JP2555873Y2 - 建具枠と額縁との取付け構造 - Google Patents

建具枠と額縁との取付け構造

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JP2555873Y2
JP2555873Y2 JP1302991U JP1302991U JP2555873Y2 JP 2555873 Y2 JP2555873 Y2 JP 2555873Y2 JP 1302991 U JP1302991 U JP 1302991U JP 1302991 U JP1302991 U JP 1302991U JP 2555873 Y2 JP2555873 Y2 JP 2555873Y2
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憲二 岩瀬
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株式会社日本アルミ
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、建具を保持する建具枠
に額縁を取付けるための構造に関し、さらに詳しくは、
建具枠と額縁との水密性および取付け作業性が向上され
た建具枠と額縁との取付け構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、たとえば建物の外壁などの壁
体には、窓枠などを取付けるための開口が形成されてお
り、この開口を形成する壁体の内周面には建具を保持す
る建具枠が取付けられる。この建具枠の屋外側に臨む側
部には、額縁が固定される。この額縁は前記建具枠と前
記開口を外囲する壁体の周縁部とにわたって設けられて
おり、建具枠が壁体に取付けられた後に、その建具枠に
屋外側から取付けられるので、取付け作業の作業性が悪
いという問題を有する。また額縁は建具枠に嵌着されて
いるため、外部からの雨水などを確実に遮断することが
できないという問題を有する。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】したがって本考案の目
的は、建具枠に額縁を容易に取付けることができるとと
もに、水密性の向上を図ることができるようにした建具
枠と額縁との取付け構造を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は、建築構造物の
壁体68に形成された開口に設けられる建具枠9と額縁
10との取付け構造において、額縁10と、その額縁1
0よりも屋内40側に配置される建具枠9とを有し、額
縁10は、一対の竪額縁33,34と、竪額縁33,3
4の上部を連結する上額縁35と、竪額縁33,34の
下部を連結する下額縁36とを有し、建具枠9は、一対
の竪枠部材28,29と、竪枠部材28,29の上部を
連結する上枠部材30と、竪枠部材28,29の下部を
連結する下枠部材31とを有し、第1取付け部材8aに
は、竪額縁33,34と竪枠部材28,29との屋内4
0側の面に当接して、および上額縁35と上枠部材30
との屋内40側の面に当接して、屋内40側からビス4
6,42によって取付けられる第1取付け部44,41
aが形成され、下枠部材31の下方で下額縁36よりも
屋内40側には、補助部材56が配置され、第2取付け
部材8bには、下枠部材31の屋内40側の面に当接し
て屋内40側からビス52によって取付けられる第2取
付け部48と、下額縁36と補助部材56とを屋内40
側からビス57によって取付けられる第3取付け部55
とが形成され、竪枠部材28,29と上枠部材30と下
枠部材31との屋外24側の表面に周方向全周にわたっ
て弾発的に当接する第1シール材63が設けられ、かつ
竪額縁33,34と上額縁35と下額縁36との屋内4
0側には、壁体68の開口の内周面に周方向全周にわた
って弾発的に当接する第2シール材67が設けられ、下
額縁36には、第1シール材63よりも下方で、下方に
開放した係止溝60が形成され、補助部材56には、係
止溝60に嵌まり込む係止片59が立上って形成され、
建具枠9および額縁10が取付けられた第1および第2
取付け部材8a,8bは、建築構造物に取付けられるこ
とを特徴とする建具枠と額縁との取付け構造である。
【0005】
【作用】本考案に従えば、建具枠9および額縁10を第
1および第2取付け部材8a,8bに屋内40側から取
付けるようにしたので、同一方向から取付け作業を行う
ことができ、作業性の向上を図ることができる。
【0006】また、額縁10には、第1および第2シー
ル材63,67が設けられるので、屋外24側からの雨
水などの侵入を確実に防ぐことができる。また第1およ
び第2取付け部材8a,8bに屋内40側から建具枠9
および額縁10が固定され、下方に配置される下額縁3
6は補助部材56とともに前記第2取付け部材8bに固
定され、前記補助部材56に形成される係止片59は、
下額縁36に形成される係止溝60に嵌まり込む。この
係止片59は上方に立上って形成され、下枠部材31の
下方で下額縁36よりも屋内40側には、補助部材56
が配置されるので、雨水などの侵入を防ぐことができ
る。
【0007】
【実施例】図1は本考案の一実施例の鉛直断面図であ
り、図2はその実施例の水平断面図である。建築構造物
