JPH0726263U - パワシートスライド装置 - Google Patents

パワシートスライド装置

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JPH0726263U
JPH0726263U JP057580U JP5758093U JPH0726263U JP H0726263 U JPH0726263 U JP H0726263U JP 057580 U JP057580 U JP 057580U JP 5758093 U JP5758093 U JP 5758093U JP H0726263 U JPH0726263 U JP H0726263U
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JP
Japan
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rail
bearing member
upper rail
screw shaft
main body
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Application number
JP057580U
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English (en)
Inventor
昇 高村
俊弘 黒崎
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Ohi Seisakusho Co Ltd
Original Assignee
Ohi Seisakusho Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 装置全体の薄型化を図ると共にアッパレール
の剥離及びスクリュー軸からの振動を防ぐ。 【構成】 相対移動自在に組付けられたアッパレール3
とロアレール1の各レール本体7とレール本体13との
間に、荷重を受けるメインローラ23と、軸受部材31
により回転自在に支持され、駆動部37からの回転動力
によりロアレール1に対してアッパーレール3を相対移
動自在に駆動するスクリュー軸25を配置する一方、ロ
アレール1のレール本体7の両側に、上位側保持部11
を設け、上位側保持部11と対向し合うと共にアッパレ
ール3のレール本体13の両端に下位側保持部19を設
け、下位側及び上位側保持部19,11との間にガイド
用のボール21を配置し、前記軸受部材31を、アッパ
レール3のレール本体13の内周壁面に接近する大きさ
に形成し、軸受部材31とレール本体13の間に、弾性
変形可能な弾性体43を設けたことを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、駆動モータ等の動力によってシートの前後動を図るパワシートス ライド装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、駆動モータ等の動力によってシートの前後動を図るパワシートスライド 装置としては、例えば実開平3−53362号公報が知られている。
【0003】 即ち、図8に示すように、ロアレール101と、アッパレール103との間に 、駆動部からの動力によって正転,逆転可能なスクリュー軸105と、荷重を受 けるメインローラ107が配置され、スクリュー軸105の正転、又は逆転によ り、前記ロアレール101に対してアッパレール103の相対移動が可能となっ ている。
【0004】 また、ロアレール101には、フック部109が形成され、このフック部10 9内に、シートベルトが取付けられるアンカブラケット111の係止部113が 若干の隙間をもって臨む構造となっている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
前記した如くパワシートスライド装置にあっては、アッパレール103とロア レール101との間に、スクリュー軸105が配置される一方、衝突時において 、シートベルトを介して上向きに働く剥離荷重に対して、踏張り力を発揮し、ロ アレール101とアッパレール103の剥離を防ぐフック部109と係止部11 3が設けられる所から、レール構造が複雑となる。このために、加工性,成形性 の面で望ましくないこと。また、レール本体から上方に突出するフック部109 と係止部113とによりレール高さHが低くできない不具合いが起きて、設計自 由度の面で制約を受けるようになる。
【0006】 そこで、この考案は、前記問題点を解決したパワシートスライド装置を提供す ることを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、この考案は、車体側に取付けられるロアレールと 、シート側に取付けられ前記ロアレールに対して相対移動自在に組付けられたア ッパレールとを有し、前記ロアレール側のレール本体を、断面上向きのコ字状に 形成すると共にアッパレール側のレール本体を、断面下向きのコ字状に形成し、 対向し合う各レール本体とレール本体との間に、アッパーレールからの荷重を直 接受けるメインローラと、軸受部材により回転自在に支持され、駆動部からの回 転動力によりロアレールに対してアッパーレールを相対移動自在に駆動するスク リュー軸を配置する一方、ロアレールのレール本体の両側に、レール本体の両端 から内側へ延長された水平部と水平部から下方へ屈曲された垂直部とで形成され る上位側保持部を設け、アッパレールのレール本体部の両側に、前記上位側保持 部と対向し合うと共にレール本体の両端から外側へ延長された水平部と水平部か ら上方へ立上がる立上り部とで形成される下位側保持部を設け、下位側保持部と 上位側保持部との間にガイド用のボールを配置する。
【0008】 そして、軸受部材を、アッパレールのレール本体の内壁面に接近する大きさに 形成すると共に、軸受部材とレール本体の間、又は、軸受部材とスクリュー軸と の間に、弾性変形可能な弾性体を設けるものである。
【0009】
【作用】
かかるパワシートスライド装置によれば、アッパレールとロアレールの各レー ル本体及び上位側保持部と下位側保持部はそれぞれ対称の形状となるため、加工 が容易となる。また、レール本体から上方へ突出する部材がなくなり、全体の高 さを低く抑えられるようになる。
【0010】 一方、衝突等において、図外のシートベルトを介してアッパレールに上向きの 剥離荷重が作用すると、軸受部材によってアッパレールの変形が抑えられ、変形 によるアッパレールの剥離が阻止されるようになる。また、弾性体によってスク リュー軸からの振動が吸収されるため、円滑なシート調節が行なえるようになる 。
【0011】
【実施例】
