JPH07259369A - 平面往復式立体駐車設備 - Google Patents

平面往復式立体駐車設備

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JPH07259369A
JPH07259369A JP4534394A JP4534394A JPH07259369A JP H07259369 A JPH07259369 A JP H07259369A JP 4534394 A JP4534394 A JP 4534394A JP 4534394 A JP4534394 A JP 4534394A JP H07259369 A JPH07259369 A JP H07259369A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
parking
exit
entrance
vehicle
space
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP4534394A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideo Koyama
英夫 小山
Morinobu Nishiura
盛展 西浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shinmaywa Industries Ltd
Original Assignee
Shin Meiva Industry Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shin Meiva Industry Ltd filed Critical Shin Meiva Industry Ltd
Priority to JP4534394A priority Critical patent/JPH07259369A/ja
Publication of JPH07259369A publication Critical patent/JPH07259369A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 進入した非入庫車両を入出庫車両と接触する
ことなく車両乗入れスペースから安全に退出させる。入
出庫時の見通しを良くして人身事故を防止する。車両乗
入れスペースの空間経済性を高める。入出庫車両の流れ
を円滑にする。 【構成】 複数基並設された平面往復式の第1〜3立体
駐車装置5〜7の搬入および搬出リフトに続く入庫口1
8および出庫口19を車両乗入れフロア2にそれぞれ台
車走行方向に所定間隔をあけて設ける。入庫口18を入
出庫時の車両進行方向前方に、出庫口19を車両進行方
向後方にそれぞれ位置させる。各第1〜3立体駐車装置
5〜7の入庫口18および出庫口19との間にロータリ
スペースRを設け、入庫時にUターンする入庫車両Cの
移動軌跡が他の入出庫車両Cの移動軌跡と交差しないよ
うにUターンする入庫車両CをロータリスペースRで案
内する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、平面往復式立体駐車装
置が複数基並設された立体駐車設備の改良に関し、特に
車両乗入れスペースにおける安全対策に関するものあ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、平面往復式立体駐車設備とし
て、例えば特開平5―340128号公報に開示されて
いるように、平面往復式立体駐車装置を複数基並設し、
該各立体駐車装置の搬入リフトに続く入庫口を入出庫時
の車両進行方向前方に、搬出リフトに続く出庫口を車両
進行方向後方にそれぞれ位置するように車両乗入れスペ
ースに所定間隔をあけて配置するとともに、上記入庫口
と出庫口との間に入出庫兼用の1つの車路を設置するこ