の上梁1はほぼ水平に延びて配置され、この上梁1と平
行に上下に間隔をあけて配置される下梁2が設けられ、
これらの上梁1および下梁2は一対の柱3,4によって
連結されて、構造体6が構成される。これらの上梁1、
下梁2、柱3,4は、たとえばH形鋼から成る。
【0008】このような構造体6には、フレーム7が取
付けられ、このフレーム7には、予め周方向に間隔をあ
けて固定された取付け部材8を介して建具枠9に額縁1
0が取付けられた状態で、その建具枠9が取付けられ
る。これらの建具枠9および額縁10は、たとえばアル
ミニウム製である。
【0009】前記フレーム7は、一対の竪材14,15
と、各竪材14,15を相互に連結する横材16,17
とを有する。竪材15の上部18は、上横材16よりも
上方に上梁1近傍まで延びて形成される。上部18に
は、フレーム7を鉛直方向および水平方向に変位させて
微調整する手段20が設けられ、この調整手段20によ
って上部18は上梁1に取付けられる。また、竪材15
の下部21にもまた、微調整手段23が設けられてお
り、この調整手段23を介してフレーム7が下梁2に取
付けられる。竪材14も、竪材15と同様な構成でフレ
ーム7に取付けられる。
【0010】前記竪材14,15および横材16,17
の屋外24側に臨む側部に、ボルト25a,25b(総
称する場合にはボルト25)によって前記取付け部材8
a,8b(総称する場合には取付け部材8)が固定され
る。この取付け部材8を介して予め前記建具枠9および
額縁10が連結される。建具枠9は、鉛直方向に延びる
一対の竪枠部材28,29と、各竪枠部材28,29を
連結する水平な上下一対の上枠部材30および下枠部材
31とを有し、略矩形状に枠組される。
【0011】また額縁10は、鉛直方向に延びる一対の
竪額縁33,34と、各竪額縁33,34をそれぞれ連
結する水平な上下一対の上額縁35および下額縁36と
を有し、略矩形状に枠組される。
【0012】前記竪額縁33,34および上額縁35
は、図3に具体的に示される取付け部材8aによって、
前記建具枠9を構成する竪枠部材28,29および上枠
部材30にそれぞれ固定される。この取付け部材8aに
は、ボルト挿通孔37を有する取付け片38が形成さ
れ、ボルト挿通孔37は、取付け部材8aが前記フレー
ム7に取付けられた状態において上下に延びて形成され
る。取付け片38には、屋外24側に向けてほぼ直角に
屈曲して延びる水平部39が形成される。この水平部3
9には、屋内40側に突出する取付け片41が形成さ
れ、この取付け片41の遊端部41aは、水平部39に
直角に前記取付け片38とは逆向き(図3の下方)に屈
曲して形成されており、前記建具枠9に固定するための
ビス42(図2参照)が挿通するビス挿通孔43が形成
される。
【0013】前記水平部39にはまた、屋外24側に直
角に連なる立上り部44が形成され、立上り部44の先
端部には、さらに屋外24側に直角に屈曲して連なる当
接部45が形成される。立上り部44には、前記額縁1
0を固定するためのビス46が挿通するビス挿通孔47
が形成される。これらのビス42,46は屋内40側か
ら同一方向に螺着される。このような取付け部材8aに
よって、前記四方組付けた建具枠9および四方組付けた
額縁10が連結され、建具枠9と額縁10とが一体化さ
れる。取付け部材8aは、その取付け部材8aのボルト
挿通孔37を挿通するボルト25aによって、略矩形状
に組立てられたフレーム7に取付けられる。
【0014】図4は、取付け部材8bを示す斜視図であ
る。この取付け部材8bは、下枠部材31が取付けられ
る支持部48と、支持部48にたとえばリベットなどに
よって固定される取付け部49とを有する。支持部48
は大略的にU字状に形成され、前記下枠部材31の屋内
40側の側壁に螺着される支持片50と、支持部48の
支持片50に一体的に連なる垂下片51とを有する。前
記支持片50の屋内40に臨む側部には、前記下枠部材
31に螺合するビス52が挿通するビス挿通孔53が形
成される。また垂下片51には、ボルト25bが挿通す
るボルト挿通孔54が上下に延びて形成される。
【0015】また、前記取付け部49には、屋外24側
に階段状に延びて形成される段差部55が形成される。
この段差部55に形成された挿通孔58にはビス57が
挿通し、補助部材56がビス57によって屋内40側か
ら螺着され、取付け部材8bに下枠部材31と下額縁3
6とが同一方向(すなわち屋内40側)から取付けられ
る。
【0016】図5は、補助部材56付近を拡大した鉛直
断面図である。前記補助部材56には、上方に突出する
係止片59が形成される。この係止片59は、下額縁3
6に形成される係止溝60に嵌まり込み、下額縁36が
補助部材56に係止される。係止溝60は、第1シール
材63よりも下方で、下方に開放している。
【0017】下額縁36の前記係止溝60よりも上方に
立上る立上り部61には溝62が形成される。溝62に
はゴムなどの弾発性を有する第1シール材であるパッキ
ン63が嵌着される。このような溝62は、竪額縁3
3,34および上額縁35にも形成されており、パッキ
ン63が周方向全周にわたって嵌着される。パッキン6
3は、前記補助部材56および下枠部材31の当接面6
4に弾発的に当接しており、額縁10に設けられる前記
