JPH07259198A - 入隅用伸縮継手構造 - Google Patents

入隅用伸縮継手構造

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JPH07259198A
JPH07259198A JP7808594A JP7808594A JPH07259198A JP H07259198 A JPH07259198 A JP H07259198A JP 7808594 A JP7808594 A JP 7808594A JP 7808594 A JP7808594 A JP 7808594A JP H07259198 A JPH07259198 A JP H07259198A
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vertical wall
piece
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Yuichi Mochiki
祐一 持木
Muneo Kamoto
宗夫 嘉本
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Nippon Aluminium Co Ltd
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Nippon Aluminium Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 第1・第2躯体の変動に十分追従して入隅部
の間隔部を確実に施蓋することができる入隅用伸縮継手
構造の提供にある。 【構成】 第1躯体1に、第1・第2躯体1,3間の間
隔部7を上方から覆うための水平状第1カバー8を設け
る。第2躯体3に、第1カバー8の下方位置に配設され
る水平状延設板部9aを有する第2カバー9を設ける。
第1カバー8の長手方向内端部に立上り壁22を立設す
る。立上り壁22と第2躯体3の屋上面4に立設される壁
面5との間に形成される第1隙間51の側方開口部51aを
施蓋する第1揺動鉛直壁49を、第2躯体3側に枢着す
る。壁面5と第1揺動鉛直壁49と第1カバー8と第2カ
バー9とで囲まれてなる第2隙間67の側方開口部67aを
施蓋する第2揺動鉛直壁50を、第2躯体3側に枢着す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は入隅用伸縮継手構造に関
する。
【0002】
【従来の技術】一対の躯体間の間隔部を施蓋する伸縮継
手構造としては、従来、一方の躯体から突設される第1
カバーと、他方の躯体から突設される第2カバーと、を
備え、第1カバーと第2カバーとを間隔部において、重
ね合わせ状とするものがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、第1躯体の
第2躯体対応面と、第1躯体より低い第2躯体の屋上面
と、該屋上面から立設されて第2躯体対応面に直交する
壁面と、でもって形成される入隅部においては、壁面
と、第1躯体との間に、側方へ開口する隙間部が形成さ
れ、この隙間部を、従来の継手構造の第1・第2カバー
では施蓋することができなかった。
【0004】そこで、本発明では、入隅部において、第
1・第2躯体間の間隔部、及び、壁面と第1躯体との間
の側方へ開口する隙間部を、確実に施蓋することがで
き、しかも、第1・第2躯体の変動に対しても追従する
ことができる入隅用伸縮継手構造を提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明に係る第1の入隅用伸縮継手構造は、第1
躯体の第2躯体対応面と、該第1躯体より低い第2躯体
の屋上面と、該屋上面から立設されて上記第2躯体対応
面に直交する壁面と、でもって形成される入隅部に設け
られる入隅用伸縮継手構造であって、上記第1躯体1
に、第1・第2躯体間の間隔部を上方から覆うための水