とにより、入庫専用車路と出庫専用車路とを別々に設置
する場合に比べてその設置スペースを半減させ、その分
だけ立体駐車設備の小型化を図るようにしたものが知ら
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述の如き
平面往復式立体駐車設備では、車両乗入れスペースにお
ける入出庫車両の移動軌跡が車路から入庫口および出庫
口に向かって複数本放射状に延びていることから、例え
ば、入庫不可能な不適合車が誤って車両乗入れスペース
に進入した場合や、入庫直前に満車で入庫を断念した場
合に、これらの非入庫車両がUターンして車両乗入れス
ペースから退出する際、どうしても上記入出庫車両のい
ずれか一方の移動軌跡を横切らなければならず、他の入
出庫車両の入出庫動作を阻害するとともに、接触のおそ
れがあって非常に危険である。
【0004】また、この立体駐車設備では、各立体駐車
装置の入庫口および出庫口がそれぞれ横一列に並んでい
ることから、利用者が入庫時に入庫口で降車したり、あ
るいは出庫時に出庫口で乗車したりする場合、隣の入庫
口や出庫口との間では上方に突出する搬入および搬出リ
フトの建物が邪魔をして互いに相手を確認することがで
きず、危険である。特に、出庫の際には目前に迫る人の
飛出しの可能性があり、非常に危険である。
【0005】さらに、この立体駐車設備において、車両
乗入れスペースの上方にも駐車スペースを設けようとす
ると、各立体駐車装置の入庫口および出庫口を駐車棟か
ら側方にはみ出させなければならず、入庫口および出庫
口のはみ出し幅だけ各立体駐車装置の占有幅が広くなっ
て立体駐車設備全体としての空間経済性が低下すること
になる。
【0006】本発明はかかる点に鑑みてなされたもので
あり、その目的とするところは、車両乗入れスペースに
車両の素通り空間を確保することにより、進入した非入
庫車両を入出庫車両と接触することなく車両乗入れスペ
ースから安全に退出させることにある。また、車両乗入
れスペースにおいて相隣る立体駐車装置の入庫口および
出庫口のレイアウトを適正に設定することにより、入出
庫時における周りの見通しを良くして人身事故を防止す
ることにある。さらには、相隣る立体駐車装置間に無駄
な空間を設けることなく車両乗入れスペース上方に駐車
スペースを設け、空間経済性を高めようとすることにあ
る。加えて、上記素通り空間を有効利用することによ
り、入出庫車両の流れをより円滑にするとともに、空間
経済性をさらに高めようとすることにもある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、搬送台車が水平面内で往復移動する台車
走行路に沿って複数の駐車スペースが列設された駐車棟
と、入出庫時、該駐車棟の内外に車両を搬出入する搬入
および搬出手段とを備え、車両を該搬入および搬出手段
と上記搬送台車との間で受け渡すことにより入出庫する
平面往復式立体駐車装置が複数基並設された立体駐車設
備を対象とし、次のような解決手段を講じた。
【0008】すなわち、本発明の第1の解決手段は、入
出庫時、上記駐車棟の各駐車スペースに車両を格納する
際に乗り入れる車両乗入れスペースに上記各立体駐車装
置の搬入および搬出手段に続く入庫口および出庫口をそ
れぞれ台車走行方向に所定間隔をあけて設ける。さら
に、上記各立体駐車装置の入庫口および出庫口を、車両
乗入れスペースにおける入出庫時の車両進行方向前方に
入庫口が、車両進行方向後方に出庫口がそれぞれ位置す
るように配置する。また、上記車両乗入れスペースの各
立体駐車装置の入庫口と出庫口との間にロータリスペー
スを設け、入庫時にUターンする入庫車両の移動軌跡が
他の入出庫車両の移動軌跡と交差しないように上記Uタ
ーンする入庫車両を上記ロータリスペースで案内するよ
うにしたことを特徴とする。
【0009】本発明の第2の解決手段は、第1の解決手
段において、各立体駐車装置の入庫口および出庫口を立