以下、図1乃至図5の図面を参照しながらこの考案の一実施例を詳細に説明す る。
【0012】 図5において、1は車体側に取付けられるロアレール,3はシート5側に取付 けられるアッパレールをそれぞれ示しており、左右に配置されている。
【0013】 以下、左右対称のため片側については同一符号を符して説明を省略する。
【0014】 ロアレール1は、前後に長い形状で、レール本体7の前後には取付けブラケッ ト9,9が設けられている。
【0015】 レール本体7は、断面上向きのコ字状に形成されると共に、それの両側には、 レール本体7の両端縁から延長された水平部7aと水平部7aから下方へ屈曲さ れた垂直部7bとで形成された上位側保持部11,11が設けられている。これ により、ロアレール1は左右対称の形状となっている。
【0016】 アッパレール3は、前後に長い形状で、レール本体13の前後には取付部15 ,15が設けられ、後方(図4右側)の取付部15には、シートベルト取付用の アンカブラレット17の取付けが可能となっている。
【0017】 レール本体13は、対称に形成された各レール片のフランジ部13a,13a を重ね合せ結合することで断面下向きのコ字状に形成されている。レール本体1 3の両側には、レール本体13の両端縁から延長された水平部13bと水平部1 3bから立上がる立上り部13cとで形成され、前記上位側保持部11と対向し 合う下位側保持部19が設けられている。これにより、アッパレール3は、左右 対称の形状となっている。
【0018】 上位側保持部11と下位側保持部19との間には、ガイド用のボール21が配 置され、アッパレール3の前後動時に車幅(図1矢印)方向の動きが規制される ようになっている。
【0019】 一方、ロアレール1のレール本体7とアッパレール3のレール本体13との間 には、メインローラ23と、スクリュー軸25がそれぞれ設けられている。
【0020】 メインローラ23は、リテーナ27によって回転自在に保持されると共に前後 に配置され、アッパレール3からの荷重を受けるよう機能し、前記スクリュー軸 25の両サイドに配置されている。
【0021】 スクリュー軸25は、レール本体13の内外空間に沿って配置され、先端の軸 端部29は、軸受部材31によって回転自在に支持されている。また、スクリュ ー軸25のほぼ中間部は、固定ボルト33によってロアレール1側に固定支持さ れたナット35と螺合している。さらに、スクリュー軸25の基部は正転,逆転 可能な駆動モータ37の減速部39と伝導連結し、駆動モータ37からの回転動 力が与えられるようになっている。
【0022】 駆動モータ37は、支持ブラケット41によりアッパレール3側に固定支持さ れると共に、図外の操作スイッチによって正転、又は逆転自在に制御されるよう になっている。
【0023】 軸受部材31は、アンカブラケット17が取付けられる後方の取付部15の近 接部位に配置されると共に、図2に示すようにアッパレール3のレール本体13 の内周壁面と接近する大きさに形成されている。軸受部材31の上面31aから 両側面31b,31bにかけて切削して形成された装着面には、弾性体43が装 着セットされ、取付ボルト45によってアッパレール3側の上面に固定支持され ている。
【0024】 弾性体43は、弾性変形可能なラバー等の材質で形成され、レール本体13側 の取付孔47内に嵌挿され、前記取付ボルト45,45を取囲むスリーブ部49 ,49を有している。
【0025】 弾性体43の厚さは、装着面の切削量より厚く設定され、図2に示すように、 レール本体13の内側上面と両側面に対して弾接し、スクリュー軸25からの振 動が遮断されるようになっている。
【0026】 この場合、弾性体43は、前記実施例に限定されない。
【0027】 例えば、図6,図7に示すように、取付ボルト45によってレール本体13の 上面に直付けされた軸受部材31の軸穴51内にスリーブ上の弾性体53を嵌挿 し、さらに、弾性体53の内部に、スクリュー軸25の先端の軸端部29を支持 する軸受ブッシュ55を設ける手段とすることでもよい。
【0028】 このように構成されたパワシートスライド装置によれば、レール本体13より 上方へ突出する部材がないため、レール本体13の高さHを低く抑えられる。ま た、スクリュー軸25の若干の偏心があっても軸受部材31に対して支障なく軸 端部29を取付けられる。
【0029】 一方、ロアレール1側のナット35と螺合し合うスクリュー軸25の正転又は 逆転により、アッパレール3は前進及び後退する。この時、アッパレール3から の荷重はメインローラ23によって支持されると共に、車幅方向の動きはボール 21によって規制されることで、シート5の円滑な前後調節が行なえるようにな る。この動作時において、スクリュー軸25の振動は弾性体43によって吸収さ れるようになる。
【0030】 次に、衝突時において、図外のシートベルトを介してアッパレール3に上向き の剥離荷重Fが作用すると、アッパレール3は軸受部材31によって内側へつぶ れる変形が抑えられる結果、上位側保持部11と下位側保持部19によるボール 21の保持と相まってアッパレール3の剥離が阻止されるようになる。
【0031】
【考案の効果】
以上、説明したように、この考案のパワシートスライド装置によれば次のよう な効果を奏する。
【0032】 (1) ロアレール及びアッパレールを左右対称の形状にできるため加工が容易と なり加工性の面で大変好ましいものとなる。
【0033】 (2) レール本体より上方へ突出する部材がないためレール本体の高さを低く抑 えることが可能となり、設計面で制約を受けることはない。
【0034】 (3) 軸受部材によってアッパレールの変形を抑え、変形による剥離を阻止でき る。
【0035】 (4) 弾性体によってスクリュー軸からの振動及び取付軸心の狂いを吸収するこ とができるため、シートの円滑な作動調節を可能にすると共に、組付けが容 易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】メインローラの領域を切断したパワシートスラ
イド装置の概要切断面図。
【図2】軸受部材の領域を切断した図1と同様の切断面
図。
【図3】軸受部材をアッパレールから取外した分解斜視
図。
【図4】パワシートスライド装置の概要側面図。
【図5】パワシートスライド装置全体の概要斜視図。
【図6】弾性体の変形例を示した図2と同様の拡大断面
図。
【図7】図6の分解斜視図。
【図8】従来例を示した図1と同様の切断面図。
【符号の説明】
1 ロアレール 3 アッパレール 7 レール本体 11 上位側保持部 13 レール本体 19 下位側保持部 21 ボール 23 メインローラ 25 スクリュー軸 31 軸受部材 37 駆動モータ(駆動部) 43 弾性体