平状第1カバーを設けると共に、上記第2躯体に、該第
1カバーの下方位置に配設される水平状延設板部を有す
る第2カバーを設け、かつ、上記第1カバーの長手方向
内端部に上記間隔部の幅方向に略平行な立上り壁を立設
し、さらに、該立上り壁と上記壁面との間に形成される
第1隙間の側方開口部を施蓋する第1揺動鉛直壁を、上
記第2躯体側に枢着すると共に、上記壁面と第1揺動鉛
直壁と第1カバーと第2カバーとで囲まれてなる第2隙
間の側方開口部を施蓋する第2揺動鉛直壁を、上記第2
躯体側に枢着したものである。
【0006】また、本発明に係る第2の入隅用伸縮継手
構造は、第1躯体の第2躯体対応面と、該第1躯体より
低い第2躯体の屋上面と、該屋上面から立設されて上記
第2躯体対応面に直交する壁面と、でもって形成される
入隅部に設けられる入隅用伸縮継手構造であって、上記
第1躯体に、第1・第2躯体間の間隔部を上方から覆う
ための水平状第1カバーを設けると共に、上記第2躯体
に、該第1カバーの下方位置に配設される水平状延設板
部を有する第2カバーを設け、かつ、上記第1躯体と上
記壁面との間に形成される隙間部の側方開口部を、鉛直
状壁部材にて施蓋し、さらに、該鉛直状壁部材の裏面側
において、上記第1躯体側に上記間隔部の幅方向と直交
する平面に平行な第1補助壁片を取付けると共に、上記
第2躯体側に上記間隔部の幅方向に平行な第2補助壁片
を取付けて、該第1・第2補助壁片を、鉛直方向に沿っ
て配設される止水板及び防止帯にて連結したものであ
る。
【0007】また、本発明に係る第3の入隅用伸縮継手
構造は、第1躯体の第2躯体対応面と、該第1躯体より
低い第2躯体の屋上面と、該屋上面から立設されて上記
第2躯体対応面に直交する壁面と、でもって形成される
入隅部に設けられる入隅用伸縮継手構造であって、上記
第1躯体に、第1・第2躯体間の間隔部を上方から覆う
ための水平状第1カバーを設けると共に、上記第2躯体
に、該第1カバーの下方位置に配設される水平状延設板
部を有する第2カバーを設け、かつ、上記第1躯体と上
記壁面との間に形成される隙間部の側方開口部を、鉛直
状壁部材にて施蓋し、さらに、該鉛直状壁部材の裏面側
において、上記第2カバーの上面に皿状受水部を設ける
と共に、該皿状受水部に水抜きパイプを連通連結したも
のである。
【0008】
【作用】第1・第2躯体の間の間隔部を、第1・第2カ
バーにて施蓋することができ、壁面と第1躯体とでもっ
て形成される隙間部(第1隙間と第2隙間)の側方開口
部を、鉛直状壁部材(第1揺動鉛直壁と第2揺動鉛直
壁)にて施蓋することができる。
【0009】第1カバーが第1躯体に設けられ、第2カ
バーが第2躯体に設けられるので、第1躯体と第2躯体
とが相互に接近・離間する方向に変動しても、第1・第
2カバーはこの変動に対して追従できる。しかも、第1
揺動鉛直壁及び第2揺動鉛直壁は、第2躯体側に枢着さ
れ、上述の変動にも、夫々第2躯体側の枢着部を中心に
揺動し、追従することができる。
【0010】さらに、止水板と防火帯とを備えたもので
は、雨水の漏れを防止されると共に、延焼を防止するこ
とができる。
【0011】また、鉛直状壁部材の裏面側に雨水等が浸
入したとしても、皿状受水部にて雨水が受けられ、かつ
この受水部に入った雨水は水抜きパイプを介して外部へ
排出される。
【0012】
【実施例】以下、実施例を示す図面に基づいて本発明を
詳説する。
【0013】図1と図2と図3は本発明に係る入隅用伸
縮継手構造を示し、この構造は、第1躯体1の第2躯体
対応面2と、該第1躯体1より低い第2躯体3の屋上面
4と、屋上面4から立設されて第2躯体対応面2に直交
する壁面5と、でもって形成される入隅部6に設けられ
る。
【0014】即ち、第1躯体1に、第1・第2躯体1,
3間の間隔部7を上方から覆うための水平状第1カバー
8を設けると共に、第2躯体3に、水平状第1カバー8
の下方位置に配設される水平状延設板部9aを有する第
2カバー9を設けている。
【0015】第1カバー8は、第1部材8aと第2部材