体駐車装置並設方向の一方側から他方側に行くに従って
両者の間隔が各々のスペース分だけ1ピッチずつ狭くな
るように互いに接近させたことを特徴とする。
【0010】本発明の第3の解決手段は、第2の解決手
段において、各立体駐車装置の駐車棟に駐車スペースを
上下方向に複数段設ける。さらに、該複数段の駐車スペ
ースの少なくとも最上段を車両乗入れスペースから上方
に突出させる。そして、相隣る立体駐車装置のうち入庫
口と出庫口との間隔の狭い方の立体駐車装置の上記突出
する駐車スペース部分を、入庫口と出庫口との間隔の広
い方の立体駐車装置の入庫口および出庫口の背面側にく
っついた状態で位置させたことを特徴とする。
【0011】本発明の第4の解決手段は、第1の解決手
段において、ロータリスペースに建造物を設けたことを
特徴とする。
【0012】本発明の第5の解決手段は、第4の解決手
段において、建造物内に待合室、他の場所に連絡する階
段およびエレベータ等の設置空間として利用する多目的
空間を設けたことを特徴とする。
【0013】
【作用】上記の構成により、本発明の第1の解決手段で
は、車両乗入れスペースに進入した入庫不可能な不適合
車や、入庫直前に満車で入庫を断念した車両等の非入庫
車両は、ロータリスペースでUターンして車両乗入れス
ペースから退出する。
【0014】この際、上記Uターンする非入庫車両は、
その移動軌跡が他の入出庫車両の移動軌跡と交差しない
ように上記ロータリスペースで案内されて他の入出庫車
両と接触せず、車両の流れが円滑になるとともに、接触
による事故がなくなり、進入した非入庫車両が他の入出
庫車両と接触することなく車両乗入れスペースから安全
に退出する。
【0015】本発明の第2の解決手段では、相隣る立体
駐車装置のうち一方の立体駐車装置の入庫口および出庫
口は、その隣の他方の立体駐車装置の入庫口および出庫
口よりも各々のスペース分だけ1ピッチずつ間隔が狭い
分だけ互いに接近していることから、各立体駐車装置の
入庫口および出庫口が1スペース分ずつ内寄りに位置ず
れして「ハ」の字形に並んだ状態となり、利用者が入庫
時に入庫口で降車したり、あるいは出庫時に出庫口で乗
車したりする場合において、隣の入庫口や出庫口に続く
搬入および搬出手段の建物に邪魔されることなく周りの
入庫口および出庫口が見通せ、人身事故を回避し得て安
全性が高まる。
【0016】本発明の第3の解決手段では、相隣る立体
駐車装置のうち入庫口と出庫口との間隔の狭い方の立体
駐車装置の車両乗入れスペースから上方に突出する駐車
スペース部分は、入庫口と出庫口との間隔の広い方の立
体駐車装置の入庫口および出庫口の背面側にくっついた
状態で位置していることから、相隣る立体駐車装置間に
無駄な空間がなくなり、空間経済性が高まる。
【0017】本発明の第4の解決手段では、ロータリス
ペースに設けられた建造物を目安として入出庫車両の流
れが容易に方向付けられ、非入庫車両はこの建造物を中
心としてUターンすることによって入出庫車両の流れに
沿って退出し易くなり、安全性がより高まる。
【0018】本発明の第5の解決手段では、建造物内が
待合室、他の場所に連絡する階段およびエレベータ等の
設置空間としての多目的空間に用いられ、空間経済性が
さらに高まる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0020】図1および図2は本発明の一実施例に係る
平面往復式立体駐車設備Aを示し、本実施例では、該立
体駐車設備Aは地面1の下に設けられた地下駐車場であ
る。上記地面1の下には後述する駐車棟9の各駐車スペ
ース8に車両Cを格納するために乗り入れる車両乗入れ
スペースとしての車両乗入れフロア2が設置され、該車
両乗入れフロア2は、入出庫時に車両乗入れフロア2に
対し車両Cが進入および退出するスロープからなる進入
・退出路3によって上記地面1上に設置された地下連通
口4に連通され、入庫時には車両Cを運転して上記地下