パッキン63は、建具枠9の屋外24側に臨む当接面6
4に周方向全周にわたって弾発的に当接しており、さら
に屋内40側からビス46,57を締付けることによっ
て、前記パッキン63は圧縮され、その弾性回復力によ
って額縁10が建具枠9に水密に取付けられ、水密性が
達成される。
【0018】また下額縁36には第2シール材であるパ
ッキン67が嵌着され、パッキン67は壁体である外壁
68の内周面69に弾発的に当接している。このような
パッキン67は、竪額縁33,34および上額縁35に
も設けられており、前記外壁68の内周面69に周方向
全周にわたって当接している。これによって、水密性が
達成される。
【0019】また、下額縁36には、垂下部70が前記
外壁68の屋外24側に臨む表面に部分的に重なった状
態で延び、この表面71と前記垂下部70との間には、
たとえばシリコンまたはポリサルファイドなどの材料か
ら成るシール材72が充填される。このようなシール材
72は、前記外壁68の内周面69によって規定される
開口73の周囲を屋外24側で周方向全周にわたって塞
いでおり、これによって屋外24から屋内40側への雨
水などの侵入を防止することができる。
【0020】
【考案の効果】以上のように本考案によれば、建具枠9
および額縁10を第1および第2取付け部材8a,8b
に屋内40側から同一方向で固定するようにしたので、
全ての作業を屋内40側から行うことができ、作業性が
向上される。
【0021】しかも建具枠9と額縁10の当接面に対し
て第1シール材63が圧接する方向にビス46,42;
52,57によって取付けられることになるので、水密
性が向上される。また額縁10には、第2シール材67
が設けられるので、屋外24側からの雨水などの侵入を
確実に防止することができる。
【0022】また、下額縁36に形成される係止溝60
に、補助部材56に形成された係止片59を嵌め込んで
係止するようにしたので、これによってもまた前記下額
縁36を係止するとともに、下額縁36の上部から雨水
等の侵入があっても、その水の侵入を防止でき、防水性
を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の鉛直断面図である。
【図2】図1の実施例の水平断面図である。
【図3】取付け部材8aの具体的構成を示す斜視図であ
る。
【図4】取付け部材8bの具体的構成を示す斜視図であ
る。
【図5】補助部材56およびその付近を拡大して示す鉛
直断面図である。
【符号の説明】
8 取付け部材 9 建具枠 10 額縁 36 下額縁 56 補助部材 59 係止片 60 係止溝 63,67 パッキン 68 外壁

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建築構造物の壁体68に形成された開口
    に設けられる建具枠9と額縁10との取付け構造におい
    て、 額縁10と、その額縁10よりも屋内40側に配置され
    る建具枠9とを有し、 額縁10は、 一対の竪額縁33,34と、 竪額縁33,34の上部を連結する上額縁35と、 竪額縁33,34の下部を連結する下額縁36とを有
    し、 建具枠9は、 一対の竪枠部材28,29と、 竪枠部材28,29の上部を連結する上枠部材30と、 竪枠部材28,29の下部を連結する下枠部材31とを
    有し、 第1取付け部材8aには、竪額縁33,34と竪枠部材
    28,29との屋内40側の面に当接して、および上額
    縁35と上枠部材30との屋内40側の面に当接して、
    屋内40側からビス46,42によって取付けられる第
    1取付け部44,41aが形成され、 下枠部材31の下方で下額縁36よりも屋内40側に
    は、補助部材56が配置され、 第2取付け部材8bには、 下枠部材31の屋内40側の面に当接して屋内40側か
    らビス52によって取付けられる第2取付け部48と、 下額縁36と補助部材56とを屋内40側からビス57
    によって取付けられる第3取付け部55とが形成され、 竪枠部材28,29と上枠部材30と下枠部材31との
    屋外24側の表面に周方向全周にわたって弾発的に当接
    する第1シール材63が設けられ、かつ竪額縁33,3
    4と上額縁35と下額縁36との屋内40側には、 壁体68の開口の内周面に周方向全周にわたって弾発的
    に当接する第2シール材67が設けられ、 下額縁36には、第1シール材63よりも下方で、下方
    に開放した係止溝60が形成され、 補助部材56には、係止溝60に嵌まり込む係止片59
    が立上って形成され、 建具枠9および額縁10が取付けられた第1および第2
    取付け部材8a,8bは、建築構造物に取付けられるこ
    とを特徴とする建具枠と額縁との取付け構造。
JP1302991U 1991-03-08 1991-03-08 建具枠と額縁との取付け構造 Expired - Lifetime JP2555873Y2 (ja)

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JPH0552171U JPH0552171U (ja) 1993-07-09
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