8bと、からなり、第1部材8aは、図2に示すよう
に、第2躯体3側に向って僅かに下傾する傾斜片部10
と、該傾斜片部10の先端から垂下される垂下片部11と、
該傾斜片部10の基端から立設される立設片部12と、該立
設片部12から第1躯体1側へ突出する傾斜片部13と、を
備え、傾斜片部13に設けられた取付片14が、第1躯体1
の固定部材15に固着される。
【0016】また、第2部材8bは、水平片部16と、水
平片部16の先端から立設される立設片部17と、を備え、
水平片部16の基端部が、第1躯体1の固定部材15に固着
される。
【0017】なお、第1部材8aの垂下片部11には、断
面L字状の連結片18が形成され、第2部材8bの立設片
部17には、断面L字状の連結片19が形成され、連結片18
の垂下部と、連結片19の立上り部とが連結される。そし
て、連結片18,19にて形成される水平方向凹溝20には、
コーキング材21が介装される。なお、連結片18,19は補
強材99にビス等の固着具を介して取付けられる。
【0018】そして、第1カバー8の長手方向内端部に
は、図1に示すように、間隔部7の幅方向に略平行な立
上り壁22が一体状に立設される。即ち、溶接等にて、第
1カバー8と立上り壁22とが一体化される。
【0019】立上り壁22は、図3に示すように、間隔部
7の幅方向に平行な鉛直壁部22aと、該鉛直壁部22aに
連設される階段状壁部22bと、を備える。階段状壁部22
bは、鉛直壁部22aに平行な第1・第2・第3鉛直部2
3,24,25と、鉛直壁部22aと第1鉛直部23とを連結す
る第1連結部26と、第1鉛直部23と第2鉛直部24とを連
結する第2連結部27と、第2鉛直部24と第3鉛直部25と
を連結する第3連結部28と、を備える。
【0020】次に、第2カバー9は、図2に示すよう
に、水平状延設板部9aと、該水平状延設板部9aから
垂下される垂下片部9bと、からなり、垂下片部9b
は、第1・第2・第3鉛直片29,30,31と、第1・第2
鉛直片29,30を連結する第1傾斜片32と、該第2鉛直片
30と第3鉛直片31とを連結する第2傾斜片33と、からな
る。
【0021】そして、第2躯体3の間隔部7側の端縁に
は、補強板材34が立設され、この補強板材34の上端水平
部34aに、第2カバー9の水平状延設板部9aに載置さ
れる。なお、補強板材34は、第2躯体3の屋上面4に固
着されたアングル材からなる補強材35に取付けられる。
【0022】また、第2カバー9の第3鉛直片31が、第
2躯体3の屋上面4上の取付片36にビス等の固着具にて
固着される。
【0023】ところで、第1カバー8と第2カバー9と
の間には、一次止水用パッキン37と二次止水用パッキン
38とが介装されている。
【0024】一次止水用パッキン37は、四角筒状部37a
と、該四角筒状部37aの上端に水平板部37bを介して連
設される舌状部37cと、からなり、水平板部37bが第1
カバー8の第2部材8bにビス等の固着具にて取付けら
れる。
【0025】また、二次止水用パッキン38は、四角筒状
部38aと、この四角筒状部38aから垂下される一対の挾
持片38b,38bと、からなり、挾持片38b,38b間に、
第2カバー9の水平状延設板部9aの立上り片39が介装
される。そして、この挾持片38b,38bと立上り片39と
が、ボルト・ナット結合等にて一体化される。
【0026】即ち、一次止水用パッキン37が第1カバー
8に取付けられ、二次止水用パッキン38が第2カバー9
に取付けられ、第1カバー8と第2カバー9との間から
の間隔部7への雨水等の浸入を確実に防止している。な
お、一次止水用パッキン37の内端面と第1カバー8の第
2部材8bとのコーナ部に、コーキング材21が付設され
る。
【0027】また、第1躯体1の第2躯体対応面2の上
端部には、取付板40が固着され、この取付板40と、第2
躯体3側の補強板材34とに、防火帯41が取付けられる。
さらに、補強板材34及び取付板40には、保持片42,42が