連通口4から進入・退出路3を経て車両乗入れフロア2
に進入する一方、出庫時には車両Cを運転して車両乗入
れフロア2から進入・退出路3を経て地下連通口4から
退出するようになされている。
【0021】上記立体駐車設備Aは3基の平面往復式の
第1〜3立体駐車装置5〜7を備えてなり、該各第1〜
3立体駐車装置5〜7は、上記進入・退出路3側から見
て奥部に向かって第3立体駐車装置7、第2立体駐車装
置6、第1立体駐車装置5の順に並設されている。図3
〜8に示すように、上記各第1〜3立体駐車装置5〜7
は、駐車スペース8を上下4段に有する駐車棟9を備え
てなり、該駐車棟9の上半部分の2段の駐車スペース
8,8は上記車両乗入れフロア2から上方に突出してい
るとともに、下半部分の2段の駐車スペース8,8は車
両乗入れフロア2から下方に位置している。また、上記
駐車棟9には搬送台車10が水平面内で往復移動する台
車走行路11が設けられ、複数の駐車スペース8,8,
…が該台車走行路11に沿ってその両側に列設されてい
る。
【0022】図3および図4に示すように、上記第1〜
3立体駐車装置5〜7のうち進入・退出路3側から見て
奥部の第1立体駐車装置5の駐車棟9の左右方向中央部
分の横3列には、駐車スペース8が下半部分の2段しか
設けられておらず、その上方には出入口12,12(図
1に表われる)が設けられた管理事務所13が設置され
ている。上記第1立体駐車装置5の管理事務所13の一
方側(右側)には、入庫用昇降路14を昇降する搬入手
段としての搬入リフト15が、他方側(左側)には出庫
用昇降路16を昇降する搬出手段としての搬出リフト1
7がそれぞれ設置され、該両搬入および搬出リフト1
5,17が入庫用および出庫用昇降路14,16を昇降
することにより上記駐車棟9内部と車両乗入れフロア2
とを連絡し、入出庫時、上記両搬入および搬出リフト1
5,17によって車両Cを駐車棟9の内外に搬出入する
ようになされている。また、入出庫時、車両Cをパレッ
トP(図1の入庫口18および出庫口19にそれぞれ表
われる)ごと上記両搬入および搬出リフト15,17と
搬送台車10との間で受け渡し、駐車棟9の各駐車スペ
ース8に対し車両Cを搬出入するようになされている。
なお、この第1立体駐車装置5の駐車棟9の上半部分は
管理事務所13によって左右に分断されているため、こ
の上半部分の駐車スペース8において搬出リフト17側
の駐車スペース8に入庫する場合や、搬入リフト15側
の駐車スペース8から出庫する場合には、管理事務所1
3下方を通過して入出庫することとなる。
【0023】図5および図6に示すように、上記第1〜
3立体駐車装置5〜7のうち真中の第2立体駐車装置6
の駐車棟9の左右方向中央部分の横5列には、駐車スペ
ース8が下半部分の2段しか設けられておらず、その上
方の車両乗入れフロア2には何もない。また、図7およ
び図8に示すように、進入・退出路3側から見て手前の
第3立体駐車装置7の駐車棟9の左右方向中央部分の横
7列には、駐車スペース8が下半部分の2段しか設けら
れておらず、第2立体駐車装置6と同様にその上方の車
両乗入れフロア2には何もない。これらの第2および第
3立体駐車装置6,7は第1立体駐車装置5と同様に構
成されていることから、同一の構成部分については同一
の符号を付してその詳細な説明を省略する。また、入出
庫も第1立体駐車装置5と同様の要領にて行われる。
【0024】上記各第1〜3立体駐車装置5〜7の入庫
用昇降路14上半部分(上から2段目の駐車スペース8
に対応する箇所)には、搬入リフト15に続く入庫口1
8が設けられ、かつ出庫用昇降路16上半部分(上から
2段目の駐車スペース8に対応する箇所)には、搬出リ
フト17に続く出庫口19が設けられている。つまり、
これらの入庫口18および出庫口19は車両乗入れフロ
ア2上面に対応して各第1〜3立体駐車装置5〜7に1
つずつ台車走行方向に所定間隔をあけて設けられ、かつ
入庫時の車両進行方向と出庫時の車両進行方向とが台車
