燥するドライヤであって、円筒状の鋼
板製ドラム2を機台3上の支持ローラ4によって回転自
在に傾斜枢支し、駆動装置(図示せず)により所定の速
度で回転させている。5はドラムの一端部に配設したバ
ーナであって、ホットホッパ6側よりドラム2内に熱風
を送り込むとともに、ドラム2の他端部のコールドホッ
パ7に連結した排気煙道8の末端に設けた排風機(図示
せず)により排ガスを吸引してドラム2内を通過するガ
ス流を維持している。ドラム2内部には多数の掻き上げ
羽根9が配設してあり、コールドホッパ7側に配設した
骨材供給用コンベヤ10より供給される骨材を掻き上げて
ベール状に落下させ、ドラム2内を通過する熱風に接触
させ、ドラム内を転動流下する間に骨材を所望の温度ま
で加熱してホットホッパ下部の排出シュート11より排出
する。
12はホットホッパ6側のドラム2外周部を包囲するよう
に周設した高温域環状カバー体であって、該高温域環状
カバー体12はドラム2の長手方向に沿って適宜幅を持た
せてある。13はコールドホッパ7側のドラム2外周部を
包囲するように周設した低温域環状カバー体であって、
低温域環状カバー体13も高温域環状カバー体12と同様に
適宜幅を持たせてある。そしてこれらの高温域環状カバ
ー体12と低温域環状カバー体13は通気管14によって連結
してある。
なお、通気管15には空気の流量を調整するダンパを設け
ても良いし、また高温域環状カバー体12、低温域環状カ
バー体13、通気管14に保温材を貼付して熱の放散を極力
防止するようにしても良い。
しかして、骨材をドライヤ1で加熱乾燥すると、バーナ
に近いホットホッパ6側のドラム壁の表面温度は約130
〜180℃、コールドホッパ7側のドラム壁の表面温度は
約50℃となり、コールドホッパ7側のドラム後半部が腐
食性環境となるが、ホットホッパ6側のドラム外周部に
周設した高温域環状カバー体12内の空気がドラム2の放
散熱で加熱されると、加熱された空気が膨張して通気管
14を通って低温域環状カバー13に流れ込んで低温域環状
カバー体13付近のドラムを外側から加熱するようにな
る。したがって、コールドホッパ7側のドラム温度を若
干でも上昇させることができ、ドラムの腐食を極力抑え
ることができる。
なお、本考案によればドラムのコールドホッパ7側のド
ラム温度を若干上昇させることができるので、アスファ
ルトの舗装廃材を供給して廃材を加熱再生するドライヤ
に採用すると、この領域に付着する廃材量を極力少なく
する効果も期待できる。
[考案の効果] 以上のように本考案に係るアスファルトプラントのドラ
イヤにあっては、ホットホッパ側のドラム壁の熱を利用
してコールドホッパ側のドラムを加熱するので、腐食を
起こしやすい環境にあるドラム後半部の鋼板を保護する
ことができ、ドラム寿命を長くすることができる。
また、高温域及び低温域のそれぞれの環状カバー体12、
13はホットホッパ6及びコールドホッパ7より独立して
おり、更に各環状カバー体12、13間にを連結する通気管
14も独立したものであり、しかも、高温域カバー体内の
高温空気を低温域環状カバー体内へ自然流入させるよう
にしたので、腐食防止にあたっては、環状カバー体12、
13及び通気管14を取り付けるだけで済み、またその取り
付けについての制約はほとんどなく、既設のドライヤに
対しても現地工事により簡単に対応することができて経
済的かつ実用的といった実益を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るアスファルトプラントのドライヤ
の一部切り欠き正面図である。 1……ドライヤ、2……ドラム、5……バーナ、6……
ホットホッパ、7……コールドホッパ、12……高温域環
状カバー体、13……低温域環状カバー体、14……通気管

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転自在に傾斜枢支したドラムの一端部に
    バーナを有するホットホッパを、他端部に骨材供給用コ
    ンベヤを備えたコールドホッパを配設したアスファルト
    プラントのドライヤにおいて、ホットホッパ側のドラム
    外周部に所定の幅を持たせた高温域環状カバー体を周設
    するとともに、コールドホッパ側のドラム外周部にも所
    定の幅を持たせた低温域環状カバー体を周設し、これら
    の環状カバー体を通気管により連結し、前記高温域カバ
    ー体内で膨張する高温の空気を低温域環状カバー体内に
    自然流入させるようにしたことを特徴とするアスファル
    トプラントのドライヤ。
JP1989124967U 1989-10-24 1989-10-24 アスファルトプラントのドライヤ Expired - Lifetime JPH0743126Y2 (ja)

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JPH0365710U JPH0365710U (ja) 1991-06-26
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