取付けられ、この保持片42,42に止水板43が取付けられ
る。
【0028】ところで、第1カバー8は、その内端部
が、立上り壁22に対応して、図1と図6に示すように、
第2躯体3側へ突出する突出部44が設けられている。ま
た、一次止水用パッキン37は、図6に示すように、第1
カバー8の突出部44まで延びており、二次止水用パッキ
ン38は、第2躯体3側へ直角に折れ曲る第1折曲り部45
と、該第1折曲り部45から直角に折れ曲る第2折曲り部
46と、を有し、この第1折曲り部45に、一次止水用パッ
キン37の端面が当接している。
【0029】しかして、第2躯体3の壁面5と、第1躯
体1と、の間には、側方、つまり、第1・第2カバー側
に開口する隙間部47が形成されるが、この隙間部47の開
口部47aは、鉛直状壁部材48にて施蓋される。
【0030】即ち、鉛直状壁部材48は、上述の立上り壁
22と、この立上り壁22と壁面5との間に介装される第1
揺動鉛直壁49と、この第1揺動鉛直壁49の下方に配設さ
れる第2揺動鉛直壁50と、を備える。
【0031】第1揺動鉛直壁49は、図3に示すように、
立上り壁22と壁面5との間に形成される第1隙間51の側
方開口部51aを施蓋するものであって、平板体からなる
本体49aと、該本体49aの第1躯体1側の端部の折曲り
片部49bと、を備え、本体49aの裏面に、補強部材52が
付設されている。
【0032】また、折曲り片部49bは、立上り壁22の第
2連結部27に対面する傾斜片53と、該傾斜片53に連結さ
れる取付片54と、からなり、この取付片54に、補強部材
52の一端部が取付けられる。そして、傾斜片53に、断面
略くの字状のパッキン55が取付けられている。
【0033】そして、この第1揺動鉛直壁49は、第2躯
体3側に枢着される。即ち、本体49aの第2躯体3側の
端部に、蝶番部材56が付設され、この蝶番部材56の軸部
を中心に、矢印A,Bの如く揺動する。
【0034】蝶番部材56は、一方の取付片56aが、補強
部材52に取付けられ、他方の取付片56bが、第2躯体3
側の固定部材57に取付けられ。なお、固定部材57は、複
数のアングル材等からなり、方立58を保持する保持枠体
59に、取付けられる。
【0035】また、第1揺動鉛直壁49は、弾発機構60に
より、常時、矢印B方向へ揺動するように引っ張られて
いる。即ち、弾発機構60は、コイルバネ60aと、コイル
バネ60aを被覆する被覆体60bと、固定部材57にこの弾
発機構60を取付けるための取付片60cと、を備え、コイ
ルバネ60aは、その一端部61が補強部材52に係止され、
その他端部62が、取付片60cに付設されるねじ軸63に取
付けられる。従って、ねじ軸63に螺合するナット部材64
を螺進退させることにより、コイルバネ60aによる第1
揺動鉛直壁49の引張力を調整することができる。
【0036】なお、立上り壁22の第2鉛直部24には、受
け板65が付設され、この受板65に、第1揺動鉛直壁49の
取付片54が当接する。また、第1揺動鉛直壁49の本体49
aと、方立58との間には、縦枠部材66が介装され、か
つ、縦枠部材66と方立58との間にコーキング材21が介装
されている。
【0037】しかして、第2揺動鉛直壁50は、図4に示
すように、壁面5と第1揺動鉛直壁49と第1カバー8と
第2カバー9とで囲まれてなる第2隙間67の側方開口部
67aを施蓋するものであって、平板体からなる本体50a
と、該本体50aの第1躯体1側の折曲り片部50bと、を
備え、本体50aの裏面に、補強部材69が付設されてい
る。
【0038】また、折曲り片部50bは、第1カバー8の
端面70の傾斜面71に対面する傾斜片72と、傾斜片72に連
結される取付片73と、からなり、この取付片73に、補強
部材69の一端部が取付けられる。そして、傾斜片72に、
断面略くの字状のパッキン74が取付けられている。
【0039】そして、この第2揺動鉛直壁50は、第2躯
体3側に枢着される。即ち、本体50aの第2躯体3側の