走行方向の一方向に平行な同じ向き(右向き)になるよ
うに設けられている。
【0025】また、上記各入庫口18の前方には入庫車
両Cが乗り入れる乗入れ部20が設けられ、該乗入れ部
20の周りには利用者が降車するデッキ21と、入庫に
際し側方に退避する入庫ゲート22とが設けられ、かつ
上記乗入れ部20の側方には発券器23が設置されてい
る。また、上記各出庫口19の前方には出庫車両Cが乗
り出す乗出し部24が設けられ、該乗出し部24の周り
には利用者が乗車するデッキ25と、出庫に際し側方に
退避する出庫ゲート26とが設けられ、かつ上記乗出し
部24の側方には精算器27が設置されている。
【0026】さらに、上記第1立体駐車装置5の入庫口
18と出庫口19との間隔L1 は上述の如く駐車スペー
ス8を横に3つ並べた寸法に等しく、第2立体駐車装置
6の入庫口18と出庫口19との間隔L2 は上述の如く
駐車スペース8を横に5つ並べた寸法に等しく、第3立
体駐車装置7の入庫口18と出庫口19との間隔L3は
上述の如く駐車スペース8を横に7つ並べた寸法に等し
く設定されている。つまり、各第1〜3立体駐車装置5
〜7の入庫口18および出庫口19は、上記進入・退出
路3側(第1〜3立体駐車装置5〜7並設方向の一方
側)から見て奥部(第1〜3立体駐車装置5〜7並設方
向の他方側)の立体駐車装置に行くに従って両者の間隔
L1 〜L3 が各々のスペース分だけ1ピッチずつ狭くな
るように互いに接近している。これにより、立体駐車設
備Aを車両乗入れフロア2で正面(進入・退出路3側)
上方から見ると、管理事務所13の右側に3つの入庫口
18,18,18が並び、管理事務所13の左側に3つ
の出庫口19,19,19が「ハ」の字形に並んだ状態
になっている。
【0027】したがって、相隣る立体駐車装置のうち進
入・退出路3側から見て奥部の立体駐車装置、例えば入
庫口18と出庫口19との間隔L1 の狭い方の第1立体
駐車装置5と、間隔L2 の広い方の第2立体駐車装置6
とでは、奥部の第1立体駐車装置5の車両乗入れフロア
2から上方に突出する駐車棟9(駐車スペース8)部分
は、その手前の第2立体駐車装置6の入庫口18および
出庫口19の背面側にくっついた状態で位置している。
また、第2立体駐車装置6と第3立体駐車装置7とでは
間隔L2 の狭い方の奥部の第2立体駐車装置6の車両乗
入れフロア2から上方に突出する駐車棟9(駐車スペー
ス8)部分は、その手前の間隔L3 の広い方の第3立体
駐車装置7の入庫口18および出庫口19の背面側にく
っついた状態で位置している。
【0028】本発明の特徴として、上記車両乗入れフロ
ア2の各第1〜3立体駐車装置5〜7の入庫口18と出
庫口19との間には、つまり管理事務所13前方には、
略円形のロータリスペースRが設けられ、該ロータリス
ペースRにより、入庫時にUターンする入庫車両Cの移
動軌跡が他の入出庫車両Cの移動軌跡と交差しないよう
に上記Uターンする入庫車両Cを案内するようになされ
ている。また、このロータリスペースRには円柱形の建
造物28が設置され、該建造物28は地面1上方にまで
延びて出入口29を経て外部(地上)と連通している。
また、該建造物28内は多目的空間として利用され、建
造物28内には待合室30が設けられているとともに、
図示しないが他の場所としての地上まで続く螺旋状の階
段やエレベータ等が設置されている。
【0029】このように構成された立体駐車設備Aにお
いて車両Cを入庫する際には、まず、入庫車両Cを地下
連通口4から進入・退出路3を経て車両乗入れフロア2
に進入させ、次いで、ロータリスペースRで建造物28
を図1実線矢印にて示すように外回りに回って第1〜3
立体駐車装置5〜7のうち入庫しようとする立体駐車装
置の入庫口18の乗入れ部20のパレットP上に乗り入
れ、利用者は発券器23でチケットを受け取って建造物
28内の階段もしくはエレベータで地上に上り、出入口