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体側に取付けられるロアレールと、シ
    ート側に取付けられ前記ロアレールに対して相対移動自
    在に組付けられたアッパレールとを有し、前記ロアレー
    ル側のレール本体を、断面上向きのコ字状に形成すると
    共にアッパレール側のレール本体を、断面下向きのコ字
    状に形成し、対向し合う各レール本体とレール本体との
    間に、アッパーレールからの荷重を直接受けるメインロ
    ーラと、軸受部材により回転自在に支持され、駆動部か
    らの回転動力によりロアレールに対してアッパーレール
    を相対移動自在に駆動するスクリュー軸を配置する一
    方、ロアレールのレール本体の両側に、レール本体の両
    端から内側へ延長された水平部と水平部から下方へ屈曲
    された垂直部とで形成される上位側保持部を設け、アッ
    パレールのレール本体の両側に、前記上位側保持部と対
    向し合うと共にレール本体の両端から外側へ延長された
    水平部と水平部から上方へ立上る立上がり部とで形成さ
    れる下位側保持部を設け、下位側保持部と上位側保持部
    との間にガイド用のボールを配置したことを特徴とする
    パワシートスライド装置。
  2. 【請求項2】 軸受部材を、アッパレールのレール本体
    の内壁面に接近する大きさに形成すると共に、軸受部材
    とレール本体の間、又は、軸受部材とスクリュー軸との
    間に、弾性変形可能な弾性体を設けたことを特徴とする
    請求項1記載のパワシートスライド装置。
JP057580U 1993-10-25 1993-10-25 パワシートスライド装置 Pending JPH0726263U (ja)

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02296543A (ja) * 1989-05-12 1990-12-07 Nissan Motor Co Ltd シートスライド装置
JP3130723B2 (ja) * 1993-12-28 2001-01-31 ミサワホーム株式会社 太陽電池発電装置
JP4100926B2 (ja) * 2002-02-14 2008-06-11 古河電気工業株式会社 合体型コネクタ及びそれを用いた回転接続装置

Patent Citations (3)

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