端部に、蝶番部材75が付設され、この蝶番部材75の軸部
を中心に、矢印A,Bの如く揺動する。
【0040】蝶番部材75は、一方の取付片75aが、補強
部材69に取付けられ、他方の取付片75bが、第2躯体3
側の固定部材76に取付けられる。なお、固定部材76は、
複数のアングル材等からなり、保持枠体59に取付けられ
ている。
【0041】また、第2揺動鉛直壁50は、弾発部材77に
より、常時、矢印B方向へ揺動するよう引っ張られてい
る。即ち、弾発部材77は、コイルバネからなり、その一
端フック部77aが補強部材69に係止し、その他端フック
77bが、固定部材76に取付けられた取付片78に係止して
いる。
【0042】なお、第1カバー8の端面70の段付面79に
は、受け板80が付設され、この受け板80に、第2揺動鉛
直壁50の取付片73が当接する。
【0043】また、第1・第2揺動鉛直壁49,50と、縦
枠部材66と、の間に、四角筒状体のパッキン81が介装さ
れる。
【0044】即ち、縦枠部材66の保持片82にパッキン81
を係止させ、第1・第2揺動鉛直壁49,50の本体49a,
50aの端部折曲げ片88,89にて、このパッキン81を押圧
している。
【0045】ところで、第1揺動鉛直壁49と、第2揺動
鉛直壁50と、の間には、図5に示すように、パッキン85
が介装され、第2揺動鉛直壁50と、第2カバー9との間
には、パッキン部材86が介装されている。
【0046】パッキン85は、上記一次止水用パッキン37
と同一の断面形状を有し、第1揺動鉛直壁49に取付けら
れる。また、パッキン部材86は、一次止水用パッキン37
と同一の断面形状を有する第1部材86aと、平板状の第
2部材86bと、からなり、第1部材86aが第2揺動鉛直
壁50に取付けられ、第2部材86bが第2カバー9の上面
に取付けられる。
【0047】しかして、図3に示すように、鉛直状壁部
材48(立上り壁22と第1揺動鉛直壁49と第2揺動鉛直壁
50とからなる。)の裏面側において、第1躯体1側に第
1補助壁片90が取付けられ、第2躯体3側に第2補助壁
片91が形成される。
【0048】第1補助壁片90は、間隔部7の幅方向と直
交する平面に平行に配設され、組合わせることにより、
扁平矩形の筒体を形成する第1部材90aと第2部材90b
とを備える。そして、第1躯体1に固着される固定部材
93を介して、該第1躯体1にこの第1補助壁片90が取付
けられる。なお、固定部材93は、複数個のアングル材か
らなる。
【0049】また、第1補助壁片90の第2部材90bに
は、取付片92が取付けられ、この取付片92の先端に立上
り壁22の第3鉛直部25が取付けられる。
【0050】第2補助壁片91は、間隔部7の幅方向に沿
って配設され、組合わせることにより、扁平矩形の筒体
を形成する第1部材91aと第2部材91bとを備える。そ
して、第2躯体3の保持枠体59から突設された取付部材
94を介して第2躯体3に取付けられる。
【0051】取付部材94は、アングル材からなる本体部
94aと、本体部94aの端部に固着される補助片部94b,
94cと、からなり、一方の補助片部94bに、第2補助壁
片91の第2部材91bの一端取付片95が取付けられ、他方
の補助片部94cに、第2補助壁片91の第2部材91bの他
端取付片96が取付けられる。
【0052】そして、第1・第2補助壁片90,91は、止
水板97と防火帯98にて連結される。即ち、この止水板97
及び防火帯98は、上下方向、つまり鉛直方向に沿って配
設される。
【0053】しかして、第2カバー9の上面には、図6
に示すように、皿状受水部100 が設けられる。即ち、第
2カバー9の長手方向内端部側の上面に、立上り壁101
を立設し、この立上り壁101 と、この立上り壁101 に囲
まれた第2カバー9の長手方向内端部上面と、でもって
皿状受水部100 が形成される。
【0054】また、この皿状受水部100 には、水抜きパ
イプ102 が連通連結される。即ち、水抜きパイプ102
は、その一端開口部 102aがこの受水部100 内に開口