29から外部に退場する。一方、パレットP上に乗り入
れた入庫車両Cは、側方で待機中の搬入リフト15に引
き込んだ後、駐車棟9の下2段の駐車スペース8および
搬入リフト15側の上2段の駐車スペース8に格納する
場合には、該当階の搬送台車10に受け渡し、格納しよ
うとする駐車スペース8まで搬送して格納する。また、
搬出リフト17側の上2段の駐車スペース8に格納する
場合には、一旦、入庫車両Cを下2段の搬送台車10の
いずれかで搬出リフト17側に搬送した後、該搬出リフ
ト17に受け渡し、その後、該当階まで搬送してその階
の搬送台車10に受け渡し、格納しようとする駐車スペ
ース8まで搬送して格納する。
【0030】一方、車両Cを出庫する際において、駐車
棟9の下2段の駐車スペース8および搬出リフト17側
の上2段の駐車スペース8から出庫する場合には、出庫
車両Cを該当階の搬送台車10に受け渡し、搬出リフト
17まで搬送して該搬出リフト17に受け渡す。また、
搬入リフト15側の上2段の駐車スペース8から出庫す
る場合には、一旦、出庫車両Cを搬入リフト15で下2
段の搬送台車10のいずれかに受け渡して搬出リフト1
7側に搬送し、該搬出リフト17に受け渡す。その後、
搬出リフト17を出庫口19に上昇させ、乗出し部24
に引き出した後、建造物28の待合室30で待機中の利
用者が精算器27で料金を精算して出庫車両Cに乗車
し、上記ロータリスペースRで建造物28を図1は破線
矢印にて示すように内回りに回って進入・退出路3を経
て地下連通口4から退出する。
【0031】また、車両乗入れフロア2に進入した入庫
不可能な不適合車や、入庫直前に満車で入庫を断念した
車両等の非入庫車両Cがある場合には、これらの非入庫
車両Cは、ロータリスペースRでUターンして進入・退
出路3を経て地下連通口4から退出する。
【0032】図9〜11は入出庫経路が異なる立体駐車
設備Aの3態様を示し、これらの実施例では進入路3a
と退出路3bとをそれぞれ別々に設けたものであり、図
9の立体駐車設備Aは、進入路3aと退出路3bとを2
つの並設された第1および第2立体駐車装置5,6の両
側に平行に配置したものである。図10の立体駐車設備
Aは、進入路3aと退出路3bとを2つの並設された第
1および第2立体駐車装置5,6の片側に一直線状に連
続して配置したものである。図11の立体駐車設備A
は、進入路3aと退出路3bとを2つの並設された第1
および第2立体駐車装置5,6の片側に直角に配置した
ものである。また、図9〜11の立体駐車設備Aでは、
ロータリスペースRに設置した建造物28を管理事務所
としての利用した場合を示す。
【0033】このように、本実施例では、車両乗入れフ
ロア2の各第1〜3立体駐車装置5〜7の入庫口18と
出庫口19との間にロータリスペースRを設け、車両乗
入れフロア2に進入した入庫不可能な不適合車等の非入
庫車両Cをその移動軌跡が他の入出庫車両Cの移動軌跡
と交差しないように上記ロータリスペースRで案内する
ようにしていることから、上記非入庫車両Cを他の入出
庫車両Cと接触することなく円滑にかつ安全に車両乗入
れフロア2から退出させることができる。
【0034】また、上記実施例では、第1〜3立体駐車
装置5〜7の入庫口18および出庫口19の間隔L1 〜
L3 を進入・退出路3側から見て奥部に行くに従って入
庫口18および出庫口19の両スペース分だけ狭くして
いることから、第1〜3立体駐車装置5〜7の入庫口1
8および出庫口19を1スペース分ずつ内寄りに位置ず
れさせることができ、利用者が入庫時に入庫口18で降
車したり、あるいは出庫時に出庫口19で乗車したりす
る場合において、隣の入庫口18や出庫口19に続く搬
入および搬出リフト15,17の建物に邪魔されること
なく周りの入庫口18および出庫口19を見通すことが
でき、人身事故を回避し得て安全性を高めることができ
る。
【0035】さらに、上記実施例では、立体駐車装置の
入庫口18および出庫口19の背面側にその後方の立体
駐車装置の車両乗入れフロア2に突出する駐車スペース
8部分をくっついた状態で位置せしめていることから、
相隣る立体駐車装置間に無駄な空間を設けなくてよく、
空間経済性を高めることができる。
【0036】加えて、上記実施例では、ロータリスペー
スRに建造物28を設けていることから、この建造物2
8を目安として入出庫車両Cの流れを容易に方向付ける
ことができ、非入庫車両Cをこの建造物28を中心とし
てUターンさせることによって入出庫車両Cの流れに沿
って退出させ易くし得、安全性をより高めることができ
る。
【0037】さらにまた、上記実施例では、建造物28
内に待合室30、外部に通ずる階段およびエレベータ等
の多目的空間を設置していることから、出庫待ちや入庫
後に外部に出て行く場合に建造物28を利用することで
空間経済性をさらに高めることができる。
【0038】なお、図1〜8では、第1立体駐車装置5
の上2段の中程に管理事務所13を設けて駐車スペース
8を左右に分断したが、管理事務所13をなくして駐車
スペース8を左右に連続させてもよい。
【0039】また、図1〜8では、建造物28内に待合
室30、外部に通ずる階段およびエレベータ等を設けた
が、これに限らず、例えば出庫口19側方に設置した精
算器27を建造物28内に設置したり、さらにはトイレ
やその他の多目的空間に利用することができる。
【0040】さらに、図1〜8では、立体駐車設備Aが
地下駐車場である場合を示したが、例えば駐車棟9を地
下に車両乗入れフロア2を地上に設けたタイプや、全て
を地上に露出したタイプの立体駐車設備Aであってもよ
い。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る本
発明によれば、車両乗入れスペースの各立体駐車装置の
入庫口と出庫口との間にロータリスペースを設け、車両
乗入れスペースに進入した入庫不可能な不適合車等の非
入庫車両をその移動軌跡が他の入出庫車両の移動軌跡と
交差しないように上記ロータリスペースで案内するの
で、上記非入庫車両を他の入出庫車両と接触することな
く円滑にかつ安全に車両乗入れスペースから退出させる
ことができる。
【0042】請求項2に係る本発明によれば、立体駐車
装置の入庫口および出庫口の間隔を立体駐車装置並設方
向の一方側から他方側に行くに従って各々のスペース分
だけ1ピッチずつ狭くしたので、隣の入庫口や出庫口に
続く搬入および搬出手段の建物に遮られずに見通しを良
くすることができ、安全性を高めることができる。
【0043】請求項3に係る本発明によれば、相隣る立
体駐車装置のうち一方の立体駐車装置の車両乗入れスペ
ースから上方に突出する駐車スペース部分を、他方の立
体駐車装置の入庫口および出庫口の背面側にくっついた
状態で位置させたので、相隣る立体駐車装置間に無駄な
空間が生ずることがなく、空間経済性を高めることがで
きる。
【0044】請求項4に係る本発明によれば、ロータリ
スペースに建造物を設けたので、非入庫車をこの建造物
を中心としてUターンさせることによって安全性をより
高めることができる。
【0045】請求項5に係る本発明によれば、建造物内
に待合室、他の場所に連絡する階段およびエレベータ等
の多目的空間を設けたので、空間経済性をさらに高める
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】平面往復式立体駐車設備の車両乗入れフロアの
斜視図である。
【図2】平面往復式立体駐車設備の全体図である。
【図3】第1立体駐車装置の概略構成図である。
【図4】図3のIV−IV線における断面図である。
【図5】第2立体駐車装置の概略構成図である。
【図6】図5のVI−VI線における断面図である。
【図7】第3立体駐車装置の概略構成図である。
【図8】図7のVIII−VIII線における断面図である。
【図9】進入路と退出路とを並設された第1および第2