し、その他端開口部 102bが、図1と図2に示すよう
に、第2躯体3の屋上面4の上方に開口している。
【0055】従って、皿状受水部100 に雨水等が溜まれ
ば、水抜きパイプ102 を介して、この雨水を屋上面4に
排水することができる。屋上面4に排水された雨水は屋
上面4に設けられた図示省略の排水路等によって外部へ
排水される。
【0056】また、皿状受水部100 を形成するための立
上り壁101 の高さ寸法は、第1・第2カバー8,9間寸
法より十分小とされる。
【0057】ところで、第2躯体3に立設される壁面5
は、図1に示すように、方立58と、水切り板103 と、無
目104 と、ガラス板105 等にて形成される。
【0058】従って、上述の如く構成された入隅用伸縮
継手構造によれば、第1躯体1と第2躯体3とが相互に
接近・離間するように変位したとしても、第1カバー8
の下方位置に第2カバー9の水平状延設板部9aが配設
され、その変位に対して十分追従し、かつ、第1揺動鉛
直壁49が、第2躯体3側を中心に揺動し、第2揺動鉛直
壁50が第2躯体3側を中心に揺動して、その変位に対し
て十分追従することができる。
【0059】即ち、第1・第2躯体1,3が変位したと
しても、第1・第2躯体1,3間の間隔部7及び、壁面
5と第1躯体1との間に形成される隙間部47の側方開口
部47aを確実に施蓋することができる。
【0060】また、間隔部7の上方開口部は、その長手
方向に沿って、止水板43と、防火帯41にて施蓋状とさ
れ、間隔部7内には、鉛直方向に配設される止水板97及
び防火帯98が設けられ、間隔部7内への雨水の浸入を確
実に防止することができると共に、延焼を防止すること
ができる。
【0061】
【発明の効果】本発明は上述の如く構成されているの
で、次に記載する効果を奏する。
【0062】 第1・第2躯体1,3の変動に対して
も十分に追従することができて、確実に間隔部7の上方
開口部及び隙間部47の側方開口部47aを施蓋することが
できる。
【0063】 止水板97及び防火帯98にて、雨水の漏
れや、延焼を確実に防止することができる。
【0064】 止水板97及び防火帯98は、第1補助壁
片90と第2補助壁片91に取付けられるので、取付けやす
く、かつ、幅寸法を比較的小とすることができ、コスト
高とならない。
【0065】 鉛直状壁部材48の内側に雨水が浸入し
たとしても、皿状受水部100 にて受けることができ、か
つ、皿水受水部100 にて受けられた雨水等は水抜きパイ
プ102 を介して外部へ排水され、鉛直状壁部材48の内側
に雨水が溜まることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す要部斜視図である。
【図2】断面側面図である。
【図3】要部断面平面図である。
【図4】要部断面平面図である。
【図5】要部断面正面図である。
【図6】要部平面図である。
【符号の説明】
1 第1躯体 2 第2躯体対応面 3 第2躯体 4 屋上面 5 壁面 6 入隅部 7 間隔部 8 水平状第1カバー 9 第2カバー 9a 水平状延設板部 22 立上り壁 47 隙間部 47a 側方開口部 48 鉛直状壁部材 49 第1揺動鉛直壁 50 第2揺動鉛直壁 51 第1隙間 51a 側方開口部 67 第2隙間 67a 側方開口部 90 第1補助壁片 91 第2補助壁片 97 止水板 98 防火帯 100 皿状受水部 102 水抜きパイプ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1躯体1の第2躯体対応面2と、該第
    1躯体1より低い第2躯体3の屋上面4と、該屋上面4
    から立設されて上記第2躯体対応面2に直交する壁面5
    と、でもって形成される入隅部6に設けられる入隅用伸
    縮継手構造であって、上記第1躯体1に、第1・第2躯
    体1,3間の間隔部7を上方から覆うための水平状第1
    カバー8を設けると共に、上記第2躯体3に、該第1カ
    バー8の下方位置に配設される水平状延設板部9aを有
    する第2カバー9を設け、かつ、上記第1カバー8の長
    手方向内端部に上記間隔部7の幅方向に略平行な立上り
    壁22を立設し、さらに、該立上り壁22と上記壁面5との
    間に形成される第1隙間51の側方開口部51aを施蓋する
    第1揺動鉛直壁49を、上記第2躯体3側に枢着すると共
    に、上記壁面5と第1揺動鉛直壁49と第1カバー8と第
    2カバー9とで囲まれてなる第2隙間67の側方開口部67
    aを施蓋する第2揺動鉛直壁50を、上記第2躯体3側に
    枢着したことを特徴とする入隅用伸縮継手構造。
  2. 【請求項2】 第1躯体1の第2躯体対応面2と、該第
    1躯体1より低い第2躯体3の屋上面4と、該屋上面4
    から立設されて上記第2躯体対応面2に直交する壁面5
    と、でもって形成される入隅部6に設けられる入隅用伸
    縮継手構造であって、上記第1躯体1に、第1・第2躯
    体1,3間の間隔部7を上方から覆うための水平状第1
    カバー8を設けると共に、上記第2躯体3に、該第1カ
    バー8の下方位置に配設される水平状延設板部9aを有
    する第2カバー9を設け、かつ、上記第1躯体1と上記
    壁面5との間に形成される隙間部47の側方開口部47a
    を、鉛直状壁部材48にて施蓋し、さらに、該鉛直状壁部
    材48の裏面側において、上記第1躯体1側に上記間隔部
    7の幅方向と直交する平面に平行な第1補助壁片90を取
    付けると共に、上記第2躯体3側に上記間隔部7の幅方
    向に平行な第2補助壁片91を取付けて、該第1・第2補
    助壁片90,91を、鉛直方向に沿って配設される止水板97
    及び防止帯98にて連結したことを特徴とする入隅用伸縮
    継手構造。
  3. 【請求項3】 第1躯体1の第2躯体対応面2と、該第
    1躯体1より低い第2躯体3の屋上面4と、該屋上面4
    から立設されて上記第2躯体対応面2に直交する壁面5
    と、でもって形成される入隅部6に設けられる入隅用伸
    縮継手構造であって、上記第1躯体1に、第1・第2躯
    体1,3間の間隔部7を上方から覆うための水平状第1
    カバー8を設けると共に、上記第2躯体3に、該第1カ
    バー8の下方位置に配設される水平状延設板部9aを有
    する第2カバー9を設け、かつ、上記第1躯体1と上記
    壁面5との間に形成される隙間部47の側方開口部47a
    を、鉛直状壁部材48にて施蓋し、さらに、該鉛直状壁部
    材48の裏面側において、上記第2カバー9の上面に皿状
    受水部100 を設けると共に、該皿状受水部100 に水抜き
    パイプ102 を連通連結したことを特徴とする入隅用伸縮
    継手構造。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003064788A (ja) * 2001-08-23 2003-03-05 Riken Light Metal Ind Co Ltd 床用エキスパンションジョイント
JP2015098733A (ja) * 2013-11-20 2015-05-28 理研軽金属工業株式会社 エキスパンションジョイントカバーのコーナー被覆構造
CN112411901A (zh) * 2020-10-13 2021-02-26 黑龙江省黑建一建筑工程有限责任公司 屋面变形缝防水保温施工工艺

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JP2015098733A (ja) * 2013-11-20 2015-05-28 理研軽金属工業株式会社 エキスパンションジョイントカバーのコーナー被覆構造
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