立体駐車装置の前後両側に平行に配置した平面往復式立
体駐車設備の概略構成図である。
【図10】進入路と退出路とを並設された第1および第
2立体駐車装置の片側に一直線状に連続して配置した平
面往復式立体駐車設備の概略構成図である。
【図11】進入路と退出路とを並設された第1および第
2立体駐車装置の片側に直角に配置した平面往復式立体
駐車設備の概略構成図である。
【符号の説明】
2 車両乗入れフロア(車両乗入れスペース) 5 第1立体駐車装置 6 第2立体駐車装置 7 第3立体駐車装置 8 駐車スペース 9 駐車棟 10 搬送台車 11 台車走行路 15 搬入リフト(搬入手段) 17 搬出リフト(搬出手段) 18 入庫口 19 出庫口 28 建造物 30 待合室 A 立体駐車設備 C 車両 R ロータリスペース L1 第1立体駐車装置の入庫口と出庫口との間隔 L2 第2立体駐車装置の入庫口と出庫口との間隔 L3 第3立体駐車装置の入庫口と出庫口との間隔

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送台車が水平面内で往復移動する台車
    走行路に沿って複数の駐車スペースが列設された駐車棟
    と、入出庫時、該駐車棟の内外に車両を搬出入する搬入
    および搬出手段とを備え、車両を該搬入および搬出手段
    と上記搬送台車との間で受け渡すことにより入出庫する
    平面往復式立体駐車装置が複数基並設された立体駐車設
    備であって、 入出庫時、上記駐車棟の各駐車スペースに車両を格納す
    る際に乗り入れる車両乗入れスペースには、上記各立体
    駐車装置の搬入および搬出手段に続く入庫口および出庫
    口がそれぞれ台車走行方向に所定間隔をあけて設けら
    れ、 上記各立体駐車装置の入庫口および出庫口は、車両乗入
    れスペースにおける入出庫時の車両進行方向前方に入庫
    口が、車両進行方向後方に出庫口がそれぞれ位置するよ
    うに配置され、 上記車両乗入れスペースの各立体駐車装置の入庫口と出
    庫口との間には、入庫時にUターンする入庫車両の移動
    軌跡が他の入出庫車両の移動軌跡と交差しないように上
    記Uターンする入庫車両を案内するロータリスペースが
    設けられていることを特徴とする平面往復式立体駐車設
    備。
  2. 【請求項2】 各立体駐車装置の入庫口および出庫口
    は、立体駐車装置並設方向の一方側から他方側に行くに
    従って両者の間隔が各々のスペース分だけ1ピッチずつ
    狭くなるように互いに接近していることを特徴とする請
    求項1記載の平面往復式立体駐車設備。
  3. 【請求項3】 各立体駐車装置の駐車棟には、駐車スペ
    ースが上下方向に複数段設けられ、該複数段の駐車スペ
    ースの少なくとも最上段は、車両乗入れスペースから上
    方に突出し、相隣る立体駐車装置のうち入庫口と出庫口
    との間隔の狭い方の立体駐車装置の上記突出する駐車ス
    ペース部分は、入庫口と出庫口との間隔の広い方の立体
    駐車装置の入庫口および出庫口の背面側にくっついた状
    態で位置していることを特徴とする請求項2記載の平面
    往復式立体駐車設備。
  4. 【請求項4】 ロータリスペースには、建造物が設けら
    れていることを特徴とする請求項1記載の平面往復式立
    体駐車設備。
  5. 【請求項5】 建造物内には、待合室、他の場所に連絡
    する階段およびエレベータ等の設置空間として利用する
    多目的空間が設けられていることを特徴とする請求項4
    記載の平面往復式立体駐車設備。
JP4534394A 1994-03-16 1994-03-16 平面往復式立体駐車設備 Withdrawn JPH07259369A (ja)

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